JP2020070679A - トンネル鋼製支保工に用いる連結具及び雌型連結部材 - Google Patents
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Abstract
Description
従来、山岳トンネルを構築する方法として、NATM工法(New Austrian Tunnelling Method)が知られている。NATM工法は、吹付けコンクリート、ロックボルト、鋼製の支保工などを用いて行われる。
前記連結具は、雌型連結部材と雄型連結部材を有し、
前記雌型連結部材は、ケーシング内に、その軸方向の両端が開口する収納室を設け、該収納室内に、軸方向の一方側が縮径するテーパ面を有するテーパ穴を形成し、該テーパ穴内に、雌型係止部材を軸方向に摺動可能に配置するとともに、前記雄型連結部材の係止部と係合する係止部を設け、
前記雌型係止部材を前記一方側へ付勢する付勢部材を設け、
前記ケーシングの一方側及び/又は他方側の開口部を閉塞する閉塞部材を設け、
前記閉塞部材により閉塞された開口部は、一方側開口部より前記雄型連結部材を挿入にすることにより少なくとも一部が開口することを特徴とするトンネル鋼製支保工に用いる連結具である。
前記雄型連結部材の挿入により、前記閉塞部材の少なくとも一部が開口することを特徴とするものである。
前記雄型連結部材の挿入により、少なくとも一方側開口の一部が開口することを特徴とするものである。
ケーシング内に、その軸方向の両端が開口する収納室を設け、該収納室内に、軸方向の一方側が縮径するテーパ面を有するテーパ穴を形成し、該テーパ穴内に、雌型係止部材を軸方向に摺動可能に配置し、
前記雌型係止部材を前記一方側へ付勢する付勢部材を設け、
前記ケーシングの一方側及び/又は若しくは他方側の開口部を閉塞する閉塞部材を設け、
前記閉塞部材により閉塞された開口部は、前記支保工同士の連結時に少なくとも一部が開口することを特徴とする雌型連結部材である。
図1は、本発明の実施例1に係る雌型連結部材1の半面を断面とした部分断面図を示し、図2はその左側からみた図、図3はその右側から見た図を示すものである。
4aへ押し戻され、テーパ穴5によって各楔ナット12で形成されるねじ穴12cの径が縮径し、各楔ナット12の係止部12bが雄型連結部材2の係止部2aに噛合し、雌型連結部材1と雄型連結部材2は連結され、支保工21と22は連結される。また、必要に応じて、増し締めを行う。
上記実施例1においては、雄型連結部材2の係止部2a及び雌型係止部材12の係止部12bを螺旋状の係止山及び係止溝で形成したが、この係止部2a,12bを、夫々の軸心Y−Y、X−Xに対して直交する環状に形成された複数の係止山及び係止溝を、多数、相互に平行して、その軸心方向に連続配置したものとしてもよい。
上記実施例1,2においては、閉塞部材16により、ケーシング3の奥部4b側の開口部4dを閉塞するようにしたが、図11に示すように、閉塞部材16を、ケーシングの挿入側4a端部に設けて、ケーシング3の挿入側4aの開口部4eを閉塞するようにして
もよいし、図12に示すように、閉塞部材16により、ケーシング3の挿入側4aの開口部4e及び奥部4b側の開口部4dを閉塞するようにしてもよい。
上記実施例1〜3においては、閉塞部材16により、ケーシングの挿入側4aの開口部4e又は/及び奥部4b側の開口部4dを閉塞するようにしたが、図13に示すように、軸方向に長尺の閉塞部材30を、ケーシング3内の挿入側4aの開口部4eから奥部4b側の開口部4dに亘って挿入することで、ケーシングの挿入側4aの開口部4e及び奥部4b側の開口部4dを閉塞するようにしてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
2 雄型連結部材
3 ケーシング
4 収納室
5 テーパ穴
12 雌型係止部材
12b 係止部
15 付勢部材
16,30 閉塞部材
20 連結具
21,22 トンネル鋼製支保工
Claims (8)
- 円弧状に形成されたトンネル鋼製支保工同士の連結に用いるトンネル鋼製支保工に用いる連結具であって、
前記連結具は、雌型連結部材と雄型連結部材を有し、
前記雌型連結部材は、ケーシング内に、その軸方向の両端が開口する収納室を設け、該収納室内に、軸方向の一方側が縮径するテーパ面を有するテーパ穴を形成し、該テーパ穴内に、雌型係止部材を軸方向に摺動可能に配置するとともに、前記雄型連結部材の係止部と係合する係止部を設け、
前記雌型係止部材を前記一方側へ付勢する付勢部材を設け、
前記ケーシングの一方側及び/又は他方側の開口部を閉塞する閉塞部材を設け、
前記閉塞部材により閉塞された開口部は、一方側開口部より前記雄型連結部材を挿入にすることにより少なくとも一部が開口することを特徴とするトンネル鋼製支保工に用いる連結具。 - 前記閉塞部材を、前記ケーシングの一方側端部及び/又は若しくは他方側端部に設け、
前記雄型連結部材の挿入により、前記閉塞部材の少なくとも一部が開口することを特徴とする請求項1記載のトンネル鋼製支保工に用いる連結具。 - 前記閉塞部材を、前記ケーシング内に挿入することにより、前記ケーシングの両側の開口部を閉塞し、
前記雄型連結部材の挿入により、少なくとも一方側開口の一部が開口することを特徴とする請求項1記載のトンネル鋼製支保工に用いる連結具。 - 前記付勢部材を、円錐状又は鼓状又は樽状に形成したコイルバネで構成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のトンネル鋼製支保工に用いる連結具。
- 前記ケーシング内面には、摺動案内突条を周方向に複数形成し、隣接する摺動案内突条間に、前記雌型係止部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のトンネル鋼製支保工に用いる連結具。
- 前記雌型係止部材の係止部を、螺旋状の係止山及び係止溝で形成したことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のトンネル鋼製支保工に用いる連結具。
- 前記雌型係止部材の係止部を、周方向に環状に形成され、かつ、相互に平行な係止山と平行な係止溝で形成したことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のトンネル鋼製支保工に用いる連結具。
- 円弧状に形成されたトンネル鋼製支保工同士の連結に用いる雌型連結部材であって、
ケーシング内に、その軸方向の両端が開口する収納室を設け、該収納室内に、軸方向の一方側が縮径するテーパ面を有するテーパ穴を形成し、該テーパ穴内に、雌型係止部材を軸方向に摺動可能に配置し、
前記雌型係止部材を前記一方側へ付勢する付勢部材を設け、
前記ケーシングの一方側及び/又は若しくは他方側の開口部を閉塞する閉塞部材を設け、
前記閉塞部材により閉塞された開口部は、前記支保工同士の連結時に少なくとも一部が開口することを特徴とする雌型連結部材。
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JPS626521U (ja) * | 1985-06-27 | 1987-01-16 | ||
JPH0517217U (ja) * | 1991-08-20 | 1993-03-05 | ミサワホーム株式会社 | 溶接固着用ナツト |
JP2018112199A (ja) * | 2017-01-06 | 2018-07-19 | 株式会社三ツ知 | 雌型連結部材 |
JP6374050B1 (ja) * | 2017-04-07 | 2018-08-15 | 前田建設工業株式会社 | 鋼製支保工の連結構造、連結方法、および建て込み方法 |
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