JP2020080920A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗濯処理剤を自動で投入する機能を備えたものにおいて、注入口の周辺に残された処理剤が乾燥して固化することを要因とした詰りを抑制する。【解決手段】洗濯機は、水槽と、外部の水源に接続されて外部の水源からの水を水槽に給水する給水経路と、給水経路を開閉する給水弁と、複数回分の洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンクと、処理剤タンクと給水経路とを接続し処理剤タンク内の洗濯処理剤を給水経路に注入するための処理剤注入経路と、を有し、処理剤タンク内に貯留された洗濯処理剤のうち所定量を処理剤注入経路から給水経路を介して水槽内に投入することができる自動投入装置と、を備える。給水経路は、給水弁を閉じた場合に水が残留する水残留部を有する。処理剤注入経路の出口となる注入口は、水残留部に設けられている。【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
近年、ユーザの利便性向上の要望に応えるため、洗剤や柔軟剤などの洗濯処理剤を処理剤タンク内に予め複数回分貯留しておき、洗濯運転中に必要量を処理剤タンクから自動的に水槽内へ投入する洗濯機が開発されている。このような洗濯機において、処理剤タンクは、水道など外部の水源からの水を水槽に供給するための給水経路に接続されている。そして、洗濯処理剤は、処理剤タンクから給水経路に注入された後、給水経路を流れる水とともに水槽内に投入される。
この場合、処理剤タンクと給水経路とを接続する注入経路の出口、つまり給水経路に洗濯処理剤を注入するための注入口の周辺には、流し残された処理剤が残留することがある。しかしながら、洗濯機が運転されていないときには、給水経路内には水は充満していないため、洗濯機の運転が行われない期間が長期間続くと、注入口の周辺の残された処理剤が乾燥して固化し、その結果、注入口の詰りの原因となることがあった。
そこで、洗濯処理剤を自動で投入する機能を備えたものにおいて、注入口の周辺に残された処理剤が乾燥して固化することを要因とした詰りを抑制することができる洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、水槽と、外部の水源に接続されて前記外部の水源からの水を前記水槽に給水する給水経路と、前記給水経路を開閉する給水弁と、複数回分の洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンクと、前記処理剤タンクと前記給水経路とを接続し前記処理剤タンク内の洗濯処理剤を前記給水経路に注入するための処理剤注入経路と、を有し、前記処理剤タンク内に貯留された洗濯処理剤のうち所定量を前記処理剤注入経路から前記給水経路を介して前記水槽内に投入することができる自動投入装置と、を備える。前記給水経路は、前記給水弁を閉じた場合に水が残留する水残留部を有する。前記処理剤注入経路の出口となる注入口は、前記水残留部に設けられている。
以下、複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。なお、各実施形態は、図1に示す横軸または斜め軸型のドラム式洗濯機、及び図2に示す縦軸型の洗濯機のいずれにも適用することができる。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
図1に示す洗濯機10は、外箱11、水槽12、回転槽13、扉14、モータ15、及び排水弁16を備えている。なお、図1の左側を洗濯機10の前側とし、図1の右側を洗濯機10の後側とする。また、洗濯機10の設置面側つまり鉛直下側を、洗濯機10の下側とし、設置面と反対側つまり鉛直上側を、洗濯機10の上側とする。洗濯機10は、回転槽13の回転軸が水平又は後方へ向かって下降傾斜したいわゆる横軸型のドラム式洗濯機である。この場合、水槽12及び回転槽13は、洗濯物を収納する洗濯槽として機能する。
第1実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
