JP2020084766A - 内燃機関システム - Google Patents

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Abstract

【課題】機関負荷が低い時に、燃焼用の燃料である圧縮天然ガスの燃焼性を向上させることができる内燃機関システムを提供すること。【解決手段】圧縮天然ガスが燃料として燃焼室に供給される内燃機関システムであって、圧縮天然ガスの第1供給経路に設けられ、圧縮天然ガスの圧力を減少させる第1減圧弁と、第1減圧弁で減圧された圧縮天然ガスを加熱する加熱装置と、加熱装置よりも第1供給経路の下流に設けられ、第1減圧弁で減圧された圧縮天然ガスを燃焼室に供給する第1インジェクタと、を備え、圧縮天然ガスは、内燃機関の機関負荷が予め定められた所定の機関負荷以下である場合に、加熱装置で加熱されて第1インジェクタから前記燃焼室に供給される、内燃機関システム。【選択図】図1

Description

本開示は、圧縮天然ガス(CNG:Compressed Natural Gas)を燃料として用いる内燃機関システムに関する。
従来、CNGを燃料として用いる内燃機関が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1には、着火用の燃料である軽油を筒内に噴射して着火させ、燃焼用の燃料であるCNGを燃焼させる内燃機関が開示されている。
特開2012−149537号公報
しかしながら、特許文献1に記載の内燃機関では、機関負荷が低い時に、燃焼用の燃料であるCNGを確実に燃焼させることができず、燃費の悪化および不燃燃料の排出等を招くという問題があった。なお、このような問題に対処するために、機関負荷が低い時に、着火用の燃料を燃焼に用いる手法が考えられるが、このような手法は、燃費の面で改善の余地がある。
本開示の目的は、機関負荷が低い時に、燃焼用の燃料である圧縮天然ガスの燃焼性を向上させることができる内燃機関システムを提供することである。
本開示の一態様に係る内燃機関システムは、圧縮天然ガスが燃料として燃焼室に供給される内燃機関システムであって、前記圧縮天然ガスの第1供給経路に設けられ、前記圧縮天然ガスの圧力を減少させる第1減圧弁と、前記第1減圧弁で減圧された前記圧縮天然ガスを加熱する加熱装置と、前記加熱装置よりも前記第1供給経路の下流に設けられ、前記第1減圧弁で減圧された前記圧縮天然ガスを前記燃焼室に供給する第1インジェクタと、を備え、前記圧縮天然ガスは、前記内燃機関の機関負荷が予め定められた所定の機関負荷以下である場合に、前記加熱装置で加熱されて前記第1インジェクタから前記燃焼室に供給される、内燃機関システムである。
本開示に係る内燃機関システムによれば、機関負荷が低い時に、燃焼用の燃料である圧縮天然ガスの燃焼性を向上させることができる。
図1は、第1実施形態に係る内燃機関システムを示す図である。 図2は、制御部の動作を示すフローチャートである。 図3は、第2実施形態に係る内燃機関システムを示す図である。 図4は、制御部の動作を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本開示はこの実施形態により限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1を参照して、第1実施形態に係る内燃機関システム1について説明する。図1は、第1実施形態に係る内燃機関システム1を示す図である。内燃機関システム1は、内燃機関10と、その燃料供給系および吸排気系とを含む。
内燃機関10のシリンダブロック11には、複数の気筒12が設けられている。なお、図1では、ひとつの気筒12のみが示されている。気筒12には、ピストン13が設けられている。ピストン13は、クランク軸にコンロッドを介して連結されており、クランク軸の回転に応じて気筒12内を上下動する。シリンダブロック11の上部を覆うシリンダヘッド14には、気筒12ごとに、インジェクタ15、吸気弁16および排気弁17が設けられている。気筒12の内壁18、ピストン13およびシリンダヘッド14に囲まれた空間により、燃焼室19が形成される。
内燃機関10に供給される空気は、エアクリーナ(不図示)を通り、インテークマニホルド(「吸気管」の一例)20においてCNGと混合されて混合気を形成する。混合気は、吸気弁16を介して気筒12内に導入される。気筒12内に導入された混合気は、気筒12内において圧縮される。この状態でインジェクタ15から軽油が噴射されると、当該軽油が着火元となって、CNGが燃焼する。内燃機関10からの排気は、排気弁17を介してエキゾーストマニホルド30に排出され、排気浄化装置、消音装置等(不図示)を通って外部に排出される。
内燃機関10の機関負荷が低い場合、インジェクタ15から噴射される軽油の量が少ない。そのため、気筒12内でCNGを十分に燃焼させることが困難となる。また、燃焼用の燃料であるCNGは、その温度によって、燃焼性が変化する。換言すると、CNGの温度は、燃焼性に影響を及ぼす。
