JP2020076717A - 光学検査装置及び光学検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検物に係る情報を高精度に測定することができる光学検査装置を提供する。【解決手段】実施形態の光学検査装置は、結像素子と、光学フィルターと、撮像素子とを有する。結像素子は、被検物からの光を結像する。光学フィルターは、前記結像素子の光軸に配置される。前記撮像素子は、前記結像素子の光軸と交差しない有効領域内に配置され、前記結像素子及び前記光学フィルターを通過した光を受光する。【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、光学検査装置及び光学検査方法に関する。
様々な産業において、非接触での検査技術が重要となっている。
Walton L. Howes, "Rainbow schlieren and its applications", Appl. Optics, vol.23, No.14, 1984. J. S. Kim and T. Kanade, "Multiaperture telecentric lens for 3D reconstruction", Optics Letters, vol. 36, No. 7, 2011.
本発明が解決しようとする課題は、被検物に係る情報を高精度に測定することができる光学検査装置及び光学検査方法を提供することである。
実施形態の光学検査装置は、結像素子と、光学フィルターと、撮像素子とを有する。結像素子は、被検物からの光を結像する。光学フィルターは、前記結像素子の光軸に配置される。前記撮像素子は、前記結像素子の光軸と交差しない有効領域内に配置され、前記結像素子及び前記光学フィルターを通過した光を受光する。
図1は、実施形態に係る光学検査システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、図1の光学装置の構成例の概略を示す鳥瞰図である。 図3は、図1の光学装置の構成の一例を示すx−z断面図である。 図4Aは、図2及び図3の第1の光学フィルターの開口のx−y断面の一例を示す模式図である。 図4Bは、図2及び図3の第2の光学フィルターの開口のx−y断面の一例を示す模式図である。 図5Aは、図1の光学装置に関する有効領域について説明するためのx−z断面の模式図である。 図5Bは、図1の光学装置に関する有効領域について説明するためのx−y断面の模式図である。 図6は、図1の光学装置における光線経路の一例について説明するための模式図である。 図7は、図1の光学検査装置で実行される算出処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、図1の光学装置における光軸と撮像軸との間の距離と、物点の3次元位置に関する検出感度との関係について説明するための図である。 図9は、図1の光学装置における計測不可領域について説明するための図である。 図10は、図1の光学装置における計測可能領域について説明するための図である。 図11は、第1の変形例に係る光学装置の構成の一例を示すx−z断面図である。 図12Aは、第2の変形例に係る第3の光学フィルターの開口のx−y断面の一例を示す模式図である。 図12Bは、第2の変形例に係る第4の光学フィルターの開口のx−y断面の一例を示す模式図である。 図13は、図1の光学装置が複数の撮像素子を有する場合の撮像面の配置の一例について説明するためのx−y断面の模式図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
各実施の形態の説明における光又は光線との記載は、可視光又は可視光線に限らない。ただし、以下の説明では、環境光として白色光が用いられている場合を例として説明をする。
まず、本実施形態に係る光学検査システム1の構成について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る光学検査システム1の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、光学検査システム1は、光学検査装置10及びディスプレイ90を備える。光学検査装置10は、光学装置20、処理回路70及びメモリ80を備える。
図2は、図1の光学装置20の構成例の概略を示す鳥瞰図である。図3は、図1の光学装置20の構成の一例を示すx−z断面図である。図1、図2及び図3に示すように、光学装置20は、光学系30及び撮像素子60を備える。光学系30は、図2及び図3に示すように、レンズ31、第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35を有する。
なお、本実施形態では、x軸、y軸及びz軸の各々について、以下のように定義する。z軸は、レンズ31の光軸OAである。+z方向は、レンズ31の物体側焦点から像側焦点へ向かう方向である。x軸及びy軸は、互いに直交し、また、z軸と直交する。−x方向は、例えば重力方向である。例えば図3に示す例では、+x方向、+y方向及び+z方向は、それぞれ、下から上へ向かう方向、紙面に垂直に奥から手前へ向かう方向及び左から右へ向かう方向である。
レンズ31は、被検物上の物点から出射した光線を、撮像素子60の撮像面61上の像点に結像させる。レンズ31は、一対(一組)の物体側レンズ及び像側レンズを有する。物体側レンズ及び像側レンズは、同一の光軸を有する。物体側レンズ及び像側レンズは、例えば光軸に直交する面に関して互いに対称である。レンズ31の像側焦点距離は、距離fである。レンズ31の像側主点と撮像面61との間の距離は、距離Lである。レンズ31は、例えば光学ガラスで形成されているが、これに限らない。レンズ31は、例えば、アクリル樹脂(Polymethyl methacrylate:PMMA)、ポリカーボネイト(Polycarbonate:PC)等の光学プラスチックで形成されていてもよい。レンズ31は、結像素子の一例である。
なお、図3では、レンズ31が一対のレンズである場合が示されているが、これに限らない。レンズ31は、1つのレンズ(単レンズ)であってもよいし、複数の単レンズを組み合わせたレンズ(複合レンズ)であってもよい。また、複合レンズは、貼り合わせ式であってもよいし、分離式であってもよい。
