JP2018166963A - 外反母趾用衣類 - Google Patents

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一宙 中井
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Tomoaki Ito
智章 伊藤
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Abstract

【課題】歩行時においてもずれが生じることなく安定した着用状態を維持できる。【解決手段】母趾用サポーター10は、中足骨の周囲及び踵骨を含む足部12を収容するフット部30、及び連結ベルト38を備えている。連結ベルト38は、リング部40に母趾14が挿入されて保持された状態で、足部14の内面側を回って配置されて、係止部42が、踵20の裏側の面ファスナー44に係止されることでフット部30に連結されることで、母趾14を外反方向とは反対方向に引っ張って、外反母趾の矯正及び抑制を行う。連結ベルト38は、引張力が付与された状態で、母趾14側と踵20側とに連結されるので、歩行時においてもずれが生じることなく安定した着用状態を維持できる。【選択図】図2

Description

本発明は、足に着用して外反母趾の矯正に用いる外反母趾用衣類に関する。
現在、外反母趾を矯正するための様々な衣類あるいはサポーターが知られている。
足に装着して使用している場合に、母趾を正常な姿勢に矯正する力が作用しなくなる事態を防止すると共に、履いて装着する作業とは別に母趾を内方に引っ張る状態を確保するための作業を装着者などに要求することなく、取り扱い性や装着感に優れた外反母趾矯正用サポーターとして、袋状の母趾収容部に爪先側から母趾を収容すると共に、連結部により母趾収容部が連結され、少なくとも第1中足骨を外反方向へ締め付けた状態で被覆し得る筒状の第1中足骨締付部によって甲及び足底を被覆した装着状態において、連結部を跨いで一端部を母趾収容部に固定し且つ他端部を第1中足骨締付部に固定した伸縮可能、且つ連結部よりも強い引っ張り力が作用した状態で足の内側に沿う位置に配置された補強ベルトにより、母趾収容部を第1中足骨締付部に引っ張るようにした外反母趾矯正用サポーターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、外反母趾及び内反小指により内側に入り込んでしまう親指と小指を外向きに広げた状態を長時間保つように個々の症状に合せて開き具合を調整でき、デザイン性の高い外反母趾及び内反小指予防矯正サポーターとして、外反母趾及び内反小指の異なる症状に合せて親指と小指を外側へ広げる割合を調整可能ベルトにより調整するようにした外反母趾及び内反小指予防矯正サポーターが知られている(例えば、特許文献2参照)。
更に、母趾と第2趾との間に何か入れて広げると第2趾が第3趾の方に寄ってしまう。また、母趾ボール部が飛び出したままの親指の付け根に向かい押し込むと更に母趾ボール部が曲がる。このために、何れにおいても外反母趾が改善されないことから、外反母趾を改善するための外反母趾ストレッチサポーターとして、サポーター本体に設けられた足の底部と足の甲と親指を包み込む親指収納部の本体内側に帯状の紐を取り付け、帯状の紐の先端部を外側に引っ張った状態に保持するようにして、サポーター本体の面ファスナーに固定するようにした外反母趾ストレッチサポーターが知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2013−034742号公報 特開2007−330743号公報 特開2016−067872号公報
ところで、外反母趾の矯正や抑制のための外反母趾用衣類には、着用が容易であることは勿論、歩行時においてもずれが生じることなく、安定した着用状態を維持できることが望まれる。
本発明は上記事実を鑑みて成されたものであり、歩行時においてもずれが生じることなく安定した着用状態を維持できる外反母趾用衣類を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための具体的手段は、以下の通りである。