本実施形態では、CNGは、タンク40から第1供給経路50または第2供給経路60を通ってインテークマニホルド20に供給される。タンク40に貯留されたCNGの圧力は、Pである。また、タンク40に貯留されたCNGの温度は、Tである。なお、内燃機関システム10は、第1供給経路50用の第1タンクと第2供給経路60用の第2タンクとを別個に有していてもよい。
第1供給経路50は、配管51、第1レギュレータ52(「第1減圧弁」の一例)、配管53、熱交換器54(「加熱装置」の一例)、配管55、および、第1インジェクタ56を含む。
配管51は、タンク40と第1レギュレータ52とを接続する。配管51の第一端は、タンク40に接続されている。配管51の第二端は、第1レギュレータ52に接続されている。タンク40に貯留されたCNGは、配管51内を通って第1レギュレータ52に供給される。
第1レギュレータ52は、タンク40から供給されたCNGの圧力を減少させる。第1レギュレータ52で減圧された後のCNGの圧力は、P11(<P)である。また、第1レギュレータ52による減圧によって、CNGの温度も低下する。第1レギュレータ52で減圧された後のCNGの温度は、T11(<T)である。
配管53は、第1レギュレータ52と熱交換器54とを接続する。配管53の第一端は、第1レギュレータ52に接続されている。配管53の第二端は、熱交換器54に接続されている。第1レギュレータ52で減圧されたCNGは、配管53内を通って熱交換器54に供給される。
熱交換器54は、内燃機関10を冷却するための冷却水との熱交換によって、第1レギュレータ52から供給されたCNGの温度を上昇させる。熱交換器54で昇温された後のCNGの温度は、T12(>T11)である。また、熱交換器54による昇温によって、CNGの圧力はほとんど変化しない。熱交換器54で昇温された後のCNGの圧力は、P12(≒P11)である。
熱交換器54で用いられる熱媒体としては、内燃機関10の冷却に用いられて高温となった冷却水が好適に用いられる。熱交換器54でのCNGとの熱交換により冷却された冷却水は、例えば冷却水循環ポンプの吸入口付近に戻される。なお、図1には、冷却水の流れが実線の矢印で示されている。
配管55は、熱交換器54と第1インジェクタ56とを接続する。配管55の第一端は、熱交換器54に接続されている。配管55の第二端は、第1インジェクタ56に接続されている。熱交換器54で昇温されたCNGは、配管55内を通って第1インジェクタ56に供給される。
第1インジェクタ56は、熱交換器54から供給されたCNGを、インテークマニホルド20内に噴射する。第1インジェクタ56は、第1噴射口57を有する。第1噴射口57の開口面積は、A11である。
また、第1インジェクタ56から噴射された後のCNGの温度は、T13(<T12)である。なお、第1インジェクタ56は、CNGをインテークマニホルド20内に噴射するものであるが、インテークマニホルド20は燃焼室19と接続されているため、インテークマニホルド20内に噴射されたCNGは燃焼室19に供給される。すなわち、第1インジェクタ56は、CNGを燃焼室19に供給している。
第2供給経路60は、配管61、第2レギュレータ62(「第2減圧弁」の一例)、配管65、および、第2インジェクタ66を含む。
配管61は、タンク40と第2レギュレータ62とを接続する。配管61の第一端は、タンク40に接続されている。配管61の第二端は、第2レギュレータ62に接続されている。タンク40に貯留されたCNGは、配管61内を通って第2レギュレータ62に供給される。
第2レギュレータ62は、タンク40から供給されたCNGの圧力を減少させる。第2レギュレータ62の設定圧力は、第1レギュレータ52の設定圧力より高い。第2レギュレータ62で減圧された後のCNGの圧力は、P21である。なお、P>P21>P11である。また、第2レギュレータ62による減圧によって、CNGの温度も低下する。第2レギュレータ62で減圧された後のCNGの温度は、T21である。なお、T>T21>T11である。
配管65は、第2レギュレータ62と第2インジェクタ66とを接続する。配管65の第一端は、第2レギュレータ62に接続されている。配管65の第二端は、第2インジェクタ66に接続されている。第2レギュレータ62で減圧されたCNGは、配管65内を通って第2インジェクタ66に供給される。
第2インジェクタ66は、第2レギュレータ62から供給されたCNGを、インテークマニホルド20内に噴射する。第2インジェクタ66は、第2噴射口67を有する。第2噴射口の開口面積は、A21(>A11)である。
また、第2インジェクタ66から噴射された後のCNGの温度は、T23(<T21)である。なお、第2インジェクタ66は、CNGをインテークマニホルド20内に噴射するものであるが、インテークマニホルド20は燃焼室19と接続されているため、インテークマニホルド20内に噴射されたCNGは燃焼室19に供給される。すなわち、第2インジェクタ66は、CNGを燃焼室19に供給している。
ここで、第1インジェクタ56から噴射されるCNGの温度T13と、第2インジェクタ66から噴射されるCNGの温度T23とを比較すると、T13>T23である。すなわち、第1供給経路50を通って第1インジェクタ56から噴射されるCNGの温度は、第2供給経路60を通って第2インジェクタ66から噴射されるCNGの温度よりも高い。