図1に示す洗濯機10は、外箱11、水槽12、回転槽13、扉14、モータ15、及び排水弁16を備えている。なお、図1の左側を洗濯機10の前側とし、図1の右側を洗濯機10の後側とする。また、洗濯機10の設置面側つまり鉛直下側を、洗濯機10の下側とし、設置面と反対側つまり鉛直上側を、洗濯機10の上側とする。洗濯機10は、回転槽13の回転軸が水平又は後方へ向かって下降傾斜したいわゆる横軸型のドラム式洗濯機である。この場合、水槽12及び回転槽13は、洗濯物を収納する洗濯槽として機能する。
図2に示す洗濯機20は、外箱21、水槽22、回転槽23、内蓋241、外蓋242、モータ25、及び排水弁26を備えている。なお、図2の左側を洗濯機20の前側とし、図2の右側を洗濯機20の後側とする。また、洗濯機20の設置面側つまり鉛直下側を、洗濯機20の下側とし、設置面と反対側つまり鉛直上側を、洗濯機20の上側とする。洗濯機20は、回転槽23の回転軸が鉛直方向を向いた縦型洗濯機である。この場合、水槽22及び回転槽23は、洗濯物を収納する洗濯槽として機能する。
図1及び図2に示すように、洗濯機10、20は、それぞれ給水経路30、給水弁40、及び自動投入装置50を備えている。給水経路30、給水弁40、及び自動投入装置50は、いずれも外箱11、21内の上部に設けられている。給水経路30は、水道の蛇口など外部の水源と水槽12、22とを繋ぎ、外部の水源からの水を水槽12、22内に供給するための経路である。給水経路30は、給水弁40を介して例えば水道の蛇口など外部の水源に接続されおり、その外部の水源からの水を受けて水槽12、22内に給水する。
本実施形態の場合、洗濯機10、20は、それぞれ注水ケース17、27を備えている。注水ケース17、27は、全体として容器状に形成されており、1回の洗濯運転で使用する量の洗濯処理剤を内部に収容可能に構成されている。図3に示すように、給水経路30の一部は、注水ケース17、27の内部を通っている。この場合、給水経路30のうち注水ケース17、27内を通る部分は、注水ケース17、27と一体に構成しても良いし、別体に構成しても良い。
給水弁40は、電磁駆動式の開閉弁であり、給水経路30を開閉する。給水弁40は、図示しない洗濯機10、20の制御装置からの制御信号によって開閉動作が制御される。給水弁40が開状態になると、水道など外部の水源からの水は、給水経路30を通って水槽12、22内に注水される。その際、注水ケース17、27内に洗剤や柔軟剤などの洗濯処理剤が収容されていれば、その洗濯処理剤は、注水ケース17、27内を通過する水によって水槽12、22内に流し落とされる。そして、給水弁40が閉状態になると水槽12、22内に対する注水が停止される。
給水経路30は、図1及び図2に示すように、注水ホース31を含んで構成されていても良い。注水ホース31は、蛇腹状で折り曲げ可能なホースであり、注水ケース17、27と水槽12、22内とを接続している。
また、図3に示すように、給水経路30は、水残留部32を有している。水残留部32は、給水弁40を閉じて水槽12、22への給水を停止した場合に、給水経路30内において水が残留する部分である。本実施形態の場合、給水弁40を開いて給水経路30に水を通した後、給水弁40を閉じて給水を停止すると、水残留部32には、残水Wが残る。
水残留部32は、給水経路30の一部がU字状に折れ曲がるようにして形成されたトラップで構成されている。なお、本実施形態においてU字状とは、図3に示すように給水経路30が直角に折れ曲がっているものだけでなく、例えば全体として滑らかに湾曲しているものも含まれる。
水残留部32は、底部321と、2つの立ち上がり部322、323と、を有している。底部321は、U字状の底となる部分であり、2つの立ち上がり部322、323の間に設けられている。立ち上がり部322、323は、底部321に対して上流側及び下流側に設けられており、上下方向に延びるように構成されている。この場合、立ち上がり部322、323は、それぞれ水残留部32の上流側の端部と下流側の端部とを構成している。つまり、立ち上がり部322は、水残留部32の上流端部に設けられており、立ち上がり部323は、水残留部32の下流端部に設けられている。そして、立ち上がり部322、323は、後述する注入口531よりも高い位置まで延びている。なお、この場合、立ち上がり部322、323は、必ずしも厳密に鉛直方向に延びている必要はなく、例えば底部321から見て上方に向かって傾斜する構成でも良い。
