JP2020076386A - タービン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体が排出されるエネルギーを効率よくタービンの回転に利用することができるタービン装置を提供することを目的とする。【解決手段】回転可能に支持された駆動シャフトの一端に連結された円板状の駆動タービン70と、駆動タービン70を収容する円筒状のタービンハウジング60と、タービンハウジング60に連結され、タービンハウジング60に送る燃焼ガスを発生する燃焼器80とを備え、タービンハウジング60の内部に吹き出される燃焼ガスの向きが、駆動タービン70の外周の接線方向となっている。【選択図】図2

Description

本発明は、タービン装置に関する。
空気等をタービンに当ててタービンを回転させ、タービンと同期して回転するシャフトの回転を、例えば発電等に利用するタービン装置が知られている。特許文献1には、このようなタービン装置の一例が開示されている。
特許文献1に開示されたタービン装置では、タービンが蒸気通路を通じて供給された蒸気によって回転するようになっている。また、タービンの回転力は、タービンの回転中心近傍に連結されているタービンシャフトを通じて、ギア室に収納されたギア部へと伝達されるようになっている。ギア部は、ギア比率の異なる複数枚のギアで構成されている。ギア部は、タービンシャフトを通じて伝達されたタービンの回転の比率を変更し、発電機等に伝達するようになっている。
特開2012−149540号公報
ところで、上記のタービン装置は、タービンにおける径方向外側の位置に蒸気が噴射されるものであり、蒸気の噴射方向とタービンの軸方向とが平行となっているため、噴射される蒸気のエネルギーをタービンの回転に利用する際に、エネルギーの損失が発生してしまい、効率よくタービンを回転させることができないという課題があった。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたもので、流体が吹き出されるエネルギーを効率よくタービンの回転に利用することができるタービン装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係る発電装置は、
回転可能に支持された駆動シャフトの一端に連結された円板状の駆動タービンと、
前記駆動タービンを収容する円筒状のタービンハウジングと、
前記タービンハウジングに連結され、前記タービンハウジングに送る燃焼ガスを発生する燃焼器とを備え、
前記タービンハウジングの内部に吹き出される前記燃焼ガスの向きが、前記駆動タービンの外周の接線方向となっていることを特徴とする。
このような構成によれば、タービンハウジングの内部に吹き出される燃焼ガスの向きが、駆動タービンの外周の接線方向となっているため、流体が吹き出されるエネルギーを効率よく駆動タービンの回転に利用することができる。これにより、発電効率等を上昇させることができる。
また、本発明に係る発電装置の前記構成において、前記駆動タービンは、周方向に沿って所定の間隔ごとに形成された複数の羽根を有し、前記羽根は、前記駆動タービンの軸方向に対する寸法である幅の中央部が、回転方向に向かって突出したV字形状となっていることを特徴とする。
このような構成によれば、羽根の幅方向中央部が、回転方向に向かって突出したV字形状となっているため、羽根に当たった風が幅方向外側に逃げるのが阻止される。このため、燃焼ガスがより効率的に駆動タービンの回転に利用され、駆動タービンがより高速で回転する。これにより、発電効率等を上昇させることができる。
また、本発明に係る発電装置の前記構成において、前記燃焼器は管状であり、前記燃焼器に連結され、前記燃焼器に圧縮気体を送るコンプレッサー部をさらに備え、前記コンプレッサー部は、前記駆動シャフトに軸支されたインペラを有し、前記燃焼器は、前記燃焼器と前記コンプレッサー部との第1連結部が、前記インペラの外周の接線方向と同じ向きに延在するように形成されているとともに、前記燃焼器と前記タービンハウジングとの第2連結部が、前記タービンハウジングの外周の接線方向と同じ向きに延在するように形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、燃焼器とコンプレッサー部との第1連結部が、インペラの外周の接線方向と同じ向きに延在するように形成されているため、圧縮気体が効率よく燃焼器の内部に送り込まれる。また、燃焼器とタービンハウジングとの第2連結部が、タービンハウジングの外周の接線方向と同じ向きに延在するように形成されているため、燃焼ガスが効率よくタービンハウジングの内部に送り込まれる。これにより、エネルギーを効率よく駆動タービンの回転に利用し、発電効率等を上昇させることができる。
