JP2020072353A - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの意図に反してファクスの受信を拒否してしまう状況を極力回避できるようにするファクシミリ装置を提供する。【解決手段】通知ファクス番号と受信許可リストに登録されている受信許可ファクス番号とを照合して一致又は不一致を判定する第一の判定と、登録ファクス番号と受信許可リストに登録されている受信許可ファクス番号とを照合して一致又は不一致を判定する第二の判定とを行い、第一の判定及び第二の判定の少なくとも一方で一致と判定した場合には相手先のファクシミリ装置とのファクス通信を継続してファクスの受信を行う一方で、第一の判定及び第二の判定の両方で不一致と判定した場合には相手先のファクシミリ装置とのファクス通信を終了してファクスの受信を拒否する。【選択図】図8
Description
本発明は、ファクシミリ装置に関するものであり、例えば発信番号通知サービスに対応するファクシミリ装置に適用して好適なものである。
従来、発信番号通知サービスとして、ナンバーディスプレイが知られている。具体的に、ナンバーディスプレイでは、呼び出し信号の前に、ITU−T 勧告V.23に準拠した変調信号により発信元の電話番号(つまり電話をかけてきた相手の電話番号)を示す番号情報が公衆電話網から受信側の装置に送信されるようになっていて、ナンバーディスプレイに対応する受信側の装置では、公衆電話網から受信した番号情報に示されている電話番号(つまりナンバーディスプレイにより通知された相手の電話番号)を、例えば表示部に表示するようになっている。
また、ナンバーディスプレイに対応するファクシミリ装置として、あらかじめファクスの受信を許可する相手先の電話番号(つまりファクス番号)を受信許可リストに登録しておき、ナンバーディスプレイにより通知された相手先のファクス番号(これを通知ファクス番号と呼ぶ)と、受信許可リストに登録されているファクス番号(これを受信許可ファクス番号と呼ぶ)とを照合することで、特定の相手先以外からのファクスの受信を拒否できるようにした迷惑ファクス防止機能を備えるものが提案されている(例えば特許文献1参照)。尚、ファクスは、ファクシミリの略称であり、以降、適宜、この略称を使用する。
ところで、通常、相手先のファクシミリ装置からファクスを受信する前にナンバーディスプレイにより通知される通知ファクス番号と、この相手先のファクシミリ装置へファクスを送信する際に使用するファクス番号(以下、これを使用ファクス番号と呼ぶ)とは、同一のファクス番号であり、従来の迷惑ファクス防止機能は、相手先のファクシミリ装置の通知ファクス番号と使用ファクス番号とが、同一のファクス番号である場合に限り、有効に機能する。
ちなみに、ファクシミリ装置は、本体に自機のファクス番号(これを登録ファクス番号と呼ぶ)が登録されている。この登録ファクス番号は、通常、使用ファクス番号と同一のファクス番号であり、ファクシミリ装置間でファクス通信を行う際に遣り取りされるようにもなっている。
一方で、例えば構内交換機(PBX:Private Branch eXchange)に内線として収容されていて、発信専用のファクス番号を用いて発信するファクシミリ装置の場合、通知ファクス番号(つまり発信専用のファクス番号)と使用ファクス番号とが、違うファクス番号になる。
従来の迷惑ファクス防止機能を備えたファクシミリ装置では、相手先のファクシミリ装置の通知ファクス番号と使用ファクス番号とが異なる場合、ユーザがこのファクシミリ装置の使用ファクス番号を受信許可リストに登録して、このファクシミリ装置からのファクスの受信を許可しようとしても、このファクシミリ装置からファクスを受信する前に、受信許可リストに登録されている使用ファクス番号とは異なる通知ファクス番号が通知されてくることから、ファクスの受信を許可していないファクシミリ装置からのファクス受信であると認識して、このファクシミリ装置からのファクスの受信を拒否してしまう。
このように、従来の迷惑ファクス防止機能を備えたファクシミリ装置では、ユーザの意図に反してファクスの受信を拒否してしまうことがあるという問題を有していた。
本発明は以上の点を考慮したものであり、ユーザの意図に反してファクスの受信を拒否してしまう状況を極力回避できるようにしたファクシミリ装置を提案しようとするものである。
本発明は、ファクス通信前に、発信番号通知サービスにより通知される相手先のファクシミリ装置のファクス番号である通知ファクス番号を示す通知ファクス番号情報を受信し、前記ファクス通信時に、前記相手先のファクシミリ装置に登録されているファクス番号である登録ファクス番号を示す登録ファクス番号情報を受信する受信部と、前記相手先のファクシミリ装置とファクス通信を行う制御部と、ファクスの受信を許可するファクス番号である受信許可ファクス番号が登録された受信許可リストを記憶する記憶部とを備え、前記制御部は、前記受信部により受信された前記通知ファクス番号情報が示す前記通知ファクス番号と前記受信許可リストに登録されている前記受信許可ファクス番号とを照合して一致又は不一致を判定する第一の判定と、前記受信部により受信された前記登録ファクス番号情報が示す前記登録ファクス番号と前記受信許可リストに登録されている前記受信許可ファクス番号とを照合して一致又は不一致を判定する第二の判定とを行い、前記第一の判定及び前記第二の判定の少なくとも一方で一致と判定した場合には前記相手先のファクシミリ装置とのファクス通信を継続してファクスの受信を行う一方で、前記第一の判定及び前記第二の判定の両方で不一致と判定した場合には前記相手先のファクシミリ装置とのファクス通信を終了してファクスの受信を拒否するようにした。
これにより、相手先のファクシミリ装置が通知ファクス番号と使用ファクス番号とが異なるファクシミリ装置であったとしても、例えば、このファクシミリ装置の使用ファクス番号(登録ファクス番号と同一のファクス番号)が受信許可リストに登録されていれば、このファクシミリ装置からファクスの受信が可能となる。
本発明は、ユーザの意図に反してファクスの受信を拒否してしまう状況を極力回避できるようにしたファクシミリ装置を実現できる。
以下、発明を実施するための形態(以下、これを実施の形態と呼ぶ)について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.ファクシミリシステムの構成]
図1に、ファクシミリシステム1の構成の概略を示す。ファクシミリシステム1は、公衆電話網2を介して接続される複数のファクシミリ装置3(3A〜3D)で構成される。図1では、一例として、4台のファクシミリ装置3(3A〜3D)が公衆電話網2に接続されている。尚、ファクシミリ装置3Bについては、構内交換機であるPBX4に内線として収容されていて、このPBX4を介して公衆電話網2に接続されている。
図1に、ファクシミリシステム1の構成の概略を示す。ファクシミリシステム1は、公衆電話網2を介して接続される複数のファクシミリ装置3(3A〜3D)で構成される。図1では、一例として、4台のファクシミリ装置3(3A〜3D)が公衆電話網2に接続されている。尚、ファクシミリ装置3Bについては、構内交換機であるPBX4に内線として収容されていて、このPBX4を介して公衆電話網2に接続されている。
ファクシミリ装置3Aは、公衆電話網2を介して他のファクシミリ装置3(3B〜3D)と通信可能であり、他のファクシミリ装置3(3B〜3D)がこのファクシミリ装置3Aへファクスを送信する際に使用するファクス番号(すなわち使用ファクス番号)が「1111」、このファクシミリ装置3Aが他のファクシミリ装置3(3B〜3D)にファクスを送信する前にナンバーディスプレイにより通知されるファクス番号(すなわち通知ファクス番号)が「1111」、ファクシミリ装置3Aに登録されていて他のファクシミリ装置3(3B〜3D)とファクス通信を行う際に遣り取りされるファクス番号(すなわち登録ファクス番号)が「1111」となっている。このファクシミリ装置3Aのように、一般的なファクシミリ装置では、使用ファクス番号と通知ファクス番号と登録ファクス番号が、同一のファクス番号となる。
ファクシミリ装置3Bは、PBX4及び公衆電話網2を介して他のファクシミリ装置3(3A、3C、3D)と通信可能であり、使用ファクス番号が「2222」、通知ファクス番号が「8888」、登録ファクス番号が「2222」となっている。このファクシミリ装置3Bのように、PBX4などの構内交換機に収容されていて、発信専用のファクス番号を用いて発信するファクシミリ装置の場合、通知ファクス番号(つまり発信専用のファクス番号)と、使用ファクス番号及び登録ファクス番号とが、異なるファクス番号となる。
ファクシミリ装置3Cは、公衆電話網2を介して他のファクシミリ装置3(3A、3B、3D)と通信可能であり、使用ファクス番号が「3333」、通知ファクス番号が「3333」、登録ファクス番号が「3333」となっている。
ファクシミリ装置3Dは、公衆電話網2を介して他のファクシミリ装置3(3A〜3C)と通信可能であり、使用ファクス番号が「9999」、通知ファクス番号が「9999」、登録ファクス番号が「2222」となっている。このファクシミリ装置3Dは、他のファクシミリ装置3に成りすまして迷惑ファクスを送信するファクシミリ装置であり、本来、ファクシミリ装置3Dの使用ファクス番号と同一のファクス番号を登録すべき登録ファクス番号に、他のファクシミリ装置3の使用ファクス番号が登録されている。
公衆電話網2は、加入電話回線交換網であり、回線交換方式により末端の音声端末(本実施の形態ではファクシミリ装置3)同士を接続して音声端末間で音声データ(本実施の形態ではファクスのデータ)を授受するようになっている。
PBX4は、ファクシミリ装置3Bを内線として収容する構内交換機であり、公衆電話網2に繋がっているファクシミリ装置3A、3C、3D(すなわち外線)と、収容しているファクシミリ装置3B(すなわち内線)とを接続する機能を有している。