自動投入装置50は、予め複数回分の洗濯処理剤を貯留しておき、複数回の洗濯運転に亘って所定量の洗濯処理剤を自動で水槽12、22内に供給する機能を有している。なお、本実施形態において、洗濯処理剤とは、液体洗剤や柔軟剤を含む概念である。また、本実施形態の場合、自動投入装置50は、図1及び図2に示すように、外箱11、21内でかつ水槽12、22の上方にあって、洗濯機10、20の左右方向の一方側寄り、例えば左側寄りに設けられている。
自動投入装置50は、図3に示すように、処理剤タンク51、供給ポンプ52、及び処理剤注入経路53を有している。処理剤タンク51は、複数回分の洗濯処理剤を貯留可能に構成されており、ユーザの操作によって洗濯機10、20に着脱される。
供給ポンプ52は、例えばピストン式のポンプであり、処理剤タンク51から所定量の洗濯処理剤を吸い出し、その吸い出した洗濯処理剤を、処理剤注入経路53を介して給水経路30に注入する。洗濯機10は、例えば洗濯運転の洗い工程やすすぎ工程における注水中に供給ポンプ52を動作させることで、洗濯運転に必要な洗濯処理剤を、給水経路30を流れる水に乗せて水槽12、22に投入することができる。
処理剤注入経路53は、供給ポンプ52を介して処理剤タンク51と給水経路30とを接続しており、処理剤タンク51内の洗濯処理剤を給水経路30に注入するためのものである。処理剤注入経路53は、給水経路30のうち水残留部32に接続されている。すなわち、処理剤注入経路53の出口となる注入口531は、水残留部32に設けられている。この場合、注入口531は、水残留部32のうち最も低い底部分に設けられている。このため、給水弁40を閉じて水残留部32に残水Wが残った場合に、注入口531の全体が水残留部32に残った残水Wに覆われる。
また、注入口531は、給水弁40を開いて給水経路30に水が流れた際に、その給水経路30内を流れる水の方向に対向する位置に設けられている。すなわち、注入口531は、給水経路30内を流れる水の勢いを正面から直接受ける位置に設けられている。本実施形態の場合、注入口531は、水残留部32の底部321にあって、上流側の立ち上がり部322を臨む位置に設けられている。
また、洗濯機10、20は、図3に示すように微細気泡発生器60を備えている。微細気泡発生器60は、給水経路30上にあって、注入口531よりも上流側に設けられている。本実施形態の場合、微細気泡発生器60は、給水弁40と注水ケース17、27との間にあって、注水ケース17、27に取り付けられている。微細気泡発生器60は、水等の液体が微細気泡発生器60の内部を通過する際に、その液体の圧力を急激に減圧することで、その液体中に溶存している気体例えば空気を析出させて微細気泡を発生させるものである。
本実施形態の微細気泡発生器60は、水道圧を印加することによって、直径100μm以下の気泡を含む微細気泡いわゆるファインバブルを発生させることができる。更に本実施形態の微細気泡発生器60は、粒径がナノオーダーのウルトラファインバブルを含むファインバブルを発生させることができる。なお、一般に粒径が100μm以下の気泡をファインバブルと称し、粒径が1μm以下つまりナノオーダーの気泡をウルトラファインバブルと称する。
以上説明した実施形態によれば、洗濯機10、20は、それぞれ水槽12、22と、給水経路30と、給水弁40と、自動投入装置50と、を備える。給水経路30は、水道の蛇口など外部の水源に接続されおり、その外部の水源からの水を水槽12、22に給水するためのものである。給水弁40は、給水経路30を開閉する。自動投入装置50は、処理剤タンク51と、処理剤注入経路53と、を有する。処理剤タンク51は、複数回分の洗濯処理剤を貯留可能に構成されている。処理剤注入経路53は、処理剤タンク51と給水経路30とを接続しており、処理剤タンク51内の洗濯処理剤を給水経路30に注入するためのものである。自動投入装置50は、処理剤タンク51内に貯留された洗濯処理剤のうち所定量を処理剤注入経路53から給水経路30を介して水槽12、22内に投入することができる。また、給水経路30は、給水弁40を閉じた場合に水が残留する水残留部32を有している。そして、処理剤注入経路53の出口となる注入口531は、水残留部32に設けられている。
