JP2020072463A - 復調装置、受信装置および復調方法 - Google Patents

復調装置、受信装置および復調方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020072463A
JP2020072463A JP2018207697A JP2018207697A JP2020072463A JP 2020072463 A JP2020072463 A JP 2020072463A JP 2018207697 A JP2018207697 A JP 2018207697A JP 2018207697 A JP2018207697 A JP 2018207697A JP 2020072463 A JP2020072463 A JP 2020072463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio signal
noise
analog
radio broadcast
broadcast wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018207697A
Other languages
English (en)
Inventor
宏一 浅香
Koichi Asaka
宏一 浅香
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018207697A priority Critical patent/JP2020072463A/ja
Priority to US16/667,566 priority patent/US10763912B2/en
Publication of JP2020072463A publication Critical patent/JP2020072463A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/403Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency
    • H04B1/406Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency with more than one transmission mode, e.g. analog and digital modes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/1646Circuits adapted for the reception of stereophonic signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H20/00Arrangements for broadcast or for distribution combined with broadcast
    • H04H20/20Arrangements for broadcast or distribution of identical information via plural systems
    • H04H20/22Arrangements for broadcast of identical information via plural broadcast systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H20/00Arrangements for broadcast or for distribution combined with broadcast
    • H04H20/26Arrangements for switching distribution systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H40/00Arrangements specially adapted for receiving broadcast information
    • H04H40/18Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for receiving
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H2201/00Aspects of broadcast communication
    • H04H2201/10Aspects of broadcast communication characterised by the type of broadcast system
    • H04H2201/18Aspects of broadcast communication characterised by the type of broadcast system in band on channel [IBOC]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

【課題】アナログラジオ放送波の音声信号からデジタルラジオ放送波の音声信号に、聴感上違和感なく切り替える。【解決手段】本開示に係る復調装置は、アナログ音声復調部と、デジタル音声復調部と、選択部と、ノイズ付加部とを備える。アナログ音声復調部は、アナログラジオ放送波の受信信号を復調してアナログ音声信号を出力する。デジタル音声復調部は、アナログラジオ放送波と同一音声信号を含み、アナログラジオ放送波と同時放送されたデジタルラジオ放送波の受信信号を復調してデジタル音声信号を出力する。選択部は、アナログ音声信号またはデジタル音声信号の何れかを出力音声信号として選択する。ノイズ付加部は、出力音声信号としてアナログ音声信号を選択している状態から出力音声信号としてデジタル音声信号を選択している状態に切り替える切替期間において、デジタル音声信号にノイズを付加する。【選択図】図1

Description

本開示は、復調装置、受信装置および復調方法に関する。
北米における地上ラジオ放送は、HDラジオと呼ばれ、IBOC(In-Band On-Channel)方式が採用されている。IBOC規格では、音声信号がAM(Amplitude Modulation)変調またはFM(Frequency Modulation)変調されたアナログラジオ放送波と、音声信号がOFDM(Orthogonal frequency Division Multiplexing)変調されたデジタルラジオ放送波とを送信する。IBOC規格では、アナログラジオ放送波の両側の周波数帯域にデジタルラジオ放送波が送信される。従って、IBOC規格において、ラジオ受信装置は、1つの周波数の電波を受信することにより、同時にアナログラジオ放送波およびデジタルラジオ放送波を受信することができる。
