JP2020076840A - 画像形成装置及び故障箇所の特定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】故障箇所の特定処理に支障が生じない構成の画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、+12V電源電圧を生成する電源基板201、コントローラ基板202、及び第1ドライバ基板207を備える。コントローラ基板202は、+12V電源電圧を変圧して+3.3V電源電圧を生成するDCDCコンバータ203、+3.3V電源電圧により動作するCPU204、及び+3.3V電源電圧を入力して負荷用の+3.3V_EXT1電圧として出力するとともに、+3.3V電源電圧の入力を遮断する保護機能を有する第1ハイサイドSW205を備える。第1ドライバ基板207は、+3.3V_EXT1電圧により動作する。第1ハイサイドSW205は、+3.3V_EXT1電圧に異常が発生すると、+3.3V電源電圧の入力を遮断して、CPU204に+3.3V電源電圧の入力が遮断されたことを通知する【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、異常が発生したときに異常の原因となった故障箇所を特定する技術に関する。
画像形成装置は、複数の構成部品が協働して動作することでシートへ画像を形成する。各構成部品の動作は、個々に制御される。動作制御が正常に終了しない場合、画像形成装置は、エラーコードの表示や、ネットワークを介したコールセンタへのエラーコードの送信により、異常の発生を報知する。画像形成装置のサービスマンは、エラーコードに基づいて故障箇所の構成部品の交換等の画像形成装置の修理を行う。このように、画像形成装置の動作を正常状態に復帰させるサービスサポートが運用されている。特許文献1は、エラーコードに対応するサービスマニュアルを印刷することで、発生した異常への対処方法を明確に且つ確実にサービスマンに提供する画像形成装置を提供する。
特開2008−145948号公報
異常の発生した構成部品の電源系統と異常発生時に故障箇所を特定する特定手段の電源系統とが同じ場合、異常の発生により特定手段が正常に動作しなくなることがある。例えば、異常の発生により電源系統に過電流が流れることで、特定手段に印加される電圧が変動して正常な特定処理が行えなくなる可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、異常発生時の故障箇所の特定処理に支障が生じない構成の画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、第1電源電圧を生成する電源手段と、前記電源手段から供給される前記第1電源電圧を変圧して第2電源電圧を生成する生成手段、生成した前記第2電源電圧により動作して故障箇所の特定処理を行う特定手段、及び前記第2電源電圧を入力して負荷用の第3電源電圧として出力するとともに、前記第2電源電圧の入力を遮断する保護機能を有する供給手段を有するコントローラと、前記供給手段から供給される前記第3電源電圧により動作する前記負荷としてのドライバと、を備えており、前記供給手段は、前記ドライバへ供給する前記第3電源電圧に異常が発生すると、前記第2電源電圧の入力を遮断するとともに、前記特定手段に前記第2電源電圧の入力が遮断されたことを通知することを特徴とする。
本発明によれば、第2電源電圧に異常が発生すると第2電源電圧の出力を停止するために、特定手段による異常発生時の故障箇所の特定処理に支障が生じない。
画像形成装置の構成図。 制御系統の説明図。 故障箇所の特定処理を表すフローチャート。 制御系統の説明図。 故障箇所の特定処理を表すフローチャート。
本発明の画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。
(画像形成装置)
図1は、本実施形態の画像形成装置の構成図である。画像形成装置1は、画像読取部2、画像形成部3、及び操作部1000を備えている。画像読取部2は、原稿Dから原稿画像を読み取る。画像形成部3は、シートSに画像を形成する。操作部1000は、キーボタンやタッチパネル等の入力装置と、ディスプレイ等の出力装置とを備えるユーザインタフェースである。画像形成装置1は、画像読取部2で読み取った原稿画像を画像形成部3によりシートSに形成する複写機能を備える。
