JP2020070771A - ローラ減速装置、及び、内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

ローラ減速装置、及び、内燃機関の可変動弁装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 偏心回転体の中心と軸受中心間距離である偏心量を最適化することで、減速装置のバックラッシを低減し転動体と噛合い部との衝突打音を低減するとともに、転動体と噛合い部に作用する面圧の低減による耐久性の向上を図る。【解決手段】 上述の課題を解決するため、本発明のローラ減速装置は、回転中心から径方向に偏心した円弧状のカム部を外周に有する偏心回転体と、偏心回転体の外周に配置され、偏心回転体を回転自在に支持する軸受と、軸受の外周に配置され、内周面に波形状の内歯を有する環状部材と、軸受の外周かつ環状部材の内周に、周方向に略等間隔で配置され、偏心回転体の偏心回転に伴い内歯との噛合い箇所が周方向へ移動する複数の転動体と、複数の転動体を隔成しつつそれらの径方向の移動を許容する保持器と、を備え、回転中心からのカム部の偏心距離を偏心量aとしたとき、偏心量aを0.5〜1.2mmとした。【選択図】 図1

Description

本発明は、入力軸の回転を減速して出力軸に伝達するローラ減速装置及び該ローラ減速装置を用いた内燃機関の可変動弁装置に関するものである。
ローラ減速装置は、一般的に、入力軸である偏心回転体と、この偏心回転体の外周に設けられた軸受と、この軸受外周に設けられた環状部材と、この環状部材の内周に噛合い部を有する内周噛合い部と、この内周噛合い部と前述の軸受の外輪との間に設けられた複数のローラと、このローラの間を隔成しつつローラ全体の径方向の移動を許容するとともに、出力軸でもある保持器と、を有しており、例えば、特許文献1では「減速機構8」としてその詳細構造が開示されている。
このような構成のローラ減速装置は、軸方向に薄型かつ部品点数が少ない構成でありながら、入力軸と出力軸の回転速度比である減速比を30以上と大きく設定できる高減速比の減速装置である。
特開2011−231700号公報
特許文献1の減速装置では、出力軸である「保持器41」が、内燃機関の可変動弁装置のカムシャフト軸と締結固定されている。そのため、カムシャフト軸により発生したトルク変動時に、クリアランス(バックラッシ)に起因して各転動体の外周面と環状部材の内周に設けられた噛合い部との間などに比較的大きな衝突打音が発生するため、静粛性が悪化するという問題がある。また、カムトルクによって保持器に作用するトルクが過大となると、転動体と接触する噛合い部の面圧が増加することで耐久性が悪化する問題もあった。
そこで、本発明のローラ減速装置では、偏心回転体の中心と軸受中心間距離である偏心量を最適化することで、減速装置のバックラッシを低減し転動体と噛合い部との衝突打音を低減するとともに、転動体と噛合い部に作用する面圧の低減による耐久性の向上を図ることを目的としている。
上述の課題を解決するため、本発明のローラ減速装置は、入力軸である偏心回転体に入力された駆動トルクを増幅して、出力軸である保持器から出力するローラ減速装置であって、回転中心から径方向に偏心した円弧状のカム部を外周に有する前記偏心回転体と、該偏心回転体の外周に配置され、該偏心回転体を回転自在に支持する軸受と、該軸受の外周に配置され、内周面に波形状の内歯を有する環状部材と、前記軸受の外周かつ前記環状部材の内周に、周方向に略等間隔で配置され、前記偏心回転体の偏心回転に伴い前記内歯との噛合い箇所が周方向へ移動する複数の転動体と、該複数の転動体を隔成しつつそれらの径方向の移動を許容する前記保持器と、を備え、前記回転中心からのカム部の偏心距離を偏心量aとしたとき、該偏心量aを0.5〜1.2mmとした。