また、IBOC規格では、同一の周波数帯域に送信されるアナログラジオ放送波およびデジタルラジオ放送波に、同一の音声信号が含まれる。従って、ラジオ受信装置は、受信状況が良い場合、デジタルラジオ放送波の音声信号を復調して出力し、受信状況が悪い場合、アナログラジオ放送波の音声信号を復調して出力することができる。
国際公開第2011/102144号
ところで、受信状況が悪い状態から受信状況が良い状態に変わった場合、ラジオ受信装置は、出力する音声信号を、アナログラジオ放送波の音声信号からデジタルラジオ放送波の音声信号に切り替える。これにより、ラジオ受信装置は、受信状況に応じた適切な品質の音声信号を出力することができる。
しかし、アナログラジオ放送波の音声信号の品質と、デジタルラジオ放送波の音声信号の品質とは、大幅に異なる。このため、アナログラジオ放送波の音声信号からデジタルラジオ放送波の音声信号に切り替えたタイミングにおいて、ラジオ受信装置によって出力される音声信号の品質が急激に良くなってしまい、ユーザに聴感上大きな違和感を与えてしまう。
本開示は、アナログラジオ放送波の音声信号からデジタルラジオ放送波の音声信号に、聴感上違和感なく切り替えることができる復調装置、受信装置および復調方法を提供する。
本開示に係る復調装置は、アナログ音声復調部と、デジタル音声復調部と、選択部と、ノイズ付加部とを備える。前記アナログ音声復調部は、アナログラジオ放送波の受信信号を復調してアナログ音声信号を出力する。前記デジタル音声復調部は、前記アナログラジオ放送波と同一音声信号を含み、前記アナログラジオ放送波と同時放送されたデジタルラジオ放送波の受信信号を復調してデジタル音声信号を出力する。前記選択部は、前記アナログ音声信号または前記デジタル音声信号の何れかを出力音声信号として選択する。前記ノイズ付加部は、前記出力音声信号として前記アナログ音声信号を選択している状態から前記出力音声信号として前記デジタル音声信号を選択している状態に切り替える切替期間において、前記デジタル音声信号にノイズを付加する。
本開示に係る復調装置、受信装置および復調方法によれば、アナログラジオ放送波の音声信号からデジタルラジオ放送波の音声信号に、聴感上違和感なく切り替えることができる。
図1は、実施形態に係る受信装置の構成を示す図である。 図2は、切替期間における、出力音声信号に含まれるアナログ音声信号およびデジタル音声信号の比率を示す図である。 図3は、切替期間前、切替期間および切替期間の後における、出力音声信号のS/N比を示す図である。 図4は、ノイズ付加部の構成の一例を示す図である。 図5は、アナログラジオ放送波の受信電界強度に対するデジタル音声信号に付加するノイズの減衰量を示す図である。 図6は、合成信号における、ノイズが加算されていないデジタル音声信号と、ノイズが加算されたデジタル音声信号との割合を示す図である。 図7は、第1変形例に係るノイズ付加部の構成を示す図である。 図8は、第2変形例に係るノイズ付加部の構成を示す図である。 図9は、第3変形例に係るノイズ付加部の構成を示す図である。 図10は、第4変形例に係る受信装置の構成を示す図である。 図11は、第5変形例における、逆方向切替期間の出力音声信号に含まれるアナログ音声信号およびデジタル音声信号の比率を示す図である。 図12は、第5変形例における、逆方向切替期間前、逆方向切替期間および逆方向切替期間の後の出力音声信号のS/N比を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る受信装置10の実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係る受信装置10の構成を示す図である。受信装置10は、地上アナログラジオ放送波および地上デジタルラジオ放送波を受信および復調して、音声信号を出力する。本実施形態において、アナログラジオ放送波およびデジタルラジオ放送波は、同一音声信号を含み、同時放送(サイマル放送)される。
アナログラジオ放送波は、音声信号がAM変調またはFM変調されている。デジタルラジオ放送波は、音声信号がOFDM変調されている。本実施形態において、アナログラジオ放送波およびデジタルラジオ放送波は、北米におけるHDラジオに採用されているIBOC規格の放送波である。従って、本実施形態においては、デジタルラジオ放送波は、アナログラジオ放送波の両側の周波数帯域に送信されている。なお、アナログラジオ放送波およびデジタルラジオ放送波は、IBOC規格の放送波でなくてもよく、後述の変形例に示すように異なる周波数帯域に変調されていてもよい。
受信装置10は、アンテナ22と、受信部24と、アナログ音声復調部26と、デジタル音声復調部28と、選択部30と、出力部32と、ノイズ付加部34と、制御部36とを備える。なお、受信装置10において、アナログ音声復調部26、デジタル音声復調部28、選択部30、出力部32、ノイズ付加部34および制御部36は、復調装置として機能する。復調装置は、受信部24と異なる半導体デバイス等に実装されてもよい。
アンテナ22は、地上に放射されたアナログラジオ放送波およびデジタルラジオ放送波を取得する。受信部24は、アンテナ22により取得されたアナログラジオ放送波およびデジタルラジオ放送波に変調された信号を受信する。受信部24は、アナログラジオ放送波の受信信号(例えば中間周波数信号)をアナログ音声復調部26に与える。また、受信部24は、デジタルラジオ放送波の受信信号(例えば中間周波数信号)をデジタル音声復調部28に与える。
さらに、受信部24は、アナログラジオ放送波の受信電界強度を測定する。受信部24は、測定したアナログラジオ放送波の受信電界強度を示す値をノイズ付加部34に与える。
アナログ音声復調部26は、アナログラジオ放送波の受信信号を復調して、アナログ音声信号を出力する。例えば、アナログ音声復調部26は、アナログラジオ放送波の受信信号をAM復調またはFM復調して、アナログ音声信号を出力する。本実施形態において、アナログ音声信号は、アナログラジオ放送波の受信信号を復調して得られた音声を表すデジタルデータである。アナログ音声信号は、アナログのオーディオ信号であってもよい。アナログ音声復調部26から出力されたアナログ音声信号は、選択部30に供給される。
また、アナログ音声復調部26は、アナログラジオ放送波の受信信号のS/N比(Signal to Noise Ratio)、アナログラジオ放送波の受信信号のC/N比(Carrier to Noise Ratio)、および、アナログラジオ放送波に含まれるマルチパスの信号成分の量を表すマルチパス検出値を算出する。
