JP2020071355A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
複数の画像を撮影する一連の撮影の途中で、撮影者にとって望ましくない変化による撮影画像への影響を抑え、撮影失敗の可能性を低減した撮像装置を提供すること。
【解決手段】
発光部材を持った外部機器との通信手段を備えた撮像装置であって、前記撮像装置は、前記撮像装置の位置情報判別手段と、前記撮像装置の方位情報判別手段と、前記外部機器の位置情報取得手段と、前記外部機器の照明部材制御手段と、を備え、前記撮像装置が露光撮影中、撮影画角である第一の範囲よりも所定の角度広い、第二の範囲内に前記外部機器が位置することを検知した場合、前記外部機器の照明部材を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に露光撮影中の外乱光源による撮影失敗を防ぐ撮像装置のシステムに関する。
星空等の撮影では、長秒時露光や所定間隔毎の動画撮影を行うことが多いが、撮影時、撮像部に対して撮影範囲外の光源の光が入り込んだり、外乱となる照明光が入ってしまうと、最終的に合成された画像にも影響してしまう。特に暗部撮影では、撮影者、その他カメラ周囲にいる人が不意に携帯電話やスマートフォンなど、モバイル機器の液晶やライトなどの照明を付けてしまうと、露光中のカメラにも映り込み、長時間にわたる撮影が失敗してしまうことがある。
このような長秒時露光や所定間隔毎の動画撮影の際に、失敗を防ぐための技術も検討されている。特許文献1には、撮影中に不要な被写体が撮影画角内に入ってきた場合、画角外に移動するよう促す技術が開示されている。また、特許文献2には、カメラが露光撮影中、ブレや輝度の変動を検知すると、その間の撮影画像を含めずに画像合成を行う技術が開示されている。
特開2015−125425号公報 特開2015−233250号公報
しかしながら、上記の特許文献に開示された従来技術では、撮影画像に不要な被写体や照明などの外乱が入り込んだことを検知し、その間の画像を抜いて合成を行うため、外乱が多い場合、最終的に合成した画像が不自然となってしまい、撮影失敗となる恐れがある。
そこで本発明は、合成するための複数の画像を撮影する一連の撮影の途中で、外乱光源による、望ましくない変化が与える撮影画像への影響を抑え、撮影失敗の可能性を低減した撮像装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明に係る像装置は、発光部材を持った外部機器との通信手段を備えた撮像装置であって、前記撮像装置は、前記撮像装置の位置情報判別手段と、前記撮像装置の方位情報判別手段と、前記外部機器の位置情報取得手段と、前記外部機器の照明部材制御手段と、を備え、前記撮像装置が露光撮影中、撮影画角である第一の範囲よりも所定の角度広い、第二の範囲内に前記外部機器が位置することを検知した場合、前記外部機器の照明部材を制御することを特徴とする。
本発明によれば、撮影者にとって望ましくない外部機器の発光が与える撮影画像への影響を抑え、撮影失敗の可能性を低減した撮像装置の提供を実現できる。
本実施形態の撮像装置100の外観斜視図である。 本実施形態の撮像装置100の構成を示すブロック図である。 本実施形態の外部機器であるスマートフォン600の外観斜視図である。 実施形態1における、撮像装置100とスマートフォン600、及び撮影者を上空から見た位置関係を示す図である。 本実施形態における、スマートフォン600の表示部601に警告通知を表示させた状態を示す図である。 実施形態1の処理を示したフローチャートである。 実施形態2における、撮像装置1100とスマートフォン1600、及び撮影者を上空から見た位置関係を示す図である。 実施形態1の処理を示したフローチャートである。
以下、本発明を実施する形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に、本発明の撮像装置の外観図を示す。図1(a)は撮像装置100の前面斜視図であり、図1(b)は撮像装置100の背面斜視図である。
表示部40は撮影画像や各種情報を表示可能である。レリーズ釦61は撮影指示を行うための操作部である。モード切り替えダイヤル60は、動作モードを静止画記録モード、動画記録モード等に切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。メイン電子ダイヤル71は回転操作部材であり、このメイン電子ダイヤル71を回すことで、モード切り替えダイヤル60にて設定されたモードに応じてシャッター速度や絞りなどの設定値の変更等を行う。
電源スイッチ72は撮像装置100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。十字キー74は、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な十字キーである。SET釦75は押し釦であり、主に選択項目の決定などに用いられる。拡大釦77は、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのON、OFF、及び拡大モード中の拡大率の変更を行うための操作釦である。再生モードにおいては再生画像を拡大し、拡大率を増加させるための拡大釦として機能する。
