JP2020080138A - 平面ディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】建築物の外壁面又はその窓とそれに取付けられた平面ディスプレイとを紐づけてサーバで一元管理するのに好適な平面ディスプレイ付建築物の管理システムで使用される平面ディスプレイを提供する。【解決手段】管理システムSは、平面ディスプレイ2と、平面ディスプレイ2に接続された固定端末3と、建築物の窓と平面ディスプレイとを一組の管理物件として管理するための管理サーバ4と、を備え、建築物の窓および平面ディスプレイにはその個体を識別するためのIDが付され、管理サーバ4は、建築物の窓のIDと平面ディスプレイのIDとを一組の管理物件として複数登録可能な第1の参照テーブルを備え、当該管理システムSで使用される前記平面ディスプレイ2は、建築物の窓の窓枠またはそのサッシ枠に取り付けられることで、該サッシ枠または窓枠と一体となって、建築物の躯体内に取付けられた状態になる。【選択図】図1

Description

本発明は、建築物の外壁面又はその窓とそれに取付けられた平面ディスプレイとを一元管理する平面ディスプレイ付建築物の管理システムで使用される平面ディスプレイに関する。
近年、駅や商店街等、人通りの多い場所では、情報広告媒体として、デジタルサイネージ(電子看板)の設置が進んでいる。ネットワーク対応のデジタルサイネージは、公衆回線を利用して広告配信元から映像や文字等の情報を受信し、受信した情報を平面ディスプレイによって表示するというものである。従来、この種のデジタルサイネージを監視するシステムは、例えば特許文献1の情報表示機器監視システムとして知られている。
特許文献1の段落[0063]―[0064]の記載および同文献1の図2を参照すると、同文献1の情報表示機器監視システムは、液晶パネル(16)を平面ディスプレイとして備えたデジタルサイネージ(2)とサーバ(4)とを具備し、そのデジタルサイネージ(2)をコンビニエンスストアに設置し、設置したデジタルサイネージ(2)の動作状態をサーバ(4)で監視可能とする構成を採用している。
しかし、同文献1は、デジタルサイネージ(2)の動作状態をサーバ(4)で監視できるシステムを開示しているものの、コンビニエンスストアや他の建築物の外壁面又はその窓とそれに取付けられた平面ディスプレイとを紐づけて一元管理するという技術的思想は開示しておらず、そのような一元管理のシステムは従来見当たらない。
特開2017−204124号公報
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、建築物の外壁面又はその窓とそれに取付けられた平面ディスプレイとを紐づけてサーバで一元管理するのに好適な平面ディスプレイ付建築物の管理システムで使用される平面ディスプレイを提供することである。
前記目的を達成するために、本発明は、平面ディプレイ付き建築物の管理システムで使用される平面ディスプレイであって、前記管理システムは、前記平面ディスプレイと、前記平面ディスプレイに接続された固定端末と、前記建築物の窓と前記平面ディスプレイとを一組の管理物件として管理するための管理サーバと、を備え、前記建築物の窓および前記平面ディスプレイには、その個体を識別するためのIDが付され、前記固定端末および前記管理サーバは、ネットワーク回線に接続されており、前記固定端末は、前記ネットワーク回線を利用して前記管理サーバとの間でデータの送受信を可能とする通信機能と、前記ネットワーク回線を介して送信されてきた動画又は静止画像データを前記平面ディスプレイに表示する表示機能と、前記平面ディスプレイの利用状況を利用履歴として監視する監視機能と、前記建築物の窓および前記平面ディスプレイの前記IDと該平面ディスプレイの前記利用履歴とを一組の利用履歴データとして前記管理サーバに送信する送信機能と、を備え、前記管理サーバは、前記建築物の窓のIDと前記平面ディスプレイのIDとを一組の管理物件として複数登録可能な第1の参照テーブルと、前記管理物件ごとに前記平面ディスプレイの利用規約を複数登録可能な第2の参照テーブルと、前記固定端末から前記ネットワーク回線を通じて送信されてきた前記利用履歴データの中から前記IDと前記利用履歴を抽出する抽出機能と、前記抽出機能で抽出した前記IDを基に前記第1および第2の参照テーブルを参照することで、該参照テーブルの中から当該IDに対応する管理物件を特定する特定機能と、前記第1および第2の参照テーブルを参照し、前記特定機能で特定した管理物件に対応する前記利用履歴が前記利用規約に適合するかどうかを確認するチェック機能と、を備えてなり、前記平面ディスプレイは、LED表示ディスプレイ又は有機EL表示ディスプレイからなるとともに、前記建築物の窓の窓枠またはそのサッシ枠に取り付けられることで、該サッシ枠または窓枠と一体となって、前記建築物の躯体内に取付けられた状態になることを特徴とする。
前記本発明において、前記管理サーバは、前記ネットワーク回線を介して送信されてきた生放送の動画映像を受信する映像受信機能と、前記固定端末からの要求に応じて、該固定端末に接続されている前記平面ディスプレイでの生放送映像の表示を許可し、許可した前記固定端末に対して前記生放送の動画映像を出力する生放送映像送信機能と、を備えることを特徴としてもよい。
