JP2020080235A - 回路遮断器、分電盤、及び回路遮断器の駆動方法 - Google Patents

回路遮断器、分電盤、及び回路遮断器の駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020080235A
JP2020080235A JP2018212529A JP2018212529A JP2020080235A JP 2020080235 A JP2020080235 A JP 2020080235A JP 2018212529 A JP2018212529 A JP 2018212529A JP 2018212529 A JP2018212529 A JP 2018212529A JP 2020080235 A JP2020080235 A JP 2020080235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit breaker
test
current
primary winding
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018212529A
Other languages
English (en)
Inventor
明実 塩川
Akemi Shiokawa
明実 塩川
良浩 中南
Yoshihiro Nakaminami
良浩 中南
洋二 水野
Yoji Mizuno
洋二 水野
晋治 ▲高▼山
晋治 ▲高▼山
Shinji Takayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018212529A priority Critical patent/JP2020080235A/ja
Publication of JP2020080235A publication Critical patent/JP2020080235A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Breakers (AREA)
  • Distribution Board (AREA)

Abstract

【課題】構成の簡略化を図る。【解決手段】回路遮断器20は、零相変流器ZCT1と、引き外し部と、駆動部5と、を備える。零相変流器ZCT1は、一次巻線を通過する電流に不平衡が生じた場合に、二次巻線から動作信号S1を出力する。一次巻線は、電源と負荷とを繋ぐ幹線90、及び幹線90以外の補助電線を含んでいる。引き外し部は、動作信号に応答して、幹線90に電気的に接続される接点C1を閉状態から開状態へ移行させる引き外し動作を行う。駆動部5は、外部からの指示信号に応答して、補助電線に電流を流すことで、一次巻線を通過する電流に不平衡を生じさせる。【選択図】図1

Description

本開示は、回路遮断器、分電盤、及び回路遮断器の駆動方法に関し、より詳細には、電路を流れる電流に不平衡が生じた場合にこの電路を遮断する回路遮断器、分電盤、及び回路遮断器の駆動方法に関する。
特許文献1には、従来の感震ブレーカアダプタの一例が記載されている。この感震ブレーカアダプタは、電気ブレーカの外筐に付着されて、外部からの振動に応じて電気ブレーカを遮断状態にさせる装置である。
この感震ブレーカアダプタは、押圧部と、作動スライダと、駆動部と、移動抑止部と、感震部と、を備えている。押圧部は、電気ブレーカのスイッチのレバーへ外力を加える。作動スライダは、押圧部を先端に有し、スイッチを切る方向及びその反対方向に移動可能である。駆動部は、本体に取り付けられ、作動スライダをスイッチを切る方向へ移動させる弾性体を有する。移動抑止部は、移動待機状態にされた作動スライダが、スイッチを切る方向へ移動することを抑える係合部及び被係合部からなる。感震部は、感震用ボールと、凹面状のボール受け皿と、を有する。
特許文献1の感震ブレーカアダプタでは、地震などの外部からの振動が感震ブレーカアダプタに与えられると、凹面上の皿に載った感震用ボールが上下、又は左右に移動する。振動に伴う感震用ボールの動きにより、係合部と被係合部との係合が外される。係合部と被係合部との係合が外れることで、作動スライダが、スイッチを切る方向へ移動する。
特開2015−149812号公報
特許文献1の感震ブレーカアダプタは、感震部により振動を検知した場合に、作動スライダ、駆動部等を含む機構により電気ブレーカ(回路遮断器)のスイッチのレバー(ハンドル)を移動させることで、スイッチを切っている。そのため、電気ブレーカのスイッチを切るための機構が電気ブレーカの外側に必要であり、電気ブレーカ及び感震ブレーカアダプタを含むシステム全体の構成が複雑になる。
本開示の目的は、構成の簡略化を図ることが可能な回路遮断器、それを備えた分電盤、及びこの回路遮断器の駆動方法を提供することにある。
本開示の一態様に係る回路遮断器は、零相変流器と、引き外し部と、駆動部と、を備える。前記零相変流器は、一次巻線を通過する電流に不平衡が生じた場合に、二次巻線から動作信号を出力する。前記一次巻線は、電源と負荷とを繋ぐ幹線、及び前記幹線以外の補助電線を含んでいる。前記引き外し部は、前記動作信号に応答して、前記幹線に電気的に接続される接点を閉状態から開状態へ移行させる引き外し動作を行う。前記駆動部は、外部からの指示信号に応答して、前記補助電線に電流を流すことで、前記一次巻線を通過する前記電流に、不平衡を生じさせる。
本開示の一態様に係る分電盤は、上記の回路遮断器と、前記回路遮断器を保持するキャビネットと、を備える。
