JP2020071770A - 加煙試験器 - Google Patents

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Abstract

【課題】試験煙の発生に要する時間を短縮することが可能な加煙試験器を提供する。【解決手段】煙感知器に試験煙を供給して煙感知器を試験する加煙試験器であって、常時から液状である液状加煙剤が溜められるタンク部と、タンク部内の液状加煙剤に浸漬して液状加煙剤を吸い上げる吸い上げ部材と、吸い上げ部材を加熱して液状加煙剤を気化させ、試験煙を発生させるヒーターとを備えたものである。【選択図】図1

Description

本発明は、煙感知器の加煙試験に用いられる加煙試験器に関するものである。
煙感知器の加煙試験は、試験煙を煙感知器に供給してその作動試験を行うというものである。このような加煙試験に用いられる加煙試験器の一例として特許文献1に記載の加煙試験器がある。
特許文献1に開示された加煙試験器は、発煙剤を収容する発煙容器と、発煙容器内に収容されるヒーターと、発煙容器内において発煙剤に接触するように配置された金属製の吸い上げ部材とを備えている。吸い上げ部材は、金属細線を編組して構成されている。この加煙試験器では、発煙材として固形の発煙材を使用しており、まず、発煙剤を液化するための予熱を行う。具体的には、ヒーターをONし、ヒーターの熱を吸い上げ部材を介して発煙剤に伝達させることで、発煙剤を溶融して液化している。そして、予熱によって液化した発煙剤を毛細管現象によって吸い上げ部材で吸い上げ、吸い上げ部材に吸い上げられた発煙剤をヒーターで加熱することで、発煙剤を気化させて試験煙を発生させている。
特開2013−127765号公報
特許文献1では、固形の発煙剤を用いているため、発煙剤を液化するための予熱が必要であり、試験煙の発生までに時間を要するという問題があった。
本発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、試験煙の発生に要する時間を短縮することが可能な加煙試験器を得ることを目的としている。
本発明に係る加煙試験器は、煙感知器に試験煙を供給して煙感知器を試験する加煙試験器であって、常時から液状である液状加煙剤が溜められるタンク部と、タンク部内の液状加煙剤に浸漬して液状加煙剤を吸い上げる吸い上げ部材と、吸い上げ部材を加熱して液状加煙剤を気化させ、試験煙を発生させるヒーターとを備えたものである。
本発明によれば、常時から液状である液状加煙剤を吸い上げ部材で吸い上げ、吸い上げ部材で吸い上げられた液状加煙剤をヒーターで加熱して気化させ、試験煙を発生させるようにしたので、固形の加煙剤を用いる場合に比べて試験煙の発生に要する時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態1に係る加煙試験器の構成を示す概略図である。 図1の逆止弁の構成例を示す図である。 図1の逆止弁の別の構成例を示す図である。 図1の逆止弁のまた別の構成例を示す図である。 図1の排煙扉の開閉状態を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る加煙試験器の電気的な構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る加煙試験器の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態2に係る加煙試験器の電気的な構成を示すブロック図である。
以下、本発明における加煙試験器について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。更に、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る加煙試験器の構成を示す概略図である。
本実施の形態1に係る加煙試験器は、内部で試験煙を発生させて外部に放出する本体部10と、天井等に設置された煙感知器100の煙流入部100aを覆って、本体部10から放出された試験煙を煙感知器100に導くカバー体80とを備えている。
以下、各構成部分を詳細に説明する。
<本体部>
本体部10は、試験煙を発生させる発煙部20と、送風装置30と、送風装置30で発生した風を発煙部20内の後述のヒーター24に導く送風管40と、加煙試験器を制御する制御基板50と、電源供給部60とを有し、これらが筐体70内に配置された構成を有する。
