JP2020081625A - ドライヤ - Google Patents

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浅野 雅朗
Masaaki Asano
雅朗 浅野
西村 拓也
Takuya Nishimura
拓也 西村
尚雄 田辺
Hisao Tanabe
尚雄 田辺
宏史 赤壁
Hiroshi Akakabe
宏史 赤壁
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Abstract

【課題】被乾燥対象を過剰に乾燥させてしまうのを抑制することを目的とする。【解決手段】ドライヤ10は、被乾燥対象に温風を当てて被乾燥対象を乾燥させ、温風を発生させる温風発生部30と、被乾燥対象の水分の含有量を検出する水分量検出部31と、水分量検出部31の検出結果に基づいて被乾燥対象の水分量が所定値以下であるか否かを判定する判定部40aと、判定部40aが、被乾燥対象の水分量が所定値以下であると判定した場合に、水分量の低下を報知する報知部32とを備え、水分量検出部31は、被乾燥対象の近赤外光の波長成分に基づいて水分の含有量を検出することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、被乾燥対象を乾燥させるドライヤに関する。
従来、ヘアドライヤとして、吸入口及び吐出口を有する送風流路が形成されたドライヤ本体を備え、吐出口から吐出させた温風を使用者の毛髪にあてて乾燥させるようにしたものが知られている。
特許文献1では、毛髪の乾燥時間をカウントするタイマを設け、演算部が、タイマによりカウントされた乾燥時間に基づいて、加熱すべき目標温度を演算し、毛髪温度測定部から出力された出力結果に基づいて、毛髪温度測定部により測定された温度が目標温度に達したか否かを判定し、加熱された毛髪の温度が目標温度に達したか否かに基づき、報知部への出力を制御している。
しかし、加熱された毛髪の温度により報知する方法では、髪の水分量が失われて、被乾燥対象である髪が過剰に乾燥させられてしまい、ダメージを受けてしまう場合があった。
特開2017−196020号公報
被乾燥対象を過剰に乾燥させてしまうのを抑制することを目的とする。
第1の発明では、被乾燥対象に温風を当てて被乾燥対象を乾燥させるドライヤ(10)であって、前記温風を発生させる温風発生部(30)と、前記被乾燥対象の水分の含有量を検出する水分量検出部(31)と、前記水分量検出部の検出結果に基づいて前記被乾燥対象の水分量が所定値以下であるか否かを判定する判定部(40a)と、前記判定部(40a)が、前記被乾燥対象の水分量が所定値以下であると判定した場合に、前記水分量の低下を報知する報知部(32)とを備え、前記水分量検出部(31)は、前記被乾燥対象の近赤外光の波長成分に基づいて水分の含有量を検出すること、を特徴とするドライヤ(10)を提供する。
第2の発明では、近赤外線を前記被乾燥対象に照射する照射部(33)を有すること、を特徴とする第1の発明のドライヤ(10)を提供する。
第3の発明では、前記温風発生部が発生させる温風を制御する温風制御部(40b)を備え、前記温風制御部(40b)は、前記判定部(40a)が、前記水分量が所定値以下であると判定した場合に、温風の風量、及び、温風の温度のうち少なくとも一方を低下させること、を特徴とする第1の発明又は第2の発明のドライヤ(10)を提供する。
本発明によれば、被乾燥対象を過剰に乾燥させてしまうのを抑制することができる。
第1実施形態のドライヤの構成を説明する図である。 第1実施形態のドライヤのブロック図である。 第1実施形態のドライヤの動作を説明するフローチャートである。 第2実施形態のドライヤの動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明のドライヤにおける好適な実施の形態について、図1から図4を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のドライヤ10の構成を説明する図である。
本実施形態のドライヤ10は、被乾燥対象である、使用者の髪を乾燥させる、いわゆるヘアドライヤである。
ドライヤ10は、使用者の髪の水分量を測定して、一定値(閾値)以下になった場合、使用者に対して髪の過剰な乾燥を報知する機能を有している。
ドライヤ10は、本体部20、把持部21を有する。
本体部20は、温風を発生させる部分であり、温風発生部30と、温風発生部30から発生した温風を通過させる送風流路22と、その温風をドライヤ10の外部へと放出する吐出口23と、温風発生部30に空気を吸入させる吸入口24とを備えている。
