JP2020072173A - 電子機器収納ラック用冷却装置 - Google Patents
電子機器収納ラック用冷却装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020072173A JP2020072173A JP2018205098A JP2018205098A JP2020072173A JP 2020072173 A JP2020072173 A JP 2020072173A JP 2018205098 A JP2018205098 A JP 2018205098A JP 2018205098 A JP2018205098 A JP 2018205098A JP 2020072173 A JP2020072173 A JP 2020072173A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ventilation
- rack body
- ventilation member
- electronic device
- rack
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
この電子機器収納ラックによれば、ファンの回転数を第一センサ及び第二センサの感知温度に応じて適宜に制御し、電子機器の熱により熱くなったラック内の空気を、効率的に外部に排出することができる。
このため、ラック内にて各電子機器から発生する音が、前記吸気口及び前記排気口を通って外部にもれ、騒音となるおそれがある。
複数の電子機器を収容する電子機器収納ラックのラック本体に装着され、前記ラック本体内に空気を通過させるようにした電子機器収納ラック用冷却装置において、前記ラック本体の前面側に装着されて前記ラック本体内に外気を導入する吸気部と、前記ラック本体の後面側に装着されて前記ラック本体内の気体を外部へ排出する排気部とを備え、前記吸気部から前記排気部へわたる通気経路中に、一方側から流入した空気を他方側へ排出する第一の通気部材が設けられ、前記第一の通気部材は、一端部及び他端部を開口した筒状の通気セルを、通気方向に対する交差方向へ多数並設してなることを特徴とする電子機器収納ラック用冷却装置。
第1の特徴は、複数の電子機器を収容する電子機器収納ラックのラック本体に装着され、前記ラック本体内に空気を通過させるようにした電子機器収納ラック用冷却装置において、前記ラック本体の前面側に装着されて前記ラック本体内に外気を導入する吸気部と、前記ラック本体の後面側に装着されて前記ラック本体内の気体を外部へ排出する排気部とを備え、前記吸気部から前記排気部へわたる通気経路中に、一方側から流入した空気を他方側へ排出する第一の通気部材が設けられ、前記第一の通気部材は、一端部及び他端部を開口した筒状の通気セルを、通気方向に対する交差方向へ多数並設してなる(図1〜図4参照)。
この構成によれば、第一の通気部材の多数の通気セルによって吸気及び排気のための通気経路を確保することができる上、電子機器等から発生する音を、多数の通気セルにより減衰させることができる。
すなわち、この発明は、複数の電子機器を収容する電子機器収納ラックのラック本体に装着され、前記ラック本体内に空気を通過させるようにした電子機器収納ラック用冷却装置において、前記ラック本体の前面側に装着されて前記ラック本体内に外気を導入する吸気部と、前記ラック本体の後面側に装着されて前記ラック本体内の気体を外部へ排出する排気部とを備え、前記吸気部に、内部へ向かって徐々に開口面積を狭くする吸気口を設けた(図2及び図3参照)。
この構成によれば、吸気口が内部へ向かって徐々に開口面積を狭くなっているため、空気抵抗を低減して効果的に外気を導入することができる上、ラック内から吸気口を介して外部へもれる音を少なくすることができる。
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
なお、図中符号b13は、ラック本体b1の下端部から下方へ突出して転動する複数のキャスターである。これらキャスターb13は、必要に応じて設けられるものであり、省くことも可能である。
このラック本体b1の左右側面及び上下面等、開口部b11,b12以外の面には、発泡合成樹脂板等からなる図示しない吸音材又は遮音材が貼り付けられる。
これら吸気部10と排気部20は、それぞれ、電子機器収納ラックBの既存の前扉と後扉(図示せず)を交換するようにして、ラック本体b1に対し扉状に装着される。
この吸気部10は、ラック本体b1との間に蝶番30を介することで、ラック本体b1に対し開閉回動可能に装着される。閉鎖状態の吸気部10とラック本体b1の間には、これらの間の隙間を塞ぐようにして、図示しない気密材(例えばゴム等の弾性材料)が設けられる。
この吸気ケース部11の内壁面には、発泡合成樹脂板等からなる図示しない吸音材又は遮音材が貼り付けられている。
各吸気口12は、吸気ケース部11の内部へ向かって徐々に開口面積を狭くする縮小管状(もしくはノズル状)の部材であり、吸気ケース部11における前記傾斜状の側面に貫通状に装着される。
二つの第二の通気部材14,14は、第一の通気部材13を通気方向の両側から挟むようにして設けられている。
この第一の通気部材13の材質は、本実施の形態の好ましい一例によれば、硬質の塩化ビニールフィルムとしているが、他の合成樹脂材料とすることも可能である。
各通気孔14aは、通気セル13aよりも開口面積の小さい円形状の貫通孔である。
この通気孔14aは、通気セル13aのピッチよりも小さいピッチにて、多数配設されている。図4(b)に示す一例によれば、多数の通気孔14aは、角度60°の千鳥状に配設される。
この排気部20は、ラック本体b1との間に蝶番30を介することで、ラック本体b1に対し開閉回動可能に装着される(図3参照)。閉鎖状態の排気部20とラック本体b1の間には、これらの間の隙間を塞ぐようにして、図示しない気密材(例えばゴム等の弾性材料)が設けられる。
この排気ケース部21の内壁面には、発泡合成樹脂板等からなる図示しない吸音材又は遮音材が貼り付けられている。
この送風機22の回転数は、通気経路中の温度や圧力を感知する図示しない温度センサや圧力センサからの出力信号や、図示しない操作回路による操作信号等に応じて適宜に制御される。