本発明によれは、転動体と噛合い部間の衝突打音の低減による静粛性と、転動体と噛合い部間に作用する面圧の低減による耐久性の向上を実現するローラ減速装置を提供することができる。
一実施例のローラ減速装置の正面図 図1の要部拡大図 図1の側面図(断面) 保持器のローラ保持孔とローラの斜視図 ローラ減速装置の作動時のローラ作用力の発生図 ローラ近傍のクリアランスを説明する拡大図 ローラ掛り率を説明する拡大図 偏心量と最大ヘルツ応力またはローラ掛かり率の関係図 偏心量とバックラッシまたはローラ掛かり率の関係図 偏心量と内歯の歯高さの関係図 偏心量/軸受半径と最大ヘルツ応力またはローラ掛かり率の関係図 偏心量/軸受半径とバックラッシまたはローラ掛かり率の関係図 軸受半径と内歯の歯高さまたはローラ掛かり率の関係図 ローラ減速装置を用いた可変バルブタイミング制御装置の側面図 可変バルブタイミング制御装置に用いたローラ減速装置の外観図
以下、本発明の一実施例に係る減速装置を図面に基づいて説明する。
図1に本実施例のローラ減速装置10の正面図、図2に図1の要部拡大図、図3に図1の側面図(断面図)、図4に保持器3のローラ保持孔3aに収納されたローラ2の斜視図を示す。
図1または図3に示すように、ローラ減速装置10は、偏心回転体5と、この偏心回転体5の外周に設けられ、これを回転自在に支持する軸受である中径ボールベアリング1と、この中径ボールベアリング1の外周に設けられた環状部材4と、環状部材4の内周面と中径ボールベアリング1の外輪の間に設けられた複数のローラ2と、このローラ2の間を隔成しつつローラ2全体の径方向の移動を許容する保持器3と、を有し、入力軸である偏心回転体5の駆動トルクを、出力軸である保持器3に増幅して伝達する減速装置である。
ここで、図1等に示すように、偏心回転体5は、点Oを中心として正逆双方向に回転可能な入力軸であり、偏心回転体5の外周面には、点O’を中心とした円弧状のカム部が形成されている。ここで、このカム部の軸心Yは、偏心回転体5の軸心Xから径方向へ僅かな偏心量aだけ偏心している。
中径ボールベアリング1は、偏心回転体5の外周のカム部に圧入締結されたものであり、内輪1a、外輪1b、および、両輪間に介装された複数のボール1cから構成されている。中径ボールベアリング1の内輪1aは、偏心回転体5の外周面に圧入結合されているため、入力軸である偏心回転体5と一体になって回転する。一方、図3に示すように、中径ボールベアリング1の外輪1bは、入力側端面および出力側端面の双方が、他の部品とは接触せずフリーな状態になっている。また、図1に示すように、外輪1bの外周には、外周面が転動自在に当接するローラ2をローラ保持孔3aに収めた環状の保持器3が、隙間C1を隔てて配置される。また、図2の拡大図、図4の斜視図に示すように、ローラ2を収める保持器3のローラ保持孔3aは、保持器3のリブ部3bに一定間隔で形成されたものである。このように、外輪1bと保持器3の間に隙間C1を設けたことによって、中径ボールベアリング1全体が偏心回転体5の回転に伴って径方向へ偏心量aだけ移動して回転可能に、つまり偏心動可能になっている。
また、環状部材4は、内周面に点Oを中心とする波形状の内歯4aが形成されたものである。外輪1bと環状部材4の間に配置されるローラ2の各々は、中径ボールベアリング1の偏心動に伴って径方向へ移動しつつ環状部材4の内周面に形成された内歯4aに嵌入すると共に、ローラ保持孔3aの両側縁によって円周方向にガイドされつつ径方向に揺動運動させるようになっている。