ファクシミリシステム1の構成は、以上のようになっていて、ファクシミリ装置3A〜3D間で、ファクシミリ伝送手順に基づくファクス通信が可能となっている。またこのファクシミリシステム1では、ファクス通信を行う前に、ナンバーディスプレイにより送信側のファクシミリ装置3の通知ファクス番号が受信側のファクシミリ装置3に通知されるようになっている。
[2.ファクシミリ装置の構成]
次に、ファクシミリ装置3の構成について説明する。尚、ファクシミリ装置3A〜3Dは、同一構成となっている。ゆえに、ここでは、ファクシミリ装置3Aの構成について、ハードウェア構成とソフトウェア構成に分けて順に説明する。図2に、ファクシミリ装置3Aのハードウェア構成を示す。ファクシミリ装置3Aは、ハードウェア構成として、CPU10、ROM11、RAM12、読取装置13、印刷装置14、通信装置15、操作表示装置16と、これらを繋ぐシステムバス17とを有している。
次に、ファクシミリ装置3の構成について説明する。尚、ファクシミリ装置3A〜3Dは、同一構成となっている。ゆえに、ここでは、ファクシミリ装置3Aの構成について、ハードウェア構成とソフトウェア構成に分けて順に説明する。図2に、ファクシミリ装置3Aのハードウェア構成を示す。ファクシミリ装置3Aは、ハードウェア構成として、CPU10、ROM11、RAM12、読取装置13、印刷装置14、通信装置15、操作表示装置16と、これらを繋ぐシステムバス17とを有している。
CPU10は、ROM11に格納されている各種プログラムを実行することでファクシミリ装置3Aの全体を制御する。ROM11は、CPU10により実行される各種プログラムを格納している。RAM12は、不揮発性メモリであり、CPU10が各種プログラムの実行時に利用する各種データを記憶する。
読取装置13は、CCD(Charge Coupled Device)などを利用したスキャナ装置であり、原稿を読み取り、ドットイメージデータに変換する。印刷装置14は、感熱記録方式や電子写真方式などのプリンタ装置であり、ファクス通信により受信した画像データなどを印刷媒体にハードコピーして出力する(すなわち印刷する)。通信装置15は、モデム(変復調装置)やNCU(Network Control Unit:網制御装置)などにより構成され、ファクシミリ伝送手順に基づき、ファクス通信で扱う各種データを変復調して相手先のファクシミリ装置3との間で授受する。操作表示装置16は、例えば、数字キー、スタートキー、ファンクションキー、カーソルキー、決定キーなどの各種キーで構成される操作部と、液晶ディスプレイなどの表示部と、スピーカなどの音声出力部とを備える。操作表示装置16の操作部は各種キーへのユーザ操作を入力として受け付け、表示部はファクシミリ装置3Aの状態などを表示し、音声出力部は各種音声を出力する。ファクシミリ装置3Aのハードウェア構成は、以上のようになっている。
つづけて、図3に、ファクシミリ装置3Aのソフトウェア構成を示す。図3に示す制御部20は、ファクシミリ装置3AのCPU10が、ROM11に格納されているプログラムを実行することで実現されるソフトウェアである。
この制御部20は、ソフトウェア構成として、システム制御部21、操作表示制御部22、読取制御部23、印刷制御部24、ファクシミリ制御部25、呼び出し信号検出部26、ND(ナンバーディスプレイ)情報受信部27、受信可否第一判定部28、受信可否第二判定部29、受信可否第三判定部30を有している。
システム制御部21は、ファクシミリ装置3Aのシステム全体を管理する。操作表示制御部22は、操作表示装置16を制御して、ファクシミリ装置3Aのユーザインタフェースに関する動作を実行する。具体的に、操作表示制御部22は、例えば、操作表示装置16に対するユーザ操作に応じて、操作表示装置16にファクスの受信履歴などを表示させる。
読取制御部23は、読取装置13を制御して、原稿の読み取りに関する動作を実行する。印刷制御部24は、印刷装置14を制御して、印刷に関する動作を実行する。具体的に、印刷制御部24は、例えば、受信したファクスの画像を印刷装置14に印刷させたり、ファクシミリ装置3Aに関する各種帳票(例えばファクスの受信履歴など)を印刷装置14に印刷させたりする。
ファクシミリ制御部25は、通信装置15を介して、公衆電話網2との間、もしくは公衆電話網2及びPBX4との間で、呼の確率処理及び開放処理を実行する。またファクシミリ制御部25は、通信装置15を介して、他のファクシミリ装置3との間で、規格として定められたファクシミリ伝送手順(例えばITU−T 勧告T.30に準拠したファクシミリ伝送手順)に基づくファクス通信を実行する。
ところで、ファクシミリ伝送手順に基づくファクス通信では、ファクスを送信する側のファクシミリ装置3に登録されている登録ファクス番号が含まれている送信端末識別情報(以下、TSI情報と呼ぶ)を、送信側のファクシミリ装置3から、受信側のファクシミリ装置3へ送信するようになっている。
ファクシミリ制御部25は、ファクシミリ伝送手順に基づくファクス通信時に、相手先のファクシミリ装置3から、このTSI情報を受信すると、このTSI情報に含まれている登録ファクス番号を、受信相手先情報としてRAM12に格納するようになっている。具体的に、RAM12には、図4に示す相手先情報格納エリア40が設けられていて、ファクシミリ制御部25は、この相手先情報格納エリア40に、TSI情報から得られた登録ファクス番号を、受信相手先情報42として格納するようになっている。
さらにファクシミリ制御部25は、ファクス通信終了時及び後述するファクス受信拒否時に、ファクス通信に関する各種情報を、通信履歴としてRAM12に格納するようになっている。具体的に、ファクシミリ制御部25は、ファクス通信に関する各種情報を、図5に示す通信履歴50としてRAM12に格納するようになっている。通信履歴50について、詳しくは後述する。
図3に戻り、呼び出し信号検出部26は、システム制御部21により起動される。この呼び出し信号検出部26は、通信装置15を制御して、情報受信端末起動信号(以下、CAR信号と呼ぶ)、及び呼び出し信号(以下、IR信号と呼ぶ)の検出を行う。ここで、CAR信号は、ファクス通信前に、公衆電話網2から着信側のファクシミリ装置3へ送信される信号であり、モデム信号による情報通知(すなわちナンバーディスプレイによるファクス番号の通知)を伴う着信である旨を示す信号である。一方、IR信号は、ファクス通信の開始時に、公衆電話網2からファクシミリ装置3へ送信される信号であり、着信がある旨を示す信号である。
ND情報受信部27は、呼び出し信号検出部26によってCAR信号が検出されたときに、ファクシミリ制御部25により起動される。このND情報受信部27は、ナンバーディスプレイのサービスとして公衆電話網2から着信側のファクシミリ装置3へ送信されるND情報を受信する。このND情報には、通知ファクス番号(つまりナンバーディスプレイにより通知される発信側のファクシミリ装置3のファクス番号)が含まれている。さらにND情報受信部27は、ND情報に含まれている通知ファクス番号を、受信ND情報としてRAM12に格納するようになっている。具体的に、ND情報受信部27は、図4に示す相手先情報格納エリア40に、ND情報から得られた通知ファクス番号を、受信ND情報41として格納するようになっている。
受信可否第一判定部28は、ファクシミリ制御部25により起動される。この受信可否第一判定部28は、相手先情報格納エリア40に受信ND情報41として格納されている通知ファクス番号(つまり相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号)と、図6(A)に示す受信許可リスト70に登録されているファクス番号(すなわち受信許可ファクス番号711〜71n)とを照合してファクス番号の一致又は不一致を判定する第一の判定を行う。尚、この受信許可リスト70は、RAM12に設けられている。
受信可否第二判定部29は、ファクシミリ制御部25により起動される。この受信可否第二判定部29は、相手先情報格納エリア40に受信相手先情報42として格納されている登録ファクス番号(つまり相手先のファクシミリ装置3の登録ファクス番号)と、図6(A)に示す受信許可リスト70に登録されているファクス番号(すなわち受信許可ファクス番号711〜71n)とを照合してファクス番号の一致又は不一致を判定する第二の判定を行う。
受信可否第三判定部30は、ファクシミリ制御部25により起動される。この受信可否第三判定部30は、相手先情報格納エリア40に受信ND情報41として格納されている通知ファクス番号(つまり相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号)と、図6(B)に示す受信拒否リスト80に登録されているファクス番号(すなわち受信拒否ファクス番号811〜81n)とを照合してファクス番号の一致又は不一致を判定する第三の判定を行う。尚、この受信拒否リスト80も、RAM12に設けられている。ファクシミリ装置3Aのソフトウェア構成は、以上のようになっている。
[3.ファクシミリ装置で扱う各種データの構成]
次に、ファクシミリ装置3Aで扱う各種データの構成について説明する。尚、ファクシミリ装置3Aで扱う各種データとは、相手先情報格納エリア40、通信履歴50、受信許可リスト70、及び受信拒否リスト80のそれぞれに含まれているデータであり、これらについて順に説明する。
次に、ファクシミリ装置3Aで扱う各種データの構成について説明する。尚、ファクシミリ装置3Aで扱う各種データとは、相手先情報格納エリア40、通信履歴50、受信許可リスト70、及び受信拒否リスト80のそれぞれに含まれているデータであり、これらについて順に説明する。