画像読取部2は、上部に透明ガラス板からなる原稿台4、及び原稿圧着板5が設けられる。原稿台4は、原稿Dが、画像面を下向きにして所定の位置に載置される。原稿圧着板5は、原稿台4に載置された原稿Dを押圧固定する。原稿台4の下側には、原稿Dを照明するランプ6と、画像処理ユニット7と、照明した原稿Dの光像を画像処理ユニット7に導くための反射ミラー8、9、10からなる光学系と、が設けられている。ランプ6及び反射ミラー8、9、10は所定の速度で移動して原稿Dを走査する。画像処理ユニット7は、受光する原稿Dの光像に基づいて原稿画像を表す画像データを生成する。
画像形成部3は、画像形成を行うために、感光ドラム11、一次帯電ローラ12、ロータリ現像ユニット13、中間転写ベルト14、転写ローラ15、クリーナ16、レーザユニット17、及び定着器19等の構成部品を備えている。感光ドラム11は、ドラム形状の感光体であり、一次帯電ローラ12により表面が一様に帯電される。レーザユニット17は、画像読取部2から画像データを取得し、この画像データに応じて発光制御されたレーザ光を表面が帯電された感光ドラム11に照射する。これにより感光ドラムの表面に画像データに応じた静電潜像が形成される。
ロータリ現像ユニット13は、感光ドラム11の表面に形成された静電潜像にマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色のトナーを付着させて、感光ドラム11の表面にトナー像を形成する。ロータリ現像ユニット13は、回転現像方式の現像器である。ロータリ現像ユニット13は、現像器13K、現像器13Y、現像器13M、及び現像器13Cを有し、モータ(ロータリモータ)により回転される。現像器13Kは、ブラックのトナーによる現像を行う。現像器13Yは、イエローのトナーによる現像を行う。現像器13Mは、マゼンタのトナーによる現像を行う。現像器13Cは、シアンのトナーによる現像を行う。
感光ドラム11上にモノクロのトナー像を形成する場合、ロータリ現像ユニット13は、感光ドラム11と近接する現像位置に現像器13Kを回転移動させて現像を行う。フルカラーのトナー像を形成する場合、ロータリ現像ユニット13は、回転して、現像位置に各現像器13Y、13M、13C、13Kを順に配置させ、順次各色のトナーによる現像を行う。
ロータリ現像ユニット13によって感光ドラム11に形成されたトナー像は、転写体である中間転写ベルト14に転写される。転写後に感光ドラム11に残留するトナーは、クリーナ16により除去される。フルカラーのトナー像を形成する場合、トナー像は、一色ずつに感光ドラム11から中間転写ベルト14に転写される。つまりイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に、一色ずつ中間転写ベルト14にトナー像が転写される。クリーナ16は、転写の度に感光ドラム11に残留するトナーを除去する。このように、一色ずつ順にトナー像が転写されることで、中間転写ベルト14にフルカラーのトナー像が形成される。
中間転写ベルト14に転写されたトナー像は、転写ローラ15によりシートSに転写される。シートSは、用紙カセット18又は手差しトレイ50から転写ローラ15へ給送される。画像形成装置1は、シートSを搬送経路に給送するためのローラ等の給送機構を備える。
定着器19は、シートSの搬送方向で転写ローラ15の下流側に設けられる。定着器19は、シートSに、転写されたトナー像を定着させる。トナー像が定着されたシートSは、定着器19から排出ローラ対21を介して画像形成装置1の機外に排出される。
画像形成装置1は、内部の感光ドラム11やロータリ現像ユニット13等の構成部品にアクセスするために、開閉可能な前ドア22を備える。画像形成装置1内の上記の各構成部品の修理や点検、消耗品の交換の際には、前ドア22が開放される。画像形成装置1は、前ドア22の開閉を検知するための前ドア開閉センサ801を備える。
画像形成装置1は、各用紙カセット18の開閉を検知するための用紙カセット開閉センサ92及び用紙カセット18内のシートSのサイズを検知する不図示の用紙サイズ検知センサを備える。用紙カセット18が閉じられると、用紙カセット開閉センサ92がこれを検知する。用紙サイズ検知センサは、用紙カセット18が閉じられたことを用紙カセット開閉センサ92が検知すると、この検知結果に基づいて自動的にシートSのサイズを検知する。
画像形成装置1は、手差しトレイ50上のシートSの有無を検知する手差し用紙センサ91を備える。手差し用紙センサ91が手差しトレイ50にシートSが載置されたことを検知すると、画像形成装置1は、載置されたシートSのサイズ設定をユーザに促す画面を操作部1000に表示する。ユーザが画面の指示に従ってシートサイズを設定することで、画像形成装置1は、手差しトレイ50上のシートSのサイズを認識することができる。