なお、以上で説明したローラ減速装置10の各部品は、金属(例えば鉄系金属)によって形成され、ローラ減速装置10内部の、中径ボールベアリング1やローラ2などの可動部には、潤滑給油部によって十分な潤滑油が供給されるようになっている。
以下、本実施例のローラ減速装置10の作用と効果について、図1〜図4を用いて説明する。
上述したように、ローラ減速装置10は、入力軸である偏心回転体5の駆動トルクを増幅して出力軸である保持器3に伝達するものである。すなわち、駆動モータなどの動力源により偏心回転体5が回転駆動されると、複数のローラ2の各々は、偏心回転体5の回転毎にローラ保持孔3a内の両側縁で円周方向へガイドされながら環状部材4の内周に設けられた1つの内歯4aを乗り越えて隣接する内歯4aに転動しながら移動し、これを順次繰り返すことで順次円周方向へ転接する。この各ローラ2の転接によって偏心回転体5の回転速度に対して出力軸である保持器3が減速されて所定の回転方向に駆動される。このときの環状部材4に対する偏心回転体5と保持器3の相対回転位相比の絶対値である減速比と、偏心回転体5の回転方向による保持器3の回転方向は、内歯4aの数、および内歯4aの形状によって任意に設定することが可能である。
具体的には、入力軸(偏心回転体5)と出力軸(保持器3)の回転方向が同じ場合は、内歯4aの歯数に1足した値が減速比であり、入力軸と出力軸の回転方向が逆の場合は、内歯4aの歯数から1引いた値が減速比である。例えば、入出力の方向が逆である場合、内歯4aの歯数Zが61個であれば、減速比nは61−1=60である。なお、以下では、ローラ減速装置10の減速比nが30〜100であるものとして説明を進める。
次に、ローラ減速装置10の作動時にローラ2に作用する力について図5を用いて説明する。
入力軸(偏心回転体5)の回転駆動により偏心回転体5の偏心方向である軸心Y方向に対して、保持器3の回転方向の逆側に円周方向で約45度付近に配置される複数のローラ2がローラ保持孔3aの両側縁で円周方向が規制された状態で径方向へ持ち上げられる。これにより複数のローラ2は、中径ボールベアリング1の外輪1bの外周面と、環状部材4の内歯4aの内周面と、ローラ保持孔3aの円周方向の保持面の3点で当接し、ローラ2の外周面と当接面に作用力が発生する。
図5は、4個のローラが3点で当接した場合の作用力を例示したものである。ここで、各ローラ2と外輪1bの外周面間の作用力をFa1〜Fa4、ローラ2と内歯4aの内周面間の作用力をFb1〜Fb4、ローラ2とローラ保持孔3aの円周方向の保持面間の作用力をFc1〜Fc4とする。この各当接点の作用力は、各ローラ2が当接する内歯4aの内周面との接触位置で異なる。そのため、ローラ2が3点当接することで作用力が発生、ローラ2の転動とともに徐々に作用力が増加し最大になったのち、減少していき3点当接でなくなることで作用力がゼロになる。すなわち、偏心回転体5の回転に伴い中径ボールベアリング1の外周面に配置された複数のローラ2の中で作用力が発生するローラが順次、円周方向で切り替わることで、常に一定数のローラ2に作用力が発生する。
このとき、出力軸(保持器3)を回転駆動する作用トルクTsは、3点で当接するローラ2のローラ保持器孔3aの円周方向の保持面の作用力Fc1〜Fc4の合計と保持器3の回転中心である点Oとリブ部3bの半径の積となる。
このようにローラ減速装置10の減速動作によって、各ローラ2の外周面を介して、中径ボールベアリング1の外輪1bの外周面、環状部材4の内歯4aの内周面、およびローラ保持孔3aの円周方向の保持面の3点に作用力が発生しながら減速動作が行われる。