<1> 中足骨の周囲及び踵骨を含む足部を収容する収容部本体と、一端側に母趾を包んで保持する母趾保持部が設けられて、前記足部の第1中足骨側側面に沿って設けられる連結ベルトと、前記足部の踵骨の後側面もしくは前記足部の第5中足骨側側面において、前記連結ベルトに引張力を付与した状態で前記連結ベルトの前記母趾保持部とは反対側の端部を前記収容部本体に連結して前記連結ベルトに部材する連結部と、を備えた外反母趾用衣類。
<2> 前記連結部への前記連結ベルトの連結位置が変更されることで、前記連結ベルトによる前記母趾保持部の引張力を変更可能にされた<1>の外反母趾用衣類。
<3> 前記収容部本体には、第2趾から第5趾の爪先側を収容する趾収容部が設けられている<1>1又は<2>の外反母趾用衣類。
<4> 前記収容部本体には、第2趾から第5趾の各々の爪先側を収容する趾収容部が設けられている<1>又は<2>の外反母趾用衣類。
<5> 前記収容部本体には、前記母趾保持部に保持される前記母趾を包んで収容する母趾収容部が設けられている<1>から<4>の何れかの外反母趾用衣類。
<6> 前記収容部本体の前記第1中足骨側側面には、弾性を有する緩衝部材が設けられている<1>から<5>の何れかの外反母趾用衣類。
<7> 前記収容部本体の足底側には、足の内側アーチの形成を補助する補助緩衝部材が設けられている<1>から<6>の何れかの外反母趾用衣類。
<8> 前記補助緩衝部材が着脱可能にされている<7>の外反母趾用衣類。
<9> 前記補助緩衝部材が、前記収容部本体に一体に設けられている<7>の外反母趾用衣類。
<10> 前記足部を周回して設けられて該足部と前記補助緩衝部材とを締め付け可能な締結ベルトを備える<7>から<9>の何れかの外反母趾用衣類。
本発明によれば、歩行時においてもずれが生じることなく安定した装着状態を維持できる、という効果を有する。
本実施の形態に係る母趾用サポーターを示す斜視図である。 母趾用サポーターの装着状態を示す足部の側面図である。 足底パッドを設けた母趾用サポーターの装着状態を示す足部の側面図である。
以下に、本実施の形態の外反母趾用衣類について説明する。
本実施の形態に係る外反母趾用衣類は、人の足(足部)に着用される。
本明細書中において「足部」は、下肢(脚)において踝より下側を指し、本明細書中の説明では、足部を足ともいう。
本明細書中において、収容部本体の「前方」は、足部の「前方」と同様であり、踝(踝骨)から爪先に向かう方向を指す。また、本明細書中において、収容部本体の「上方」は、足部の「上方」を指し、収容部本体の「側方」は、足部の側方(左右方向)を指す。また、本明細書中おいて、足部の左右方向を幅方向ともいい、足の側方の面のうちで、第1中足骨側の面を足の「内面」ともいう。
本明細書中において、「中足骨」には、母趾に繋がる第1中足骨から第5趾(小指)に繋がる第5中足骨を含まれる。
本実施の形態の外反母趾用衣類は、中足骨の周囲及び踵骨を含む足部を収容する収容部本体と、一端側に母趾の周囲を包んで保持する母趾保持部が設けられて、足部の第1中足骨側側面に沿って配置された連結ベルトと、足部の踵骨の後側において、連結ベルトに引張力を付与した状態で連結ベルトの母趾保持部とは反対側の端部を収容部本体に連結する連結部と、を備えた外反母趾用衣類である。
本実施の形態の外反母趾用衣類は、上記構成を有することにより、歩行時においてもずれが生じることなく安定した装着状態を維持できる。
以下に、本実施の形態の外反母趾衣類について、具体的に説明する。
図1には、本実施の形態の外反母趾用衣類としての母趾用サポーター10が前側かつ左斜め上方視の斜視図にて示されており、図2には、母趾用サポーター10を着用した状態が前側かつ左斜め上方視の斜視図にて示されている。各図において、母趾用サポーター10の前方が矢印FRにて示され、内方が矢印INにて示され、上方が矢印UPにて示されている。
図2に示すように、一般に足部12は、母趾(親指)14などの足趾16、足趾16の根元側の前足部18、踵20側の後足部22、及び前足部18と後足部22の間の中足部24に分けられており、中足骨は、前足部18と中足部24に跨っている。前足部18から後足部22の間には、足部12の内側において中足部24部分の足底が上方に凸状となるように湾曲して見える内側アーチが形成されると共に、足部12の外側において中足部24部分の足底が上方に凸状となるように湾曲して見える外側アーチが形成され、外側アーチは、内側アーチよりも湾曲が小さくなっている。
