JP2020065914A - 歯科用振動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯牙に塗布されるレジンの粘度を調節することによってレジンの成形が容易な歯科用振動装置を提供する。【解決手段】歯科用振動装置1は、振動部20が内蔵された本体部10と、本体部の外部に延びるように本体部と連結され、振動部の振動エネルギーを歯牙Tに塗布されたレジンRに伝達するチップ部30と、振動部から発生してチップ部に伝達される振動エネルギーの大きさを制御する制御部とを含み、制御部は、チップ部の振動数を3〜70Hzの範囲に制御する。このような構成によれば、歯牙に付着されたレジンの粘度を低下させることによって、所望の形状に成形しやすく、空隙の発生なしに歯を治療できるようになる。【選択図】図1

Description

〔関連出願との相互参照〕
本出願は、2018年10月23日付の韓国特許出願第10−2018−0126798号に基づく優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示された全ての内容は本明細書の一部として組み込まれる。
本発明は、歯科用振動装置に関し、より具体的には、設定された振動数の範囲で振動を伝達してレジンの粘度を調節することによって歯を治療できる歯科用振動装置に関する。
歯科治療のために様々な機構が開発されて使用されており、特に、虫歯治療や矯正治療のためにレジン(Resin)が使用されている。歯科で通常使用されるレジンは、自然歯と類似した光透過度及び様々な彩度を有しており、歯の象牙質(Dentin)及び/又はエナメル質(Enamel)に酸腐食処理を施して食物残渣などの有機物を除去した後、接着によって歯を修復する材料である。このような歯の修復において、歯牙窩洞を形成した後、窩洞にレジンを付着させるために歯科治療用機構が使用される。
より具体的には、レジンは、窩洞を通じて歯牙に窩洞溝を形成した後、エナメル質又は象牙質に形成された細管(tubule)を埋める又は閉鎖するために、細管が形成された入口に塗布される。このとき、レジンを塗布する前に結合剤(bonding agent)を塗布してもよい。このような酸腐食処理を施してからレジンを歯牙に付着させる場合、その間に空間や気泡の発生を抑制するために、多重に繰り返して塗布する。レジンを塗布する方法を説明すると、レジンは、液体又は液体と類似の形態で形成された流動可能なタイプ(flowable type)と、流動不可能なタイプ(non−flowable type)とに区分可能であり、別途の容器にレジンを練った後に、機器を通じて歯牙に塗布する。
一方、レジンを歯牙に付着させた後に機構を除去する場合、機器に一部が付着してしまい、レジンの層間に空間が形成されるか、または気泡が形成されることがある。また、レジンを歯牙に多重に繰り返して付着させる過程で気泡が内部に形成されることもある。このようなレジンを用いた歯科治療過程中に発生する気泡は、ずきずきする痛みを誘発するか、または歯牙からレジンの分離を誘発することがある。これによって、近年では、歯科治療時のレジンの効果的な付着のための様々な研究が持続的に行われている傾向にある。
韓国公開特許第10−2011−0115645号 米国特許出願第11/429,290号
本発明は、上記のような問題点を勘案して案出されたものであって、歯牙に塗布されるレジンの粘度を調節することによってレジンの成形が容易な歯科用振動装置を提供することにその目的がある。
本発明の他の目的は、レジンの粘度を低下させてレジンの内部の空隙を除去することによって治療品質を向上させることができる歯科用振動装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明による歯科用振動装置は、振動部が内蔵された本体部と、前記本体部の外部に延びるように前記本体部に連結され、前記振動部の振動エネルギーを歯牙に塗布されたレジンに伝達するチップ部と、前記振動部において発生して前記チップ部に伝達される振動エネルギーの大きさを制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記チップ部の振動数を3〜70Hzの範囲に制御することができる。