内燃機関システム1は、制御部70を備える。制御部70は、ハードウェアとして、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有する。以下において説明する制御部70の各機能は、CPUがROMから読み出したコンピュータプログラムをRAM上で実行することにより実現される。
制御部70には、クランク角センサ71およびアクセル開度センサ72が電気的に接続されている。クランク角センサ71は、内燃機関10のクランク角を検出する。アクセル開度センサ72は、内燃機関10が搭載された車両のアクセル開度を検出する。制御部70には、クランク角センサ71からのクランク角信号と、アクセル開度センサ72からのアクセル開度信号が入力される。制御部70は、クランク角信号に基づいて内燃機関10の機関回転数NEを算出する。また、制御部70は、アクセル開度信号に基づいて内燃機関10の機関負荷QEを算出する。
また、制御部70には、第1インジェクタ56、第2インジェクタ66、インジェクタ15、吸気弁16および排気弁17が電気的に接続されている。制御部70は、第1インジェクタ56からのCNGの噴射、および、第2インジェクタ66からのCNGの噴射をそれぞれ制御する。制御部70は、さらに、インジェクタ15からの軽油の噴射、吸気弁16の開閉、および、排気弁17の開閉を制御する。
図2を参照して、制御部70の動作について説明する。図2は、制御部70の動作を示すフローチャートである。図2に示すフローチャートは、所定の周期で繰り返し実行される。
ステップS1で、制御部70は、クランク角センサ71から入力されたクランク角信号に基づいて、内燃機関10の機関回転数NEを算出する。また、制御部70は、アクセル開度センサ72から入力されたアクセル開度信号に基づいて、内燃機関10の機関負荷QEを算出する。
ステップS1に続くステップS2で、制御部70は、機関負荷QEが所定の機関負荷QE以下か否かを判定する。なお、所定の機関負荷QEは、CNGの燃焼性を向上させるための制御を実行するか否かを判断するための閾値として、実験、シミュレーション等により予め求められ、制御部70が有する記憶部に記憶されている。なお、所定の機関負荷QEは、機関回転数NEに応じて可変とされてもよく、例えば、所定の機関負荷QEは、機関回転数NEが高いほど低い値とされてもよい。
ステップS2で、機関負荷QEが所定の機関負荷QE以下であると判定された場合(ステップS2:YES)、処理はステップS3に進む。そして、ステップS3において、制御部70は、第1インジェクタ56から燃料を噴射させて、処理を終了する。
ステップS2で、機関負荷QEが所定の機関負荷QE以下でないと判定された場合(ステップS2:NO)、処理はステップS4に進む。そして、ステップS4において、制御部70は、第2インジェクタ66から燃料を噴射させて、処理を終了する。
以上説明したように、第1実施形態に係る内燃機関システム1は、CNGが燃料として燃焼室19に供給される内燃機関システム1であって、CNGの第1供給経路50に設けられ、CNGの圧力を減少させる第1レギュレータ52と、第1レギュレータ52で減圧されたCNGを加熱する熱交換器54と、熱交換器54よりも第1供給経路50の下流に設けられ、第1レギュレータ52で減圧されたCNGを燃焼室19に供給する第1インジェクタ56と、を備え、CNGは、内燃機関10の機関負荷QEが予め定められた所定の機関負荷QE以下である場合に、熱交換器54で加熱されて第1インジェクタ56から燃焼室19に供給される、内燃機関システム1である。
これにより、内燃機関10の機関負荷が低い時に、高温のCNGを燃焼室19内に供給することができる。機関負荷が低い場合、インジェクタ15から噴射される軽油の量が少ない。そのため、CNGを十分に燃焼させることが困難となる。また、燃焼用の燃料であるCNGは、その温度によって、燃焼性が変化する。換言すると、CNGの温度は、燃焼性に影響を及ぼす。本実施形態によれば、内燃機関10の機関負荷が低い時に、高温のCNGを燃焼室19内に供給することで、CNGの燃焼性を向上させることができる。
また、第1実施形態に係る内燃機関システム1において、第1レギュレータ52は、CNGの圧力を第1圧力P11に減圧する。また、内燃機関システム1は、CNGの第2供給経路60に設けられ、前記圧縮天然ガスの圧力を前記第1圧力よりも高い第2圧力P21に減圧する第2レギュレータ62と、第2レギュレータ62で減圧されたCNGを燃焼室19に供給する第2インジェクタ66と、第1インジェクタ56および第2インジェクタ66を制御する制御部70と、をさらに備え、制御部70は、機関負荷が所定の機関負荷QE以下である場合に、CNGを第1インジェクタ56から燃焼室19に供給させ、機関負荷が所定の機関負荷QEよりも大きい場合に、CNGを第2インジェクタ66から燃焼室19に供給させる。
これにより、第1インジェクタ56および第2インジェクタ66のいずれか一方から燃料を噴射させるという簡単な制御で、内燃機関10の機関負荷が低い時に、高温のCNGを燃焼室19に供給することができる。また、CNGの噴射を行うインジェクタを切り替えるという構成のため、燃焼室19に供給されるCNGの温度の切り替えの応答性を向上させることができる。