把持部21は、本体部20に一体に形成されており、ドライヤ10の使用者が握る部分である。本実施形態のドライヤ10は、本体部20と把持部21とでT字状又はL字状の外観となるように形成されている。
図2は、本実施形態のドライヤ10のブロック図である。
本実施形態のドライヤ10は、図2に示すように、その内部及び又は外装に、温風発生部30、水分量検出部31、報知部32、照射部33、ON/OFFスイッチ34、操作部35、表示部36、記憶部37、制御部40等を備えている。
温風発生部30は、温風を発生させる部分であり、送風部30aと加熱部30bとを備える。
送風部30aは、駆動モータとファン等から構成された送風機である。
加熱部30bは、例えば、電熱線等の電気抵抗体によって構成されたヒータである。
以上の構成により、温風発生部30は、送風部30aにより吸入口24から吸入した空気を加熱部30bに送り、加熱部30bにより加熱した空気を送風部30aにより吐出口23からドライヤ10の外部へと送出する。
温風発生部30の送風部30a及び加熱部30bは、それぞれ制御部40に接続されている。
水分量検出部31は、使用者の髪(髪の毛)の水分量を測定する部分であり、本実施形態では、水分子の吸収波長帯を観測し、吸収量の大小により水分量を判断する近赤外線分光センサが用いられ、非接触で水分量を測定できる。本実施形態の水分量検出部31は、水分量の検出精度を向上させる観点から、吐出口23の近傍に配置される。
なお、近赤外線分光センサには、例えば、SPECTRAL ENGINES社製の超小型近赤外分光センサーモジュール「NMシリーズ」を用いることができる。
水分には光(近赤外線)の特定波長を吸収する性質があり、物質に含まれる水分量が多くなれば、吸収される光のエネルギーも大きくなるので、この現象を利用して水分量を測定することができる。
具体的には、水分に吸収される波長には、1.2、1.45、1.94、2.95μm等があるので、水分の測定には、これらの波長光を測定光として選択して用いることができる。しかし、選択した測定光だけでは、検体の色や表面状態等の影響を受ける場合があるので、より正確に測定するには、水分に反応しない隣接した2つの波長光を参照光として同時に測定し、外乱要因を除去する。
例えば、水分量の測定値(IM−D)は以下の式にて求められる。
IM−D=K・LOG{(E1+E2)/(2・E3)}
ここで、E1は、参照光のエネルギー(水分に反応しない波長光:1.8μm)であり、E2は、参照光のエネルギー(水分に反応しない波長光:2.1μm)であり、E3は、測定光のエネルギー(水分に吸収される波長光:1.94μm)であり、Kは定数(ゲイン)である。
報知部32は、水分量検出部31によって測定した水分量が、所定の閾値(後述する)以下であることを使用者(ユーザー)に対して知らせる部分であり、本実施形態では、LED32aによる発光体により構成される。本実施形態の報知部32は、LED32aの光を使用者の眼に届きやすくする観点から、吐出口23の近傍に配置される。
なお、報知部32は、発光体(LED)である例で説明するが、これに限定されるものでなく、音を発するブザーや、スピーカー、振動を発生するバイブレータ等のいずれか又は、これら複数の組み合わせにより構成されるようにしてもよい。
照射部33は、より正確に水分量の測定を行うために必要な近赤外線を含む光を、被乾燥対象である髪に照射する光源であり、例えば、タングステンランプや、近赤外線LED等が用いられる。光の波長の異なる2以上の光源を使用すると好適である。本実施形態の照射部33は、ドライヤ10の吐出口23の近傍に設けられており、ドライヤ10から送出される温風の向きと、照射部33から照射される光の向きが略一致するようにして配置されている。
なお、水分量検出部31により十分に被乾燥対象である髪の水分量が測定できる場合、照射部33を省略してもよい。
ON/OFFスイッチ34は、ドライヤ10の各部に供給される電源のONとOFFとを切り換えるスイッチである。
ON/OFFスイッチ34は、把持部21に設けられており、把持部21を握った使用者の手によって操作される。
操作部35は、後述する閾値の設定や、その他ドライヤ10の操作に使用される複数のボタン群であり、例えば、「上げる」、「下げる」、「決定」、「開始」、及び「承認」等のボタンで構成される。
表示部36は、ドライヤ10の設定状態等を表示する表示装置であり、例えば、ドライヤ10の設定状態や、後述する水分量の閾値、水分量検出部31により検出した水分量の測定値等が表示される。表示部36には、液晶表示装置等が使用できる。なお、表示部36は、報知部32としても使用可能である。
