JP2020075134A - 関節転位矯正装置 - Google Patents

Abstract

【課題】関節転位矯正装置を提供する。【解決手段】関節転位矯正装置は、第１ベース１１と第２ベース１２と付勢部材１３と支持部材１４とを少なくとも備え、第１ベースは、側面が足の踵部を支えるように用いられ、第２ベースは、第１ベースと角度を有し、一端が第１ベースの側面に設けられ、第２ベースの側面が前記足の足蹠を支えるに用いられ、付勢部材は、第２ベースに設けられ、一端に当接面３２が設けられ、当接面は、第１足指の外側に対応して、第１趾骨と第１中足骨との間にある関節の外側に当接して第１位置と第２位置との間に移動し、支持部材は、第２ベースに設けられ、第１足指の片側と当接するように、一端が第１足指と第２足指との間に位置される。前述した関節転位矯正装置は、関節の変形を瞬時かつ効果的に矯正する効果を有する。【選択図】図１

Description

本発明は、矯正装置に関し、特に足部の関節転位矯正装置に関する。

足の親指彎曲、いわゆる外反母趾とは、足の親指が小指側に傾斜変形したことを言う。第１趾骨と第１中足骨との間にある関節が変形して外側に向かって突出するという外反母趾の原因には、遺伝的な内因要素と、異常受力による外因的な要素があり、特に、ハイヒールまたは窮屈な靴によって、歩行時に体重がほとんど足の前端に集中し、足のアーチ機能に影響を与え、不適切な受力により、第１足指と他の足指とが徐々に変形し、関節が突出して外反母趾になる。変形された関節は、しばしば靴に摩擦するので、皮膚損傷、角化症、鶏眼になりやすく、症状が深刻な場合、手術する必要がある。

外反母趾の治療法として、第１足指と第２足指との間に矯正装置を付けて矯正する手法が一般的である。前記矯正装置は、シリコーンなどの柔らかい材料で作られた棒状部材であり、前記棒状部材には、凹んだクランプ部が設けられているため、第１足指と第２足指との間に配置して外反母趾となった母趾（第１足指）を開くことができる。しかし、この手法では、変形した転位の関節に対して、短時間に正常の位置に戻るのは容易ではない。

本発明の主な目的は、関節の変形を瞬時かつ効果的に矯正する効果を有する関節転位矯正装置を提供することである。

本発明のもう一つの目的は、非侵襲的な矯正効果を有する関節転位矯正装置を提供することである。

上述した目的を達成するために、本発明は、関節転位矯正装置を提供する。前記関節転位矯正装置は、第１ベースと第２ベースと付勢部材と支持部材とを少なくとも備え、前記第１ベースは、側面が足の踵部を支えるように用いられ、前記第２ベースは、前記第１ベースと角度を有し、一端が前記第１ベースの側面に設けられ、前記第２ベースの側面が前記足の足蹠を支えるに用いられ、前記付勢部材は、前記第２ベースに設けられ、一端に当接面が設けられ、前記当接面は、前記第１足指の外側に対応して、第１趾骨と第１中足骨との間にある関節の外側に当接して第１位置と第２位置との間に移動し、前記支持部材は、前記第２ベースに設けられ、前記第１足指の片側と当接するように、一端が第１足指と第２足指との間に位置される。

以下、図面を参照しながら本発明のいくつの好ましい実施形態を詳細に説明する。

本発明の実施例（１）を示す斜視図である。 図１に示す構造を他の角度から見た斜視図。 図２に示す構造の分解図である。 本発明の実施例（１）が示す第１実施形態を示す概念図である。 本発明の実施例（２）の支持部材の構造を示す図である。 図５に示す支持部材の分解図である。 図５が示す支持部材を他の角度から見た斜視図である。 図６が示す角度と別な角度から見た斜視図である。 本発明の実施例（３）を示す斜視図である。 図９が示す構造の局在部の構造を示す図である。

図１〜図４が示すように、本発明の関節転位矯正装置は、少なくとも、第１ベース１１、第２ベース１２、付勢部材１３、支持部材１４を備える。

前記第１ベース１１の一つ側面は、人の足の踵部１０を支えるように用いられる。

前記第２ベース１２は、前記第１ベース１１と角度を有し、且つ、一端が前記第１ベース１１の側面に配置され、前記第２ベース１２の一つの側面は足蹠２０を支えるに用いられる。