また、これにより、以下に示す作用・効果を得ることができる。内燃機関10の機関負荷が低い場合、燃焼室19に供給されるCNGの量は少量である。すなわち、少量のCNGをインテークマニホルド20内に噴射することが要求される。本実施形態では、内燃機関10の機関負荷が低い場合には、第1インジェクタ56に供給された低圧のCNGが、第1インジェクタ56からインテークマニホルド20内に噴射される。
インジェクタに供給される燃料の圧力が低圧であれば、インジェクタからの燃料噴射量を細かく制御することが可能となる。そのため、内燃機関10の機関負荷が低い場合に、少量のCNGを高精度にインテークマニホルド20内に噴射することができる。よって、内燃機関10の機関負荷が低い場合の燃費を向上させることができる。
また、内燃機関10の機関負荷が高い場合、燃焼室19に供給されるCNGの量は多量である。すなわち、多量のCNGをインテークマニホルド20内に噴射することが要求される。本実施形態では、内燃機関10の機関負荷が高い場合には、第2インジェクタ66に供給された高圧のCNGが、第2インジェクタ66からインテークマニホルド20内に噴射される。
インジェクタに供給される燃料の圧力が高圧であれば、インジェクタから多量の燃料を噴射することが可能となる。よって、内燃機関10の機関負荷が高い場合に、供給すべき多量のCNGを確実にインテークマニホルド20内に噴射することができる。
また、インジェクタに供給される燃料の圧力が高圧であれば、インジェクタから噴射された後のCNGの減圧の程度が大きくなり、これに伴い、インジェクタから噴射された後のCNGが、より低温となる。そのため、内燃機関10の機関負荷が高い場合に、低温のCNGをインテークマニホルド20内に噴射することができる。機関負荷が高い場合には、CNGの燃焼性が過度に良好であるとノッキングが発生する可能性があるが、本実施形態によれば、機関負荷が高い場合に、低温のCNGを供給するため、ノッキングをより確実に抑制することができる。
また、第1実施形態に係る内燃機関システム1では、第1インジェクタ56に設けられた第1噴射口の開口面積A11は、第2インジェクタ66に設けられた第2噴射口の開口面積A21より小さい。
これにより、以下に示す作用・効果を得ることができる。上述のとおり、機関負荷が低い場合、少量のCNGをインテークマニホルド20内に噴射することが要求される。このとき、噴射口の開口面積が大きいと、要求よりも多量のCNGを噴射してしまう可能性がある。本実施形態によれば、機関負荷が低い場合に、開口面積の小さい第1噴射口57からCNGを噴射するため、少量のCNGを高精度にインテークマニホルド20内に噴射することができる。さらに、低圧のCNGを開口面積の小さい第1噴射口57から噴射するため、CNGをより高精度にインテークマニホルド20内に噴射することができる。
また、上述のとおり、機関負荷が高い場合、多量のCNGをインテークマニホルド20内に噴射することが要求される。このとき、噴射口の開口面積が小さいと、要求される噴射量を実現できない可能性がある。本実施形態によれば、機関負荷が高い場合に、開口面積の大きい第2噴射口67からCNGを噴射するため、多量のCNGをインテークマニホルド20内に噴射することができる。さらに、高圧のCNGを開口面積の大きい第2噴射口67から噴射するため、より多量のCNGをインテークマニホルド20内に噴射することができる。
(第2実施形態)
図3を参照して、第2実施形態に係る内燃機関システム101について説明する。図2は、第2実施形態に係る内燃機関システム101を示す図である。内燃機関システム101は、内燃機関110と、その燃料供給系および吸排気系とを含む。
内燃機関110のシリンダブロック111には、複数の気筒112が設けられている。なお、図3では、ひとつの気筒112のみが示されている。気筒112には、ピストン113が設けられている。ピストン113は、クランク軸にコンロッドを介して連結されており、クランク軸の回転に応じて気筒112内を上下動する。シリンダブロック111の上部を覆うシリンダヘッド114には、気筒112ごとに、インジェクタ115、吸気弁116および排気弁117が設けられている。燃焼室119は、気筒112の内壁118、ピストン113およびシリンダヘッド114に囲まれた空間により構成される。
内燃機関110に供給される空気は、エアクリーナ(不図示)を通り、インテークマニホルド(「吸気管」の一例)120においてCNGと混合されて混合気を形成する。混合気は、吸気弁116を介して気筒112内に導入される。気筒112内に導入された混合気は、気筒112内において圧縮される。この状態でインジェクタ115から軽油が噴射されると、当該軽油が着火元となって、CNGが燃焼する。内燃機関110からの排気は、排気弁117を介してエキゾーストマニホルド130に排出され、排気浄化装置、消音装置等(不図示)を通って外部に排出される。
内燃機関110の機関負荷が低い場合、インジェクタ115から噴射される軽油の量が少ない。そのため、気筒112内でCNGを十分に燃焼させることが困難となる。また、燃焼用の燃料であるCNGは、その温度によって、燃焼性が変化する。換言すると、CNGの温度は、燃焼性に影響を及ぼす。