再生釦78は、撮影モードと再生モードとを切り替える操作釦である。撮影モード中に再生釦78を押下することで再生モードに移行し、不図示の記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像を表示部40に表示させることが可能である。クイックリターンミラー12(以下、ミラー12)は、不図示のシステム制御部80の指示により、アクチュエータを動作させることでアップダウンされる。
ファインダ16は、図2に示すペンタプリズム14を介してフォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体像の焦点や構図の確認を行うための光学ファインダである。グリップ部90は、撮影者が撮像装置100を構えた際に右手で握りやすい形状とした把持部である。インターフェース部95には、USB端子やリモコンジャックなど、外部機器を接続するための端子類が備えられており、撮影者は必要に応じて、撮像装置100に外部機器を接続し撮影操作を行う。
撮像装置100にはGPSモジュール300、方位センサ400が搭載されている。GPSモジュール300は、上空の衛星と通信し撮像装置100の位置情報を取得可能である。位置情報は、撮影した画像のEXIFに埋め込まれ、撮影画像を後から閲覧する際にどこで撮った画像であるかが判別可能である。また、撮像装置100の現在の位置情報を表示部40に表示することも可能である。GPSモジュール300は、上空の衛星と通信を行うため、撮像装置100の上部に配置されることが一般的である。
方位センサ400は、地磁気を計測することで、センサ、すなわち撮像装置100が向いている方位情報を取得可能である。取得した方位情報は、GPSモジュール300による位置情報と同様に、撮像装置100の表示部40に表示したり、撮影画像のEXIFに付与することが可能である。
さらに撮像装置100には、Wi−Fiモジュール500が搭載されている。このWi−Fiモジュール500を使用することにより、撮像装置100と外部機器、例えば他の撮像装置やPC、スマートフォンなどのモバイル機器と通信を行うことができる。撮影者は任意の外部機器と通信を行い、撮影画像の送受信や、通信相手の制御が可能である。また、上記のGPSモジュール300による位置情報、方位センサ400の方位情報の通信を行うことで、通信相手の位置、方位を把握することが可能である。
図2は、本実施形態による撮像装置100の構成例を示すブロック図である。
図2において、レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。
レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略化して一枚のレンズのみで示している。レンズ側通信端子6はレンズユニット150が撮像装置100側と通信を行うための通信端子であり、撮像装置側通信端子10は撮像装置100がレンズユニット150側と通信を行うための通信端子である。レンズユニット150は、この通信端子6、10を介してシステム制御部80と通信し、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り102の制御を行い、AF駆動回路3を介して、レンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
AEセンサ17は、レンズユニット150を通した被写体の輝度を測光する。
焦点検出部11は、システム制御部80にデフォーカス量情報を出力する。システム制御部80はそれに基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AFを行う。
ミラー12は、露光、ライブビュー撮影、動画撮影の際にシステム制御部80から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。ミラー12は、レンズ103から入射した光束をファインダ16側と撮像部22側とに切り替えるためのミラーである。ミラー12は通常時はファインダ16へと光束を導くよう反射させるように配されているが、撮影が行われる場合やライブビュー表示の場合には、撮像部22へと光束を導くように上方に跳ね上がり光束中から待避する(ミラーアップ)。またミラー12はその中央部が光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出を行うための焦点検出部11に入射するように透過させる。
撮影者は、ペンタプリズム14とファインダ16を介して、フォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認が可能となる。