前記付勢部材１３は、前記第２ベース１２に設けられ、且つ、一端に当接面３２を有し、前記当接面３２は、足の第１足指３０外側に対応して、前記第１足指３０と前記足蹠２０との間にある関節（第１趾骨と第１中足骨との間の関節）の外側に当接して第１位置と第２位置との間に移動する。

前記付勢部材１３は、スロット溝３３、スライダー３４、支持プレート３５、ネジボルト３６を少なくとも含む。前記スロット溝３３は、前記第２ベース１２を貫通し、前記スライダー３４は、移動可能であり、中央部が前記スロット溝３３を貫通するように設けられ、且つ、一端に前記当接面３２を有する。前記支持プレート３５は、前記第２ベース１２に設けられ、前記ネジボルト３６は、中央部が前記支持プレート３５の貫通孔を貫通し、回転可能であり、一端が雄ねじを有し、前記スライダー３４の他端の雌ねじを有する開孔を貫通する。この構造によって、前記ネジボルト３６の他端を回転させると、前記スライダー３４が前記第１位置と前記第２位置との間に移行するように駆動される。

前記支持部材１４は、前記第２ベース１２に設けられる棒状部材４２を備え、前記棒状部材４２の一端が、前記第１足指３０が付勢される時前記第１足指３０の側面に当接するように、第１足指３０と第２足指４０との間に位置される。

図５〜図８が示すように、前記支持部材１４は、スロット孔４４とナット４６とをさらにそなえる。前記スロット孔４４は、前記第２ベース１２を貫通する。前記棒状部材４２の一端は、前記第２ベース１２の側面に設けられ、第１足指３０（図示せず）と第２足指４０（図示せず）との間に位置され、前記棒状部材４２の他端が雄ねじを有し、前記スロット孔４４を貫通して前記第２ベース１２の他端にある前記ナット４６と螺接する。これによって、前記棒状部材４２を回転させると、前記棒状部材４２が前記第２ベース１２において移動して位置決めする。前記ナット４６は移動可能であるが、前記スロット孔４４に回転して挿入することができない。前記棒状部材４２を回転させることで、足のサイスに応じて、前記棒状部材４２の位置を便利かつ瞬時に調整することができる。

人間の第１趾骨と第１中足骨との間にある関節が異常な位置（いわゆる親指外反）にある場合、本発明は、上述した構造により効果的な矯正機能を有する。

図１、図３および図４に示すように、本発明の関節転位矯正装置は、牽引部１５を備える。前記牽引部１５の一端が、第１足指３０の外側端に対応して前記第２ベース１２に設けられ、一端が前記第１足指３０に引張力を生成して前記第１足指３０を引張することで、本発明はより効果的な矯正機能を有する。

前記牽引部１５は、スロット溝５１、スライダー５２、牽引ロープ５３、支持プレート５４、ネジボルト５５を少なくとも備える。前記スロット溝５１は前記第２ベース１２を貫通し、前記スライダー５２は、移動可能であり、且つ中央部が前記スロット溝５１を貫通する。前記牽引ロープ５３の一端が前記スライダー５２の一端と接続され、牽引ロープ５３の他端が前記第１足指３０と接続される。前記支持プレート５４は、前記第２ベース１２に固定され、前記ネジボルト５５は、回転可能であり、且つ、中央部が前記支持プレート５４の貫通孔を貫通し、一端に雄ねじを有し、且つ前記スライダー５２の他端にある雌ねじを有する開孔を貫通する。これによって、前記ネジボルト５５の他端を回転させると、前記スライダー５２が第３位置と第４位置との間に移動して、前記牽引ロープ５３を介して前記第１足指３０に対して引張力を生成する。

図１〜図４に示すように、本発明の関節転位矯正装置は、安定部材１６をさらに備える。前記安定部材１６は、足の足蹠２０に対応して前記第２ベース１２の他の側面に設けられ、且つ、一端が足趺５０を支えて足を安定させるように用いられる。