このため、各ローラ2による作用力によって噛合い部の面圧が大きくなりすぎると耐久性の問題が発生する。特に、内歯4aの内周面に作用する面圧によって、内歯4aの内周面の摩耗が進展すると、内歯4aの形状変化および摩擦係数の増加に伴い減速動作に不具合が生じる。内歯4aの内周面に作用する面圧の大きさは、出力軸である保持器3に作用する負荷トルクに大きく依存する。つまり、ローラ2からローラ保持孔3aの円周方向の保持面の作用力Fc1〜Fc4の合計によって保持器3に生じる作用トルクTsが、ローラ減速装置10外部より保持器3に受ける負荷トルク以上である必要がある。
そのため、ローラ減速装置10の体格を求めるためには、出力軸である保持器3に作用する負荷トルクによってローラ2が当接する3点の、特に内歯4aに作用する面圧による耐久性を考慮する必要がある。
例えば、ローラ減速装置10の軸方向の厚さに最も影響するローラ長さLrと、保持器3に作用する負荷トルクが同条件と仮定した場合、保持器3の外径が大きいほどローラ2と当接する3点の作用力は小さくなる。保持器3の外径がローラ減速装置10の外径を決定するため、ローラ減速装置10の小径化を行うためには、ローラ2による噛合い部の面圧の上昇を考慮した設計が必要である。
また、ローラ保持孔3aにおけるローラ2との隙間(後述するCL2)、および、内歯4aとローラ2の隙間(後述するCL1)により、保持器3にバックラッシθが生じる。このバックラッシθが大きいと、保持器3に作用する負荷トルクが交番することで、ローラ2とローラ保持孔3aの保持面との衝突打音が増加する。このようにバックラッシθが大きいと衝突打音により静粛性が低下するため、バックラッシθを考慮した設計が必要である。
ここで、耐久性に影響するローラ2と内歯4aの噛合い部に作用する面圧、および静粛性に影響するバックラッシθは、主に内歯4aの形状によって決定する。また、内歯4aの形状は、減速比n、歯数Z、中径ボールベアリング1の半径(以下、「軸受半径R」と称する)、ローラ半径r、および偏心量aの値によって決定する。
従って、ローラ減速装置10を適用する装置の仕様を踏まえ、ローラ減速装置10の減速比n、入出力の回転方向の異同に依存する歯数Z、ローラ減速装置10の外径により制限される軸受半径R、および、ローラ半径rの各種仕様が決定した後であっても、偏心量aを最適化することで、耐久性および静粛性を維持しつつ、ローラ減速装置10を小型化することができる。
次に、図6〜図13を用いて、耐久性および静粛性を維持しつつ、ローラ減速装置10を小型化するための、偏心量aの最適値の求め方を説明する。
図8は、耐久性に影響のある最大ヘルツ応力pmaxと偏心量aの関係、および、ロック(ローラ2が保持器3と環状部材4に挟まれ転動できなくなった状態)のしやすさに影響のあるローラ掛り率Lt/Lrと偏心量aの関係を、中径ボールベアリング1の軸受半径R毎に示したグラフであり、横軸が偏心量a、縦軸(左側)が最大ヘルツ応力pmax、縦軸(右側)がローラ掛り率Lt/Lrである。このグラフを用いることで、最大ヘルツ応力pmaxとローラ掛り率Lt/Lrの両面からの、偏心量aの最適値を求めることができる。
まず、ローラ2の外周面と内歯4aの内周面の当接により発生する最大ヘルツ応力pmaxの面からの偏心量aの最適値を求める。この最大ヘルツ応力pmaxは、ローラ2と環状部材4の内歯4aの内周面に作用する応力であり、これが小さいほど、ローラ減速装置10の耐久性が向上する。
ここで、従来のローラ減速装置では、軸受半径Rが30mm程度の中径ボールベアリング1が用いられてきたが、近年は、ローラ減速装置の更なる小型化の要求から、軸受半径Rが25mm以下の中径ボールベアリング1の採用も検討され始めている。したがって、以下で求める偏心量aの最適値とは、軸受半径Rが25mm以下の中径ボールベアリング1であっても、現状と同程度の諸性能を実現できる値である。このような偏心量aの最適値を求めるため、以下では、軸受半径Rが、31.5、27.5、23.5mmの三種の中径ボールベアリング1につき各種特性を検討する。以降のグラフにおいては、軸受半径Rが31.5mmの値を点線で、27.5mmの値を破線で、23.5mmの値を実線で示す。
