JP2020067088A - 間歇エア発生装置及びエアブロー装置 - Google Patents

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JP2020067088A JP2018198148A JP2018198148A JP2020067088A JP 2020067088 A JP2020067088 A JP 2020067088A JP 2018198148 A JP2018198148 A JP 2018198148A JP 2018198148 A JP2018198148 A JP 2018198148A JP 2020067088 A JP2020067088 A JP 2020067088A
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弘 中古
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Abstract

【課題】間歇エア発生装置において、障害発生時にパイロット圧式開閉弁が開弁状態を維持することを保証し、連続した圧縮空気の吹き付けが行われるフェールセーフが得られるようにすること。【解決手段】間歇的なパイロット空気圧を発生するパイロット空気圧発生装置70と、空気圧源10から圧縮空気を供給される入口ポート32及びエアブローノズル12に接続される出口ポート34を有し、パイロット空気圧発生装置70が出力するパイロット空気圧を供給されるパイロット圧式開閉弁20とを有し、パイロット圧式開閉弁20がノーマルオープン型のパイロット圧式開閉弁である。【選択図】図1

Description

本発明は、間歇エア発生装置及びエアブロー装置に関し、更に詳細には、エアブロー装置等に用いられる間歇エア発生装置及びエアブロー装置に関する。
間歇エア発生装置として、間歇的なパイロット空気圧を発生するパイロット空気圧発生装置と、空気圧源から圧縮空気を供給される入口ポート及び空気圧噴出機器に接続される出口ポートを含み、前記パイロット空気圧発生装置が出力する前記パイロット空気圧を供給されるパイロット圧式開閉弁とを有し、空気圧噴出機器に圧縮空気を間歇的に供給するものが知られている(例えば、特許文献1〜3)。
製品等に圧縮空気を吹き付けて製品等に付着している異物の吹き飛ばしや、水切り、乾燥を行うエアブローの場合は、間歇エア発生装置の使用により、圧縮空気の吹き付けが間歇的に行われることにより、連続した圧縮空気の吹き付けの場合に比して圧縮空気の消費量を削減することができる。
特許第2693713号公報 特許第6230517号公報 特許第6289358号公報
従来の間歇エア発生装置は、パイロット空気圧発生装置の故障等によってパイロット圧式開閉弁にパイロット空気圧が供給されなくなると、パイロット圧式開閉弁が閉弁状態を維持するか、或いはパイロット圧式開閉弁にパイロット空気圧が供給されなくなる障害発生時のパイロット圧式開閉弁によりパイロット圧式開閉弁が閉弁状態あるいは開弁状態を維持し、パイロット圧式開閉弁が開弁状態を維持する保証がない。
エアブローの場合には、パイロット圧式開閉弁にパイロット空気圧が供給されなくなる障害発生時に、パイロット圧式開閉弁が閉弁状態を維持する状態に陥ると、圧縮空気の吹き付けによる異物の吹き飛ばしや、水切り、乾燥が行われなくなり、不良品が発生する原因になる。このことから、特に、エアブローの場合は、障害発生時には、圧縮空気の消費量の削減よりも、不良品の発生を回避すべく、連続した圧縮空気の吹き付けが行われるべきである。つまり、間歇エア発生装置におけるフェールセーフは、連続した圧縮空気の吹き付けが保証されることである。
しかし、従来の間歇エア発生装置は、障害発生時にパイロット圧式開閉弁が開弁状態を維持する保証がないため、連続した圧縮空気の吹き付けが行われるフェールセーフを得ることができない。
本発明は、間歇エア発生装置において、障害発生時にパイロット圧式開閉弁が開弁状態を維持することを保証し、連続した圧縮空気の吹き付けが行われるフェールセーフが得られるようにすることである。