ファインダ内表示部26は、フォーカシングスクリーン13へLED光を投光する装置であり、観察される被写体像に測距点や測距エリアなどの情報をファインダ16内に表示する(スーパーインポーズする)ために用いられる。
シャッター101は、システム制御部80の制御で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。
撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部25は、A/D変換器23からのデータ、またはメモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部25では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部80が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部25ではさらに、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部25及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部40に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像及び音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器24は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部40に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器24を介して表示部40により表示される。表示部40は、D/A変換器24からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器24においてアナログ変換し、表示部40に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示(ライブビュー表示)を行える。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部80の動作用の定数、プログラム等が記憶される。
システム制御部80は、撮像装置100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、各処理を実現する。システム制御部80はメモリ32、D/A変換器24、表示部40等を制御することにより表示制御も行う。53は水準器であり、撮像装置100が水平状態からどれだけ傾いているかを検知し、システム制御部80に通知する。システム制御部80で算出された傾き値は、表示部40に水準器表示され、撮影者に撮像装置100がどの程度傾いているか通知する。
モード切り替えダイヤル60、第1レリーズスイッチ62、第2レリーズスイッチ64、操作部70はシステム制御部80に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
第1レリーズスイッチ62は、撮像装置100に設けられたレリーズ釦61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1レリーズスイッチ信号SW1を発生する。第1レリーズスイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2レリーズスイッチ64は、レリーズ釦61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2レリーズスイッチ信号SW2を発生する。システム制御部80は、第2レリーズスイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70は、撮影者からの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部70には、メイン電子ダイヤル71、十字キー74、SET釦75、ライブビュー釦76、拡大釦77、再生釦78等が含まれる。
操作部70の各操作部材は、表示部40に表示される種々の機能アイコンを選択操作することにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能釦として作用する。機能釦としては、例えば終了釦、戻る釦、画像送り釦、ジャンプ釦、絞込み釦、属性変更釦等がある。例えば、メニュー釦79が押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部40に表示される。利用者は、表示部40に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向釦74やSET釦75とを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