なお、画像形成装置1の構成は、上述した構成に限らず、例えば、複数の色成分に対応して、複数の感光ドラムが転写ベルトの移動方向に沿って設けられる周知の構成の画像形成装置であってもよい。
(第1実施形態)
図2は、第1実施形態の画像形成装置1の制御系統の説明図である。制御系統は、電源基板201、コントローラ基板202、第1ドライバ基板207、及び第2ドライバ基板209の4種類の基板を備える。
電源基板201は、電源電圧(本実施形態では+12[V])を生成して出力する。+12[V]の電源電圧(+12V電源電圧)は、コントローラ基板202へ供給される。
コントローラ基板202は、DCDCコンバータ203、CPU(Central Processing Unit)204、第1ハイサイドスイッチ(SW)205、及び第2ハイサイドスイッチ(SW)206を備える。DCDCコンバータ203は、電源基板201から供給される+12V電源電圧を+3.3[V]の電圧に変圧する。DCDCコンバータ203で生成された+3.3[V]の電圧(+3.3V電源電圧)は、CPU204、第1ハイサイドSW205及び第2ハイサイドSW206に給電される。CPU204は、+3.3V電源電圧により動作し、コントローラ基板202、第1ドライバ基板207、及び第2ドライバ基板209の動作を制御する。CPU204は、第1ハイサイドSW205及び第2ハイサイドSW206の状態を検知することが可能である。
第1ハイサイドSW205は、+3.3V電源電圧を分岐して、第1ドライバ基板207等へ供給するスイッチング素子である。第1ハイサイドSW205は、第1ドライバ基板207で過電流が流れるような異常が発生した際に、該異常がコントローラ基板202内の+3.3V電源電圧の電源系統へ影響することを抑止するように保護機能を有する保護素子でもある。第1ハイサイドSW205は、第1ドライバ基板207で過電流が流れるような異常が発生すると、自ら(CPUからの指示がなくても)電源側(+3.3V電源電圧側)を遮断する。第1ハイサイドSW205からは、+3.3[V]の電圧が、同じ電圧値の負荷用の+3.3V_EXT1電圧として第1ドライバ基板207へ供給される。
第2ハイサイドSW206は、+3.3V電源電圧を分岐して、第2ドライバ基板209等へ供給するスイッチング素子である。第2ハイサイドSW206は、第2ドライバ基板209で過電流が流れるような異常が発生した際に、該異常がコントローラ基板202内の+3.3V電源電圧の電源系統へ影響することを抑止するように保護機能を有する保護素子でもある。第2ハイサイドSW206は、第2ドライバ基板209で過電流が流れるような異常が発生すると自ら電源側(+3.3V電源電圧側)を遮断する。第2ハイサイドSW206からは、+3.3[V]の電圧が、同じ電圧値の負荷用の+3.3V_EXT2電圧として第2ドライバ基板209へ供給される。
本実施形態のコントローラ基板202は、CPU204に供給する+3.3V電源電圧と、第1ドライバ基板207及び第2ドライバ基板209に供給する+3.3V電源電圧と、を同一のDCDCコンバータ203により生成する。そのためにCPU204と、第1ドライバ基板207及び第2ドライバ基板209とは、同一の+3.3V電源電圧の電源系統に接続される。これにより、コントローラ基板202は、例えば、CPU204と、第1ドライバ基板207及び第2ドライバ基板209とに別の電源系統から給電する場合よりも低コストで実現される。
第1ドライバ基板207及び第2ドライバ基板209は、ロータリ現像ユニット13の回転やシート搬送を行うためのモータ等の負荷の駆動制御を行う。第1ドライバ基板207は、第1ASIC(Application Specific Integrated Circuit)208を備える。第1ASIC208は、第1ハイサイドSW205から供給される+3.3V_EXT1電圧により動作する。第2ドライバ基板209は、第2ASIC210を備える。第2ASIC210は、第2ハイサイドSW206から供給される+3.3V_EXT2電圧により動作する。第1ASIC208及び第2ASIC210は、CPU204の制御により、それぞれ対応する負荷の動作を制御する。
なお、本実施形態では、2つのドライバ基板を備える例を説明するが、ドライバ基板の数はこれに限られない。例えば、ドライバ基板を複数設けてもよい。この場合、コントローラ基板202は、各ドライバ基板に対応した数のハイサイドSWを備えることになる。また、1つのドライバ基板と1つのハイサイドSWとを備える構成であってもよい。
