JP2020068964A - ぱちんこ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技の趣向性を向上させることが可能なぱちんこ遊技機を提供すること。【解決手段】大当たり確率が互いに異なる複数の候補設定のうちのいずれかが現状設定として設定されるぱちんこ遊技機であって、遊技が行われていることによって成立しうる所定条件成立時に、現状設定を示唆する設定示唆演出が実行されることを特徴とするぱちんこ遊技機1とする。結末の態様により当否判定結果を報知する特定リーチ演出を実行することが可能であり、前記設定示唆演出として、当否判定結果がはずれであることが報知される前記特定リーチ演出が設定されているものを例示することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機に関する。
一般的なぱちんこ遊技機においては、遊技者の興味を惹くために、当否判定結果を報知する演出に趣向を凝らすこと等がなされている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2016−140525号公報
本発明は、遊技の趣向性を向上させることが可能なぱちんこ遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかるぱちんこ遊技機は、大当たり確率が互いに異なる複数の候補設定のうちのいずれかが現状設定として設定されるぱちんこ遊技機であって、遊技が行われていることによって成立しうる所定条件成立時に、現状設定を示唆する設定示唆演出が実行されることを特徴とする。
本発明にかかるぱちんこ遊技機によれば、所定条件成立時に現状設定が示唆されることがあるため、遊技の趣向性を向上させることが可能である。
本実施形態にかかるぱちんこ遊技機の正面図である。 表示領域に表示された識別図柄および保留図柄を示した図である。 候補設定と大当たり確率の対応関係を示した図(表)である。 特定リーチ演出(失敗結末)による設定示唆を説明するための図である。 設定示唆画像による現状設定の示唆作用を説明するための図である。 特定リーチ演出(失敗結末)が現状設定を示唆していることを遊技者に示すための表示の例を示した図である。 一般入賞領域を利用した設定示唆を説明するための図である。 一般入賞領域に設けられた発光部による設定示唆がなされる例を説明するための図である。 複数の一般入賞領域のうちの一部のみが設定示唆に利用される例を説明するための図である。 第一始動領域(第一始動領域でのオーバー入賞)を利用した設定示唆を説明するための図である。 大当たり遊技を構成する単位演出(単位演出でのオーバー入賞)を利用した設定示唆を説明するための図である。 ある単位遊技でのオーバー入賞の数が2以上であるときに設定示唆が発生する例を説明するための図である。 大当たり遊技を構成するある単位遊技では設定示唆が発生しうるものの、他の単位遊技では設定示唆が発生しない例を説明するための図である。 第一大当たり遊技では設定示唆が発生しうるものの、第二大当たり遊技では設定示唆が発生しない例を説明するための図である。 操作演出を利用した設定示唆を説明するための図である。 第一操作手段と第二操作手段を備える構成であることを前提とした設定示唆を説明するための図である。 確定演出を利用した設定示唆を説明するための図である。
1)遊技機の基本構成
以下、本発明にかかるぱちんこ遊技機1(以下、単に遊技機1と称することもある)の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、始動領域904、大入賞口906、アウト口などが設けられている。表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能な部分である。また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動領域904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動領域904への遊技球の入賞を契機として実行する。本実施形態では、始動領域904として、第一始動領域904a(いわゆる「特図1」の始動領域)と第二始動領域904b(いわゆる「特図2」の始動領域)が設けられている。始動領域904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(当否判定情報)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。本実施形態では、当該数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(いわゆる変動が開始される)こととなるが、未だ当否判定結果の報知が完了していない当否判定情報が存在する場合には、新たに取得された当否判定情報は保留情報として図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。記憶手段に保留情報が記憶されていることは、保留図柄70として表示される。
本実施形態では、保留図柄70として、当否判定結果を報知する報知演出は開始されている(当否判定結果を示す識別図柄80(識別図柄群80g)の変動は開始されている)ものの、当否判定結果の報知は完了していない(当否判定結果を示す態様で識別図柄80(識別図柄群80g)の変動が停止していない)情報(以下、変動中保留情報と称することもある)に対応する変動中保留図柄71(いわゆる「当該変動保留」の存在を示す図柄)と、当否判定結果を報知する報知演出が開始されていない(当否判定結果を示す識別図柄80(識別図柄群80g)の変動が開始されていない)情報(以下、変動前保留情報と称することもある)ものに対応する変動前保留図柄72が表示される(図2参照)。本実施形態では、変動中保留図柄71と変動前保留図柄72の基本的な形態は同じであり、両者を区別するために変動中保留図柄71の方が変動前保留図柄72よりも大きく表示される。変動中保留図柄71と変動前保留図柄72の基本的な形態が全く異なるものとしてもよい。