詳細に説明すれば、排気口21bの内縁に沿って第一の通気部材13が固定され、この第一の通気部材13の上流側の端面に、第二の通気部材14が重ね合せられ固定されている。
電子機器収納ラックBの既存の前扉及び後扉(図示せず)が外されて、その代わりに吸気ケース部11及び第一の通気部材13が装着され、ラック本体b1内には複数の電子機器Aが上下方向に適宜間隔を置いて装着される。
詳細に説明すれば、各吸気口12に吸い込まれる空気は、吸気ケース部11内の第一の通気部材13及び両側の第二の通気部材14,14を通過し、上下に隣接する電子機器A,Aの空間や、各電子機器Aとラック本体b1内壁面との間の空間を通過し、この過程で電子機器Aの熱を吸収する。
このようにして、熱を吸収した空気は、各送風機22の吸込口22aに吸い込まれて、各送風機22から側方へ吐出され、さらに、排気ケース部21の内壁面によって上方と下方へ分岐して曲げられた後、上方と下方の各々にて、第二の通気部材14及び第一の通気部材13を通過して外部へ排出される。したがって、各電子機器Aの温度上昇が抑制される。
そして、前記のように減衰された音は、吸気ケース部11内面の図示しない吸音材に吸音されたり、回り込みしたりすることで、更に減衰され、この後、各吸気口12から外部へ漏れようとするが、各吸気口12の内部側が外部側よりも小径であるため、その音の漏れが低減される。
このように減衰され上方と下方へ向かう音は、それぞれ、第二の通気部材14を通過する際に、各通気孔14a周囲の壁面に吸収され、さらに、第一の通気部材13を通過する際に各通気セル13aの内壁面に吸収されて、さらに減衰する。
そして、排気部20から漏れる音は、上方と下方へ向けられるため、例えば、電子機器収納ラックBが設置される部屋の天井や床に吸収されて更に減衰し、周囲への騒音の拡散を低減することができる。
また、各送風機22は、その回転数を適宜に調整することができ、この調整によっても、通気音や回転音等を低減することができる。
10:吸気部
11:吸気ケース部
12:吸気口
13:第一の通気部材
13a:通気セル
14:第二の通気部材
14a:通気孔
20:排気部
21:排気ケース部
21b:排気口
22:送風機
22a:吸込口
A:電子機器
B:電子機器収納ラック
b1:ラック本体
Claims (6)
- 複数の電子機器を収容する電子機器収納ラックのラック本体に装着され、前記ラック本体内に空気を通過させるようにした電子機器収納ラック用冷却装置において、
前記ラック本体の前面側に装着されて前記ラック本体内に外気を導入する吸気部と、前記ラック本体の後面側に装着されて前記ラック本体内の気体を外部へ排出する排気部とを備え、
前記吸気部から前記排気部へわたる通気経路中に、一方側から流入した空気を他方側へ排出する第一の通気部材が設けられ、
前記第一の通気部材は、一端部及び他端部を開口した筒状の通気セルを、通気方向に対する交差方向へ多数並設してなることを特徴とする電子機器収納ラック用冷却装置。 - 前記第一の通気部材の一端部又は他端部に、前記通気セルよりも開口面積の小さい通気孔を多数有する板状の第二の通気部材を重ね合わせ、前記通気経路中の空気を、前記通気セルと前記通気孔の両方に通過させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の電子機器収納ラック用冷却装置。
- 前記第一の通気部材の前端部と後端部に、それぞれ、前記第二の通気部材を設けたことを特徴とする請求項2記載の電子機器収納ラック用冷却装置。
- 前記吸気部と前記排気部の各々に、前記第一の通気部材及び前記第二の通気部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3何れか1項記載の電子機器収納ラック用冷却装置。
- 前記排気部は、前記ラック本体から導入する空気を、上方及び/又は下方へ曲げて排出する排気経路を有することを特徴とする請求項1〜4何れか1項記載の電子機器収納ラック用冷却装置。
- 前記吸気部に、内部へ向かって徐々に開口面積を狭くする吸気口を設けたことを特徴とする請求項1〜5何れか1項記載の電子機器収納ラック用冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018205098A JP2020072173A (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | 電子機器収納ラック用冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018205098A JP2020072173A (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | 電子機器収納ラック用冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020072173A true JP2020072173A (ja) | 2020-05-07 |
Family
ID=70548035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018205098A Pending JP2020072173A (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | 電子機器収納ラック用冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020072173A (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61181225U (ja) * | 1985-05-01 | 1986-11-12 | ||
JPH03168399A (ja) * | 1989-11-28 | 1991-07-22 | Pfu Ltd | 冷却ファン装置 |
JPH0536895U (ja) * | 1991-10-14 | 1993-05-18 | 株式会社アドバンテスト | 電子装置の強制空冷構造 |