本発明の一つの実施形態による間歇エア発生装置は、間歇的なパイロット空気圧を発生するパイロット空気圧発生装置(70)と、空気圧源(10)から圧縮空気を供給される入口ポート(32、130)及び空気圧噴出機器(12)に接続される出口ポート(34、132)を有し、前記パイロット空気圧発生装置(70)が出力する前記パイロット空気圧を供給されるパイロット圧式開閉弁(20、120)とを有し、前記パイロット圧式開閉弁(20、120)がノーマルオープン型のパイロット圧式開閉弁である。
この構成によれば、パイロット空気圧発生装置(70)に障害が生じた場合には、連続した圧縮空気の吹き付けが行われるフェールセーフが得られる。
上記間歇エア発生装置において、好ましくは、前記パイロット圧式開閉弁(20)は、前記入口ポート(32)、前記出口ポート(34)及び前記入口ポート(32)と前記出口ポート(34)との間にあって弁ポート(36)を画定する弁座部(38)を有する弁ハウジング(30)と、前記弁ハウジング(30)内に配置されて前記入口ポート(32)の圧縮空気の圧力を開弁方向に及ぼされる第1受圧面(46)及び前記パイロット空気圧が閉弁方向に及ぼされる第2受圧面(52)を有し、前記弁座部(38)に選択的に着座することにより、前記弁ポート(36)を閉じる弁体(40)とを有する。
この構成によれば、弁体(40)を開弁方向に付勢するばねが不要であるから、部品点数が削減されると共に、弁ハウジング(30)の小型化及びばねに起因する弁ハウジング(30)内の圧縮空気の流れ抵抗及び摩耗粉の発生の低減が図られる。
上記間歇エア発生装置において、好ましくは、前記第2受圧面(52)の面積が前記第1受圧面(46)の面積より大きい。
この構成によれば、第1受圧面(46)に及ぼされる圧縮空気の圧力と第2受圧面(52)に及ぼされるパイロット空気圧とが同値であっても、閉弁が行われる。
上記間歇エア発生装置において、好ましくは、前記パイロット圧式開閉弁(120)は、前記入口ポート(130)、前記出口ポート(132)及び前記入口ポート(130)と前記出口ポート(132)との間にあって弁ポート(134)を画定する弁座部(136)を有する弁ハウジング(126)と、前記弁ハウジング(126)内に配置されて前記パイロット空気圧を閉弁方向に及ぼされ、前記弁座部(136)に選択的に着座することにより前記弁ポート(134)を閉じる弁体(140)と、前記弁体(140)を開弁方向に付勢する開弁ばね(146)とを有する。
この構成によれば、開弁ばね(146)のばね力によって開弁が確実に行われる。
上記間歇エア発生装置において、好ましくは、前記パイロット空気圧発生装置(70)が前記弁ハウジング(30)に取り付けられ、前記弁ハウジング(30)に、前記入口ポート(32)の圧縮空気を前記パイロット空気圧発生装置(70)に供給するための空気圧通路(56)が形成されている。
この構成によれば、入口ポート(32)の圧縮空気をパイロット空気圧発生装置(70)に供給するための外部配管を省略することができる。
上記間歇エア発生装置は、好ましくは、更に、空気圧源(10)から前記パイロット空気圧発生装置(70)に圧縮空気を供給する通路に設けられ、前記空気圧源(10)から前記パイロット空気圧発生装置(70)に向かう流体の流れのみを許す逆止弁(110)と、前記逆止弁(110)より前記パイロット空気圧発生装置(70)側の前記通路に接続されたリザーブタンク(112)とを有する。
この構成によれば、前記パイロット空気圧発生装置(70)に供給する圧縮空気が安定し、前記パイロット空気圧発生装置(70)が発生するパイロット空気圧の圧力が低下することが防止される。
本発明の一つの実施形態によるエアブロー装置は、上述の実施形態による間歇エア発生装置を有し、前記パイロット圧式開閉弁(20、120)の前記出口ポート(34、132)に接続される空気圧噴出機器がエアブローノズル(12)である。
この構成によれば、障害発生時にパイロット圧式開閉弁(20、120)が開弁状態を維持することが保証され、連続した圧縮空気の吹き付けによるエアブローが行われるフェールセーフが得られる。