変動前保留情報の最大の記憶数は上限が決められている。本実施形態では、第一始動領域904aに入賞することによって得られる第一変動前保留情報(特図1保留)の最大の記憶数は四つであり、第二始動領域904bに入賞することによって得られる第二変動前保留情報(特図2保留)の最大の記憶数は四つである。したがって、特図1および特図2の一方に相当する保留図柄70に関していえば、一つの変動中保留図柄71と、最大四つの変動前保留図柄72が表示されることがある(図2参照)。
本実施形態では、公知の遊技機と同様に、表示装置91の表示領域911に表示される識別図柄80(図2参照)の組み合わせによって当否判定結果を遊技者に報知する。具体的には、複数種の識別図柄80を含む識別図柄群80g(左識別図柄群80gL、中識別図柄群80gC、右識別図柄群80gR)が変動を開始し、最終的に各識別図柄群80gから一の識別図柄80が選択されて停止する。大当たりに当選している場合には各識別図柄群80gから選択されて停止した識別図柄80の組み合わせは所定の組み合わせ(例えば、同じ識別図柄80の三つ揃い)となる。はずれである場合にはそれ以外(大当たりとなる組み合わせ以外)の組み合わせとなる。識別図柄80は、数字とキャラクタ等が組み合わされたものとしてもよい。
なお、図2以外の一部の図面においては、保留図柄70や識別図柄80の図示を省略する。
本実施形態では、遊技状態として、通常遊技状態と特定遊技状態が設定されている。特定遊技状態は、通常遊技状態に比して遊技者に有利な遊技状態である。通常遊技状態は、大当たりに当選する確率が低い低確率遊技状態であり、かつ、始動領域904に遊技球が入賞しにくい低ベース状態(低確率・時短無)である。特定遊技状態としては、第一特定遊技状態と第二特定遊技状態が設定されている。第一特定遊技状態は、大当たりに当選する確率が高い高確率遊技状態であり、かつ、始動領域904に遊技球が入賞しやすい高ベース状態(高確率・時短有)である。第二特定遊技状態は、大当たりに当選する確率が低い低確率遊技状態であり、かつ、始動領域904に遊技球が入賞しやすい高ベース状態(低確率・時短有)である。通常遊技状態においては、遊技者は、第一始動領域904aを狙って遊技球を発射させる。本実施形態では、いわゆる「左打ち」を行う。特定遊技状態は、第二始動領域904bを狙って遊技球を発射させる。本実施形態では、いわゆる「右打ち」を行う。特定遊技状態は、普通始動領域905に遊技球が進入することを契機とした第二始動領域904bの開放抽選に当選しやすい状態であるため、比較的容易に第二始動領域904bに遊技球が入賞する。なお、遊技状態の移行に関する設定はどのようなものであってもよいから説明を省略する。また、上記のような遊技状態が設定されていることはあくまで一例である。
2)遊技設定
本実施形態にかかる遊技機1は、遊技に関する所定の確率を変化させることが可能なものである。本実施形態では、大当たり抽選に当選する確率(以下、大当たり確率と称することもある)を変化させることが可能である。大当たり確率を決める設定として、複数種の候補設定が設けられている。本実施形態では、候補設定1〜6の六種類が設けられている(図3参照)。候補設定1から順に大当たり確率が高くなる(候補設定6が最も大当たり確率が高い)。当然ではあるが、大当たり確率が高いほど大当たりに当選しやすいということであるため、候補設定1が遊技者にとって最も不利な設定であり、候補設定6が遊技者にとって最も有利な設定であるといえる。当該候補設定1〜6のいずれかが現状の設定(以下、現状設定と称する)として遊技店員によりセットされ、遊技店において遊技者に供されることになる(遊技者は現状設定を変更することはできない)。当該現状設定のセット・変更のための構造はどのようなものであってもよいから詳細な説明を省略する。例えば、遊技機1内部に設定キーを挿入することが可能な鍵穴を設け、当該設定キーを操作することで、現状設定をセット・変更することができるようにすることが考えられる。
なお、上記所定の確率(割合)は、大当たり確率に限られない。遊技者の利益(出玉の期待値)に影響を及ぼす確率であれば、その他の確率が対象とされていてもよい。例えば、大当たり遊技終了後の遊技状態が高確率遊技状態に移行する大当たりの割合(いわゆる確率変動割合)が対象とされていてもよい。つまり、確率変動割合が異なる複数種の候補設定が設けられ、当該候補設定のうちのいずれかが現状設定としてセットされる構成とする。
3)遊技設定示唆
本実施形態では、所定条件成立時に、現状設定を示唆する設定示唆演出を実行する。当該所定条件は、遊技者が遊技を行っているときに限り成立する条件とされる。したがって、設定示唆演出は、遊技者が遊技を行っていないときには発生しない。このような設定示唆演出を、以下のような演出とすることが考えられる。なお、以下で説明する演出の全てが設定示唆演出として発生しうるようにしなければならないわけではない。一部のみが設定示唆演出として発生しうるものとしてもよいし、以下で説明する演出とは別の設定示唆演出が発生しうるものとしてもよい。
3−1)特定リーチ演出