本開示の一態様に係る回路遮断器の駆動方法は、零相変流器と、引き外し部と、を備える回路遮断器の駆動方法である。前記零相変流器は、一次巻線を通過する電流に不平衡が生じた場合に、二次巻線から動作信号を出力する。前記一次巻線は、電源と負荷とを繋ぐ幹線、及び前記幹線以外の補助電線を含んでいる。前記引き外し部は、前記動作信号に応答して、前記幹線に電気的に接続される接点を閉状態から開状態へ移行させる引き外し動作を行う。前記駆動方法は、外部からの指示信号に応答して、前記補助電線に電流を流すことで、前記一次巻線を通過する前記電流に不平衡を生じさせることを含む。
本開示の回路遮断器、分電盤、回路遮断器の駆動方法によれば、構成の簡略化を図ることが可能である。
図1は、本開示の一実施形態に係る回路遮断器の概略構成を示す説明図である。 図2は、同上の回路遮断器を備えた分電盤の概略構成を示す説明図である。 図3は、同上の回路遮断器の正面図である。 図4は、同上の回路遮断器のカバーを外した状態の正面図である。 図5は、同上の回路遮断器の閉極時における断面図である。 図6は、同上の回路遮断器の開極時における断面図である。 図7は、変形例1に係る回路遮断器の概略構成を示す説明図である。 図8は、変形例2に係る回路遮断器の概略構成を示す説明図である。
(1)概要
本実施形態の回路遮断器20について、図1〜図6を用いて説明する。以下に説明する実施形態では、回路遮断器20が、分電盤1に設けられている主幹ブレーカ2であることを想定する。
図1に示すように、回路遮断器20(主幹ブレーカ2)は、零相変流器ZCT1と、引き外し部(電磁釈放装置26及び開閉機構部22)と、駆動部5と、を備えている。本実施形態の回路遮断器20は、テスト用漏電発生回路29を更に備えている。
零相変流器ZCT1の一次巻線(一次側電路)は、電源P1(図2参照)と負荷B1とを繋ぎ、電源P1から負荷B1への電力の供給経路となる幹線90、及び幹線90以外の補助電線(ここでは、テスト用漏電発生回路29に含まれるリード線241)を含んでいる。零相変流器ZCT1は、一次巻線を通過する電流(以下、「一次側電流」という)に不平衡が生じた場合に、二次巻線(二次側電路)から動作信号S1を出力する。
引き外し部(電磁釈放装置26及び開閉機構部22)は、零相変流器ZCT1からの動作信号S1に応答して、引き外し動作を行う。引き外し動作とは、引き外し部が、幹線90に電気的に接続される接点C1を、閉状態から開状態へ移行させる動作である。
駆動部5は、外部(外部装置6)からの指示信号に応答して、一次巻線に含まれる補助電線(リード線241)に電流を流すことで、零相変流器ZCT1の一次巻線を通過する一次側電流に、不平衡を生じさせる。
より詳細には、図1に示すように、本実施形態の回路遮断器20は、テスト用漏電発生回路29を備えている。テスト用漏電発生回路29は、テストスイッチ290を有している。テストスイッチ290は、機械的な操作入力を受け付けるテスト釦295への操作入力に応じて、オンされる。テスト用漏電発生回路29は、テストスイッチ290がオンした場合に電流を流すことで、零相変流器ZCT1の一次巻線を通過する一次側電流に、不平衡を生じさせる。また、駆動部5は駆動スイッチ51を備えている。駆動スイッチ51は、テストスイッチ290と電気的に並列に接続されている。駆動スイッチ51は、外部(外部装置6)からの指示信号に応答してオンされる。
図2に示すように、本実施形態の分電盤1は、回路遮断器20(主幹ブレーカ2)と、回路遮断器20を保持するキャビネット10と、を備えている。
上記のように、本実施形態の回路遮断器20は、駆動部5を備えている。駆動部5は、外部からの指示信号に応答して、零相変流器ZCT1の一次巻線に含まれる補助電線(幹線90以外の電線)に電流を流すことで、零相変流器ZCT1の一次巻線を通過する一次側電流に、不平衡を生じさせる。零相変流器ZCT1の一次側電流に不平衡が生じると、引き外し部が引き外し動作を行うことで回路遮断器20の接点C1が開極されて、幹線90が遮断される。したがって、例えば地震等の周囲環境における異常が発生した場合に、外部から指示信号を駆動部5に送信することで、幹線90を遮断することが可能となる。
また、本実施形態の回路遮断器20は、特許文献1の感震ブレーカアダプタのような、地震等の発生時に駆動されて回路遮断器20のハンドル21(操作レバー)を移動させる機構が、不要である。そのため、構成の簡略化を図ることが可能となる。
(2)構成
以下、本実施形態の回路遮断器20及び分電盤1について、図1〜図6を用いてより詳細に説明する。以下の説明では、特に断りがない限り、図2、図3に示す仮想的な矢印の方向によって、回路遮断器20及び分電盤1の上下左右を規定する。また、図2、図3の紙面から奥に向かう向きを「後方」、その逆を「前方」として説明する。ただし、これらの方向の規定は、回路遮断器駆動システム100及び分電盤1の使用態様を限定する趣旨ではない。
(2.1)分電盤
図2に示すように、分電盤1は、主幹ブレーカ2(回路遮断器20)と、複数の分岐ブレーカ3と、これらを収容するキャビネット10と、を備えている。本実施形態では、分電盤1は、一例として戸建住宅に設置される場合を例示するが、この例に限らない。分電盤1は、設置可能な施設であれば、例えば集合住宅の各住戸、事務所、店舗、工場、及び病院等の施設に設置されてもよい。