一態様によれば、前記振動部は、振動エネルギーを発生させる振動モータを含むことができる。
一態様によれば、前記チップ部は、前記本体部の一側に連結され、前記本体部の外部に延びる振動チップと、前記振動チップに質量を付加する振動ブッシングと、を含むことができる。
一態様によれば、前記振動ブッシングは、前記振動部と所定距離離隔して設けることができる。
一態様によれば、前記制御部は、前記振動部の作動及び前記振動チップの振動数が3〜70Hzの範囲になるように制御するマイコンを含むことができる。
一態様によれば、前記制御部は、前記振動チップの振動数を感知し、前記振動チップの振動数が3〜70Hzの範囲を外れる場合、前記本体部に備えられた表示窓を介して、前記振動チップの振動数が前記範囲を外れたことを外部に知らせることができる。
一態様によれば、前記制御部は、前記本体部に設けられて使用者の操作によって制御信号を入力する制御スイッチを含み、前記表示窓を介して前記振動チップの振動数が前記範囲を外れたものと表示された状態で、前記制御スイッチを作動させると、前記制御部は、前記振動部の振動エネルギーを制御して前記振動チップの振動数を3〜70Hzの範囲に調節することができる。
一態様によれば、前記制御部は、10〜70Hzの範囲に前記チップ部の振動数を制御することができる。
本発明の好ましい一実施例に係る歯科用振動装置は、内部に空間を備える本体部と、前記本体部の内部に設けられて振動エネルギーを発生させる振動部と、前記振動部から振動エネルギーの伝達を受けるように前記本体部に連結され、前記本体部の外部に延びるチップ部と、を含み、前記チップ部は、歯牙に塗布されたレジンに振動数3〜70Hzの範囲の振動エネルギーを伝達することができる。
一態様によれば、前記チップ部は、前記本体部の一側に連結され、前記本体部の外部に延びる振動チップと、前記振動チップに質量を付加する振動ブッシングと、前記振動チップと前記振動ブッシングとの間に設けられ、前記振動チップを所望の位置に回転操作する振動チップ回転操作部と、を含むことができる。
一態様によれば、前記振動部は、振動モータを含むことができる。
一態様によれば、前記振動部の振動エネルギーの発生を制御する制御部をさらに含み、前記制御部は、前記本体部の内部に設けられるマイコンを含むことができる。
一態様によれば、前記マイコンは、前記振動チップの振動数が3〜70Hzの範囲になるように制御することができる。
一態様によれば、前記制御部は、前記振動チップの振動数を感知し、前記振動チップの振動数が3〜70Hzの範囲を外れる場合、前記本体部に備えられた表示窓を介して、前記振動チップの振動数が前記範囲を外れたことを外部に知らせることができる。
一態様によれば、前記制御部は、前記本体部に設けられて使用者の操作によって制御信号を入力する制御スイッチを含み、前記表示窓を介して前記振動チップの振動数が前記範囲を外れたものと表示された状態で、前記制御スイッチを作動させると、前記制御部は、前記振動部の振動エネルギーを制御して前記振動チップの振動数を3〜70Hzの範囲に調節することができる。
一態様によれば、前記制御部は、10〜70Hzの範囲に前記チップ部の振動数を制御することができる。
上記のような構成を有する本発明によれば、第一に、レジンに予め設定された3〜70Hzの振動数の範囲で振動を伝達することによって、レジンの粘度を低く調節できるようになる。粘度が低下したレジンは、短時間の内に歯牙の形状に合わせて形状を成形することができ、窩洞溝の深さに関係なくレジンを浸透させることができるようになる。
第二に、低いレジンの粘度により、レジンの内部の気泡のような空気を外部に排出させることによって、空隙のないレジン治療が可能になる。これによって、歯科治療の後に、レジンの空隙による歯がずきずきと痛むという現象及びレジンの分離のような従来の問題点を改善できるので、歯科治療の信頼度を向上させることができるようになる。