本発明によれば、障害発生時にパイロット圧式開閉弁が開弁状態を維持することが保証され、連続した圧縮空気の吹き付けが行われるフェールセーフが得られる。
本発明による間歇エア発生装置をエアブロー装置として適用した実施形態1を示す空気圧回路図 実施形態1によるエアブロー装置に用いられるパイロット圧式開閉弁を示す断面図 実施形態1によるエアブロー装置に用いられるパイロット空気圧発生装置のパイロット空気圧発生弁の一つの実施形態を示す断面図。 本発明による間歇エア発生装置をエアブロー装置として適用した実施形態2を示す空気圧回路図 実施形態2によるエアブロー装置に用いられるパイロット圧式開閉弁を示す断面図
以下に、本発明による間歇エア発生装置をエアブロー装置として適用した実施形態1を、図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態によるエアブロー装置は、図1に示されているように、エアコンプレッサ、プレッシャレギュレータ等を含む空気圧源10から圧縮空気をエアブローノズル12に供給する圧縮空気供給路14の途中にパイロット圧式開閉弁20を有する。圧縮空気供給路14には圧力計16が接続されている。
パイロット圧式開閉弁20は、図2に示されているように、ハウジング本体22、上下両端が開口した円筒形状の弁体保持部材24、ハウジング本体22と弁体保持部材24との間に配置された中間部材26、弁体保持部材24の上端の開口を閉じるように設けられた上部蓋体28の4部品をボルト等(不図示)によって互いに結合した組立体による弁ハウジング30を有する。なお、ハウジング本体22と弁体保持部材24との接合部及び弁体保持部材24と上部蓋体28との接合部には各々Oリング29が取り付けられている。
ハウジング本体22は、空気圧源10から圧縮空気を供給される入口ポート32と、エアブローノズル12を接続される出口ポート34と、入口ポート32と出口ポート34との間にあって弁ポート36を画定する弁座部38を含む。中間部材26は弁体保持部材24の下側の内周面に所定軸長に亘って嵌合する所定肉厚の円筒状のスリーブ部26Aを含む。
弁体保持部材24は円形横断面の弁室24Aを画定している。弁室24Aには弁体40が上下方向に延在する弁室24Aの軸線方向(上下方向)に移動可能に設けられている。弁体40は中間部材26のスリーブ部26Aを内周面に嵌合する円形横断面の小径部40A及び弁体保持部材24の上側の内周面に嵌合する円形横断面の大径部40Bを含む。小径部40A及び大径部40Bの各々の外周にはゴム製の環状のシール部材42、44が取り付けられている。
小径部40Aの下端面は中間部材26の下端の開口から弁ポート36及び弁座部38と正対する第1受圧面46をなす。第1受圧面46は、その一部を、小径部40Aにねじ48によって取り付けられたゴム製のシート状のシール部材50によって画定されている。
大径部40Bの上端面は大径部40Bと小径部40Aとの差分だけ第1受圧面46より大きい面積の第2受圧面52をなす。弁体保持部材24は第2受圧面52と上部蓋体28の下面との間にパイロット室54を画定する。上部蓋体28の下面には弁体40の衝突音の低減及び衝撃吸収のためのゴム製のクッション部材55が取り付けられている。
弁体40は、図2に示されているように、シール部材50が弁座部38から離れた開弁位置と、開弁位置から降下してシール部材50が弁座部38に着座する閉弁位置との間を上下方向に移動可能である。弁体40は、開弁位置では弁ポート36を開いて入口ポート32と出口ポート34との連通を確立し、閉弁位置では弁ポート36を閉じて入口ポート32と出口ポート34との連通を遮断する。つまり、弁体40は、弁座部38に選択的に着座することにより、弁ポート36を閉じる。
弁体40は、第1受圧面46に、弁ポート36から入口ポート32の圧縮空気の圧力を開弁方向(上方向)に及ぼされ、第2受圧面52に、パイロット室54に供給されるパイロット空気圧を閉弁方向(下方向)に及ぼされる。