図4に示す相手先情報格納エリア40は、RAM12に設けられ、発信元となる相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号を示す受信ND情報41と、相手先のファクシミリ装置3の登録ファクス番号を示す受信相手先情報42とを格納する。この相手先情報格納エリア40に格納されている受信ND情報41と受信相手先情報42は、ファクシミリ装置3の起動時、ファクス通信終了時、及び後述するファクス受信拒否時に初期化される。この相手先情報格納エリア40には、受信ND情報41及び受信相手先情報42として、それぞれ最大20桁のファクス番号を格納できるようになっている。
図5に示す通信履歴50は、n個の通信履歴情報51(511〜51n)を格納する配列データであり、RAM12に記憶されている。尚、この通信履歴50は、ファクス送信の履歴を示す通信履歴情報51と、ファクス受信の履歴を示す通信履歴情報51とが混在するが、ここでは、ファクス受信の履歴を示す通信履歴情報(以下、受信履歴情報と呼ぶ)51についてのみ説明する。受信履歴情報51は、それぞれ通信種別52、相手先情報53、相手先ND情報54、通信開始日時55、通信時間56、通信枚数57、画質58、通信結果情報59、警告フラグ60を有する構造体データであり、ファクス通信終了時、及び後述するファクス受信拒否時に、その都度、ファクシミリ制御部25により通信履歴50に格納されるようになっている。
受信履歴情報51に含まれている通信種別52は、手動受信、自動受信、親展受信、ポーリング受信などのように、この通信履歴情報51に対応するファクス受信が、どのような種別のファクス受信であったのかを示す情報となっている。
相手先情報53は、受信相手先情報42として格納されている登録ファクス番号を示す情報となっている。つまり、この相手先情報53には、ファクス通信時にTSI情報から得られた、発信元となる相手先のファクシミリ装置3の登録ファクス番号が格納される。相手先ND情報54は、受信ND情報41として格納されている通知ファクス番号を示す情報となっている。つまり、この相手先ND情報54には、ファクス通信前に、ナンバーディスプレイにより通知される、発信元となる相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号が格納される。
通信開始日時55は、ファクス通信を開始した日時もしくはファクス受信を拒否した日時を示す情報となっている。通信時間56は、ファクス通信を開始してから終了するまでの時間を示す情報となっている。通信枚数57は、ファクス通信にて受信したファクス画像の枚数を示す情報となっている。画質58は、ファクス通信時に相手先のファクシミリ装置3との間で決定したファクス画像の解像度を示す情報となっている。通信結果情報59は、ファクス通信の成否(つまり成功したか失敗したか)を示す情報となっている。尚、この通信結果情報59は、例えば、「01」は通信成功(OK)、「02」はファクス受信拒否により通信失敗(NG)、「03」はメモリオーバーフローにより通信失敗(NG)などのように、ファクス通信の成否と失敗の理由とを示すコード情報となっている。尚、通信結果情報59は、例えば、通信成功の場合には「01」、通信失敗の場合には「02」以降の整数が入力されるようになっている。
警告フラグ60は、相手先のファクシミリ装置3から受信したファクスが迷惑ファクスの可能性がある場合にセットされるフラグであり、迷惑ファクスの可能性がある場合に例えば「1」がセットされ、無い場合には例えば初期値の「0」のままとなる。つまり、警告フラグ60に「1」がセットされていれば、相手先のファクシミリ装置3から受信したファクスが迷惑ファクスの可能性があることを意味する。
図6(A)に示す受信許可リスト70は、n個の受信許可ファクス番号71(711〜71n)を格納する配列データであり、RAM12に記憶されている。受信許可ファクス番号71は、ファクスの受信を許可する相手のファクス番号である。尚、ファクシミリ装置3Aでは、ユーザが操作表示装置16を操作して、最大20桁の受信許可ファクス番号71を受信許可リスト70に登録できるようになっている。
図6(B)に示す受信拒否リスト80は、n個の受信拒否ファクス番号81(811〜81n)を格納する配列データであり、RAM12に記憶されている。受信拒否ファクス番号81は、ファクスの受信を拒否する相手のファクス番号である。尚、ファクシミリ装置3Aでは、ユーザが操作表示装置16を操作して、最大20桁の受信拒否ファクス番号81を受信拒否リスト80に登録できるようになっている。さらにファクシミリ装置3Aでは、詳しくは後述するが、通知ファクス番号も登録ファクス番号も受信許可リスト70に登録されていない相手から着信があった場合に、相手の通知ファクス番号を、自動的に受信拒否リスト80に登録するようにもなっている。ファクシミリ装置で扱う各種データの構成は、以上のようになっている。
[4.ファクスを受信するときの動作]
次に、ファクシミリ装置3Aがファクスを受信するときの動作について、図7及び図8に示すフローチャートを用いて説明する。尚、図7及び図8に示す動作は、ファクシミリ装置3Aの制御部20(図3)が主体となって実行する1通信分の動作である。
次に、ファクシミリ装置3Aがファクスを受信するときの動作について、図7及び図8に示すフローチャートを用いて説明する。尚、図7及び図8に示す動作は、ファクシミリ装置3Aの制御部20(図3)が主体となって実行する1通信分の動作である。
まずステップSP1において、ファクシミリ制御部25は、呼び出し信号検出部26によりCAR信号(ナンバーディスプレイによるファクス番号の通知を伴う着信である旨を示す信号)が検出されたか否かを判定する。ここで、呼び出し信号検出部26によりCAR信号が検出された場合、ファクシミリ制御部25は、ステップSP2に移る。一方で、CAR信号が検出されていなければ、ファクシミリ制御部25は、ステップSP5に移る。
CAR信号が検出された場合に移るステップSP2において、ファクシミリ制御部25は、回線を補足して公衆電話網2に一次応答信号を送出する処理を、ND情報受信部27に実行させ、ステップSP3に移る。ステップSP3において、ファクシミリ制御部25は、公衆電話網2からモデム信号として送信されてくるND情報を受信してこのND情報に含まれている通知ファクス番号(ナンバーディスプレイにより通知される相手先のファクシミリ装置3のファクス番号)を受信ND情報41として相手先情報格納エリア40に格納する処理を、ND情報受信部27に実行させ、ステップSP4に移る。ステップSP4において、ファクシミリ制御部25は、回線を開放して公衆電話網2に受信完了信号を送出する処理を、ND情報受信部27に実行させ、ステップSP5に移る。
ここまでの処理(すなわちステップSP1〜SP4までの処理)が、ナンバーディスプレイにより通知される通知ファクス番号を取得する処理であり、これ以降の処理(すなわちステップSP5以降の処理)が、ファクシミリ伝送手順に基づくファクス通信処理である。
ステップSP5において、ファクシミリ制御部25は、呼び出し信号検出部26によりIR信号(着信がある旨を示す信号)が検出されたか否かを判定する。ここで、呼び出し信号検出部26によりIR信号が検出されなかった場合、ファクシミリ制御部25は、ステップSP1に戻る。一方で、IR信号が検出された場合、ファクシミリ制御部25は、ステップSP6に移る。
ステップSP6において、ファクシミリ制御部25は、受信ND情報41が示す通知ファクス番号(相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号)と、受信許可リスト70に登録されている受信許可ファクス番号711〜71nとを照合してファクス番号の一致又は不一致を判定する処理を、受信可否第一判定部28に実行させる。ここで、ファクシミリ制御部25は、受信ND情報41が示す通知ファクス番号が、受信許可リスト70に登録されている受信許可ファクス番号711〜71nのうちの1つと一致すると判定された場合(つまり相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号が受信許可リスト70に登録されている場合)、ステップSP6で肯定結果を得て、ステップSP7に移る。一方で、受信ND情報41が示す通知ファクス番号が、受信許可リスト70に登録されている受信許可ファクス番号711〜71nのどれとも一致しないと判定された場合(つまり相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号が受信許可リスト70に登録されていない場合)、ステップSP6で否定結果を得て、ステップSP8に移る。
相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号が受信許可リスト70に登録されている場合に移るステップSP7において、ファクシミリ制御部25は、受信可否第一判定部28による判定結果をもとに、ファクス受信許可を示す受信可否結果情報をRAM12に一時記憶させ、ステップSP11に移る。
一方で、相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号が受信許可リスト70に登録されていない場合に移るステップSP8において、ファクシミリ制御部25は、受信ND情報41が示す通知ファクス番号と、受信拒否リスト80に登録されている受信拒否ファクス番号811〜81nとを照合してファクス番号の一致又は不一致を判定する処理を、受信可否第三判定部30に実行させる。ここで、ファクシミリ制御部25は、受信ND情報41が示す通知ファクス番号が、受信拒否リスト80に登録されている受信拒否ファクス番号811〜81nのうちどれとも一致しないと判定された場合(つまり相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号が受信拒否リスト80に登録されていない場合)、ステップSP8で否定結果を得て、ステップSP9に移る。一方で、受信ND情報41が示す通知ファクス番号が、受信拒否リスト80に登録されている受信拒否ファクス番号811〜81nのうちの1つと一致すると判定された場合(つまり相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号が受信拒否リスト80に登録されている場合)、ステップSP8で肯定結果を得て、ステップSP10に移る。