主幹ブレーカ2は、キャビネット10の内部に配置されている。主幹ブレーカ2は、キャビネット10に保持されている。主幹ブレーカ2は、一次側端子210と、二次側端子220とを備えている。本実施形態の分電盤1では配電方式として単相三線式を想定しているので、主幹ブレーカ2の一次側端子210には、電源P1(系統電源(商用電源))の単相三線式の引き込み線が電気的に接続される。また、主幹ブレーカ2の二次側端子220には、第1電圧極(L1相)の導電バー、第2電圧極(L12相)の導電バー、及び中性極(N相)の導電バーが接続されている。主幹ブレーカ2の詳細については、「(2.2)主幹ブレーカ」の欄で説明する。
図2に示すように、複数の分岐ブレーカ3は、導電バー9の上側と下側とに分かれて、それぞれ複数個ずつ左右方向に並ぶように配置されている。各分岐ブレーカ3は、一対の一次側端子と、一対の二次側端子とを備えている。分岐ブレーカ3には100V用と200V用がある。100V用の分岐ブレーカ3が備える一対の一次側端子は、第1電圧極(L1相)の導電バー9及び第2電圧極(L2相)の導電バー9のうちの一方と、中性極(N相)の導電バー9とにそれぞれ電気的に接続される。200V用の分岐ブレーカ3が備える一対の一次側端子は、第1電圧極の導電バー9と、第2電圧極の導電バー9とにそれぞれ電気的に接続される。また、分岐ブレーカ3の二次側端子には、対応する配線が電気的に接続される。各分岐ブレーカ3の二次側端子に接続された配線には、例えば照明器具や空調機器、テレビ受像器、給湯設備等の機器、又は壁スイッチ等の配線器具が負荷B1として1つ以上接続可能である。なお、図2では、便宜上、3つの導電バー9を一つに纏めて図示している。
(2.2)主幹ブレーカ
次に、本実施形態の主幹ブレーカ2(回路遮断器20)について、図1、図3〜図5を参照して説明する。
上述のように、主幹ブレーカ2は、零相変流器ZCT1と、テスト用漏電発生回路29と、引き外し部(電磁釈放装置26及び開閉機構部22)と、駆動部5と、を備えている。また、図1、図3、図4に示すように、主幹ブレーカ2は、ケース200と、一次側端子210と、二次側端子220と、ハンドル(操作レバー)21と、接点機構23と、接続線24と、引き外し装置25と、を更に備えている。
ケース200は、合成樹脂から中空の直方体状に形成されている。ケース200は、前面が開口するボディ200a(図4、図5参照)と、後面が開口してボディ200aの開口を覆うようにボディ200aに結合されるカバー200b(図3、図5参照)とで構成されている。ケース200は、その上端部の中央から左端にかけて、左右方向に沿った端子台201を備えており、その上端部の右端に、上方に延びる端子取付け部202を備えている。また、ケース200の前壁(カバー200bの前壁)の中央には、矩形状に開口するハンドル挿通孔203が形成されている。
3つの一次側端子210の各々は、端子板211及び端子ねじ212を備えたねじ付き端子である。3つの一次側端子210は、端子台201の前面に、左右方向に並んで設けられている。3つの一次側端子210には、電源P1の単相三線式の引き込み線が電気的に接続される。具体的には、左側の一次側端子210に単相三線式の第1電圧線(L1相)が接続され、右側の一次側端子210に第2電圧線(L2相)が接続され、中央の一次側端子210に中性線(N相)が接続される。
3つの二次側端子220は、端子取付け部202の右側面から突出するように配置されている。3つの二次側端子220には、それぞれ母線となる導電バー9が、端子ねじを用いて接続される。具体的には、上側の二次側端子220に第1電圧極(L1相)の導電バー9が接続され、下側の二次側端子220に第2電圧極(L2相)の導電バー9が接続され、中央の二次側端子220に中性極(N相)の導電バー9が接続される。
一次側端子210と二次側端子220とは、1対1に対応している。対応する一次側端子210と二次側端子220とは、接点機構23と接続線24とを介して互いに接続されている。つまり、3つの一次側端子210と3つの二次側端子220とが、3つの接点機構23と3つの接続線24とにより、それぞれ接続されている。
図4〜図6に示すように、各接点機構23は、接点保持片231と、可動接触子232と、を備えている。
接点保持片231は、対応する一次側端子210の端子板211の下端縁から延びており、その先端部(下端部)の前面に固定接点233が設けられている。可動接触子232は、上下方向に長い矩形板状であり、その上端部の後面に可動接点234が設けられている。可動接触子232は、可動接点234が固定接点233と接触する閉極位置(図5参照)と可動接点234が固定接点233から離間する開極位置(図6参照)との間で移動可能となるように配置されている。可動接点234と固定接点233とで、主幹ブレーカ2(回路遮断器20)の接点C1が構成される。つまり、一次側端子210と二次側端子220とを繋ぐ(電源P1と負荷B1とを繋ぐ)幹線90に、接点C1が電気的に接続されている。
各可動接触子232は、接続線24を介して、対応する二次側端子220に接続されている。なお、図1、図4に示すように、第1電圧線(L1相)に対応する可動接触子232と接続線24との間には、引き外し装置25が接続されている。また、第2電圧線(L2相)に対応する可動接触子232と接続線24との間には、別の引き外し装置25が接続されている。