これにより、パイロット圧式開閉弁20は、パイロット室54の圧力が所定値以下、例えば大気圧である場合には、つまり、パイロット室54の所定圧力のパイロット空気圧を供給されていない場合には、第1受圧面46に及ぼされる入口ポート32の圧縮空気の圧力によって開弁するノーマルオープン型の開閉弁をなす。
第2受圧面52の面積が小径部40Aの面積より大きいことにより、第1受圧面46に作用する空気圧と第2受圧面52に作用する空気圧とが同値であっても、換言すると、入口ポート32の圧縮空気の空気圧とパイロット空気圧とが実質的に同値であっても、弁体40は開弁する。
弁ハウジング30には、入口ポート32の圧縮空気を、上部蓋体28の上面に取り付けられているパイロット空気圧発生装置70のポートA(図1参照)に供給するための空気圧通路56が内部通路として形成されている。より詳細には、空気圧通路56は、ハウジング本体22、弁体保持部材24、中間部材26及び上部蓋体28を上下に貫通する貫通孔によって一直線状に形成されている。なお、ハウジング本体22と弁体保持部材24との接続部、弁体保持部材24と中間部材26との接続部、弁体保持部材24と上部蓋体28との接続部には各々空気圧通路56の気密性を保つためのOリング58が取り付けられている。
弁ハウジング30には、より詳細には上部蓋体28を上下に貫通する貫通孔によってパイロット空気圧発生装置70のポートB(図1参照)に現れるパイロット空気圧をパイロット室54に供給するためパイロット空気圧通路60が形成されている。弁ハウジング30には、弁室24Aの、シール部材42と44との間の領域を大気開放するためのリリース通路62が形成されていると共に、リリース通路62から弁室24Aに塵埃等が侵入することを防止するためのフィルタ64が取り付けられている。
パイロット空気圧発生装置70は、図1に示されているように、制御弁72、オン時間調節部74、オフ時間調節部76、強制連続噴出設定弁78及びリザーブタンク80を有する。オン時間調節部74、オフ時間調節部76、強制連続噴出設定弁78及びリザーブタンク80は、図2に示されている上部蓋体28の上面に直接取り付けられた複合ハウジング82に設けられている。複合ハウジング82の上面には、図2に示されているように、制御弁72の弁ハウジング84が直接取り付けられている。
制御弁72の詳細を、図3を参照して説明する。弁ハウジング84は、空気圧通路56(図2参照)を介して入口ポート32の圧縮空気を供給されるポートA及びポートAに連通した第1弁座86と、大気開放のポートD及びポートDに連通した第2弁座88と、ポートB及びポートCとを含む。第1弁座86と第2弁座88とは図3でみて左右方向に所定の間隔をおいて互い対向している。ポートBはパイロット空気圧通路60(図2)によってパイロット圧式開閉弁20のパイロット室54に接続されている。
弁ハウジング84内には第1弁座86と第2弁座88との間には弁体90が図3で見て左右方向に往復移動可能に設けられている。弁体90は、第1弁座86と第2弁座88とに相反する関係で着座する。弁体90は、第1弁座86に着座している場合にはポートBとポートAとの連通を遮断してポートBとポートDとの連通を確立し、第2弁座88に着座している場合にはポートBとポートDとの連通を遮断してポートBとポートAとの連通を確立する。
これにより、ポートBには弁体90の往復移動の動作によって入口ポート32の圧縮空気の空気圧と同等の値の空気圧によるパイロット空気圧が間歇的に現れる。換言すると、ポートBには、入口ポート32の圧縮空気の空気圧と同等のパイロット空気圧と大気圧とが繰り返し交互に現れる。ポートBにパイロット空気圧が現れる時間(期間)をオン時間と云い、ポートBに大気圧が現れる時間(期間)をオフ時間と云う。
なお、弁体90は、弁体90に取り付けられたゴム製の平板状のシール部材92によって第1弁座86に気密に着座し、弁体90に取り付けられたゴム製の環状のシール部材94によって第2弁座88に気密に着座する。
弁ハウジング84内には弁体90を第2弁座88に向けて付勢する圧縮コイルばね96が設けられている。弁体90は弁軸98によって同軸的に結合されたランド部100を有する。ランド部100は弁ハウジング84内に設けられたダイヤフラム102に結合されている。ダイヤフラム102の図3で見て左側にはダイヤフラム室104が画定されている。