図3は、このような画像形成装置1による故障箇所の特定処理を表すフローチャートである。この処理は、負荷の異常によらず、画像形成装置1の起動時から常時繰り返し実行される。コントローラ基板202のCPU204は、第1ドライバ基板207、第2ドライバ基板209の順に異常の検知を行う。
そのためにCPU204は、まず、第1ハイサイドSW205が過電流を検知しているか否かの判定を行う(S301)。過電流の検知は、以下のように行われる。過電流は、+3.3V_EXT1電圧の電源系統の異常(ショート等)により発生する。電源系統のショートは、例えば、電源線周囲にあるビスを止める際の線噛みや、負荷の故障、第1ドライバ基板207の故障により発生する。第1ハイサイドSW205は、+3.3V_EXT1電圧の電源系統に過電流が発生すると、+3.3V電源電圧の入力を遮断することにより+3.3V_EXT1電圧の出力を停止するとともに、過電流の発生をCPU204に通知する。
第1ハイサイドSW205から過電流の発生が通知される場合(S301:Y)、CPU204は、第1ドライバ基板207が故障していると判定する(S302)。第1ハイサイドSW205から過電流の発生が通知されていない場合(S301:N)、CPU204は、引き続き、第2ハイサイドSW206が過電流を検知しているか否かの判定を行う(S303)。第2ハイサイドSW206は、+3.3V_EXT2電圧の電源系統に過電流が発生すると、+3.3V電源電圧の入力を遮断することにより+3.3V_EXT2電圧の出力を停止するとともに、過電流の発生をCPU204に通知する。
第2ハイサイドSW206から過電流の発生が通知される場合(S303:Y)、CPU204は、第2ドライバ基板209が故障していると判定する(S304)。第2ハイサイドSW206から過電流の発生が通知されていない場合(S303:N)、CPU204は、第1ドライバ基板207及び第2ドライバ基板209が正常に動作していると判定する(S305)。以上により、故障箇所の特定処理が終了する。なお、CPU204は、特定した故障箇所をユーザやコールセンタへ報知する。例えばCPU204は、故障箇所の操作部1000への表示や、通信回線を介した故障箇所のコールセンタへの通知により、故障箇所の報知を行う。
第1ハイサイドSW205及び第2ハイサイドSW206を用いない場合、第1ドライバ基板207及び第2ドライバ基板209に異常が生じると、正常な電圧(+3.3V電源電圧)がCPU204へ供給されなくなる。この場合、CPU204は、故障箇所の特定処理を実行できなくなる。本実施形態では、第1ハイサイドSW205及び第2ハイサイドSW206を用いることで、第1ドライバ基板207及び第2ドライバ基板209に異常が生じた場合であっても、CPU204には、正常な電圧が供給される。そのために、CPU204は、故障箇所の特定処理を実行することができる。
以上のように本実施形態の画像形成装置1は、第1ドライバ基板207、第2ドライバ基板209、負荷等に異常が生じた場合に、コントローラ基板202からの電圧の出力を停止する。具体的には、コントローラ基板202は、該当する電源系統に設けられるハイサイドSWを遮断する。これにより該当する電源系統に接続されるCPU204は、動作を停止することなく故障箇所の特定処理を継続して行うことができる。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態の画像形成装置1の制御系統の説明図である。制御系統は、電源基板401、コントローラ基板402、第1ドライバ基板408、及び第2ドライバ基板410の4種類の基板を備える。コントローラ基板402は、第1ドライバ基板408を介して第1センサ412に接続され、第2ドライバ基板410を介して第2センサ413に接続される。電源基板401は、第1実施形態の電源基板201と同様に、+12V電源電圧をコントローラ基板402へ供給する。
コントローラ基板402は、2種類の電圧を生成する。そのためにコントローラ基板402は、DCDCコンバータ403、レギュレータ(REG)404、CPU405、第1ハイサイドSW406、及び第2ハイサイドSW407を備える。DCDCコンバータ403は、電源基板401から供給される+12V電源電圧を+5[V]の電圧に変圧する。DCDCコンバータ403で生成された+5[V]の電圧(+5V電源電圧)は、レギュレータ404及び第2ハイサイドSW407に給電される。レギュレータ404は、DCDCコンバータ403から供給される+5電源電圧を+3.3[V]の電圧に変圧する。レギュレータ404で生成された+3.3[V]の電圧(+3.3V電源電圧)は、CPU405及び第1ハイサイドSW406に給電される。CPU405は、+3.3V電源電圧により動作し、コントローラ基板402、第1ドライバ基板408、及び第2ドライバ基板410の動作を制御する。CPU405は、第1ハイサイドSW406及び第2ハイサイドSW407の状態を検知することが可能である。