特定リーチ演出が設定示唆演出となりうるものとする。特定リーチ演出(図4参照)は、その結末により対象の当否判定結果が大当たりとなるかどうかを報知する演出である。本実施形態における特定リーチ演出は、いわゆる「スーパーリーチ演出」であるといえる。当該特定リーチ演出の具体的態様はどのようなものであってもよい。一または複数種の遊技者に有利な結末(成功結末)(図4(b−1)参照)と、一または複数種の遊技者に不利な結末(失敗結末)(図4(b−2)参照)が設定されており、当否判定結果が大当たりとなるものかどうかに応じ、成功結末と失敗結末のいずれが実行されるか決定されることになる。特定リーチ演出の一例としては、味方側キャラクタと敵側キャラクタが戦い、味方側キャラクタが勝利することが成功結末として、味方側キャラクタが敗北することが失敗結末として設定された演出を挙げることができる。
かかる特定リーチ演出が失敗結末となること(当否判定結果がはずれであることが示されること)(図4(b−2)参照)が、設定示唆演出として設定されている。本実施形態では、失敗結末となる特定リーチ演出が発生した場合、現状設定が設定N以上(Nは2〜6の自然数)であることが確定する。つまり、遊技者に最も有利な設定(本実施形態では設定6)から数えた一または複数の設定のうちのいずれかが現状設定として設定されていることが確定する(なお、このような一または複数の設定のうちのいずれかであることを確定させる演出も「設定示唆演出」に含まれるものとする。以下同じ)。本実施形態では、設定4以上(候補設定4、5、6のいずれかが現状設定としてセットされている)であることが確定する。本実施形態にかかる遊技機1は、6段階設定であるため、設定1〜3の三つを「低設定域」、設定4〜6の三つを「高設定域」と区分けすれば、特定リーチ演出が失敗結末となることは「高設定域」確定の演出として設定されているということである。
特定リーチ演出は、その結末により当否判定結果が大当たりとなるかどうかが示されるものであるから、当該特定リーチ演出が発生したときには遊技者は大当たり(成功結末となること)に期待することになる。一般的な遊技機においては、期待できるリーチ演出が発生してその結果がはずれとなったときには遊技者が落ち込み、その後遊技をやめてしまう可能性もある。本実施形態では、特定リーチ演出が失敗結末となり当否判定結果がはずれであることが示された場合であっても、設定N以上が確定するから遊技意欲が維持されるという利点がある。特定リーチ演出が失敗結末となったことの落胆も緩和される。
別の見方をすれば、特定リーチ演出が発生したときには、当否判定結果が大当たりとなることか、現状設定が設定N以上であることが確定することになるから、特定リーチ演出の発生は遊技者にとって喜ばしい事象であるといえる。さらに別の見方をすれば、現状設定が設定N未満であるときには、特定リーチ演出は失敗結末となることはないということである。つまり、特定リーチ演出が発生することは大当たりが確定するということになるため、このようなことを踏まえた設定推測をしつつ遊技を楽しむことができる。
上記特定リーチ演出を利用した設定示唆について、改良、具体化、変形等した具体例について説明する。なお、以下の具体例を用いて説明する技術を複数組み合わせて適用した構成としてもよい。
・第一具体例
上述した例では、特定リーチ演出が失敗結末となったときには、現状設定が設定N以上であることが確定するというものであることを説明したが、特定リーチ演出が失敗結末となった場合に設定示唆が行われるということに留まる構成としてもよい。例えば、特定リーチ演出が失敗結末となった場合には設定示唆画像10が表示され(図5(a)参照)、当該設定示唆画像10により現状設定の示唆がなされるものとする。複数種の設定示唆画像10が設けられており、現状設定に応じていずれの設定示唆画像10が表示されるかの確率が異なるものとする(図5(b)参照)。遊技者は、表示される設定示唆画像10の種類から現状設定を予測する。このように、特定リーチ演出が失敗結末となること自体が現状設定の示唆となるのではなく、特定リーチ演出が失敗結末となることにより設定示唆要素が出力される構成としてもよい。
・第二具体例
上述した例では、特定リーチ演出が失敗結末となったときには、現状設定が設定N以上であることが確定するというものであることを説明したが、これとは逆に、特定リーチ演出が成功結末となったときには、現状設定がN以上であることが確定するような構成としてもよい。このようにすれば、特定リーチ演出が成功結末となった(大当たりが確定した)ことの喜びと、現状設定がN以上であることの喜びが同時に訪れる遊技性を実現することが可能である。
・第三具体例
特定リーチ演出中に、特定リーチ演出が失敗結末となった場合には、現状設定がN以上であることの示唆や、高設定であることの示唆等がなされるようにする。特定リーチ演出が失敗結末となった場合には現状設定がN以上であることが確定するものの、それを知らない遊技者は特定リーチ演出が失敗結末となったことによる落胆しか得られない。そのため、上記のような示唆がなされることが好ましい。
上記のような示唆の具体的態様はどのようなものであってもよい。「設定〇以上確定」といった明確な表示を行ってもよいし(図6(a)参照)、「高設定かも?」といった暗示に留まる構成(図6(b)参照)としてもよい。また、当該示唆がなされるタイミングは特定リーチ演出中であればいずれのタイミングであってもよいが、特定リーチ演出が失敗結末となることが確定した後(成功結末と失敗結末の分岐点以降)であることが好ましい。このようにすることで、失敗結末となった代わりに、高設定示唆がなされたかのような印象を与えることが可能である。
3−2)一般入賞領域
一般入賞領域20(図1参照)に遊技球が進入した(図7(a)参照)ことを契機として、設定示唆演出が発生しうる(図7(b)参照)ものとする。一般入賞領域20は、始動領域904とは異なり、遊技球が進入することが、当否判定(大当たり抽選)の契機にはならない入賞領域である。ただし、遊技球が進入することが、所定数の遊技球が払い出される(いわゆる賞球が払い出される)契機となるものである。当否判定の契機にはならないため、当該一般入賞領域20に遊技球が進入するかどうか(進入しやすいかどうか)は、本来であればそれほど遊技者が注目する事象ではないといえるところ、本実施形態では当該一般入賞領域20を利用して設定示唆演出が発生するようにすることで、一般入賞領域20に遊技球が進入するという事象に注目させることとする。
