JP2020076847A - 光合分波器および光合分波器内蔵光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の光合波器のホルダブロックは、対向する平行2面間に光信号を反射させ、光信号を合波又は分波するため、そのサイズが大きくなり、光合分波器内蔵光モジュールも大型化する問題があった。【解決手段】ホルダブロック8と、ホルダブロック8の第一の面8aに配置された第一のミラー7と、第二の面8bに配置され選択した波長の光は透過し非選択の波長の光は反射する第一の光フィルタ6aと、第三の面8cに配置された第ニのミラー9または第一の光フィルタ6aとは選択される波長が異なり、選択した波長の光は透過し非選択の波長の光は反射する他の光フィルタと、を備え、第二の面8bと第三の面8cは相まって凸面を構成する形態で設けられ、第一の面8aは、第二の面8b及び第三の面8cと対向し離隔して設けられるとともに、第一の面8aの法線10aに対して、第二の面8bの法線10b及び第三の面8cの法線10cが線対称の関係にある。【選択図】図1

Description

本願は、光合分波器および光合分波器内蔵光モジュールに関するものである。
光伝送システムにおいては、近年の急激な通信容量の増大に対応するため、複数の波長信号を一本の光ファイバに束ねて、光信号を送受信する波長多重光伝送方式が広く採用されている。この波長多重光伝送方式において、波長の異なる複数の光信号を合波して一本の光ファイバに合波する、あるいは一本の光ファイバの中を伝搬している、波長の異なる複数の光信号を個々の波長に分波するための光学部品が光合分波器である。光合分波器には、導波路に合分波機能を持たせた光導波路タイプと、光フィルタの波長透過特性を利用して合分波機能を実現している空間結合タイプの2種類がある。空間結合タイプの光合分波器は小型で、低光損失な特長を有するため、波長多重光伝送用送受信装置に広く採用されている。
特開2009-105106号公報
従来の光合波器は、光合波器本体であって光学部品を支持するためのホルダブロック、光学部品である光フィルタおよびミラーの3つの主要な要素で構成されている。そして、光学部品である光フィルタおよびミラーは、ホルダブロックの平行な2面に貼り付けられて支持されている。なお、光分波器の場合にも、ホルダブロック、光フィルタおよびミラーの構成は全く同じであり、以下においては、波長多重光伝送用送受信装置に用いられる光合波器として説明を行う。
波長多重光伝送用送受信装置の信号源(例えば4個の半導体レーザLDi(i=a、b、c、d)からは、4種類の波長λi(i=a、b、c、d)の光信号が出射され、光合波器の外側の光信号入射側に設置されたレンズにより平行光に変換された後、光合波器に入射する。光合波器の光信号入射側に配置された光フィルタfi(i=a、b、c、d)は、対応する光信号の波長λiは透過するが、その他の波長は反射するという波長透過特性を有している。このため、波長λiの光信号は、光フィルタfiを透過し、ホルダブロックに入射し、光合波器の光信号出射側に配置されたミラーと光フィルタfj(j≠i)の間を反射し、光合波器から出射される。このようにして、半導体レーザLDiからの出射ビームは、光合波器によって合波されて出射される。光合波器からの出射ビームは、光合波器の光信号出射側に配置された別のレンズにより光ファイバに集光された後、光伝送装置より波長多重光信号として送信される。なお、光合波器の場合、光フィルタfdで反射される光信号はないため、光フィルタfdは省くことが出来る。