前記本発明において、前記管理サーバは、前記ネットワーク回線を介して送信されてきたビデオ録画映像を受信し記録する映像記録機能と、前記固定端末からの要求に応じて、該固定端末に接続されている前記平面ディスプレイでのビデオ録画映像の表示を許可し、許可した前記固定端末に対して前記ビデオ録画映像を出力するビデオ映像送信機能と、を備えることを特徴としてもよい。
前記本発明において、前記管理サーバは、前記管理物件のIDごとに基本料金を複数登録可能な第3の参照テーブルと、前記第3の参照テーブルに対して管理物件のIDと基本料金を登録する料金登録機能と、を備え、前記建築物の前記窓に前記平面ディスプレイを取り付けた場合、その窓を含む部屋の前記基本料金は、当該部屋の家賃と前記平面ディスプレイの利用料金とを含むことを特徴としてもよい。
前記本発明において、前記平面ディスプレイは、例えばガラス張りのビルで使用されているカーテンウォールあるいは窓の近傍に支柱を複数設置し、設置した支柱に取付けてもよい。
前記本発明において、窓枠を備えた当該窓が出窓の構造になっていて、該出窓の窓枠又はサッシ枠に前記平面ディスプレイを取付けることにより、前記建築物の躯体内であってかつ前記出窓の奥行寸法内に、前記平面ディスプレイが収まった状態になっていることを特徴としてもよい。
前記本発明において、前記平面ディスプレイの裏側に窓回りインテリアを設置することで、前記平面ディスプレイの裏面が室内側から直接見えないように構成したことを特徴としてもよい。
前記本発明において、前記サッシ枠と前記平面ディスプレイとの間に取付け上の隙間が存在し、その隙間は充填部材で埋められた状態、および、その埋めた部分の室外面が当該建築物の外壁面と同じ部材で形成されることで当該建築物の外壁面と見栄えが同じになるように処理された状態になっていることを特徴としてもよい。
本発明では、管理システムの具体的な構成として、平面ディスプレイと、平面ディスプレイに接続された固定端末と、建築物の窓と平面ディスプレイとを一組の管理物件として管理するための管理サーバと、を備える構成、および、建築物の窓および平面ディスプレイにはその個体を識別するためのIDが付される構成、ならびに、管理サーバは、建築物の窓のIDと平面ディスプレイのIDとを一組の管理物件として複数登録可能な第1の参照テーブルを備える構成、そして、同管理システムで使用される前記平面ディスプレイの具体的な構成として、かかる平面ディスプレイは、建築物の窓の窓枠またはそのサッシ枠に取り付けられることで、該サッシ枠または窓枠と一体となって、建築物の躯体内に取付けられた状態になるという構成を採用した。このため、管理サーバにおいて、建築物の窓とそれに取付けた平面ディスプレイとを一組の管理物件として一元管理することが可能となる等、その一元管理に好適な平面ディスプレイ付建築物の管理システムで使用される平面ディスプレイを提供し得る。
また、前記平面ディスプレイ付建築物の管理システムは、前述の通り、建築物の窓とそれに取付けた平面ディスプレイとを一組の管理物件として一元管理できるので、建築物の窓とそれに取付けられた平面ディスプレイとを一つに纏め、平面ディスプレイ付の窓を不動産として貸し出すなど、新たな不動産取引の事業展開を図るのに好適である。
本発明を適用した平面ディスプレイ付建築物の管理システムの概念図。 図1の管理システムのブロック図。 図1の管理システムで採用した参照テーブルの説明図。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明を適用した平面ディスプレイ付建築物の管理システムの概念図、図2は図1の管理システムのブロック図、図3は図1の管理システムで採用した参照テーブルの説明図である。
図1に示した平面ディスプレイ付建築物の管理システム(以下「本管理システムS」という)は、建築物1の外壁面1Aとその窓1Bに取付けた平面ディスプレイ2と、平面ディスプレイ2に接続された固定端末3と、建築物1と平面ディスプレイ2とを一組の管理物件として管理する管理サーバ4と、を備えた構成になっている。
《平面ディスプレイ2の詳細》
平面ディスプレイ2は、例えばLED表示ディスプレイ又は有機EL表示ディスプレイを採用することができるが、これらに限定されることはない。
また、平面ディスプレイ2は、建築物1の外壁面1Aと同じく不特定多数の者が見やすい場所、例えば建築物1の窓1Bのみに取付けてもよし、建築物1の外壁面1Aのみに取り付けてもよい。
さらに、平面ディスプレイ2は建築物1の躯体内に取付けられた状態になっている。このような状態を得るための具体的な構造として、本管理システムSでは、建築物1が備える窓1Bの窓枠(開口予定の窓枠を含む)又はサッシ枠(窓枠に設置予定のサッシ枠を含む)に平面ディスプレイ2を取付ける構造(以下「第1の本ディスプレイ取付け構造」という」)、または、その建築物1の外壁面1Aに平面ディスプレイ2を取付ける構造(以下「第2の本ディスプレイ取付け構造」という)を採用した。
《第1の本ディスプレイ取付け構造の説明》
第1の本ディスプレイ取付け構造は、既存のサッシ枠の改造や取替えによって適用したり、建築物の新築時に適用したりすることができる。
・サッシ枠の改造例