相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号が受信拒否リスト80に登録されていない場合に移るステップSP9において、ファクシミリ制御部25は、受信可否第三判定部30による判定結果をもとに、ファクス受信保留を示す受信可否結果情報をRAM12に一時記憶させ、ステップSP11に移る。
一方で、相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号が受信拒否リスト80に登録されている場合に移るステップSP10において、ファクシミリ制御部25は、受信可否第三判定部30による判定結果をもとに、ファクス受信を拒否すると決定し、ここまでに得られた情報をもとに受信履歴情報51を生成して、これを通信履歴50に格納する。このとき、ファクシミリ制御部25は、受信履歴情報51の通信結果情報59に、ファクス受信拒否により通信失敗(NG)したことを示すコード情報「02」を格納するようになっている。その後、ファクシミリ制御部25は、ファクスの受信を拒否する処理を実行して、一連の動作を終了する。尚、ファクスの受信を拒否する処理とは、回線を補足せず、相手先のファクシミリ装置3との通信を中止する処理である。尚、ここでは、ファクシミリ制御部25が、ステップSP6で否定結果を得た場合(つまり相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号が受信許可リスト70に登録されていない場合)にステップSP8に移り、ステップSP8で受信可否第三判定部30による判定(第三の判定)を行うようにしたが、これに限らず、このステップSP8を省略して、ステップSP6で否定結果を得た場合にステップSP9に移り、ファクス受信保留を示す受信可否結果情報をRAM12に一時記憶させ、ステップSP11に移るようにしてもよい。
ちなみに、相手先のファクシミリ装置3が、使用ファクス番号の前に184を付けるなどして非通知発信を行っている場合、ステップSP3で受信するND情報に相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号が含まれない。この場合、ファクシミリ制御部25は、ステップSP3において、受信ND情報41を初期値のままブランク状態としてステップSP4以降の処理を行う。すなわち、ファクシミリ制御部25は、受信ND情報41がブランク状態の場合、ステップSP6、SP8の両方で否定結果を得てステップSP9に移ることになる。またこれに限らず、受信ND情報41がブランク状態の場合に、ファクシミリ制御部25が、ステップSP8で自動的に肯定結果を得てステップSP10に移るようにしてファクス受信を拒否するようにしてもよい。受信するND情報に相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号が含まれない場合に、ファクシミリ制御部25がこれら2つの動作のうちのどちらを行うかについては、例えばファクシミリ装置3Aの設定としてユーザに選択させるようにすればよい。
これに対して、ファクス受信許可、又はファクス受信保留を示す受信可否結果情報を一時記憶した後に移る、ステップSP11において、ファクシミリ制御部25は、ファクス受信を開始するために、回線を補足して公衆電話網2に二次応答信号を送出する処理を実行して、ステップSP12に移る。
ステップSP12において、ファクシミリ制御部25は、相手先のファクシミリ装置3にDIS信号(ファクスを受信する側の機能を示す情報)を送信した結果、相手先のファクシミリ装置3から返信されてくるDCS信号(ファクスを送信するときの条件を示す情報)を受信したかどうかを判定する。尚、DIS信号とDCS信号の遣り取りは、ファクシミリ伝送手順に基づくものである。
ここで、ファクシミリ制御部25は、DCS信号を受信することなく所定時間経過した場合(つまりタイムアウトした場合)、もしくは意図しないファクス制御信号を受信した場合、ステップSP12で否定結果を得て、ステップSP13に移る。ステップSP13において、ファクシミリ制御部25は、ファクス通信を終了すると決定し、ここまでに得られた情報をもとに受信履歴情報51を生成して、これを通信履歴50に格納する。このとき、ファクシミリ制御部25は、受信履歴情報51の通信結果情報59に、例えば、信号エラーにより通信失敗(NG)したことを示すコード情報「04」を格納するようになっている。その後、ファクシミリ制御部25は、ファクス通信を終了する処理を実行して、一連の動作を終了する。尚、ファクス通信を終了する処理とは、回線を開放して、相手先のファクシミリ装置3との通信を中止する処理である。
一方で、DCS信号を正常に受信できた場合、ファクシミリ制御部25は、図8に示すステップSP14に移る。ステップSP14において、ファクシミリ制御部25は、DCS信号とともに相手先のファクシミリ装置3から受信したTSI情報に含まれている登録ファクス番号を、受信相手先情報42として相手先情報格納エリア40に格納する。ちなみにこのTSI情報はオプションであり、必ずしもDCS信号とともに送信されてくるわけではない。TSI情報が送信されてこなかった場合、相手先情報格納エリア40に格納される受信相手先情報42は初期値のままブランク状態となる。
つづくステップSP15において、ファクシミリ制御部25は、RAM12に一時記憶している受信可否結果情報が、ファクス受信許可を示しているか否かを判定する。ここで、受信可否結果情報がファクス受信許可を示している場合、このことは、通知ファクス番号が、受信許可リスト70に登録されていることを意味する。このとき、ファクシミリ制御部25は、ステップSP15で肯定結果を得て、ステップSP16に移る。
ステップSP16において、ファクシミリ制御部25は、受信ND情報41が示す通知ファクス番号と、受信相手先情報42が示す登録ファクス番号とが一致するか否かを判定する。ここで、受信ND情報41が示す通知ファクス番号と、受信相手先情報42が示す登録ファクス番号とが一致する場合、このことは、相手先のファクシミリ装置3の通知先ファクス番号と登録ファクス番号が一致していて、且つ両方が受信許可リスト70に登録されていることを意味する。この場合、ファクシミリ制御部25は、ステップSP16で肯定結果を得て、ファクス通信処理を継続することによりファクスを受信する。そして、ファクシミリ制御部25は、ファクス通信処理によりファクスを受信し終えると、それまでに得られた情報をもとに受信履歴情報51を生成して、これを通信履歴50に格納する。このとき、ファクシミリ制御部25は、受信履歴情報51の通信結果情報59に、通信成功(OK)を示すコード情報「01」を格納するようになっている。尚、このステップSP16では、ファクシミリ制御部25が、受信許可リスト70に登録されている通知ファクス番号と、登録ファクス番号とが一致するか否かを判定しているが、これは、受信可否第二判定部29が、登録ファクス番号と、受信許可リスト70に登録されている受信許可ファクス番号711〜71nとを照合してファクス番号の一致又は不一致を判定することと同義である。よって、このステップSP16での判定を、受信可否第二判定部29が行う第二の判定に置き換えてもよい。
一方で、受信ND情報41が示す通知ファクス番号と、受信相手先情報42が示す登録ファクス番号とが一致しない場合、このことは、相手先のファクシミリ装置3の通知先ファクス番号と登録ファクス番号が異なっていることから、相手先のファクシミリ装置3がファクシミリ装置3Dのように他のファクシミリ装置3に成りすましている可能性があり、受信しようとしているファクスが迷惑ファクスの可能性があることを意味する。この場合、ファクシミリ制御部25は、ステップSP16で否定結果を得て、ステップSP17に移り、警告フラグ60に「1」をセットした受信履歴情報51を生成して、これを通信履歴50に格納する。つまり、この場合の受信履歴情報51は、迷惑ファクスの可能性があることを示している。
その後、ファクシミリ制御部25は、ファクス通信処理を継続することによりファクスを受信する。このようにして受信されたファクスの画像は、印刷装置14により印刷媒体に印刷される。そして、ファクシミリ制御部25は、ファクス通信処理によりファクスを受信し終えると、それまでに得られた情報をもとに、ステップSP17で通信履歴50に格納した受信履歴情報51を更新する。このとき、ファクシミリ制御部25は、受信履歴情報51の通信結果情報59に、通信成功(OK)を示すコード情報「01」を格納するようになっている。つまり、この場合の受信履歴情報51は、ファクスの受信は成功したが、迷惑ファクスの可能性があることを示している。
これに対して、RAM12に一時記憶している受信可否結果情報がファクス受信保留を示している場合、このことは、通知ファクス番号が、受信許可リスト70にも受信拒否リスト80にも登録されていないことを意味する。このとき、ファクシミリ制御部25は、ステップSP15で否定結果を得て、ステップSP18に移る。
ステップSP18において、ファクシミリ制御部25は、受信相手先情報42が示す登録ファクス番号と、受信許可リスト70に登録されている受信許可ファクス番号711〜71nとを照合してファクス番号の一致又は不一致を判定する処理を、受信可否第二判定部29に実行させる。ここで、受信相手先情報42が示す登録ファクス番号が、受信許可リスト70に登録されている受信許可ファクス番号711〜71nのうちの1つと一致すると判定された場合、このことは、通知ファクス番号と登録ファクス番号とが異なっていて、且つ登録ファクス番号のみが受信許可リスト70に登録されていることから、相手先のファクシミリ装置3がファクシミリ装置3Dのように他のファクシミリ装置3に成りすましている可能性があり、受信しようとしているファクスが迷惑ファクスの可能性があることを意味する。この場合、ファクシミリ制御部25は、ステップSP18で肯定結果を得て、ステップSP17に移る。ステップSP17以降の説明は上述したので省略する。