本実施形態では、CNGは、タンク140から供給経路(「第1供給経路」の一例)150を通ってインテークマニホルド120に供給される。タンク140に貯留されたCNGの圧力は、Pである。また、タンク140に貯留されたCNGの温度は、Tである。
供給経路150は、配管151、レギュレータ152(「第1減圧弁」の一例)、配管153、熱交換器154(「加熱装置」の一例)、配管155、および、インジェクタ156(「第1インジェクタ」の一例)を含む。
配管151は、タンク140とレギュレータ152とを接続する。配管151の第一端は、タンク140に接続されている。配管151の第二端は、レギュレータ152に接続されている。タンク140に貯留されたCNGは、配管151内を通ってレギュレータ152に供給される。
レギュレータ152は、タンク140から供給されたCNGの圧力を減少させる。本実施形態では、レギュレータ152は、減圧後のCNGの圧力(以下、「設定圧力」という場合がある)を第1圧力P31または第2圧力P41に変更することが可能である。なお、P>P41>P31である。レギュレータ152の設定圧力の変更は、制御部170(後述する)からの制御信号に基づいて行われる。また、レギュレータ152による減圧によって、CNGの温度も低下する。レギュレータ152で第1圧力P31に減圧された後のCNGの温度は、T31である。また、レギュレータ152で第2圧力P41に減圧された後のCNGの温度は、T41である。なお、T>T41>T31である。
配管153は、レギュレータ152と熱交換器154とを接続する。配管153の第一端は、レギュレータ152に接続されている。配管153の第二端は、熱交換器154に接続されている。レギュレータ152で減圧されたCNGは、配管153内を通って熱交換器154に供給される。
熱交換器154は、内燃機関110を冷却するための冷却水との熱交換によって、レギュレータ152から供給されたCNGの温度を上昇させる。本実施形態では、熱交換器154に至る冷却水の流路に、熱交換器154の入力側と出力側とをバイパスするバイパス流路180と、切替弁181とが設けられている。切替弁181を第1状態とすることで、冷却水は、熱交換器154に供給される。これにより、CNGは加熱され、CNGの温度は上昇する。切替弁を第2状態とすることで、冷却水は、熱交換器154には供給されず、バイパス流路180を通って戻る。これにより、CNGは加熱されず、CNGの温度は上昇しない。切替弁181の切替は、制御部170からの制御信号に基づいて行われる。なお、熱交換器154による昇温によって、CNGの圧力はほとんど変化しない。
熱交換器154で用いられる熱媒体としては、内燃機関110の冷却に用いられて高温となった冷却水が好適に用いられる。熱交換器154でのCNGとの熱交換により冷却された冷却水は、例えば冷却水循環ポンプの吸入口付近に戻される。なお、図3には、冷却水の流れが矢印で示されている。実線の矢印は、冷却水が熱交換器154に供給される状態を示している。破線の矢印は、冷却水が熱交換器154に供給されない状態を示している。
配管155は、熱交換器154とインジェクタ156とを接続する。配管155の第一端は、熱交換器154に接続されている。配管155の第二端は、インジェクタ156に接続されている。熱交換器154で昇温されたCNGは、配管155内を通ってインジェクタ156に供給される。
インジェクタ156は、熱交換器154から供給されたCNGを、インテークマニホルド120内に噴射する。インジェクタ156は、噴射口157を有する。本実施形態では、噴射口157の開口面積は、第1面積A31または第2面積A41に変更することが可能である。噴射口157の開口面積の変更は、制御部170からの制御信号に基づいて行われる。
なお、インジェクタ156は、CNGをインテークマニホルド120内に噴射するものであるが、インテークマニホルド120は燃焼室119と接続されているため、インテークマニホルド120内に噴射されたCNGは燃焼室119に供給される。すなわち、インジェクタ156は、CNGを燃焼室119に供給している。
内燃機関システム101は、制御部170を備える。制御部170は、ハードウェアとして、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有する。以下において説明する制御部170の各機能は、CPUがROMから読み出したコンピュータプログラムをRAM上で実行することにより実現される。
制御部170には、クランク角センサ171およびアクセル開度センサ172が電気的に接続されている。クランク角センサ171は、内燃機関110のクランク角を検出する。アクセル開度センサ172は、内燃機関110が搭載された車両のアクセル開度を検出する。制御部170には、クランク角センサ171からのクランク角信号と、アクセル開度センサ172からのアクセル開度信号が入力される。制御部170は、クランク角信号に基づいて内燃機関110の機関回転数NEを算出する。また、制御部170は、アクセル開度信号に基づいて内燃機関110の機関負荷QEを算出する。