第1ハイサイドSW406は、レギュレータ404からの+3.3V電源電圧を分岐して、第1ドライバ基板408及び第2ドライバ基板410等へ供給するスイッチング素子である。第1ハイサイドSW406は、第1ドライバ基板408及び第2ドライバ基板410の少なくとも一方で異常が発生した際に、該異常がコントローラ基板402内の+3.3V電源電圧の電源系統へ影響することを抑止する機能を有する保護素子でもある。第1ハイサイドSW406は、第1ドライバ基板408及び第2ドライバ基板410の少なくとも一方で異常が発生すると電源側(+3.3V電源電圧側)をスイッチングする。第1ハイサイドSW406からは、+3.3[V]の電圧が、同じ電圧値の負荷用の+3.3V_EXT電圧として第1ドライバ基板408及び第2ドライバ基板410へ供給される。
第2ハイサイドSW407は、DCDCコンバータ403からの+5V電源電圧を分岐して、第1センサ412及び第2センサ413等へ供給するスイッチング素子である。第2ハイサイドSW407からは、+5[V]の電圧が、同じ電圧値の負荷用の+5V_EXT電圧として第1センサ412及び第2センサ413へ供給される。第1センサ412及び第2センサ413は、+5V_EXT電圧により動作する。第1センサ412及び第2センサ413は、例えば図1に示す手差し用紙センサ91、用紙カセット開閉センサ92、前ドア開閉センサ801等である。
第1ドライバ基板408及び第2ドライバ基板410は、ロータリ現像ユニット13の回転やシート搬送を行うためのモータ等の負荷の駆動制御を行う。第1ドライバ基板408は、第1ASIC409を備える。第1ASIC409は、第1ハイサイドSW406から供給される+3.3V_EXT電圧により動作する。第2ドライバ基板410は、第2ASIC411を備える。第2ASIC411は、第1ハイサイドSW406から供給される+3.3V_EXT電圧により動作する。第1ASIC409及び第2ASIC411は、CPU405の制御により、それぞれ対応する負荷の動作を制御する。
なお、本実施形態では、2つのドライバ基板を備える例を説明するが、ドライバ基板の数はこれに限られない。例えば、ドライバ基板を複数設けてもよい。この場合、コントローラ基板402は、第1ハイサイドSW406から複数のドライバ基板の各々に+3.3V_EXT電圧を供給することになる。また、1つのドライバ基板と1つのハイサイドSWとを備える構成であってもよい。
同様に、センサ等の負荷を複数設けてもよい。この場合、コントローラ基板402は、第2ハイサイドSW407から複数の負荷の各々に+5V_EXT電圧を供給することになる。また、1つの負荷と1つのハイサイドSWとを備える構成であってもよい。
図5は、このような画像形成装置1による故障箇所の特定処理を表すフローチャートである。この処理は、負荷の異常によらず、画像形成装置1の起動時から常時繰り返し実行される。コントローラ基板402のCPU405は、第1ドライバ基板408、第2ドライバ基板410、第1センサ412、及び第2検知センサの故障検知を行う。
CPU405は、まず、第2ハイサイドSW407が過電流を検知しているか否かの判定を行う(S501)。過電流の検知方法は第1実施形態と同様の方法で行われる。第2ハイサイドSW407から過電流の発生が通知される場合(S501:Y)、CPU405は、+5電源電圧の電源系統の外部出力(+5V_EXT)が故障していると判定する(S502)。この場合、第2ハイサイドSW407は、第1実施形態と同様に、+5Vの入力を遮断することにより、+5V_EXTの出力を停止している。
第2ハイサイドSW407から過電流の発生が通知されていない場合(S501:N)、CPU405は、第1センサ412及び第2センサ413が正常に動作していると判定する。CPU405は、引き続き、第1ハイサイドSW406が過電流を検知しているか否かの判定を行う(S503)。
