JP2020069592A - 加工装置 - Google Patents

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【課題】二面削ぎを設けることなく、回転軸とツールホルダとを簡単に締結可能とするとともに、風切り音を低減する加工装置を提供する。【解決手段】軸方向先端に雌ねじ21が形成された回転軸2と、先端側に砥石5が固定され、基端側に雌ねじ21に螺合する雄ねじ31が形成され、雄ねじ31が雌ねじ21に締結されて回転軸2に固定されるツールホルダ3と、回転軸2に設けられた液圧スペーサ4と、を備える。液圧スペーサ4は、液圧室と、回転軸2の外周側から締め込まれることで液圧室に圧力を掛けるピストンボルトと、ツールホルダ3の基端部において雄ねじ31及び雌ねじ21の半径方向外側に位置し、弾性を有する環状の押圧部材とを有する。押圧部材は、液圧室に圧力が掛かると先端方向へ拡張変形してツールホルダ3を押圧し、雄ねじ31及び雌ねじ21に軸力を与える。【選択図】図1

Description

本発明は、回転軸を備える加工装置に関する。
従来より、研削盤等の加工装置において、ツールホルダを介して回転軸にツールを取り付ける場合に、ツールホルダの基端側に雄ねじを設けるとともに、回転軸の先端側に雌ねじを設け、雄ねじと雌ねじを螺合させることによってツールホルダと回転軸とを締結する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
そして、このような従来の加工装置は、図4に示すように、ツールホルダ101と回転軸102の外周面にそれぞれ二面削ぎ111,112の加工が施されており、雄ねじと雌ねじを螺合させる際に用いるスパナの荷重を二面削ぎ111,112が受けることによって、ツールホルダ101と回転軸102とを強固に締結できるように構成されている。
特開2015−30079号公報
ところで、研削盤等の加工装置は、例えばDn値(回転速度×ベアリング内径)が200万を超えるような高速回転で加工を行う場合がある。このように、高速回転で駆動させた場合、従来の加工装置では、二面削ぎによって風切り音が発生することが問題であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、二面削ぎを設けることなく、回転軸とツールホルダとを簡単に締結可能とするとともに、風切り音を低減することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、複数の工具を用いることなく、1本のレンチで回転軸にツールホルダを締結可能とした。
具体的には、第1の発明では、
軸方向先端に雌ねじが形成された回転軸と、
先端側に砥石が固定され、基端側に上記雌ねじに螺合する雄ねじが形成され、該雄ねじが上記雌ねじに締結されて上記回転軸に固定されるツールホルダと、
上記回転軸に設けられた液圧スペーサと、を備え、
上記液圧スペーサは、液圧室と、上記回転軸の外周側から締め込まれることで上記液圧室に圧力を掛けるピストンボルトと、上記ツールホルダの基端部において雄ねじ及び雌ねじの半径方向外側に位置し、弾性を有する環状の押圧部材とを有し、
上記押圧部材は、上記液圧室に圧力が掛かると先端方向へ拡張変形して上記ツールホルダを押圧し、雄ねじ及び雌ねじに軸力を与えるように構成されている。
上記の構成によると、ピストンボルトを締め込んでいくと液圧室に圧力が掛かる。液圧室には、例えば非圧縮性流体である作動流体が充填されており、この作動流体を介して圧力が押圧部材に伝達される。押圧部材は、圧力が伝達されると先端方向へ拡張変形される。そして、拡張変形した押圧部材が、ツールホルダの基端部を先端側へ押圧し、ツールホルダと回転軸との間で突っ張ることにより、雄ねじ及び雌ねじは軸方向に引っ張られるとともに、戻ろうとする軸力が発生する。この軸力によって回転軸とツールホルダが強固に締結される。