なお、何れの軸受半径Rの場合も、保持器3に作用する負荷トルク、減速比n、歯数Z、ローラ半径r、およびローラ長さLrは同じ値とする。因みに、ローラ減速装置10の外径は、主に軸受半径R、ローラ半径r、および偏心量aで決定するが、軸受半径Rが支配的である。また、ローラ半径rは減速比nの約数から必要なローラ2の数が決定し、ローラ半径rの値は、中径ボールベアリング1の外周面にローラ2を等間隔で配置することから概ね大きさが決定する。仮にローラ減速装置10の適用を考える減速比30以上においては、軸受半径Rに対してローラ半径rは十分に小さい。また、偏心量aも軸受半径Rに対して十分に小さいため、ローラ減速装置10の外径は軸受半径Rの大きさによってほぼ決定する。よって、図8に示す軸受半径Rはローラ減速装置10の大きさを比較しているとも言える。
図8に示すように、最大ヘルツ応力pmaxは負荷トルクが同じ条件においては、軸受半径Rが小さいほど若干減少する。これは、通常、内歯4aの内周面に作用する作用力Fbは、軸受半径Rの小径化に伴い増加するが、小径化において内歯4aの曲率が小さく変化したため、ローラ2の外周面と内歯4aの内周面の接触幅が増加することで、最大ヘルツ応力pmaxが若干低減するからである。また、偏心量aを増加すると最大ヘルツ応力pmaxは2次曲線的に低減する。これも同様に、偏心量aの増加に伴い内歯4aの曲率が小さく変化し、ローラ2の外周面と内歯4aの内周面の接触幅が増加するためである。
このような傾向があるため、点線で示す現行製品と同等程度の最大ヘルツ応力pmaxを、実線で示す小径の中径ボールベアリング1で得たい場合には、偏心量aを0.5mmより大きくすればよいことが分かる。
次に、ローラ掛り率Lt/Lrの面からの偏心量aの最適値を求める。このローラ掛り率Lt/Lrは、ロックのしやすさに影響のある値であり、これが小さいほど、ローラ減速装置10がロックしにくくなる。ここで、偏心量aの最適値を検討する前に、ローラ掛り率Lt/Lrの定義について図7を用いて説明する。
図7は偏心回転体5の回転中心である軸心Xに対して、該偏心回転体5のカム軸の軸心Yの対称側で、中径ボールベアリング1の外輪1b外周面と保持器3との隙間C1が最大となる位置の拡大図を示す。ここで保持器3のリブ部3bの厚さをLt、ローラ2が中径ボールベアリング1の外輪1bの外周面に当接し隙間がない状態においてローラ2が保持器3に掛っている距離をLrとしたとき、Lt/Lrをローラ掛り率と定義する。つまり、ローラ掛り率Lt/Lrは、ローラ2がリブ部3bの厚さLtに対してローラ保持孔3aの径方向に収納される最小値の比率を表しており、これが大きければ、ローラ保持孔3aからのローラ2の最大はみ出し量が大きいことを意味し、これが小さければ、ローラ保持孔3aからのローラ2の最大はみ出し量が小さいことを意味する。
そのため、ローラ掛り率Lt/Lrが大きく、リブ部3bにローラ2が掛っている最小値の割合が小さいと、ローラ2と保持器3がこじって保持器3がロックするなどの問題が発生し易くなる。従って、ローラ減速装置10においては、ローラ保持孔3aの厚さLtに対する、ローラ2が保持器3に掛っている距離Lrを、一定以上の大きさ(例えば、LrをLtの1/4以上の大きさ)とする必要がある。すなわち、ローラ掛り率Lt/Lrで表現すれば、Lt/Lrを一定値以下(例えば、Lt/Lrを4以下)とする必要がある。