第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35は、レンズ31を通過する光線束に関して、+z軸方向を天頂方向とする立体角を制限する。第1の光学フィルター33は、図3に示すように、レンズ31の像側焦点に配置されている。つまり、第1の光学フィルター33は、レンズ31の像側主点から+z側に距離fだけ離れた位置に配置されている。第2の光学フィルター35は、図3に示すように、レンズ31の物体側レンズ及び像側レンズの間に配置されている。この構成によれば、第2の光学フィルター35の中心と、レンズ31の中心とをz軸方向において一致させることができる。
ここで、第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35の構成について、図面を参照しながら、より詳細に説明をする。図4Aは、図2及び図3の第1の光学フィルターの開口のx−y断面の一例を示す模式図である。図4Bは、図2及び図3の第2の光学フィルターの開口のx−y断面の一例を示す模式図である。
第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35は、それぞれ、支持部材(図示しない)及び波長選択部材を備える。支持部材は、開口を有する。波長選択部材は、支持部材の開口に設けられている。第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35の開口及び波長選択部材の外形は、それぞれ、例えば円形である。第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35の開口及び波長選択部材の中心は、z軸(光軸OA)上に位置している。また、第1の光学フィルター33の開口及び波長選択部材は、レンズ31の像側焦点面に位置している。一方で、第2の光学フィルター35の開口及び波長選択部材は、レンズ31の像側主点面に位置している。各波長選択部材は、特定の波長スペクトルの光線を透過させる性質を有する。なお、透過は、通過と表現されてもよい。各波長選択部材は、例えばカラーフィルターである。
また、第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35の波長選択部材は、それぞれ、複数の波長選択領域を有する。本実施形態では、図4A及び図4Bに示すように、複数の波長選択領域が、例えば、同軸の同心円状に設けられている場合を例として説明をする。複数の波長選択領域の各々には、青色の光線を透過させる青色透過フィルター又は赤色の光線を透過させる赤色透過フィルターが設けられている。なお、青色透過フィルター及び赤色透過フィルターが設けられた領域は、それぞれ、図3、図4A及び図4Bにおいて、ドットのハッチング及び格子状のハッチングが付されている領域である。ここで、青色の光線は、例えば、波長スペクトルのピーク波長が450nmであるものとする。また、赤色の光線は、例えば、波長スペクトルのピーク波長が650nmであるものとする。
具体的には、第1の光学フィルター33の波長選択部材は、図4Aに示すように、焦点面の周囲領域A11(第1の周囲領域)及び焦点面の中心領域A12(第1の中心領域)に分割されているとする。焦点面の周囲領域A11及び焦点面の中心領域A12は、それぞれ、半径r11から半径r10の領域及び半径r11未満の領域である。焦点面の中心領域A12は、レンズ31の光軸OA上に位置している。焦点面の周囲領域A11及び焦点面の中心領域A12には、それぞれ、青色透過フィルター及び赤色透過フィルターが設けられている。ここで、半径r11は、第1の距離の一例である。
また、第2の光学フィルター35の波長選択部材は、図4Bに示すように、レンズ側の周囲領域A21(第2の周囲領域)及びレンズ側の中心領域A22(第2の中心領域)に分割されているとする。レンズ側の周囲領域A21及びレンズ側の中心領域A22は、それぞれ、半径r21から半径r20の領域及び半径r21未満の領域である。レンズ側の中心領域A22は、レンズ31の光軸OA上に位置している。レンズ側の周囲領域A21及びレンズ側の中心領域A22には、それぞれ、赤色透過フィルター及び青色透過フィルターが設けられている。ここで、半径r21は、第2の距離の一例である。
このように、本実施形態に係る第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35において、青色透過フィルターと赤色透過フィルターとは、それぞれ一体に構成されている。また、青色透過フィルター及び赤色透過フィルターは、それぞれ、レンズ31の光軸OAに対して回転対称に配置されている。
なお、第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35の波長選択部材は、それぞれ、可視光域の何れの波長の光線も透過させる透明な部材や可視光域の何れの波長の光線も透過させない黒色の部材をさらに有していてもよい。透明な部材は、白色光(可視光)を透過させるとも表現できる。
なお、第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35の開口及び波長選択部材の外形や各波長選択領域の形状は、それぞれ、円形や同心円状に限らず、他の形状であってもよい。また、光軸OAに関して非対称な形状であってもよい。つまり、第2の距離は、光軸OA回りに一定ではなくてもよい。
なお、例えばレンズ31が1つのレンズであるなど、一対のレンズではない場合には、第2の光学フィルター35は、レンズ31に隣接して配置されていればよい。このとき、第2の光学フィルター35は、レンズ31の+z側に配置されてもよいし、−z側に配置されてもよい。
撮像素子60は、撮像面61に入射した光線について、ピクセルごとの受光強度を出力するように構成されている。つまり、撮像素子60は、撮像面61に入射した光線の受光位置と受光強度とを出力するように構成されている。撮像素子60は、例えば、Charge-Coupled Device(CCD)である。撮像素子60は、例えば単板式のカラーCCDであるが、3板式のカラーCCDであってもよい。撮像素子60は、CCDに限らず、Complementary Metal-Oxide Semiconductor(CMOS)等の撮像センサであってもよいし、他の受光素子であってもよい。撮像素子60は、レンズ31の像側焦点より+z側に配置されている。撮像素子60の撮像面61は、レンズ31の像側主点からz軸方向に距離Lだけ離れた位置に配置されている。撮像面61は、レンズ31の結像面に位置している。撮像素子60の撮像軸IAは、図3に矢印Mで示すように、レンズ31の光軸OAから外れた位置にある。ただし、撮像素子60の撮像軸と、レンズ31の光軸OA(z軸)とは、平行であるとする。撮像素子60は、有効領域EA内に撮像面61が位置するように配置される。図3に示す例では、撮像素子60の撮像面61は、光軸OAから離間距離dだけ離間した位置に配置されている。