ここで、光合波器を内蔵する光モジュールである光合分波器内蔵光モジュールは、光伝送装置に高密度に実装されるため、小型化が重要となる。光合波器内蔵光モジュールのサイズは、光合波器の最も大きな構成部品であるホルダブロックのサイズに大きく依存している。特に、ホルダブロックのサイズのうち、とりわけ実装面積に大きく影響する長さ(光の進行方向の寸法)と幅(半導体レーザ光源の並び方向の寸法。以下、半導体レーザ光源は単に光源と呼ぶ)が重要となる。
このホルダブロックの長さは、光フィルタへの光信号の入射角と、半導体レーザ間のピッチ(設置間隔)で決まる。光フィルタへの光信号の入射角はフィルタの透過特性の入射角依存性によって決まるが、LANの公的規格であるIEEE 100GBASE―LR4で規定されているような、狭い波長帯域に適用される光フィルタの場合、5°程度に設定される。
一方、半導体レーザ間のピッチは、半導体レーザに変調電気信号を伝える高周波線路のサイズ、あるいは第一レンズのサイズによって決まり、少なくとも1mm程度は必要となる。ホルダブロックの一面に対して5°の角度で光信号が往復し、半導体レーザ間のピッチが最小で1mmの間隔になることから、ホルダブロックの長さは最小で約5.7mm(=1mm/2/tan5°)となる。また、ホルダブロックの幅は、上記ピッチと光源の数で決まっており、ピッチが1mm、光源の数が4であることから約4mmとなる。
以上のように、従来の光合波器のホルダブロックは、対向する平行な2面の間に光信号を反射させて、波長の異なる光信号を合波または分波するため、ホルダブロックのサイズが、例えば、長さ5.7mm、幅4mmと大きくなるという問題があった。また、ホルダブロックが大きくなることで、光合分波器および光合分波器を内蔵する光モジュールも大型化するという問題があった。
本願は上記のような問題点を解消するための技術を開示するもので、光合波器本体であって光学部品を支持するホルダブロックを小型にすることにより、小型化した光合分波器および小型の光合分波器内蔵光モジュールを提供することを目的とする。
本願に開示される光合分波器は、
光学部品を支持するためのホルダブロックと、
このホルダブロックの第一の面に配置され、光を反射する第1のミラーと、
前記ホルダブロックの第二の面に配置され、選択された波長の光は透過させ、選択されなかった波長の光は反射させる第1の光フィルタと、
前記ホルダブロックの第三の面に配置された、光を反射する第2のミラー、または、前記第1の光フィルタとは選択される波長が異なっているとともに選択された波長の光は透過させ選択されなかった波長の光は反射させる第2の光フィルタと、
を備え、
前記ホルダブロックの前記第二の面と前記第三の面は、当該ホルダブロックの表面で相まって凸面を構成する形態で設けられ、前記第一の面は、前記第二の面および前記第三の面と対向するように離隔して配置されるとともに、前記第一の面の法線に対して、前記第二の面の法線および前記第三の面の法線が互いに線対称の関係にあるように設けられていることを特徴とするものである。
本願に開示される光合波器によれば、光合波器本体であって光学部品を支持するホルダブロックを小型にすることにより、小型化した光合分波器および小型の光合分波器内蔵光モジュールを提供することができる。
実施の形態1による光合分波器の一例を説明するための概要図である。 実施の形態1による光合分波器内蔵光モジュールの一例を説明するための概要図である。 実施の形態1による光合波器内蔵光モジュールの他の例を説明するための概要図である。 実施の形態2による光合分波器の一例を説明するための概要図である。 実施の形態2による光合分波器内蔵光モジュールの一例を説明するための概要図である。
実施の形態1.