発生する設定示唆演出の具体的態様はどのようなものであってもよい。発生することにより、設定N以上であることや、いずれかの設定であることが確定する態様(確定態様)であってもよいし、複数種の設定示唆画像10が設けられており、現状設定に応じていずれの設定示唆画像10が表示されるかの確率が異なるといったような、ある設定であること(ある設定以上であること)を確定させるものではなく、示唆に留まる態様(示唆態様)であってもよい。また、確定態様および示唆態様のいずれもが発生するようにしてもよい。
また、表示領域911にて設定示唆がなされるのではなく、一般入賞領域20を構成する構造物自体もしくは当該構造物近傍に複数種の発光態様(例えば複数種の発光色)のうちのいずれかで発光することが可能な発光部が設けられ、遊技球が一般入賞領域20に進入したことを契機として当該発光部が発光し、当該発光部がいずれの発光態様で発光するかにより設定示唆がなされるものとしてもよい(図8参照)。ある発光態様で発光した場合には、設定N以上であることや、いずれかの設定であることが確定する態様(確定態様)としてもよいし、現状設定に応じていずれの発光態様で発光するかの確率が異なるといったような示唆に留まる態様(示唆態様)であってもよい。一般入賞領域20に遊技球が進入することを契機とするものであるため、当該一般入賞領域20に対応づけて設けられた発光部の発光態様による設定示唆とした方が分かりやすいと考えるのであればこのような構成とすることが好ましい。
本実施形態では、一般入賞領域20に遊技球が進入したことを契機として必ず設定示唆演出が発生するのではなく、設定示唆演出が発生することもあれば発生しないこともある構成としている。このようにすることで、遊技者は一般入賞領域20に遊技球を進入させることで、設定示唆演出を発生させて設定に関する情報を得ようとするから遊技の促進に資することになる。このような構成としては、遊技球が一般入賞領域20に進入したことを契機として設定示唆演出を発生させるか否かの抽選を行い、当該抽選に当選した場合に設定示唆演出が発生するという構成や、所定数(2以上)の遊技球が一般入賞領域20に進入する度に設定示唆演出が発生するという構成とすることが考えられる。
ただし、一般入賞領域20に一の遊技球が進入したことを契機として必ず設定示唆演出が発生するようにしてもよい。しかし、上述した確定態様が発生する構成とする場合には、一般入賞領域20に遊技球が進入したことを契機として必ず設定示唆演出が発生するようにしない方がよい。一の遊技球が一般入賞領域20に進入することを契機として確定態様が発生するようにすると、すぐに現状設定を確定的に示す情報が得られてしまい、現状設定が低いと感じた遊技者は遊技をやめてしまうおそれがあるからである。
複数の一般入賞領域20が設けられ、このうちのいずれかである対象一般入賞領域20sのみが設定示唆演出の発生の契機となるものとしてもよい。この場合、設定示唆演出の対象となる対象一般入賞領域20s自体またはその近傍に、他の一般入賞領域20tと区別することができるようなマークMが付されているとよい(図9参照)。当該マークMの具体的態様はどのようなものであってもよいが、設定示唆演出を想起させるような文字等が含まれているものとすることが好ましい。このようにすることで、遊技者は当該対象一般入賞領域20sに遊技球が進入することで設定示唆作用が享受できると把握できる可能性があるからである。
3−3)第一オーバー入賞
上述した通り、通常遊技状態においては、遊技者は、第一始動領域904aを狙って遊技球を発射させる。また、第一始動領域904aに遊技球が進入することを契機として得られる第一変動前保留情報(特図1保留)の記憶手段が記憶可能な数は四つである。つまり、第一変動前保留情報が四つである状態(以下、保留満タン状態と称することもある)(図10(a)参照)にて遊技球が第一始動領域904aに進入したとしても新たに第一変動前保留情報は記憶手段に記憶されない。第一始動領域904aに遊技球が進入することでいわゆる賞球が払い出される設定であれば、当該進入により賞球は得られるものの大当たり抽選は受けられない。賞球が得られない設定であれば当該進入により何も得られないことになる。このような事象は、一般的に「オーバー入賞」等と称されるため、以下では保留満タン状態で第一始動領域904aに進入することを「第一オーバー入賞」(後述する「第二オーバー入賞」と区別するため形式的に「第一」を付す)と称する(賞球が得られない構成である場合も「オーバー入賞」であるとする)。
第一オーバー入賞は、大当たり抽選を受けることができない事象であるため、遊技者によってはこのような事象が発生したことに苛立つおそれもある。特に、通常遊技状態(低ベース状態)は、特定遊技状態(高ベース状態)に比して始動領域904に遊技球が進入することが困難な状態であるため、大当たり抽選が受けられない第一オーバー入賞の発生を遊技者が「もったいない」と感じてしまう可能性がある。本実施形態では、当該第一オーバー入賞が発生することが設定示唆演出の発生の契機となっている(図10参照)。このようにすることで第一オーバー入賞が発生したときの苛立ちを緩和させることが可能となる。また、遊技者の視点でいえば、設定示唆演出を発生させるために、保留満タン状態であっても遊技球を発射し続けるという選択肢もあり、遊技の促進に資することになる。