本発明の好ましい一実施例に係る歯科用振動装置を概略的に示した図である。 図1に示された好ましい一実施例に係る歯科用振動装置を概略的に分離して示した分解斜視図である。 図2に示された好ましい一実施例に係る歯科用振動装置を概略的に示した正面図である。 本発明の好ましい一実施例に係る歯科用振動装置の振動数によるレジンの粘度の変化を説明するために概略的に示したグラフである。
以下、本発明の好ましい一実施例を添付の図面を参照して説明する。ただし、本発明の思想がそのような実施例に制限されず、本発明の思想は、実施例をなす構成要素の付加、変更及び削除などによって異なって提案され得るが、これもまた発明の思想に含まれるものである。
以下、添付の図面を参照して説明することで、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい一実施例に係る歯科用振動装置1が歯牙Tの窩洞溝HにレジンRを付着させる動作を概略的に示した図であり、図2は、図1に示された歯科用振動装置1を概略的に分離して示した分解斜視図である。また、図3は、図2に示された歯科用振動装置1を概略的に示した正面図である。
図1及び図2を参照すると、本発明の一実施例に係る歯科用振動装置1は、本体部10、チップ部30、及び制御部40を含む。
本体部10には、振動部20が内蔵される。このような本体部10は、図2に示したように、上部及び下部ハウジング11,12と電源部13を含む。より具体的には、上部及び下部ハウジング11,12は、互いに結合可能なように分離され、内部に空間を備えるハウジングであり、内部に振動部20を収容する。
本体部10の上部及び下部ハウジング11,12内に収容される振動部20は、振動を発生させる振動モータを含むことができる。このような振動部20は、振動を発生させるいかなる形態のモータでも構わないが、本実施例では偏心回転モータであるものとして例示する。しかし、必ずしもこれに限定されるものではなく、リニア振動モータのような様々な振動発生モータのいずれかを採用できることは当然である。
電源部13は、下部ハウジング12と結合可能なように設けられ、振動部20に電源を供給する。このような電源部13は、バッテリーBを収容するバッテリーハウジングを含む。このとき、バッテリーBは、電源端子14に接続されて振動部20に電源を供給する。
一方、本実施例では、電源部13が、内蔵されたバッテリーBから電源の供給を受ける方式であるものとして図示及び例示するが、必ずしもこれに限定されるものではない。すなわち、振動部20が、内蔵されたバッテリーBではなく、外部から電源の供給を受けて作動する変形例も可能である。
参考に、図2の符号15は、上部ハウジング11に設けられる表示窓である。
チップ部30は、図1に示したように、本体部10の外部に延びるように本体部10に連結され、振動部20の振動エネルギーを歯牙Tに塗布されたレジンRに伝達する。このとき、レジンRは、歯牙Tに治療のために形成された窩洞溝Hに塗布され、塗布された状態でチップ部30を接触させることで振動エネルギーの伝達を受ける。
このようなチップ部30は、振動チップ31、チップ結合部34、及び振動ブッシング33を含む。
振動チップ31は、本体部10の外部に延びる。このとき、振動チップ31は、振動部20の振動を接触したレジンRに伝達するために、長手方向に延びた形状を有する。このような振動チップ31は、レジンRとの接触が容易なように、端部が折り曲げられて延びた形状を有することが好ましい。
チップ結合部34は、振動チップ31を本体部10の一側に結合させる。チップ結合部34は、図2及び図3に示したように、上部及び下部ハウジング11,12が互いに結合された状態で上部及び下部ハウジング11,12の一側に結合されることによって、上部及び下部ハウジング11,12の結合姿勢を維持すると同時に、振動チップ31を連結させることができる。