以下、実施の形態1の光合分波器および光合分波器内蔵光モジュールの一例を図1および図2に基づいて説明する。図1は、光合分波器の一例を説明するための概要図、図2は光合分波器内蔵光モジュールの一例を説明するための概要図である。図1において、図1(a)は光合分波器の正面図、図1(b)は光合分波器の側面図、図1(c)は光合分波器の背面図である。また、図2において、図2(a)は光合分波器内蔵光モジュールの平面図、図2(b)は光合分波器内蔵光モジュールの側面図である。
図1において、実施の形態1の光合分波器は、波長λi(i=a、b、c、d)の光信号は透過するが、その他の波長は反射するという波長透過特性を有している第1の光フィルタ6a、6b、6c、6d、および全ての波長の光信号を反射する第1のミラー7および第2のミラー9、第1の光フィルタと第1のミラー7および第2のミラー9を接着し保持するホルダブロック8を主要な構成要素として備える。ここで、ホルダブロック8は、第1のミラー7を配置する第一の面8aと、この第一の面8aに対向し、光フィルタを配置する第二の面8bおよび第2のミラー9を配置する第三の面8cを有し、かつ第一の面8aの法線10aに対して、第二の面8bの法線10b、第三の面8cの法線10cが互いに線対称になるよう配置されている。また、第二の面8bと第三の面8cとがホルダブロック8の表面で、相まって凸面を構成する形態で設けられている。
なお、図1では、第二の面8bと第三の面8cとが隣接して配置される例を示したが、これに限らず、これら2面の間に、これらを繋ぐ他の1面を上述の線対称の配置条件を満足する形で設けてもよい。また、上記の法線は、以下で説明するように、ホルダブロック8中を伝搬する光信号の経路でもあるので、ここでは、便宜的に、光信号の進行方向を示す矢印を付けて示している。
図2において、実施の形態1の光合分波器内蔵光モジュールは、波長λi(i=a、b、c、d)の各光信号源である半導体レーザ1a、1b、1c、1d、半導体レーザ1i(i=a、b、c、d)の出射光を平行光に変換するレンズ2、異なる波長λi(i=a、b、c、d)の光信号を合波する光合波器3、光合波器3で合波された光信号を集光するための集光レンズ4、集光レンズ4で集光された光を光伝送装置から波長多重光信号として送信するための光ファイバ5を有している。
なお、図1(b)は光合分波器の側面図、図2(b)は光合分波器内蔵光モジュールの側面図を示しているが、これらの側面図では、光合波器および光合波器の中を伝搬する光信号の伝搬経路を、側面図の中に光合波器などに重ねて示すため(例えば図1(a)に示す光合波器の正面図の側面図に、この伝搬経路を透視して、図中に重ねて示すため)、側面から投影した場合の光信号の伝搬経路を、その進行方向に矢印を付けて、光合波器の側面図に重ねて記載した図として便宜的に示している。従って、実際には、この側面図の奥行き方向(光源の並び方向)に対して、光信号は斜めに伝搬している。
この実施の形態1の光合分波器、あるいは光合分波器内蔵光モジュールは、以上のように構成されている。このため、波長多重光伝送装置の信号源である半導体レーザ1i(i=a、b、c、d)からは波長λi(i=a、b、c、d)の光信号が出射され、レンズ2により平行光に変換され、光合波器3に入射する。また、光合波器の第1の光フィルタ6a、6b、6c、6dは、それぞれ、対応する光信号の波長λi(i=a、b、c、d)は透過するが、その他の波長は反射するという波長透過特性を有している。このため、波長λiの光信号は、ホルダブロック8の第二の面8bに配置された第1の光フィルタ6a、6b、6c、6dをそれぞれ透過し、ホルダブロック8に入射し、ホルダブロック8の第一の面8aに配置された第1のミラー7で反射される。
ここで、波長λaの光信号を、図1(b)に示した第二の面8bの法線10bに沿って入射させれば、第三の面8cの法線10cと第二の面8bの法線10bは、第一の面8aの法線10aに対して線対称であるため、図2(b)に示すように、第1のミラー7で反射された波長λaの光信号は、第三の面8cの法線10cに沿って進み、第2のミラー9に垂直に入射し、反射される。なお、λi(i=b、c、d)の光信号についても、同様である。