図1及び図2に示すように、母趾用サポーター10には、収容部本体としての略袋状のフット部30が設けられている。フット部30は、布製にされており、フット部30には、前足部18、及び中足部24の前側部分が収容されると共に、中足部24及び後足部22の側方から下側(足底側)部分が収容される。また、フット部30には、足部12の踵20部分が包まれる。
フット部30は、後側の上面が開口されており、開口の周囲には、口ゴム部32が設けられている。母趾用サポーター10は、口ゴム部32において足部12の足趾16側から挿入されて着用される。
フット部30の前側には、袋状の母趾収容部34及び各々が袋状にされた趾収容部36A、36B、36C、36Dが設けられている。母趾収容部34、及び趾収容部36A〜36Dの各々は、内部がフット部30内に連通されている。母趾収容部34には、母趾14が収容される。また、趾収容部36A、36B、36C、36の各々には、第2趾16A、第3趾16B、第4趾16C、及び第5趾(小指)16Dの各々が収容される。母趾14、第1趾16A〜第5趾16Dの各々は、各々の爪先まで包まれた状態で収容される。
一方、母趾用サポーター10には、連結ベルト38が取り付けられる。連結ベルト38は、帯状の弾性素材が用いられており、長手方向に弾性変形して伸長可能にされており、非伸長時の連結ベルト38の長さが、足部12の内側の側面において、母趾14の近傍から踵20の近傍に達する長さにされている。
連結ベルト38の長手方向の一端側には、母趾保持部としての筒状のリング部40が取り付けられており、連結ベルト38の長手方向の他端側(リング部40とは反対側)には、布片状の係止部42が取り付けられている。
リング部40は、長手方向に沿って伸長可能な弾性を有する帯状部材が用いられており、リング部40は、帯状部材の長手方向の両端が相互に接続されることで筒状に形成されている。リング部40には、母趾14が挿入される。この際、リング部40を周方向に伸長させながら母趾14が挿入されることで、リング部40は、母趾14の周囲を包んで弾性力により保持する。なお、母趾保持部の形状は、筒状に限らず、母趾14を保持することが可能な形状であれば良く、例えば、母趾14の先端側(爪先側)と周囲を包む形状(袋状など)であっても良い。
また、リング部40は、外周面の一部が連結ベルト38に重ねられた状態で、重なり部分が連結ベルト38に縫合されている。なお、連結ベルト38へのリング部40の取り付けは、縫合に限らず、接着、溶着等の接続手段を用いることができる。
連結ベルト38は、リング部40に母趾14が挿入されて、一端側が母趾14側に係止された状態で、足部12の内面側に沿って延伸されて、係止部42が、足部12の踵20側(踵20の後側)に回される。
フット部30の踵20側の後面には、連結部を構成する面ファスナー44が設けられており、面ファスナー44は、踵20の右側面側(母趾14側)から左側面側(母趾14とは反対側)の範囲で踵20の後側を包むように設けられている。なお、面ファスナー44は、踵20の後側のみに限らず、踵20の右側面側(母趾14側)から母趾14とは反対側の第5中足骨の側面(図示省略)の範囲に設けられても良い。
この面ファスナー44には、連結ベルト38の係止部42が係止される。即ち、係止部42の連結ベルト38のリング部40側の面には、面ファスナー44に係合される面ファスナーが設けられている。面ファスナー44と係止部42とは、一方に複数のフックが形成され、他方にフックに係合される複数のループが形成されている。これにより、係止部42は、面ファスナー44上の任意の位置に面接合して係合可能にされており、係止部42が面ファスナー44に係合されることで、連結ベルト38がフット部30に連結される。なお、係止部42が、踵20後側に加えて第5中足骨の側面の面ファスナー44に係止されるように、連結ベルト38上の複数個所や所定位置及び範囲に係止部42が設けられても良い。