ハンドル21は、合成樹脂の成型品からなる。ハンドル21は、ハンドル挿通孔203を通してケース200から露出する操作部21aを有している。ハンドル21は、操作部21aの下端の後部に、ハンドル軸212を受ける軸受部を有しており、このハンドル軸212の周りで回転可能となっている。ハンドル21は、操作部21aを操作されることで、操作部21aがハンドル挿通孔203の開口面と略面一となる閉位置(図5参照)と、操作部21aがハンドル挿通孔203から突出する開位置(図6参照)との間で回転可能となっている。ハンドル21にはトーションばね213が取り付けられており、ハンドル21はこのトーション213ばねから、閉位置から開位置に向かう向きの力を受けている。
開閉機構部22は、ハンドル21の操作部21aへの操作に応じて、3つの接点C1を開閉させる。開閉機構部22は、複数のリンク222及びばね223を組み合わせて構成される。操作部21aへの操作によって、ハンドル21が開位置から閉位置へ移動すると、開閉機構部22は3個の可動接触子232を開極位置から閉極位置へ移動させて、接点C1を閉じる。開閉機構部22は、接点C1が閉じた状態(可動接触子232が閉極位置にある状態)では、接点C1を開く向きのエネルギー(ばねの弾性力による位置エネルギー)を蓄積して、ラッチされる。開閉機構部22は、ラッチが解除されると、蓄積したエネルギーを解放して可動接触子232を移動させることにより、接点C1を急速に開く。また、操作部21aへの操作によって、ハンドル21が閉位置から開位置へ移動すると、開閉機構部22は3個の可動接触子232を閉極位置から開極位置へ移動させて、接点C1を開く。
図4〜図6に示すように、開閉機構部22の下側には、前後方向及び左右方向に長い板状の連動バー27が配置されている。連動バー27は、2つの引き外し装置25及び電磁釈放装置26のいずれかが駆動されると、左右方向に沿った回転軸の周りで回転して、開閉機構部22のラッチを解除する。
引き外し装置25は、幹線90に短絡電流等の異常電流(過電流)が流れたときに、連動バー27を駆動させて、開閉機構部22のラッチを解除する。
電磁釈放装置26は、コイルを含む電磁石装置、及びプランジャを備えている。電磁釈放装置26は、幹線90に漏電電流が流れた場合(零相変流器ZCT1の一次巻線を通過する電流に不平衡が生じた場合)に、コイルに励磁電流を流すことでプランジャを動かして連動バー27を駆動させ、開閉機構部22のラッチを解除する。なお、開閉機構部22、引き外し装置25、電磁釈放装置26は、周知の構造で実現されてよいので、詳しい説明は省略する。
図4に示すように、ケース200の内部空間の下側の部分には、零相変流器ZCT1と、プリント基板からなる回路基板28と、が収容されている。回路基板28には、漏電電流の発生を検知する漏電保護回路を構成するための回路部品が実装される。また、回路基板28には、テスト用漏電発生回路29を構成するための回路部品も実装される。ここでいうテスト用漏電発生回路29は、テスト釦295への操作入力に応じて、零相変流器ZCT1の一次巻線を通過する電流(一次側電流)に不平衡を生じさせる(擬似的に漏電状態を生じさせる)回路である。
零相変流器ZCT1はトロイダルコアを備えており、トロイダルコアの中央孔に、3本の接続線24が一次巻線として貫通している。すなわち、トロイダルコアの中央孔には、幹線90が一次巻線として貫通している。また、トロイダルコアの中央孔には、テスト用漏電発生回路29に含まれるリード線241も、一次巻線として貫通している。すなわち、トロイダルコアの中央孔には、幹線90以外の補助電線(リード線241)が一次巻線として貫通している。零相変流器ZCT1の二次巻線は、回路基板28に設けられた漏電保護回路に接続されている。零相変流器ZCT1は、一次巻線を通過する一次側電流に不平衡が生じると、二次巻線から動作信号S1を出力する。漏電保護回路は、零相変流器ZCT1の動作信号S1に基づいて一次側電流(零相変流器ZCTの一次巻線を通過する電流)の不平衡(つまり、漏電状態の発生)を検出すると、電磁釈放装置26を駆動させる。
電磁釈放装置26の枠体261の前面の下側の部分には、固定接点板と、可動接点板291と、が前後方向に並んで(可動接点板291が手前側)設けられている。可動接点板291は、帯板状であって前後方向に延びる基部及び基部の前端から左方に延びる接触部を有しており、接触部の左端の後面が固定接点板の一端と対向するように、基部が枠体261に固定されている。可動接点板291の基部は、零相変流器ZCT1のトロイダルコアを貫通するリード線241を介して、引き外し装置25が接続された接続線24(ここでは第1電圧線に対応する接続線24)に接続されている。また、固定接点板の他端は、別の引き外し装置25が接続された接続線24(ここでは第2電圧線に対応する接続線24)に接続されている。ここにおいて、固定接点板と可動接点板291(接触部)とで、テストスイッチ290が構成されている。
図4に示すように、ケース200のカバー200bには、可動接点板291の接触部と対向する位置に貫通孔が形成されており、この貫通孔に、テスト釦295が前後方向に移動可能に配置されている。操作者等に押されることによってテスト釦295が後方に移動すると、可動接点板291の左端部がテスト釦295によって押されて可動接点板291が撓められ、可動接点板291の接触部が固定接点板と接触導通して、テストスイッチ290がオンする。
テスト用漏電発生回路29は、上記のテストスイッチ290(可動接点板291及び固定接点板)とリード線241との直列回路を備えている。テスト用漏電発生回路29は、ケース200内に収容されている。テスト用漏電発生回路29は、第1電圧線に対応する接続線24と第2電圧線に対応する接続線24との間に、接続されている。