このように、波長λi(i=a、b、c、d)の光信号は、第2のミラー9に垂直に入射するので、反射した光信号は、第三の面8cの法線10cに沿って逆に進み、第1のミラー7で反射される(図2(b)参照)。
なお、図1(b)に示すように、第三の面8cの法線10cと第二の面8bの法線10bは、第一の面8aの法線10aに対して線対称となるように構成されているため、図2(b)に示すように、第1のミラー7で反射された光信号は、第二の面8bの法線10bに沿って、第1の光フィルタ6jに垂直に入射し、反射された後、再び第1のミラー7で反射される。ここでj≠i、j=a、b、c、dである。
なお、半導体レーザ1i(i=a、b、c、d)からの出射ビームは、光合波器3によって合波されて出射される。光合波器3からの出射ビームは、図2に示すように、集光レンズ4により光ファイバ5に集光され、光伝送装置より波長多重光信号として送信される。
このように、本実施の形態1による光合分波器および光合波器内蔵光モジュールでは、第1のミラー7と第1の光フィルタ6a、6b、6c、6d、および第2のミラー9の間で反射する際に、ホルダブロック8を光信号が2往復することになる。
以上説明したように、本実施の形態の光合分波器および光合波器内蔵光モジュールでは、第1のミラー7と第1の光フィルタ6a、6b、6c、6d、および第2のミラー9の間で反射する際に、ホルダブロック8を、光信号が2往復することになる。このため、フィルタへの入射角が同じであったとしても半導体レーザ間のピッチに相当する間隔を得るためのホルダブロック8の長さが、従来に比べ半分にすることができ、光合分波器および光合波器内蔵光モジュールを小型にすることができる。
次に、実施の形態1の光合波器内蔵光モジュールの他の例について説明する。
図3は、実施の形態1の光合波器内蔵光モジュールの他の例を説明する図である。上述の図1、図2の場合と比較して、半導体レーザを搭載あるいは収納する半導体レーザ搭載部12、光合波器を搭載あるいは収納する光合波器搭載部13が追加されるとともに、半導体レーザ及び光合波器を搭載あるいは収容するパッケージの底面11が追加されている点が異なる。
図2(b)に示した実施の形態1の一例では、光合波器3をパッケージの底面11に水平に搭載し、半導体レーザ1aからの出射光を斜めにして、斜めに光合波器3に入射されるような構成になっている。このような場合には、パッケージの底面に対して斜めに光信号が進む構成となり、半導体レーザ1aと光ファイバ5の高さがずれて、光モジュールの高さが高くなったり、斜めに光ファイバ5に光信号が入射するため調芯し難くなるという課題が生じる。
そこで、この実施の形態1の光合波器内蔵光モジュールの他の例においては、光合波器3を搭載する面が、基準面となるパッケージの底面11に対して、第一の面の法線と、第二の面の法線のなす角度から定まる角度、言い換えれば、第一の面の法線と、第二の面の法線が交叉して形成する角度の1/2に略等しい角度(具体的にはレーザ光の透過入射角依存性を考慮して5度から10度の間の値に設定される。最も典型的な値としては7度。)だけ傾けるように構成した。このように構成することによって、半導体レーザ1aからの出射光をパッケージの底面11に対して水平にすることが出来るようになり、光モジュールの高さが低くなるとともに調芯しやすい小型の光モジュールを得ることができるようになる。
なお、上記実施の形態1では、波長の異なる半導体レーザを4個搭載した光合波器、あるいは光合分波器内蔵光モジュールの例を示したが、より多くの半導体レーザを搭載しても良い。また、上記実施の形態1の光合分波器内蔵光モジュールの説明では、光合波器を内蔵した光送信モジュールの例を示したが、光分波器を内蔵した光受信モジュールでも良い。
実施の形態2.