例えば、アナログ音声復調部26は、復調した信号レベルとノイズレベルとを比較して、S/N比を算出する。例えば、アナログ音声復調部26は、受信部24から受け取った中間周波数信号の信号スペクトルに基づきC/N比を算出する。また、例えば、アナログ音声復調部26は、アナログ音声信号が含まれる周波数の信号成分と、この信号成分の両脇の周波数に含まれるノイズ量とに基づき、C/N比を算出する。なお、アナログラジオ放送波の場合、C/N比とS/N比との間に相関関係があるので、C/N比に基づきS/N比を推定することができる。また、アナログラジオ放送波にマルチパスが含まれると、FM変調のベースバンド信号の高周波成分のノイズが大きくなる。従って、アナログ音声復調部26は、例えば、FM変調のベースバンド信号の高周波成分のノイズ量を、マルチパス検出値として算出する。
デジタル音声復調部28は、デジタルラジオ放送波の受信信号を復調して、デジタル音声信号を出力する。例えば、デジタル音声復調部28は、デジタルラジオ放送波の受信信号をOFDM復調して、デジタル音声信号を出力する。なお、本実施形態において、デジタル音声信号は、デジタルラジオ放送波の受信信号を復調して得られた音声を表すデジタルデータである。デジタル音声信号は、アナログのオーディオ信号であってもよい。デジタル音声復調部28から出力されたデジタル音声信号は、ノイズ付加部34を介して、選択部30に供給される。また、デジタル音声復調部28は、デジタルラジオ放送波の受信信号のC/N比を算出してもよい。例えば、デジタル音声復調部28は、OFDM復調して得られたデータをビタビ復号した場合におけるエラーレートをC/N比として算出する。なお、アナログ音声復調部26およびデジタル音声復調部28は、一方がC/N比を算出してもよいし、両方が共にC/N比を算出してもよい。
選択部30は、アナログ音声信号をアナログ音声復調部26から受け取る。また、選択部30は、デジタル音声信号を、デジタル音声復調部28からノイズ付加部34を介して受け取る。選択部30は、アナログ音声信号またはデジタル音声信号の何れかを選択し、選択した音声信号を出力音声信号として後段の出力部32に出力する。
選択部30は、制御部36により指定されたタイミングで、アナログ音声信号を出力音声信号として選択している状態から、デジタル音声信号を出力音声信号として選択している状態に切り替える。例えば、選択部30は、受信状況が悪い状態から良い状態に切り替わった場合、アナログ音声信号からデジタル音声信号に切り替える。なお、選択部30は、アナログ音声信号からデジタル音声信号へ切り換える場合に、所定の切替期間(例えば、1秒程度)を費やしてスムーズに切り替えをする。例えば、選択部30は、切替期間において、アナログ音声信号のレベルを時間の経過とともに減少させ、且つ、デジタル音声信号のレベルを時間の経過とともに増加させる。
出力部32は、選択部30から出力された出力音声信号を外部の装置に送信する。例えば、出力部32は、出力音声信号を所定のデジタル通信経路を介して他の装置に送信する。また、例えば、出力部32は、出力音声信号をアナログのオーディオ信号に変換して、例えば、スピーカを駆動する増幅装置に送信してもよい。
ノイズ付加部34は、選択部30が出力音声信号としてアナログ音声信号を選択している状態から出力音声信号としてデジタル音声信号を選択している状態に切り替える切替期間において、デジタル音声復調部28から出力されたデジタル音声信号にノイズを付加する。ノイズ付加部34は、切替期間において、アナログ音声信号に含まれるノイズの量に応じた量のノイズをデジタル音声信号に付加する。
例えば、ノイズ付加部34は、S/N比がアナログ音声信号の同一となる量のノイズを、デジタル音声信号に付加する。例えば、ノイズ付加部34は、切替期間において、アナログラジオ放送波の受信電界強度に応じた量のノイズをデジタル音声信号に付加する。また、例えば、ノイズ付加部34は、切替期間において、アナログラジオ放送波の受信信号のS/N比に応じた量のノイズをデジタル音声信号に付加する。また、例えば、ノイズ付加部34は、切替期間において、アナログラジオ放送波の受信信号のC/N比に応じた量のノイズをデジタル音声信号に付加する。また、例えば、ノイズ付加部34は、切替期間において、デジタルラジオ放送波の受信信号のC/N比に応じた量のノイズをデジタル音声信号に付加する。なお、ノイズ付加部34は、アナログラジオ放送波の受信信号のC/N比およびデジタルラジオ放送波の受信信号のC/N比の両者が算出されている場合、両者の値に応じてノイズを付加してもよいし、何れか一方の値に応じてノイズを付加してもよい。また、例えば、ノイズ付加部34は、切替期間において、アナログラジオ放送波のマルチパス検出値に応じた量のノイズをデジタル音声信号に付加する。
さらに、ノイズ付加部34は、切替期間の後に、デジタル音声信号に付加するノイズの量を時間の経過とともに減少させる。例えば、ノイズ付加部34は、所定時間毎にノイズを予め定められた振幅量減衰させる。また、例えば、ノイズ付加部34は、ノイズをリニアに減衰させてもよいし、ノイズを段階的に減衰させてもよい。そして、ノイズ付加部34は、切替期間から予め定められた期間が経過したタイミング(付加終了タイミングt)において、デジタル音声信号に付加するノイズの量を0とする。そして、ノイズ付加部34は、付加終了タイミングt以後においては、デジタル音声信号にノイズを付加しない。
制御部36は、受信装置10に含まれる各部を制御する。例えば、制御部36は、選択部30によるデジタル音声信号とアナログ音声信号との切り替えタイミングを制御する。また、例えば、制御部36は、ノイズ付加部34によるノイズを付加するタイミングを制御する。
図2は、切替期間における、出力音声信号に含まれるアナログ音声信号およびデジタル音声信号の比率を示す図である。選択部30は、受信状況が悪い状態から良い状態に切り替わった場合、例えば1秒程度の切替期間において、アナログ音声信号を出力音声信号として選択している状態から、デジタル音声信号を出力音声信号として選択している状態に切り替える。例えば、選択部30は、デジタルラジオ放送波の受信信号からデジタル音声信号を復調することができない受信状況から、デジタル音声信号を復調可能な受信状況に切り替わった場合、出力音声信号としてアナログ音声信号を選択している状態から出力音声信号としてデジタル音声信号を選択している状態に切り替える。
この際、切替開始タイミングtから切替終了タイミングtまでの間に、選択部30は、出力音声信号に含まれるアナログ音声信号の割合を100%から0%まで時間の経過とともに減少させる。例えば、選択部30は、所定時間毎にアナログ音声信号を予め定められた振幅量減衰させる。また、例えば、選択部30は、アナログ音声信号をリニアに減衰させてもよいし、アナログ音声信号を段階的に減衰させてもよい。反対に、切替開始タイミングtから切替終了タイミングtまでの間に、選択部30は、出力音声信号に含まれるデジタル音声信号の割合を0%から100%まで時間の経過とともに増加させる。例えば、選択部30は、所定時間毎にデジタル音声信号を予め定められた振幅量増加させる。また、例えば、選択部30は、デジタル音声信号をリニアに増加させてもよいし、デジタル音声信号を段階的に増加させてもよい。これにより、選択部30は、アナログ音声信号からデジタル音声信号にスムーズに切り替えをすることができる。