発生する設定示唆演出の具体的態様はどのようなものであってもよい。発生することにより、設定N以上であることや、いずれかの設定であることが確定する態様(確定態様)であってもよいし、複数種の設定示唆画像10が設けられており、現状設定に応じていずれの設定示唆画像10が表示されるかの確率が異なるといったような、ある設定であること(ある設定以上であること)を確定させるものではなく、示唆に留まる態様(示唆態様)であってもよい。また、確定態様および示唆態様のいずれもが発生するようにしてもよい。
本実施形態では、第一オーバー入賞が発生したときには、必ず設定示唆演出が発生するように構成されている。第一オーバー入賞演出が発生したにも拘わらず、設定示唆演出が発生しないことは遊技者の苛立ちを増長させてしまうおそれがあるから、第一オーバー入賞が発生したときには必ず設定示唆演出が発生するものとする。ただし、第一オーバー入賞自体は比較的容易に発生するものであるから、設定示唆演出は示唆態様に留まる構成とすること(確定態様としないこと)が好ましい。現状設定を確定的に示す情報が比較的容易に得られてしまい、現状設定が低いと感じた遊技者は遊技をやめてしまうおそれがあるからである。
これとは逆に、第一オーバー入賞が発生することを契機として必ず設定示唆演出が発生するのではなく、設定示唆演出が発生することもあれば発生しないこともある構成としてもよい。このようにすることで、遊技者は第一オーバー入賞により設定示唆演出を発生させて設定に関する情報を得ようとするから遊技の促進に資することになる。このような構成としては、第一オーバー入賞の発生を契機として設定示唆演出を発生させるか否かの抽選を行い、当該抽選に当選した場合に設定示唆演出が発生するという構成や、所定回数(2以上)の第一オーバー入賞が発生する度に設定示唆演出が発生するという構成とすることが考えられる。このように第一オーバー入賞が発生しても必ず設定示唆演出が発生するとは限らない構成とするのであれば、設定示唆演出として確定態様が発生しうるものとしてもよい。第一オーバー入賞の発生により、現状設定を確定的に示す情報が必ず得られるとは限られないからである。
なお、上述した例は、第一始動領域904aに関しオーバー入賞が発生したときに設定示唆演出が発生しうるようにしたものであるが、第二始動領域904bに関し同様の構成とすることも可能である。
3−4)第二オーバー入賞
当否判定結果が大当たりとなったときには大当たり遊技が実行される。大当たり遊技は、大入賞口906(本願発明における特典領域に相当する)を所定の閉鎖条件が成立するまで開放する単位遊技を一または複数回繰り返すものである。各単位遊技は、いわゆる「ラウンド」と称されるものである。例えば、10ラウンド大当たりは、当該単位遊技が10回実行されるものである。上記閉鎖条件の一つとして、単位遊技において「X個の遊技球が大入賞口906に入賞したこと」が設定されている。その他の閉鎖条件として、各単位遊技において「大入賞口906が開放されてから所定時間が経過したこと」が設定されている。大入賞口906に向かって継続的に遊技球を発射させていれば、上記所定時間よりもかなり短い時間でX個の遊技球が大入賞口906に入賞するように設定されている。つまり、大入賞口906に向かって継続的に遊技球を発射させていれば、X個の遊技球が大入賞口906に入賞することにより一回の単位遊技が終了する(当該Xの値は「カウント」等と称される値である)。
大入賞口906には、開閉部材906aが設けられており、当該開閉部材906aが開位置と閉位置との間を変位することで大入賞口906の開放・閉鎖が制御される。各単位遊技において、X個目の遊技球の入賞が検出されることを契機として開閉部材906aは開位置から閉位置に向かう変位を開始することになるところ、当該開閉部材906aが閉位置に位置するよりも前に、X+1個目の遊技球が入賞することがある。つまり、X個を超える遊技球が入賞するオーバー入賞(上記「第一オーバー入賞」と区別するため、以下「第二オーバー入賞」と称することもある)。かかる第二オーバー入賞が発生した場合に、設定示唆演出が発生しうるものとする(図11参照)。
第二オーバー入賞は、通常(第二オーバー入賞が発生しなかったとき)よりも賞球数が増える事象であるから、遊技者にとっては喜ばしい事象であるといえる。このような喜ばしい事象とともに、設定示唆演出が発生したときには、遊技者は二重の喜びを得ることになる。
発生する設定示唆演出の具体的態様はどのようなものであってもよい。発生することにより、設定N以上であることや、いずれかの設定であることが確定する態様(確定態様)であってもよいし、複数種の設定示唆画像10が設けられており、現状設定に応じていずれの設定示唆画像10が表示されるかの確率が異なるといったような、ある設定であること(ある設定以上であること)を確定させるものではなく、示唆に留まる態様(示唆態様)であってもよい。また、確定態様および示唆態様のいずれもが発生するようにしてもよい。
本実施形態では、第二オーバー入賞が発生したときには、必ず設定示唆演出が発生するように構成されている。第二オーバー入賞は、遊技者が狙って発生させることができるものではない(偶発的に発生するものである)から、第二オーバー入賞が発生することを契機として設定示唆演出を発生させても、当該設定示唆演出の発生が頻発してしまうおそれは低い。ただし、第二オーバー入賞が比較的容易に発生するようなゲージ構成(大入賞口906や遊技釘等の配置)である場合には、設定示唆演出は示唆態様に留まる構成とすること(確定態様としないこと)が好ましい。現状設定を確定的に示す情報が比較的容易に得られてしまい、現状設定が低いと感じた遊技者は遊技をやめてしまうおそれがあるからである。