以下では、実施の形態2の光合波器、および光合波器内蔵光モジュールについて、図4および図5を用いて説明する。
図4は、実施の形態2による光合分波器の一例を説明するための概要図である。また、図5は、実施の形態2による光合分波器内蔵光モジュールの一例を説明するための概要図である。
図4に示したように、実施の形態2による光合分波器は、波長の異なる光信号を合波する光合波器3と、波長λi(i=b、d、e、f)の光信号は透過するが、その他の波長λj(j≠i,i=b、d、e、f)は反射するという波長透過特性を有している第1の光フィルタ6b、6d、および第2の光フィルタ6e、6fと、全ての波長の光信号を反射する第1のミラー7と、第1の光フィルタ6b、6d、第2の光フィルタ6e、6f、および第1のミラー7を接着し保持するホルダブロック8と、を備えている。ここで、ホルダブロック8は、第1のミラー7を配置する第一の面8aと、第一の面に対向し、光フィルタを配置する第二の面8bおよび第三の面8cを有し、かつ、図4において、第一の面8aの法線10aに対して、第二の面8bの法線10b、第三の面8cの法線10cが線対称となるよう構成されている。
また、図5に示したように、実施の形態2による光合分波器内蔵光モジュールは、波長λi(i=b、d、e、f)の光信号源である半導体レーザ1i(i=b、d、e、f)、半導体レーザ1i(i=b、d、e、f)の出射光を平行光に変換するレンズ2k(k=b、e)、互いに異なる波長λi(i=b、d、e、f)の光信号を合波する光合波器3、光合波器3で合波された光信号を集光するための集光レンズ4、集光レンズ4で集光された光を光伝送装置より波長多重光信号として送信するための光ファイバ5、半導体レーザ1i(i=b、d、e、f)の高さを変えて搭載するためのひな壇状の構造を持つ半導体レーザ搭載部12、およびパッケージ(この図ではパッケージの底面11のみ示す)を備えている。図5に示したように、半導体レーザ1b、1dが半導体レーザ搭載部12の上段に、半導体レーザ1e、1fが半導体レーザ搭載部12の下段に搭載されている。
なお、図4および図5における側面図においても、実施の形態1で説明したのと同様に、光合波器3および光合波器の中を伝搬する光信号の伝搬経路が透視され、各図中に矢印で重ねて記載されている。従って、実際にはこれらの側面図の奥行き方向(光源の並び方向)に光信号は斜めに伝搬している。
この実施の形態2の光合波器、および光合波器内蔵光モジュールは、以上のように構成されている。そこで、ここでは、波長λbと波長λeの2種類の光信号を主な例にして実施の形態2の作用を以下説明する。
半導体レーザ搭載部12の上段に搭載された半導体レーザ1bからは波長λbの光信号が出射され、レンズ2bにより平行光に変換される。
この際、側面図上で光合波器の第1の光フィルタ6bに垂直入射するようにレンズ2bは調整される。このため、第1の光フィルタ6bを透過した波長λbの光信号は、ホルダブロックの第二の面の法線10bに沿って、ホルダブロック8に入射し、ホルダブロック8の第一の面8aに配置された第1のミラー7で反射される。なお、波長λdの光信号も同様に図示しない第1の光フィルタ6dに垂直に入射し、第1のミラー7で反射される。
ここで第三の面8cの法線10cと第二の面8bの法線10bは、第一の面8aの法線10aに対して線対称になるよう構成されているため、第1のミラー7で反射された波長λbの光信号は、第三の面8cの法線10cに沿って進み、側面図上で第2の光フィルタ6eに垂直に入射し、反射される。なお、波長λdの光信号も同様に、図示しない第2の光フィルタ6fに垂直に入射し、反射される。
側面図上では、波長λbの光信号は、第2の光フィルタ6eに垂直入射するので、反射した光信号は、第三の面8cの法線10cに沿って逆に進み、ホルダブロックの第一の面8aの第1のミラー7の無い箇所から出射し、集光レンズ4によって光ファイバ5に集光され、光伝送装置より波長多重光信号として送信される(図5中の実線で示した矢印参照)。
一方、半導体レーザ搭載部12の下段に搭載された半導体レーザ1eからは波長λeの光信号が出射され、レンズ2eにより平行光に変換される。この際、側面図上で光合波器の第2の光フィルタ6eに垂直入射するようにレンズ2eは調整される(図5中の点線で示した矢印参照)。なお、波長λfの光信号も同様に、図示しない第2の光フィルタ6fに垂直に入射するよう、レンズ2eは調整されている。