窓1Bのサッシ枠を改造して平面ディスプレイを取付ける場合は、例えば、周知のカバー工法で既存のサッシ枠の上に新たなサッシ枠を設置する、または、既存のサッシ枠を除去して新たなサッシ枠を窓枠に設置し、設置した新たなサッシ枠に対して平面ディスプレイ2を取付けてもよい。
・サッシ枠の取替え例
窓1Bのサッシ枠を取替えて平面ディスプレイ2を取付ける場合は、複数並べて配置した平面ディスプレイ2を所定の取付け固定枠で囲むことによってしっかり固定する。そして、既存のサッシ枠を撤去した後、溶接等の固定手段によって前述の取付け固定枠を窓枠に取付け固定する方法が考えられる。この方法において、平面ディスプレイ2周りに隙間が生じる場合はその隙間を埋める。必要であれば隙間の防水処理も施す。隙間を埋める方法としては平面ディスプレイ2周りをアクリル板等で囲む方法が考えられるが、これに限定されることはない。また、前記のように複数の平面ディスプレイ2を所定の枠に固定する作業については、平面ディスプレイ2の取付け現場で行ってもよいし、所定の工場で行ってもよい。
・新築の場合の適用例
建築物1の新築時に第1の本ディスプレイ取付け構造を適用する場合は、その新築物件の建具表において平面ディスプレイ2の取付け場所(取付け枚数や寸法を含み)を事前に決め、かつ、取付け予定の平面ディスプレイ2をサッシ枠に取付ける、あるいは、前述の取付け固定枠に取付ける等、枠付き平面ディスプレイ2を事前に工場で作製しておく。そして、工事日程に合せて新築現場にその枠付き平面ディスプレイ2を搬送したら、後は通常の特建(特殊建築物)のサッシ枠取付けと同じ要領で枠付き平面ディスプレイを窓枠に溶接等で取付け固定すればよい。
窓1Bのサッシ枠に取付けられた平面ディスプレイ2は、そのサッシ枠が建築物1の窓に装着されることにより、サッシ枠と一体となって建築物1の躯体内に取付けられた状態になる。窓1Bの窓枠に取付けられた平面ディスプレイ2もまた窓枠と一体となって建築物1の躯体内に取付けられた状態になる。
第1の本ディスプレイ取付け構造を適用して取付けた平面ディスプレイ2は、当該建築物の内側に位置すること、窓1Bの窓枠又はそのサッシ枠と一体となって当該建築物1の躯体(具体的には当該建築物1の外壁部材)内に取付けられた状態になること、および外部から見て当該建築物の窓そのものを構成するものとなる。したがって、その平面ディスプレイ2で表示する広告は、建築物の躯体とは別の構造体として独立している従来の壁面広告(建築物の外壁面に設置する屋外広告看板)や懸垂幕式の広告等とはその設置構造が全く異なるものである。
また、平面ディスプレイ2の片面(外部から見られる面)には透明な強化ガラス板やアクリル板等の保護材を貼付することもできる。この場合、かかる保護材は開閉しないFIX(固定)タイプの窓ガラスとしても機能する。また、強化ガラス板からなる保護部材を表面に貼付した平面ディスプレイ2は建築物の外壁を構成する周知のガラスブロックとしても機能する。さらに、平面ディスプレイ2の表面そのものを強化ガラスなどのような周知の窓ガラスと同様の素材で構成してもよく、この場合は、前述の保護材を省略することができ、それも省略しても、前述の窓ガラスあるいはガラスブロックとしての機能は得られる。
窓1Bの窓枠又はサッシ枠に取付けた平面ディスプレイ2が建築物1の室内に張り出す場合は、平面ディスプレイ2を取付けようとしている窓を改造して出窓の構造とし、その新設した出窓に対して前述のサッシ枠嵌め込み式取付け構造で平面ディスプレイ2を取付けることにより、出窓の奥行寸法内に平面ディスプレイ2が収まるように構成してもよい。
また、前記のような出窓を利用した第1の本ディスプレイ取付け構造もまた、先に説明した既存のサッシ枠の改造や取替えによって適用したり、建築物の新築時に適用したりすることができる。
窓1Bのサッシ枠内に平面ディスプレイ2を嵌め込む作業は、建築物が存在する現場で行ってもよい。また、例えば建築物を新築する場合は、予めサッシ工場の製造ライン等において、製造したサッシ枠内に平面ディスプレイを嵌め込むことで平面ディスプレイ付サッシ枠を作製するとともに、作製した平面ディスプレイ付サッシ枠を新築現場に搬送して建築物の躯体に取付けることで、前述した現場での平面ディスプレイ2の嵌め込み作業を省略してもよい。
さらに、前記のような出窓を利用したサッシ枠嵌め込み式取付け構造において、平面ディスプレイ2の裏面が室内側から直接見えないように構成する手段として、平面ディスプレイ2の裏側に例えば公知のブラインドまたはカーテンあるいはポスター、フィルム、障子などのような各種窓回りインテリアを設置してもよい。
前述のサッシ枠嵌め込み式取付け構造において、サッシ枠の横幅寸法をL1、平面ディスプレイ2の横幅寸法をL2、平面ディスプレイ2の個数をnとした場合に、L1=L2×nのときは、サッシ枠内にn個の平面ディスプレイ2を略ぴったり収めることが可能である。この一方、L2×n<L1<L2(n+1)のときもn個の平面ディスプレイ2をサッシ枠内に収めることができるが、平面ディスプレイ2とサッシ枠との間に取付け上の隙間が生じる。この取付け上の隙間は以下のように処理してもよい。