また、制御部170には、レギュレータ152、切替弁181、インジェクタ156、インジェクタ115、吸気弁116および排気弁117が電気的に接続されている。制御部170は、レギュレータ152の設定圧力の変更、切替弁181の切り替え、および、噴射口157の開口面積の変更を制御する。制御部170は、さらに、インジェクタ156からのCNGの噴射、インジェクタ115からの軽油の噴射、吸気弁116の開閉、および、排気弁117の開閉を制御する。
図4を参照して、制御部170の動作について説明する。図4は、制御部170の動作を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートは、所定の周期で繰り返し実行される。
ステップS11で、制御部170は、クランク角センサ171から入力されたクランク角信号に基づいて、内燃機関110の機関回転数NEを算出する。また、制御部170は、アクセル開度センサ172から入力されたアクセル開度信号に基づいて、内燃機関110の機関負荷QEを算出する。
ステップS11に続くステップS12で、制御部170は、機関負荷QEが所定の機関負荷QE以下か否かを判定する。なお、所定の機関負荷QEは、CNGの燃焼性を向上させるための制御を実行するか否かを判断するための閾値として、実験、シミュレーション等により予め求められ、制御部170が有する記憶部に記憶されている。なお、所定の機関負荷QE0は、機関回転数NEに応じて可変とされてもよく、例えば、所定の機関負荷QE0は、機関回転数NEが高いほど低い値とされてもよい。
ステップS12で、機関負荷QEが所定の機関負荷QE以下であると判定された場合(ステップS12:YES)、処理はステップS13に進む。ステップS13で、制御部170は、レギュレータ152の設定圧力を第1圧力P31とする。続くステップS14で、制御部170は、切替弁181を第1状態とする。そして、続くステップS15で、制御部170は、噴射口157の開口面積を第1面積A31とする。ステップS15の後、処理は終了する。
ステップS12で、機関負荷QEが所定の機関負荷QE以下でないと判定された場合(ステップS12:NO)、処理はステップS23に進む。ステップS23で、制御部170は、レギュレータ152の設定圧力を第2圧力P32とする。続くステップS24で、制御部170は、切替弁181を第2状態とする。そして、続くステップS25で、制御部170は、噴射口157の開口面積を第2面積A32とする。ステップS25の後、処理は終了する。
以上説明したように、第2実施形態に係る内燃機関システム101は、CNGが燃料として燃焼室119に供給される内燃機関システム101であって、CNGの供給経路150に設けられ、CNGの圧力を減少させるレギュレータ152と、レギュレータ152で減圧されたCNGを加熱する熱交換器154と、熱交換器154よりも供給経路150の下流に設けられ、レギュレータ152で減圧されたCNGを燃焼室119に供給するインジェクタ156と、を備え、CNGは、内燃機関110の機関負荷QEが予め定められた所定の機関負荷QE以下である場合に、熱交換器154で加熱されてインジェクタ156から燃焼室119に供給される、内燃機関システム101である。
これにより、内燃機関110の機関負荷が低い時に、高温のCNGを燃焼室119内に供給することができる。機関負荷が低い場合、インジェクタ115から噴射される軽油の量が少ない。そのため、CNGを十分に燃焼させることが困難となる。また、燃焼用の燃料であるCNGは、その温度によって、燃焼性が変化する。換言すると、CNGの温度は、燃焼性に影響を及ぼす。本実施形態によれば、内燃機関110の機関負荷が低い時に、高温のCNGを燃焼室119内に供給することで、CNGの燃焼性を向上させることができる。
また、第2実施形態では、熱交換器154に至る冷却水の流路に、熱交換器154の入力側と出力側とをバイパスするバイパス流路180と、切替弁181とを設け、制御部170によって切替弁181を第1状態または第2状態に切替可能とした。制御部170は、機関負荷QEが所定の機関負荷QE以下である場合に、切替弁181を第1状態とする。これにより、冷却水が熱交換器154に供給され、CNGが加熱される。また、制御部170は、機関負荷QEが所定の機関負荷QEより大きい場合に、切替弁181を第2状態とする。これにより、冷却水は熱交換器154に供給されず、CNGは加熱されない。
そのため、切替弁181を切り替えるという簡単な構造および制御で、内燃機関110の機関負荷が低い時に、高温のCNGを燃焼室119に供給することができる。
また、第2実施形態では、レギュレータ152の設定圧力を、制御部170によって第1圧力P31または第1圧力P31よりも高い第2圧力P41に変更可能とした。制御部170は、機関負荷QEが所定の機関負荷QE以下である場合に、設定圧力を第1圧力P31とする。また、制御部170は、機関負荷QEが所定の機関負荷QEより大きい場合に、設定圧力を第2圧力P41とする。