発煙部20は、液状加煙剤21が溜められるタンク部22と、液状加煙剤21を吸い上げる吸い上げ部材23と、吸い上げ部材23を加熱するヒーター24とを備えている。ヒーター24は、ヒーター用コネクタ24aを介して制御基板50に電気的に接続されている。制御基板50は、乾電池又は充電式電池などで構成された電源供給部60からの給電によって動作する。制御基板50による制御については後述する。
タンク部22は、有底筒状に構成され、底面の内面側の中心部には円筒状の壁部25が立設しており、タンク部22と壁部25との間の環状空間に液状加煙剤21が溜められている。液状加煙剤21は、常時から液状を成している加煙剤であり、例えば流動パラフィン、グリセリン又はプロピレングリコールなどで構成される。
また、タンク部22の筒壁には、筐体70の外部からタンク部22内に液状加煙剤21を供給するための供給管26が接続されている。供給管26は、筐体70を貫通して設けられ、一端側の開口がタンク部22内と連通し、他端側の開口が筐体70の外部と連通しており、他端側の開口は給剤時以外、栓(図示せず)で塞がれている。
吸い上げ部材23は、湾曲した棒状を成し、両端部がタンク部22内の液状加煙剤21に浸漬している。吸い上げ部材23の両端部が液状加煙剤21に浸漬していることで、吸い上げ部材23は毛細管現象により液状加煙剤21を吸い上げて液状加煙剤21を保持している。吸い上げ部材23は、例えばグラスウールなどの繊維質素材で構成されている。
ヒーター24は、コイル状に形成されており、コイルの内側に吸い上げ部材23が挿通されている。ヒーター24は、吸い上げ部材23を加熱し、吸い上げ部材23に保持されている液状加煙剤21を気化させて試験煙を発生させる。なお、図1では、吸い上げ部材23がコイルの内側に挿通された構成を示したが、コイルの外側に巻いた構成としてもよい。
送風装置30は、試験煙を効率良く煙感知器100に誘導すると共に、試験煙の煙量を増やすために設けられたもので、エアポンプ又はファンなどで構成されている。送風装置30で発生した風は、送風管40によってタンク部22内に導かれ、ヒーター24に送風される。
送風管40は、タンク部22の底面を貫通して設置されている。送風管40は、具体的には、タンク部22の底面において壁部25の内側領域に下面側から貫通して上方に向けて延びて設置されている。そして、送風管40の上方側の開口である風出口40aには、逆止弁41が設けられている。逆止弁41は、本体部10が傾いた場合などに、風出口40aから送風管40に液状加煙剤21が逆流するのを防止するために設けられている。逆止弁41の構造は任意の構造を採用できるが、以下に構造例を示す。
図2は、図1の逆止弁の構成例を示す図で、(a)は非加煙時、(b)は加煙時、の逆止弁の状態を示している。
図2に示す逆止弁41は、バネ90と、バネ90によって付勢されて送風管40の風出口40aを閉じるように形成された弁体91とを備える。非加煙時は、(a)に示すようにバネ90の付勢力により弁体91が風出口40aの周囲に押し当てられ、風出口40aが塞がれる。加煙時は、(b)に示すように、点線矢印で示す送風管40からの風によって弁体91がバネ90の付勢力に抗って押し上げられ、これにより風出口40aが開放される。
図3は、図1の逆止弁の別の構成例を示す図で、(a)は非加煙時、(b)は加煙時、の逆止弁の状態を示している。
図3に示す逆止弁41は、ボール92を備える。非加煙時は、(a)に示すようにボール92の自重で風出口40aを塞ぐ。加煙時は、(b)に示すように点線矢印で示す送風管40からの風によってボール92が押し上げられ、風出口40aが開放される。
図4は、図1の逆止弁のまた別の構成例を示す図で、(a)は非加煙時、(b)は加煙時、の逆止弁の状態を示している。
図4に示す逆止弁41は、2枚の板部93が軸部94を中心に回転する蝶番状を成している。非加煙時は、(a)に示すように2枚の板部93で風出口40aを塞ぐ。加煙時は、(b)に示すように、点線矢印で示す送風管40からの風によって2枚の板部93が軸部94を中心に回転し、風出口40aが開放される。
ここで、図1の説明に戻る。
<カバー体>