このため、第2の光フィルタ6eを透過した波長λeの光信号は、ホルダブロックの第三の面の法線10cに沿って、ホルダブロック8に入射する。このとき、波長λbと波長λeの光信号は平行にホルダブロックを進み、光合波器3により合波されたことになる。波長λeの光信号も、ホルダブロックの第一の面8aの第1のミラー7の無い箇所から出射し、集光レンズ4によって光ファイバ5に集光され、光伝送装置より波長多重光信号として送信される。なお、波長λdと波長λfの光信号の動作も同様である。
このように、本実施の形態による光合分波器および光合波器内蔵光モジュールでは、ホルダブロックの第一の面8aに配置された第1のミラー7、第二の面8bに配置された第1の光フィルタ6b、6d、および第三の面8cに配置された第2の光フィルタ6e、6fの間で反射して光信号が合波されることになる。
以上説明したように、本実施の形態の光合波器内蔵光モジュールでは、半導体レーザがひな壇状に高さを変えて搭載され、なおかつ半導体レーザから出射された光信号がホルダブロックの第二または第三の面から光フィルタを介してホルダブロックに入射し、ミラーで反射された光信号が第二または第三の面の光フィルタで上下に反射して伝搬することになる。
このため、同じ高さの搭載部に搭載された半導体レーザ間のピッチが同じであったとしても、上下2段に半導体レーザを搭載できるため、従来に比べ、ホルダブロックの幅を概ね半分にすることができ、光合波器内蔵光モジュールを小型にすることができる。
なお、本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
例えば、上記実施の形態では波長の異なる半導体レーザを4個搭載した例を示したが、より多くの半導体レーザを搭載しても良い。また、上記実施の形態では、光合波器を内蔵した光送信モジュールの例を示したが、光分波器を内蔵した光受信モジュールでも良い。
1a、1b、1c、1d 半導体レーザ、2、2b、2e レンズ、3 光合波器、4 集光レンズ、5 光ファイバ、6a、6b、6c、6d 第1の光フィルタ、6e、6f 第2の光フィルタ、7 第1のミラー、9 第2のミラー、8a 第一の面、8b 第二の面、8c 第三の面、10a、10b、10c 法線、11 パッケージの底面、12 半導体レーザ搭載部、13 光合波器搭載部

Claims (4)

  1. 光学部品を支持するためのホルダブロックと、
    このホルダブロックの第一の面に配置され、光を反射する第1のミラーと、
    前記ホルダブロックの第二の面に配置され、選択された波長の光は透過させ、選択されなかった波長の光は反射させる第1の光フィルタと、
    前記ホルダブロックの第三の面に配置された、光を反射する第2のミラー、または、前記第1の光フィルタとは選択される波長が異なっているとともに選択された波長の光は透過させ選択されなかった波長の光は反射させる第2の光フィルタと、
    を備え、
    前記ホルダブロックの前記第二の面と前記第三の面は、当該ホルダブロックの表面で相まって凸面を構成する形態で設けられ、前記第一の面は、前記第二の面および前記第三の面と対向するように離隔して配置されるとともに、前記第一の面の法線に対して、前記第二の面の法線および前記第三の面の法線が互いに線対称の関係にあるように設けられていることを特徴とする光合分波器。
  2. 請求項1に記載の光合分波器と、
    互いに波長の異なる複数の光源と、
    を備えたことを特徴とする光合分波器内蔵光モジュール。
  3. 前記光合分波器を内蔵するパッケージと、
    前記光合分波器を搭載する光合分波器搭載部と、
    を有し、
    前記光合分波器搭載部の前記光合分波器を搭載する面が、基準面となる前記パッケージの底面に対して、前記第一の面の法線と、前記第二の面の法線のなす角度から定まる角度だけ傾いていることを特徴とする請求項2に記載の光合分波器内蔵光モジュール。
  4. ひな壇状の半導体レーザ搭載部を有し、波長の異なる複数の光源が前記半導体レーザ搭載部にひな壇状に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の光合分波器内蔵光モジュール。
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