ここで、本実施形態に係る有効領域EAについて、図面を参照して説明する。図5Aは、図1の光学装置に関する有効領域EAについて説明するためのx−z断面の模式図である。図5Bは、図1の光学装置に関する有効領域EAについて説明するためのx−y断面の模式図である。図5A及び図5Bにおいて、有効領域EAは、ハッチングが付されている領域である。なお、図5Aでは、見易さのために有効領域EAの一部のみ示されている。
有効領域EAは、光軸OAと交差しない領域である。有効領域EAは、好ましくは、同一の物点Oから出射した光線に関して、テレセントリック光学系40を通過した光線と、非テレセントリック光学系50を通過した光線とがともに撮像できる領域である。
有効領域EAは、例えば、図5A及び図5Bに示すように、第1の曲面EB1、第2の曲面EB2及び第3の曲面EB3に囲まれた領域のうち、第2の光学フィルター35から第1の光学フィルター33へ向かう方向(z+方向)に開く領域である。ここで、第1の曲面EB1は、第1の光学フィルター33の中心と、第2の光学フィルター35のレンズ側の周囲領域A21のエッジ部(外周部)とを結ぶ曲面である。第2の曲面EB2は、第1の光学フィルター33の中心と、レンズ側の中心領域A22のエッジ部とを結ぶ曲面である。第3の曲面EB3は、焦点面の中心領域A12のエッジ部と、レンズ側の中心領域A22のエッジ部とを結ぶ曲面である。
なお、本実施形態に係る光学系30のように、レンズ側の中心領域A22の大きさが、テレセントリック性を担保できる大きさである焦点面の中心領域A12と同程度の大きさであるとき、第2の曲面EB2と第3の曲面EB3とは、概ね同曲面であると見做すことができる。このとき、有効領域EAは、例えば、第1の曲面EB1及び第3の曲面EB3に囲まれた領域のうち、第2の光学フィルター35から第1の光学フィルター33へ向かう方向(z+方向)に開く領域であると表現できる。つまり、撮像面61は、光軸OAから第1の光学フィルター33の焦点面の中心領域A12の半径r11以上離れた位置に設けられていればよい。
なお、第2の曲面EB2は、焦点面の中心領域A12のエッジ上の第1の点と、レンズ側の中心領域A22のエッジ上の第2の点とを結ぶ曲面であって、第1の点と第2の点は、光軸OAに関して対称であると定義されてもよい。
なお、レンズ31のエッジ部がレンズ側の周囲領域A21のエッジ部より光軸OAに近いとき、第1の曲面EB1は、第1の光学フィルター33の中心と、レンズ31の外周部とを結ぶ曲面である。
処理回路70は、例えば、Central Processing Unit(CPU)、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)等の集積回路である。処理回路70として、汎用のコンピュータが用いられてもよい。処理回路70は、専用回路として設けられている場合に限らず、コンピュータで実行されるプログラムとして設けられていてもよい。この場合、プログラムは、集積回路内の記憶領域、メモリ80等に記録されている。処理回路70は、撮像素子60及びメモリ80に接続されている。処理回路70は、撮像素子60の出力に基づいて、被検物に係る情報を算出する。処理回路70は、取得機能71及び算出機能72を実行する。
取得機能71において処理回路70は、撮像素子60の出力に基づいて、撮像面61の各画素に入射した光線に関してRGBごとの強度を取得する。つまり、処理回路70は、撮像素子60が出力した画像データをカラー分離して色ごとの画像データを生成する。
算出機能72において処理回路70は、色ごとの画像データに基づいて、被検物に係る情報を算出する。具体的には、処理回路70は、複数の色の画像データから、被検物上の任意の物点から出射した光線に起因する、当該物点の像(撮像位置)を特定する。処理回路70は、特定された撮像位置に基づいて、被検物上の物点の3次元位置を算出する。被検物上の物点の3次元位置は、被検物に係る情報の一例である。つまり、被検物に係る情報は、被検物の3次元形状を含むとも表現できる。
なお、処理回路70は、光学検査装置10の外部にあってもよい。この場合、撮像素子60の出力は、光学検査装置10の外部へ出力されたり、メモリ80へ記録されたりすればよい。つまり、被検物に係る情報の算出は、光学検査装置10の内部で行われてもよいし、外部で行われてもよい。
メモリ80は、撮像素子60又は処理回路70の出力を記憶する。メモリ80には、レンズ31の焦点距離f、レンズ31と撮像面61とのz方向の距離L、レンズ31の光軸OAに対する撮像面61の位置、第1の光学フィルター33の波長選択領域の配置、第2の光学フィルター35の波長選択領域の配置等が記録されている。メモリ80は、例えばフラッシュメモリのような不揮発性メモリであるが、Hard Disk Drive(HDD)やSolid State Drive(SSD)、集積回路記憶装置等の記憶装置であってもよいし、揮発性メモリをさらに有していてもよい。
ディスプレイ90は、処理回路70の出力を表示する。処理回路70の出力は、例えば、撮像素子60の出力した画像データに基づく画像、操作用画面等を含む。ディスプレイ90は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイである。なお、ディスプレイ90は設けられていなくてもよい。この場合、処理回路70の出力は、メモリ80に記録されたり、光学検査システム1の外部に設けられたディスプレイに表示されたり、光学検査システム1の外部に設けられたメモリに記録されたりすればよい。
次に、本実施形態に係る光学検査システム1の動作について、図面を参照して詳細に説明する。光学検査システム1では、計測処理及び算出処理が実行される。
(計測処理)