母趾用サポーター10には、緩衝部材としてのパッド46が設けられている。パッド46には、ゲル素材、ウレタン発泡材、各種の低反発素材などが用いられて弾力性を有する素材が用いられて、板状略半円状に形成されており、袋状の布製のカバー(図示省略)に収容されている。パッド46は、第1中足骨の外側となる前足部18の内面側に対向され、かつ円弧側が下側にされて、フット部30内に取り付けられている。パッド46は、カバーがフット部30の内面に縫合されるなどして、フット部30に取り付けられている。
次に、母趾用サポーター10の作用を説明する。
上記構成の母趾用サポーター10は、足部12が口ゴム部32の開口から挿入されて着用される。また、連結ベルト38は、母趾収容部34に収容された母趾14がリング部40に挿入された状態で、足部12の内面側に沿って引き回されて、係止部42が面ファスナー44に係合されることで、フット部30に取り付けられる。このため、母趾用サポーター10は、着用が容易になっている。
ここで、フット部30には、母趾収容部34及び趾収容部36A〜36Dが設けられている、母趾14、第2趾16A〜第5趾16Dの各々が収容される。このため、フット部30が足部12に対して位置決めされると共に、歩行時にずれが生じるのが抑制されて、安定した着用状態を維持できる。
一方、外反母趾が生じていると、母趾14は、先端側が外側(第5趾16D側)に向けて曲がった状態になる。
母趾用サポーター10の連結ベルト38は、長手方向に弾性を有しており、係止部42は、面ファスナー44上の任意の位置に係合可能にされている。また、連結ベルト38を引っ張った状態で係止部42を面ファスナー44に係止することで、連結ベルト38に引張力を生じさせることができる。
このため、リング部40が連結ベルト38によって引っ張られることで、母趾14は、足部12の内面側(第5趾16Dとは反対側)に引っ張られる。これにより、母趾14の外反が抑制できて、母趾用サポーター10を継続的に着用することで、外反母趾を矯正できる。また、母趾14の外反(外反母趾)が生じていない場合は、母趾用サポーター10を着用することで、母趾14の外反が生じるのを抑制できる。しかも、係止部42が踵20の後側もしくは足部12の外面側(母趾14とは反対側)に回されて連結されるので、連結ベルト38を足部12の内面側に安定させて保持できる。
また、連結ベルト38は、係止部42の面ファスナー44への係合位置を変えることができ、係合位置を変えることで引張力を調整できる。これにより、母趾14を足部12の内面側に引っ張る力を調整できるので、母趾14の外反の症状に応じた引張力の調整を容易にできる。
さらに、連結ベルト38は、一端側が母趾14に連結されると共に、他端側が足部12の踵20側に連結されている。このため、母趾用サポーター10を着用した状態で歩行しても、連結ベルト38がずれるのを抑制できて、母趾用サポーター10の安定した着用状態を維持できる。
一方、母趾14の外反が生じていると、第1中足骨の前側が足部12の内面側に向いてしまい足部12の前足部18に内面側に向けて突出する膨らみが生じる。歩行時に、前足部18に生じた膨らみが、連結ベルト38とこすれることで、痛みを生じる可能性がある。
ここで、フット部30には、前足部18の内面側にパッド46が設けられており、前足部18に内面側に生じた膨らみと連結ベルト38との間にパッド46が介在される。このため、連結ベルト38により母趾14が引っ張られることにより、前足部18に痛みが生じるのを抑制できる。また、パッド46は、歩行時に、前足部18の内面側が連結ベルト38に擦れるのを防止できて、前足部18の内面側が連結ベルト38に擦れることによる痛みや不快感が生じるのを抑制できる。しかも、パッド46が連結ベルト38を前足部18から離れる方向へ突出さ、パッド46が支点になってリング部40が内反方向(外反方向とは反対方向)に引っ張られるので、母趾14の外反の矯正効果及び抑制効果を向上できる。
一方、本実施の形態の母趾用サポーター10には、補助緩衝部材としての足底パッド50を設けることができる。図3には、足底パッド50を設けた母趾用サポーター10の着用状態が足部12を内面側から見た側面図にて示されている。
一般に、足部12の内面側には、内側アーチが形成され、これにより、足部12の中足部24の底面が足部12の下側から見て窪んでいる(所謂、土踏まず)。