電源制御部85は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部85は、その検出結果及びシステム制御部80の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
記録媒体I/F20は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
接眼検出部18は撮影者がファインダ16を覗いていることを検出するためのセンサであり、ファインダ16付近に設定された赤外発光装置及びその反射光の受光装置で構成されている。
GPSモジュール300は、上空の衛星と通信し取得した位置情報をシステム制御部80に通知する。システム制御部80で算出された位置情報の値は、表示部40に表示され、撮影者に現在位置を通知し、また撮影画像を記録媒体200に記録する際、EXIFに位置情報を付与する。
方位センサ400は、地磁気を計測し、計測した値をシステム制御部80に通知する。システム制御部80で算出された方位情報の値は、表示部40に表示され、撮影者に撮像装置100の向いている方位を通知し、また撮影画像を記録媒体200に記録する際、EXIFに方位情報を付与する。
Wi−Fiモジュール500は、撮像装置100が外部機器と通信する際に用いられる。撮像装置100で撮影した画像データを外部機器に送信したり、他の撮像装置から画像データを受信し、システム制御部80を通して記録媒体200に記録することも可能である。また、Wi−Fiモジュール500を用いて、撮像装置100から外部機器への操作制御を行うことも可能である。また、その逆として外部機器をリモートコントローラーとし、撮像装置100の設定変更や撮影操作などの制御に用いることも可能である。
図3(a)(b)は、撮像装置100とWi−Fi通信を行う外部機器として代表的な、スマートフォン600の正面斜視図、背面斜視図である。
スマートフォン600には表示部601、カメラ部602、ライト部603が備えられている。表示部601はタッチパネルを備えた操作画面として、ユーザーがタッチ操作によりスマートフォン600を操作する。また、撮像装置100とWi−Fi通信を行うことで、撮像装置100で撮像した画像を表示したり、撮像装置100のライブビュー画面を表示し、スマートフォン600から撮像装置100の操作を行うのにも使用される。カメラ部602は、表示部601と反対面に設置されている。ユーザーは表示部601でカメラ部602のスルー画像を確認しながら、スマートフォン600単体での撮影が可能である。
ライト部603は、LEDなどの光源部であり、カメラ部602による撮影時にストロボとして使用可能である。また、スマートフォン600による撮影を行わない際でも、ライト部603を単体で点灯させ、懐中電灯のように暗所を照らす目的としての使用も可能である。スマートフォン600は、Wi−Fiモジュール604を内蔵しており、撮像装置100その他外部機器と通信可能である。また、スマートフォン600は、GPSモジュール605、方位センサ606を搭載している。
GPSモジュール605、方位センサ606により、スマートフォン600は自身の位置情報、方位情報を取得することが可能である。取得した位置情報、方位情報は、カメラ部602で撮影した画像に付与されるほか、表示部601に地図表示を行うなどしてユーザーに現在位置、向いている方位を通知することが可能である。
ところで、星空やオーロラなど、暗所において撮影を行う場合、一般的に長いシャッタースピードに設定し、長秒時露光撮影を行うことが多い。その場合、撮影者は撮像装置100を三脚等にセットし、所望の構図となるよう画角を決定する。設定したシャッタースピードは数秒〜数十分に及ぶこともあり、その間は撮像装置100を動かすこともできなければ、周囲環境に外乱となる光源があってはならない。例えば撮像装置100で長秒時露光撮影を行っている間、撮影者、または周囲の人が不用意にスマートフォン600の表示部601、ライト部603を点灯し、その光源が撮像装置100の画角に入り込み、撮影失敗する場合がある。また、撮像装置100の画角に入り込まなくても、画角付近で強い光源を点灯させることにより、その光源の拡散光や付近の物体への反射光、ゴースト等が撮影画像に写りこみ撮影失敗することもある。
図4は、撮像装置100と、光源となるスマートフォン600、及び撮影者を上空から見た位置関係を示した簡略図である。
撮影者は撮像装置100及びレンズ150を図示しない三脚等に固定し、構図を決定し撮影スタートさせる。ここで決定した撮像装置100の画角は第一の範囲701として示す。撮影者、もしくは周囲の人がスマートフォン600のような光源を持っており、(a)位置のように第一の範囲701に入り込んだ状態で表示部601を点灯させるとする。その際、撮像装置100の感度やスマートフォン600の光源強度によっては、その光源の拡散光や付近の物体への反射光、ゴースト等が撮影画像に写りこんでしまう。さらに、光源が第一の範囲701に入り込まない場合でも、(b)位置のように第一の範囲701の付近でライト部603が強い光を発すると、同じく撮影画像に写りこんでしまい、撮影失敗となる。この時の範囲を第二の範囲702とする。第二の範囲702については、あらかじめ第一の範囲701から左右に数度〜数十度の範囲で設定されており、撮影者が適宜設定、変更することが可能である。また、第二の範囲702は、第一の範囲701の変化、すなわちズーミングにより連動し、第一の範囲701よりも常に設定した所定の角度だけ広い範囲となる。