これによれば、給水弁40を閉じて給水を停止して給水経路30に水が流れていない場合でも、水残留部32に残水Wを残すことができる。そして、処理剤注入経路53の出口となる注入口531は、水残留部32に設けられていることから、給水弁40を閉じて給水を停止して給水経路30に水が流れていない場合でも、水残留部32に残った残水Wに覆われている。これにより、洗濯機10、20の運転が長期間行われない場合であっても、注入口531の周囲に残った洗濯処理剤は、水残留部32に残った残水Wと接触しているため、注入口531の周囲に残った洗濯処理剤が乾燥して固化してしまうことを抑制することができる。その結果、注入口531の周辺に残された処理剤が乾燥して固化することを要因とした、処理剤注入経路53の詰りを抑制することができる。
また、水残留部32は、U字状のトラップで構成されている。これによれば、U字状のトラップで構成された水残留部32に、より多くの残水Wを貯留することができる。また、残水Wのうち給水経路30内の空気に触れる部分は、立ち上がり部322、323の端部の領域となる。このため、水残留部32に貯留されている残水Wが空気と触れる面積を極力少なくすることができるため、残水Wの蒸発を抑制することができる。したがって、残水Wが蒸発して注入口531が給水経路30内の空気中に露出してしまうまでの期間をより長期化することができる。これにより、洗濯機10、20がより長期間運転されなかった場合であっても、注入口531の周囲に残った洗濯処理剤が乾燥して固化してしまうことをより効果的に抑制することができる。その結果、注入口531の周辺に残された処理剤が乾燥して固化することを要因とした、処理剤注入経路53の詰りを更に効果的に抑制することができる。
注入口531は、給水経路30内を流れる水の方向に対向する位置に設けられている。これによれば、注入口531は、給水経路30内を流れる水の勢いを直接受けることになる。そのため、仮に水残留部32の残水Wが蒸発してしまい、注入口531の周囲に残った洗濯処理剤が乾燥して固化してしまった場合であっても、次回の洗濯運転の際に給水経路30内を流れる水の勢いによって、固化した洗濯処理剤が剥がれ落ちやすくなる。その結果、仮に洗濯処理剤が乾燥固化して処理剤注入経路53が詰まってしまった場合でも、その詰りを早期に解消することができる。
特に本実施形態において、注入口531は、立ち上がり部332を臨む位置に設けられている。このため、立ち上がり部322を注入口531に向かって流れる水は、本来の水道の圧力による勢いに加えて、重力による落下の勢いも加わる。このため、注入口531には、水がより激しく当たるため、強固に固化した洗濯処理剤も剥がれ落ちやすくなる。
また、洗濯機10、20は、微細気泡発生器60を更に備えている。微細気泡発生器60は、給水経路30上にあって、注入口531よりも上流側に設けられている。この微細気泡発生器60は、給水経路30を流れる水にウルトラファインバブルを含む微細気泡を含ませることができる。
ここで、洗剤の主成分である陰イオン(アニオン)界面活性剤及び微細気泡水中の微細気泡は、それぞれ個別でも汚れを落とす洗浄能力を有している。しかし、例えば微細気泡を含む水に洗剤を溶解させるなどして濃縮洗剤水に微細気泡を付与すると、疎水相互作用と称される分子間に働く引力的相互作用によって洗剤中の界面活性剤と微細気泡が吸着し、これにより界面活性剤の凝集つまりミセルがほぐれて水中に分散し易くなる。その結果、界面活性剤が汚れと短時間で反応し易い状態となって洗浄能力が向上する。
すなわち、微細気泡を含む水に洗剤を溶解させて洗濯液を生成することで、洗剤中の界面活性剤と微細気泡との相互作用が働き、その結果、水道水に洗剤を溶かしただけの単なる洗濯液と比べて、洗浄能力を格段に高めることができる。また、汚れが乳化されて水中に分散し易くなるため、衣類に汚れが再付着することを防ぐ効果も期待できる。このような理由により、本実施形態の洗濯液は、通常の水道水に洗剤を溶かした洗濯液よりも洗浄能力が高いものとなっている。その結果、洗濯機10、20は、高い洗浄能力を発揮することができる。
また、この場合、給水経路30内を流れる水に微細気泡が含まれている。そのため、仮に水残留部32の残水Wが蒸発してしまい、注入口531の周囲に残った洗濯処理剤が乾燥して固化してしまった場合であっても、次回の洗濯運転の際に給水経路30内を流れる水に含まれる微細気泡の作用によって、固化した洗濯処理剤が剥がれ落ちやすくなる。その結果、仮に洗濯処理剤が乾燥固化して処理剤注入経路53が詰まってしまった場合でも、その詰りを更に早期に解消することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図4を参照して説明する。