図3は、切替期間前、切替期間および切替期間の後における、出力音声信号のS/N比を示す図である。ノイズ付加部34は、切替期間において、デジタル音声復調部28から出力されたデジタル音声信号に、アナログ音声信号に含まれるノイズの量と同等の量のノイズを付加する。デジタル音声信号は、アナログ音声信号よりもS/N比が良い。しかし、ノイズ付加部34がこのようなノイズを付加することにより、デジタル音声信号は、アナログ音声信号と同等のS/N比となる。
さらに、切替期間の後、ノイズ付加部34は、デジタル音声信号に付加するノイズの量を時間の経過とともに減少させる。そして、ノイズ付加部34は、切替期間から予め定められた期間経過後における付加終了タイミングt(例えば、切替終了タイミングtから5秒から10秒程度経過したタイミング)において、デジタル音声信号に付加するノイズの量を0とする。
これにより、受信装置10は、アナログ音声信号からデジタル音声信号に切り替える場合に、受信装置10が出力する音声信号の品質が急に良くなってしまうことを無くすことができる。従って、受信装置10は、アナログ音声信号からデジタル音声信号に、聴感上違和感なく切り替えることができる。そして、受信装置10は、切替期間から所定時間が経過した後には、高品質のデジタル音声信号を出力することができる。
図4は、ノイズ付加部34の構成の一例を示す図である。例えば、ノイズ付加部34は、第1フィルタ42と、ノイズ発生部44と、第2フィルタ46と、設定部48と、ゲイン調整部50と、ノイズ加算部52と、合成部54とを有する。
第1フィルタ42は、デジタル音声復調部28から出力されたデジタル音声信号を取得する。第1フィルタ42は、取得したデジタル音声信号の信号帯域を狭める。例えば、第1フィルタ42は、アナログ音声信号の信号帯域と同等の信号帯域となるように、デジタル音声信号の信号帯域を狭める。これにより、第1フィルタ42は、デジタル音声信号をアナログ音声信号と同等の信号帯域にして、切り替え時における品質に違いにより生じる違和感を無くすことができる。
ノイズ発生部44は、ノイズを発生する。本実施形態においては、ノイズ発生部44は、ホワイトノイズを発生する。例えば、ノイズ発生部44は、デジタルシグナルプロセッサ等により実現され、ホワイトノイズを表すデータ列を出力する。
第2フィルタ46は、ノイズ発生部44から出力されたノイズをフィルタリングする。例えば、第2フィルタ46は、アナログ音声信号に含まれるノイズの周波数特性と同等の特性となるように、ホワイトノイズをフィルタリングする。
設定部48は、デジタル音声信号に付加するノイズの減衰量を設定する。例えば、設定部48は、アナログラジオ放送波の受信電界強度、アナログラジオ放送波の受信信号のS/N比、アナログラジオ放送波の受信信号のC/N比およびアナログラジオ放送波のマルチパス検出値のうちの少なくとも1つに基づき、減衰量を設定する。
ゲイン調整部50は、第2フィルタ46から出力されたノイズのゲインを、設定部48により設定された減衰量に基づき調整する。例えば、ゲイン調整部50は、第2フィルタ46から出力されたノイズに、設定された減衰量を乗じて、ノイズのゲインを調整する。
ノイズ加算部52は、第1フィルタ42により帯域が狭められたデジタル音声信号に、ゲイン調整部50によりゲインが調整されたノイズを加算する。
合成部54は、デジタル音声復調部28から出力されたデジタル音声信号(ノイズが加算されていないデジタル音声信号)と、ノイズ加算部52から出力されたデジタル音声信号(ノイズが加算されたデジタル音声信号)とを受け取る。合成部54は、制御部36による制御に応じて、デジタル音声復調部28から出力されたデジタル音声信号と、ノイズ加算部52から出力されたデジタル音声信号とを合成する。そして、合成部54は、合成信号を、ノイズが付加されたデジタル音声信号として選択部30へと出力する。
図5は、アナログラジオ放送波の受信電界強度に対するデジタル音声信号に付加するノイズの減衰量を示す図である。
例えば、設定部48は、図5に示すように、アナログラジオ放送波の受信電界強度に対するノイズの減衰量を示したテーブル等を記憶しておく。そして、設定部48は、受信部24から取得した受信電界強度に対応する減衰量を、テーブルから特定する。これにより、ノイズ付加部34は、切替期間において、アナログラジオ放送波の受信電界強度に応じた量のノイズをデジタル音声信号に付加することができる。
なお、ノイズの減衰量は、受信電界強度が大きくなる程、大きくなっている。つまり、デジタル音声信号に付加されるノイズは、アナログラジオ放送波の受信電界強度が大きい程、小さい。また、図5に示すように、アナログ音声信号に含まれるノイズの量は、受信電界強度に対してリニアな関係となっていない場合もある。従って、テーブルに格納されるノイズ減衰量は、受信電界強度に対してリニアな関係でなくてもよい。
また、設定部48は、アナログラジオ放送波の受信信号のS/N比に対するノイズの減衰量を示したテーブル等を記憶しておいてもよい。この場合、設定部48は、アナログ音声復調部26から取得したアナログラジオ放送波の受信信号のS/N比に対応する減衰量を、テーブルから特定する。これにより、ノイズ付加部34は、切替期間において、アナログラジオ放送波の受信信号のS/N比に応じた量のノイズをデジタル音声信号に付加することができる。
なお、ノイズの減衰量は、S/N比が大きくなる程、大きくなっている。つまり、デジタル音声信号に付加されるノイズは、アナログラジオ放送波の受信信号のS/N比が大きい程、小さい。
また、設定部48は、アナログラジオ放送波の受信信号のC/N比に対するノイズの減衰量を示したテーブル等を記憶しておいてもよい。この場合、設定部48は、アナログ音声復調部26から取得したアナログラジオ放送波の受信信号のC/N比に対応する減衰量を、テーブルから特定する。これにより、ノイズ付加部34は、切替期間において、アナログラジオ放送波の受信信号のC/N比に応じた量のノイズをデジタル音声信号に付加することができる。
なお、ノイズの減衰量は、C/N比が大きくなる程、大きくなっている。つまり、デジタル音声信号に付加されるノイズは、アナログラジオ放送波の受信信号のC/N比が大きい程、小さい。
また、設定部48は、アナログラジオ放送波のマルチパス検出値に対するノイズの減衰量を示したテーブル等を記憶しておいてもよい。この場合、設定部48は、アナログ音声復調部26から取得したアナログラジオ放送波のマルチパス検出値に対応する減衰量を、テーブルから特定する。これにより、ノイズ付加部34は、切替期間において、アナログラジオ放送波のマルチパス検出値に応じた量のノイズをデジタル音声信号に付加することができる。
なお、ノイズの減衰量は、マルチパス検出値が大きくなる程、小さくなっている。つまり、デジタル音声信号に付加されるノイズは、アナログラジオ放送波のマルチパス検出値が大きい程、大きい。
図6は、合成信号における、ノイズが加算されていないデジタル音声信号と、ノイズが加算されたデジタル音声信号との割合を示す図である。