振動ブッシング33は、振動チップ31に質量を付加する。振動ブッシング33は、図3に示したように、振動チップ31の一端に結合されて振動チップ31の振動数を減少させる役割を果たす。すなわち、振動ブッシング33は、連結された振動チップ31の全体質量を増加させることによって、振動チップ31の振動数を減少させるものである。参考に、振動部20の振動数が適切に調節されていない場合、振動ブッシング33の質量を調節することによって所望の振動チップ31の振動数を発生させることができる。
一方、振動ブッシング33は、振動部20と所定距離離隔して設けられることが良い。振動部20と振動ブッシング33との離隔距離により、振動部20から発生した振動は本体部10の上部及び下部ハウジング11,12を介して振動ブッシング33に効果的に伝達されることで、振動ブッシング33の振動によって振動チップ31が振動できるようになる。
また、振動チップ31と振動ブッシング33との間には、回転によって振動チップ31を共に回転させる振動チップ回転操作部32をさらに含むことができる。このような振動チップ回転操作部32は、振動チップ31が固定結合されることによって、振動チップ回転操作部32が回転する場合、振動チップ31も共に回転するようになる。それによって、使用者は、振動チップ回転操作部32を介して振動チップ31を所望の位置に回転させることによって、振動チップ31の端部がレジンRと接触するように位置を変更させることができる。
制御部40は、振動部20に電気的に接続されて振動部20の振動エネルギーの大きさを制御することによって、チップ部30に伝達される振動の大きさを調節する。このとき、制御部40は、チップ部30に伝達される振動数を3〜70Hzの範囲に制御する。このような制御部40によって、チップ部30に伝達される振動エネルギーの大きさが調節されることによって、レジンRの粘度が調節される。
このような制御部40は、本体部10の内部に収容されて、上述したバッテリーBを含む電源部13から電源の供給を受けるマイコンを含むことができる。また、マイコンを含む制御部40は、マイコンホルダー41に載置されて本体部10の内部に収容され、制御スイッチ42によって振動の発生が制御され得る。
例えば、使用者が制御スイッチ42を作動させて振動部20の動作をオン/オフ(on/off)させることができる。
ここで、制御部40は、振動部20において発生し、チップ部30に伝達される振動数の範囲を3〜70Hzに制御する。
より具体的には、使用者が最初に制御スイッチ42を操作して制御信号が発生すると、振動部20が振動し、振動部20の振動によってチップ部30を3〜70Hzの振動数で作動させることができる。
制御部40は、振動チップ31の振動数を感知することができ、より具体的に、制御部40は、振動チップ31がレジンRと接触している歯科治療中にも振動チップ31の振動数を感知することができる。
もし、制御部40が、振動チップ31の振動数が予め設定された範囲、すなわち、3〜70Hzの範囲を外れると判断する場合、表示窓15を介して、振動チップ31の振動数が正常範囲を外れたことを外部に知らせることができる。
このように、表示窓15を介して、振動チップ31の振動数が正常範囲を外れた状態と表示された場合に、使用者が制御スイッチ42を作動させると、制御部40は、振動部20の振動エネルギーを制御して振動チップ31の振動数を3〜70Hzの範囲に調節することができる。
例えば、振動チップ31の振動数が3Hzより小さい場合に、使用者が制御スイッチ42を作動させると、制御部40は、振動部20の振動エネルギーを増加させて振動チップ31の振動数を3〜70Hzの範囲となるように調節し、振動チップ31の振動数が70Hzより大きい場合には、制御部40は、振動部20の振動エネルギーを減少させて振動チップ31の振動数を3〜70Hzの範囲となるように調節する。
または、使用者が制御スイッチ42を作動しなくても、制御部40が、振動チップ31の振動数が3〜70Hzの範囲となるように振動部20の振動エネルギーを制御することができる。