また、本発明に係る発電装置の前記構成において、前記コンプレッサー部は、前記駆動シャフトの軸方向に隣接し、互いの連結部であるコンプレッサー連結部を介して対称となるように構成された第1コンプレッサー部および第2コンプレッサー部を備え、前記第1コンプレッサー部の第1インペラと、前記第2コンプレッサー部の第2インペラとはそれぞれの底面同士が対向するように配置されているととともに、前記第1連結部が、前記コンプレッサー連結部の外周となる位置に設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、第1コンプレッサー部および第2コンプレッサー部が、互いの連結部であるコンプレッサー連結部を介して対称となるように構成され、第1インペラと第2インペラとが底面同士が対向するように配置されており、かつ第1連結部が、コンプレッサー連結部の外周となる位置に設けられているため、第1コンプレッサー部および第2コンプレッサー部から排出される圧縮気体が1つにまとめられて燃焼器に送られるようになっている。このため、燃焼器を第1コンプレッサー部と第2コンプレッサー部のそれぞれに連結することによる形状の複雑化を防ぎつつ、多量の圧縮気体を燃焼器に送り込むことができ、燃焼ガスを効率よく発生させることができる。これにより、発電効率等を上昇させることができる。
本発明によれば、流体が吹き出されるエネルギーを効率よくタービンの回転に利用することができるタービン装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係るタービン装置を示すもので、側面から見た図である。 同、外観を示す斜視図である。 同、軸方向断面図である。 同、駆動タービンの外観を示す斜視図である。 同、駆動タービンを径方向外側から見た図である。 同、燃焼器について説明するための断面図である。 同、タービン装置を軸方向一端から見た図である。 同、燃焼ガスの排出について説明するための図である。 同、軸方向断面斜視図である。 同、第2ギアハウジングについて説明するための説明図である。 同、第1ギアハウジングについて説明するための説明図である。 同、タービン装置を軸方向一端から見た図である。 同、タービンハウジングの小窓部について説明するための図である。 同、送風装置について説明するための図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るタービン装置1を示すもので、タービン装置1を側面から見た図である。図2は、タービン装置1の斜視図である。図3は、タービン装置1の軸方向断面図である。なお、図3において、第1インペラ41および第2インペラ42は断面としていない。タービン装置1は、例えば、発電機、船のエンジン、電車のエンジン等に用いられる。
図3に示すように、タービン装置1は、第1コンプレッサー部100、第2コンプレッサー部200および駆動シャフト10等を備えている。第1コンプレッサー部100は、第1ハウジング31、第1インペラ41および第1取込部51等を備えている。第1コンプレッサー部100は、遠心圧縮機である。また、第2コンプレッサー部200は、第2ハウジング32、第2インペラ42および第2取込部52等を備えている。第2コンプレッサー部200は、遠心圧縮機である。
第1コンプレッサー部100および第2コンプレッサー部200は、駆動シャフト10の軸方向に並べて配置され、互いに連結されている。また、第1コンプレッサー部100および第2コンプレッサー部200には、駆動シャフト10が挿し通されている。第1コンプレッサー部100と第2コンプレッサー部200とは、互いの連結部(境界)であるコンプレッサー連結部400を介して対称となるように構成されている。以下、駆動シャフト10の軸方向を単に軸方向という。
第1インペラ41には、軸方向に対する貫通孔が形成されており、当該貫通孔には駆動シャフト10が挿し通されている。第1インペラ41の貫通孔には、軸方向に沿って凹部が設けられており、駆動シャフト10における当該凹部と対向する位置には、当該凹部と係合する凸部が設けられている。当該凹部と当該凸部との係合により、第1インペラ41は、駆動シャフト10と同期して回転するようになっている。第1インペラ41は、駆動シャフト10に軸支されているということができる。
第1インペラ41は、軸方向から見て円形状の外周を有している。ここで、第1インペラ41における、第2コンプレッサー部200側に位置する軸方向と垂直な面を底面とする。また、第1インペラ41における底面とは軸方向反対側の端部を上端とする。上端の外周円(外接円)は、底面の外周円より小径となっている。