例えばRC(Reinforced-Concrete)造又はSRC(Steel Reinforced-Concrete)造あるいはALC(Autoclaved Lightweight Concrete)造の建築物において、第1の本ディスプレイ取付け構造を採用するのにあたり、窓枠又はサッシ枠と平面ディスプレイ2との間に前述の隙間が生じた場合は、その隙間を例えばモルタル等の充填部材で埋め、埋めた部分の室外面、すなわち建築物1の外部から見える面は、当該建築物1の外壁面と同じ部材で形成する(例えば外壁面がタイルで構成されている場合はその埋めた部分の室外面に同じタイルを貼る等)ことで当該建築物の外壁面と見栄えが同じになるように処理する、あるいは、外壁面とは異なる別の装飾材で処理することによって、平面ディスプレイ2がより一層目立つように構成してもよい。また、平面ディスプレイ2の上部縁に庇を付けてもよい。
《第2の本ディスプレイ取付け構造の説明》
建築物1の外壁面1Aに平面ディスプレイ2を取付ける場合は、例えば平面ディスプレイ2の縦横奥行き寸法に対応する凹部(図示省略)を外壁面1Aに設け、該凹部に平面ディスプレイ2を設置する方式(ビルトイン方式)を採用することにより、平面ディスプレイ2の表示面と外壁面1Aとが面一となるように構成してもよいし、また、取付け金具を使って平面ディスプレイ2を外壁面1Aに直接取付けてもよい。建築物1の外壁面1Aに対する平面ディスプレイ2の取付け構造は、必要に応じて適宜変更することができる。
例えば建築物1の外壁面1AがALC(Autoclaved Lightweight Concrete)板等のように機械加工が容易な壁材で構成されている場合は、平面ディスプレイ2の縦横幅寸法に合わせて壁材を打ち抜き、打ち抜いた部分に対して前述のサッシ枠嵌め込み式取付け構造で平面ディスプレイ2を取付けてもよい。このような取付け構造では、平面ディスプレイ周りに防水工事を行う等、防水対策が施される。また、第1の本ディスプレイ取付け構造で説明した隙間を埋める構成等は、この第2の本ディスプレイ取付け構造でも適用可能である。
以上説明した建築物1の外壁面1Aに対する平面ディスプレイ2の取付けは、建築物1が存在する現場で行ってもよいし、新築の場合は、建築物1の外壁を製造する工場等、所定の工場で行ってもよい。
建築物1の外壁面全体のうち、取付けた平面ディスプレイ2での映像による宣伝広告効果が比較的高い外壁面としては、例えば、図1に示したように、不特定多数の者が見やすい道路沿いの外壁面1Aが考えられるほか、建築物の屋上に飛び出しているエレベータ機械室を構成する外壁面なども考えられるが、これらに限定されることはない。
《サッシ枠付き平面ディスプレイの規格化》
一つのサッシ枠内に平面ディスプレイ2を複数並べて取付けた構造のものは、工場等での作製や現地での取付けを容易化するために、サッシ枠付き平面ディスプレイとして建具図のような規格化をしてもよい。
《IDの説明》
建築物1の外壁面1A又は窓1Bおよび平面ディスプレイ2には、その個体を識別するためのID(識別子)が付されている。これらのIDは、管理サーバ4が発行し、ネットワーク回線5を通じて固定端末3の記憶媒体に格納されることで、固定端末3が常時保持するように構成してある。
建築物の外壁面1A又はその窓1BのIDおよび平面ディスプレイ2のIDは、建築物1ごとに共通のIDを採用してもよい。例えば1つの建築物のIDを例えば”B1001”とした場合、その外壁面1A又は窓1BのIDと平面ディスプレイ2のIDはいずれも例えば”B1001”とする。建築物が異なる場合、その外壁面1A又は窓1BのIDと平面ディスプレイ2のIDはいずれも例えば”B1002”となる。
また、1つの建築物1には道路向きの外壁面やその裏側の外壁面等、立地条件の異なる複数の外壁面が存在する。この場合、1つの建築物1のIDを例えば基本IDとして”B1100”を採用するとともに、そのB1100の建築物における第1の外壁面1AのIDは”B1100−1”、第2の外壁面は”B1100−1”とする等、基本IDと枝番の組合せをIDとして採用することにより、外壁面1Aごとに管理可能とする構成を採用してもよい。このことは1つの建築物1の窓1Bについても同様である。
前記IDの具体的な実施形態として、本管理システムSでは共通のIDを採用した。したがって、図1のように建築物1の外壁面1Aに平面ディスプレイ2を取り付けた例の場合、平面ディスプレイ2のIDと外壁面1AのIDはいずれも共通のID、例えば”B1001”(図3参照)になる。
また、本管理システムSでは、図1に示したように平面ディスプレイ2を建築物1の窓1Bにも取り付けており、その窓1Bにも同様のIDが付される。窓1BのIDもまた外壁面1AのIDと同様に管理サーバ4で発行され、固定端末3が常時保持するように構成される。なお、この窓1B(開口予定の窓も含む。以下も同様。)のIDの具体的な実施形態として、本管理システムSでは先に説明した共通のIDを採用した。したがって、窓1BのIDは建築物1の外壁面1AのID等と同じになる。
なお、平面ディスプレイ2を取付けていない建築物やその外壁面、窓は管理サーバ4において管理する必要がないので、IDは発行されない。また、管理サーバ4でのIDの発行については、ID自動発行プログラムを管理サーバ4に実装することで、固定端末3からの要求応じて管理サーバ4が自動でIDを発行するように構成してもよいし、管理サーバ4の担当管理者によって手動でIDを発行してもよい。
平面ディスプレイ2の取付け数の一例として、本管理システムSにおいては、図1に示したように一つの外壁面1Aや窓1Bに対して3つの平面ディスプレイ2を取付けているが、これに限定されることはない。平面ディスプレイの取付け数は必要に応じて適宜増減可能である。