本実施形態では、注入口531の位置が、上記第1実施形態と異なる。本実施形態において、注入口531は、U字状の水残留部32の下流側の側面部分、つまり下流側の立ち上がり部323に設けられている。すなわち、本実施形態において、注入口531は、水残留部32の下流側の立ち上がり部323にあって、底部321の空間を臨む位置に設けられている。この場合も、注入口531は、給水弁40を開いて給水経路30に水が流れた際に、その給水経路30内を流れる水の方向に対向する位置、すなわち給水経路30内を流れる水の勢いを正面から直接受ける位置に設けられている。
これによっても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
次に、第2実施形態について図4を参照して説明する。
本実施形態では、注入口531の位置が、上記第1実施形態と異なる。本実施形態において、注入口531は、U字状の水残留部32の下流側の側面部分、つまり下流側の立ち上がり部323に設けられている。すなわち、本実施形態において、注入口531は、水残留部32の下流側の立ち上がり部323にあって、底部321の空間を臨む位置に設けられている。この場合も、注入口531は、給水弁40を開いて給水経路30に水が流れた際に、その給水経路30内を流れる水の方向に対向する位置、すなわち給水経路30内を流れる水の勢いを正面から直接受ける位置に設けられている。
これによっても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について図5を参照して説明する。
本実施形態では、水残留部32の形状が上記各実施形態と異なる。すなわち、本実施形態において、洗濯機10、20は、上述した水残留部32に換えて、水残留部33を備えている。水残留部33は、直線状に形成されて水平に延びる給水経路30の一部を下方へ窪ませた形状に形成されている。
次に、第3実施形態について図5を参照して説明する。
本実施形態では、水残留部32の形状が上記各実施形態と異なる。すなわち、本実施形態において、洗濯機10、20は、上述した水残留部32に換えて、水残留部33を備えている。水残留部33は、直線状に形成されて水平に延びる給水経路30の一部を下方へ窪ませた形状に形成されている。
これによっても、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、この構成によれば、給水経路30のうち水残留部33を有する部分を直線状に構成することができるため、給水経路30を流れる水の抵抗を抑えることができる。すなわち、本実施形態によれば、複雑な形状の水残留部33を設けることによって水の抵抗が増大することを抑制でき、その結果、水の勢いや供給水量の低下を抑制することができる。
また、この構成によれば、給水経路30のうち水残留部33を有する部分を直線状に構成することができるため、給水経路30を流れる水の抵抗を抑えることができる。すなわち、本実施形態によれば、複雑な形状の水残留部33を設けることによって水の抵抗が増大することを抑制でき、その結果、水の勢いや供給水量の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態と上記第1実施形態とを組み合わせることもできる。すなわち、上記第1実施形態によるU字状の水残留部32の底部321に、更に第3実施形態による窪み状の水残留部33を設けて、その窪み状の水残留部33内に注入口531を設ける構成としても良い。これによれば、U字状の水残留部32に残った水が蒸発して残りわずかとなった場合でも、窪み状の水残留部33によって注入口531の周囲に水を残すことができる。その結果、注入口531の詰まりを更に効果的に抑制することができる。
(第4実施形態)
次に、第3実施形態について図6を参照して説明する。
本実施形態も、水残留部34の形状が上記各実施形態と異なる。すなわち、本実施形態において、洗濯機10、20は、上述した水残留部32、33に換えて、水残留部34を備えている。水残留部34は、直線状に形成されて水平に延びる給水経路30の一部を上方へ折り曲げた形状に形成されている。すなわち、水残留部34は、水残留部34の底を構成する底部341と、給水経路30の一部を上方へ折り曲げて底部341から上方へ立ち上がる立ち上がり部342と、を有している。そして、注入口531は、水残留部34内に設けられている。この場合、注入口531は、立ち上がり部342の面にあって、給水弁40の出口つまり微細気泡発生器60の出口を臨む位置に設けられている。