また、詳細に図示していないが、制御スイッチ42が回転又はスライド可能であることで、回転方向又はスライド方向に応じて振動チップ31の振動数を増加又は減少させるように制御部40に制御させることもできる。
参考に、振動モータを含む振動部20から発生する振動エネルギーの振動数は、振動チップ31に伝達される振動エネルギーの振動数よりも相対的に大きい。すなわち、振動部20の振動エネルギーは、本体部10及び振動ブッシング33を経て順次低減されて振動チップ31に伝達され、振動チップ31に伝達される振動エネルギーの振動数が3〜70Hzの範囲となる。
図4のグラフを参照すると、様々なレジンRによる振動チップ31の振動数による粘度の変化が概略的に示されている。
図4のグラフのように、3〜70Hzの振動数の範囲で振動チップ31がレジンRに振動エネルギーを伝達する場合、レジンRの粘度が著しく低下し、粘度の変化がほぼ一定になることが確認できる。レジンRは、図1の歯牙Tに設けられた窩洞溝Hに塗布された後、短時間の内に歯牙Tの形状に合わせて成形しなければならないので、粘度が低く、粘度が均一になることが良い。これによって、図4のグラフのように、3〜70Hzの振動数の範囲で振動チップ31がレジンRに振動エネルギーを加えることで、レジンRの粘度が低くなりつつ粘度の変化がほとんどなく均一になる場合、レジンR内の空気が抜け出てレジンRを均一な形状に成形することが可能になる。
すなわち、振動チップ31によってレジンRに加えられる振動により、レジンRは、低い粘度、即ち、サラサラした状態で成形できるようになる。それだけでなく、低いながらも均一な粘度のレジンRは、徐々に固まっていくことによって、固まる前に所望の形状で空隙なしに所望の深さまで浸透可能になる。
一方、本実施例には、振動部20において発生し、振動チップ31に伝達される振動数が3〜70Hzの範囲であることについて、より好ましくは、10〜70Hzの範囲の振動数である。
言い換えると、振動チップ31の振動数が3Hzより小さい場合には、レジンの粘度が急激に変化するが、振動数が3Hz以上になると、このようなレジンの粘度が緩やかに減少するグラフの形に変化し、振動チップ31の振動数が10Hz以上になると、このようなレジンの粘度が最も低い状態となりつつ粘度が均一になる状態となるものである。
また、振動チップ31の振動数が70Hzより大きくなる場合には、振動チップ31を介して歯牙に伝達される振動が過度に大きくなるため、歯牙に無理を与えることがあり、歯科用振動装置1を把持して使用する使用者にも無理を与え得るので、振動チップ31の振動数は70Hz以下であることが好ましい。
図1を参照して、本発明の好ましい一実施例に係る歯科用振動装置1の動作を説明する。
図1に示したように、治療が必要な歯牙Tに窩洞溝Hを形成した後、レジンRを塗布する。このとき、レジンRは、詳細に図示していないが、数回にわたって薄く塗布することができる。
窩洞溝HにレジンRが塗布されると、チップ部30の振動チップ31をレジンRに接触するように進入させて振動エネルギーを伝達する。このとき、振動チップ31を介してレジンRに伝達される振動エネルギーの振動数は3〜70Hzの範囲である。レジンRは、伝達される振動エネルギーによって粘度が低くなることによって(図4のグラフ参照)、内部の気泡のような空気が除去されて、空隙がない状態で所望の形状に成形される。
上述したように、本発明の好ましい実施例を参照して説明したが、当該技術分野における熟練した当業者であれば、以下の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を様々に修正及び変更できるということが理解できる。
1 歯科用振動装置
10 本体部
11 上部ハウジング
12 下部ハウジング
20 振動部
30 チップ部
31 振動チップ
32 振動チップ回転操作部
33 振動ブッシング
40 制御部
T 歯牙
H 窩洞溝
R レジン

Claims (16)

  1. 振動部が内蔵された本体部と、
    前記本体部の外部に延びるように前記本体部に連結され、前記振動部の振動エネルギーを歯牙に塗布されたレジンに伝達するチップ部と、
