JP2020079744A - コンデンサ温度測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンデンサの内部みなし温度を精度良く、かつ、簡単に求める。
【解決手段】交流電力を直流変換し、コンデンサで電流を平滑してモータを駆動するモータ駆動装置に搭載されるコンデンサ温度測定装置において、前記コンデンサ温度測定装置は、前記コンデンサの少なくとも1本の端子が接続された基板の導電パターン温度または導電パターンの周囲温度を温度センサにより検出温度として検出するパターン温度検出部と、前記検出温度とコンデンサ内部の内部温度上昇値との差分値或いは差分率を記憶しておく差分値データ記憶部と、前記差分値データ記憶部に記憶された差分値データにより前記検出温度を補正して、前記コンデンサ内部みなし温度を求めるコンデンサ内部温度算出部と、を有することを特徴とするコンデンサ温度測定装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンデンサの温度測定技術に関する。
例えば、サーボアンプ内の寿命部品に主回路電源の平滑用電解コンデンサがある。
例えば、コンデンサ寿命は、使用環境(周囲温度)とサーボモータの運転状態によるコンデンサ内部の温度上昇値に依存する。
従来、コンデンサのリップル電流をサーボモータ運転速度、サーボモータ供給電流、電圧から求める出力電力値と系統インピーダンスより推定し、その推定したリップル電流値からコンデンサ内部の温度上昇値を算出し、寿命推定する技術がある。
国際特許公開2013/183118号公報
しかしながら、特許文献1のような技術を用いると、電解コンデンサの内部温度上昇値を推定するために、電解コンデンサのリップル電流を正確に算出する必要がある。
リップル電流の算出には、複数の情報取得と複雑な計算が要求されるため、処理が複雑になる。従って、例えば、高速処理プロセッサや高精度のセンサが必要である。
本発明は、コンデンサの内部温度を精度良く、かつ、簡単に求めることを目的とする。
本発明の一観点によれば、交流電力を直流変換し、コンデンサで電流を平滑してモータを駆動するモータ駆動装置に搭載されるコンデンサ温度測定装置において、前記コンデンサ温度測定装置は、前記コンデンサの少なくとも1本の端子が接続された基板の導電パターン温度または導電パターンの周囲温度を温度センサにより検出温度として検出するパターン温度検出部と、前記検出温度とコンデンサ内部の内部温度上昇値との差分値或いは差分率を記憶しておく差分値データ記憶部と、前記差分値データ記憶部に記憶された差分値データにより前記検出温度を補正して、前記コンデンサ内部みなし温度を求めるコンデンサ内部温度算出部と、を有することを特徴とするコンデンサ温度測定装置が提供される。
前記コンデンサ温度測定装置は、前記モータの運転状態を判定するモータ状態判定部と、前記コンデンサ内部みなし温度を算出する際の基準となる基準温度を記憶する基準温度記憶部と、を有し、前記コンデンサ内部温度算出部の補正は、前記モータ状態判定部により、前記モータが運転を開始していると判定された場合、前記検出温度から前記基準温度を減算して前記コンデンサの温度上昇値を求め、前記基準温度、前記温度上昇値、前記検出温度、前記差分値データを基に、前記コンデンサ内部みなし温度を算出することが好ましい。
前記コンデンサ温度測定装置は、前記モータの運転を停止してから前記コンデンサ内部温度と前記検出温度とが一致するまでの時間を記憶する温度一致時間記憶部を有し、前記モータ状態判定部は、前記モータが運転していないと判定した場合、前記モータの運転停止からの経過時間を求め、前記経過時間が前記温度一致時間を経過している場合には、前記検出温度を前記基準温度および前記コンデンサ内部みなし温度とし、前記経過時間が前記温度一致時間を経過していない場合には、前記検出温度を前記コンデンサ内部温度算出部における前記補正を行うことで得られた温度を前記コンデンサ内部みなし温度とすることが好ましい。
本発明によれば、電解コンデンサの内部温度を精度良く、かつ、簡単に求めることができる。
本発明の一実施の形態による電解コンデンサの内部温度測定原理を示す原理図である。 本実施の形態による電解コンデンサの内部温度測定処理部の機能ブロック図である。 コンデンサ内部温度の算出処理のうち、事前準備における温度一致時間のデータ化の原理を示す図である。 本実施の形態による電解コンデンサの内部温度を求める処理の流れの一例を示すフローチャート図である。 温度算出シーケンス(手順)の一例を示すタイミングチャート図である。