《固定端末の詳細》
固定端末3は、インターネット等のネットワーク回線5に接続されるとともに、(1)ネットワーク回線5を利用して管理サーバ4との間でデータの送受信を可能とする通信機能M1と、(2)ネットワーク回線5を介して送信されてきた動画又は静止画像データを平面ディスプレイ2に表示する表示機能M2と、(3)平面ディスプレイ2の利用状況を利用履歴として監視する監視機能M3と、(4)建築物1の外壁面1A又はその窓1B(この「窓1B」は該窓1Bを構成する建築物の開口である窓枠でもよい。以下でも同様)および平面ディスプレイ2のIDと該平面ディスプレイ2の利用履歴とを一組の利用履歴データとして管理サーバ4に送信する送信機能M4と、を備えている。
平面ディスプレイ2の具体的な取付け形態例として、本管理システムSにおいては、図1に示したように、建築物1の外壁面1Aと窓1Bの双方に平面ディスプレイ2を取付けている(具体的には、窓1Bを構成するサッシ枠に取付ける場合と、窓1Bを構成する窓枠に取付ける場合とがある。以下でも同様)ので、固定端末3は、建築物1の外壁面1AのIDとその窓1BのIDと平面ディスプレイ2のIDを管理サーバ4に送信することになる。これとは別に例えば、建築物1の窓1Bのみに平面ディスプレイ2を取付けた場合は、固定端末3から管理サーバ4に対して送信されるIDは、窓1BのIDと平面ディスプレイ2のIDになる。
平面ディスプレイ2の利用履歴は後述の利用規約に応じて異なる。例えば、利用規約として平面ディスプレイ2の利用時間を設定した場合、利用履歴は平面ディスプレイ2の利用時間となる。この利用履歴を管理サーバ4に送信するタイミングは必要に応じて適宜変更することができる。例えば毎日送信してもよいし、月末に1回だけ送信してもよい。
前記のような機能を有する固定端末3は、例えば有線又は無線LAN等のネットワーク通信機能を備えた市販のPCによって構成することができる。固定端末3からネットワーク回線5への接続方法については、ネットワーク接続業者から入手した接続機器を利用する等、周知であるため、その詳細説明は省略する。
《管理サーバ4の詳細》
図2および図3を参照すると、管理サーバ4は、ネットワーク回線5に接続されるとともに、(1)建築物1の外壁面1A又はその窓1B(前述の通り、窓1Bを構成する窓枠でもよい)のIDとそれに取付けられた平面ディスプレイ2のIDとを一組の管理物件として複数登録可能な第1の参照テーブルT1と、(2)管理物件ごとに平面ディスプレイ2の利用規約を複数登録可能な第2の参照テーブルT2と、(3)固定端末3からネットワーク回線5を通じて送信されてきた利用履歴データの中からIDと利用履歴を抽出する抽出機能L1と、(4)抽出機能で抽出したIDを基に第1および第2の参照テーブルT1、T2を参照することで、該参照テーブルT1、T2の中から当該IDに対応する管理物件を特定する特定機能L2と、(5)第1および第2の参照テーブルT1、T2を参照し、特定機能L2で特定した管理物件に対応する利用履歴が利用規約に適合するかどうかを確認するチェック機能L3と、を備えている。
前記のような管理サーバ4の参照テーブルT1、T2は、例えば管理サーバ4として採用したPCに対して、データベースを構築するプログラムとして公知のMySQLサーバプログラムをインストールすることによって作成し実現してもよい。
また、前記のような管理サーバ4の抽出機能L1や特定機能L2およびチェック機能L3については、例えば、管理サーバ4として採用したPCに対して、WEBサーバの構築プログラムとして公知のnginxをインストールし、nginx上でPHPプログラムを実行可能とすること、および、前述の機能L1、L2、L3をPHPでプログラミングし、そのプログラムをnginx上の公開ディレクトリに設置することによって実現してもよい。
管理サーバ4は、また(6)ネットワーク回線5を介して送信されてきた生放送の動画映像を受信する映像受信機能P1と、(7)固定端末3からの要求に応じて、該固定端末3に接続されている平面ディスプレイ2での生放送映像の表示を許可し、許可した固定端末3に対して生放送の動画映像を出力(配信)する生放送映像送信(配信)機能P2と、を備えている。
前記のような管理サーバ4の映像受信機能P1と生放送映像送信(配信)機能P2は、例えば管理サーバ4として採用したPCに対して、前述のnginxとそのモジュールであるnginx‐rtmp−moduleをインストールする、あるいは、RTMPストリーミングサーバの構築プログラムとして公知のRED5をインストールすることによって実現してもよい。
さらに、管理サーバ4は、(8)ネットワーク回線5を介して送信されてきた拡張子mp4ファイル等のビデオ録画映像を受信し記録する映像記録機能Q1と、(9)固定端末3からの要求に応じて、該固定端末3に接続されている平面ディスプレイ2でのビデオ録画映像の表示を許可し、許可した固定端末3に対して前記ビデオ録画映像を出力するビデオ映像送信機能Q2と、を備えている。
前記のような管理サーバ4の映像記録機能Q1とビデオ映像送信機能Q2については、例えば管理サーバ4として採用したPCに対して、先に例示したRED5をインストールすることによって実現してもよい。