図8に示すように、このローラ掛り率Lt/Lrは偏心量aの増加に伴い2次曲線的に増加する。このような傾向があるため、点線で示す現行製品と同等程度のローラ掛り率Lt/Lr=4以下を、実線で示す小径の中径ボールベアリング1で得たい場合には、偏心量aを1.2mmより小さくすればよいことが分かる。
よって、図8による、最大ヘルツ応力pmax面での検討結果と、ローラ掛り率Lt/Lr面での検討結果を合わせれば、偏心量aの最適範囲は0.5〜1.2mmとなる。特に、減速比が100以下であり、軸受半径Rが25mm以下であるような、高速、小型のローラ減速装置10においては、偏心量aを0.7〜1.2mmとすることで、より高い耐久力を実現することが望ましい。
図9は、偏心量aの最適値を図8とは別の観点で決定するためのグラフの一例であり、ローラ減速装置10作動時の衝突打音の大きさに影響のあるクリアランスによるバックラッシθについて示す。横軸は図8と同様に偏心量aを、縦軸(左側)はCL1によるバックラッシθを示す。ここでクリアランスについて図6を用いて詳細に説明する。
ローラ2の外周面が中径ボールベアリング1の外輪1bに当接した状態において、環状部材4の内歯4aの内周面との間に生じる隙間をCL1とする。また、ローラ保持孔3aの両側縁とローラ2間に生じる隙間をCL2とする。この隙間CL1、CL2の値により、偏心回転体5と環状部材4を固定した状態で保持器3の円周方向の回転量であるバックラッシθが生じる。特に隙間CL1の値の方がCL2の約3倍バックラッシθを増加させる。また、CL2はローラ2とローラ保持孔3aの寸法公差で決定し、ローラ減速装置10の体格等による影響は少ない。そのため、ローラ減速装置10の外径に係わる静粛性について、図9の縦軸(左側)はCL1が一定値におけるバックラッシθの関係を示す。
バックラッシθが大きいと、出力軸(保持器3)に作用する負荷トルクの方向が入れ替わる交番トルクを受けるとローラ2とローラ保持孔3aの両側縁に衝突することで衝突打音が発生する。バックラッシθが大きいほど保持器3の加速に伴い衝突打音が大きくなり、静粛性が悪化するため、バックラッシθを小さくすることが望まれる。
隙間CL1が一定であっても環状部材4の内歯4aの形状でバックラッシθは異なり、図9に示すように、軸受半径Rを小さくすると増加する。このため、ローラ減速装置10の小径化に伴いバックラッシθが増加してしまい、静粛性は悪化する傾向にある。従って、ローラ減速装置10を小径化したい場合は、偏心量aを増加させることで2次曲線的にバックラッシθを低減させ、静粛性を確保することが望ましい。
図9によれば、バックラッシθの影響で発生する衝突打音を抑える最適な偏心量aは0.5mm以上であるため、図8にて説明済みの縦軸(右側)のローラ掛り率Lt/Lr面での検討結果を加味すると、図9に基づく、偏心量aの最適範囲は0.5〜1.2mmである。
図10は、図6に示す環状部材4の内歯4aの歯底円半径から歯先円半径を引いた内歯4aの歯高さhの関係を示す。横軸と縦軸(右側)は図8、9と同様にそれぞれ偏心量a、ローラ掛り率Lt/Lrを示し、縦軸(左側)は歯高さhを示す。歯高さhは軸受半径Rが小さいほど低減し、偏心量aを大きくすることで増加する。歯高さhの大きさは、減速動作時の歯飛びの原因、および歯間の強度に影響する。そのため、出力軸である保持器3に作用する負荷トルクによって内歯面の噛合い部に作用する面圧等から一定値以上とする必要がある。
ローラ減速装置10の外径を小径化すると、つまり、軸受半径Rを小さくすると歯高さhは減少するが、偏心量aを増加することで歯高さhを増加させることができる。
以上からローラ減速装置10の環状部材4の内歯4aの耐久性、およびバックラッシθの大小によって変化する騒音、およびローラ減速装置10の構成上、ロックなどの不具合が発生しないように設計するためには、図10に基づいた場合も、最適な偏心量aは0.5〜1.2mmである。