そのため、従来のように二面削ぎを設けてスパナ等の工具で締め付ける必要がなく、1本の工具でピストンボルトを締め込むことによって簡単にツールホルダの取り付け及び取り外しが可能となる。また、二面削ぎを設けないため、風切り音が大幅に低減される。しかも、二面削ぎを省いたことによって、回転軸のオーバーハング(軸受から先端部までの部分)を最小限にすることが可能となるため、回転軸の剛性を高めることが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、液圧スペーサによって雄ねじ及び雌ねじに軸力が与えられることによって回転軸とツールホルダとを強固に締結可能としたため、二面削ぎを設ける必要がなく、1本の工具で簡単に締結可能であるとともに、風切り音を低減することができる。
本発明の実施形態に係る加工装置の要部を示す断面図である。 押圧部材を示す図1の拡大図である。 オーバーハング部の長さを比較するための図1相当図であり、(A)は本発明の実施形態に係る加工装置、(B)は従来の加工装置である。 従来の加工装置の要部を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は本発明の実施形態の加工装置の要部であり、ホイールヘッド1から先端部分を示す。ホイールヘッド1は、例えば円筒形状をなし、軸方向に回転軸2が挿通されている。また、ホイールヘッド1の基端側には図示しない駆動モータが内蔵され、該駆動モータの先端に回転軸2が連結されて、回転軸2が回転駆動されるようになっている。
回転軸2は、例えばホイールヘッド1によって外周を覆われ、先端は僅かにホイールヘッド1から突出している。このホイールヘッド1から突出した部分には、後述するピストンボルト44を挿入するための挿入孔23が径方向に設けられている。そして、回転軸2はホイールヘッド1の内壁に設けられた先端側軸受11及び基端側軸受12を介して、高速回転可能にホイールヘッド1に支持されている。また、回転軸2の軸方向先端には、雌ねじ21が形成されてツールホルダ3を着脱可能である。なお以下において、先端側軸受11から回転軸2の先端までを、オーバーハング部22と呼ぶ。回転軸2には、オーバーハング部22の内周側に、ツールホルダ3との締結を強固にするための液圧スペーサ4が設けられている。
ツールホルダ3は、基端側に回転軸2の先端部と当接するフランジ部3aと、フランジ部3aの先端側に回転軸2と略同径の円柱部3bと、円柱部3bの先端側に先端側へ向かって小径となるテーパー部3cと、テーパー部3cの先端側にツール取付部3dが形成されている。ツール取付部3dには砥石5が取り付けられている。フランジ部3aには回転軸2の雌ねじ21に螺合する雄ねじ31が形成され、雄ねじ31が雌ねじ21に締結されてツールホルダ3は回転軸2に固定されている。なお、本実施形態では、砥石5は回転軸2よりも小径のものが用いられているが、回転軸2よりも大径のものを用いても良い。
液圧スペーサ4は、図2に示すように、非圧縮性流体として例えば作動油が充填された液圧室41を先端側に備え、液圧室41の基端側には、流路42を介して液圧室41に連結された筒状のシリンダ43と、シリンダ43内へ挿入可能なピストンボルト44とを備える。該ピストンボルト44は、例えば六角穴付きボルトであって、回転軸2の外周面に形成された挿入孔23から径方向に挿入され、レンチにより締め込まれることによって、シリンダ43の内部へ螺合される。また、液圧室41とツールホルダ3基端部との間には、弾性を有する環状の押圧部材45を備えている。押圧部材45は、雄ねじ31及び雌ねじ21の半径方向外側に位置し、液圧室41に掛かる圧力によって先端側へ拡張変形可能である。この押圧部材45に用いる具体的な素材としては、微小に弾性変形可能なものが好ましく、例えば、ステンレス鋼や炭素鋼などが挙げられる。なお、非圧縮性流体は作動油には限定されず、他の流体であっても良い。
(ツールホルダの着脱と液圧スペーサの作動)