カバー体80は、樹脂製の円筒部81と、円筒部81の上部に連続して設けられたゴム製の蛇腹部82とを有する。円筒部81は有底筒状であって、円筒部81の底面には、発煙部20で発生した試験煙をカバー体80内に受け入れる煙流入口81aが形成されている。煙流入口81aには排煙扉83が設けられている。
図5は、図1の排煙扉の開閉状態を示す図で、(a)は非加煙時、(b)は加煙時を示している。
排煙扉83は手動で開閉可能であり、非加煙時は、(a)に示すように煙流入口81aを塞ぎ、タンク部22内の液状加煙剤21がカバー体80内に漏れることを防ぐ。加煙時は、(b)に示すように排煙扉83をスライドさせて煙流入口81aを開放し、発煙部20で発生した試験煙がカバー体80内に流入できるようにする。
図6は、本発明の実施の形態1に係る加煙試験器の電気的な構成を示すブロック図である。
加煙試験器は、制御基板50に設けられ、加煙試験器全体を制御する制御部51と、制御部51と電源供給部60とを接続する電源スイッチ52と、煙感知器100の試験を行う作業員によって操作され、加煙の開始を指示する加煙開始スイッチ53とを備えている。
制御部51は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、CPUのような演算装置と、その上で実行されるソフトウェアとにより構成することもできる。
制御部51は、電源スイッチ52がONの状態で加煙開始スイッチ53がONされると、ヒーター24への給電を開始する。ヒーター24への給電は、DCでもよいしPWM(Pulse Width Modulation)でもよい。PWMによる給電では、PWM制御された電圧をヒーター24へ給電する。PWMでの給電を行う場合、電源供給部60の消費を抑えつつヒーター24の加熱を行うことができる。
また、制御部51は、電源スイッチ52がONの状態で加煙開始スイッチ53がONされると、送風装置30への給電を開始する。制御部51は、送風装置30への給電を制御して送風装置30を間欠的に動作させる。送風装置30を仮に、常時、動作させるようにした場合、ヒーター24の温度が下がり、効率的に試験煙を発生させることが難しくなる可能性がある。このため、送風装置30を間欠的に動作させるようにしている。なお、送風装置30の動作は間欠的な動作に限定するものではなく、効率的に試験煙を発生させることができるのであれば、常時、動作させるようにしてもよい。
ここで、送風装置30を動作させた場合と動作させない場合とを比較すると、動作させた場合の方が、煙量を増加させることができる。これは、加熱されて蒸発温度以上に達した液状加煙剤21に送風装置30からの風が当たることで、液状加煙剤21の蒸気が冷却されて凝縮されることに因ると考えられる。このように、送風装置30を動作させた方が煙量を増加させることができるため、送風装置30を備えた構成とすることが好ましいが、送風装置30を動作させなくても煙は発生するため、本発明は、送風装置30を設けない構成も含むものとする。
次に、上記のように構成された本実施の形態1の動作を説明する。
煙感知器100の試験を行う作業員は、電源スイッチ52をONにすると共に加煙開始スイッチ53をONにする。そして、例えば天井に設置された煙感知器100の煙流入部100aを、図1に示すようにカバー体80で下方から覆う。
電源スイッチ52及び加煙開始スイッチ53がONされることで、制御部51は、ヒーター24に給電し、ヒーター24の加熱を開始すると共に、送風装置30を動作させる。ヒーター24が加熱することで、吸い上げ部材23に保持されている液状加煙剤21が気化し、試験煙が発生する。ここで、液状加煙剤は常時から液状であるため、固形の加煙剤を用いた場合のように、加煙剤を溶解させるための予熱が不要であり、加煙開始スイッチ53がONされてから試験煙が発生するまでの時間を短時間化できる。
そして、送風装置30が動作することにより、送風装置30からの風が、送風管40を通じてヒーター24に下から送風される。これにより、ヒーター24の加熱によって発生した試験煙が、タンク部22内の上部に向かって流れる。そして、タンク部22内の上部に向かった試験煙は、タンク部22の上部の開口22aから放出され、煙流入口81aを介してカバー体80内に流入し、カバー体80内に充満する。ここで、送風装置30は、上述したように間欠的に動作するため、ヒーター24を冷やし過ぎることが無く、液状加煙剤21の気化が効率良く行われる。