JPH11173644A (ja) * | 1997-12-11 | 1999-07-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 空調設備 |
JP2003168884A (ja) * | 2001-11-29 | 2003-06-13 | Nec Corp | 電子部品 |
JP2003280494A (ja) * | 2002-03-22 | 2003-10-02 | Ricoh Co Ltd | 機器の排風機構、及び画像形成装置 |
JP2008198877A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Kurogane Kosakusho Ltd | 電子機器収納装置 |
-
2018
- 2018-10-31 JP JP2018205098A patent/JP2020072173A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61181225U (ja) * | 1985-05-01 | 1986-11-12 | ||
JPH03168399A (ja) * | 1989-11-28 | 1991-07-22 | Pfu Ltd | 冷却ファン装置 |
JPH0536895U (ja) * | 1991-10-14 | 1993-05-18 | 株式会社アドバンテスト | 電子装置の強制空冷構造 |
JPH11173644A (ja) * | 1997-12-11 | 1999-07-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 空調設備 |
JP2003168884A (ja) * | 2001-11-29 | 2003-06-13 | Nec Corp | 電子部品 |
JP2003280494A (ja) * | 2002-03-22 | 2003-10-02 | Ricoh Co Ltd | 機器の排風機構、及び画像形成装置 |
JP2008198877A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Kurogane Kosakusho Ltd | 電子機器収納装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20220035426A1 (en) | Air directing device | |
US7782612B2 (en) | Noiseproofed and ventilated air intake chamber for electronics equipment enclosure | |
US7379299B2 (en) | Noiseproofed and ventilated enclosure for electronics equipment | |
TWI240607B (en) | Method and apparatus for combined air and liquid cooling of stacked electronics components | |
US6141213A (en) | Computer with high airflow and low acoustic noise | |
JP4935443B2 (ja) | 電子機器の吸音構造 | |
US8257155B2 (en) | Selectively routing air within an electronic equipment enclosure | |
US7604535B2 (en) | Assembly for extracting heat from a housing for electronic equipment | |
US7894190B2 (en) | Electronic equipment enclosure with side-to-side airflow control system | |
US8770340B2 (en) | Sound-absorptive panel for an air handling system | |
US7903403B2 (en) | Airflow intake systems and associated methods for use with computer cabinets | |
US20160135329A1 (en) | Internal air duct | |
WO2011121450A2 (en) | Acoustic dampening sleeve for electronic equipment and method of making the same | |
JP2008270373A (ja) | 電子機器収納箱 | |
JP2012204578A (ja) | カバー、電子装置および空調システム | |
CN103209555A (zh) | 一种通信机柜 | |
JP4800237B2 (ja) | 電子機器収納装置 | |
JP5492716B2 (ja) | データセンター用空調システム | |
JP2020072173A (ja) | 電子機器収納ラック用冷却装置 | |
JP2008270374A (ja) | 電子機器収納箱 | |
JP2019045014A (ja) | 空気調和機の室外機 | |
JP2008270372A (ja) | 電子機器収納箱 | |
JP2008269111A (ja) | 電子機器収納箱 | |
JP5201611B2 (ja) | 電子機器の冷却構造 | |
JP5096505B2 (ja) | ダクトユニット及びこれを有する環境試験装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20181116 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211029 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221004 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230328 |