JP2020077525A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】フラットケーブルの破断を防止する。【解決手段】コネクタAは、背面16にスリット状開口部17が形成されたハウジング10と、スリット状開口部17からハウジング10の外部へ導出されたシート状のフラットケーブル29と、ハウジング10に形成され、フラットケーブル29がハウジング10外への導出方向に沿った仮想軸線34を中心として捻られたときに、フラットケーブル29の側縁部29Sにおける湾曲領域29Wを線接触又は面接触させる当て部35とを備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、コネクタに関するものである。
特許文献1には、フラットハーネスの先端部に複数の接続端子を取り付け、複数の接続端子をコネクタハウジング内に収容した形態のコネクタが開示されている。フラットハーネスは、合成樹脂材料からなり、シート状をなしている。フラットハーネスは、ハウジングの後端面のスリット状開口部からコネクタハウジングの外部へ導出され、コネクタハウジングの外部において湾曲した状態で配索されるようになっている。
上記コネクタでは、フラットハーネスが、ハウジング外への導出方向に沿った仮想軸線を中心として捻られると、フラットハーネスの側縁部が、スリット状開口部の長辺側開口縁に押さえ込まれた状態で長辺側開口縁に対して交差する方向へ引っ張られることになる。そのため、フラットハーネスの側縁部が長辺側開口縁に沿って破断する虞がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、フラットケーブルの破断を防止することを目的とする。
本発明は、
背面にスリット状開口部が形成されたハウジングと、
前記スリット状開口部から前記ハウジングの外部へ導出されたシート状のフラットケーブルと、
前記ハウジングに形成され、前記フラットケーブルが前記ハウジング外への導出方向に沿った仮想軸線を中心として捻られたときに、前記フラットケーブルの側縁部における湾曲領域を線接触又は面接触させる当て部とを備えていることを特徴とする。
背面にスリット状開口部が形成されたハウジングと、
前記スリット状開口部から前記ハウジングの外部へ導出されたシート状のフラットケーブルと、
前記ハウジングに形成され、前記フラットケーブルが前記ハウジング外への導出方向に沿った仮想軸線を中心として捻られたときに、前記フラットケーブルの側縁部における湾曲領域を線接触又は面接触させる当て部とを備えていることを特徴とする。
フラットケーブルが仮想軸線を中心として捻られると、フラットケーブルの側縁部がスリット状開口部の長辺側開口縁に対して交差する方向へ引っ張られる。このとき、フラットケーブルの側縁部における湾曲領域が当て部に対して線接触又は面接触するので、応力が分散されフラットケーブルの側縁部の破断が防止される。
本発明は、前記当て部は、前記スリット状開口部の長辺側開口縁の幅方向における端部に形成され、前記ハウジングを前記フラットケーブルの厚さ方向に見たときに、前記当て部が、前記フラットケーブルの前記側縁部のうち前記仮想軸線に沿った外側縁に対して鋭角をなしていてもよい。この構成によれば、フラットケーブルが捻られたときに、フラットケーブルの側縁部における湾曲領域が、当て部に対して確実に線接触又は面接触する。
本発明は、前記当て部は、前記スリット状開口部の長辺側開口縁の幅方向における端部に形成され、前記ハウジングを前記フラットケーブルの厚さ方向に見たときに、前記当て部が、前記フラットケーブルの前記側縁部のうち前記仮想軸線に沿った外側縁よりも外方へ張り出した形態であってもよい。この構成によれば、フラットケーブルがスリット状開口部に対して幅方向に位置ずれしてとしても、フラットケーブルの側縁部を当て部に対して線接触又は面接触させることができる。