本明細書において、真の(実際に測定した)電解コンデンサの内部温度と、演算により推測した電解コンデンサの内部みなし温度と、を区別して記載する。すなわち、直接測定していない、演算により推定値として求めた電解コンデンサ内部温度を「電解コンデンサ内部みなし温度」と称し、実際の電解コンデンサ内部温度と区別する。
また、周囲温度とは、コンデンサの周囲の環境温度である。
基準温度とは、電解コンデンサの内部みなし温度を算出する際の基準となる温度である。基準温度は、モータの運転状況などに依存して随時更新される。
以下に、本発明の一実施の形態による電解コンデンサの内部温度測定技術について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態による電解コンデンサの内部温度測定原理を示す原理図である。図1に示すように、電解コンデンサ1は、基板に実装されている。例えば、実装構造Aにおける電解コンデンサ1は、プリント基板3の一面に取り付けられている。プリント基板3の他面には、第1の基板パターン5aと、それとは電気的にも物理的にも分離された第2の基板パターン5bとが設けられている。
第1の基板パターン5aと電解コンデンサ1から延びる電解コンデンサ端子1aが電気的に接続されており,第2の基板パターン5bと電解コンデンサ1から延びる電解コンデンサ端子1bが電気的に接続されている。第1の基板パターン5aと第2の基板パターン5bとのそれぞれには、例えば、第1の温度センサ7aと第2の温度センサ7bとが設けられている。
上記の構成により、電解コンデンサ端子1a,1b近傍の基板パターン5a,5bの周囲温度(以下、「検出温度」と称する。)を測定し、検出温度に基づいて、求めたい対象である電解コンデンサの内部温度を求める。電解コンデンサの内部温度は、理論的には素子の中心の温度である。
尚、本実施の形態では、温度センサを2本の端子にそれぞれ設けたが、温度センサを片方の端子のみに取り付けても良い。
電解コンデンサ1は、プリント基板3に実装されており、電解コンデンサ端子1a,1bと第1の基板パターン5aと第2の基板パターン5bとが接触している。電解コンデンサ1内部から、温度センサ7a,7bにより温度測定する位置までの間には、熱伝導率が高い金属が使われているため、理論的には、電解コンデンサ端子の温度により、正確な電解コンデンサの内部温度を求めることができるはずである。
発明者は、電解コンデンサ1や基板パターン5a,5bなどからの放熱等により、求めたいコンデンサの内部温度と、実際に測定することができる検出温度との間に差分値が発生することに着目した。
Figure 2020079744
表1は、モータの運転による電解コンデンサ内部温度の上昇値に対する差分値を示した一例を示す表である。表1に示すように、モータの運転により電解コンデンサ内部温度が上昇すると、その温度上昇値(℃)に対応して差分値(℃)が変化する。また、差分値の大きさはコンデンサ内部温度上昇値に依存する。また、コンデンサの内部温度上昇値は、モータの運転状況に依存して変化する。
本実施の形態においては、予め行う試験等により、表1に示すような、電解コンデンサ内部温度とパターン温度(検出温度)とを測定し、電解コンデンサの内部温度と実際に測定することができる検出温度との値の温度差(差分値)を確認しておく。そして、電解コンデンサ内部温度と検出温度との差分値(或いは差分率)をパラメータ化しておく。この差分値(差分率)を電解コンデンサ内部温度の算出に使用することで電解コンデンサの内部みなし温度を精度良く推定することができる。
図2は、本実施の形態による電解コンデンサ内部温度測定処理部の機能ブロック図である。図2には、電解コンデンサの基本回路の構成例も併せて示すことで、電解コンデンサ内部温度測定機能を備えたサーボアンプBの構成例を示している。
図2の上方の図は、サーボモータ8を3相交流電源等のAC電源11により駆動する構成を示す回路図であり、図2の下方の図は、電解コンデンサ1の内部温度測定処理部21の一構成例を示す機能ブロック図である。電解コンデンサ1の内部温度測定処理部21は、例えば、コンピュータなどを用いたソフトウェア処理により実現することができる。
図2に示す回路においては、3相交流電源11を、例えばダイオード15aを有するAC/DCコンバータ回路15により全波整流することで直流変換する。この直流電圧を電解コンデンサ1により平滑化し、例えばトランジスタ17aを有するインバータ回路17により交流電圧に変換してサーボモータ8を駆動する。
より詳細に例示的に説明すると、サーボアンプBは、系統電源の交流電力を全波整流により直流電力へ変換し正極と負極の直流母線間に出力するAC/DCコンバータ回路15と、基板上に実装され、正極と負極の直流母線間の母線電圧をそれに含まれるリップル成分を取り除いて平滑化する電解コンデンサ1と、電解コンデンサ1が安定化形成する母線電圧を制御信号に従ってスイッチングして交流電圧へ変換しサーボモータ8を駆動する交流電力を生成するインバータ回路17と、を有する。