記憶部37は、ROMとRAMから構成される。ROMはドライヤ10を制御する制御プログラムや、後述の判定部40aに係るプログラム等を保存している。RAMは一時記憶装置であり、入力された閾値や、水分量検出部31が測定した測定値等を記憶している。
制御部40は、ドライヤ10の各部(30〜37)を統括して制御する部分であり、例えば、組み込み型マイコンなどが使用される。具体的には、制御部40は、温風発生部30、報知部32、照射部33、表示部36、記憶部37を制御する。制御部40は、水分量検出部31、ON/OFFスイッチ34、及び操作部35から測定結果や、操作情報を取得する。
本実施形態の制御部40には、判定部40a、温風制御部40bが設けられている。
判定部40aは、水分量検出部31が検出した水分量の測定値と、記憶部37に記憶された閾値を比較し、水分量が閾値以下であるか否かを判定し、判定結果を出力する。
温風制御部40bは、温風発生部30を制御し、送風部30aの風量を調整したり、加熱部30bの加熱量を調整したりする。
温風制御部40bと温風発生部30は電力を供給できる線で接続されている。本実施形態では、温風制御部40bは、インバータ等の電力制御手段(不図示)を備えており、温風制御部40bから温風発生部30の電力が供給される。
次に、本実施形態のドライヤ10の動作について説明する。
図3は、第1実施形態のドライヤ10の制御部40の処理を説明するフローチャートである。
使用者によりドライヤ10のON/OFFスイッチ34がONにされたら、S1において、ドライヤ10の制御部40は、被乾燥対象である髪の水分量の閾値を設定するために、表示部36に閾値の設定画面を表示する。
次に、使用者が表示部36の表示に基づいて閾値を操作部35に設けられたボタンにより入力する。閾値の入力方法については、例えば、使用者は操作部35の「上がる」、「下がる」のボタンを使用して閾値を選択し、「決定」のボタンを押す。これにより閾値が決定される。
例えば、髪の水分量は11%以上15%以下が適当であるので、値としては15%を入力することができる。
S2において、制御部40は、操作部35により入力された閾値を取得し、記憶部37に保存する。
続いて、S3において、制御部40は、表示部36に乾燥処理を開始するか否かの画面を表示する。乾燥処理の開始が操作部35を介して選択された場合(S3:Yes)、S4に進み、乾燥処理の開始が選択されていない場合(S3:No)、乾燥処理の開始が選択されるまで待機する。
使用者が、表示部36に表示されたメッセージを確認して、操作部35を介して乾燥処理の開始が選択されたら(S3:Yes)、S4において、制御部40は、照射部33を制御して、被乾燥対象である髪に対して近赤外光を含む光を照射する。
続いて、S5において、制御部40は、水分量検出部31を制御して、使用者の髪の水分量の測定を開始する。具体的には、制御部40は、水分量検出部31から測定値を入力する。
次に、S6において、制御部40は、温風制御部40bにより温風発生部30を作動させて、使用者の髪に対し温風を送出する。
ここで、本実施形態の制御部40の温風制御部40bは、記憶部37に記憶した水分量の閾値と、S5において測定した水分量の測定値とに基づいて、送風部30a及び加熱部30bを制御して温風の風量及び温度を適切に調節した上で、温風を送出させる。これにより、使用者の現在の髪の水分量に基づいて、好適な温度、風量の温風を使用者の髪に送出することができ、髪の乾燥効率を向上させることができる。
S7において、制御部40は、判定部40aにより水分量検出部31による測定値が閾値以下であるか否かを判定する。ここで、上述の水分量検出部31による測定値は、一定時間(例えば、10秒)の平均値を用いるようにしてもよい。また、平均については、相加平均や、相乗平均、二乗平均などの一般化平均を用いることができる。
測定値が閾値以下であると判定した場合(S7:Yes)、S8に進み、測定値が閾値以下でないと判定した場合(S7:No)、S5に戻り、髪の水分量の測定等を繰り返す。
測定値が閾値以下であると判定したら(S7:Yes)、S8において、制御部40は、報知部32のLED32aを点燈させ、使用者に髪の水分量が閾値以下になった旨を報知する。また、制御部40は、表示部36に髪の水分量が閾値以下になった旨の報知画面を表示する。これにより、使用者に対して、髪の水分量が閾値以下になった旨をより気づき易くすることができる。
なお、使用者に対してより注意を引くようにするために、制御部40は、LED32aを点滅させたり、異なる色に変色させたりするようにしてもよい。また、報知部32は、LED32aを複数設けてより目立つようにしたり、各LEDの発光色を変化させたりするようにしてもよい。