管理サーバ4は、生放送映像送信(配信)機能P2やビデオ映像送信機能Q2の付加機能として広告配信機能R1を備えてもよい。この広告配信機能R1は、例えば、メインコンテンツである生放送映像の配信を途中で区切り中断した後に、続けて数秒又は数分の広告映像をサブコンテンツとして配信し、広告映像の配信が終了したら生放送(メインコンテンツ)の配信を再開するというものである。この広告映像(サブコンテンツ)の配信は例えば生放送主のWEBページを映像として流すものでもよいし、生放送主と関連する事業者の広告映像を流すものでもよい。
生放送(メインコンテンツ)としてどのような動画映像を配信するか、この点については必要に応じて適宜選択し得る。例えば、平面ディスプレイ2を取付けた建築物1の中に地域イベント密着型のレンタルルームがあって、そのようなレンタルルーム内で料理教室や、お食事会、趣味の集まり、学習塾、空手又は柔道等の習い事、セミナー等の地域イベントが開催される場合は、当該イベントの様子を生放送の動画映像(メインコンテンツ)として配信してもよい。
生放送の動画映像やビデオ録画映像は、スマートホン等のモバイル機器やノートパソコン等を使い、ネットワーク回線5を経由して管理サーバ4へ送信することができ、その詳細は周知であるため説明を省略する。
前述の第1又は第2の本ディスプレイ取付け構造を適用して区分の分譲マンションに平面ディスプレイ2を取付けて販売する場合は、ディスプレイ代として分譲マンションの販売価格に対して所定の金額(例えば平面ディスプレイ2によって得られるものと想定される利益分など)を上乗せすることもできる。この場合、平面ディスプレイ2によって得られる利益は、例えば平面ディスプレイ2を取付けてある窓1Bを備えた部屋の所有者が取得し得る。
また、賃貸マンションの場合にも前述の第1又は第2の本ディスプレイ取付け構造を適用することができ、この場合、平面ディスプレイ2によって得られる利益は賃貸マンションのオーナーが取得し得る。しかし、オーナーにおいて平面ディスプレイ2の運用方法が解らないと利益は得られず、賃貸マンションの入居者が勝手に平面ディスプレイ2を利用してしまうことも想定される。このため、賃貸契約書等において、平面ディスプレイ2の無断使用を禁止する等、平面ディスプレイ2の使用について規制をするのが好ましい。そして、平面ディスプレイ2の借り手を探す等、平面ディスプレイ2をサブリースの対象としてもよい。
また、管理サーバ4は、(10)管理物件のIDごとに基本料金を複数登録可能な第3の参照テーブルT3と、(11)第3の参照テーブルT3に対して管理物件のIDと基本料金を登録する料金登録機能と、を備えている。基本料金は、少なくとも建築物の外壁面又はその窓とそれに取付けた平面ディスプレイ2(前述の通り、窓1Bを構成するサッシ枠に取付ける場合と、窓1Bを構成する窓枠に取付ける場合とがある)の利用料金を含むが、平面ディスプレイ2を取付けてある窓を含む部屋の家賃が基本料金の中に含まれるように設定してもよい。
前記のような第3の参照テーブルT3は、先に説明した第1および第2の参照テーブルT1、T3と同様の手段(例えばMySQLサーバプログラムのインストール)によって作成し実現することができる。
管理サーバ4において先に説明したnginx上でPHPプログラムを実行可能な環境が構築されている場合、前記のような基本料金設定機能は、必須入力事項の入力フォームをPHPでプログラミング作成し、それをnginx上の公開ディレクトリに配置すること、および、必須入力事項は、管理物件のID(具体的には、建築物1の外壁面1A又はその窓1BのID)と、予め設定された管理物件の基本料金とからなる一組のデータとすること、ならびに、前記のような入力フォームを介して入力された一組のデータ(必須入力事項)を第3の参照テーブルT3に登録するために必要なプログラムをPHPで作成することによって、実現してもよい。
建築物1の外壁面1A又はその窓1Bは、例えば歩道、道路上又は電車内などのように色々な場所から不特定多数の者によってよく見られる見通しの良い場所(立地条件の良い場所)に存在したり、見通しの悪い場所(立地条件の悪い場所)に存在したり、あるいは、その中間の見通しの場所に存在する場合がある等、建築物1の外壁面1A又はその窓1Bの立地条件は建築物1ごと大きく異なるという実情がある。
前記実情に着目すると、立地条件のよい建築物1の外壁面1Aや窓1Bに平面ディスプレイ2を取付けた場合には、不特定多数の者によく見られるから、平面ディスプレイ2での表示による宣伝広告的効果が期待できる点で、立地条件のよい建築物1の外壁面1Aや窓1Bは経済的価値が高い。それに比べて、多少立地条件の悪い建築物の外壁面や窓に平面ディスプレイを取付けた場合、その建築物の外壁面や窓の経済的価値は多少低くなるものと考えられる。
本管理システムSでは、前述の通り、建築物1の外壁面1A又はその窓1Bとそれに取付けた平面ディスプレイ2とを一組の管理物件(NO.1、NO.2…)として第1の参照テーブルT1で紐づけ一元管理している。このため、例えば、第1の参照テーブルT1に登録されているNO.1の管理物件は、B1001の建築物の外壁面又は窓であって、これはその建築物の周囲環境から見て立地条件が良く、他の建築物の外壁面又は窓に比べて経済的価値が高いから、そのB1001の建築物の外壁面又は窓を含む管理物件NO.1の基本料金は比較的高額なものとする等、管理物件の基本料金を決定して第3の参照テーブルT3へ登録する際に都合がよい。また、そのように管理物件の基本料金を決定し登録した上で、建築物1の外壁面1A又はその窓1Bとそれに取付けられた平面ディスプレイ2とを一つに纏めて不動産として貸し出す等、新たな不動産取引の事業展開を図るのにも都合がよい。