図1にも示したように、電解コンデンサ1の電解コンデンサ端子1a,1bの温度を測定する第1の温度センサ7aと第2の温度センサ7bにより、端子の温度を測定する。
電解コンデンサの内部温度測定処理部21は、パターン温度検出部21−1と、差分値データ記憶部21―2と、コンデンサ内部温度算出部21−3と、モータ状態判定部21−4と、基準温度記憶部21−5と、温度一致時間記憶部21−6と、を有している。
パターン温度検出部21−1は、第1の温度センサ7aと第2の温度センサ7bとから、第1の基板パターン5aと第2の基板パターン5bの温度を検出する。以下では、第1の基板パターン5aと第2の基板パターン5bの温度は同じとして、一括して基板パターン温度と称する。差分値データ記憶部21―2は、予め、実際に測定した電解コンデンサの真の内部温度と、基板パターン5a,5bの測定温度、すなわち、検出温度との差分値(或いは差分率)をパラメータ化して記憶しておく例えばメモリである。
尚、以下において、検出温度(基板パターン温度)とコンデンサ内部温度とが一致する温度を「基準温度」と称する。
コンデンサ内部温度算出部21−3は、モータ状態判定部21−4が取得したサーボモータ8のオン/オフ状態を参照し、パターン温度検出部21−1が求めた基板パターン温度と、差分値データ記憶部21―2の差分値データとから、算出温度を求める。そして、その算出温度を電解コンデンサの内部みなし温度とする。
基準温度記憶部21−5は、コンデンサ内部温度算出部21−3を算出する時点での検出温度と等しい、温度として基準温度を随時更新しながら記憶する。尚、サーボモータ8の運転開始直前までは、電解コンデンサ内部温度と周囲温度とは一致し、基準温度として記憶する。温度一致時間記憶部21−6は、後述するように、パターン温度とコンデンサ内部温度とが一致するまでに要する時間を温度一致時間として記憶する。
図3は、電解コンデンサの内部温度の算出処理のうち、事前準備における温度一致時間のデータ化の原理を示す図である。図3において、横軸は経過時間であり、縦軸は温度である。図3は、パターン温度(検出温度)と電解コンデンサの内部温度とを区別して示した図である。
事前準備における温度一致時間のデータ化の手順は以下の通りである。
1)電解コンデンサの内部温度と検出温度との差分値データ取得処理を行い、差分値データとして差分値或いは差分率を差分値データ記憶部21−2に記録し、データ化する。
尚、差分値データは、温度上昇状態、温度飽和状態、温度低下状態等の状態毎に区別して記録してもよい。電解コンデンサの急激な温度の変化は、検出温度に時間的な誤差を持つため、温度変化率による差分値データを区別することでより正確な電解コンデンサ内部みなし温度を算出することができる。
2)温度一致時間の取得
サーボモータ8の運転を停止してから電解コンデンサの内部温度と検出温度とが一致するまでの時間である温度一致時間を温度一致時間記憶部21−6に記録し、データ化する。
図3に示すように、温度一致時間は、電解コンデンサの内部温度の温度上昇値に依存する。温度一致時間は、電解コンデンサの内部温度の温度上昇値に対して電解コンデンサの内部温度と検出温度とが一致する温度(基準温度)に達するまでに要する時間を記録し、データ化する。或いは、係数化して記録してもよい。または、2次関数などに数式化して記憶しても良い。
図3に、温度一致時間をデータ化して記録した場合を例示的に示すように、サーボモータ8の運転による電解コンデンサの内部温度の温度上昇値1)から7)に対して、それぞれの温度一致時間1)から7)をとることで、温度上昇値と温度一致時間との対応関係を得ることができる。
図3に示す基準温度は、サーボモータ8を運転する際の周囲温度に依存する。そして、後述するように、サーボモータの運転を開始する際に、基準温度がリセットされる。
図4は、本実施の形態によるコンデンサ内部みなし温度を求める処理の流れの一例を示すフローチャート図である。図5は、温度算出シーケンス(手順)の一例を示すタイミングチャート図である。
図4,図5に示すように、処理が開始されると(スタート)、ステップS1において、パターン温度(検出温度)を検出する。処理中には、モータ状態判定部21−4から取得したサーボモータ8のオン/オフ状態を検出している。