第1インペラ41は、上端から底面に向かうにつれて外径が徐々に大きくなるように形成されている。また、第1インペラ41の上端と底面との間に形成され、軸方向に対して傾斜した面をハブ面とする。第1インペラ41のハブ面には、複数のブレード41aが、第1インペラ41の周方向に沿って所定の間隔ごとに立設されている。
第2インペラ42は、第1インペラ41と同様に形成されているため、重複する説明を省略する。第2インペラ42は、複数のブレード42aを有している。
第1インペラ41は、第1ハウジング31の内部に収容されている。第1ハウジング31は、第1インペラ41の外形に沿って、第1インペラ41を覆うような形状で形成されている。第1ハウジング31は、第1インペラ41の底面と対向する底部31aを有しており、底部31aと軸方向反対側の端部は開口している。換言すると、第1ハウジング31における底部31aとは軸方向反対側の端部は、開口端となっている。
第2ハウジング32は、第1ハウジング31と同様に形成されているため、重複する説明を省略する。第2ハウジング32は、底部32aを有している。
第1ハウジング31と第2ハウジング32とは、底部31aと底部32aとを対向させた状態で、互いに連結されている。また、底部31aおよび底部32aには、駆動シャフト10を挿通させるための孔11が設けられている。
第1ハウジング31における開口端には、流路51aを有する第1取込部51が連結されている。流路51aは、第1取込部51の径方向外側から気体を取り込むとともに、隣接する第1ハウジング31の内部に気体を導く機能を担っている。また、第1取込部51は、軸受2とともに駆動シャフト10を支持する支持部51bを備えている。
第2ハウジング32における開口端には、流路52aを有する第2取込部52が連結されている。第2取込部52は、第1取込部51と同様に形成されているため、重複する説明を省略する。第2取込部52は、軸受2とともに駆動シャフト10を支持する支持部52bを備えている。駆動シャフト10は、第1取込部51の支持部51bと、第2取込部52の支持部52bとに、回転可能に支持されているといえる。
第1取込部51における第1ハウジング31との連結側とは軸方向反対側の端部には、円筒状のタービンハウジング60が連結されている。タービンハウジング60の内部には、駆動タービン70が収容されている。駆動タービン70は、駆動シャフト10の端部に連結されており、駆動シャフト10と一体となって回転可能となっている。駆動タービン70は、ナット部材9(図2に示す)で締結されることにより、駆動シャフト10に固定されている。
ここで、駆動タービン70の詳細について説明する。図4は、駆動タービン70の外観を示す斜視図である。図5は、駆動タービン70を径方向外側から見た図である。
図4に示すように、駆動タービン70は、円板状の回転板71、回転板71の外周側面に立設された複数の羽根72および軸孔73等を備えている。軸孔73は、駆動シャフト10の端部を挿入可能に形成されている。羽根72は、周方向に沿って所定の間隔ごとに複数設けられている。羽根72は、薄い板状部材で、V字形状となるように形成されている。図5に示すように、駆動タービン70の軸方向に対する羽根72の寸法を幅Sとすると、羽根72は、幅Sの略中央が、タービンの回転方向(図4に示す矢印Z方向)に向かって突出した形状となっている。
図3に戻り説明する。第1コンプレッサー部100(第1ハウジング31の底部31a)と第2コンプレッサー部200(第2ハウジング32の底部32a)との連結部(コンプレッサー連結部400)の外周となる位置(外周面)には、燃焼器80の一端が連結されている。また、燃焼器80の他端は、タービンハウジング60の外周面に連結されている。
以下、図1および図2に示すように、パイプ状(管状)である燃焼器80における第1コンプレッサー部100および第2コンプレッサー部200側の端部を、第1連結部81とする。また、燃焼器80におけるタービンハウジング60側の端部を、第2連結部82とする。
第1連結部81は、第1ハウジング31の底部31a側(第2ハウジング32の底部32a側)の外周の接線方向、すなわち第1インペラ41の底面側(第2インペラ42の底面側)の外周の接線方向と略同一の向きに延在する部位である。また、第2連結部82は、タービンハウジング60の外周の接線方向と略同一の向きに延在するように設けられている部位である。