第1ハイサイドSW406から過電流の発生が通知される場合(S503:Y)、CPU405は、+3.3電源電圧の電源系統の外部出力(+3.3V_EXT)が故障していると判定する(S504)。この場合、第1ハイサイドSW406は、第1実施形態と同様に、+3.3Vの入力を遮断することにより、+3.3V_EXTの出力を停止している。第1ハイサイドSW406から過電流の発生が通知されていない場合(S503:N)、CPU405は、第1ドライバ基板408及び第2ドライバ基板410が正常に動作していると判定する(S505)。以上により、故障箇所の特定処理が終了する。なお、CPU405は、特定した故障箇所をユーザやコールセンタへ報知する。例えばCPU405は、故障箇所の操作部1000への表示や、通信回線を介した故障箇所のコールセンタへの通知により、故障箇所の報知を行う。
第1ハイサイドSW406及び第2ハイサイドSW407を用いない場合、コントローラ基板402から出力される電圧の電源系統に異常が生じると、正常な電圧(+3.3V電源電圧)がCPU405に供給されなくなる。この場合、CPU405は、故障箇所の特定処理を実行できなくなる。本実施形態では、第1ハイサイドSW406及び第2ハイサイドSW407を用いることで、電源系統に故障が生じた場合であっても、CPU405には、正常な電圧が供給される。そのために、CPU405は、故障箇所の特定処理を実行することができる。
以上のように本実施形態の画像形成装置1は、第1ドライバ基板408、第2ドライバ基板410の動作、第1センサ412、及び第2センサ413の出力に異常が生じた場合に、コントローラ基板402からの該当する電圧の出力を停止する。具体的には、コントローラ基板402は、該当する電源系統に設けられるハイサイドSWを遮断する。これによりCPU405は、停止することなく故障箇所の特定処理を継続して行うことができる。また、CPU405は、第1ハイサイドSW406及び第2ハイサイドSW407で分けられた+3.3V_EXT電圧と+5V_EXT電圧とのどちらに異常があるかを判別し、故障個所を特定することが可能となる。

Claims (11)

  1. 第1電源電圧を生成する電源手段と、
    前記電源手段から供給される前記第1電源電圧を変圧して第2電源電圧を生成する生成手段、生成した前記第2電源電圧により動作して故障箇所の特定処理を行う特定手段、及び前記第2電源電圧を入力して負荷用の第3電源電圧として出力するとともに、前記第2電源電圧の入力を遮断する保護機能を有する供給手段を有するコントローラと、
    前記供給手段から供給される前記第3電源電圧により動作する前記負荷としてのドライバと、を備えており、
    前記供給手段は、前記ドライバへ供給する前記第3電源電圧に異常が発生すると、前記第2電源電圧の入力を遮断するとともに、前記特定手段に前記第2電源電圧の入力が遮断されたことを通知することを特徴とする、
    画像形成装置。
  2. 前記ドライバは複数設けられ、
    前記供給手段は、各ドライバに対応してそれぞれ設けられ、
    前記特定手段は、前記第3電源電圧に異常が発生すると、異常が発生した前記第3電源電圧を出力する供給手段からの通知に基づいて、故障したドライバを特定することを特徴とする、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記特定手段は、前記第3電源電圧を出力する供給手段の過電流の発生を検知すると、前記過電流が発生した供給手段に接続されるドライバが故障していると特定することを特徴とする、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2電源電圧の電圧値と前記第3電源電圧の電圧値は同じであることを特徴とする、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 複数の前記ドライバに出力される前記第3電源電圧の電圧値は同じであることを特徴とする、
    請求項2を引用する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 第1電源電圧を生成する電源手段と、
    前記電源手段から供給される前記第1電源電圧を変圧して第2電源電圧を生成する第1生成手段、前記第2電源電圧から第3電源電圧を生成する第2生成手段、前記第3電源電圧により動作して故障箇所の特定処理を行う特定手段、前記第2電源電圧を入力して第1の負荷用の第4電源電圧として出力するとともに、前記第2電源電圧の入力を遮断する保護機能を有する第1供給手段、及び前記第3電源電圧を入力して第2の負荷用の第5電源電圧として出力するとともに、前記第3電源電圧の入力を遮断する保護機能を有する第2供給手段、を有するコントローラと、
    前記第1供給手段から供給される前記第4電源電圧により動作する前記第1の負荷としての第1ドライバと、