テスト用漏電発生回路29では、テスト釦295への操作によってテストスイッチ290がオンされると、第1電圧線に対応する接続線24と第2電圧線に対応する接続線24とがテストスイッチ290を介して短絡される。これにより、零相変流器ZCT1のトロイダルコアを貫通するリード線241(補助電線)に電流が流れ、零相変流器ZCT1の一次巻線を通過する一次側電流に不平衡が生じる(擬似的な漏電状態が生じる)。
図1に示すように、駆動部5は、駆動スイッチ51と、受信部52と、制御回路53と、を備えている。なお、便宜上、図4〜図6では駆動部5の図示を省略している。
図1に示すように、駆動スイッチ51は、テスト用漏電発生回路29のテストスイッチ290と並列に接続されている。駆動スイッチ51は、ここでは回路基板28に実装されている。なお、駆動スイッチ51は、フォトモスリレー、ソリッドステートリレー等の半導体リレーでもよいし、機械的な接点装置を備えたリレー等でもよい。
受信部52は、無線通信用の通信インタフェースを備えている。受信部52は、外部装置6から信号を受信する機能を有している。受信部52と外部装置6との通信方式は、例えば920MHz帯の特定小電力無線局(免許を要しない無線局)、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の通信規格に準拠した、電波を媒体とした無線通信であってもよい。なお、受信部52と外部装置6との間の通信方式は、有線LAN(Local Area Network)等の通信規格に準拠した有線通信であってもよい。本実施形態では、受信部52と外部装置6との間の通信方式は、例えばインターネット等のネットワークN1を介した無線通信である。
指示信号は、例えば、分電盤1の周囲環境における異常の発生を示す異常発生信号である。異常発生信号は、例えば、周囲環境における異常としての地震の発生を示す地震発生信号(例えば、緊急地震速報に基づく信号)である。ただし、異常発生信号が示す周囲環境における異常は、地震に限られず、例えば地震以外の災害であってもよい。地震以外の災害の例としては、分電盤1が設けられている施設への浸水、火災等が挙げられる。また、周囲環境における異常は、災害に限られず、例えば、電源P1から負荷B1への給電経路のどこかに過電流が流れること等であってもよい。また、指示信号は、異常発生信号に限られず、受信部52が受信可能な適宜の電気信号、例えば、専用のアプリケーションソフトがインストールされた情報端末61からの信号等であってもよい。
制御回路53は、駆動スイッチ51のオンオフを制御する。制御回路53は、外部からの指示信号に応答して、駆動スイッチ51をオンする。制御回路53を構成するための回路部品は、回路基板28に実装されている。
(3)動作説明
以下、本実施形態の回路遮断器20の動作について、説明する。
回路遮断器20は、幹線90を流れる電流が定格値(例えば、定格感度電流)以下の場合、接点C1を閉じて、幹線90に電流が流れることを許容する。
回路遮断器20では、幹線90に短絡電流等の異常電流(過電流)が流れると、引き外し装置25が駆動されて連動バー27により開閉機構部22のラッチが解除され、3個の可動接触子232が閉極位置から開極位置へ移動して接点C1が開かれる。これにより、回路遮断器20では、幹線90に異常電流が流れ続けるのが抑制される。
また、回路遮断器20では、漏電等の発生によって幹線90を流れる電流に不平衡が生じると、零相変流器ZCT1の一次巻線(幹線90を含む)を通過する一次側電流に不平衡が生じる。一次側電流に不平衡が生じると、零相変流器ZCT1は、二次巻線から動作信号S1(二次側電流)を出力する。電磁釈放装置26は、動作信号S1に応じて駆動され、連動バー27を介して開閉機構部22のラッチを解除して、接点C1を開く。つまり、引き外し部(電磁釈放装置26及び開閉機構部22)が、動作信号S1に応答して駆動されて、接点C1を開く。これにより、幹線90に漏電電流が流れ続けるのが抑制される。
また、回路遮断器20では、テスト釦295が操作される(押される)と、テストスイッチ290がオンされ、テスト用漏電発生回路29の両端間が、テストスイッチ290を介して短絡される。これにより、テストスイッチ290に直列に接続されているリード線241に、電流が流れる。リード線241に電流が流れると、零相変流器ZCT1の一次巻線(補助電線であるリード線241を含む)を通過する一次側電流に、不平衡が生じる。これにより、零相変流器ZCT1が動作信号S1を出力して電磁釈放装置26を駆動し、その結果、接点C1が開かれる。このように、使用者は、テスト釦295を操作することで、回路遮断器20が正常に動作するか、すなわち、漏電状態が生じた場合に幹線90が正常に遮断されるか、をテストすることができる。
また、回路遮断器20では、受信部52が指示信号を受け取ると、制御回路53が駆動スイッチ51をオンする。これにより、テスト用漏電発生回路29の両端間が、駆動スイッチ51を介して短絡され、リード線241(補助電線)に電流が流れる。そして、零相変流器ZCT1の一次巻線(補助電線であるリード線241を含む)を通過する一次側電流に、不平衡が生じる。その結果、テスト釦295が押された場合と同様に引き外し部(電磁釈放装置26及び開閉機構部22)が駆動され、接点C1が開かれる。したがって、本実施形態の回路遮断器20では、外部からの指示信号、例えば地震の発生を示す地震発生信号に応答して、接点C1を開極させることが可能となる。
(4)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(4.1)変形例1