図3に戻り説明する。第1コンプレッサー部100は、第1インペラ41の回転により第1取込部51を介して吸い込んだ気体を圧縮し、圧縮気体を、燃焼器80に送り出すようになっている。また、第2コンプレッサー部200は、第2インペラ42の回転により第2取込部52を介して吸い込んだ気体を圧縮し、圧縮気体を、燃焼器80に送り出すようになっている。第1連結部81には、第1コンプレッサー部100から送り出された圧縮気体を取り込む取込口と、第2コンプレッサー部200から送り出された圧縮気体を取り込む取込口とがそれぞれ設けられている。第1連結部81は、2つの取込口から取り込んだ圧縮気体を、1つにまとめて燃焼器80に送り出すようになっている。
ここで図6を用いて、燃焼器80の詳細について説明する。燃焼器80には、点火プラグ83と燃料ポンプ84とが取り付けられている。燃料ポンプ84は、燃焼器80の内部にガソリン等の燃料を噴射するために設けられている。燃料の噴射量は、燃料ポンプ制御装置(図示せず)により制御可能となっている。燃料ポンプ84からガソリンが噴射されると、燃焼器80の内部では圧縮気体とガソリンの混合気体が作り出される。また、点火プラグ83(スパークプラグ)は、混合気体を火花点火するために設けられている。点火プラグ83によって混合気体が火花点火されると、燃焼(爆発)が発生し、燃焼ガスが、第2連結部82を介してタービンハウジング60の内部に送られるようになっている。
図9は、図3で示した軸方向断面図を斜視図としたものである。第1インペラ41および第2インペラ42は、矢印Fの方向に回転するようになっている。圧縮気体は、第1インペラ41および第2インペラ42における底面側の外周の接線方向と同じ向きに排出されるが、第1連結部81は、当該接線方向と同じ向きとなるように設けられている。このため、第1連結部81は、効率よくスムーズに圧縮気体を取り込むことができるようになっている。また、第2連結部82は、タービンハウジング60の外周の接線方向と同じ向きとなるように設けられている。このため、第2連結部82は、燃焼ガスを効率よくスムーズに、タービンハウジング60の内部に送り込むことができるようになっている。
本実施形態では、図1等に示すように、燃焼器80は駆動シャフト10の軸方向に対して斜めに延在するように設けられている。具体的には、第2連結部82の位置を、第1連結部81の位置に対して、駆動タービン70の回転方向に、所定の量だけ移動させた位置としている。このように、燃焼器80を斜めに延在させ、第1連結部81および第2連結部82を設けることで、圧縮気体が燃焼器80に送り込まれる際、および燃焼ガスがタービンハウジング60の内部に送り込まれる際の抵抗を小さくし、効率よく駆動タービン70を回転させることができるようになっている。
次に、図7を用いて、タービンハウジング60の内部への燃焼ガスの吹き出しについて説明する。図7は、タービン装置1を軸方向一端(駆動タービン70側)から見た図である。タービンハウジング60の内周面には、燃焼器80から送られてきた燃焼ガスの流れの向きを規制する吹出ガイド部61が設けられている。吹出ガイド部61は、燃焼器80の第2連結部82と対応する位置に複数設けられている。
吹出ガイド部61は、タービンハウジング60の内周面に、軸方向に沿って立設された板状の部位であり、その角度が、駆動タービン70(回転板71)の外周の接線方向と略同一となるように形成されている。これにより、吹出ガイド部61によって導かれた燃焼ガスが、駆動タービン70の羽根72に効率的に当たり、駆動タービン70がスムーズに回転するようになっている。なお、図7では、吹出ガイド部61の角度を、回転板71の外周の接線方向と略同一としているが、吹出ガイド部61の角度は、羽根72を含めた駆動タービン70全体の外周の接線方向と略同一としてもよい。
また、図13に示すように吹出ガイド部61の先端に、小窓部63を有する薄板部材をさらに設けてもよい。小窓部63は、燃焼ガスを通過させるために設けられた開口であり、駆動タービン70における羽根72のV字の頂点およびその周囲の領域と対向する位置に設けられている。小窓部63を設けることで、最も駆動タービン70の回転が推進される位置に的を絞って燃焼ガスを当てることができるようになり、駆動タービン70をよりスムーズに回転させることができるようになっている。
また、図5で示したように、羽根72をV字形状とすることで、羽根72に当たった燃焼ガスが幅方向外側に逃げるのが抑制されるようになっている。これにより、燃焼ガスを羽根72が効率よく捉え、駆動タービン70の回転が推進されるようになっている。
図8は、燃焼ガスの排出について説明するための図である。