合成部54は、切替期間(t〜t)において、合成信号に含まれるノイズ加算部52から出力されたデジタル音声信号の成分を100%とし、合成信号に含まれるデジタル音声復調部28から出力されたデジタル音声信号の成分を0%とする。すなわち、合成部54は、切替期間において、ノイズ加算部52から出力されたデジタル音声信号(ノイズが加算されたデジタル音声信号)を、合成信号として出力する。
続いて、合成部54は、切替期間の後から付加終了タイミングtまでの間において(t〜t)、合成信号に含まれるデジタル音声復調部28から出力されたデジタル音声信号の成分を時間の経過とともに増加させる。これとともに、合成部54は、切替期間の後から付加終了タイミングtまでの間において(t〜t)、合成信号に含まれるノイズ加算部52から出力されたデジタル音声信号の成分を時間の経過とともに減少させる。
そして、合成部54は、付加終了タイミングtにおいて、合成信号に含まれるノイズ加算部52から出力されたデジタル音声信号の成分を0%とし、合成信号に含まれるデジタル音声復調部28から出力されたデジタル音声信号の成分を100%とする。つまり、合成部54は、付加終了タイミングt以後において、ノイズが加算されていないデジタル音声信号を、合成信号として出力する。
これにより、ノイズ付加部34は、切替期間において、デジタル音声復調部28から出力されたデジタル音声信号にノイズを付加することができる。さらに、ノイズ付加部34は、切替期間の後に、デジタル音声信号に付加するノイズの量を時間の経過とともに減少させることができる。そして、ノイズ付加部34は、付加終了タイミングt以後において、デジタル音声信号に付加するノイズの量を0とすることができる。
以上のように、本実施形態に係る受信装置10は、出力する音声信号を、アナログ音声信号からデジタル音声信号に切り替える場合に、デジタル音声信号のS/N比をアナログ音声信号のS/N比と同等にする。これにより、本実施形態に係る受信装置10は、アナログ音声信号からデジタル音声信号に、聴感上違和感なく切り替えることができる。
さらに、本実施形態に係る受信装置10は、切り替え後に、デジタル音声信号のS/N比を時間の経過とともに大きくする。これにより、本実施形態に係る受信装置10は、視聴上スムーズに音声信号の品質を向上させることができる。
(変形例)
つぎに、本実施形態に係る受信装置10の複数の変形例について説明をする。各変形例に係る受信装置10は、図1から図6を参照して説明した構成と略同一であるので、相違点を除き詳細な説明を省略する。
図7は、第1変形例に係るノイズ付加部34の構成を示す図である。第1変形例に係るノイズ付加部34は、特性調整部62をさらに有する。第1変形例において、第2フィルタ46は、フィルタ特性を外部からの設定値に応じて変化させることができる。
特性調整部62は、アナログ音声信号に含まれるノイズの量に応じて、ホワイトノイズをフィルタリングする第2フィルタ46の特性を変更する。例えば、特性調整部62は、アナログラジオ放送波の受信電界強度、アナログラジオ放送波の受信信号のS/N比、アナログラジオ放送波の受信信号のC/N比、および、アナログラジオ放送波のマルチパス検出値の少なくとも1つに応じて、第2フィルタ46の特性を変更する。これにより、ノイズ付加部34は、アナログ音声信号に含まれるノイズの量に応じて、ホワイトノイズをフィルタリングするフィルタの特性を変更することができる。
アナログ音声信号に含まれるノイズの周波数特性は、ノイズのゲイン(例えば、アナログ音声信号のS/N比)によって変化する。従って、アナログ音声信号に含まれるノイズの量に応じて第2フィルタ46の特性を変更することにより、ノイズ付加部34は、アナログ音声信号に含まれるノイズと近似した周波数特性のノイズをデジタル音声信号に加えることができる。これにより、第1変形例に係る受信装置10は、出力する音声信号を、アナログ音声信号からデジタル音声信号により違和感なく切り替えることができる。
図8は、第2変形例に係るノイズ付加部34の構成を示す図である。第2変形例に係るノイズ付加部34は、切替部64をさらに有する。
切替部64は、制御部36による制御に応じて、アナログ音声復調部26から出力されたアナログ音声信号を第2フィルタ46に与えるか、ノイズ発生部44から出力されたノイズを第2フィルタ46に与えるかを切り替える。アナログ音声信号が与えられた場合、第2フィルタ46は、アナログ音声信号における音声成分をカットして、高域成分を通過する。これにより、ノイズ付加部34は、アナログ音声信号における高域成分を、ノイズとして、デジタル音声信号に付加することができる。
このようにアナログ音声信号における高域成分をノイズとしてデジタル音声信号に付加することにより、ノイズ付加部34は、デジタル音声信号を現実のアナログ音声信号に近づけることができる。従って、第2変形例に係る受信装置10は、出力する音声信号を、アナログ音声信号からデジタル音声信号により違和感なく切り替えることができる。
図9は、第3変形例に係るノイズ付加部34の構成を示す図である。第3変形例に係るノイズ付加部34は、粒度調整部66をさらに有する。
第3変形例において、ノイズ発生部44は、発生するノイズの粒度を外部からの設定値に応じて変化させることができる。すなわち、ノイズ発生部44は、発生するノイズの粗さを変化させることができる。例えば、ノイズ発生部44は、粒度を大きく(ノイズを粗く)する場合、ホワイトノイズを表す信号の周期を長くし、粒度を小さく(ノイズを細かく)する場合、ホワイトノイズを表す信号の周期を短くする。
粒度調整部66は、アナログ音声信号に含まれるノイズの量に応じて、ノイズ発生部44が発生するホワイトノイズの粒度を変更する。例えば、粒度調整部66は、アナログラジオ放送波の受信電界強度、アナログラジオ放送波の受信信号のS/N比、アナログラジオ放送波の受信信号のC/N比、および、アナログラジオ放送波のマルチパス検出値の少なくとも1つに応じて、ホワイトノイズの粒度を変更する。これにより、ノイズ付加部34は、アナログ音声信号に含まれるノイズの量に応じて、ホワイトノイズの粒度を変更することができる。
アナログ音声信号に含まれるノイズの粒度は、ノイズのゲインによって変化する。例えば、ノイズのゲインが大きい場合、ノイズの粒度も大きくなる。従って、アナログ音声信号に含まれるノイズの量に応じてホワイトノイズの粒度を変更することにより、ノイズ付加部34は、アナログ音声信号に含まれるノイズと近似した周波数特性のノイズをデジタル音声信号に加えることができる。これにより、第3変形例に係る受信装置10は、出力する音声信号を、アナログ音声信号からデジタル音声信号により違和感なく切り替えることができる。
図10は、第4変形例に係る受信装置10の構成を示す図である。第4変形例に係る受信装置10は、アンテナ22および受信部24に代えて、アナログ信号アンテナ72と、アナログ信号受信部74と、デジタル信号アンテナ76と、デジタル信号受信部78とを備える。