これにより、以下に示す作用・効果を得ることができる。内燃機関110の機関負荷が低い場合、燃焼室119に供給すべきCNGの量は少量である。すなわち、少量のCNGをインテークマニホルド120内に噴射することが要求される。本実施形態では、内燃機関110の機関負荷が低い場合には、低圧のCNGが、インジェクタ156からインテークマニホルド120内に噴射される。
インジェクタに供給される燃料の圧力が低圧であれば、インジェクタからの燃料噴射量を細かく制御することが可能となる。そのため、内燃機関110の機関負荷が低い場合に、少量のCNGを高精度にインテークマニホルド120内に噴射することができる。よって、内燃機関110の機関負荷が低い場合の燃費を向上させることができる。
また、内燃機関110の機関負荷が高い場合、燃焼室119に供給すべきCNGの量は多量である。すなわち、多量のCNGをインテークマニホルド120内に噴射することが要求される。本実施形態では、内燃機関110の機関負荷が高い場合には、高圧のCNGが、インジェクタ156からインテークマニホルド120内に噴射される。
インジェクタに供給される燃料の圧力が高圧であれば、インジェクタから多量の燃料を噴射することが可能となる。よって、内燃機関110の機関負荷が高い場合に、要求に基づく多量のCNGを確実にインテークマニホルド120内に噴射することができる。
また、インジェクタに供給される燃料の圧力が高圧であれば、インジェクタから噴射された後のCNGの減圧の程度が大きくなり、これに伴い、インジェクタから噴射された後のCNGが、より低温となる。そのため、内燃機関110の機関負荷が高い場合に、低温のCNGをインテークマニホルド120内に噴射することができる。機関負荷が高い場合には、ノッキングが発生する可能性があるが、本実施形態によれば、機関負荷が高い場合に、低温のCNGを供給するため、ノッキングをより確実に抑制することができる。
また、第2実施形態では、インジェクタ156の噴射口157の開口面積を、制御部170によって第1面積A31または第1面積A31よりも大きい第2面積A41に変更可能とした。制御部170は、機関負荷QEが所定の機関負荷QE以下である場合に、開口面積を第1面積A31とする。また、制御部170は、機関負荷QEが所定の機関負荷QEより大きい場合に、開口面積を第2面積A41とする。
これにより、以下に示す作用・効果を得ることができる。上述のとおり、機関負荷が低い場合、少量のCNGをインテークマニホルド120内に噴射することが要求される。このとき、噴射口の開口面積が大きいと、要求されるよりも大量のCNGを噴射してしまう可能性がある。本実施形態によれば、機関負荷が低い場合に、開口面積を小さくするため、少量のCNGを高精度にインテークマニホルド120内に噴射することができる。さらに、低圧のCNGを開口面積の小さい噴射口から噴射するため、CNGをより高精度にインテークマニホルド120内に噴射することができる。
また、上述のとおり、機関負荷が高い場合、多量のCNGをインテークマニホルド120内に噴射することが要求される。このとき、噴射口の開口面積が小さいと、要求される噴射量を実現できない可能性がある。本実施形態によれば、機関負荷が高い場合に、開口面積の大きくするため、多量のCNGをインテークマニホルド120内に噴射することができる。さらに、高圧のCNGを開口面積の大きい噴射口から噴射するため、より多量のCNGをインテークマニホルド120内に噴射することができる。
以下、第2実施形態の第1変形例〜第3変形例について説明する。第1変形例では、切替弁181を、第1状態と第2状態との間の所定位置に維持可能なものとする。制御部170は、機関回転数NEおよび機関負荷QEが低いほど、CNGが高温となり、かつ、機関回転数NEおよび機関負荷QEが高いほど、CNGが低温となるように、切替弁181を制御する。このようにすれば、CNGの温度を機関回転数NEおよび機関負荷QEに応じた適切な温度とすることができる。
第2変形例では、レギュレータ152の設定圧力を、第1圧力と第2圧力との間の所定圧力に設定可能とする。制御部170は、機関回転数NEおよび機関負荷QEが低いほど、CNGが低圧となり、機関回転数NEおよび機関負荷QEが高いほど、CNGが高圧となるように、レギュレータ152を制御する。このようにすれば、CNGの圧力を機関回転数NEおよび機関負荷QEに応じた適切な圧力とすることができる。
第3変形例では、インジェクタ156の噴射口157の開口面積を、第1面積と第2面積との間の所定面積に設定可能とする。制御部170は、機関回転数NEおよび機関負荷QEが低いほど、開口面積が小さくなり、機関回転数NEおよび機関負荷QEが高いほど、開口面積が大きくなるように、インジェクタ156を制御する。このようにすれば、噴射口の開口面積を機関回転数NEおよび機関負荷QEに応じた適切なものとすることができる。なお、上述の第1〜第3変形例は適宜組み合わせて用いることができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
上述の実施形態では、インジェクタからインテークマニホルド内にCNGを噴射するものを例に説明を行ったが、これに限定されない。インジェクタは、気筒内にCNGを噴射するものであってもよい。この場合にも、インジェクタから気筒内に噴射されたCNGと、気筒内に供給された空気とによって、混合気が形成される。