図7は、変形例1の回路遮断器20を示す。本変形例の回路遮断器20では、駆動部5が、受信部52と、アクチュエータ54と、を備えている。受信部52及びアクチュエータ54は、ケース200内に収容されている。
受信部52は、外部装置6からの指示信号を受け取る。なお、本変形例の受信部52の構成は、実施形態の受信部52と同様なので、説明は省略する。
アクチュエータ54は、受信部52が受け取った指示信号に応答して、テストスイッチ290をオンさせるように動作する。アクチュエータ54は、指示信号に応じて動作して可動接点板291(図4参照)を押すことで、テストスイッチ290をオンさせる。アクチュエータ54が動作すると、テスト釦295が押された場合と同様に、テスト用漏電発生回路29の両端間がテストスイッチ290を介して短絡され、補助電線であるリード線241に電流が流れる。そして、零相変流器ZCT1の一次巻線(補助電線であるリード線241を含む)を通過する一次側電流に、不平衡が生じる。その結果、零相変流器ZCT1が動作信号S1を出力して引き外し部(電磁釈放装置26及び開閉機構部22)が駆動され、接点C1が開かれる。したがって、本変形例の回路遮断器20でも、外部からの指示信号、例えば地震の発生を示す地震発生信号に応答して、接点C1を開極させることが可能となる。
なお、アクチュエータ54の種類は特に限定されず、例えば電気式でも空圧式でもよいし、直線運動式でも回転運動式でもよい。アクチュエータ54は、駆動用の電源なしで動作できることが好ましい。また、アクチュエータ54は、指示信号に応じてテスト釦295を動作させる(後方に移動させる)ことで、間接的にテストスイッチ290をオンさせてもよい。
(4.2)変形例2
図8は、変形例2の回路遮断器20を示す。本変形例の回路遮断器20では、駆動部5が、駆動用回路55を備えている。
図8に示すように、駆動用回路55は、幹線90と電気的に絶縁されている。また、駆動用回路55は、テスト用漏電発生回路29と電気的に絶縁されている。
駆動用回路55は、リード線551を備えている。リード線551は、ケース200内に収容されている。リード線551は、零相変流器ZCT1のトロイダルコアの中央孔を貫通している。つまり、リード線551は、零相変流器ZCT1の一次巻線に含まれており幹線90以外の電線である、補助電線を構成する。
図8に示すように、駆動用回路55は、スイッチ56を介して電源P1の両端間に接続されている。スイッチ56は、受信部57に接続されており、外部装置6からの指示信号を受信部57が受け取った場合にオンされる。
外部装置6からの指示信号に応じて、スイッチ56がオンされると、駆動用回路55の両端間に電源P1が接続され、リード線551(補助電線)に電流が流れる。リード線551に電流が流れると、零相変流器ZCT1の一次巻線(補助電線であるリード線552を含む)を通過する一次側電流に、不平衡が生じる。すなわち、駆動用回路55は、外部装置6からの指示信号に応じて電流が流れることで、一次側電流に不平衡を生じさせる。一次側電流に不平衡が生じると、零相変流器ZCT1が二次巻線から動作信号S1を出力して、引き外し部(電磁釈放装置26及び開閉機構部22)を駆動し、その結果、接点C1が開かれる。
このように、本変形例の回路遮断器20でも、外部からの指示信号、例えば地震の発生を示す地震発生信号に応答して、接点C1を開極させることが可能となる。
(4.3)その他の変形例
外部装置6は、例えば、携帯端末、サーバのような分電盤1の外側に配置される機器であるが、これに限られず、分電盤1内に設けられており分電盤1内を通過する電力の計測機能及び外部との通信機能を有する装置である計測アダプタ等であってもよい。
回路遮断器20は、主幹ブレーカ2に限られず、例えば分岐ブレーカ3、連携ブレーカ等であってもよい。
(5)まとめ
以上説明した実施形態及び変形例等から以下の態様が開示されている。
第1の態様の回路遮断器(20)は、零相変流器(ZCT1)と、引き外し部(電磁釈放装置26及び開閉機構部22)と、駆動部(5)と、を備えている。零相変流器(ZCT1)は、一次巻線を通過する電流に不平衡が生じた場合に、二次巻線から動作信号(S1)を出力する。一次巻線は、電源(P1)と負荷(B1)とを繋ぐ幹線(90)、及び幹線90以外の補助電線(リード線241、551)を含んでいる。引き外し部は、動作信号(S1)に応答して、幹線(90)に電気的に接続される接点(C1)を閉状態から開状態へ移行させる引き外し動作を行う。駆動部(5)は、外部(外部装置6)からの指示信号に応答して、補助電線に電流を流すことで、一次巻線を通過する電流に不平衡を生じさせる。
この態様によれば、例えば地震等の周囲環境における異常が発生した場合に、外部から指示信号を駆動部(5)に送信することで、幹線(90)を遮断することが可能となる。また、特許文献1の感震ブレーカアダプタのような、地震の発生時に駆動されて回路遮断器(20)のハンドル(21)を移動させる機構が、不要である。そのため、構成の簡略化を図ることが可能となる。
第2の態様の回路遮断器(20)は、第1の態様において、テスト用漏電発生回路(29)を備えている。テスト用漏電発生回路(29)は、テストスイッチ(290)を有している。テストスイッチ(290)は、機械的な操作入力を受け付けるテスト釦(295)への操作入力に応じてオンされる。テスト用漏電発生回路(29)は、テストスイッチ(290)がオンした場合に電流を流すことで、一次巻線を通過する電流に不平衡を生じさせる。補助電線(リード線241)は、テスト用漏電発生回路(29)に含まれている。駆動部(5)は、駆動スイッチ(51)を備える。駆動スイッチ(51)は、テストスイッチ(290)と電気的に並列に接続されている。駆動スイッチ(51)は、指示信号に応答してオンされる。