一方で、受信相手先情報42が示す登録ファクス番号が、受信許可リスト70に登録されている受信許可ファクス番号711〜71nのどれとも一致しないと判定された場合、このことは、通知ファクス番号も登録ファクス番号も受信許可リスト70に登録されていないことから、受信しようとしているファクスが迷惑ファクスであることを意味する。この場合、ファクシミリ制御部25は、ステップSP18で否定結果を得て、ステップSP19に移る。
ステップSP19において、ファクシミリ制御部25は、ファクス受信を拒否すると決定し、受信ND情報41が示す通知ファクス番号を、新たな受信拒否ファクス番号81として、受信拒否リスト80に登録し、次のステップSP20に移る。ステップSP20において、ファクシミリ制御部25は、ここまでに得られた情報をもとに受信履歴情報51を生成して、これを通信履歴50に格納する。このとき、ファクシミリ制御部25は、受信履歴情報51の通信結果情報59に、例えば、ファクス受信拒否により通信失敗(NG)したことを示すコード情報「02」を格納するようになっている。その後、ファクシミリ制御部25は、ファクス通信を終了する処理を実行して、一連の動作を終了する。ファクシミリ装置3Aがファクスを受信するときの動作は、以上のようになっている。
[5.画面遷移]
次に、ファクシミリ装置3Aの操作表示装置16に、ファクス受信履歴を表示する際の画面遷移について図9(A)〜(E)を用いて説明する。尚、ファクス受信履歴を表示する際の画面遷移は、操作表示制御部22が操作表示装置16を制御して実行する動作である。
次に、ファクシミリ装置3Aの操作表示装置16に、ファクス受信履歴を表示する際の画面遷移について図9(A)〜(E)を用いて説明する。尚、ファクス受信履歴を表示する際の画面遷移は、操作表示制御部22が操作表示装置16を制御して実行する動作である。
まず、図9(A)に、操作表示装置16に表示される待機表示画面Sc1を示す。この待機表示画面Sc1には、選択可能な項目として「コピー」、「スキャン」、「プリント」、「ファクス」が上下方向に並べて配置されている。ここで、ユーザが、操作表示装置16のカーソルキーを操作して「ファクス」を選択した後、決定キーを押下すると、操作表示装置16に表示される画面が、待機表示画面Sc1から、図9(B)に示すファクス設定画面Sc2に遷移する。
このファクス設定画面Sc2には、選択可能な項目として「宛先選択」、「応用設定」、「予約ジョブ表示」、「通信履歴表示」が上下方向に並べて配置されている。ここで、ユーザが、操作表示装置16のカーソルキーを操作して「通信履歴表示」を選択した後、決定キーを押下すると、操作表示装置16に表示される画面が、ファクス設定画面Sc2から、図9(C)に示す履歴種別選択画面Sc3に遷移する。
この履歴種別選択画面Sc3には、選択可能な項目として「送信履歴」、「受信履歴」が上下方向に並べて配置されている。ここで、ユーザが、操作表示装置16のカーソルキーを操作して「受信履歴」を選択した後、決定キーを押下すると、操作表示装置16に表示される画面が、履歴種別選択画面Sc3から、図9(D)に示す受信履歴一覧画面Sc4に遷移する。
受信履歴一覧画面Sc4は、ファクス受信履歴をリスト表示する画面であり、1通信分のファクス受信履歴の概要情報(以下、受信履歴概要情報と呼ぶ)Siを1行単位で表示するようになっている。尚、受信履歴一覧画面Sc4には、例えば、1度に5個の受信履歴概要情報Siを表示できるようになっていて、それぞれの受信履歴概要情報Siが選択可能な項目となっている。具体的に、受信履歴概要情報Siは、図10に示すように、左から順に並べて表示される、警告フラグD1、相手先情報D2、通信開始日時D3、通信結果情報D4により構成されている。
この受信履歴概要情報Siは、通信履歴50に格納されている受信履歴情報51の概要となる情報であり、操作表示制御部22により生成される。具体的に、受信履歴概要情報Siの警告フラグD1、相手先情報D2、通信開始日時D3、通信結果情報D4は、それぞれ受信履歴情報51の警告フラグ60、相手先情報(登録ファクス番号)53、通信開始日時55、通信結果情報59をもとに生成されている。
ここで、受信履歴情報51の警告フラグ60が「0」の場合、受信履歴概要情報Siの警告フラグD1はブランクとなり、受信履歴情報51の警告フラグ60が「1」の場合、受信履歴概要情報Siの警告フラグD1は文字情報「!」となる。つまり、受信履歴一覧画面Sc4に表示されている受信履歴概要情報Siのうち、1番左に「!」が表示されている受信履歴概要情報Siは、受信したファクスが迷惑ファクスの可能性があることを示していて、1番左がブランクとなっている受信履歴概要情報Siは、受信したファクスが迷惑ファクスではないことを示している。
また受信履歴概要情報Siの相手先情報D2は、受信履歴情報51の相手先情報53が示す登録ファクス番号となる。尚、受信履歴情報51の相手先情報53に登録ファクス番号が示されていない場合、受信履歴概要情報Siの相手先情報D2を、ブランクとしてもよいし、受信履歴情報51の相手先ND情報54が示す通知ファクス番号としてもよい。
さらに受信履歴概要情報Siの通信開始日時D3は、受信履歴情報51の通信開始日時55となる。さらに受信履歴概要情報Siの通信結果情報D4は、受信履歴情報51の通信結果情報59が通信成功を示す「01」の場合、文字情報「OK」となり、受信履歴情報51の通信結果情報59が通信失敗を示す「02」以降の整数の場合、文字情報「NG」となる。つまり、受信履歴一覧画面Sc4に表示されている受信履歴概要情報Siのうち、1番右に「OK」が表示されている受信履歴概要情報Siは、ファクスを受信できたことを示していて、1番右に「NG」が表示されている受信履歴概要情報Siは、ファクスを拒否するなどして受信できなかったことを示している。
このように、受信履歴一覧画面Sc4では、受信履歴概要情報Siを、ファクスを受信したときの受信履歴と、ファクスを拒否するなどして受信しなかったときの受信履歴とで、表示内容が異なるようにして表示するようになっている。また受信履歴一覧画面Sc4では、受信履歴概要情報Siを、受信したファクスが迷惑ファクスの可能性があるかどうかで、表示内容が異なるようにして表示するようになっている。こうすることで、受信履歴一覧画面Sc4では、どの受信履歴がファクスの受信を拒否したものなのかと、どの受信履歴が迷惑ファクスの可能性があるものなのかを、ユーザに容易に確認させることができるようになっている。
ここで、ユーザが、操作表示装置16のカーソルキーを操作して任意の受信履歴概要情報Siを選択した後、決定キーを押下すると、操作表示装置16に表示される画面が、受信履歴一覧画面Sc4から、図9(E)に示す受信履歴詳細画面Sc5に遷移する。
受信履歴詳細画面Sc5は、受信履歴一覧画面Sc4上で選択された受信履歴概要情報Siに対応する1通信分のファクス受信履歴の詳細情報(以下、受信履歴詳細情報と呼ぶ)Diを表示する画面である。尚、図9(E)に示す受信履歴詳細画面Sc5は、迷惑ファクスの可能性があるファクスを受信したときの受信履歴に対応する受信履歴詳細情報Diが表示された例である。
この受信履歴詳細情報Diは、図11に示すように、上から順に並べて表示される、通知ファクス番号D10、登録ファクス番号D11、通信開始日時D12、通信時間D13、通信枚数D14、画質D15、通信結果情報D16、通信種別D17、警告情報D18により構成されている。
この受信履歴詳細情報Diは、選択された受信履歴概要情報Siに対応する受信履歴情報51に基づく情報であり、操作表示制御部22により生成される。具体的に、受信履歴詳細情報Diの通知ファクス番号D10、登録ファクス番号D11、通信開始日時D12、通信時間D13、通信枚数D14、画質D15、通信結果情報D16、通信種別D17、警告情報D18は、それぞれ受信履歴情報51の相手先ND情報(通知ファクス番号)54、相手先情報(登録ファクス番号)53、通信開始日時55、通信時間56、通信枚数57、画質58、通信結果情報59、通信種別52、警告フラグ60をもとに生成されている。
ここで、受信履歴詳細情報Diの通信結果情報D16は、受信履歴情報51の通信結果情報59が通信成功を示す「01」の場合、文字情報「OK」となり、受信履歴情報51の通信結果情報59が通信失敗及びその理由を示す「02」以降の整数の場合、文字情報「NG」と通信失敗の理由を示す文字情報(例えば「ファクス受信拒否」)とになる。
さらに、受信履歴情報51の警告フラグ60が「0」の場合、受信履歴詳細情報Diの警告情報D18はブランクとなり、受信履歴情報51の警告フラグ60が「1」の場合、受信履歴詳細情報Diの警告情報D18は迷惑ファクスの可能性がある旨を示す文字情報(例えば「迷惑ファクスの可能性があります。確認してください」)となる。このように、受信履歴詳細情報Diの警告情報D18は、受信したファクスが迷惑ファクスの可能性があるかどうかを示している。
受信履歴詳細画面Sc5では、このような受信履歴詳細情報Diを表示することにより、受信履歴一覧画面Sc4で選択したファクス受信履歴の詳細として、相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号と登録ファクス番号とが一致しているか否か、受信したファクスが迷惑ファクスの可能性があるかどうかなどを、ユーザに容易に確認させることができるようになっている。
尚、受信履歴詳細画面Sc5に、ファクス受信を拒否したときの受信履歴に対応する受信履歴詳細情報Diが表示された例を図12に示す。この受信履歴詳細情報Diは、ファクス受信を拒否したときの履歴であるため、登録ファクス番号D11、通信時間D13、通信枚数D14、画質D15、通信種別D17、警告情報D18についてはブランクとなっている。ファクス受信履歴を表示する際の画面遷移は、以上のようになっている。