前記安定部材１６は、開孔６１、移動ブロック６２、ネジボルト６３、牽引ロープ６４（図２には示されていない）を備える。前記開孔６１は、前記第２ベース１２を貫通し、足の足蹠に対応する。前記移動ブロック６２は、前記足の足蹠２０に対応して、前記第２ベース１２の他の側面に配置される。前記ネジボルト６３は、回転可能であり、且つ前記開孔６１を貫通し、中央部に雄ねじを有し、前記移動ブロック６２の中央部にある雌ねじを有する開孔を貫通する。これによって、前記ネジボルト６３の他端を回転させると、前記移動ブロック６２が第５位置と第６位置との間に移動するように駆動される。前記牽引ロープ６４の両端が前記移動ブロック６２の両端と接続され、前記牽引ロープ６４の中央部は、足の足趺５０と接続され、前記移動ブロック６２の移動により、足部に引張力を生成して足部を安定させる。

図４、図９および図１０に示すように、本発明の関節転位矯正装置は、補償部材１７をさらに備える。前記補償部材１７は、足のアキレス腱部６０（ふくらはぎと踵との間の部分）の外側と前記第１ベース１１との間に位置され、前記足のアキレス腱部６０外側と前記第１ベース１１との間の隙間を無くすために用いられ、足により良好な快適性および安定性を付与する。前記補償部材１７は、弧状凹部を有するブロックであっても良い。

本発明の関節転位矯正装置は、前記当接面３２および前記棒状部材（４２）が、ゴムなどの軟質材料で構成され、またはゴムなどの軟質材料で被覆されるように設けられている。そのため、矯正の際、足がより快適感を感じる。

本発明の関節転位矯正装置は、体の左足または右足に対応するための相互に対称的な一対の構造として構成されても良い。

第１ベース１１
第２ベース１２
付勢部材１３
支持部材１４
足の踵部１０
足蹠２０
当接面３２
第１足指３０
スロット溝３３、５１
スライダー３４、５２
支持プレート３５、５４
ネジボルト３６、５５、６３
棒状部材４２
第２足指４０
スロット孔４４
ナット４６
牽引部１５
牽引ロープ５３、６４
安定部材１６
足趺５０
開孔６１
移動ブロック６２
補償部材１７
アキレス腱部６０

Claims (12)