この態様によれば、簡易な構成で、駆動部(5)を実現可能である。また、回路遮断器(20)に従来設けられているテスト用漏電発生回路(29)の構成を変更することなく、実現可能である。
第3の態様の回路遮断器(20)は、第1又は第2の態様において、テスト用漏電発生回路(29)を備えている。テスト用漏電発生回路(29)は、テストスイッチ(290)を有している。テストスイッチ(290)は、機械的な操作入力を受け付けるテスト釦(295)への操作入力に応じてオンされる。テスト用漏電発生回路(29)は、テストスイッチ(290)がオンした場合に電流を流すことで、一次巻線を通過する電流に不平衡を生じさせる。補助電線(リード線241)は、テスト用漏電発生回路(29)に含まれている。駆動部(5)は、アクチュエータ(54)を備える。アクチュエータ(54)は、指示信号に応答して動作して、テストスイッチ(290)をオンする。
この態様によれば、簡易な構成で、駆動部(5)を実現可能である。また、回路遮断器(20)に従来設けられているテスト用漏電発生回路(29)の構成を変更することなく、実現可能である。
第4の態様の回路遮断器(20)は、第1〜第3のいずれか1つの態様において、駆動部(5)は、駆動用回路(55)を備える。駆動用回路(55)は、幹線(90)と電気的に絶縁されている。駆動用回路(55)は、補助電線(リード線551)を含んでいる。駆動用回路(55)は、指示信号に応じて電流が流れることで、一次巻線を通過する電流に不平衡を生じさせる。
この態様によれば、簡易な構成で、駆動部(5)を実現可能である。また、回路遮断器(20)に従来設けられているテスト用漏電発生回路(29)の構成を変更することなく、実現可能である。
第5の態様の分電盤(1)は、第1〜第4のいずれか1つの態様の回路遮断器(20)と、回路遮断器(20)を保持するキャビネット(10)と、を備える。
この態様によれば、上記の回路遮断器(20)を備えた分電盤(1)を実現可能である。
第6の態様の回路遮断器の駆動方法は、零相変流器(ZCT1)と、引き外し部(電磁釈放装置26及び開閉機構部22)と、を備える回路遮断器(20)の駆動方法である。零相変流器(ZCT1)は、一次巻線を通過する電流に不平衡が生じた場合に、二次巻線から動作信号(S1)を出力する。一次巻線は、電源(P1)と負荷(B1)とを繋ぐ幹線(90)、及び幹線(90)以外の補助電線(リード線241、551)を含んでいる。引き外し部は、動作信号(S1)に応答して、幹線(90)に電気的に接続される接点(C1)を閉状態から開状態へ移行させる引き外し動作を行う。この駆動方法は、外部からの指示信号に応答して、補助電線に電流を流すことで、一次巻線を通過する電流に不平衡を生じさせることを含む。
この態様によれば、例えば地震等の周囲環境における異常が発生した場合に、外部からの指示信号に応じて、幹線(90)を遮断することが可能となる。また、特許文献1の感震ブレーカアダプタのような、地震の発生時に駆動されて回路遮断器(20)のハンドル(21)を移動させる機構が、不要である。そのため、構成の簡略化を図ることが可能となる。
第2〜第4の態様に係る構成は、回路遮断器(20)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 分電盤
10 キャビネット
20 回路遮断器
22 開閉機構部(引き外し部)
241 リード線(補助電線)
26 電磁釈放装置(引き外し部)
29 テスト用漏電発生回路
290 テストスイッチ
295 テスト釦
5 駆動部
51 駆動スイッチ
54 アクチュエータ
55 駆動用回路
551 リード線(補助電線)
90 幹線
B1 負荷
P1 電源
S1 動作信号
ZCT1 零相変流器

Claims (6)

  1. 一次巻線が、電源と負荷とを繋ぐ幹線及び前記幹線以外の補助電線を含んでおり、前記一次巻線を通過する電流に不平衡が生じた場合に二次巻線から動作信号を出力する零相変流器と、
    前記動作信号に応答して、前記幹線に電気的に接続される接点を閉状態から開状態へ移行させる引き外し動作を行う引き外し部と、
    外部からの指示信号に応答して、前記補助電線に電流を流すことで、前記一次巻線を通過する前記電流に不平衡を生じさせる駆動部と、
    を備える、
    回路遮断器。
  2. 前記回路遮断器は、
    機械的な操作入力を受け付けるテスト釦への前記操作入力に応じてオンされるテストスイッチを有しており、前記テストスイッチがオンした場合に電流を流すことで、前記一次巻線を通過する前記電流に不平衡を生じさせるテスト用漏電発生回路を備えており、
    前記補助電線は、前記テスト用漏電発生回路に含まれており、
    前記駆動部は、
    前記テストスイッチと電気的に並列に接続されており、前記指示信号に応答してオンされる駆動スイッチを備える、
    請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 前記回路遮断器は、
    機械的な操作入力を受け付けるテスト釦への前記操作入力に応じてオンされるテストスイッチを有しており、前記テストスイッチがオンした場合に電流を流すことで、前記一次巻線を通過する前記電流に不平衡を生じさせるテスト用漏電発生回路を備えており、