次に、図8、図9の横軸を、偏心量aを軸受半径Rで割ったa/R値に置換した、図11、図12、および、図10の横軸を、軸受半径Rに置換した、図13を説明する。横軸を別表現した場合も、図8〜図10に倣い、次の結論を得ることができる。
すなわち、図11、図12において、縦軸(右側)のローラ掛り率Lt/Lrを所定値以下とするには、軸受半径Rの小径化に伴い最適なa/R値は増加する。図11に示す最大ヘルツ応力pmaxは、軸受半径Rによる差が小さくa/R値は0.021以上が望ましい。図12に示すCL1によるバックラッシθは軸受半径Rが小さいほどバックラッシθが増加するため、a/R値は増加する。このため、軸受半径Rが23.5mmにおけるa/Rの最適範囲は0.021〜0.046である。このようにローラ減速装置10の小径化におけるa/R値の最適範囲は増加し、且つ最適範囲は小さくなる。
また、図13においては、軸受半径Rが25mm以下のとき、環状部材4の内歯4aの歯高さhが0.3mm以上あれば、偏心量aが0.5〜1.2mmの範囲内において、内歯4aの耐久性を従来と同等程度に確保できるとともに、ロックなどの不具合が発生しないように設計することができる。
以上のローラ減速装置10は、減速装置が必要な機械部品に適用可能である。特に減速比が30以上を必要とする高減速比、および小型化が必要な機械部品に適用することで効果を発揮する。
次に、本実施例のローラ減速装置10の適用の一例として、内燃機関のバルブタイミング制御装置への適用例について説明する。
図14は、ローラ減速装置10を適用したバルブタイミング制御装置20の側面図を示し、図15は、バルブタイミング制御装置20に適用したローラ減速装置10の外観図を示す。
これらに示すように、図外の内燃機関のクランクシャフトからの回転力がタイミングベルト又はタイミングチェーンによって伝達し回転駆動する駆動回転体であるタイミングスプロケット14と、図外のシリンダヘッド上に軸受を介して回転自在に支持され、タイミングスプロケット14から伝達された回転力によって回転するカムシャフト21と、タイミングスプロケット14に一体形成されるローラ減速装置10と、制御信号に応じて回転状態が制御される電動モータ11と、電動モータ11の軸方向の背面に固定され電動モータ11を制御するコントローラ13と、コントローラ13を図外のチェーンカバーにボルトによって締結固定された固定部材であるカバー部材16と、電動モータ11の回転軸と、ローラ減速装置10の入力軸である偏心回転体5とを連結する軸継手15と、タイミングスプロケット14とカムシャフト21の間に配置されて、内燃機関の運動状態に応じてタイミングスプロケット14とカムシャフト21の相対回転位相を可変可能なバルブタイミング制御装置20を構成する。
タイミングスプロケット14とカムシャフト21の位相を可変しない場合は、電動モータ11の回転をタイミングスプロケット14と同期するようにコントローラ13によって制御する。一方、タイミングスプロケット14とカムシャフト21の相対回転位相を可変する場合は、電動モータ11の回転速度をタイミングスプロケット14に対して相対回転させ、タイミングスプロケット14に一体形成され回転するローラ減速装置10の偏心回転体5と環状部材4が相対回転することで、カムシャフト21と締結固定する保持器3とタイミングスプロケット14との位相を調節することができる。
バルブタイミング制御装置20に搭載したローラ減速装置10は、バルブスプリングにより閉方向へ付勢された内燃機関の吸気弁、排気弁(機関弁)の上下運動に伴いカムシャフト21を介して交番トルクを受ける。交番トルクによりローラと内歯の噛合い部に作用する面圧による耐久性、およびローラと内歯間の衝突打音による騒音が発生する。そのため、本発明の最適な偏心量aを適用したローラ減速装置10を用いることで、耐久性および騒音を低減したバルブタイミング制御装置を提供できる。