図8中に矢印で示すように、羽根72に当たった燃焼ガスは、軸方向に対して軸方向外側に排出されるものと、軸方向内側に排出されるものとがある。タービンハウジング60には、軸方向内側に排出された燃焼ガスを外部に排出するための排出ガイド部62が設けられている。排出ガイド部62は、タービンハウジング60の内周面側であって、隣接する吹出ガイド部61の間となる位置に複数設けられている。排出ガイド部62は、排出口とは軸方向反対側(すなわち軸方向内側)に、断面U字状の折り返し部を有している。このため、羽根72に当たって軸方向内側に排出された燃焼ガスは、排出ガイド部62の折り返し部によって流れの向きが反転され、軸方向外側に導かれるようになっている。これにより、羽根72に当たった燃焼ガスが駆動タービン70の回転を妨げることなく、駆動タービン70がよりスムーズに回転するようになっている。
図3に戻り説明する。第2取込部52における第2ハウジング32との連結側とは反対側の端部には、ギアハウジング300が連結されている。ギアハウジング300は、第1ギアハウジング310と第2ギアハウジング320とを備えている。
まず、図3および図10を用いて第2ギアハウジング320について説明する。
図10は、第2ギアハウジング320の内部について説明するための断面斜視図である。第2ギアハウジング320には、駆動シャフト10、小径ギア121、大径ギア122、軸受5(図3に示す)、およびオイルポンプ123等が収容されている。
図10に示すように、小径ギア121は、駆動シャフト10に挿し通されており、駆動シャフト10と同期して回転するようになっている。また、オイルポンプ123は、ポンプシャフト123aを備えている。図3に示すように、ポンプシャフト123aは、軸受5を介して回転可能となるように、第2ギアハウジング320の内部に設置されている。
図10に示すように、大径ギア122は、ポンプシャフト123aに挿し通され、かつ小径ギア121と噛合している。大径ギア122は、小径ギア121の回転に伴い回転するようになっている。また、大径ギア122は、ポンプシャフト123aと同期して回転するようになっている。
オイルポンプ123では、ポンプシャフト123aが回転することに伴い、インナーロータおよびアウターロータが回転するようになっており、これによりオイルが吸入、吐出され、圧送されるようになっている。オイルポンプ123は、例えば、オイルを、駆動シャフト10を支持する軸受2(図3参照)に供給するようになっている。なお、図10におけるオイルフィルター124は、オイルに含まれる異物を除去するために取り付けられている。
次に、図3および図11を用いて第1ギアハウジング310について説明する。
図11は、第1ギアハウジング310の内部について説明するための断面斜視図である。第1ギアハウジング310には、回転伝達機構が設けられている。回転伝達機構は、駆動シャフト10の回転を減じ、減速比に比例したトルクを出力するようになっている。回転伝達機構は、サンギア111、プラネタリギア112、リングギア113、キャリア114および出力シャフト115等を備えている。回転伝達機構は、スター型の遊星歯車機構である。
図3に示すように、サンギア111は、駆動シャフト10に挿し通されている。これにより、サンギア111は、駆動シャフト10と同期して回転するようになっている。また、第1ギアハウジング310の内部には、プラネタリシャフト6が底部311に設けられている。このプラネタリシャフト6は、第1ギアハウジング310の内部に複数設けられている。プラネタリギア112は、軸受7とともにプラネタリシャフト6に挿し通され、サンギア111と噛合している。
図11に示すように、プラネタリギア112は、サンギア111の周囲に複数設置されている。プラネタリギア112は、サンギア111の回転に伴い、自転するようになっている。また、プラネタリギア112は、後述するリングギア113とも噛合している。
リングギア113は、環状の内歯車となっている。リングギア113における底部311と対向する側とは反対側の面には、腕であるキャリア114が連結されている。キャリア114の中央部には、一端が第1ギアハウジング310の外部に向かって突出するように形成された柱状の出力シャフト115が設けられている。出力シャフト115は、駆動シャフト10と同軸となるように設けられている。図3に示すように、出力シャフト115は、軸受8を介して第1ギアハウジング310に、回転可能に支持されている。
図11に戻り説明する。リングギア113は、噛合するプラネタリギア112の回転に伴い、回転するようになっている。このとき、リングギア113の回転と同期して、出力シャフト115が回転するようになっている。図12は、タービン装置1を軸方向一端(出力シャフト15側)から見た図である。回転伝達機構では、リングギア113が従動軸、サンギア111が駆動軸となっており、リングギア113は、サンギア111とは逆方向に回転するようになっている。このような回転伝達機構を設けることで、出力シャフト15の高トルクが得られるようになっている。