アナログ信号アンテナ72は、地上に放射されたアナログラジオ放送波を取得する。アナログ信号受信部74は、アナログ信号アンテナ72により取得されたアナログラジオ放送波に変調された信号を受信する。アナログ信号受信部74は、アナログラジオ放送波の受信信号(例えば中間周波数信号)をアナログ音声復調部26に与える。さらに、アナログ信号受信部74は、アナログラジオ放送波の受信電界強度を測定する。アナログ信号受信部74は、測定したアナログラジオ放送波の受信電界強度を示す値をノイズ付加部34に与える。
デジタル信号アンテナ76は、地上に放射されたデジタルラジオ放送波を取得する。デジタル信号受信部78は、デジタル信号アンテナ76により取得されたデジタルラジオ放送波に変調された信号を受信する。デジタル信号受信部78は、デジタルラジオ放送波の受信信号(例えば中間周波数信号)をデジタル音声復調部28に与える。
アナログラジオ放送波およびデジタルラジオ放送波は、異なる周波数帯域に変調されていてもよい。第4変形例に係る受信装置10は、異なる周波数帯域にアナログラジオ放送波およびデジタルラジオ放送波が変調されている場合であっても、アナログ音声信号からデジタル音声信号に、聴感上違和感なく切り替えることができる。そして、第4変形例に係る受信装置10は、切り替え完了後において、視聴上スムーズに音声信号の品質を向上させることができる。
図11は、第5変形例における、逆方向切替期間の出力音声信号に含まれるアナログ音声信号およびデジタル音声信号の比率を示す図である。第5変形例において、受信装置10は、出力音声信号としてデジタル音声信号を選択している状態から、出力音声信号としてアナログ音声信号を選択している状態に切り替える逆方向切替期間において、デジタル音声信号にノイズを付加する。
選択部30は、受信状況が良い状態から悪い状態に切り替わった場合、例えば1秒程度の逆方向切替期間において、デジタル音声信号を出力音声信号として選択している状態から、アナログ音声信号を出力音声信号として選択している状態に切り替える。例えば、選択部30は、デジタルラジオ放送波の受信信号からデジタル音声信号を復調することができている受信状況から、デジタル音声信号を復調できない受信状況に切り替わった場合、出力音声信号としてデジタル音声信号を選択している状態から出力音声信号としてアナログ音声信号を選択している状態に切り替える。
この際、切替開始タイミングtから切替終了タイミングtまでの間に、選択部30は、出力音声信号に含まれるデジタル音声信号の割合を100%から0%まで時間の経過とともに減少させる。例えば、選択部30は、所定時間毎にデジタル音声信号を予め定められた振幅量減衰させる。また、例えば、選択部30は、デジタル音声信号をリニアに減衰させてもよいし、デジタル音声信号を段階的に減衰させてもよい。反対に、切替開始タイミングtから切替終了タイミングtまでの間に、選択部30は、出力音声信号に含まれるアナログ音声信号の割合を0%から100%まで時間の経過とともに増加させる。例えば、選択部30は、所定時間毎にアナログ音声信号を予め定められた振幅量増加させる。また、例えば、選択部30は、アナログ音声信号をリニアに増加させてもよいし、アナログ音声信号を段階的に増加させてもよい。これにより、選択部30は、デジタル音声信号からアナログ音声信号にスムーズに切り替えをすることができる。
図12は、第5変形例における、逆方向切替期間前、逆方向切替期間および逆方向切替期間の後の出力音声信号のS/N比を示す図である。ノイズ付加部34は、逆方向切替期間において、デジタル音声復調部28から出力されたデジタル音声信号に、アナログ音声信号に含まれるノイズの量と同等の量のノイズを付加する。
また、ノイズ付加部34は、逆方向切替期間より予め定められた期間前のタイミング(付加開始タイミングt(例えば、切替開始タイミングtから5秒から10秒程度前のタイミング))から、デジタル音声信号に対するノイズの付加を開始する。ノイズ付加部34は、付加開始タイミングtにおいて付加するノイズ量を0とし、付加開始タイミングtの後、付加するノイズ量を時間の経過とともに増加させる。そして、ノイズ付加部34は、切替開始タイミングtにおいて、デジタル音声信号に付加するノイズの量を、アナログ音声信号に含まれるノイズの量と同等の量とする。
このような本変形例に係る受信装置10は、デジタル音声信号からアナログ音声信号に切り替える場合に、受信装置10が出力する音声信号の品質が急に悪くなってしまうことを無くすことができる。従って、受信装置10は、デジタル音声信号からアナログ音声信号に、聴感上違和感なく切り替えることができる。そして、受信装置10は、逆方向切替期間が経過した後には、アナログ音声信号を出力することができる。
なお、本変形例において、アナログ音声復調部26およびデジタル音声復調部28のそれぞれは、出力段にバッファを有する。これにより、デジタル音声復調部28は、デジタル音声信号を復調できない受信状況になった後にも、一定期間、デジタル音声信号を出力し続けることができる。従って、ノイズ付加部34は、逆方向切替期間より予め定められた期間前のタイミングからノイズを付加することができる。また、アナログ音声復調部26は、デジタル音声信号に時間同期したアナログ音声信号を出力することができる。従って、選択部30は、アナログ音声信号と、ノイズを付加したデジタル音声信号とを時刻のずれなく切り替えることができる。
本発明の実施形態および変形例を説明したが、これらの実施形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 受信装置、22 アンテナ、24 受信部、26 アナログ音声復調部、28 デジタル音声復調部、30 選択部、32 出力部、34 ノイズ付加部、36 制御部、62 特性調整部、64 切替部、66 粒度調整部

Claims (15)

  1. アナログラジオ放送波の受信信号を復調してアナログ音声信号を出力するアナログ音声復調部と、
    前記アナログラジオ放送波と同一音声信号を含み、前記アナログラジオ放送波と同時放送されたデジタルラジオ放送波の受信信号を復調してデジタル音声信号を出力するデジタル音声復調部と、
    前記アナログ音声信号または前記デジタル音声信号の何れかを出力音声信号として選択する選択部と、
    前記出力音声信号として前記アナログ音声信号を選択している状態から前記出力音声信号として前記デジタル音声信号を選択している状態に切り替える切替期間において、前記デジタル音声信号にノイズを付加するノイズ付加部と、
    を備える復調装置。
  2. 前記ノイズ付加部は、前記切替期間の後に、前記デジタル音声信号に付加するノイズの量を時間の経過とともに減少させる
    請求項1に記載の復調装置。
  3. 前記ノイズ付加部は、前記切替期間において、前記アナログ音声信号に含まれるノイズの量に応じた量のノイズを前記デジタル音声信号に付加する
    請求項1または2に記載の復調装置。
  4. 前記ノイズ付加部は、前記切替期間から予め定められた期間が経過したタイミングにおいて、前記デジタル音声信号に付加するノイズの量を0とする