図6は、図1の光学装置における光線経路の一例について説明するための模式図である。図6に示すように、被検面上の任意の物点Oから光線B及び光線Rを含む光線が出射する。これらの光線は、物点Oにおいて反射又は散乱された環境光等の光線であるとする。環境光は、白色光であるとする。図6に示すように、任意の物点Oから出射した光線のうち、第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35を通過する光線は、レンズ31により撮像素子60の撮像面61へ入射する。計測処理において撮像素子60は、撮像面61へ入射した光線を撮像する。
まず、レンズ31へ入射したとき、主光線がレンズ31の光軸OAに対して平行であった光線について考える。これらの光線のうち、第2の光学フィルター35においてレンズ側の周囲領域A21を通過した光線Rは、赤色の光線である。また、レンズ側の中心領域A22を通過した光線Bは、青色の光線である。これらの光線は、レンズ31の像側焦点に配置されている第1の光学フィルター33の焦点面の中心領域A12へ入射する。焦点面の中心領域A12へ入射する光線のうち、青色の光線Bは、赤色の波長成分を有していないため、焦点面の中心領域A12を透過できない。一方で、赤色の光線Rは、焦点面の中心領域A12を透過できる。
このことから、光学系30は、赤色の光線Rについて、物体側にテレセントリック性を有するテレセントリック光学系40であると表現できる。つまり、テレセントリック光学系40は、赤色の光線を通過させる物体側(被写体側)テレセントリック光学系である。物体側テレセントリック光学系では、入射瞳は無限遠の位置にあり、物体空間で光軸OAと主光線とが平行である。ここで、テレセントリック光学系40は、レンズ31、第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35を含む。テレセントリック光学系40は、第1の光学系の一例である。
次に、レンズ31へ入射したとき、主光線がレンズ31の光軸OAに対して平行ではなかった光線について考える。これらの光線は、焦点面の中心領域A12へ入射しない。つまり、これらの光線は、焦点面の周囲領域A11へ入射するか、焦点面の周囲領域A11より外側の領域へ向かう。焦点面の周囲領域A11より外側の領域へ向かう光線は、本実施形態に係る光学装置20では撮像されない。焦点面の周囲領域A11へ入射する光線のうち、赤色の光線Rは、青色の波長成分を有していないため、焦点面の周囲領域A11を透過できない。一方で、青色の光線Bは、焦点面の周囲領域A11を透過できる。
このことから、光学系30は、青色の光線Bについて、物体側にテレセントリック性を有していない非テレセントリック光学系50であると表現できる。つまり、非テレセントリック光学系50は、青色の光線を通過させる通常レンズ光学系である。通常レンズ光学系は、エントセントリック光学系や拡大光学系、縮小光学系等のテレセントリック性を有していない光学系を含む。ここで、非テレセントリック光学系50は、レンズ31、第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35を含む。非テレセントリック光学系50は、第2の光学系の一例である。
このように、本実施形態に係る光学系30は、テレセントリック光学系40及び非テレセントリック光学系50を有する。また、テレセントリック光学系40の光軸と非テレセントリック光学系50の光軸とは一致している。さらに、テレセントリック光学系40及び非テレセントリック光学系50は、少なくとも1つのレンズを共有している。このとき、共有されているレンズは、例えばレンズ31である。
焦点面の中心領域A12を透過した赤色の光線Rと、焦点面の周囲領域A11を透過した青色の光線Bとは、撮像面61へ入射する。このように、計測処理において、撮像素子60は、任意の物点Oから出射した光線のうち、テレセントリック光学系としての光学系30を通過した赤色の光線Rと、非テレセントリック光学系としての光学系30を通過した青色の光線Bとを同時に受光する。撮像素子60は、光線Rと光線Bとを電気信号に変換し、当該電気信号をA/D変換して、被検物に関する画像データを生成する。撮像素子60は、画像データを処理回路70へ出力する。画像データは、被検物の空間分布を示す。画像データには、被検物上の各物点について光線Rに起因する像と光線Bに起因する像とが描出される。このとき、テレセントリック光学系40を通過した光線Rに起因する像の位置は、当該物点から撮像素子60までの距離によらず変化しない。一方で、非テレセントリック光学系50を通過した光線Bに起因する像の位置は、当該物点から撮像素子60までの距離に応じて変化する。このことから、同一物点に関する光線Rに起因する像と光線Bに起因する像との間の距離は、当該物点から撮像素子60までの距離に応じて変化する。画像データにおける光線Rに起因する像と光線Bに起因する像との間の距離を計測又は観察することにより、撮像素子60から当該物点又は被検物までの距離を知ることができる。ここで、光線Rに起因する像及び光線Bに起因する像は、それぞれ、第1の像及び第2の像の一例である。
(算出処理)
図7は、図1の光学検査装置で実行される算出処理の一例を示すフローチャートである。算出処理において処理回路70は、撮像素子60の出力に基づいて、被検物の3次元形状を算出する。
なお、図7の処理は、計測処理の撮像により得られた画像データが取得された後に開始されるとする。
ステップS11において、処理回路70は色抽出処理を実行する。色抽出処理において処理回路70は、取得されたデータを色分離して、色ごとの画像データを抽出する。なお、画像データと記載しているが、画像として表示可能なデータに限らず、撮像素子60の各色のピクセルごとの光線強度が抽出されていればよい。
ステップS12において、処理回路70は像面位置取得処理を実行する。処理回路70は、各色の画像データに基づいて、色ごとに光線の撮像位置を特定する。なお、光線が撮像された撮像位置は、光線の撮像面61への入射位置とも表現できる。処理回路70は、例えば画像データにエッジ強調等の画像処理を施し、物点Oと対応する撮像位置を特定する。このとき、例えば検出されたエッジの形状に対して、ピクセルマッチング等の画像処理が行われ得る。
なお、物点Oとして点光源が用いられてもよく、この場合には、例えば、画像データにおいて輝度値が高い位置が撮像位置として特定されればよい。また、物点Oとして、例えば透過型のドットパターン等が用いられてもよく、この場合には、例えば、上述のエッジ検出、ピクセルマッチング等の画像処理が行われればよい。