ツールホルダ3を取り付ける際は、予め、回転軸2の先端部に液圧スペーサ4を取り付けておく。そして、ツールホルダ3と回転軸2の端面が密着するように、回転軸2の雌ねじ21へツールホルダ3の雄ねじ31を手で螺合させる。このとき、雄ねじ31を締め付ける強さは、例えば0.2Nm程度のトルクで良い。次いで、回転軸2の挿入孔23へピストンボルト44を挿入し、例えば六角レンチを用いて、回転軸2の外周側からシリンダ43内へ締め込んでいくと、シリンダ43内の作動油が流路42を通って液圧室41へと押し出され、液圧室41へ圧力が掛かる。液圧室41に掛かった圧力によって、押圧部材45は先端方向へ拡張変形される。そして、拡張変形した押圧部材45が、ツールホルダ3の基端を先端側へ押圧し、ツールホルダ3と回転軸2との間で突っ張ることにより、雄ねじ31及び雌ねじ21は軸方向に引っ張られるとともに、戻ろうとする軸力が発生する。この軸力によって回転軸2とツールホルダ3は強固に締結される。
例えば、押圧部材45が液圧室41からの圧力によって約10μm先端側へ拡張変形した場合、回転軸2とツールホルダ3の間に発生する締結力は、約20Nmのトルクで締め付けた場合と同等となる。
加工を行い、砥石5が損耗した際には、回転軸2を停止させてツールホルダ3を外し、交換を行う。回転軸2を停止させ、レンチによってピストンボルト44を緩めれば、0.2Nm程度のトルクで、手で簡単にツールホルダ3の雄ねじ31を緩めることができる。
(効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、ピストンボルト44を回転軸2の外周側から径方向に挿入し、シリンダ43内へ締め込むことにより、液圧室41に圧力が掛かり、押圧部材45が先端方向へ拡張変形する。押圧部材45がツールホルダ3の基端部を先端側へ押圧することによって、雄ねじ31及び雌ねじ21に軸力が発生するので、回転軸2とツールホルダ3は強固に締結される。そのため、二面削ぎを設けてスパナで締め付ける必要がなく、簡単にツールホルダ3の取り付け及び取り外しが可能となる。また、二面削ぎを設けないため、風切り音が大幅に低減される。
さらに、図3に示すように、二面削ぎを省いたことによって、本実施形態におけるオーバーハング部22の長さL1を従来のオーバーハング部の長さL2よりも短くすることが可能となった。これによって、回転軸2の剛性が高まり高精度な加工が可能となる。具体的には、従来の加工装置においてオーバーハング部の長さL2が25mmであったものを、本実施形態においてオーバーハング部22の長さL1を19mmとすることが可能となった。これにより、本実施形態では回転軸2の剛性を従来の約2.3倍とすることができた。
1 ホイールヘッド
11 先端側軸受
12 基端側軸受
2 回転軸
21 雌ねじ
22 オーバーハング部
23 挿入孔
3 ツールホルダ
31 雄ねじ
4 液圧スペーサ
41 液圧室
42 流路
43 シリンダ
44 ピストンボルト
45 押圧部材
5 砥石

Claims (1)

  1. 軸方向先端に雌ねじが形成された回転軸と、
    先端側に砥石が固定され、基端側に上記雌ねじに螺合する雄ねじが形成され、該雄ねじが上記雌ねじに締結されて上記回転軸に固定されるツールホルダと、
    上記回転軸に設けられた液圧スペーサと、を備え、
    上記液圧スペーサは、液圧室と、上記回転軸の外周側から締め込まれることで上記液圧室に圧力を掛けるピストンボルトと、上記ツールホルダの基端部において雄ねじ及び雌ねじの半径方向外側に位置し、弾性を有する環状の押圧部材とを有し、
    上記押圧部材は、上記液圧室に圧力が掛かると先端方向へ拡張変形して上記ツールホルダを押圧し、雄ねじ及び雌ねじに軸力を与えるように構成されていることを特徴とする加工装置。
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