ステップS2において、初期処理が終了したか否かを判定する。初期処理が終了していないと(No)、初期処理を実行する。初期処理においては、まず、ステップS3において、電源投入(図5のt)から初回のサーボモータ8の運転を開始(t)したか否かを判定する。Yesの場合には、ステップS4において、初期処理を終了し、後述するステップS7に進む。Noの場合には、ステップS5に進み、サーボモータ8を運転していないためサーボモータ8の運転による電解コンデンサ1の温度上昇が生じておらず、検出温度を基準温度とする(後述するステップS10に進む)。
図5を参照すると、測定開始時間tからスタートしタイミングtで装置の電源を投入(PON)し、タイミングtでサーボモータの運転を開始すると、ステップS3からステップS4を介してステップS7に進む。
ここで、基準温度は、サーボモータ8の運転に伴うコンデンサ内部温度の上昇値を算出するための基準となる温度である。例えば、図5を時系列的に見ていくと、基準温度1としては、サーボモータ8の運転開始の直前の検出温度を記憶し、上昇値の算出に使用する。この基準温度1(=検出温度)を、基準温度記憶部21−5に記憶する。
図4の初期処理は、図5における時間tからtまでの温度検出フロー処理の初期処理に対応する。通常処理は、図5における時間t以降の通常処理に対応する。
電源投入から初回の運転開始まで(初期処理)は、パターン温度(検出温度)とコンデンサ内部温度とは一致しているものとして、検出温度をコンデンサ内部温度とする。すなわち、検出温度=基準温度1になる。
ステップS2において、初期処理が終了していると(Yes)、通常処理に進む。まず、ステップS2からステップS6に進み、サーボモータ8の運転が開始しているか否かを判定する。Yesの場合には、ステップS4から遷移する場合と同様にステップS7に進む。
そして、ステップS7において、サーボモータ8の運転に伴う温度の上昇値を以下の式(1)で求める。
検出温度(パターン温度)−基準温度(例えば基準温度1)=温度の上昇値 (1)
すなわち、ステップS6でサーボモータ8の運転が開始されていると判断されると(図5のtにおけるSON状態の開始以降)、ステップS7に進み、サーボモータ8の運転開始、運転中(通常処理)において、検出温度から基準温度1などを減算して、温度の上昇値を求め、ステップS8に進む。
ステップS8において、温度の上昇値が正であるか否かを判定する(上昇値>0)。
ステップS8の判定結果がNoの場合には、後述するステップS13に進む。
一方、ステップS8の判定結果がYesの場合には、ステップS9に進み、差分値データ記憶部21−2に記憶した差分値データ或いは差分率と基準温度記憶部21−5に現在記憶させている基準温度1とを参照し、以下に式(2)或いは式(3)に基づいて、算出温度を求める。
基準温度1+(温度上昇値+差分値データ)=算出温度 (2)
或いは、
基準温度1+(温度上昇値×差分率データ)=算出温度 (3)
そして、ステップS10に進み、算出温度をコンデンサ内部みなし温度とする。また、ステップS5からの場合および後述するステップS13からの場合は、検出温度をコンデンサ内部みなし温度とし、処理を終了する。
ステップS6において、Noの場合には、ステップS11に進み、温度一致時間記憶部21−6に記憶している図3に示すようなデータに基づいて、温度上昇値から温度一致時間を求める。ここで、運転停止からの経過時間を監視する。
次いで、ステップS12において、運転停止からの経過時間が温度一致時間を経過しているか否かを判定する。経過していない場合には(No)、ステップS7に戻り、ステップS7以下の処理を行う。経過している場合には(Yes)、ステップS13に進み、検出温度を基準温度とし、ステップS10に進む。
以上のように、運転開始、運転中(通常処理)の場合には、SON(サーボモータON)直前の基準温度と検出温度とから温度上昇値を算出し、予めデータ化した差分値データ或いは差分率を用いて算出した上昇値を基準温度に加算或いは乗算してコンデンサ内部みなし温度を求める。
また、運転停止(通常処理)の場合には、運転開始、運転中と同様に、基準温度と予めデータ化した差分値データ或いは差分率を用いて算出した上昇値を加算或いは乗算してコンデンサ内部みなし温度を求める。ただし、検出温度が基準温度を下回った場合は、検出温度をコンデンサ内部温度とし、検出温度を基準温度にする。そして、運転停止直前の上昇値から温度一致時間を求め、運転停止からの時間を監視する。
そして、温度一致時間を経過しているかどうかに関しては、予めデータ化した温度一致時間が経過した場合、コンデンサ内部温度と検出温度が一致したものとし、検出温度を基準温度とし、電解コンデンサの内部みなし温度とする。