本発明において、撮像装置100とスマートフォン600は、上述のWi−Fiモジュール500、604を用いてあらかじめ通信状態、所謂ペアリング状態にある。さらに、GPSモジュール300、605、方位センサ400、606を用いて、それぞれの位置情報を取得しており、その位置情報をWi−Fi通信することで、互いの位置を検知可能な状態にある。上述のように撮像装置100が長秒時露光中に、撮影者、または他の人が持ったスマートフォン600が第二の範囲702の内側に入り込み、スマートフォン600の表示部601を不用意に点灯させようとする。撮像装置100はスマートフォン600が範囲702内に存在することを検知し、露光中に光源が発せられると撮影失敗となる恐れがあると判断する。この場合、撮像装置100は、スマートフォン600の表示部601に、警告画面を表示するよう制御を行う。警告画面は図5のように撮像装置100が長秒時露光中である旨を撮影者に通知するためのものであるが、背景色を黒などとし、撮影画像に影響の少ないものとする。また、範囲702内でスマートフォン600のライト部603を点灯させようとする場合、撮像装置100からのWi−Fi通信によりライト部603の光量制御を行う。
図6は、実施例1における、一連の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS001において、撮像装置100とスマートフォン600は、GPSモジュール300、605、方位センサ400、606により、夫々の位置情報を取得している。ステップS002において、撮影開始前に、あらかじめ撮像装置100とスマートフォン600はペアリングされ、本発明の光源制御のみならず、画像の送受信やリモート操作が可能な状態となっている。
ステップS003で撮像装置100は長秒時露光撮影モードに設定され、ステップS004で撮影を開始する。ステップS004で撮影開始後、ステップS005において、撮像装置100はスマートフォン600と通信状態にあるか、定期的に確認を行う。撮像装置100とスマートフォン600の通信が切れるのは、スマートフォン600が撮像装置100からWi−Fiの通信距離以上に離れた場合や、撮像装置100とスマートフォン600の間に建物などの遮蔽物が介在する場合である。その後、ステップS006において撮像装置100はスマートフォン600のGPS情報を取得する。
ステップS007において、撮像装置100は、自身の位置情報、方位情報とスマートフォン600の位置情報を相対比較することにより、スマートフォン600が範囲702内に存在するかどうかの判定を行う。スマートフォン撮像装置100に対してスマートフォン600が範囲702に存在する場合、ステップS008に移行する。ステップS008において、スマートフォンの表示部601やライト部603が点灯される場合、撮像装置100は、長秒時露光中の外乱光源が入り込む可能性があると判断する。この場合、ステップS010に移行し表示部601に図5のように警告画面を出す、もしくはライト部603の光量を制御する。
ステップS007において、スマートフォン600が範囲702にない場合、もしくは範囲702内でも表示部601やライト部603の点灯がされない場合は、撮像装置100からスマートフォン600への光源制御は行われない。その後、ステップS011にて撮影終了後、ステップS012で撮影データが記録媒体200に保存される。ステップS013において、再度長秒時撮影を行う場合はステップS005に戻り、撮影終了の場合は上記一連の動作が終了される。
これにより、スマートフォン600が、撮像装置100の第二の範囲702内に存在する場合、スマートフォン600による光源が不用意に発せられ、撮影画像に外乱としての光源が写り込み、撮影失敗するのを防ぐことができる。
以下、図7を用いて、本発明の第2の実施例を説明する。
図7は、図4と同様、長秒時露光中の撮像装置と、撮像装置周辺にいる人物を上空から見た図である。
1100は撮像装置、1600はスマートフォン、1700は撮像装置1100の撮影範囲となる画角である。撮像装置1100、スマートフォン1600にはそれぞれ、方位センサ400、606が搭載されている。方位センサ400および606は、上述のように地磁気を利用し、撮像装置1100、スマートフォン1600の向いている方位を判別可能である。本発明において、撮像装置1100とスマートフォン1600は、前述のWi−Fiモジュール500、604を用いて通信状態にある。さらに、GPSモジュール300、605、方位センサ400、605を用いて、互いの位置、向いている方向を検知可能な状態にある。