これにより、弁体90は、圧縮コイルばね96による付勢力とダイヤフラム室104の圧力に基づくダイヤフラム102による付勢力との平衡関係によって前述の往復移動を行うものであり、ダイヤフラム室104の圧力が所定値未満である時には、ポートBとポートAとの連通を確立してポートBとポートDとの連通を遮断し、ダイヤフラム室104の圧力が所定値以上である時には、ポートBとポートDとの連通を確立してポートBとポートAとの連通を遮断する。
ダイヤフラム室104はポートCに連通している。ポートCは、図1に示されているように、オン時間調節部74、オフ時間調節部76及び強制連続噴出設定弁78の直列回路によってポートBに接続されている。
オン時間調節部74は可変絞り74AとポートBからポートCへ向かう流体の流れのみを許す逆止弁74Bの並列回路を含む。オフ時間調節部76は可変絞り76AとポートCからポートBへ向かう流体の流れのみを許す逆止弁76Bの並列回路を含む。可変絞り74A及び76Aは、図2に示されているように、複合ハウジング82の外部に設けられた手動ダイアル74C、76Cによって絞り度を増減する。
強制連続噴出設定弁78は、手操作弁であり、選択的にポートCをポートBから切り離してポートCを連続的に大気開放する。ポートCが連続的に大気開放されている場合には、制御弁72のポートBにパイロット空気圧が連続して現れる。強制連続噴出設定弁78は、図2に示されているように、複合ハウジング82の外部に設けられた手動操作ねじ78Aによって操作される。
上述の構成により、パイロット空気圧発生装置70が正常に動作し、ポートBから間歇的にパイロット空気圧が出力されている状態下、つまり、パイロット空気圧と大気圧とが交互に繰り返し出力されている状態下では、パイロット圧式開閉弁20が開閉を繰り返し、間歇吹き付けのエアブローが行われる。
パイロット空気圧発生装置70に障害が生じ、ポートBからパイロット空気圧が出力されず、大気圧が連続的に出力される状態になると、パイロット圧式開閉弁20は、ノーマルオープン型であることにより、開弁状態を維持する。これにより、パイロット空気圧発生装置70に障害が生じた場合には、連続吹き付けのエアブローが行われる。つまり、パイロット空気圧発生装置70の障害発生時には、パイロット圧式開閉弁20が開弁状態を維持することが保証され、連続した圧縮空気の吹き付けが行われるフェールセーフが得られる。
パイロット圧式開閉弁20は、空気圧平衡式のもので、弁体40を開弁方向に付勢するばねが不要であるから、部品点数が削減されると共に、弁ハウジング30の小型化及びばねに起因する弁ハウジング30内の圧縮空気の流れ抵抗及び摩耗紛の発生の低減が図られる。
パイロット空気圧発生装置70はパイロット圧式開閉弁20に直結され、入口ポート32の圧縮空気をパイロット空気圧発生装置70に供給するための空気圧通路56がパイロット圧式開閉弁20に内部通路として構成されているので、入口ポート32の圧縮空気をパイロット空気圧発生装置70に供給するための外部配管が省略される。
次に、本発明による間歇エア発生装置をエアブロー装置として適用した実施形態2を、図4及び図5を参照して説明する。なお、図4において、図1に対応する部分は、図1に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
実施形態2では、空気圧源10の空気圧を制御弁72のポートAに導く通路の途中に、ポートA及びポートBに現れる空気圧(パイロット空気圧)の圧力低下を回避するために、空気圧源10からポートAに向かう流体の流れのみを許す逆止弁110及び逆止弁110よりポートAに接続されたリザーブタンク112が設けられていることと、ばね付勢のパイロット圧式開閉弁120が用いられることが実施形態1と相違する。
パイロット圧式開閉弁120は、図5に示されているように、ハウジング本体122及び弁体保持部材124をボルト等(不図示)によって互いに結合した組立体による弁ハウジング126を有する。ハウジング本体122と弁体保持部材124との接合部にはOリング128が取り付けられている。