本発明は、前記ハウジングを前記フラットケーブルの幅方向に見たときの前記当て部の形状が、テーパ状又は円弧状をなしていてもよい。この構成によれば、フラットケーブルの側縁部と当て部との接触面積が大きく確保されるので、フラットケーブルの側縁部の破断を、より確実に防止することができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図6を参照して説明する。尚、以下の説明において、前後の方向については、図1,2,4,6における左方を前方と定義する。上下の方向については、図1,3〜6にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図6を参照して説明する。尚、以下の説明において、前後の方向については、図1,2,4,6における左方を前方と定義する。上下の方向については、図1,3〜6にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。
本実施例1のコネクタAは、ハウジング10と、フレキシブル導電路25とを組み付けて構成されている。図1,4〜6に示すように、ハウジング10は、全体として偏平な形状をなす合成樹脂製のロアハウジング11と、全体として偏平な形状をなす合成樹脂製のアッパハウジング12とを上下に重ねるように合体させて形成されている。
図6に示すように、ハウジング10内における前端側領域には、前後方向に細長い複数の端子収容室13が、左右方向に並列した状態で形成されている。各端子収容室13には、ロアハウジング11の上面から段差状に突出した形態の抜止め部14が形成されている。各端子収容室13の前端はハウジング10の前端面においてハウジング10外へ開口している。
ハウジング10内における後端側領域には1つのケーブル収容室15が形成されている。ケーブル収容室15の前端は、全ての端子収容室13の後端に連通している。ケーブル収容室15の後端は、ハウジング10の背面16(後端面)において横長のスリット状開口部17としてハウジング10の後方外部へ開放されている。スリット状開口部17の開口縁のうち左右方向の縁部は、上下一対の長辺側開口縁18となっている。
ロアハウジング11の上面のうちケーブル収容室15を構成する領域には、上方へ片持ち状に突出する複数の円柱形をなすストッパ19が、左右方向に間隔を空けて一体に形成されている。ストッパ19には、その後面部を切欠した形態の係止凹部20が形成されている。ロアハウジング11の上面における後端部には、ケーブル収容室15の全幅に亘って左右方向に延びた形態の上向きリブ21が形成されている。
アッパハウジング12のうちケーブル収容室15を構成する壁部には、上下方向に貫通した形態の複数の長孔22が、左右に間隔を空けて形成されている。長孔22にはストッパ19が貫通され、長孔22の開口縁部における後縁部がストッパ19の係止凹部20に嵌合している。この嵌合により、ロアハウジング11とアッパハウジング12が上下方向へ離間することを規制されている。アッパハウジング12の下面における後端部には、ケーブル収容室15の全幅に亘って左右方向に延びた形態の下向きリブ23が形成されている。
下向きリブ23とロアハウジング11の上向きリブ21は、ストレインリリーフ部24を構成する。ストレインリリーフ部24は、ストッパ19より後方(ハウジング10の後端部)に配置されている。ストレインリリーフ部24は、フラットケーブル29を屈曲させた状態で前後方向及び上下に挟むことにより、フレキシブル導電路25(フラットケーブル29)がハウジング10に対して後方へ相対変位することを規制規制する機能を発揮する。
フレキシブル導電路25は、複数の端子収容室13に個別に収容される複数の端子金具26と、可撓性を有するフラットケーブル29とを備えて構成されている。端子金具26は、全体として前後方向に細長い形状をなす。端子金具26の前端部は、基板用コネクタ(図示省略)の基板側端子(図示省略)に接続される角筒状の端子本体部27となっている。端子金具26の後端部は、端子本体部27の後端から後方へ延出した角筒状の固着部28となっている。
フラットケーブル29は、合成樹脂(絶縁材料)からなる絶縁シート30と、絶縁シート30内に埋設された状態で配索された複数本の導体(図示省略)と、絶縁シート30の前端部の曲げ剛性を高めるための補強板31とを備えて構成されている。図示は省略するが、フラットケーブル29の前端部には、左右方向に間隔を空けて櫛歯状に並列配置された複数の分岐部32が形成されている。
絶縁シート30は、柔軟に湾曲変形し得る材料からなり、フラットケーブル29の全領域と同一の形状を有する。絶縁シート30の前端部は、フラットケーブル29の前端部と同様、櫛歯状に分岐している。櫛歯状の分岐部32の上面には、導体の前端部が露出している。この導体の露出部分には端子金具26の固着部28が載置され、固着部28と導体の前端部とが半田付け等により導通可能に固着されている。導体に接続された端子金具26の端子本体部27は、分岐部32から前方へ片持ち状に延出している。