ステップS13において、処理回路70は、物点位置算出処理を実行する。物点位置算出処理において処理回路70は、撮像面61における各色の光線の撮像位置に基づいて、被検物の物点Oの3次元位置を算出する。
ここで、物点位置算出処理について、より具体的に説明する。
3次元空間における物点Oの位置を示す座標を(x、y、z)とする。図6に示すように、物点Oから出射してテレセントリック光学系としての光学系30を通過した赤色の光線Rの撮像面61への入射位置を示す座標を(p、q)とする。また、物点Oから出射して非テレセントリック光学系としての光学系30を通過した青色の光線Bの撮像面61への入射位置を示す座標を(P、Q)とする。ここで、各光線の撮像面61への入射位置を示す座標の原点は、光軸OA上にあるとする。処理回路70は、例えばメモリ80から、レンズ31の光軸OAに対する撮像面61の位置を取得する。処理回路70は、撮像素子60から、撮像面61上の座標系における各光線の入射位置を取得する。処理回路70は、レンズ31の光軸OAに対する撮像面61の位置と、撮像面61上の座標系における各光線の入射位置とを用いて、各光線の撮像面61への入射位置を示す座標を算出する。
このとき、幾何光学により、非テレセントリック光学系としての光学系30を通過した青色の光線Bの撮像位置は、
となる。ただし、式(1)の右辺の第2項は、第2の光学フィルター35のレンズ側の中心領域A22の端部を通過する周辺光線(marginal ray)を意味する。
一方、幾何光学により、テレセントリック光学系としての光学系30を通過した赤色の光線Rの撮像位置は、
となる。ただし、式(2)の右辺の第2項は、第1の光学フィルター33の焦点面の中心領域A12の端部を通過する周辺光線である。
式(1)及び式(2)より、物点Oの3次元空間における位置は、各光線の撮像位置を用いて、
と表すことができる。
処理回路70は、式(3)を用いて、撮像データより物点Oの3次元位置を算出する。また、上述の像面位置取得処理では、被検物上の複数の物点Oに対応した複数の撮像位置が色ごとに取得されるため、撮像データより被検物の3次元形状が算出できる。算出された被検物の3次元形状などの被検物に係る情報は、ディスプレイ90に表示される。
このように、本実施形態に係る光学検査システム1によれば、撮像面上の領域を有効に利用できるため、物点Oの3次元位置を高精度に測定することができる。なお、物点Oの3次元位置は、被検物に係る情報の一例である。つまり、本実施形態に係る技術によれば、被検物の3次元表面形状を高精度に測定することができる。このように物体までの距離や物体の3次元形状を非接触に計測する技術は、様々な用途に展開できる技術である。例えば、車載のカメラやマシンビジョンに係る分野において、物体までの距離を計測する技術への需要がある。例えば、製造時の製品検査やインフラの非破壊検査に係る分野において、3次元の表面形状を計測する技術への需要がある。このような中、本技術によれば、撮像素子60は少なくとも1つあればよい。また、本技術によれば、物体上で散乱した環境光により測定可能である。このため、ステレオカメラのように撮像素子を2つ用意したり、構造化照明のように光源(プロジェクター)を用意したりすることなく、測定可能である。つまり、本技術によれば、低コスト化や小型化が図れるという効果が得られる。
また、本実施形態に係る光学検査システム1において、撮像素子60の撮像面61は、有効領域EA内に配置される。また、撮像素子60の撮像軸IAは、光学系30の光軸OAから離れた位置に配置される。この構成によれば、以下のことが言える。
図8は、図1の光学装置20における光軸OAと撮像軸IAとの間の距離と、物点Oの3次元位置に関する検出感度との関係について説明するための図である。図8は、図1の光学装置20において、レンズ31から距離Lだけ離れた位置の光軸OAと光線位置との関係に関する数値解析結果を示す。図8は、図3の撮像素子60’により受光される光に関する数値解析結果であると表現できる。図8において、1〜22の各点は、それぞれ、被検物上の互いに異なる物点Oを示す。1〜11の各点のz方向の位置は、それぞれ、12〜22の各点のz方向の位置に等しい。また、1〜11又は12〜22の順に、物点Oは、+z方向に位置する。また、図8において、ドット状のハッチング及び格子状のハッチングは、それぞれ、青色の光線Bの光線位置及び赤色の光線Rの光線位置を示す。
一般に、レンズは、光軸上が最も高い性能になるように設計される。このため、撮像軸を光軸から離すと、測定精度が低下するおそれがある。一方で、図8に示すように、本実施形態に係る光学装置20では、12〜22の各点に関する撮像位置の間隔は、それぞれ、1〜11の各点に関する撮像位置の間隔より大きい。つまり、図8に示す数値解析結果によれば、同じ距離にある被検物であっても光軸OAから遠いほど赤と青の位置ずれが大きいことが分かる。ここで、上述したように、物点Oの3次元位置は、青色の光線Bの撮像位置と、赤色の光線Rの撮像位置との差に基づいて算出される。すなわち、図8において赤と青の位置ずれが大きい領域ほど、物体の微小なz方向の移動に対してより敏感に像が動くことになる。つまり、撮像軸IAが光軸OAから遠いほど、検出感度が高くなると考えることができる。本実施形態に係る光学検査システム1では、撮像素子60の撮像軸IAは、光学系30の光軸OAから離れた位置にあることから、光軸から遠い領域を撮像することができる。つまり、本技術によれば、距離の検出感度の向上効果が得られる。
図9は、図1の光学装置20における計測不可領域について説明するための図である。図9は、図1の光学装置20において、チェッカーパターンを有する被検物から出射した光線に関して、レンズ31から距離Lだけ離れた位置の光軸OAと光線Rの光線位置とを示す計測結果を示す。図9は、図3の撮像素子60’により受光される光に関する計測結果であると表現できる。図9において、格子状のハッチングは、赤色の光線Rの光線位置を示す。図6を参照して説明したように、被検物から出射した光線のうち、赤色の波長成分は、レンズ側の中心領域A22を透過できない。また、レンズ側の周囲領域A21を透過できる赤色の光線Rは、焦点面の中心領域A12(レンズ31の像側焦点)は透過できるが、焦点面の周囲領域A11は透過できない。このことから、図9に示すように、光軸OA上に存在する被検物の物点Oから出射した光線Rは、光軸OA上では撮像できない。また、例えば光学フィルターの波長選択性に関する性能や特性によっては、光軸OA上の物点Oから出射した光が撮像面61まで到達する可能性もある。しかしながら、光軸OA上の物点Oに関しては(p、q)=(P、Q)=(0、0)であるから、式(3)から分かるように、光学フィルターの波長選択性に関する性能や特性によらず、光軸OA上の物点Oに関しては、3次元位置を算出できない。このような中、本実施形態に係る光学検査システム1では、撮像素子60の撮像軸IAは、光学系30の光軸OAから離れた位置にあり、撮像素子60の撮像範囲から光軸OAを除くことができる。つまり、本技術によれば、撮像素子60の全画素を用いて被検物を撮像して被検物までの距離を算出できる。撮像に使用できる画素数の増加は、撮像面61上での撮像位置の検出精度の向上に寄与する。