これとは逆に、第二オーバー入賞が発生することを契機として必ず設定示唆演出が発生するのではなく、設定示唆演出が発生することもあれば発生しないこともある構成としてもよい。このような構成としては、第二オーバー入賞の発生を契機として設定示唆演出を発生させるか否かの抽選を行い、当該抽選に当選した場合に設定示唆演出が発生するという構成や、所定回数(2以上)の第二オーバー入賞が発生する度に設定示唆演出が発生するという構成とすることが考えられる。このように第二オーバー入賞が発生しても必ず設定示唆演出が発生するとは限らない構成とするのであれば、設定示唆演出として確定態様が発生しうるものとしてもよい。第二オーバー入賞の発生により、現状設定を確定的に示す情報が必ず得られるとは限られないからである。
上記第二オーバー入賞を利用した設定示唆について、改良、具体化、変形等した具体例について説明する。なお、以下の具体例を用いて説明する技術を複数組み合わせて適用した構成としてもよい。
・第一具体例
一の単位遊技において、X個の遊技球が入賞した後、Y個(Y≧2)の遊技球が入賞した場合に、設定示唆演出が発生しうるものとする。つまり、「オーバー入賞の数」が複数である場合に、設定示唆演出が発生しうるものとする(図12参照)。オーバー入賞の数が1である場合に設定示唆演出が発生しうるものとしてしまうと、設定示唆演出の発生頻度が高まり、容易に現状設定が予測されてしまうおそれがあると考えるのであれば、設定示唆演出が発生しうるオーバー入賞の数を複数として設定示唆演出の発生頻度を抑える。
・第二具体例
大当たり遊技が複数の単位遊技(ラウンド)で構成されるものであるとする。当該複数の単位遊技のうち、一部の単位遊技(対象単位遊技)においてはオーバー入賞が発生したときに設定示唆演出が発生する(図13(a)(b)参照)ものの、他の単位遊技においてはオーバー入賞が発生しても設定示唆演出が発生しない(図13(c)(d)参照)ものとする。このようにすることで、設定示唆演出の発生頻度を抑制することが可能である。
本例のような構成とする場合、対象単位遊技であることが遊技者に示唆(報知または暗示)されるようにするとよい。例えば、対象単位遊技において、「オーバー入賞発生で?」といった文字を含む画像が表示されるようにする(図13(a)参照)。このようにすることで、遊技者は、対象単位遊技においてオーバー入賞が発生したときには設定示唆演出が発生すること、または何らかの事象が発生するということを把握することが可能になる。
また、本例のような構成とする場合、対象単位遊技となる単位遊技(ラウンド)が一定である設定としてもよいし、大当たり遊技の度に対象単位遊技となる単位遊技(ラウンド)が変化しうる設定としてもよい。前者のようにすれば、対象単位遊技が一定であるため分かりやすいという利点がある。後者のようにすれば、対象単位遊技が変化することの面白みがあるという利点がある。また、後者の場合、大当たり遊技の度に対象単位遊技となる単位遊技(ラウンド)の数が増減しうる設定としてもよい。つまり、一の大当たり遊技を通じ、設定示唆要素を享受できる可能性がある機会が増減する構成としてもよい。このようにすれば、対象単位遊技となる単位遊技の数が多くなることを遊技者が願う遊技性を実現することが可能である。
・第三具体例
複数種の大当たりが設けられており、ある種の大当たり遊技(第一大当たり遊技)のときにオーバー入賞が発生したときには設定示唆演出が発生する(図14(a)(b)参照)ものの、他の種類の大当たり遊技(第二大当たり遊技)のときにオーバー入賞が発生したときには設定示唆演出が発生しない(図14(c)(d)参照)構成とする。
例えば、大当たり遊技終了後の遊技状態が高確率遊技状態となる大当たり(確率変動大当たり)の場合には設定示唆演出が発生するものの、それ以外の大当たりの場合には設定示唆演出が発生しない設定とする。このようにすれば、遊技者は、利益の大きい大当たりに当選したことと併せて、設定示唆演出が発生するかもしれないという二重の喜びを得ることになる。
3−5)操作演出
本実施形態にかかる遊技機1は、遊技者が操作可能な操作手段30を備える。遊技者が操作可能なものであれば、操作手段30の具体的態様はどのようなものであってもよい。複数種の操作手段30を備えた構成であってもよい。本実施形態における操作手段30は「押しボタン」である。なお、遊技者の身体の一部を検出することが可能なセンサを設け、当該センサに遊技者の身体の一部(手等)が検出されることを「操作手段の操作」とみなして以下に示す事項が適用された構成としてもよい。
遊技者に対し、操作手段30の操作を促す操作演出(図15(a)参照)が実行可能であるとする。操作演出は、操作有効期間中における操作手段30の操作が演出に反映されるものである。どのように演出に反映されるかは問わない。操作演出においては、操作有効期間を示すメータが表示されるようにするとよい。操作演出にて遊技者に要求される操作手段30の操作態様としては、操作手段30を一回のみ操作することを促す「単操作」、操作手段30を複数回操作することを促す「連続操作」(いわゆる「連打」)、操作手段30が操作された状態を維持する維持操作(いわゆる「長押し」)等を例示することができる。
このような操作演出において、操作有効期間中における操作手段30の操作状況が所定条件を満たすものとなった場合に、設定示唆演出が発生しうるものとする。つまり、操作演出にて操作手段30の操作状況が所定条件を満たすものとならなかった場合には設定示唆演出が発生しないものとする。例えば、単操作が要求される操作演出において、操作有効期間中に操作手段30の単操作が行われたときには演出に当該操作が反映されるだけでなく設定示唆演出が発生するものとする(図15(a)(b−1)参照)一方、操作手段30の単操作が行われなかったときには設定示唆演出が発生しないものとする(図15(a)(b−2)参照)。連続操作が要求される操作演出においては、操作有効期間中に所定回数の操作がなされた場合には設定示唆演出が発生するようにすることが考えられる。維持操作が要求される操作演出においては、操作有効期間中に所定時間以上の維持操作がなされた場合には設定示唆演出が発生するようにすることが考えられる。どのような操作態様が要求される操作演出であっても、操作手段30の操作が全くなされなかった場合には、設定示唆演出は発生しないものとされる。なお、設定示唆演出の発生タイミングは問わない。操作状況が所定条件を満たすものとなったとき、操作有効期間中であっても設定示唆演出が発生するようにしてもよいし、操作有効期間終了後に設定示唆演出が発生するようにしてもよい。