ハウジング本体122は、空気圧源10から圧縮空気を供給される入口ポート130と、エアブローノズル12を接続される出口ポート132と、入口ポート130と出口ポート132との間にあって弁ポート134を画定する弁座部136を含む。
弁体保持部材124は弁ポート134に向けて開口した円形横断面の弁室138を画定している。弁室138には弁体140が上下方向に延在する弁室138の軸線方向(上下方向)に移動可能に設けられている。弁体140の外周にはゴム製の環状のシール部材144が上下2段に取り付けられている。弁体140の下端面には、ゴム製のシート状のシール部材142が取り付けられている。
弁体140は、図5に示されているように、シール部材142が弁座部136から離れた開弁位置と、開弁位置から降下してシール部材142が弁座部136に着座する閉弁位置との間を上下方向に移動可能である。弁体140は、開弁位置では弁ポート134を開いて入口ポート130と出口ポート132との連通を確立し、閉弁位置では弁ポート134を閉じて入口ポート130と出口ポート132との連通を遮断する。つまり、弁体140は、弁座部136に選択的に着座することにより、弁ポート134を閉じる。
ハウジング本体122と弁体140との間には、弁体140を開弁方向に付勢する圧縮コイルばねによる開弁ばね146が取り付けられている。ハウジング本体122にはねじ148によってばね保持ロッド150が取り付けられている。ばね保持ロッド15は開弁ばね146の内周部に遊嵌合し、開弁ばね146の挫屈を防止する。
弁体140は開弁ばね146の配置部材とは反対の側に弁体保持部材124との間にパイロット室152を画定している。パイロット室152は、パイロット圧ポート154に連通し、パイロット空気圧発生装置70から間歇的なパイロット空気圧を供給される。弁体140は、パイロット室152に供給されるパイロット空気圧を閉弁方向(下方向)に及ぼされる。
これにより、パイロット圧式開閉弁120は、パイロット室152の圧力が所定値以下、例えば大気圧である場合には、つまり、パイロット室152の所定圧力のパイロット空気圧を供給されていない場合には、開弁ばね146のばね力によって開弁するノーマルオープン型の開閉弁をなす。
従って、実施形態2でも、実施形態1と同様に、パイロット空気圧発生装置70に障害が生じ、ポートBからパイロット空気圧が出力されず、大気圧が連続的に出力される状態になると、パイロット圧式開閉弁120は、ノーマルオープン型であることにより、開弁状態を維持する。これにより、パイロット空気圧発生装置70に障害が生じた場合には、連続吹き付けのエアブローが行われる。つまり、パイロット空気圧発生装置70の障害発生時には、パイロット圧式開閉弁120が開弁状態を維持することが保証され、連続した圧縮空気の吹き付けが行われるフェールセーフが得られる。
実施形態2では、開弁ばね146が必要であるが、開弁ばね146のばね力によってパイロット圧式開閉弁120の開弁が確実に行われる。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明による間歇エア発生装置は、エアブロー装置への適用に限られることはなく、出口ポート34、132にエアシリンダ装置等の駆動機器や、ダイヤフラム装置、ポンプ装置等の各種の空気圧機器が接続される各種のエア機器にも適用することができる。パイロット圧式開閉弁20は、間歇エア発生装置における使用に限られることはなく、各種の空気圧回路に用いることができる。
また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
10 :空気圧源
12 :エアブローノズル(空気圧噴出機器)
14 :圧縮空気供給路
16 :圧力計
20 :パイロット圧式開閉弁
22 :ハウジング本体
24 :弁体保持部材
24A :弁室
26 :中間部材
26A :スリーブ部
28 :上部蓋体
29 :Oリング
30 :弁ハウジング
32 :入口ポート
34 :出口ポート
36 :弁ポート
38 :弁座部
40 :弁体
