JP2020074997A - フライバスケットおよび食品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、作業者が、油で揚げる食品である調理パンPを、網1の金網部2に、図1に示されているように、複数個、載置する。次いで、左右の手で左右の取手4、6を把持し、金網部2をフライヤF内に降下させる。金網部2上に載置されたカレーパンは、パン生地の半分以上を油Aから露出する形でフライヤF内の加熱された油Aの液面に浮かぶ。所定時間が経過すると、作業者は菜箸等を使用してカレーパンを反転させる。さらに所定時間が経過すると、作業者は左右の手で左右の取手4、6を把持して、網をフライヤから引き上げ、金網部2を利用して、揚がったカレーパンをフライヤFから掬い出している。
ここで、通常のカレーパンの場合、加熱した油に浸漬させる揚げ時間は、最長で4分間程度である。これに対し、本発明者等が目標とする大量の具材をぎっしり詰めたカレーパンでは、具材の中心部までしっかり加熱して衛生上の安全性を確保するために、5分間以上の揚げ時間を確保する必要があることが分かった。
しかしながら、このような大量の具材をぎっしり詰めたカレーパンを5分以上にわたって油で揚げると、この揚げ作業中に、カレーパンの生地が破断してしまうという問題が生じることが判明した。
内部に具材が内包された食品を油で揚げる際に使用されるフライバスケットであって、
前記食品が載置されるほぼ平坦な底部と、前記底部に対向した状態で該底部から所定距離だけ離間し略平行に配置された天井部と、を有する本体部と、
前記本体部に接続されたハンドル部と、を備え、
前記本体部は、油に浸漬された際、内部に油が侵入可能に構成され、
前記底部と天井部との距離が、油で揚げる前の前記食品の高さより大きく、且つ前記食品が、外部から寸法制限を受けることなく油で完全に揚げられたときに達する最大高さの65ないし85%に相当する長さである、
ことを特徴とするフライバスケット。
ソースまたはペースト状の食品の粘性は包餡できればどのような物性でも良く、その種類は限定されない。ソースまたはペースト状食品としてはカレーソース、ハヤシソース、ホワイトシチュー、ビーフシチュー等のシチュー類、ホワイトソース、デミグラスソース、ピザソース等が挙げられる。
前記底部と天井部との距離が、前記食品が、外部から寸法制限を受けることなく油で揚げられたときに有する最大高さの70ないし80%に相当する長さである。
前記底部および天井部が、網状部材から構成されている。
前記底部がパンチング板から構成されている。
前記天井部が、一端に設けられたヒンジ部を中心に前記本体部に対し、揺動可能に前記本体部に連結されている。
本体部への食品の出し入れを容易に行なうことができる。
前記底部と天井部との間に位置する前記本体部の内部空間が、網状部材から構成された側壁部によって囲まれている。
本体部内への流通を円滑に行ないつつ、揚げ作業中に本体部から食品が離脱することを防止できる。
前記本体部に連結された2つのハンドル部を備え、
前記本体部が直方体形状を有し、
前記2つのハンドル部が、前記本体部の対向する一対の側部のそれぞれに連結され、
一方のハンドル部は前記側部の一方の一端側に配置され、他方のハンドル部は前記側部の他方の他端側に配置されている。
1)内部に具材が内包された食品を油で揚げる際に使用されるフライバスケットであって、
前記食品が載置されるほぼ平坦な底部と、前記底部に対向した状態で該底部から所定距離だけ離間し略平行に配置された天井部と、を有する本体部と、
前記本体部に接続されたハンドル部と、を備え、
前記本体部は、油に浸漬された際、内部に油が侵入可能に構成され、
前記底部と天井部との距離が、油で揚げる前の前記食品の高さより大きく、且つ前記食品が、外部から寸法制限を受けることなく油で揚げられたときに有する最大高さの65ないし85%に相当する長さである、フライバスケットを準備する工程と、
2)前記フライバスケットに生地の内部に具材が内包された食品を収容する工程と、
3)前記食品を収容したフライバスケットを油に浸漬して前記食品を揚げる工程と、を備え、
前記工程3)において、前記フライバスケットの底部と天井部の間で前記食品の高さ寸法を制限される、
ことを特徴とする食品の製造方法が提供される。
前記食品が、内部に50g以上、より好ましくは50ないし120g、更に好ましくは60ないし100gの具材を内包する食品であり、
前記工程3)において、前記食材の油への浸漬時間が5分以上、より好ましくは5ないし12分、更に好ましくは6ないし10分である。
尚、本発明では、底部12と天井部14と4枚の側壁部16の少なくとも1を、油が通過可能なパンチング板等の金網以外の有孔材料で形成してもよい。