一般的な操作演出は、操作有効期間中における操作手段30の操作が行われた場合には、何らかの演出は発生する(例えば、いわゆる大当たり信頼度を示唆する演出は発生する)ものの、操作手段30の操作の有無は、遊技者の直接的な利益には関係がない。そのため、遊技者によっては操作演出において操作手段30を操作することに意味はないと考えてしまうことがある。本実施形態では、操作演出にて操作手段30の操作がなされない限り、設定示唆演出による設定示唆作用を享受することができないのであるから、操作意欲の向上に資する。
発生する設定示唆演出の具体的態様はどのようなものであってもよい。発生することにより、設定N以上であることや、いずれかの設定であることが確定する態様(確定態様)であってもよいし、複数種の設定示唆画像10が設けられており、現状設定に応じていずれの設定示唆画像10が表示されるかの確率が異なるといったような、ある設定であること(ある設定以上であること)を確定させるものではなく、示唆に留まる態様(示唆態様)であってもよい。また、確定態様および示唆態様のいずれもが発生するようにしてもよい。
上記操作演出を利用した設定示唆について、改良、具体化、変形等した具体例について説明する。なお、以下の具体例を用いて説明する技術を複数組み合わせて適用した構成としてもよい。
・第一具体例
上記例では、操作演出にて操作手段30の操作がなされたとき、当該操作が演出に反映されるとともに、設定示唆演出が発生する場合があることを説明したが、演出への反映がなされずに設定示唆演出が発生するものとしてもよい。つまり、操作演出にて操作手段30の操作がなされた結果として設定示唆演出が発生するようにしてもよい。
・第二具体例
複数種の操作手段30を備えるものとする。例えば、第一操作手段31と、当該第一操作手段31とは操作態様が異なる第二操作手段32を備えたものとする(図1参照)。この場合、第一操作手段31の操作を促す操作演出において、第一操作手段31が操作された場合には設定示唆演出は発生しない(図16(a)(b−1)参照)が、第一操作手段31ではなく第二操作手段32の操作がなされた場合には設定示唆演出が発生しうるものとする(図16(a)(b−2)参照)。つまり、操作が要求されている操作手段30とは異なる操作手段30の操作がなされた場合に設定示唆演出が発生しうるものとする。このようにすることで、上記のような法則を見つけ出した遊技者のみが設定示唆演出が発生する条件を知ることになるから、遊技の趣向性を向上させることが可能である。
・第三具体例
上記例は、遊技者に対して操作手段30の操作が促される操作演出にて操作手段30の操作がなされた場合には、設定示唆演出が発生しうるものであることを説明したが、操作手段30の操作が促されていない状況で操作手段30の操作がなされることを契機として設定示唆演出が発生しうるものとする。例えば、操作手段30の操作が促されないある特定の演出の実行中に操作手段30が操作されることを契機として設定示唆演出が発生しうるものとする。このように、設定示唆演出の発生が、いわゆる「隠れ演出」として機能するような構成とすることも可能である。
3−6)確定演出
発生したときには当否判定結果が大当たりとなることが確定する確定演出(いわゆるプレミア演出)が実行可能であるとする。一種のみの確定演出が発生しうるものであってもよいし、複数種の確定演出が発生しうるものであってもよい。当該一または複数種の確定演出のうち、少なくとも一部の確定演出が発生したときに発生しうる設定示唆演出が設けられているものとする(図17参照)。
当該設定示唆演出は確定演出の一部であってもよい。つまり、確定演出が設定示唆演出を含むものであってもよい。一方、確定演出が発生し、その後設定示唆演出が発生するようにしてもよい。当該設定示唆演出は、設定N以上であることや、いずれかの設定であることが確定する態様(確定態様)であってもよいし、複数種の設定示唆画像10が設けられており、現状設定に応じていずれの設定示唆画像10が表示されるかの確率が異なるといったような、ある設定であること(ある設定以上であること)を確定させるものではなく、示唆に留まる態様(示唆態様)であってもよい。また、確定態様および示唆態様のいずれもが発生するようにしてもよい。
確定演出は、当否判定結果が大当たりとなるときの一部で発生するものであるから、発生する蓋然性が非常に低い演出であるといえる。遊技者にとってみれば、当該演出に接する蓋然性が非常に低いという意味で価値がある演出であるといえる。このような確定演出の発生時に設定示唆演出が発生するようにすることで、確定演出が発生することの価値をさらに高めることが可能である。
発生する設定示唆演出の具体的態様はどのようなものであってもよい。発生することにより、設定N以上であることや、いずれかの設定であることが確定する態様(確定態様)であってもよいし、複数種の設定示唆画像10が設けられており、現状設定に応じていずれの設定示唆画像10が表示されるかの確率が異なるといったような、ある設定であること(ある設定以上であること)を確定させるものではなく、示唆に留まる態様(示唆態様)であってもよい。また、確定態様および示唆態様のいずれもが発生するようにしてもよい。ただし、確定演出は発生する蓋然性が極めて低い「プレミア」要素のあるものであるから、確定態様の設定示唆演出が発生するようにするとよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態から得られる具体的手段(ぱちんこ遊技機)を以下に列挙する。