そして、カバー体80内に試験煙が充満することで、煙感知器100が正常に動作していれば、煙感知器100に設けた確認灯が点灯し、煙感知器100が正常であることを確認できる。一方、煙感知器100に不具合があれば、確認灯が点灯せず、煙感知器100に不具合があることを確認できる。確認灯は例えばLEDで構成される。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、常時から液状の液状加煙剤21を用いることで、固形の加煙剤を用いる場合の予熱が不要であり、加煙開始スイッチ53がONされてから液状加煙剤21が発生するまでの時間を短時間化できる。
また、ヒーター24に送風する送風装置30を備えたため、ヒーター24に送風しない構成よりも、試験煙の煙量を増加させることができ、煙感知器100の試験の短時間化を図ることができる。
また、タンク部22の底面を下面側から貫通して上方に向けて延びる送風管40を備え、送風装置30からの風を送風管40を介してヒーター24に下から送風し、タンク部22の上部の開口22aから試験煙を放出する構成とした。煙感知器100は天井に設置されることから、発煙部20から発生した試験煙が上方に向かう構成が望ましく、送風管40の配置を上記の配置とすることで、試験煙を効率良く煙感知器100に誘導することができる。
また、送風装置30は間欠的に送風を行うため、ヒーター24を冷やし過ぎることが無く、液状加煙剤21の気化を効率良く行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、作業員による加煙開始スイッチ53の操作で加煙を開始する形態を示したが、実施の形態2は、煙感知器100の接近を検知して加煙を開始する形態に関する。また、実施の形態1では、ヒーター24の加熱温度の制御は行っていなかったが、実施の形態2は、ヒーター24の加熱温度を制御する形態に関する。以下、実施の形態2が実施の形態1と異なる点を中心に説明するものとし、本実施の形態2で説明されていない構成は実施の形態1と同様である。
図7は、本発明の実施の形態2に係る加煙試験器の構成を示す概略図である。図8は、本発明の実施の形態2に係る加煙試験器の電気的な構成を示すブロック図である。
実施の形態2の加煙試験器は、図1に示した実施の形態1の加煙試験器に更に、接近検知センサー54と、温度センサー55とを備えている。接近検知センサー54は、接近検知センサー54に煙感知器100が接近したことを検知するセンサーである。接近検知センサー54は、煙感知器100の接近を検知すると、検知信号を制御部51に出力する。接近検知センサー54は、具体的には近接センサー又はリミットスイッチなどで構成される。
温度センサー55は、自身が設置された設置箇所の周囲温度を計測するセンサーである。温度センサー55は、周囲温度を計測し、計測信号を制御部51に出力する。温度センサー55は、図7に示したように発煙部20の外部に配置して発煙部20の周囲温度を計測してもよいし、発煙部20のタンク部22内に配置してタンク部22内の温度を計測するようにしてもよいし、本体部10の内部(例えば制御基板50上)に設置してタンク部22外かつ本体部10(筐体)内部の温度を測定してもよい。
制御部51は、電源スイッチ52がONの状態で接近検知センサー54からの検知信号が入力されると、ヒーター24への給電を開始する。また、制御部51は、温度センサー55からの計測信号に基づいてヒーター24への給電量を制御して加熱温度を制御する。温度センサー55で計測される周囲温度により加煙効率の変化が懸念されるため、温度センサー55によって周囲温度を監視することで、ヒーター24の加熱温度を制御して適切な加煙を行うようにしている。
次に、上記のように構成された本実施の形態2の動作を説明する。以下、実施の形態2の動作が実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
煙感知器100の試験を行う作業員は、電源スイッチ52をONにし、例えば天井に設置された煙感知器100の煙流入部100aを、図1に示すようにカバー体80で下方から覆う。これにより、煙感知器100の接近が接近検知センサー54によって検知され、検知信号が制御部51に出力される。制御部51は、検知信号の入力によりヒーター24への給電を開始する。