1. 関節転位矯正装置であって、第１ベースと第２ベースと付勢部材と支持部材とを少なくとも備え、
   前記第１ベースは、側面が足の踵部を支えるように用いられ、
   前記第２ベースは、前記第１ベースと角度を有し、一端が前記第１ベースの側面に設けられ、前記第２ベースの側面が前記足の足蹠を支えるに用いられ、
   前記付勢部材は、前記第２ベースに設けられ、一端に当接面が設けられ、前記当接面は、前記第１足指の外側に対応して、第１趾骨と第１中足骨との間にある関節の外側に当接して第１位置と第２位置との間に移動し、
   前記支持部材は、前記第２ベースに設けられ、前記第１足指の片側と当接するように、一端が第１足指と第２足指との間に位置される、ことを特徴とする関節転位矯正装置。
2. 牽引部をさらに備え、
   前記牽引部の一端は、第１足指の外側端に対応して前記第２ベースに用いられ、一端が前記第１足指と接続されて前記第１足指に対して引張力を生成する、ことを特徴とする請求項１に記載の関節転位矯正装置。
3. 安定部材をさらに備え、
   前記安定部材は、足蹠に対応して前記第２ベースの他の側面に設けられ、一端が前記足趺を支えて足を安定させる、ことを特徴とする請求項１に記載の関節転位矯正装置。
4. 安定部材をさらに備え、
   前記安定部材は、足蹠に対応して前記第２ベースの他の側面に設けられ、一端が足趺を支えて足を安定させる、ことを特徴とする請求項２に記載の関節転位矯正装置。
5. 補償部材をさらに備え、
   前記補償部材は、足のアキレス腱部外側と前記第１ベースとの間に設けられ、足のアキレス腱部外側と前記第１ベースとの間にある隙間を無くす、ことを特徴とする請求項１に記載の関節転位矯正装置。
6. 補償部材をさらに備え、
   前記補償部材は、足のアキレス腱部外側と前記第１ベースとの間に設けられ、足のアキレス腱部外側と前記第１ベースとの間にある隙間を無くす、ことを特徴とする請求項２に記載の関節転位矯正装置。
7. 補償部材を備え、；
   前記補償部材は、足のアキレス腱部外側と前記第１ベースとの間に設けられ、足のアキレス腱部外側と前記第１ベースとの間にある隙間を無くす、ことを特徴とする請求項３に記載の関節転位矯正装置。
8. 補償部材を備え、；
   前記補償部材は、足のアキレス腱部外側と前記第１ベースとの間に設けられ、足のアキレス腱部外側と前記第１ベースとの間にある隙間を無くす、ことを特徴とする請求項４に記載の関節転位矯正装置。
9. 前記付勢部材は、スロット溝とスライダーと支持プレートとネジボルトとを少なくとも備え、
   前記スロット溝は、前記第２ベースを貫通し、
   前記スライダーは、移動可能であり、且つ、中央部が前記スロット溝を貫通するように設けられ、一端に前記当接面が設けられ、
   前記支持プレートは、前記第２ベースに設けられ、
   前記ネジボルトは、回転可能であり、且つ、中央部が前記支持プレートの貫通孔を貫通するように設けられ、一端が雄ねじを有し、前記スライダーの他端に雌ねじを有する開孔を貫通し、前記ネジボルトの他端を回転させると、前記スライダーが前記第１位置と前記第２位置との間に移動するように駆動される、ことを特徴とする請求項１〜請求項８のいずれか一つに記載の関節転位矯正装置。
10. 前記支持部材は、スロット孔と棒状部材とナットとを少なくとも備え、
    前記スロット孔は、前記第２ベースを貫通し、
    前記棒状部材の一端が前記第２ベースの片側に位置され、且つ第１足指と第２足指との間に位置され、前記棒状部材の他端に雄ねじを有し、前記スロット孔を貫通して前記第２ベースに他側にある前記ナットと螺接され、前記棒状部材を回転することで、棒状部材が前記第２ベースにおいて伊藤して位置決めする、ことを特徴とする請求項１〜請求項８のいずれか一つに記載の関節転位矯正装置。
11. 前記牽引部は、スロット溝とスライダーと牽引ロープと支持プレートとネジボルトとを少なくとも備え、
    前記スロット溝は、前記第２ベースを貫通し、
    前記スライダーは、移動可能であり、且つ、中央部が前記スロット溝を貫通するように設けられ、
    前記牽引ロープの一端は、前記スライダーの一端と接続され、前記牽引ロープの他端が前記第１足指と接続され、
    前記支持プレートは、前記第２ベースに固定され、
    前記ネジボルトは、回転可能であり、且つ中央部が前記支持プレートの貫通孔を貫通するように設けられ、一端が雄ねじを有し、前記スライダーの他端にある雌ねじを有する開孔を貫通するように設けられ、前記ネジボルトの他端を回転させると、前記スライダーが第３位置と第４位置との間に移動するように駆動され、前記牽引ロープを介して、前記第１足指に対して引張力を生成する、ことを特徴とする請求項２、請求項４、請求項６、又は請求項８に記載の関節転位矯正装置。
12. 前記安定部材は、開孔と移動ブロックとネジボルトと牽引ロープとを少なくとも備え、
    前記開孔は、前記第２ベースを貫通し、且つ足蹠に対応し、
    前記移動ブロックは、前記足蹠に対応して、前記第２ベースの他の側面に設けられ、
    前記ネジボルトは、回転可能であり、且つ、一端が前記開孔を貫通し、中央部に雄ねじを有し、前記移動ブロックの中央部に雌ねじを有する開孔を貫通し、前記ネジボルトの他端を回転させると、前記移動ブロックが第５位置と第６位置との間に移動するように駆動され、
    前記牽引ロープの両端は、前記移動ブロックの両端と接続され、前記牽引ロープの中央部は、足趺と接続され、移動ブロックの移動により、足部に引張力を生成する、ことを特徴とする請求項３、請求項４、請求項７または請求項８に記載の関節転位矯正装置。