また、図5に示すように、基準温度記憶部21−5に記憶されている基準温度は、それぞれのタイミングにおいてコンデンサ内部温度の上昇値を算出するための温度であり、モータの運転状況や時間経過に伴って、随時、その値が更新される。基準温度1は、通常、サーボモータ8の運転開始tの直前の検出温度を記憶しておき、上昇値の算出に使用する(図5の基準温度1の場合など)。尚、SOFF(サーボモータOFF)後、一定時間経過後のパターン温度(例えば黒丸で示す)が「基準温度」であり、基準温度1、基準温度2、基準温度3としてそれぞれ示されている。
サーボモータ8の運転停止後(>t)、温度一致時間以内(例えばtからtまで)で上昇値が0以下(基準温度以下)の場合(例えば、tからtまで)は、検出温度を基準温度2として基準温度記憶21−5に記憶され、或いは、温度一致時間を経過した場合(例えば、t以降tまで)は検出温度を基準温度3として基準温度記憶21−5に記憶される。
以上のように、本実施の形態によれば、正確なコンデンサ内部温度を求めることで、正確なコンデンサ寿命を推定することが可能になる。従来は、標準交換基準を設け、運転状態に無関係に定期的な交換をユーザに依頼しているが、本実施の形態によれば、適切なメンテナンスや予防保全を行なうことができる。また、急激なコンデンサ内部温度の変化からコンデンサの製造不良検出や通常時との温度変化の違いからモータや装置の劣化推定を行うことも可能になる。
上記の実施の形態において、図示されている構成等については、これらに限定されるものではなく、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
また、本発明の各構成要素は、任意に取捨選択することができ、取捨選択した構成を具備する発明も本発明に含まれるものである。
本発明は、電解コンデンサの内部温度測定装置に利用可能である。
A 実装構造
B サーボアンプ
1 電解コンデンサ
1a,1b 電解コンデンサ端子
3 プリント基板
5a 第1の基板パターン
5b 第2の基板パターン
7a 第1の温度センサ
7b 第2の温度センサ
8 サーボモータ
11 AC(交流)電源(系統電源)
15 AC/DCコンバータ回路
17 インバータ回路
21 電解コンデンサの内部温度測定処理部
21−1 パターン温度検出部
21―2 差分値データ記憶部
21−3 コンデンサ内部温度算出部
21−4 モータ状態判定部
21−5 基準温度記憶部
21−6 温度一致時間記憶部

Claims (3)

  1. 交流電力を直流変換し、コンデンサで電流を平滑してモータを駆動するモータ駆動装置に搭載されるコンデンサ温度測定装置において、
    前記コンデンサ温度測定装置は、前記コンデンサの少なくとも1本の端子が接続された基板の導電パターン温度または導電パターンの周囲温度を温度センサにより検出温度として検出するパターン温度検出部と、
    前記検出温度とコンデンサ内部の内部温度上昇値との差分値或いは差分率を記憶しておく差分値データ記憶部と、
    前記差分値データ記憶部に記憶された差分値データにより前記検出温度を補正して、コンデンサ内部みなし温度を求めるコンデンサ内部温度算出部と
    を有することを特徴とするコンデンサ温度測定装置。
  2. 前記コンデンサ温度測定装置は、
    前記モータの運転状態を判定するモータ状態判定部と、前記コンデンサ内部みなし温度を算出する際の基準となる基準温度を記憶する基準温度記憶部と、を有し、
    前記コンデンサ内部温度算出部の補正は、
    前記モータ状態判定部により、前記モータが運転を開始していると判定された場合、
    前記検出温度から前記基準温度を減算して前記コンデンサの温度上昇値を求め、前記基準温度、前記温度上昇値、前記検出温度、前記差分値データを基に、前記コンデンサ内部みなし温度を算出することを特徴とする
    請求項1に記載のコンデンサ温度測定装置。
  3. 前記コンデンサ温度測定装置は、
    前記モータの運転を停止してから前記コンデンサ内部温度と前記検出温度とが一致するまでの時間を記憶する温度一致時間記憶部を有し、
    前記モータ状態判定部は、前記モータが運転していないと判定した場合、前記モータの運転停止からの経過時間を求め、
    前記経過時間が前記温度一致時間を経過している場合には、前記検出温度を前記基準温度および前記コンデンサ内部みなし温度とし、
    前記経過時間が前記温度一致時間を経過していない場合には、前記検出温度を前記コンデンサ内部温度算出部における前記補正を行うことで得られた温度を前記コンデンサ内部みなし温度とすることを特徴とする
    請求項2に記載のコンデンサ温度測定装置。
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