    請求項3に記載の復調装置。
  5. 前記選択部は、前記デジタルラジオ放送波の受信信号から前記デジタル音声信号を復調することができない受信状況から、前記デジタル音声信号を復調可能な受信状況に切り替わった場合、前記出力音声信号として前記アナログ音声信号を選択している状態から前記出力音声信号として前記デジタル音声信号を選択している状態に切り替える
    請求項1から4の何れか1項に記載の復調装置。
  6. 前記ノイズ付加部は、前記切替期間において、前記アナログラジオ放送波の受信電界強度に応じた量のノイズを前記デジタル音声信号に付加する
    請求項2から5の何れか1項に記載の復調装置。
  7. 前記ノイズ付加部は、前記切替期間において、前記アナログラジオ放送波の受信信号のS/N比に応じた量のノイズを前記デジタル音声信号に付加する
    請求項2から5の何れか1項に記載の復調装置。
  8. 前記ノイズ付加部は、前記切替期間において、前記アナログラジオ放送波の受信信号のC/N比に応じた量のノイズを前記デジタル音声信号に付加する
    請求項2から5の何れか1項に記載の復調装置。
  9. 前記ノイズ付加部は、前記切替期間において、前記アナログラジオ放送波に含まれるマルチパスの信号成分の量に応じた量のノイズを、前記デジタル音声信号に付加する
    請求項2から5の何れか1項に記載の復調装置。
  10. 前記ノイズ付加部は、前記アナログ音声信号に含まれるノイズの周波数特性に応じてホワイトノイズをフィルタリングした信号を、ノイズとして前記デジタル音声信号に付加する
    請求項1から9の何れか1項に記載の復調装置。
  11. 前記ノイズ付加部は、前記アナログ音声信号に含まれるノイズの量に応じて、前記ホワイトノイズをフィルタリングするフィルタの特性を変更する
    請求項10に記載の復調装置。
  12. 前記ノイズ付加部は、前記アナログ音声信号における高域成分を、ノイズとして前記デジタル音声信号に付加する
    請求項1から9の何れか1項に記載の復調装置。
  13. 前記ノイズ付加部は、前記アナログ音声信号に含まれるノイズの量に応じて粒度を変更したホワイトノイズを、ノイズとして前記デジタル音声信号に付加する
    請求項1から9の何れか1項に記載の復調装置。
  14. 同一音声信号を含み、同時放送されたアナログラジオ放送波およびデジタルラジオ放送波を取得するアンテナと、
    前記アンテナにより取得された前記アナログラジオ放送波および前記デジタルラジオ放送波に変調された信号を受信する受信部と、
    前記アナログラジオ放送波の受信信号を復調してアナログ音声信号を出力するアナログ音声復調部と、
    前記デジタルラジオ放送波の受信信号を復調してデジタル音声信号を出力するデジタル音声復調部と、
    前記アナログ音声信号または前記デジタル音声信号の何れかを出力音声信号として選択する選択部と、
    前記出力音声信号として前記アナログ音声信号を選択している状態から前記出力音声信号として前記デジタル音声信号を選択している状態に切り替える切替期間において、前記デジタル音声信号にノイズを付加するノイズ付加部と、
    を備える受信装置。
  15. アナログラジオ放送波の受信信号を復調してアナログ音声信号を出力するアナログ音声復調部と、
    前記アナログラジオ放送波と同一音声信号を含み、前記アナログラジオ放送波と同時放送されたデジタルラジオ放送波の受信信号を復調してデジタル音声信号を出力するデジタル音声復調部と、
    前記アナログ音声信号または前記デジタル音声信号の何れかを出力音声信号として選択する選択部と、
    を備える復調装置において行われる復調方法であって、
    前記出力音声信号として前記アナログ音声信号を選択している状態から前記出力音声信号として前記デジタル音声信号を選択している状態に切り替える切替期間において、前記デジタル音声信号にノイズを付加する
    復調方法。
JP2018207697A 2018-11-02 2018-11-02 復調装置、受信装置および復調方法 Pending JP2020072463A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018207697A JP2020072463A (ja) 2018-11-02 2018-11-02 復調装置、受信装置および復調方法
US16/667,566 US10763912B2 (en) 2018-11-02 2019-10-29 Demodulation apparatus, reception apparatus, and demodulation method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018207697A JP2020072463A (ja) 2018-11-02 2018-11-02 復調装置、受信装置および復調方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020072463A true JP2020072463A (ja) 2020-05-07

Family

ID=70459210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018207697A Pending JP2020072463A (ja) 2018-11-02 2018-11-02 復調装置、受信装置および復調方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10763912B2 (ja)
JP (1) JP2020072463A (ja)

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3360399B2 (ja) * 1994-02-28 2002-12-24 ソニー株式会社 デジタル音声放送受信装置
JPH08139625A (ja) * 1994-11-15 1996-05-31 Uniden Corp アナログ・ディジタル両用受信機
US5809065A (en) * 1996-02-20 1998-09-15 Usa Digital Radio Partners, L.P. Method and apparatus for improving the quality of AM compatible digital broadcast system signals in the presence of distortion
DE60100337T2 (de) * 2001-07-11 2004-05-06 Sony International (Europe) Gmbh DRM/AM Simulcast