補強板31は、単一部材であり、フラットケーブル29の前端部のみに配され、絶縁シート30の下面に積層した状態で一体化されている。補強板31の前端部は、フラットケーブル29及び絶縁シート30と同様、櫛歯状に分岐している。補強板31の後端はストッパ19よりも後方に位置する。フラットケーブル29のうち絶縁シート30と補強板31が積層されている領域には貫通孔33が形成されている。貫通孔33がストッパ19に嵌合されることにより、フレキシブル導電路25(フラットケーブル29)は、ハウジング10に対して後方へ相対変位することを規制されている。
フラットケーブル29に複数の端子金具26を一体化したフレキシブル導電路25は、ハウジング10に組み付けられる。組み付けに際しては、ロアハウジング11の上面に端子金具26とフラットケーブル29の前端部を載置する。このとき、フラットケーブル29の貫通孔33をストッパ19に嵌合させることにより、フラットケーブル29の前端部と端子金具26が、ロアハウジング11に対して前後方向及び左右方向に位置決めされる。これと同時に、端子金具26の端子本体部27の後端をロアハウジング11の抜止め部14に対し前方から引っ掛けて係止状態とする。
次に、フレキシブル導電路25の上からアッパハウジング12を被せ、ロアハウジング11とアッパハウジング12を合体させる。このとき、ストッパ19の係止凹部20とアッパハウジング12の長孔22の後縁部とを嵌合して係止状態とすることにより、ロアハウジング11とアッパハウジング12の後端部が上下に離間することを規制される。ロアハウジング11とアッパハウジング12が合体すると、ストレインリリーフ部24がフラットケーブル29を挟み付けて後方への後方変位を規制する。以上により、ハウジング10に対するフレキシブル導電路25の組付けが完了する。
フレキシブル導電路25をハウジング10に組み付けた状態では、フラットケーブル29がスリット状開口部17からハウジング10の後方へ導出される。フラットケーブル29のうちハウジング10の後方へ露出している領域は、絶縁シート30の柔軟性により三次元方向へ湾曲変形し得る。この湾曲変形には、フラットケーブル29が、ハウジング10からの導出方向と平行な仮想軸線34を中心として捻れる形態の変形も含まれる。本実施例1において、仮想軸線34は、フラットケーブル29の幅方向(左右方向)における中央部を貫通する前後方向の軸線と定義する。
フラットケーブル29が仮想軸線34を中心として捻られると、フラットケーブル29の側縁部29Sがハウジング10の背面16の近傍でフラットケーブル29の厚さ方向(上方又は下方)へ変位しようとする。ところが、フラットケーブル29の側縁部29Sは、スリット状開口部17の幅方向両端部においてスリット状開口部17の長辺側開口縁18に押さえ込まれるため、フラットケーブル29の厚さ方向へ変位することはできない。そのため、フラットケーブル29の側縁部29Sが破断してしまうことが懸念される。
そこで、本実施例1では、フラットケーブル29の破断を防止する手段として、スリット状開口部17に当て部35を形成し、フラットケーブル29が捻られたときにフラットケーブル29の側縁部29Sに生じる応力を分散するようにしている。当て部35は、ハウジング10の背面16における左右両端部に形成されている。ハウジング10の背面16のうち当て部35を除いた中央側領域16Cは、フラットケーブル29の厚さ方向に見た平面視(図2を参照)において、仮想軸線34(フラットケーブル29の導出方向)と直角な平面からなる。
平面視において、ハウジング10の背面16のうち当て部35が形成された左右両端部の応力分散領域16Sは、中央側領域16Cに対して鈍角をなし、且つ仮想軸線34に対して斜め方向の直線で構成されている。即ち、平面視において、当て部35は、フラットケーブル29の側縁部29Sのうち仮想軸線34と平行な外側縁29Eに対して鋭角をなしている。平面視において、左右方向における当て部35の形成領域は、フラットケーブル29の対応する位置(外側縁29Eより幅方向内側の位置)から、フラットケーブル29と非対応の位置(外側縁29Eより幅方向外側の位置)に亘る範囲となっている。