更に、報知部32による報知と同時に、制御部40は、温風制御部40bに温風の風量を弱めるとともに、温風の温度を下げる指示を出す。温風制御部40bは、指示された内容に基づき、温風発生部30の送風部30a、加熱部30bを制御する。これにより、水分量が閾値以下になった使用者の髪を過剰に乾燥させてしまうのを抑制することができる。
なお、制御部40は、温風の温度又は風量のいずれか一方を下げたり、送風部30a及び加熱部30bを停止させ温風を完全に止めたり、加熱部30bを停止させ送風状態にしたりしてもよい。
S9において、制御部40は、使用者が表示部36に表示された報知画面を見て操作部35の「承認」ボタンが押されたか否かを確認する。「承認」ボタンが押されたと確認した場合(S9:Yes)、S10に移行する。「承認」ボタンが押されていない場合(S9:No)、一定時間待った後に再度S9を実行する。
「承認」ボタンが押されたと確認したら(S9:Yes)、S10において、制御部40は、報知部32を停止、具体的には、LED32aを消灯する。
続いて、S11において、制御部40は、表示部36に引き続き髪の乾燥処理を行うか否かの選択画面を表示する。
例えば、使用者の頭部の異なる部位の髪を引き続き乾燥させるなど、引き続き乾燥処理を行いたい場合、使用者の操作部35の操作により、引き続き乾燥処理を行う旨が選択され(S11:Yes)、S5に戻り、頭部の異なる部位の乾燥処理を引き続き行う。上記S5〜S12の処理が繰り返されることによって、髪を過剰に乾燥させてしまうことを抑制しつつ、髪全体を適度に乾燥させることができる。
引き続きの乾燥処理が不要な場合、操作部35の操作により引き続き乾燥処理を行わない旨が選択され(S11:No)、S12に移行する。
S12において、制御部40は、温風制御部40bにより温風発生部30を停止させるとともに、照射部33の照射を停止する。これにより、髪の乾燥処理が終了する。
以上より、本実施形態のドライヤ10は、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態のドライヤ10は、被乾燥対象である髪の水分の含有量を検出する水分量検出部31と、水分量検出部31の検出結果に基づいて被乾燥対象である髪の水分量が所定値以下であるか否かを判定する判定部40aと、判定部40aが、被乾燥対象である使用者の髪の水分量が所定値以下であると判定した場合に、水分量の低下を報知する報知部32とを備える。
これにより、使用者の注意を喚起することで、被乾燥対象を過剰に乾燥させてしまうのを抑制することができ、髪にダメージを与えてしまうのを抑制することができる。
(2)本実施形態のドライヤ10は、近赤外線を被乾燥対象である髪に照射する照射部33を有するので、より正確に髪の水分量を測定でき、髪を過剰に乾燥させてしまうのをより抑制することができる。
(3)本実施形態のドライヤ10は、判定部40aが、水分量が所定値以下であると判定した場合に、温風制御部40bが、温風の風量、及び、温風の温度のうち少なくとも一方を低下させるので、使用者の操作によらずとも、被乾燥対象である使用者の髪を過剰に乾燥させてしまう抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のドライヤについて説明する。
本実施形態のドライヤは、上述の第1実施形態のドライヤ10(図1、図2参照)と同様の構成を有している。第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第1実施形態のドライヤ10では、被乾燥対象である髪の水分量を1つの閾値に基づいて判定処理をしていたが、第2実施形態のドライヤでは、2つの閾値(第1の閾値と第2の閾値)を持ち、第1の閾値により報知部を制御し、第2の閾値により温風発生部30の制御を行う。なお、本実施形態では、第2の閾値は、第1の閾値よりも水分量が低い値である(閾値1>閾値2)。
本実施形態の記憶部37は、操作部35の操作により2つの閾値(第1の閾値、第2の閾値)を記憶することができる。
本実施形態の制御部40の判定部40aは、2つの閾値と比較できる構成となっており、水分量検出31から出力された測定値を、第1の閾値と比較し、水分量が第1の閾値以下であるか否かを判定し、また、水分量検出31から出力された測定値を、第2の閾値と比較して、水分量が第2の閾値以下であるか否かを判定する。
次に、本実施形態のドライヤの動作について説明する。
図4は、第2実施形態のドライヤの制御部40の処理を説明するフローチャートである。