まず、本実施形態のフライバスケット10の天井部(蓋部)14を図9に示されているような開状態とし、本体部18の底部12上にカレーパン等の油で揚げる食品を載置し、天井部(蓋部)14を、図6等に示されている閉状態とすることにより、フライバスケット10に食品を収容する。底部12と天井部14との距離である高さHは、食品の初期高さ(H1)より大きく設定されているので、フライバスケット10の底部12に載置された食品Pの上方には、天井部14が離間して位置していることになる(図10)。
H1:食品の初期高さ
H2:食品の最大高さ
P:カレーパン
10:フライバスケット
12:底部
14:天井部(蓋部)14
16:側壁部
18:本体部
20:ハンドル部
20a:取手
20b:支柱
Claims (9)
- 内部に具材が内包された食品を油で揚げる際に使用されるフライバスケットであって、
前記食品が載置されるほぼ平坦な底部と、前記底部に対向した状態で該底部から所定距離だけ離間し略平行に配置された天井部と、を有する本体部と、
前記本体部に接続されたハンドル部と、を備え、
前記本体部は、油に浸漬された際、内部に油が侵入可能に構成され、
前記底部と天井部との距離が、油で揚げる前の前記食品の高さより大きく、且つ前記食品が、外部から寸法制限を受けることなく油で揚げられたときに有する最大高さの65ないし85%に相当する長さである、
ことを特徴とするフライバスケット。 - 前記底部と天井部との距離が、前記食品が、外部から寸法制限を受けることなく油で揚げられたときに有する最大高さの70ないし80%に相当する長さである、
請求項1に記載のフライバスケット。 - 前記底部および天井部が、網状部材から構成されている、
請求項1または2に記載のフライバスケット。 - 前記底部がパンチング板から構成されている、
請求項1または2に記載のフライバスケット。 - 前記天井部が、一端に設けられたヒンジ部を中心に前記本体部に対し、揺動可能に前記本体部に連結されている、
請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフライバスケット。 - 前記底部と天井部との間に位置する前記本体部の内部空間が、網状部材から構成された側壁部によって囲まれている、
請求項5に記載のフライバスケット。 - 前記本体部に連結された2つのハンドル部を備え、
前記本体部が直方体形状を有し、
前記2つのハンドル部が、前記本体部の対向する一対の側部のそれぞれに連結され、
一方のハンドル部は前記側部の一方の一端側に配置され、他方のハンドル部は前記側部の他方の他端側に配置されている、
請求項1ないし6のいずれか1項に記載のフライバスケット。 - 1)内部に具材が内包された食品を油で揚げる際に使用されるフライバスケットであって、
前記食品が載置されるほぼ平坦な底部と、前記底部に対向した状態で該底部から所定距離だけ離間し略平行に配置された天井部と、を有する本体部と、
前記本体部に接続されたハンドル部と、を備え、
前記本体部は、油に浸漬された際、内部に油が侵入可能に構成され、
前記底部と天井部との距離が、油で揚げる前の前記食品の高さより大きく、且つ前記食品が、外部から寸法制限を受けることなく油で揚げられたときに有する最大高さの65ないし85%に相当する長さである、フライバスケットを準備する工程と、
2)前記フライバスケットに生地の内部に具材が内包された食品を収容する工程と、
3)前記食品を収容したフライバスケットを油に浸漬して前記食品を揚げる工程と、を備え、
前記工程3)において、前記フライバスケットの底部と天井部の間で前記食品の高さ寸法を制限される、
ことを特徴とする食品の製造方法。 - 前記食品が、内部に50g以上の具材を内包する食品であり、
前記工程3)において、前記食材の油への浸漬時間が5分以上である、
請求項8に記載の食品の製造方法。
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JP2007014312A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Harumonia:Kk | 揚げ物調理方法及び装置 |
JP2013158454A (ja) * | 2012-02-03 | 2013-08-19 | Harumonia:Kk | フライヤ装置 |
US20130233183A1 (en) * | 2010-11-23 | 2013-09-12 | Euro-Pro Operating Llc | Cooking apparatus and system |
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US20130233183A1 (en) * | 2010-11-23 | 2013-09-12 | Euro-Pro Operating Llc | Cooking apparatus and system |
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