足底パッド50には、ゲル素材、ウレタン発泡材、各種の低反発素材などの弾性を有する素材が用いられている。足底パッド50は、平面視で足部12の底面のくぼみよりも大きくされた略半円形状にされると共に、足部12の内面側からの側方視で足部12の底面のくぼみよりも大きくされた凸状にされている(図示省略)。また、足底パッド50の大きさは、一般的な土踏まずのくぼみに合わせた大きさ又は理想的な土踏まずのくぼみに合わせた大きさを適用できる。
足底パッド50は、布製袋状の図示しないカバーに収容され、カバーがフット部30の底面側において、中足部24の足底の足部12内面側に配置されて、フット部30に縫合されて取り付けられている。
一般に、外反母趾と内側アーチとが関連しており、外反母趾が生じていると内側アーチも小さくなるか内側アーチがなくなる(所謂偏平足になる)。
ここで、母趾用サポーター10に足底パッド50が設けられることで、母趾用サポーター10が着用された足部12は、中足部24が足底パッド50により持ち上げられて、内側アーチが形成される状態となる。このため、内側アーチが小さくなっている場合には、内側アーチが大きくなるように矯正して、外反母趾の矯正及び外反母趾が生じるのを抑制できる。
また、足底バッド50が母趾用サポーター10に取り付けられているので、靴を履いていない状態であっても、足底パッド50を用いることができると共に、歩行時に足底パッド50がずれてしまうのを防止できる。
なお、足底パッド50をフット部30に縫合して取り付けるように説明したが、これに限らず、足底パッド50は、フット部30に着脱可能にされても良い。足底パッド50を着脱可能にする場合、図3に二点鎖線で示すように、締結部材としての締結ベルト52を用い、中足部24の甲側と足底側とを周回させた締結ベルト52によって足底パッド50を足部12(又は足部12に着用されたフット部30)に締結しても良い。しかも、締結ベルト52を締結することにより、連結ベルト38に締結できるので、歩行時などにおいて連結ベルト38がずれるのを一層抑制できる。
このような締結ベルト52は、例えば、長手方向の両端部に面ファスナーを設けて、足部12の甲側(上面側)において、面ファスナー同士を係合させることで締結されるようにしても良く、これに限らず、締結ベルト52は、他の締結手段を適用できる。また、締結ベルト52は、足底パッド50に一体に設けられていても良く、これにより、足底パッド50がずれるのを防止できる。また、締結ベルト52は、長手方向に伸縮性を有する素材を用いても良く、これにより、足底パッド50を取り付ける際の締結力を調整できて、足部12が不必要に締め付けられるのを抑制できる。
また、足底パッド50の取り付けは、面ファスナー等を用いても良い。締結ベルト52や面ファスナーを用いることで、足底パッド50の取り付け位置の調整を容易にできる。
また、足底パッド50を着脱可能にすることで、例えば、内側アーチの矯正状態に合せて足底パッド50の大きさ(アーチサイズの大きさ)を変えることができる。即ち、アーチサイズの異なる複数サイズ(例えば、大、中、小)の足底パッド50を容易し、実際の足部12の内側アーチの状態に応じて、足底パッド50を交換することで、内側アーチの矯正を効果的に行うことができる。
なお、以上説明した本実施の形態では、弾性素材を用いた連結ベルト38を例に説明したが、弾性素材に限らず、弾性を有しない素材(伸長しないか又は伸長率が小さい素材)を用いても良い。係止部42は、面ファスナー44の任意の位置で係合可能にされているので、弾性を有しない素材を用いた連結ベルトであっても、面ファスナー44への係止部42の係合位置(連結位置)を調整することで、母趾14に対する引張力を容易に調整できる。しかも、弾性を有しない素材を用いた連結ベルトを用いることで、母趾14に対する引張力を固定できる。
また、本実施の形態では、収容部本体としてのフット部30に母趾収容部34及び趾収容部36A〜36Dを設けた。しかしながら、収容部本体は、母趾収容部及び趾収容部を設けていない構成であっても良い。この場合、収容部本体に母趾14、及び第2趾16A〜第5趾16Dの各々に対応する位置に指孔を設けておけば良く、これにより、収容部本体にずれが生じることなく、足部12に対して位置決めできる。
また、趾収容部は、第2趾16A〜第5趾16Dを一体に収容する袋状にされても良い。この場合、趾収容部に一体で収容される第2趾16A〜第5趾16Dにより収容部本体を足部に対して位置決めできる。