・手段1
所定の確率が互いに異なる複数の候補設定のうちのいずれかが現状設定として設定されるぱちんこ遊技機であって、遊技が行われていることによって成立しうる所定条件成立時に、現状設定を示唆する設定示唆演出が実行されることを特徴とするぱちんこ遊技機。
上記遊技機によれば、所定条件成立時に現状設定が示唆されることがあるため、遊技の趣向性を向上させることが可能である。また、現状設定が示唆されることがあるため、遊技者の遊技機欲の向上に資する。
・手段2
結末の態様により当否判定結果を報知する特定リーチ演出を実行することが可能であり、前記設定示唆演出として、当否判定結果がはずれであることが報知される前記特定リーチ演出が設定されていることを特徴とする手段1に記載のぱちんこ遊技機。
このようにすることで、特定リーチ演出によりはずれであることが報知されることによる遊技者の落胆が緩和されることになる。
・手段3
前記特定リーチ演出により当否判定結果がはずれであることが報知されることが発生した場合には、前記複数の候補設定のうち、遊技者に最も有利な設定から数えた一または複数の設定のうちのいずれかが現状設定であることが確定することを特徴とする手段2に記載のぱちんこ遊技機。
このようにすることで、特定リーチ演出がはずれとなったときであっても、現状設定が所定の閾値以上であることが確定するから、特定リーチ演出がはずれとなることによる遊技者の落胆が緩和されるだけでなく、遊技者が継続的に遊技を行うきっかけになる。
・手段4
遊技球が進入することが、当否判定の契機にはならないものの、所定数の遊技球が払い出される契機となる一般入賞領域を備え、前記設定示唆演出として、前記一般入賞領域に遊技球が進入することを契機として発生しうる演出が設定されていることを特徴とする手段1から手段3のいずれかに記載のぱちんこ遊技機。
このようにすることで、従来であれば遊技者があまり注目しない一般入賞領域への遊技球の入賞に関しても遊技者が注目することになるため、遊技の幅が広がる。
・手段5
当否判定に用いられる当否判定情報のうち、未だ対応する当否判定結果を報知する報知演出が開始されていないものを保留情報として所定数を限度に記憶する記憶手段と、遊技球が進入することが、前記当否判定情報の取得の契機となる始動領域と、を備え、前記設定示唆演出として、前記記憶手段に記憶されている前記保留情報の数が前記所定数であるときに、前記遊技球が前記始動領域に進入することを契機として発生しうる演出が設定されていることを特徴とする手段1から手段4のいずれかに記載のぱちんこ遊技機。
このようにすることで、始動領域に対するオーバー入賞が発生したときの遊技者の苛立ちを緩和させることが可能となる。
・手段6
当否判定結果が当たりとなったときに当たり遊技を実行する当たり遊技実行手段を備え、前記当たり遊技は、遊技球が進入可能な特典領域を所定条件が成立するまで開放する単位遊技を一または複数回繰り返すものであり、前記所定条件の少なくとも一つとして、前記特典領域にN個の遊技球が入賞することが設定されており、前記設定示唆演出として、前記単位遊技において前記特典領域にN個を超える遊技球が入賞したときに発生する場合がある演出が設定されていることを特徴とする手段1から手段5のいずれかに記載のぱちんこ遊技機。
このようにすることで、遊技者は、単位遊技においてオーバー入賞が発生したことと、設定示唆演出による設定示唆作用が享受できることの二重の喜びを得ることができる。
・手段7
遊技者が操作可能な操作手段と、遊技者に対し、前記操作手段の操作を促す操作演出を実行する操作演出実行手段と、を備え、前記設定示唆演出として、前記操作演出における前記操作手段の操作が所定条件を満たしたものとなった場合には発生するものの、前記操作手段の操作が所定条件を満たすものとならなかった場合には発生しない演出が設定されていることを特徴とする手段1から手段6のいずれかに記載のぱちんこ遊技機。
このようにすることで、設定示唆演出による設定示唆作用を享受したい遊技者は操作手段を操作することになるため、操作演出における操作意欲の向上に資する。
・手段8
前記設定示唆演出として、発生することにより当否判定結果が大当たりとなることが確定する確定演出が発生したときに発生しうる演出が設定されていることを特徴とする手段1から手段7のいずれかに記載のぱちんこ遊技機。
このようにすることで、確定演出が発生することの価値をさらに高めることが可能である。
1 遊技機
10 設定示唆画像
20 一般入賞領域
30 操作手段
80 識別図柄
904 始動領域
906 大入賞口
91 表示装置
911 表示領域

Claims (1)

  1. 大当たり確率が互いに異なる複数の候補設定のうちのいずれかが現状設定として設定されるぱちんこ遊技機であって、
    遊技が行われていることによって成立しうる所定条件成立時に、現状設定を示唆する設定示唆演出が実行されることを特徴とするぱちんこ遊技機。
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"「PA地獄少女 宵伽 きくりの地獄祭り|設定判別 甘デジ スペック ボーダー評価」", [ONLINE], JPN6019034418, 13 September 2018 (2018-09-13), pages 「DANGER柄タイトル」の欄, ISSN: 0004999842 *

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