図10は、図1の光学装置20における計測可能領域について説明するための図である。図10に示すように、撮像軸IAを光軸OAに一致させる場合と、光軸OAから離れた位置に配置する場合とでは、計測可能領域の分布が異なる。上述したように、光軸OA上の被検物が撮像できないため、撮像軸IAを光軸OAに一致させる場合には、計測可能領域は、円筒状の領域である。つまり、図10の被写体Pのように、光軸OAを含む位置にある被検物に関しては、全体が計測できない。一方で、撮像軸IAを光軸OAから離れた位置に配置する場合、計測可能領域を円柱状の領域とすることができる。つまり、本技術によれば、注目被検物に集中した計測可能領域を形成できるという効果がある。
(第1の変形例)
以下、本変形例に係る光学検査システム1について、図面を参照して詳細に説明する。ここでは、第1の実施形態との相違点について主に説明し、同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
第1の実施形態では、レンズ側の中心領域A22の大きさが、テレセントリック性を担保できる大きさである焦点面の中心領域A12と同程度の大きさである場合を例として説明したが、これに限らない。本技術によれば、レンズ側の中心領域A22の大きさを拡大できる。
図11は、本変形例に係る光学装置20の構成の一例を示すx−z断面図である。図5A、図5B及び図10等を参照して上述したように、本技術によれば、第2の光学フィルターのレンズ側の中心領域A22の径を小さくする代わりに、撮像軸IAを光軸OAから離間させることにより、光軸OAに近い被検物を撮影することができる。つまり、図11に示すように、撮像軸IAを光軸OAから離間させることにより、レンズ側の中心領域A22の大きさを焦点面の中心領域A12より大きくすることができる。
レンズ側の中心領域A22の拡大は、レンズ側の中心領域A22を透過できる青色の光線Bの光量の増加に寄与する。このため、より明るい画像を得ることができる。また、青色の光線Bに関して結像能力を向上させることができる。これらのことから、本変形例に係る構成によれば、測定精度をさらに向上させることができる。
(第2の変形例)
以下、本変形例に係る光学検査システム1について、図面を参照して詳細に説明する。ここでは、第1の実施形態との相違点について主に説明し、同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
第1の実施形態では、被検物上の物点Oから出射した光線の有する波長成分に応じて、テレセントリック性及び非テレセントリック性を有する光学系30を例として説明したが、これに限らない。第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35は、光の特性に応じて選択的に光を透過する特性選択領域を有していればよい。例えば、本技術によれば、被検物上の物点Oから出射した光線の有する偏光成分に応じて、テレセントリック性及び非テレセントリック性を有する光学系30も実現できる。
本変形例に係る撮像素子60は、第1の実施形態とは異なり、少なくとも2つの偏光領域を撮像することができるように構成された偏光カメラである。偏光カメラは、例えば、偏光板(偏光子、偏光フィルター)をさらに有する第1の実施形態に係る撮像素子60である。ここで、偏光板は、撮像面61上に設けられる。撮像素子60は、偏光成分ごとの光線位置を含む画像データを処理回路70へ出力する。
本変形例に係る処理回路70は、図7のステップS11において、画像データを偏光成分ごとに分離する。その後、処理回路70は、偏光成分ごとに撮像位置を特定し(ステップS12)、特定された撮像位置に基づいて、被検物に係る情報を算出する(ステップS13)。
図12Aは、本変形例に係る第1の光学フィルター33の開口のx−y断面の一例を示す模式図である。図12Bは、本変形例に係る第2の光学フィルター35の開口のx−y断面の一例を示す模式図である。図12A及び図12Bに示すように、本変形例に係る第1の光学フィルター33の焦点面の周囲領域A11及び第2の光学フィルター35のレンズ側の中心領域A22は、同一の偏光方向を有する光線を透過する領域である。また、焦点面の中心領域A12及びレンズ側の周囲領域A21は、同一の偏光方向を有する光線を透過する領域である。一方で、焦点面の中心領域A12及びレンズ側の周囲領域A21は、焦点面の周囲領域A11及びレンズ側の中心領域A22とは異なる変更方向を有する光線を透過する領域である。ここで、本変形例に係る第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35の光の偏光に応じて選択的に光を透過する領域は、偏光選択領域の一例である。
このような構成であっても、光学系30を、x軸に平行な偏光方向を有する光線について非テレセントリック性を有し、x軸に直交する偏光方向を有する光線について物体側にテレセントリック性を有する光学系とすることができる。さらに、本変形例に係る技術によれば、被検物の波長特性によらず、被検物上の物点Oに関する3次元位置や被検物表面の3次元形状を算出できる。
なお、本変形例に係る技術は、第1の変形例に係る技術と組合せ可能である。つまり、偏光方向の違いを利用する場合であっても、非テレセントリック光学系50を通過する光量を増加させることができる。