使用者によりドライヤ10のON/OFFスイッチ34がONにされたら、S21において、ドライヤ10の制御部40は、被乾燥対象である髪の水分量の閾値を設定するために、表示部36に閾値の設定画面を表示する。具体的には、制御部40は、表示部36に第1の閾値及び第2の閾値の設定画面を表示する。
第1の閾値の入力方法については、例えば、使用者は操作部35の「上がる」「下がる」のボタンを使用して第1の閾値を選択し、「決定」のボタンを押す。これにより第1の閾値が決定される。なお、第2の閾値の入力方法についても同様である。
髪の水分量は11%以上15%以下が適当であるので、例えば、第1の閾値としては、15%に設定することができ、第2の閾値は、例えば、11%に設定することができる。
使用者が操作部35を操作して第1の閾値を設定したら、S22において、制御部40は第1の閾値を取得し、記憶部37に保存する。
続いて、使用者が、第1の閾値の設定と同様にして、操作部35を操作して第2の閾値を設定したら、S23において、制御部40は、第2の閾値を取得し、記憶部37に保存する。
各閾値の設定画面の表示の方法は、表示部36に第1の閾値と第2の閾値の表示をするエリアを別に設け、第1の閾値と第2の閾値とを同時に表示してもよく、また、一つのエリアに第1の閾値と第2の閾値を交互に表示してもよい。
続いて、S24において、制御部40は、表示部36に乾燥処理を開始するか否かの画面を表示する。乾燥処理の開始が操作部35を介して選択された場合(S24:Yes)、S25に進み、乾燥処理の開始が選択されていない場合(S24:No)、乾燥処理の開始が選択されるまで待機する。
使用者が、表示部36に表示されたメッセージを確認して、操作部35の操作を介して乾燥処理の開始を選択したら(S24:Yes)、S25において、制御部40は、照射部33を制御して、被乾燥対象である髪に対して近赤外光を含む光を照射する。
続いて、S26において、制御部40は、水分量検出部31を制御して、使用者の髪の水分量の測定を開始する。具体的には水分量検出部31から測定値を入力する。
次に、S27において、制御部40は、温風制御部40bにより温風発生部30を作動させて、使用者の髪に対し温風を送出する。
S28において、制御部40は、判定部40aにより水分量検出部31による測定値が第1の閾値以下であるか否かを判定する。
測定値が第1の閾値以下であると判定した場合(S28:Yes)、S29に進み、測定値が第1の閾値以下でないと判定した場合(S28:No)、S26に戻り、髪の水分量の測定等を繰り返す。
測定値が第1の閾値以下であると判定したら(S28:Yes)、S29において、制御部40は、報知部32のLED32aを点燈させ、使用者に髪の水分量が第1の閾値以下になった旨を報知する。また、制御部40は、表示部36に髪の水分量が第1の閾値以下になった旨の報知画面を表示する。これにより、使用者に対して、髪の水分量が第1の閾値以下になった旨をより気づき易くすることができる。
S30において、制御部40は、使用者が表示部36に表示された報知画面を見て操作部35の「承認」ボタンが押されたか否かを確認する。「承認」ボタンが押されたと確認した場合(S30:Yes)、S35に移行する。「承認」ボタンが押されていない場合(S30:No)、S31に移行する。
S31において、制御部40は、水分量検出部31により髪の水分量の測定を継続する。
S32において、制御部40は、判定部40aにより水分量検出部31による測定値が第2の閾値以下であるか否かを判定する。ここで、上述の水分量検出部31による測定値は、一定時間(例えば、10秒)の平均値を用いるようにしてもよい。また、平均については、相加平均の他に、相乗平均、二乗平均などの一般化平均を用いることができる。
測定値が第2の閾値以下であると判定した場合(S32:Yes)、S33に進み、測定値が第2の閾値以下でないと判定した場合(S32:No)、S30に戻る。
なお、測定値の平均値をとる場合、第1の閾値と比較する測定値と、第2の閾値と比較する測定値とで異なる計算方法による平均値を用いてもよい。
例えば、第1の閾値は測定値の相加平均値と比較し、第2の閾値は測定値の相乗平均値と比較する等であってもよい。また、平均値をとる時間(上述の一定時間)を第1の閾値と第2の閾値で変えてもよい。
S33において、制御部40は、温風制御部40bに温風の風量を弱めるとともに、温風の温度を下げる指示を出す。温風制御部40bは、指示された内容に基づき、温風発生部30の送風部30a、加熱部30bを制御する。
なお、制御部40は、温風の温度又は風量のいずれか一方を下げたり、送風部30a及び加熱部30bを停止させ温風を完全に止めたり、加熱部30bを停止させ送風状態にしたりしてもよい。