さらに、ファクシミリ装置3Aでは、受信履歴詳細画面Sc5に表示されている通知ファクス番号D10を簡易な操作で受信許可リスト70又は受信拒否リスト80に登録できるようになっている。この場合の画面遷移について、図9(E)〜(H)を用いて説明する。尚、この画面遷移も、操作表示制御部22が操作表示装置16を制御して実行する動作である。
図9(E)に示す受信履歴詳細画面Sc5が、操作表示装置16に表示されている状態で、ユーザが、決定キーを押下すると、操作表示装置16に表示される画面が、受信履歴詳細画面Sc5から、図9(F)に示すファクス番号登録先選択画面Sc6に遷移する。このファクス番号登録先選択画面Sc6は、受信履歴詳細画面Sc5に表示されていた通知ファクス番号D10を受信許可リスト70と受信拒否リスト80のどちらに登録するかユーザに選択させる画面であり、選択可能な項目として、「受信許可リスト」と「受信拒否リスト」が配置されている。
尚、ここでは一例として、図9(E)に示すように、受信履歴詳細画面Sc5に表示されている受信履歴詳細情報Diの警告情報D18として、迷惑ファクスの可能性がある旨を示す文字情報が表示されている場合にのみ、受信履歴詳細画面Sc5からファクス番号登録先選択画面Sc6に遷移可能としている。
すなわち、受信履歴詳細情報Diの警告情報D18に迷惑ファクスの可能性がある旨を示す文字情報が表示されているということは、この受信履歴詳細情報Diに対応するファクス受信時に、ファクシミリ装置3Aが、ファクスの受信を拒否すべきか(つまり迷惑ファクスであるか)判断できず、迷惑ファクスの可能性がある旨を受信履歴として残しつつファクスの受信を許可したことを意味する。
よって、このときファクスを送信してきたファクシミリ装置3がファクスの受信を拒否すべき相手なのか、ファクシミリ装置3A側で判断できるようにするには、そのファクシミリ装置3の通知ファクス番号を、受信許可リスト70又は受信拒否リスト80にユーザが登録しなければならない。
このような理由から、受信履歴詳細情報Diの警告情報D18に迷惑ファクスの可能性がある旨を示す文字情報が表示されている場合にのみ、受信履歴詳細画面Sc5からファクス番号登録先選択画面Sc6に遷移可能とした。尚、これに限らず、迷惑ファクスの可能性があるかどうかに関わらず、受信履歴詳細画面Sc5からファクス番号登録先選択画面Sc6に遷移可能としてもよい。
ここで、ユーザが、操作表示装置16のカーソルキーを操作して「受信拒否リスト」を選択した後、決定キーを押下すると、操作表示装置16に表示される画面が、ファクス番号登録先選択画面Sc6から、図9(G)に示す受信拒否リスト登録確認画面Sc7に遷移する。
受信拒否リスト登録確認画面Sc7は、受信履歴詳細画面Sc5に表示されていた通知ファクス番号D10を再表示するとともに、この通知ファクス番号D10を受信拒否リスト80に登録してもよいか、ユーザに確認する画面であり、選択可能な項目として、「はい」と「いいえ」が配置されている。
ここで、ユーザが、操作表示装置16のカーソルキーを操作して「はい」を選択した後、決定キーを押下すると、受信履歴詳細画面Sc5に表示されていた通知ファクス番号D10がファクシミリ制御部25により受信拒否リスト80に登録されるとともに、操作表示装置16に表示される画面が、受信拒否リスト登録確認画面Sc7から、図9(H)に示す受信拒否リスト登録完了画面Sc8に遷移する。
この受信拒否リスト登録完了画面Sc8は、通知ファクス番号D10を受信拒否リスト80に追加登録した旨をユーザに通知する画面である。この受信拒否リスト登録完了画面Sc8が表示された後、所定時間経過すると、操作表示装置16に表示される画面が、受信拒否リスト登録完了画面Sc8から、図9(E)に示す受信履歴詳細画面Sc5に戻る。
一方で、ユーザが、操作表示装置16のカーソルキーを操作して「いいえ」を選択した後、決定キーを押下すると、操作表示装置16に表示される画面は、例えば、受信拒否リスト登録確認画面Sc7から、図9(E)に示す受信履歴詳細画面Sc5に戻る。
また、受信履歴詳細画面Sc5に表示されている通知ファクス番号D10を受信拒否リスト80ではなく受信許可リスト70に登録する場合、ファクス番号登録先選択画面Sc6上で「受信許可リスト」を選択して、その後表示される図示しない受信許可リスト追加登録画面上で「はい」を選択すればよい。尚、操作表示装置16のカーソルキーの押下に応じて、操作表示装置16に表示される画面を、1つ前の画面に戻すようにしてもよい。受信履歴詳細画面Sc5に表示されている通知ファクス番号D10を受信許可リスト70又は受信拒否リスト80に登録する場合の画面遷移は、以上のようになっている。
[6.まとめと効果]
ここまで説明したように、ファクシミリ装置3Aは、受信可否第一判定部28が、ナンバーディスプレイにより公衆電話網2から送信されてきたND情報が示す通知ファクス番号(ナンバーディスプレイにより通知される相手先のファクシミリ装置3のファクス番号)と、受信許可リスト70に登録されている受信許可ファクス番号711〜71nとを照合してファクス番号の一致又は不一致を判定するようにした。
ここまで説明したように、ファクシミリ装置3Aは、受信可否第一判定部28が、ナンバーディスプレイにより公衆電話網2から送信されてきたND情報が示す通知ファクス番号(ナンバーディスプレイにより通知される相手先のファクシミリ装置3のファクス番号)と、受信許可リスト70に登録されている受信許可ファクス番号711〜71nとを照合してファクス番号の一致又は不一致を判定するようにした。
また、ファクシミリ装置3Aは、受信可否第二判定部29が、ファクシミリ伝送手順に基づいて相手先のファクシミリ装置3から送信されてきたTSI情報が示す登録ファクス番号(相手先のファクシミリ装置3に登録されているファクス番号)と、受信許可リスト70に登録されている受信許可ファクス番号711〜71nとを照合してファクス番号の一致又は不一致を判定するようにした。
さらに、ファクシミリ装置3Aは、受信可否第一判定部28による判定(第一の判定)と、受信可否第二判定部29による判定(第二の判定)のうち、少なくともどちらか一方で、ファクス番号が一致すると判定された場合(つまり相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号と登録ファクス番号のうちの少なくともどちらか一方が受信許可リスト70に登録されている場合であり、図8に示すステップSP15で肯定結果を得た場合もしくはステップSP18で肯定結果を得た場合)には、ファクス通信を継続してファクスを受信するようにした。
一方で、ファクシミリ装置3Aは、受信可否第一判定部28による判定と、受信可否第二判定部29による判定との両方で、ファクス番号が不一致と判定された場合(つまり相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号と登録ファクス番号の両方とも受信許可リスト70に登録されていない場合であり、図8に示すステップSP18で否定結果を得た場合)には、ファクス通信を終了してファクスの受信を拒否するようにした。
こうすることで、ファクシミリ装置3Aでは、例えば、相手先のファクシミリ装置3が、通知ファクス番号と使用ファクス番号とが異なるファクシミリ装置3であったとしても、例えば、このファクシミリ装置の使用ファクス番号(登録ファクス番号と同一のファクス番号)が受信許可リスト70に登録されていれば、このファクシミリ装置3からファクスの受信が可能となる。
これにより、例えば、PBX4に収容されているファクシミリ装置3Bのように、受信許可リスト70に登録されている使用ファクス番号(例えば「2222」)とは異なる発信専用のファクス番号(例えば「8888」)が通知ファクス番号として通知されてくるファクシミリ装置3に対しても、発信専用のファクス番号を調べて受信許可リスト70に登録するような面倒な作業をユーザに強いることなく、ファクスの受信が可能となる。かくして、ファクシミリ装置3Aは、ユーザの意図に反してファクスの受信を拒否してしまう状況を極力回避することができる。
またファクシミリ装置3Aは、受信可否第一判定部28による判定で、ファクス番号が不一致と判定された場合(つまり通知ファクス番号が受信許可リスト70に登録されていない場合)、受信可否第三判定部30が、通知ファクス番号と、受信拒否リスト80に登録されている受信拒否ファクス番号811〜81nとを照合してファクス番号の一致又は不一致を判定するようにした。
そしてファクシミリ装置3Aは、受信可否第三判定部30による判定(第三の判定)で、ファクス番号が一致と判定された場合(つまり通知ファクス番号が受信拒否リスト80に登録されている場合であり、図7に示すステップSP8で肯定結果を得た場合)には、相手先のファクシミリ装置3とファクス通信を行う前に、ファクスの受信を拒否するようにした。こうすることで、ファクシミリ装置3Aは、相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号が受信拒否リスト80に登録されている場合には、迅速にファクスの受信を拒否することができる。
さらにファクシミリ装置3Aは、受信可否第一判定部28による判定と、受信可否第二判定部29による判定との両方で、ファクス番号が不一致と判定された場合、ファクス通信を終了してファクスの受信を拒否するとともに、このときの通知ファクス番号(ナンバーディスプレイにより通知された相手先のファクシミリ装置3のファクス番号)を自動的に受信拒否リスト80に登録するようにした。こうすることで、以降、同一のファクシミリ装置3から着信があった場合、通知ファクス番号をもとにファクスの受信を拒否することができる。
さらにファクシミリ装置3Aは、ファクス通信を継続してファクスを受信したときの受信履歴情報51には、通信結果情報59として通信成功(OK)を示すコード情報を格納するようにした。一方で、ファクシミリ装置3Aは、ファクスの受信を拒否したときの受信履歴情報51には、通信結果情報59として通信失敗(NG)を示すコード情報を格納するようにした。つまり、ファクス通信を継続してファクスを受信したときの受信履歴情報51と、ファクスの受信を拒否したときの受信履歴情報51とでは、通信結果情報59が異なるようにした。