    前記振動部において発生して前記チップ部に伝達される振動エネルギーの大きさを制御する制御部と、を含み、
    前記制御部は、前記チップ部の振動数を3〜70Hzの範囲に制御する、
    歯科用振動装置。
  2. 前記振動部は、振動エネルギーを発生させる振動モータを含む、
    請求項1に記載の歯科用振動装置。
  3. 前記チップ部は、
    前記本体部の一側に連結され、前記本体部の外部に延びる振動チップと、
    前記振動チップに質量を付加する振動ブッシングと、を含む、
    請求項1に記載の歯科用振動装置。
  4. 前記振動ブッシングは、前記振動部と所定距離離隔して設けられる、
    請求項3に記載の歯科用振動装置。
  5. 前記制御部は、前記振動部の作動及び前記振動チップの振動数が3〜70Hzの範囲になるように制御するマイコンを含む、
    請求項3に記載の歯科用振動装置。
  6. 前記制御部は、前記振動チップの振動数を感知し、前記振動チップの振動数が3〜70Hzの範囲を外れる場合、前記本体部に備えられた表示窓を介して、前記振動チップの振動数が前記範囲を外れたことを外部に知らせる、
    請求項5に記載の歯科用振動装置。
  7. 前記制御部は、前記本体部に設けられて使用者の操作によって制御信号を入力する制御スイッチを含み、前記表示窓を介して前記振動チップの振動数が前記範囲を外れたものと表示された状態で、前記制御スイッチを作動させると、前記制御部は、前記振動部の振動エネルギーを制御して前記振動チップの振動数を3〜70Hzの範囲に調節する、
    請求項6に記載の歯科用振動装置。
  8. 前記制御部は、10〜70Hzの範囲に前記チップ部の振動数を制御する、
    請求項1に記載の歯科用振動装置。
  9. 内部に空間を備える本体部と、
    前記本体部の内部に設けられて振動エネルギーを発生させる振動部と、
    前記振動部から振動エネルギーの伝達を受けるように前記本体部に連結され、前記本体部の外部に延びるチップ部と、を含み、
    前記チップ部は、歯牙に塗布されたレジンに振動数3〜70Hzの範囲の振動エネルギーを伝達する、
    歯科用振動装置。
  10. 前記チップ部は、
    前記本体部の一側に連結され、前記本体部の外部に延びる振動チップと、
    前記振動チップに質量を付加する振動ブッシングと、
    前記振動チップと前記振動ブッシングとの間に設けられ、前記振動チップを所望の位置に回転操作する振動チップ回転操作部と、を含む、
    請求項9に記載の歯科用振動装置。
  11. 前記振動部は、振動モータを含む、
    請求項9に記載の歯科用振動装置。
  12. 前記振動部の振動エネルギーの発生を制御する制御部をさらに含み、
    前記制御部は、前記本体部の内部に設けられるマイコンを含む、
    請求項10に記載の歯科用振動装置。
  13. 前記マイコンは、前記振動チップの振動数が3〜70Hzの範囲になるように制御する、
    請求項12に記載の歯科用振動装置。
  14. 前記制御部は、前記振動チップの振動数を感知し、前記振動チップの振動数が3〜70Hzの範囲を外れる場合、前記本体部に備えられた表示窓を介して、前記振動チップの振動数が前記範囲を外れたことを外部に知らせる、
    請求項13に記載の歯科用振動装置。
  15. 前記制御部は、前記本体部に設けられて使用者の操作によって制御信号を入力する制御スイッチを含み、
    前記表示窓を介して前記振動チップの振動数が前記範囲を外れたものと表示された状態で、前記制御スイッチを作動させると、前記制御部は、前記振動部の振動エネルギーを制御して前記振動チップの振動数を3〜70Hzの範囲に調節する、
    請求項14に記載の歯科用振動装置。
  16. 前記制御部は、10〜70Hzの範囲に前記チップ部の振動数を制御する、
    請求項13に記載の歯科用振動装置。
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