40A :小径部
40B :大径部
42 :シール部材
44 :シール部材
46 :第1受圧面
48 :ねじ
50 :シール部材
52 :第2受圧面
54 :パイロット室
55 :クッション部材
56 :空気圧通路
58 :Oリング
60 :パイロット空気圧通路
62 :リリース通路
64 :フィルタ
70 :パイロット空気圧発生装置
72 :制御弁
74 :オン時間調節部
74A :可変絞り
74B :逆止弁
74C :手動ダイアル
76 :オフ時間調節部
76A :可変絞り
76B :逆止弁
76C :手動ダイアル
78 :強制連続噴出設定弁
78A :手動操作ねじ
80 :リザーブタンク
82 :複合ハウジング
84 :弁ハウジング
86 :第1弁座
88 :第2弁座
90 :弁体
92 :シール部材
94 :シール部材
96 :圧縮コイルばね
98 :弁軸
100 :ランド部
102 :ダイヤフラム
104 :ダイヤフラム室
110 :逆止弁
112 :リザーブタンク
120 :パイロット圧式開閉弁
122 :ハウジング本体
124 :弁体保持部材
126 :弁ハウジング
128 :Oリング
130 :入口ポート
132 :出口ポート
134 :弁ポート
136 :弁座部
138 :弁室
140 :弁体
142 :シール部材
144 :シール部材
146 :開弁ばね
148 :ねじ
150 :ばね保持ロッド
152 :パイロット室
154 :パイロット圧ポート
A :ポート
B :ポート
C :ポート
D :ポート

Claims (7)

  1. 間歇的なパイロット空気圧を発生するパイロット空気圧発生装置と、
    空気圧源から圧縮空気を供給される入口ポート及び空気圧噴出機器に接続される出口ポートを含み、前記パイロット空気圧発生装置が出力する前記パイロット空気圧を供給されるパイロット圧式開閉弁とを有し、
    前記パイロット圧式開閉弁がノーマルオープン型である間歇エア発生装置。
  2. 前記パイロット圧式開閉弁は、
    前記入口ポート、前記出口ポート及び前記入口ポートと前記出口ポートとの間にあって弁ポートを画定する弁座部を有する弁ハウジングと、
    前記弁ハウジング内に配置されて前記入口ポートの圧縮空気の圧力を開弁方向に及ぼされる第1受圧面及び前記パイロット空気圧が閉弁方向に及ぼされる第2受圧面を有し、前記弁座部に選択的に着座することにより、前記弁ポートを閉じる弁体とを有する請求項1に記載の間歇エア発生装置。
  3. 前記第2受圧面の面積が前記第1受圧面の面積より大きい請求項2に記載の間歇エア発生装置。
  4. 前記パイロット圧式開閉弁は、
    前記入口ポート、前記出口ポート及び前記入口ポートと前記出口ポートとの間にあって弁ポートを画定する弁座部を有する弁ハウジングと、
    前記弁ハウジング内に配置されて前記パイロット空気圧を閉弁方向に及ぼされ、前記弁座部に選択的に着座することにより前記弁ポートを閉じる弁体と、
    前記弁体を開弁方向に付勢する開弁ばねとを有する請求項1に記載の間歇エア発生装置。
  5. 前記パイロット空気圧発生装置が前記弁ハウジングに取り付けられ、
    前記弁ハウジングに、前記入口ポートの圧縮空気を前記パイロット空気圧発生装置に供給するための空気圧通路が形成されている請求項2〜4の何れか一項に記載の間歇エア発生装置。
  6. 空気圧源から前記パイロット空気圧発生装置に圧縮空気を供給する通路に設けられ、前記空気圧源から前記パイロット空気圧発生装置に向かう流体の流れのみを許す逆止弁と、
    前記逆止弁より前記パイロット空気圧発生装置側の前記通路に接続されたリザーブタンクとを有する請求項1から5の何れか一項に記載の間歇エア発生装置。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載の間歇エア発生装置と、
    前記パイロット圧式開閉弁の前記出口ポートに接続される空気圧噴出機器がエアブローノズルであるエアブロー装置。
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