そしてファクシミリ装置3Aは、受信履歴一覧画面Sc4に、受信履歴情報51の概要となる受信履歴概要情報Siを一覧表示する際、通信結果情報59をもとに、ファクスを受信したときの受信履歴と、ファクスを拒否するなどして受信しなかったときの受信履歴とで、表示内容が異なるようにして(つまり「OK」、「NG」により表示内容が異なるようにして)一覧表示するようにした。これにより、ユーザは、受信履歴一覧画面Sc4に表示されている受信履歴概要情報Siを参照することで、どの受信履歴がファクスを拒否したものなのかを容易に確認することができる。
さらにファクシミリ装置3Aは、ファクス通信を継続してファクスを受信する際に、相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号と登録ファクス番号とが一致していない場合(つまり図8に示すステップSP16で否定結果を得た場合、及びステップSP18で肯定結果を得た場合であり、通知ファクス番号と登録ファクス番号のどちらか一方は受信許可リスト70に登録されていない場合)には、このとき受信したファクスが迷惑ファクスの可能性がある旨を示す警告フラグ60を、このときのファクス受信に対応する受信履歴情報51にセットするようにし、相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号と登録ファクス番号とが一致している場合(つまり図8に示すステップSP16で肯定結果を得た場合であり、通知ファクス番号と登録ファクス番号の両方が受信許可リスト70に登録されている場合)には、警告フラグ60をセットしないようにした。
そしてファクシミリ装置3Aは、受信履歴一覧画面Sc4に、受信履歴情報51の概要となる受信履歴概要情報Siを一覧表示する際、警告フラグ60をもとに、受信したファクスが迷惑ファクスの可能性があるかどうかで、表示内容が異なるようにして(つまり「!」の有無により表示内容が異なるようにして)一覧表示するようにした。これにより、ユーザは、受信履歴一覧画面Sc4に表示されている受信履歴概要情報Siを参照することで、どの受信履歴が迷惑ファクスの可能性があるものなのかを容易に確認することができる。
さらにファクシミリ装置3Aは、受信履歴一覧画面Sc4に表示している受信履歴概要情報Siのうちの1つがユーザにより選択されると、受信履歴詳細画面Sc5に、選択された受信履歴概要情報Siに対応する受信履歴情報51の詳細となる受信履歴詳細情報Diを表示するようにした。このとき、ファクシミリ装置3Aは、受信履歴詳細画面Sc5に、受信履歴詳細情報Diに含まれている相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号D10と登録ファクス番号D11とを比較可能な状態で表示(つまり並べて表示)するようにした。これにより、ユーザは、ファクスの発信元である相手先のファクシミリ装置3が、通知ファクス番号と登録ファクス番号とが異なるファクシミリ装置3であるか容易に確認できる。
さらにファクシミリ装置3Aは、受信履歴詳細画面Sc5に、迷惑ファクスの可能性があるファクスを受信したときの受信履歴詳細情報Diを表示している状態で、この受信履歴詳細情報Diに含まれている通知ファクス番号D10を受信拒否リスト80に登録する操作がユーザにより行われると、この通知ファクス番号D10を受信拒否リスト80に追加登録するようにした。これにより、ユーザは、迷惑ファクスの可能性があるファクスを受信したときの受信履歴情報51を確認したうえで、この受信履歴情報51に含まれている通知ファクス番号D10を、受信拒否リスト80に容易に登録することができる。この結果、ファクシミリ装置3Aでは、以降、この通知ファクス番号D10が通知されてくるファクシミリ装置3からの迷惑ファクスを拒否することができる。
[7.他の実施の形態]
[7−1.他の実施の形態1]
尚、上述した実施の形態では、ファクシミリ装置3Aが、受信履歴一覧画面Sc4に、受信履歴概要情報Siのリストを表示するようにした。また、受信履歴詳細画面Sc5に、1通信分の受信履歴詳細情報Diを表示するようにした。ここで、ファクシミリ装置3Aの印刷制御部24が印刷装置14を制御して、受信履歴概要情報Siのリストを印刷媒体に印刷するようにしてもよい。この場合、印刷媒体には、受信履歴概要情報Siが、ファクスを受信したときの受信履歴と、ファクスを拒否するなどして受信しなかったときの受信履歴とで印刷内容が異なるようにして、且つ受信したファクスが迷惑ファクスの可能性があるかどうかで印刷内容が異なるようにして印刷される。また、ファクシミリ装置3Aの印刷制御部24が印刷装置14を制御して、受信履歴詳細情報Diを印刷媒体に印刷するようにしてもよい。
[7−1.他の実施の形態1]
尚、上述した実施の形態では、ファクシミリ装置3Aが、受信履歴一覧画面Sc4に、受信履歴概要情報Siのリストを表示するようにした。また、受信履歴詳細画面Sc5に、1通信分の受信履歴詳細情報Diを表示するようにした。ここで、ファクシミリ装置3Aの印刷制御部24が印刷装置14を制御して、受信履歴概要情報Siのリストを印刷媒体に印刷するようにしてもよい。この場合、印刷媒体には、受信履歴概要情報Siが、ファクスを受信したときの受信履歴と、ファクスを拒否するなどして受信しなかったときの受信履歴とで印刷内容が異なるようにして、且つ受信したファクスが迷惑ファクスの可能性があるかどうかで印刷内容が異なるようにして印刷される。また、ファクシミリ装置3Aの印刷制御部24が印刷装置14を制御して、受信履歴詳細情報Diを印刷媒体に印刷するようにしてもよい。
[7−2.他の実施の形態2]
また、上述した実施の形態では、ファクシミリ装置3Aが、受信したファクスが迷惑ファクスの可能性がある場合に、その旨を示す警告フラグ60を、このときのファクス受信に対応する受信履歴情報51にセットするようにした。これに限らず、このときのファクス(つまり迷惑ファクスの可能性があるファクス)の画像を、印刷装置14が印刷媒体に印刷する際に、印刷制御部24が印刷装置14を制御して、この印刷媒体に迷惑ファクスの可能性がある旨を示す文字情報(例えば「迷惑ファクスの可能性があります。確認してください」)を印刷するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザは、ファクスの画像が印刷された印刷媒体を見て、このファクスが迷惑ファクスの可能性があることを容易に認識できる。尚、このように、印刷媒体にファクスの画像と、迷惑ファクスの可能性がある旨を示す文字情報との両方を印刷する場合、この文字情報を、ファクスの画像に重ならないよう、印刷媒体の縁に印刷することが望ましい。
また、上述した実施の形態では、ファクシミリ装置3Aが、受信したファクスが迷惑ファクスの可能性がある場合に、その旨を示す警告フラグ60を、このときのファクス受信に対応する受信履歴情報51にセットするようにした。これに限らず、このときのファクス(つまり迷惑ファクスの可能性があるファクス)の画像を、印刷装置14が印刷媒体に印刷する際に、印刷制御部24が印刷装置14を制御して、この印刷媒体に迷惑ファクスの可能性がある旨を示す文字情報(例えば「迷惑ファクスの可能性があります。確認してください」)を印刷するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザは、ファクスの画像が印刷された印刷媒体を見て、このファクスが迷惑ファクスの可能性があることを容易に認識できる。尚、このように、印刷媒体にファクスの画像と、迷惑ファクスの可能性がある旨を示す文字情報との両方を印刷する場合、この文字情報を、ファクスの画像に重ならないよう、印刷媒体の縁に印刷することが望ましい。
[7−3.他の実施の形態3]
さらに、上述した実施の形態では、発信番号通知サービスとして、通知ファクス番号情報としてのND情報によって相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号を通知するようにしたナンバーディスプレイを利用した。これに限らず、ナンバーディスプレイと同様に、通知ファクス番号情報によって相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号を通知できるサービスがあれば、そのサービスを利用してもよい。
さらに、上述した実施の形態では、発信番号通知サービスとして、通知ファクス番号情報としてのND情報によって相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号を通知するようにしたナンバーディスプレイを利用した。これに限らず、ナンバーディスプレイと同様に、通知ファクス番号情報によって相手先のファクシミリ装置3の通知ファクス番号を通知できるサービスがあれば、そのサービスを利用してもよい。
さらに、上述した実施の形態では、ファクシミリ装置3Aが、ファクス通信時に、相手先のファクシミリ装置3から登録ファクス番号情報としてのTSI情報を受信して、このTSI情報から相手先のファクシミリ装置3に登録されている登録ファクス番号を取得するようにした。これに限らず、例えば、相手先のファクシミリ装置3から、TSI情報とは異なる登録ファクス番号情報が送信されてくるような場合には、この登録ファクス番号情報から登録ファクス番号を取得するようにしてもよい。
[7−4.他の実施の形態4]
さらに、上述した実施の形態では、ナンバーディスプレイに対応するファクシミリ装置3Aに本発明を適用した。これに限らず、ナンバーディスプレイなどの発信番号通知サービスに対応する様々なファクシミリ装置に適用できる。また、発信番号通知サービスに対応するファクシミリ機能を有する複合機などにも適用できる。