また、上述の実施形態では、加熱装置として、エンジン冷却水を用いた熱交換器でCNGを加熱するものを例に説明を行ったが、これに限定されない。熱交換器の熱媒体はエンジン冷却水には限定されない。また、加熱装置として、例えばヒータを用いてもよい。
本開示の内燃機関システムによれば、機関負荷が低い時に、燃焼用の燃料である圧縮天然ガスの燃焼性を向上させることができ、産業上の利用可能性は多大である。
1、101 内燃機関システム
10、110 内燃機関
11、111 シリンダブロック
12、112 気筒
13、113 ピストン
14、114 シリンダヘッド
15、115 インジェクタ
16、116 吸気弁
17、117 排気弁
18、118 内壁
19、119 燃焼室
20、120 インテークマニホルド
30、130 エキゾーストマニホルド
40、140 タンク
50 第1供給経路
51、53、55 配管
52 第1レギュレータ
54 熱交換器
56 第1インジェクタ
57 第1噴射口
60 第2供給経路
61、65 配管
62 第2レギュレータ
66 第2インジェクタ
67 第2噴射口
70、170 制御部
71、171 クランク角センサ
72、172 アクセル開度センサ
150 供給経路
151、153、155 配管
152 レギュレータ
154 熱交換器
156 インジェクタ
157 噴射口
180 バイパス流路
181 切替弁

Claims (9)

  1. 圧縮天然ガスが燃料として燃焼室に供給される内燃機関システムであって、
    前記圧縮天然ガスの第1供給経路に設けられ、前記圧縮天然ガスの圧力を減少させる第1減圧弁と、
    前記第1減圧弁で減圧された前記圧縮天然ガスを加熱する加熱装置と、
    前記加熱装置よりも前記第1供給経路の下流に設けられ、前記第1減圧弁で減圧された前記圧縮天然ガスを前記燃焼室に供給する第1インジェクタと、を備え、
    前記圧縮天然ガスは、前記内燃機関の機関負荷が予め定められた所定の機関負荷以下である場合に、前記加熱装置で加熱されて前記第1インジェクタから前記燃焼室に供給される、
    内燃機関システム。
  2. 前記第1減圧弁は、前記圧縮天然ガスの圧力を第1圧力に減圧するものであり、
    前記圧縮天然ガスの第2供給経路に設けられ、前記圧縮天然ガスの圧力を前記第1圧力よりも高い第2圧力に減圧する第2減圧弁と、
    前記第2減圧弁で減圧された前記圧縮天然ガスを前記燃焼室に供給する第2インジェクタと、
    前記第1インジェクタおよび前記第2インジェクタを制御する制御部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記機関負荷が前記所定の機関負荷以下である場合に、前記圧縮天然ガスを前記第1インジェクタから前記燃焼室に供給させ、前記機関負荷が前記所定の機関負荷よりも大きい場合に、前記圧縮天然ガスを前記第2インジェクタから前記燃焼室に供給させる、
    請求項1に記載の内燃機関システム。
  3. 前記第1インジェクタに設けられた第1噴射口の開口面積は、前記第2インジェクタに設けられた第2噴射口の開口面積より小さい、
    請求項2に記載の内燃機関システム。
  4. 前記第1インジェクタおよび前記第2インジェクタは、前記燃焼室に接続された吸気管内に前記圧縮天然ガスを噴射する、
    請求項2または3に記載の内燃機関システム。
  5. 前記加熱装置を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記機関負荷が前記所定の機関負荷以下である場合に、前記圧縮天然ガスを加熱し、かつ、前記機関負荷が前記所定の機関負荷より大きい場合に、前記圧縮天然ガスを加熱しないように、前記加熱装置を制御する、
    請求項1に記載の内燃機関システム。
  6. 前記制御部は、前記機関負荷が前記所定の機関負荷以下である場合に、前記圧縮天然ガスの圧力を第3圧力に減圧し、かつ、前記機関負荷が前記所定の機関負荷より大きい場合に、前記圧縮天然ガスの圧力を前記第3圧力よりも高い第4圧力に減圧するように、前記第1減圧弁を制御する、
    請求項5に記載の内燃機関システム。
  7. 前記制御部は、前記機関負荷が前記所定の機関負荷以下である場合に、前記第1インジェクタの噴射口の開口面積を第1面積とし、かつ、前記機関負荷が前記所定の機関負荷より大きい場合に、前記第1インジェクタの噴射口の開口面積を前記第1面積よりも大きい第2面積とするように、前記第1インジェクタを制御する、
    請求項5または6に記載の内燃機関システム。
  8. 前記第1インジェクタは、前記燃焼室に接続された吸気管内に前記圧縮天然ガスを噴射する、
    請求項5〜7のいずれか一項に記載の内燃機関システム。
  9. 前記加熱装置は、前記内燃機関の冷却水と前記圧縮天然ガスとの間で熱交換を行わせる熱交換器である、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の内燃機関システム。
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