また、当て部35を含む長辺側開口縁18の全領域には、テーパ面36が形成されている。図6に示すように、テーパ面36は、ハウジング10をフラットケーブル29の幅方向に見たときに、ハウジング10の背面16に対して斜めをなしている。当て部35のうち長辺側開口縁18の左右両端部の領域は、当て部35を構成している。
フラットケーブル29のうちハウジング10の後方へ導出された部位が仮想軸線34を中心して捻られると、フラットケーブル29の側縁部29Sが湾曲する。もし、フラットケーブル29の厚さ方向に見た平面視において、長辺側開口縁18の左右両端部が仮想軸線34と直角をなしている場合、フラットケーブル29の側縁部29Sにおける湾曲領域29Wが長辺側開口縁18の左右両端部に対して点接触することになる。この場合、捻れ変形に起因する応力が、フラットケーブル29の側縁部29Sにおける点接触部位に集中し、その結果、フラットケーブル29の側縁部29Sが裂けてしまう虞がある。
これに対し、本実施例1では、長辺側開口縁18の左右両端部にフラットケーブル29の外側縁29Eに対して鋭角をなす当て部35を形成しているので、フラットケーブル29の側縁部29Sのうち湾曲領域29Wが当て部35に対して線接触又は面接触する。これにより、フラットケーブル29の側縁部29Sに正張る応力が、当て部35への接触範囲に亘って分散されるので、フラットケーブル29の側縁部29Sが破断する虞はない。
上述のように本実施例1のコネクタAは、背面16にスリット状開口部17が形成されたハウジング10と、先端部に複数の端子金具26が接続されたシート状のフラットケーブル29とを備えている。フラットケーブル29は、スリット状開口部17からハウジング10の外部へ導出され、可撓性を有する材料からなる。ハウジング10には、フラットケーブル29がハウジング10外への導出方向に沿った仮想軸線34を中心として捻られたときに、フラットケーブル29の側縁部29Sにおける湾曲領域29Wを線接触又は面接触させる当て部35が形成されている。
フラットケーブル29が仮想軸線34を中心として捻られると、フラットケーブル29の側縁部29Sがスリット状開口部17の長辺側開口縁18に対して交差する方向(上方又は下方)へ引っ張られる。このとき、フラットケーブル29の側縁部29Sにおける湾曲領域29Wが当て部35に対して線接触又は面接触することにより、フラットケーブル29の側縁部29Sに生じる応力が分散されるので、フラットケーブル29の側縁部29Sの破断が防止される。
また、当て部35は、スリット状開口部17の長辺側開口縁18の幅方向における端部に形成されている。ハウジング10をフラットケーブル29の厚さ方向に見たときに、当て部35は、フラットケーブル29の側縁部29Sのうち仮想軸線34に沿った外側縁29Eに対して鋭角をなしている。この構成によれば、フラットケーブル29が捻られたときに、フラットケーブル29の側縁部29Sにおける湾曲領域が、当て部35に対して確実に線接触又は面接触する。
また、当て部35は、ハウジング10をフラットケーブル29の厚さ方向に見たときに、フラットケーブル29の外側縁29Eよりも外方へ張り出した形態である。この構成によれば、フラットケーブル29がスリット状開口部17に対して幅方向に位置ずれしてとしても、フラットケーブル29の側縁部29Sを当て部35に対して線接触又は面接触させることができる。
また、ハウジング10をフラットケーブル29の幅方向に見たときの当て部35の形状は、テーパ状をなしている。この構成によれば、フラットケーブル29の側縁部29Sと当て部35との接触面積が大きく確保されるので、フラットケーブル29の側縁部29Sの破断を、より確実に防止することができる。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2を図7〜図8を参照して説明する。本実施例2のコネクタBは、ハウジング40の背面41の形状と、スリット状開口部42の平面視形状を上記実施例1とは異なる形態としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