また、バルブタイミング制御装置の体格は吸気弁、排気弁の両方に適用する場合、干渉を防止するため小径化が求められる。同様にローラ減速装置10の小径化に対して、本発明の最適な偏心量aとすることで信頼性の高いバルブタイミング制御装置を提供できる。
本発明は一例として記載したバルブタイミング制御装置20に限定されるものではなく、減速装置を搭載する全ての装置に適用することが可能である。特に、制御対象の負荷トルクが大きい装置においても信頼性の向上を図ることができる。
10…ローラ減速装置
1…中径ボールベアリング
1a…中径ボールベアリングの内輪
1b…中径ボールベアリングの外輪
1c…内輪と外輪間のボール
2…ローラ
3…保持器
3a…ローラ保持孔
3b…リブ部
4…環状部材
4a…内歯
5…偏心回転体
11…電動モータ
13…コントローラ
14…タイミングスプロケット
15…軸継手
16…カバー部材
20…バルブタイミング制御装置
21…カムシャフト

Claims (6)

  1. 入力軸である偏心回転体に入力された駆動トルクを増幅して、出力軸である保持器から出力するローラ減速装置であって、
    回転中心から径方向に偏心した円弧状のカム部を外周に有する前記偏心回転体と、
    該偏心回転体の外周に配置された軸受と、
    該軸受の外周に配置され、内周面に波形状の内歯を有する環状部材と、
    前記軸受の外周かつ前記環状部材の内周に配置され、前記偏心回転体の偏心回転に伴い前記内歯との噛合い箇所が周方向へ移動する複数のローラと、
    該複数のローラを隔成しつつそれらの径方向の移動を許容する前記保持器と、を備え、
    前記回転中心からのカム部の偏心距離を偏心量aとしたとき、該偏心量aを0.5〜1.2mmとしたことを特徴とするローラ減速装置。
  2. 請求項1記載のローラ減速装置において、
    該ローラ減速装置の減速比nが100以下であるとき、前記偏心量aを0.7〜1.2mmとしたことを特徴とするローラ減速装置。
  3. 請求項1記載のローラ減速装置において、
    前記軸受の半径Rが25mm以下であるとき、前記偏心量aを0.7〜1.2mmとしたことを特徴とするローラ減速装置。
  4. 請求項1記載のローラ減速装置において、
    前記偏心量aを前記軸受の半径Rで除した値を0.021〜0.046としたことを特徴とするローラ減速装置。
  5. 請求項1記載のローラ減速装置において、
    前記軸受の半径Rが25mm以下であるとき、前記環状部材の内歯の歯高さを0.3mm以上としたことを特徴とするローラ減速装置。
  6. 吸気弁又は排気弁のバルブタイミングを可変する内燃機関の可変動弁装置であって、
    制御信号により回転が制御される電動モータと、
    請求項1〜5の何れか一項に記載のローラ減速装置と、を具備し、
    前記ローラ減速装置の入力軸である前記偏心回転体は前記電動モータと連結され、また、
    前記ローラ減速装置の出力軸である前記保持器は前記吸気弁又は前記排気弁を上下運動させるカムシャフトと連結されており、
    前記環状部材はクランクシャフトからの回転力が伝達し、
    前記電動モータを回転させることで、前記環状部材に対する前記保持器の相対回転位置を調節することを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
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