さらに、上述した実施の形態では、ナンバーディスプレイに対応するファクシミリ装置3Aに本発明を適用した。これに限らず、ナンバーディスプレイなどの発信番号通知サービスに対応する様々なファクシミリ装置に適用できる。また、発信番号通知サービスに対応するファクシミリ機能を有する複合機などにも適用できる。
[7−5.他の実施の形態5]
さらに、上述した実施の形態では、ファクシミリ装置3Aに、通知ファクス番号情報としてのND情報及び登録ファクス番号情報としてのTSI情報を受信する受信部の具体例として、通信装置15を設けたが、これに限らず、通信装置15と同様に機能するものであれば、通信装置15とは異なる受信部を設けるようにしてもよい。さらに、上述した実施の形態では、ファクシミリ装置3Aに、受信許可リスト70及び受信拒否リスト80を記憶する記憶部の具体例として、RAM12を設けたが、これに限らず、フラッシュメモリ、ハードディスク、メモリカードなどを記憶部として設けるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、ファクシミリ装置3Aに、通知ファクス番号情報としてのND情報及び登録ファクス番号情報としてのTSI情報を受信する受信部の具体例として、通信装置15を設けたが、これに限らず、通信装置15と同様に機能するものであれば、通信装置15とは異なる受信部を設けるようにしてもよい。さらに、上述した実施の形態では、ファクシミリ装置3Aに、受信許可リスト70及び受信拒否リスト80を記憶する記憶部の具体例として、RAM12を設けたが、これに限らず、フラッシュメモリ、ハードディスク、メモリカードなどを記憶部として設けるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、ファクシミリ装置3Aに、表示部の具体例として、操作表示装置16を設けたが、これに限らず、操作表示装置16とは異なる表示部(例えばタッチパネルなど)を設けてもよい。さらに、上述した実施の形態では、ファクシミリ装置3Aに、印刷部の具体例として、印刷装置14を設けたが、これに限らず、印刷媒体に印刷可能なものであれば、印刷装置14とは異なる印刷部を設けてもよい。
[7−6.他の実施の形態6]
さらに、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態と他の実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態と他の実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、ナンバーディスプレイなどの発信番号通知サービスに対応するファクシミリ装置で広く利用することができる。
1……ファクシミリシステム、2……公衆電話網、3A、3B、3C、3D……ファクシミリ装置、4……PBX、10……CPU、12……RAM、14……印刷装置、15……通信装置、16……操作表示装置、20……制御部、21……システム制御部、22……操作表示制御部、24……印刷制御部、25……ファクシミリ制御部、26……呼び出し信号検出部、27……ND情報受信部、28……受信可否第一判定部、29……受信可否第二判定部、30……受信可否第三判定部、50……通信履歴、51……受信履歴情報、59、D4、D16……通信結果情報、60、D1……警告フラグ、70……受信許可リスト、71……受信許可ファクス番号、80……受信拒否リスト、81……受信拒否ファクス番号、Sc4……受信履歴一覧画面、Sc5……受信履歴詳細画面、Si……受信履歴概要情報、Di……受信履歴詳細情報、D18……警告情報。
Claims (9)
- ファクス通信前に、発信番号通知サービスにより通知される相手先のファクシミリ装置のファクス番号である通知ファクス番号を示す通知ファクス番号情報を受信し、前記ファクス通信時に、前記相手先のファクシミリ装置に登録されているファクス番号である登録ファクス番号を示す登録ファクス番号情報を受信する受信部と、
前記相手先のファクシミリ装置とファクス通信を行う制御部と、
ファクスの受信を許可するファクス番号である受信許可ファクス番号が登録された受信許可リストを記憶する記憶部と
を備え、
前記制御部は、
前記受信部により受信された前記通知ファクス番号情報が示す前記通知ファクス番号と前記受信許可リストに登録されている前記受信許可ファクス番号とを照合して一致又は不一致を判定する第一の判定と、前記受信部により受信された前記登録ファクス番号情報が示す前記登録ファクス番号と前記受信許可リストに登録されている前記受信許可ファクス番号とを照合して一致又は不一致を判定する第二の判定とを行い、前記第一の判定及び前記第二の判定の少なくとも一方で一致と判定した場合には前記相手先のファクシミリ装置とのファクス通信を継続してファクスの受信を行う一方で、前記第一の判定及び前記第二の判定の両方で不一致と判定した場合には前記相手先のファクシミリ装置とのファクス通信を終了してファクスの受信を拒否する
ことを特徴とするファクシミリ装置。 - 表示部を備え、
前記制御部は、
ファクスの受信履歴を示す受信履歴情報を、前記第一の判定及び前記第二の判定のどちらか一方で不一致と判定した場合と、前記第一の判定及び前記第二の判定の両方で一致と判定した場合とで異なるようにして前記表示部に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。 - 前記記憶部には、ファクスの受信を拒否するファクス番号である受信拒否ファクス番号が登録された受信拒否リストが記憶され、
前記制御部は、
前記第一の判定及び前記第二の判定の両方で不一致と判定した場合には、前記受信部により受信された前記通知ファクス番号情報が示す前記通知ファクス番号を、前記受信拒否ファクス番号として前記受信拒否リストに登録する
ことを特徴とする請求項2に記載のファクシミリ装置。 - 前記制御部は、
前記第一の判定で不一致と判定した場合、前記受信部により受信された前記通知ファクス番号情報が示す前記通知ファクス番号と、前記受信拒否リストに登録されている前記受信拒否ファクス番号とを照合して一致又は不一致を判定する第三の判定を行い、前記第三の判定で不一致と判定した場合には前記第二の判定を行う一方で、前記第三の判定で一致と判定した場合には前記相手先のファクシミリ装置からのファクスの受信を拒否する
ことを特徴とする請求項3に記載のファクシミリ装置。 - 前記制御部は、
前記受信履歴情報を、前記相手先のファクシミリ装置とのファクス通信を継続してファクスの受信を行った場合と、前記相手先のファクシミリ装置とのファクス通信を終了してファクスの受信を拒否した場合とで表示内容が異なるようにして前記表示部に表示させる
ことを特徴とする請求項3又は4に記載のファクシミリ装置。 - 印刷部を備え、
前記制御部は、
前記受信履歴情報を、前記第一の判定及び前記第二の判定のどちらか一方で不一致と判定した場合と、前記第一の判定及び前記第二の判定の両方で一致と判定した場合とで異なるようにして前記印刷部により印刷媒体に印刷させる
ことを特徴とする請求項3又は4に記載のファクシミリ装置。 - 印刷部を備え、
前記制御部は、
前記第一の判定及び前記第二の判定のどちらか一方で不一致と判定した場合、相手先のファクシミリ装置から受信したファクスの画像とともに、当該ファクスが迷惑ファクスの可能性がある旨を示す文字情報を、前記印刷部により印刷媒体に印刷させる
ことを特徴とする請求項3又は4に記載のファクシミリ装置。 - 前記受信履歴情報には、少なくとも前記相手先のファクシミリ装置の前記通知ファクス番号が含まれていて、
前記制御部は、
前記受信履歴情報を前記表示部に表示させている状態で、当該受信履歴情報に含まれている前記通知ファクス番号を前記受信拒否リストに登録する操作がユーザにより行われると、当該受信履歴情報に含まれている前記通知ファクス番号を前記受信拒否ファクス番号として前記受信拒否リストに登録する
ことを特徴とする請求項3〜7のいずれかに記載のファクシミリ装置。 - 前記受信履歴情報には、少なくとも前記相手先のファクシミリ装置の前記通知ファクス番号が含まれていて、
前記制御部は、
前記受信履歴情報を前記表示部に表示させている状態で、当該受信履歴情報に含まれている前記通知ファクス番号を前記受信許可リストに登録する操作がユーザにより行われると、当該受信履歴情報に含まれている前記通知ファクス番号を前記受信許可ファクス番号として前記受信許可リストに登録する
ことを特徴とする請求項3〜7のいずれかに記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018204410A JP2020072353A (ja) | 2018-10-30 | 2018-10-30 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018204410A JP2020072353A (ja) | 2018-10-30 | 2018-10-30 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020072353A true JP2020072353A (ja) | 2020-05-07 |
Family
ID=70548130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018204410A Pending JP2020072353A (ja) | 2018-10-30 | 2018-10-30 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020072353A (ja) |
-
2018
- 2018-10-30 JP JP2018204410A patent/JP2020072353A/ja active Pending
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