なお、本変形例に係る技術は、第1の実施形態に係る技術と組合せ可能である。例えば、第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35の波長選択部材は、それぞれ、複数の波長選択フィルター及び複数の偏光フィルターを有していてもよい。このとき、複数の波長選択フィルター及び複数の偏光フィルターは、通過する光線に対して直列に配置されていてもよいし、各光学フィルターにおいて互いに異なる領域に設けられていてもよい。また、例えば、波長選択フィルターと偏光選択フィルターとは、交換可能に構成されていてもよい。例えば、光学フィルターが差し替え可能に構成されていてもよい。例えば、光学検査装置10に波長選択フィルターを用いた光学系と、偏光選択フィルターを用いた光学系とが設けられており、計測対象に応じて光学系が切換可能に構成されていてもよい。これらの構成であれば、波長と偏光方向とのいずれか一方に関して計測可能であれば、被検物に係る情報を算出できる。つまり、計測可能な被検物の種類を増加させることができる。また、波長と偏光方向との両方に関して計測可能であれば、被検物に係る情報の算出の精度を向上できる。
なお、上述の実施形態及び各変形例において、1つの撮像素子60が用いられる場合を例として説明したが、これに限らない。本技術によれば、撮像軸IAが光軸OAから離れた位置に設けられているため、光軸OAを中心として、複数の撮像軸IAを設定可能である。つまり、複数の撮像素子60が、有効領域EA内に設けられていてもよい。ここで、複数の撮像素子60は、第1の撮像素子及び第2の撮像素子の一例である。図13は、図1の光学装置20が複数の撮像素子60を有する場合の撮像面61の配置の一例について説明するためのx−y断面の模式図である。図13に示すように、複数の撮像素子60の複数の撮像軸IAは、それぞれ、光軸OAから外れた位置に配置されている。また、複数の撮像素子60の複数の撮像面61は、有効領域EA内に設けられている。図13に示す例では、複数の撮像面61は、円環状に配列されている。なお、複数の撮像素子60の数は、2つ〜7つであってもよいし、9つ以上の複数であってもよい。また、複数の撮像素子60は、例えば、少なくとも1つのカラーCCDと、少なくとも1つの偏光カメラとを含んでいてもよい。この場合、各組において光学フィルター及び撮像素子の種類が対応していればよく、カラーCCD及び偏光カメラの配置や数は、それぞれ、任意に設定可能である。また、複数の撮像素子60は、円環状に限らず、それぞれ光軸からの距離が異なっていてもよい。
なお、上述の実施形態及び変形例では、各光学フィルターが2つの領域に分割されている場合を例として説明したが、これに限らない。各光学フィルターは、3つ以上の領域に分割されていてもよい。また、第1の光学フィルター33及び第2の光学フィルター35の分割数は異なっていてもよい。
なお、例えば図3の構成において、第2の光学フィルター35のエッジ部(外周部)には、青色の光線を透過する領域や可視光線を透過しない領域など、赤色の波長成分が透過できない領域をさらに設けてもよい。この構成によれば、光軸上と比較して性能が低いレンズ31の端部を透過した赤色の光線、レンズ31や第2の光学フィルター35の端部で散乱した光線などを除くことができる。つまり、ノイズを低減できるという効果がある。
なお、上述の実施形態及び変形例では、物点Oで散乱された環境光に基づいて、物点Oを含む被検物に係る情報が算出される場合を例として説明したが、これに限らない。例えば、光学検査装置10は、Light-Emitting Diode(LED)などの光源やドットパターン、チェッカーパターン等の測定用のターゲットをさらに備えていてもよい。この場合、被検物に係る情報として、測定用のターゲットに関する位置や形状が算出される。測定用のターゲットを既知のものとすることで、各光学フィルターの特性を最適化できたりするため、測定精度をさらに向上させることができる。
なお、上述の実施形態及び変形例では、複数の波長や複数の偏光の間の撮像位置の差に基づいて被検物に係る情報が算出される場合を例として説明したが、これに限らない。撮像位置の時系列変化の計測により、3次元空間内(レンズ31の−z側)の屈折率分布の有無などを被検物に係る情報として算出することもできる。なお、第2の光学フィルター35は設けられていなくてもよい。
なお、上述の実施形態及び変形例では、テレセントリック光学系40及び非テレセントリック光学系50の光軸が同軸である場合を例として説明したが、これに限らない。物点Oから出射した光線のうち、テレセントリック光学系40及び非テレセントリック光学系50をそれぞれ通過した2つの光線を、テレセントリック光学系40及び非テレセントリック光学系50の光軸とそれぞれ異なる撮像軸を有する撮像面上で計測できればよい。この構成であれば、計測が光学系30と撮像素子60との間によらずに実施できるため、設計の自由度を向上させることができる。さらに、この構成であれば、光軸上の被検物も撮像可能である。
なお、上述の実施形態及び変形例において、テレセントリック光学系40及び非テレセントリック光学系50は、それぞれ、像側にテレセントリック性を有していてもよい。この場合、例えば図3の構成において、第1の光学フィルター33が物体側焦点に位置するように光軸OA上に配置されたレンズをさらに有する。このとき、有効領域EAは、例えば、さらに配置されたレンズの像側であって、光軸OAからレンズ側の周囲領域A21のエッジ部の半径に光学系30の倍率を乗じた長さ以内の領域のうち、光軸OAからレンズ側の中心領域A22のエッジ部の半径に光学系30の倍率を乗じた長さ未満の領域を除いた領域である。
上記の説明において、撮像素子60は、有効領域EA内に配置されるものとした。しかしながら本実施形態及び各変形例は、撮像素子60が有効領域EA以外の領域に配置されることを妨げるものではない。例えば、光学装置20は、有効領域EA内に配置される撮像素子60と有効領域EA以外の領域に配置された撮像素子60とを含んでもよい。この場合、有効領域EA以外の領域に配置された撮像素子60は、撮像時において駆動停止されるとよい。これにより、有効領域EA内のみに撮像素子60が配置された場合と同様に距離計測を行うことができる。また、撮像時において有効領域EA内に配置される撮像素子60と有効領域EA以外の領域に配置された撮像素子60とが撮像時において駆動されてもよい。この場合、処理回路70は、有効領域EA以外の領域に配置された撮像素子60からの画像データを用いず、有効領域EA内に配置される撮像素子60からの画像データを用いて距離計測を行えばよい。