S34において、制御部40は、使用者が表示部36に表示された報知画面を見て操作部35の「承認」ボタンが押されたか否かを再度確認する。「承認」ボタンが押されたと確認した場合(S34:Yes)、S35に移行する。「承認」ボタンが押されていない場合(S34:No)、一定時間待った後に再度S34を実行する。
「承認」ボタンが押されたと確認したら(S30:Yes、S34:Yes)、S35において、制御部40は、報知部32を停止、具体的には、LED32aを消灯する。
続いて、S36において、制御部40は、表示部36に引き続き髪の乾燥処理を行うか否かの選択画面を表示する。
例えば、使用者の頭部の異なる部位の髪を引き続き乾燥させるなど、引き続き乾燥処理を行いたい場合、使用者の操作部35の操作により、引き続き乾燥処理を行う旨が選択され(S36:Yes)、S26に戻り、頭部の異なる部位の乾燥処理を行う。上記S26〜S36の処理が繰り返されることによって、髪を過剰に乾燥させてしまうことを抑制しつつ、髪全体を適度に乾燥させることができる。
引き続きの乾燥処理が不要な場合、操作部35の操作により引き続き乾燥処理を行わない旨が選択され(S36:No)、S37に移行する。
S37において、制御部40は、温風制御部40bにより温風発生部30を停止させるとともに、照射部33の照射を停止する。以上により、使用者の髪の乾燥処理が完了する。
以上より、本実施形態のドライヤは、上述の第1実施形態と同様の効果を奏する。
また、本実施形態のドライヤは、判定部が第1の閾値、第2の閾値に基づいて、報知部32の動作、温風発生部30の制御を行っている。これにより、本実施形態のドライヤは、例えば、髪の水分量が第1の閾値以下となり報知部32が作動(点等)したにもかかわらず、使用者が気づかずに、ドライヤを使用し続けたとしても、第2の閾値以下になった時点で、温風発生部30を制御して髪の水分量が低下しすぎてしまうのを大幅に抑制することができる。
以上、本発明のドライヤにおける実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
上述の各実施形態のドライヤは、水分量の測定は連続して行う例で説明したが、間欠的に行うものとしてもよい。この場合、ドライヤから送出される温風による外乱を排除するために、水分量の測定を行う際には温風を止めてもよい。これにより正確な水分量の測定ができる。
上述の実施形態では、ドライヤ10は、髪を乾かすヘアドライヤの例で説明したが、これに限定されるものでなく、例えば、工業用に用いられるドライヤとして用いてもよい。
上述の第2実施形態のドライヤは、判定部40aに2つの閾値を設定する例で説明したが、これに限定されるものでなく、3以上の閾値を設定するようにしてもよい。例えば、第2閾値よりも更に小さい値の第3の閾値を更に設け、髪の水分量が第3の閾値以下となった場合、温風発生部30を完全に停止させるようにしてもよい。これにより、使用者の髪の過剰な乾燥を防ぐことができる。
10 ドライヤ
20 本体部
21 把持部
22 送風流路
23 吸入口
24 吐出口
30 温風発生部
30a 送風部
30b 加熱部
31 水分量検出部
32 報知部
32a LED
33 照射部
34 ON/OFFスイッチ
35 操作部
36 表示部
37 記憶部
40 制御部
40a 判定部
40b 温風制御部

Claims (3)

  1. 被乾燥対象に温風を当てて被乾燥対象を乾燥させるドライヤであって、
    前記温風を発生させる温風発生部と、
    前記被乾燥対象の水分の含有量を検出する水分量検出部と、
    前記水分量検出部の検出結果に基づいて前記被乾燥対象の水分量が所定値以下であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が、前記被乾燥対象の水分量が所定値以下であると判定した場合に、前記水分量の低下を報知する報知部とを備え、
    前記水分量検出部は、前記被乾燥対象の近赤外光の波長成分に基づいて水分の含有量を検出すること、
    を特徴とするドライヤ。
  2. 近赤外線を前記被乾燥対象に照射する照射部を有すること、
    を特徴とする請求項1に記載されたドライヤ。
  3. 前記温風発生部が発生させる温風を制御する温風制御部を備え、
    前記温風制御部は、前記判定部が、前記水分量が所定値以下であると判定した場合に、温風の風量、及び、温風の温度のうち少なくとも一方を低下させること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたドライヤ。
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