例えば、建築物1の窓1Bとそれに取付けられた平面ディスプレイ2とを一つに纏めて不動産として貸し出す場合は、その窓1Bを含む部屋も一緒に不動産として貸し出すことができ、その際、部屋の一か月分の家賃に対して前述の基本料金を加算して賃貸をしてもよい。
《その他》
以上説明した本管理システムSは、建築物1の外壁面1A又は窓1Bに平面ディスプレイ2を取付ける例として、具体的には、一つの行政区画あるいは商店街など、一地区に存在する複数の建築物の外壁面又は窓を取付け対象とした地域活性システム(以下「一地区型システム」という)として構成してもよいし、複数の地区あるいは全国に存在する複数の建築物を取付け対象とした全国版システム(以下「多地区型システム」という)として構成してもよい。
本管理システムSを前述の多地区型システムとして構成する場合は、地区ごとに平面ディスプレイ2を選択可能とし、選択した地区に含まれる平面ディスプレイ2だけを使用して当該地区に馴染んだ生放送の動画映像やビデオ録画映像を配信してもよい。
前記のような地区ごとの平面ディスプレイ2の選択機能は、例えば管理サーバ2において、第1の参照テーブルT1の備考欄として地区のIDを登録可能とし、地区のIDを検索キーとして第1の参照テーブルT1を検索することで、該当する管理物件を抽出するとともに、抽出した管理物件の平面ディスプレイ2だけに限定して生放送の動画映像やビデオ録画映像を配信(地区限定配信)すればよい。
また、前述の一地区型システムや多地区型システムを採用する際は、平面ディスプレイ2においてコンテンツとして流す映像にIDを付与し、このIDによってコンテンツの映像を一元管理してもよい。
前記のようなIDによる映像の一元管理は、例えば第1の参照テーブルT1の備考欄として映像のIDを登録可能とするとともに、その備考欄に登録されたIDに対応する映像が管理物件の平面ディスプレイ2で流れるように構成すればよい。
映像に付与するIDとしては、例えば、全国的に流す予定の映像のIDは例えば”ALL”とし、特定の地域のみで流す映像のIDについては”ALL”以外のもの、例えば映像自体のIDと前述の地区のIDとを組合せたものとする等、映像と地区とを関係付けた構成のIDを採用してもよい。
この場合、生放送主と本管理システムの運用担当者との生放送前打合せで限定した地区のIDが検索キーとして使用されてもよいし、また、例えば生放送で利用するスマートホン等の機器において地区のIDを選択可能とし、選択した地区のIDが生放送前に当該機器からネットワーク回線経由で管理サーバ4に送信されることで前記のような地区限定配信が可能となるように構成してもよい。
1 建築物
1A 建築物の外壁面
1B 建築物の窓
2 平面ディスプレイ
3 固定端末
4 管理サーバ
5 ネットワーク回線
T1 第1の参照テーブル
T2 第2の参照テーブル
T3 第3の参照テーブル
L1 抽出機能
L2 特定機能
L3 チェック機能
M1 通信機能
M2 表示機能
M3 管理機能
M4 送信機能
P1 映像受信機能
P2 生放送映像送信(配信)機能
Q1 映像記録機能
Q2 ビデオ映像送信機能
R1 広告配信機能
S 平面ディスプレイ付建築物の管理システム
本発明は、平面ディスプレイ本体と固定端末と管理サーバとを備えた平面ディスプレイ装置に関する。
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、建築物の外壁面又はその窓とそれに取付けられた平面ディスプレイ本体とを紐づけてサーバで一元管理するのに好適な平面ディスプレイ装置を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明は、LED表示ディスプレイ又は有機EL表示ディスプレイからなり、建築物の内側に位置し、該建築物の窓のサッシ枠に取り付けられることで該サッシ枠と一体となって前記建築物の躯体内に取付けられた状態となる平面ディスプレイ本体と、前記平面ディスプレイ本体に接続されるとともに、前記平面ディスプレイ本体の利用状況を利用履歴として監視する監視機能、ネットワーク回線に接続された管理サーバとの間でデータの送受信を可能とする通信機能、前記建築物の窓に付された第1のIDと前記平面ディスプレイ本体に付された第2のIDと前記利用履歴とを一組の利用履歴データとして前記管理サーバに送信する送信機能、および、ネットワーク回線を介して送信されてきた動画又は静止画像データを前記平面ディスプレイ本体に表示する表示機能を備えた固定端末と、前記建築物の窓と前記平面ディスプレイ本体とを一組の管理物件として管理する手段として、前記第1のIDと前記第2のIDとを一組の管理物件として複数登録可能な第1の参照テーブル、前記管理物件ごとに前記平面ディスプレイ本体の利用規約を複数登録可能な第2の参照テーブル、前記固定端末からネットワーク回線を通じて送信されてきた前記利用履歴データの中から前記第1および第2のID並びに前記利用履歴を抽出する抽出機能、前記抽出機能で抽出した前記第1および第2のIDを基に前記第1および第2の参照テーブルを参照することで、該参照テーブルの中から当該IDに対応する管理物件を特定する特定機能、前記第1および第2の参照テーブルを参照し、前記特定機能で特定した管理物件に対応する前記利用履歴が前記利用規約に適合するかどうかを確認するチェック機能、を備えた管理サーバと、を備えてなることを特徴とする。