図7において、範囲701内の(c)位置にスマートフォン1600を持つ人物がおり、撮像装置1100と反対向きにライト部1603を点灯させる。この場合、ライト部1603はその向きから、撮影画像の外乱光源となる可能性が低い。撮像装置1100はスマートフォン1600の位置、光源の向きを検知し、撮影画像の外乱光源とならないと判断し、ライト部1603の光量制御をおこなわない。同じく図7において、(c)位置にいるスマートフォン1600の表示部1601を点灯させようとする場合、表示部1601の光の向きは撮像装置1100の方向を向いており、撮影画像に対して外乱光源となる可能性がある。この場合、撮像装置1100はスマートフォン1600の位置、光源の向きを検知し、表示部1601に図5のように、撮像装置1100が長秒時露光中である旨を通知するよう制御を行う。
また、図7において、範囲702外である(d)位置にスマートフォン1600を持つ人物がおり、撮像装置1100と反対の向きに表示部1601を点灯させる。この場合、撮像装置1100はスマートフォン1600の位置及び表示部1601の方向を検知し、撮影画像の外乱光源とはならないと判断し、表示部1601の制御をおこなわない。同じく図7の(d)位置において、撮像装置1100の操作部を照らすため、撮影者が撮像装置1100の向きにライト部1603を点灯させようとする。この場合、光源であるライト部1603は撮像装置1100の背面に位置するが、撮像装置1100から近距離かつ強い光源であることから、撮影画像の外乱光源となる可能性がある。撮像装置1100はスマートフォン1600の位置及びライト部1603の方向を検知し、撮影画像の外乱光源と判断し、ライト部1603の光量を制御する。
図8は、実施例2における、一連の動作を示すフローチャートである。
ステップS101の位置情報取得からステップS106の外部機器位置補足、またステップS111の撮影終了からステップS113の撮影続行判断は実施例1と同様の流れである。ステップS106で撮像装置1100がスマートフォン1600の位置、方向を検知した後、スマートフォン1600が表示部1601、もしくはライト部1603を点灯させようとする。
ステップS108において、撮像装置1100は、スマートフォン1600の光源が撮像装置1100の方向を向いているか否かを判断し、向いている場合はステップS110に移行し、スマートフォン1600の光源制御を行う。ステップS108において、スマートフォン1600の光源が撮像装置1100方向を向いていないと判断されると、ステップS109に移行し、光源制御を行わない。
これにより、スマートフォン1600が、撮像装置1100の付近に存在し、スマートフォン1600による光源が撮像装置1100の方向に不用意に発せられ、撮影画像に外乱としての光源が写り込むのを防ぐことができる。さらに、スマートフォン1600が撮像装置1100付近に存在しても、スマートフォン1600の光源が撮像装置1100の方向に向いていなければ光源制御されないため、スマートフォン操作の妨げになることがない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 撮像装置、150 レンズユニット、300 GPSモジュール、
400 方位センサ、500 Wi−Fiモジュール、600 スマートフォン、
601 表示部、602 カメラ部、603 ライト部、604 Wi−Fi部、
605 GPS部、606 方位センサ部、701 第一の範囲、702 第二の範囲

Claims (3)

  1. 発光部材を持った外部機器との通信手段を備えた撮像装置であって、
    前記撮像装置は、
    前記撮像装置の位置情報判別手段と、
    前記撮像装置の方位情報判別手段と、
    前記外部機器の位置情報取得手段と、
    前記外部機器の照明部材制御手段と、
    を備え、
    前記撮像装置が露光撮影中、撮影画角である第一の範囲よりも所定の角度広い、第二の範囲内に前記外部機器が位置することを検知した場合、前記外部機器の照明部材を制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第二の範囲は、前記第一の範囲の変化に連動し、前記第一の範囲よりも常に所定の角度広い範囲を保つことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 照明部材を持った外部機器との通信手段を備えた撮像装置であって、
    前記撮像装置は、
    前記撮像装置の位置情報判別手段と、
    前記外部機器の位置情報取得手段と、
    前記外部機器の方位判別手段と、
    前記外部機器の照明部材制御手段と、
    を備え、
    前記撮像装置が露光撮影中、前記外部機器の照明部材が前記撮像装置の方向を向いていることを検知した場合、
    前記外部機器の照明部材を制御することを特徴とする撮像装置。
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