DE60203789T2 (de) * 2002-06-07 2006-03-09 Sony International (Europe) Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Empfang eines gleichzeitig in analoger und digitaler Modulation übertragenen Audiosignales, mit allmählicher Umblendung von digital auf analog bei schlechter Kanalgüte, um den Wechsel weniger wahrnehmbar zu machen
US7433425B1 (en) * 2003-11-10 2008-10-07 Marvell International Ltd. Adaptive signal tuning for digital radio receivers operating, in FM bands
US7546088B2 (en) * 2004-07-26 2009-06-09 Ibiquity Digital Corporation Method and apparatus for blending an audio signal in an in-band on-channel radio system
CN101682347B (zh) * 2007-05-30 2012-11-21 三菱电机株式会社 数字广播接收装置
JP4901994B2 (ja) * 2008-08-29 2012-03-21 三菱電機株式会社 ラジオ放送受信装置
US8064819B2 (en) * 2009-04-17 2011-11-22 Apple Inc. Seamless switching between radio and local media
US20120316663A1 (en) 2010-02-19 2012-12-13 Panasonic Corporation Radio broadcast reception device
US9252899B2 (en) * 2012-06-26 2016-02-02 Ibiquity Digital Corporation Adaptive bandwidth management of IBOC audio signals during blending
US9312972B2 (en) * 2013-05-31 2016-04-12 Silicon Laboratories Inc. Methods and systems for blending between analog and digital broadcast signals
EP3336842B1 (en) * 2016-12-19 2020-02-12 Nxp B.V. Denoising of analog audio signal based on corresponding digital audio signal

Also Published As

Publication number Publication date
US10763912B2 (en) 2020-09-01
US20200145040A1 (en) 2020-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1370016B1 (en) Method and apparatus for the reception of an audio signal transmitted both in analogue and in higher-quality digital modulation, gradually varying the mixing ratio from digital to analogue in case of poor channel conditions, so as to make the change less perceptible
CA2877627C (en) Adaptive bandwidth management of iboc audio signals during blending
JPH10313286A (ja) 受信装置
JP2006270824A (ja) ディジタル放送受信装置及びディジタル放送受信方法
TWI288565B (en) Integrated circuit for a mobile television receiver
WO2019161401A1 (en) Auto level in digital radio systems
EP1659707B1 (en) Apparatus and method for processing digital multimedia broadcast (DMB) signals
EP1158676B1 (en) Interference reducing circuit and television broadcasting receiver
JPWO2008050532A1 (ja) ダイバシティ受信装置及びダイバシティ受信方法
JP2006270825A (ja) 受信機及びディジタル放送受信方法
JP2020072463A (ja) 復調装置、受信装置および復調方法
JP2010136183A (ja) ラジオ受信装置
US11588564B2 (en) Receiving device
JP2003234667A (ja) 複数の局部発振周波数を用いる受信機のagc回路
US7705921B2 (en) Digital BTSC multi-channel TV sound decoder circuit, and decoder comprising same
JP2013093813A (ja) 車載用受信装置
CA2525848C (en) Method and simultaneous radio broadcast transmitter using a pre-filtering of the multi-carrier digital signal
JP2006109121A (ja) ラジオ放送受信機及びその制御方法
KR101047474B1 (ko) 디지털 튜너의 중간주파수 트랩회로
JP4658132B2 (ja) ダイバーシティ受信装置
KR100246916B1 (ko) 엔티에스씨 공동-채널 간섭 신호의 주파수 변조 음성 반송파를 억압하기 위한 중간 주파수 회로에 있어서 필터를 갖는 디지털 텔레비젼 수신기
JP2024005139A (ja) 無線受信機
JP2005260701A (ja) ダイバシティ受信装置及びダイバシティ受信方法
WO2004077690A2 (en) Noise cancellation system in an analog fm receiver
KR101108809B1 (ko) 휴대용 단말기를 이용한 에프엠 송신 시스템