以上説明したように、本実施の形態の外反母趾用衣類は、連結部への連結ベルトの連結位置が変更されることで、連結ベルトによる母趾保持部の引張力を変更可能にされることが好ましい。これにより、母趾を足部の内側かつ後側に引く引張力を調整できる。
また、本実施の形態の外反母趾用衣類は、収容部本体には、第2趾から第5趾を一体として、もしくは第2趾から第5趾の各々の爪先側を収容する趾収容部が設けられていることが好ましい。これにより、連結部が設けられた収容部本体を足部に対して位置決めできて、母趾を引っ張る引張聴力を安定化できる。
また、本実施の外反母趾用衣類は、収容部本体には、保持部に保持される母趾を包んで収容する収容部が設けられていることが好ましい。これにより、母趾を保護できると共に、母趾が保持部から直接的に引張力を受けるのを抑制できる。
更に、本実施の形態の外反母趾用衣類は、収容部本体の第1中足骨側側面には、弾性を有する緩衝部材が設けられていても良い。これにより、第1中足骨を押さえることができると共に、連結ベルトにより母趾を内方側(外方側)に引っ張る効果を向上できる。
また、本実施の形態の外反母趾用衣類は、収容部本体の足底側には、足の内側アーチの形成を補助する補助緩衝部材が設けられても良い。これにより、足部の土踏まずを押し上げて内側アーチを形成するのを補助できる。
また、本実施の形態の外反母趾用衣類は、補助緩衝部材が着脱可能にされていても良く、補助緩衝部材が、収容部本体に一体に設けられていても良い。
更に、本実施の形態の外反母趾用衣類は、足を周回して設けられて足と補助緩衝部材とを締め付け可能な締結ベルトを備えることが好ましい。これにより、歩行時に補助緩衝部材がずれるのを抑制できて、補助緩衝部材による内側アーチの形成効果を向上できる。
10 母趾用サポーター(外反母趾用衣類)
30 フット部(収容部本体)
34 母趾収容部
36A〜36D 趾収容部
38 連結ベルト
40 リング部(母趾保持部)
42 係止部(連結部)
44 面ファスナー(連結部)
46 パッド(緩衝部材)
50 足底パッド(補助緩衝部材)
52 締結ベルト(締結部材)

Claims (10)

  1. 中足骨の周囲及び踵骨を含む足部を収容する収容部本体と、
    一端側に母趾を包んで保持する母趾保持部が設けられて、前記足部の第1中足骨側側面に沿って設けられる連結ベルトと、
    前記足部の踵骨の後側面もしくは前記足部の第5中足骨側側面において、前記連結ベルトに引張力を付与した状態で前記連結ベルトの前記母趾保持部とは反対側の端部を前記収容部本体に連結して前記連結ベルトに部材する連結部と、
    を備えた外反母趾用衣類。
  2. 前記連結部への前記連結ベルトの連結位置が変更されることで、前記連結ベルトによる前記母趾保持部の引張力を変更可能にされた請求項1に記載の外反母趾用衣類。
  3. 前記収容部本体には、第2趾から第5趾の爪先側を収容する趾収容部が設けられている請求項1又は請求項2に記載の外反母趾用衣類。
  4. 前記収容部本体には、第2趾から第5趾の各々の爪先側を収容する趾収容部が設けられている請求項1又は請求項2記載の外反母趾用衣類。
  5. 前記収容部本体には、前記母趾保持部に保持される前記母趾を包んで収容する母趾収容部が設けられている請求項1から請求項4の何れか1項に記載の外反母趾用衣類。
  6. 前記収容部本体の前記第1中足骨側側面には、弾性を有する緩衝部材が設けられている請求項1から請求項5の何れか1項に記載の外反母趾用衣類。
  7. 前記収容部本体の足底側には、足の内側アーチの形成を補助する補助緩衝部材が設けられている請求項1から請求項6の何れか1項に記載の外反母趾用衣類。
  8. 前記補助緩衝部材が着脱可能にされている請求項7に記載の外反母趾用衣類。
  9. 前記補助緩衝部材が、前記収容部本体に一体に設けられている請求項7に記載の外反母趾用衣類。
  10. 前記足部を周回して設けられて該足部と前記補助緩衝部材とを締め付け可能な締結ベルトを備える請求項7から請求項9の何れか1項に記載の外反母趾用衣類。
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