    前記第2供給手段から供給される前記第5電源電圧により動作する前記第2の負荷としての第2ドライバと、を備えており、
    前記第1供給手段は、前記第1ドライバへ供給する前記第4電源電圧に異常が発生すると、前記第1供給手段からの前記第2電源電圧の入力を遮断するとともに、前記特定手段に前記第2電源電圧の入力が遮断されたことを通知し、
    前記第2供給手段は、前記第2ドライバへ供給する前記第5電源電圧に異常が発生すると、前記第2供給手段からの前記第3電源電圧の入力を遮断するとともに、前記特定手段に前記第3電源電圧の入力が遮断されたことを通知することを特徴とする、
    画像形成装置。
  7. 前記特定手段は、前記第4電源電圧に異常が発生すると、前記第1供給手段からの通知に基づいて、前記第1ドライバが故障していることを特定し、前記第4電源電圧に異常が発生すると、前記第2供給手段からの通知に基づいて、前記第2ドライバが故障しているとことを特定することを特徴とする、
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 第1電源電圧を生成する電源手段と、
    前記電源手段から供給される前記第1電源電圧を変圧して第2電源電圧を生成する生成手段、生成された前記第2電源電圧により動作する特定手段、及び前記第2電源電圧を入力して負荷用の第3電源電圧として出力するとともに、前記第2電源電圧の入力を遮断する保護機能を有する供給手段を有するコントローラと、
    前記供給手段から供給される前記第3電源電圧により動作する前記負荷としてのドライバと、を備えた画像形成装置により実行される方法であって、
    前記供給手段が、前記ドライバへ供給する前記第3電源電圧に異常が発生すると、前記第2電源電圧の入力を遮断するとともに、前記特定手段に前記第2電源電圧の入力が遮断されたことを通知し、
    前記特定手段が、前記供給手段からの前記通知に応じて故障箇所を特定することを特徴とする、
    故障箇所の特定方法。
  9. 前記供給手段が、過電流を検知すると、前記ドライバへ供給される前記第3電源電圧の異常を前記特定手段に通知し、
    前記特定手段が、前記供給手段からの前記通知により前記ドライバへ供給される前記第3電源電圧の異常を判定することを特徴とする、
    請求項8に記載の故障箇所の特定方法。
  10. 第1電源電圧を生成する電源手段と、
    前記電源手段から供給される前記第1電源電圧を変圧して第2電源電圧を生成する第1生成手段、前記第2電源電圧から第3電源電圧を生成する第2生成手段、前記第3電源電圧により動作する特定手段、前記第2電源電圧を入力して第1の負荷用の第4電源電圧として出力するとともに、前記第2電源電圧の入力を遮断する保護機能を有する第1供給手段、及び前記第3電源電圧を入力して第2の負荷用の第5電源電圧として出力するとともに、前記第3電源電圧の入力を遮断する保護機能を有する第2供給手段を有するコントローラと、
    前記第1供給手段から供給される前記第4電源電圧により動作する前記第1の負荷としての第1ドライバと、
    前記第2供給手段から供給される前記第5電源電圧により動作する前記第2の負荷としての第2ドライバと、を備えた画像形成装置により実行される方法であって、
    前記第1供給手段が、前記第1ドライバへ供給する前記第4電源電圧に異常が発生すると、前記第1供給手段からの前記第2電源電圧の入力を遮断するとともに、前記特定手段に前記第2電源電圧の入力が遮断されたことを通知し、
    前記第2供給手段が、前記第2ドライバへ供給する前記第5電源電圧に異常が発生すると、前記第2供給手段からの前記第3電源電圧の入力を遮断するとともに、前記特定手段に前記第3電源電圧の入力が遮断されたことを通知し、
    前記特定手段が、前記第1供給手段及び前記第2供給手段からの通知に応じて故障箇所を特定することを特徴とする、
    故障箇所の特定方法。
  11. 前記第1供給手段が、過電流を検知すると、前記第4電源電圧の異常を前記特定手段に通知し、
    前記第2供給手段が、過電流を検知すると、前記第5電源電圧の異常を前記特定手段に通知し、
    前記特定手段が、前記第1供給手段からの通知により前記第4電源電圧の異常を判定し、前記第2供給手段からの通知により前記第5電源電圧の異常を判定することを特徴とする、
    請求項10に記載の故障箇所の特定方法。
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