    前記補助電線は、前記テスト用漏電発生回路に含まれており、
    前記駆動部は、
    前記指示信号に応答して動作して、前記テストスイッチをオンするアクチュエータを備える、
    請求項1又は2に記載の回路遮断器。
  4. 前記駆動部は、
    前記幹線と電気的に絶縁されており、前記補助電線を含んでおり、前記指示信号に応じて電流が流れることで前記一次巻線を通過する前記電流に不平衡を生じさせる駆動用回路を備える、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の回路遮断器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の回路遮断器と、
    前記回路遮断器を保持するキャビネットと、
    を備える、
    分電盤。
  6. 一次巻線が、電源と負荷とを繋ぐ幹線及び前記幹線以外の補助電線を含んでおり、前記一次巻線を通過する電流に不平衡が生じた場合に二次巻線から動作信号を出力する零相変流器と、
    前記動作信号に応答して、前記幹線に電気的に接続される接点を閉状態から開状態へ移行させる引き外し動作を行う引き外し部と、
    を備える回路遮断器の駆動方法であって、
    外部からの指示信号に応答して、前記補助電線に電流を流すことで、前記一次巻線を通過する前記電流に不平衡を生じさせることを含む、
    回路遮断器の駆動方法。
JP2018212529A 2018-11-12 2018-11-12 回路遮断器、分電盤、及び回路遮断器の駆動方法 Pending JP2020080235A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018212529A JP2020080235A (ja) 2018-11-12 2018-11-12 回路遮断器、分電盤、及び回路遮断器の駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018212529A JP2020080235A (ja) 2018-11-12 2018-11-12 回路遮断器、分電盤、及び回路遮断器の駆動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020080235A true JP2020080235A (ja) 2020-05-28

Family

ID=70801925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018212529A Pending JP2020080235A (ja) 2018-11-12 2018-11-12 回路遮断器、分電盤、及び回路遮断器の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020080235A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7558034B2 (en) Bi-directional ground fault circuit interrupter
EP2348519B1 (en) Movable contactor assembly for a current limiting type molded case circuit breaker
EP1814133B1 (en) Circuit breaking apparatus
CA2761270C (en) Electricity meter contact arrangement
JPS6229031A (ja) 回路断続器
JP4839772B2 (ja) 耐電圧テスト用スイッチおよび漏電遮断器
US5907461A (en) Molded case circuit breaker with ground fault protection and signaling switches
CN209859890U (zh) 断路器的跳闸机构
WO2011001956A1 (ja) 直流遮断器
JP2015103411A (ja) 漏電遮断器
US3745414A (en) Ground fault circuit interrupter
JP2005026105A (ja) 漏電遮断器
JP2020080235A (ja) 回路遮断器、分電盤、及び回路遮断器の駆動方法
KR101168257B1 (ko) 전자석 엑츄레이터를 탑재한 전자식 배선용 차단기
JP7122679B2 (ja) 回路遮断器駆動システム、及び分電盤
CN209843646U (zh) 具有过欠压保护组件的断路器
EP2175468A2 (en) Bipolar automatic circuit breaker for low-voltage applications
JP7266236B2 (ja) 回路遮断器駆動システム、及び分電盤
JP2020072585A (ja) 回路遮断器駆動システム、及び分電盤
CN111276374A (zh) 低压保护开关装置
JP2020071958A (ja) 開閉器システム、分電盤、開閉器の制御方法及びプログラム
JP2020089243A (ja) 感震システム、分電盤、方法及びプログラム
JP7122567B2 (ja) 開閉器及び分電盤
CN104810788B (zh) 对于电磁的触发器的外部的操控
JP7325044B2 (ja) 開閉器システム、分電盤システム、制御方法、及びプログラム