次に、本発明を具体化した実施例2を図7〜図8を参照して説明する。本実施例2のコネクタBは、ハウジング40の背面41の形状と、スリット状開口部42の平面視形状を上記実施例1とは異なる形態としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施例2のハウジング40の背面41には、その全幅に亘りスリット状開口部42が形成されている。フラットケーブル29の厚さ方向に見た平面視において、ハウジング40の背面41は、その全幅領域に亘り、左右方向中央部が後方へ膨らむように湾曲した曲面だけで構成されている。この背面41の左右両端部が、当て部43として機能する。
フラットケーブル29が仮想軸線34を中心として捻られると、フラットケーブル29の側縁部29Sがスリット状開口部42の長辺側開口縁44に対して交差する方向(上方又は下方)へ引っ張られる。このとき、フラットケーブル29の側縁部29Sにおける湾曲領域が当て部43に対して線接触又は面接触することにより、フラットケーブル29の側縁部29Sに生じる応力が分散されるので、フラットケーブル29の側縁部29Sの破断が防止される。
また、当て部43は、前記スリット状開口部42の長辺側開口縁44の幅方向における端部に形成され、ハウジング40をフラットケーブル29の厚さ方向に見たときに、当て部43が、フラットケーブル29の側縁部29Sのうち仮想軸線34に沿った外側縁29Eに対して鋭角をなしている。この構成によれば、フラットケーブル29が捻られたときに、フラットケーブル29の側縁部29Sにおける湾曲領域29Wが、当て部43に対して確実に線接触又は面接触する。
また、当て部43は、ハウジング40をフラットケーブル29の厚さ方向に見たときに、フラットケーブル29の外側縁29Eよりも外方へ張り出した形態である。この構成によれば、フラットケーブル29がスリット状開口部42に対して幅方向に位置ずれしてとしても、フラットケーブル29の側縁部29Sを当て部43に対して線接触又は面接触させることができる。
また、ハウジング40をフラットケーブル29の幅方向に見たときの当て部43の形状は、テーパ状をなしている。この構成によれば、フラットケーブル29の側縁部29Sと当て部43との接触面積が大きく確保されるので、フラットケーブル29の側縁部29Sの破断を、より確実に防止することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、ハウジングをフラットケーブルの厚さ方向に見た平面視において、ハウジングの背面のうち当て部の形成されている幅方向両端部(応力分散領域)が、フラットケーブルの外側縁に対して鋭角をなしているが、ハウジングの背面の幅方向両端部は、フラットケーブルの外側縁に対して直角又は鈍角をなしていてもよい。この場合、ハウジングをフラットケーブルの幅方向に見たときの長辺側開口縁の形状を円弧状又はテーパ状とし、この円弧状又はテーパ状の領域を当て部として機能させればよい。このようにすれば、フラットケーブルが捻られたときに、フラットケーブルの側縁部を当て部に対して線接触又は面接触させることができる。
(2)上記実施例では、ハウジングをフラットケーブルの厚さ方向に見たときに、当て部が、フラットケーブルの外側縁よりも外方へ張り出した形態であるが、当て部は、フラットケーブルの外側縁よりも外方へ張り出さない形態であってもよい。この場合、ハウジングをフラットケーブルの幅方向に見たときの当て部の形状を円弧状又はテーパ状とすればよい。このようにすれば、フラットケーブルが捻られたときに、フラットケーブルの側縁部を当て部に対して線接触又は面接触させることができる。
(3)上記実施例では、ハウジングをフラットケーブルの幅方向に見たときの当て部の形状をテーパ状としたが、ハウジングをフラットケーブルの幅方向に見たときの当て部の形状は、円弧状としてもよく、直角に角張った形状としてもよい。
(4)上記実施例では、フラットケーブルの先端部に複数の端子金具が接続されているが、本発明は、フラットケーブルの先端部に接続される端子金具の数が1つだけである場合や、フラットケーブルが、先端部に端子金具が接続されていないカードエッジタイプのものである場合にも適用できる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、ハウジングをフラットケーブルの厚さ方向に見た平面視において、ハウジングの背面のうち当て部の形成されている幅方向両端部(応力分散領域)が、フラットケーブルの外側縁に対して鋭角をなしているが、ハウジングの背面の幅方向両端部は、フラットケーブルの外側縁に対して直角又は鈍角をなしていてもよい。この場合、ハウジングをフラットケーブルの幅方向に見たときの長辺側開口縁の形状を円弧状又はテーパ状とし、この円弧状又はテーパ状の領域を当て部として機能させればよい。このようにすれば、フラットケーブルが捻られたときに、フラットケーブルの側縁部を当て部に対して線接触又は面接触させることができる。