本発明では、建築物の窓のサッシ枠に取り付けられた平面ディスプレイ本体と、平面ディスプレイ本体に接続された固定端末と、建築物の窓と平面ディスプレイ本体とを一組の管理物件として管理するための管理サーバと、を備える構成、および、建築物の窓および平面ディスプレイにはその個体を識別するためのID(第1、第2のID)が付される構成、ならびに、管理サーバは、建築物の窓のID(第1のID)と平面ディスプレイのID(第2のID)とを一組の管理物件として複数登録可能な第1の参照テーブルを備える構成を採用した。このため、管理サーバにおいて、建築物の窓とそれに取付けた平面ディスプレイ本体とを一組の管理物件として一元管理することが可能となる等、その一元管理に好適な平面ディスプレイ装置を提供し得る。
また、本発明では、前述の通り、建築物の窓とそれに取付けた平面ディスプレイ本体とを一組の管理物件として一元管理できるので、建築物の窓とそれに取付けられた平面ディスプレイ本体とを一つに纏め、平面ディスプレイ本体付の窓を不動産として貸し出すなど、新たな不動産取引の事業展開を図るのに好適である。
本発明を適用した管理システムの概念図。 図1の管理システムのブロック図。 図1の管理システムで採用した参照テーブルの説明図。
図1は本発明を適用した管理システムの概念図、図2は図1の管理システムのブロック図、図3は図1の管理システムで採用した参照テーブルの説明図である。
図1に示した平面ディスプレイ付建築物の管理システム(以下「本管理システムS」という)は、建築物1の外壁面1Aとその窓1Bに取付けた平面ディスプレイ本体2(以下「平面ディスプレイ2」という)と、平面ディスプレイ2に接続された固定端末3と、建築物1と平面ディスプレイ2とを一組の管理物件として管理する管理サーバ4と、を備えた構成になっている。
1 建築物
1A 建築物の外壁面
1B 建築物の窓
2 平面ディスプレイ(平面ディスプレイ本体)
3 固定端末
4 管理サーバ
5 ネットワーク回線
T1 第1の参照テーブル
T2 第2の参照テーブル
T3 第3の参照テーブル
L1 抽出機能
L2 特定機能
L3 チェック機能
M1 通信機能
M2 表示機能
M3 管理機能
M4 送信機能
P1 映像受信機能
P2 生放送映像送信(配信)機能
Q1 映像記録機能
Q2 ビデオ映像送信機能
R1 広告配信機能
理システム

Claims (1)

  1. 平面ディプレイ付き建築物の管理システムで使用される平面ディスプレイであって、
    前記管理システムは、
    前記平面ディスプレイと、
    前記平面ディスプレイに接続された固定端末と、
    前記建築物の窓と前記平面ディスプレイとを一組の管理物件として管理するための管理サーバと、を備え、
    前記建築物の窓および前記平面ディスプレイには、その個体を識別するためのIDが付され、
    前記固定端末および前記管理サーバは、ネットワーク回線に接続されており、
    前記固定端末は、
    前記ネットワーク回線を利用して前記管理サーバとの間でデータの送受信を可能とする通信機能と、
    前記ネットワーク回線を介して送信されてきた動画又は静止画像データを前記平面ディスプレイに表示する表示機能と、
    前記平面ディスプレイの利用状況を利用履歴として監視する監視機能と、
    前記建築物の窓および前記平面ディスプレイの前記IDと該平面ディスプレイの前記利用履歴とを一組の利用履歴データとして前記管理サーバに送信する送信機能と、を備え、
    前記管理サーバは、
    前記建築物の窓のIDと前記平面ディスプレイのIDとを一組の管理物件として複数登録可能な第1の参照テーブルと、
    前記管理物件ごとに前記平面ディスプレイの利用規約を複数登録可能な第2の参照テーブルと、
    前記固定端末から前記ネットワーク回線を通じて送信されてきた前記利用履歴データの中から前記IDと前記利用履歴を抽出する抽出機能と、
    前記抽出機能で抽出した前記IDを基に前記第1および第2の参照テーブルを参照することで、該参照テーブルの中から当該IDに対応する管理物件を特定する特定機能と、
    前記第1および第2の参照テーブルを参照し、前記特定機能で特定した管理物件に対応する前記利用履歴が前記利用規約に適合するかどうかを確認するチェック機能と、を備えてなり、
    前記平面ディスプレイは、
    LED表示ディスプレイ又は有機EL表示ディスプレイからなるとともに、前記建築物の窓の窓枠またはそのサッシ枠に取り付けられることで、該サッシ枠または窓枠と一体となって、前記建築物の躯体内に取付けられた状態になること
    を特徴とする平面ディプレイ付き建築物の管理システムで使用される平面ディスプレイ。
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