図14に示すように、タービン装置1は送風装置90を備えている。送風装置90は電源をONにすると、圧縮気体をタービンハウジング60の内部に吹き出すようになっている。送風装置90が圧縮気体を吹き出す向きは、吹出ガイド部61が燃焼ガスを導く向きと略同一の向き、すなわち駆動タービン70の外周の接線方向となっている。
次に、タービン装置1の動作について説明する。
送風装置90の電源がONになると、圧縮気体が駆動タービン70に当たり、駆動タービン70が回転を開始する。次に、駆動タービン70が回転すると、駆動シャフト10が回転し、第1インペラ41および第2インペラ42が回転する。次に、第1インペラ41および第2インペラ42が回転すると、第1取込部51および第2取込部52を介して気体が取り込まれ、気体が圧縮されて、圧縮気体が燃焼器80に送り込まれる。次に、燃焼器80の内部で圧縮気体と燃料との混合気体が点火され、燃焼ガスがタービンハウジング60の内部に吹き出される。次に、タービンハウジング60の内部に吹き出された燃焼ガスにより、駆動タービン70が回転する。当該燃焼ガスによって駆動タービン70が回転するようになると、送風装置90は電源がOFFとなる。なお、燃焼器80における燃料の噴射量を調整することで、駆動タービン70の回転速度が調節できるようになっている。
以上のように、本実施の形態によれば、タービンハウジング60の内部に吹き出される燃焼ガスの向きが、駆動タービン70の外周の接線方向となっているため、流体が吹き出されるエネルギーを効率よく駆動タービン70の回転に利用することができる。これにより、発電効率等を上昇させることができる。
なお、本実施形態では、タービン装置1が、第1コンプレッサー部100および第2コンプレッサー部200の両方を有する場合について説明したが、いずれか一方のみを有するように構成してもよい。
10 駆動シャフト
41 第1インペラ(インペラ)
42 第2インペラ(インペラ)
60 タービンハウジング
70 駆動タービン
72 羽根
80 燃焼器
81 第1連結部
82 第2連結部
100 第1コンプレッサー部(コンプレッサー部)
200 第2コンプレッサー部(コンプレッサー部)
400 コンプレッサー連結部

Claims (4)

  1. 回転可能に支持された駆動シャフトの一端に連結された円板状の駆動タービンと、
    前記駆動タービンを収容する円筒状のタービンハウジングと、
    前記タービンハウジングに連結され、前記タービンハウジングに送る燃焼ガスを発生する燃焼器とを備え、
    前記タービンハウジングの内部に吹き出される前記燃焼ガスの向きが、前記駆動タービンの外周の接線方向となっていることを特徴とするタービン装置。
  2. 前記駆動タービンは、周方向に沿って所定の間隔ごとに形成された複数の羽根を有し、
    前記羽根は、前記駆動タービンの軸方向に対する寸法である幅の中央部が、回転方向に向かって突出したV字形状となっていることを特徴とする請求項1に記載のタービン装置。
  3. 前記燃焼器は管状であり、
    前記燃焼器に連結され、前記燃焼器に圧縮気体を送るコンプレッサー部をさらに備え、
    前記コンプレッサー部は、前記駆動シャフトに軸支されたインペラを有し、
    前記燃焼器は、前記燃焼器と前記コンプレッサー部との第1連結部が、前記インペラの外周の接線方向と同じ向きに延在するように形成されているとともに、前記燃焼器と前記タービンハウジングとの第2連結部が、前記タービンハウジングの外周の接線方向と同じ向きに延在するように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタービン装置。
  4. 前記コンプレッサー部は、前記駆動シャフトの軸方向に隣接し、互いの連結部であるコンプレッサー連結部を介して対称となるように構成された第1コンプレッサー部および第2コンプレッサー部を備え、前記第1コンプレッサー部の第1インペラと、前記第2コンプレッサー部の第2インペラとはそれぞれの底面同士が対向するように配置されているとともに、前記第1連結部が、前記コンプレッサー連結部の外周となる位置に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のタービン装置。
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