(2)上記実施例では、ハウジングをフラットケーブルの厚さ方向に見たときに、当て部が、フラットケーブルの外側縁よりも外方へ張り出した形態であるが、当て部は、フラットケーブルの外側縁よりも外方へ張り出さない形態であってもよい。この場合、ハウジングをフラットケーブルの幅方向に見たときの当て部の形状を円弧状又はテーパ状とすればよい。このようにすれば、フラットケーブルが捻られたときに、フラットケーブルの側縁部を当て部に対して線接触又は面接触させることができる。
(3)上記実施例では、ハウジングをフラットケーブルの幅方向に見たときの当て部の形状をテーパ状としたが、ハウジングをフラットケーブルの幅方向に見たときの当て部の形状は、円弧状としてもよく、直角に角張った形状としてもよい。
(4)上記実施例では、フラットケーブルの先端部に複数の端子金具が接続されているが、本発明は、フラットケーブルの先端部に接続される端子金具の数が1つだけである場合や、フラットケーブルが、先端部に端子金具が接続されていないカードエッジタイプのものである場合にも適用できる。
A、B…コネクタ
10、40…ハウジング
16、41…背面
17、42…スリット状開口部
18、44…長辺側開口縁
29…フラットケーブル
29E…外側縁
29S…フラットケーブルの側縁部
29W…湾曲領域
34…仮想軸線
35、43…当て部
10、40…ハウジング
16、41…背面
17、42…スリット状開口部
18、44…長辺側開口縁
29…フラットケーブル
29E…外側縁
29S…フラットケーブルの側縁部
29W…湾曲領域
34…仮想軸線
35、43…当て部
Claims (4)
- 背面にスリット状開口部が形成されたハウジングと、
前記スリット状開口部から前記ハウジングの外部へ導出されたシート状のフラットケーブルと、
前記ハウジングに形成され、前記フラットケーブルが前記ハウジング外への導出方向に沿った仮想軸線を中心として捻られたときに、前記フラットケーブルの側縁部における湾曲領域を線接触又は面接触させる当て部とを備えていることを特徴とするコネクタ。 - 前記当て部は、前記スリット状開口部の長辺側開口縁の幅方向における端部に形成され、
前記ハウジングを前記フラットケーブルの厚さ方向に見たときに、前記当て部が、前記フラットケーブルの前記側縁部のうち前記仮想軸線に沿った外側縁に対して鋭角をなしていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 前記当て部は、前記スリット状開口部の長辺側開口縁の幅方向における端部に形成され、
前記ハウジングを前記フラットケーブルの厚さ方向に見たときに、前記当て部が、前記フラットケーブルの前記側縁部のうち前記仮想軸線に沿った外側縁よりも外方へ張り出した形態であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。 - 前記ハウジングを前記フラットケーブルの幅方向に見たときの前記当て部の形状が、テーパ状又は円弧状をなしていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
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JPS5855379U (ja) * | 1981-10-09 | 1983-04-14 | 株式会社アドバンテスト | フラツトケ−ブル引出構造 |
EP2418745A1 (de) * | 2010-08-09 | 2012-02-15 | Saint-Gobain Glass France | Gehäuse zur elektrischen Leitungsverbindung zwischen einem Folienleiter und einem Leiter |
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