制御部51は、ヒーター24への給電を開始後、温度センサー55からの計測信号に応じてヒーター24への給電量を制御し、ヒーター24の加熱温度を制御する。具体的には、制御部51は、温度センサー55で計測された周囲温度に応じてPWM周期を調整して適切に加煙を行う。なお、ヒーター24の給電制御は、DCとPWMとを組み合わせ、電源スイッチ52のON直後は、DCで例えば数秒給電してヒーター24の温度を急速に上昇させ、その後、周囲温度に応じたPWM制御による給電に切り替えて給電を行うようにしてもよい。
以上説明したように本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、接近検知センサー54を備えたことで更に以下の効果を有する。すなわち、接近検知センサー54で煙感知器100の接近を検知してヒーター24を駆動するようにしたので、煙感知器100を試験するときだけ試験煙を発生させることができる。
また、温度センサー55により計測された周囲温度に応じてヒーター24の給電量を制御するようにしたので、適切な加煙を行うことができる。具体的には、温度センサー55で計測された周囲温度に応じてPWM周期を調整して適切に加煙を行う。
また、ヒーター24の給電制御としてPWM制御を行うことで、電源供給部60の消費電力量を低減しつつヒーター24の加熱が可能である。
また、ヒーター24の駆動がONされた直後は、予め設定された時間、DCによる給電を行い、その後、周囲温度に応じたPWM制御に切り替えるようにしてもよい。この場合、最初からPWM制御による給電を行う場合に比べてヒーター24の加熱温度の上昇スピードを速めることができ、発煙までの時間を早めることができる。
なお、ここでは、接近検知センサー54を備えた構成において温度センサー55を更に備えた構成を示したが、実施の形態1の構成に温度センサー55を備えた構成としてもよい。
10 本体部、20 発煙部、21 液状加煙剤、22 タンク部、22a 開口、23 吸い上げ部材、24 ヒーター、24a ヒーター用コネクタ、25 壁部、26 供給管、30 送風装置、40 送風管、40a 風出口、41 逆止弁、50 制御基板、51 制御部、52 電源スイッチ、53 加煙開始スイッチ、54 接近検知センサー、55 温度センサー、60 電源供給部、70 筐体、80 カバー体、81 円筒部、81a 煙流入口、82 蛇腹部、83 排煙扉、90 バネ、91 弁体、92 ボール、93 板部、94 軸部、100 煙感知器、100a 煙流入部。

Claims (8)

  1. 煙感知器に試験煙を供給して前記煙感知器を試験する加煙試験器であって、
    常時から液状である液状加煙剤が溜められるタンク部と、
    前記タンク部内の前記液状加煙剤に浸漬して前記液状加煙剤を吸い上げる吸い上げ部材と、
    前記吸い上げ部材を加熱して前記液状加煙剤を気化させ、試験煙を発生させるヒーターとを備えた加煙試験器。
  2. 前記ヒーターに送風する送風装置を備えた請求項1記載の加煙試験器。
  3. 前記タンク部の底面を下面側から貫通して上方に向けて延びる送風管を備え、
    前記送風装置からの風を前記送風管を介して前記ヒーターに下から送風し、前記タンク部の上部に形成された開口から前記試験煙を外部に放出する請求項2記載の加煙試験器。
  4. 前記送風装置は、間欠的に送風を行う請求項2又は請求項3記載の加煙試験器。
  5. 前記煙感知器の接近を検知する接近検知センサーを備え、前記接近検知センサーの検知信号により前記ヒーターが駆動される請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の加煙試験器。
  6. 周囲温度を計測する温度センサーを備え、前記温度センサーにより計測された周囲温度に基づいて前記ヒーターへの給電を制御する請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の加煙試験器。
  7. 前記ヒーターへの給電をPWM制御で行い、前記温度センサーにより計測された周囲温度に応じてPWM周期を調整する請求項6記載の加煙試験器。
  8. 前記ヒーターの駆動がONされた直後は、予め設定された時間、DCによる給電を行い、その後、前記温度センサーにより計測された周囲温度に応じた前記PWM制御に切り替える請求項7記載の加煙試験器。
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