次に、第3実施形態について図6を参照して説明する。
本実施形態も、水残留部34の形状が上記各実施形態と異なる。すなわち、本実施形態において、洗濯機10、20は、上述した水残留部32、33に換えて、水残留部34を備えている。水残留部34は、直線状に形成されて水平に延びる給水経路30の一部を上方へ折り曲げた形状に形成されている。すなわち、水残留部34は、水残留部34の底を構成する底部341と、給水経路30の一部を上方へ折り曲げて底部341から上方へ立ち上がる立ち上がり部342と、を有している。そして、注入口531は、水残留部34内に設けられている。この場合、注入口531は、立ち上がり部342の面にあって、給水弁40の出口つまり微細気泡発生器60の出口を臨む位置に設けられている。
これによっても、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
更に、本実施形態によれば、水残留部34は、図3、4に示したU字状の水残留部32よりも単純で直線的な構造となるため、水残留部34内を流れる水の抵抗を更に低減することができる。
更に、本実施形態によれば、水残留部34は、図3、4に示したU字状の水残留部32よりも単純で直線的な構造となるため、水残留部34内を流れる水の抵抗を更に低減することができる。
また、本実施形態によれば、注入口531は、微細気泡発生器60の出口に対向する位置に設けられている。そのため、微細気泡発生器60から流出した微細気泡を含む水を、注入口531に直接当てることができる。これにより、注入口531付近に付着した洗濯処理剤が固化した場合であっても、その洗濯処理剤に微細気泡を直接作用させることができ、その結果、強固に固化した洗濯処理剤も剥がれ落ちやすくなる。
なお、本実施形態において、注入口531は、図3に示す第1実施形態と同様に、水残留部34の底部341に設けても良い。
なお、本実施形態において、注入口531は、図3に示す第1実施形態と同様に、水残留部34の底部341に設けても良い。
なお、上記各実施形態において、注入口531は、水残留部32、33、34に形成されていれば良く、必ずしも水残留部32、33、34の底面又は側面に形成されている必要はない。例えば、注入口531は、例えば水残留部32、33、34の上面つまり天井面に形成されていても良い。
以上、本発明の複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10、20は洗濯機、12、22は水槽、30は給水経路、32、33、34は水残留部、40は給水弁、50は自動投入装置、51は処理剤タンク、53は処理剤注入経路、531は注入口、60は微細気泡発生器、を示す。
Claims (5)
- 水槽と、
外部の水源に接続されて前記外部の水源からの水を前記水槽に給水する給水経路と、
前記給水経路を開閉する給水弁と、
複数回分の洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンクと、前記処理剤タンクと前記給水経路とを接続し前記処理剤タンク内の洗濯処理剤を前記給水経路に注入するための処理剤注入経路と、を有し、前記処理剤タンク内に貯留された洗濯処理剤のうち所定量を前記処理剤注入経路から前記給水経路を介して前記水槽内に投入することができる自動投入装置と、を備え、
前記給水経路は、前記給水弁を閉じた場合に水が残留する水残留部を有し、
前記処理剤注入経路の出口となる注入口は、前記水残留部に設けられている、
洗濯機。 - 前記水残留部は、当該水残留部の下流端部に設けられ前記注入口よりも高い位置まで延びる立ち上がり部、を更に有している、
請求項1に記載の洗濯機。 - 前記水残留部は、前記給水経路を窪ませた形状である、
請求項1又は2に記載の洗濯機。 - 前記注入口は、前記給水経路内を流れる水の方向に対向する位置に設けられている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の洗濯機。 - 前記給水経路上にあって前記注入口よりも上流側に設けられ、前記給水経路を流れる水に微細気泡を含ませることができる微細気泡発生器、を更に備えている、
請求項1から4のいずれか一項に記載の洗濯機。
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