上記の説明において、光学フィルターに設けられた特性選択部材の一例として、波長選択フィルター及び偏光選択フィルターを例示したが、これに限らない。撮像素子60で受光された光に関して、テレセントリック光学系40及び非テレセントリック光学系50のいずれを通過した光に起因する像位置であるかが特定できればよい。つまり、特性選択部材は、光の強度や空間周波数に応じて選択的に光を透過する強度フィルターや空間周波数フィルター等であってもよい。また、特性選択部材として、電圧の印加により光の透過量が変化する液晶フィルターが用いられてもよい。この場合、例えば第1の光学フィルター33に関して、焦点面の中心領域A12と焦点面の周囲領域A11とは、互いに異なる透過度を有するように、撮像素子60での撮像タイミングに同期して制御される。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、被検物に係る情報を高精度に測定することができる光学検査装置及び光学検査方法を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…光学検査システム、10…光学検査装置、20…光学装置、30…光学系、31…レンズ、33…第1の光学フィルター、35…第2の光学フィルター、40…テレセントリック光学系、50…非テレセントリック光学系、60…撮像素子、61…撮像面、70…処理回路、71…取得機能、72…算出機能、80…メモリ、90…ディスプレイ、A11…焦点面の周囲領域、A12…焦点面の中心領域、A21…レンズ側の周囲領域、A22…レンズ側の中心領域、EA…有効領域、EB1…第1の曲面、EB2…第2の曲面、EB3…第3の曲面、IA…撮像軸、OA…光軸、r10…半径、r11…半径、r20…半径、r21…半径。

Claims (15)

  1. 被検物からの光を結像するための結像素子と、
    前記結像素子の光軸に配置される光学フィルターと、
    前記結像素子の光軸と交差しない有効領域内に配置され、前記結像素子及び前記光学フィルターを通過した光を受光する撮像素子と
    を具備する光学検査装置。
  2. 前記光学フィルターは、前記結像素子の像側焦点面に配置される第1の光学フィルターと、前記結像素子の像側主点面に配置される第2の光学フィルターとを有する、請求項1に記載の光学検査装置。
  3. 前記結像素子は、光軸に直交する面に関して互いに対称な1組のレンズを有し、
    前記第2の光学フィルターは、前記1組のレンズの間に配置される、
    請求項2に記載の光学検査装置。
  4. 前記光学フィルターは、光の特性に応じて選択的に光を透過する特性選択領域を有する、請求項2又は3に記載の光学検査装置。
  5. 前記特性選択領域は、波長に応じて選択的に光を透過する波長選択領域及び/又は偏光に応じて選択的に光を透過する偏光選択領域を含む、請求項4に記載の光学検査装置。
  6. 前記第1の光学フィルターの特性選択領域は、前記結像素子の焦点から第1の距離未満の第1の特性を有する光を透過する第1の中心領域を有し、
    前記有効領域は、前記光軸から前記第1の距離以上離間した領域である、
    請求項4又は5に記載の光学検査装置。
  7. 前記第1の光学フィルターの特性選択領域は、前記結像素子の焦点から第1の距離未満の領域に設けられた第1の特性の光を透過する第1の中心領域と、前記焦点から前記第1の距離以上離れた領域に設けられた前記第1の特性とは異なる第2の特性の光を透過する第1の周囲領域とを有し、
    前記第2の光学フィルターの特性選択領域は、前記結像素子の主点から第2の距離未満の領域に設けられた前記第1の特性の光を透過する第2の中心領域と、前記主点から前記第2の距離以上離れた領域に設けられた前記第2の特性の光を透過する第2の周囲領域とを有する、
    請求項4乃至6のうちいずれか1項に記載の光学検査装置。
  8. 前記第2の距離は、前記第1の距離より大きい、請求項7に記載の光学検査装置。
  9. 前記第2の距離は、前記光軸回りに一定ではない、請求項7又は8に記載の光学検査装置。
  10. 前記有効領域は、前記焦点及び前記第2の周囲領域のエッジを結ぶ第1の曲面と、前記第1の中心領域のエッジ及び前記第2の中心領域のエッジを結ぶ第2の曲面とに囲まれた領域のうち、前記焦点から前記第2の光学フィルターとは異なる光軸方向に開く領域である、請求項7乃至9のうちいずれか1項に記載の光学検査装置。
  11. 前記撮像素子の出力に基づいて前記第1の特性の光に起因する像と前記第2の特性の光に起因する像との間の撮像面上の距離を算出し、前記算出された撮像面上の距離に基づいて前記被検物上の点の3次元位置を算出する処理回路をさらに備える、請求項7乃至10のうちいずれか1項に記載の光学検査装置。
  12. 前記撮像素子は、前記有効領域内の互いに異なる位置に配置された第1の撮像素子と第2の撮像素子とを有する、請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載の光学検査装置。
  13. 第1の特性の光に対して物体側にテレセントリック性を有し、前記第1の特性の光を通過させる第1の光学系と、
    前記第1の特性とは異なる第2の特性の光を通過させる第2の光学系と、
    前記第1の光学系及び前記第2の光学系の光軸と交差しない有効領域内に配置され、前記第1の光学系を通過した光及び前記第2の光学系を通過した光を受光する撮像素子と
    を具備する光学検査装置。
  14. 第1の特性の光に対して物体側にテレセントリック性を有し、前記第1の特性の光を通過させる第1の光学系と、前記第1の特性とは異なる第2の特性の光を通過させる第2の光学系と、前記第1の光学系及び前記第2の光学系の光軸に交差しない有効領域内に配置され、前記第1の光学系を通過した光及び前記第2の光学系を通過した光を受光する撮像素子とを含む光学装置により物体を撮像し、
    前記撮像素子の出力に基づいて、前記物体上の同一物点からの前記第1の特性の光に起因する第1の像と前記第2の特性の光に起因する第2の像との間の距離が前記物点から前記撮像素子の距離に応じて変化する画像データを生成する、
    ことを具備する光学検査方法。
  15. 前記撮像素子の出力に基づいて前記第1の像と前記第2の像との間の撮像面上の距離を算出し、
    前記算出された撮像面上の距離に基づいて前記物点の3次元位置を算出すること
    をさらに含む、請求項14に記載の光学検査方法。
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