JP2020065626A - 湾曲可能な細長カイロ - Google Patents
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Abstract
Description
ところで、カイロの中には充填剤として、鉄粉・水・活性炭・木粉・塩類が入っている。メインの成分は、さびる(酸化する)ことで熱を発生する鉄粉であり、他の成分は酸化をサポートするもので、適当な温度や持続時間が得られるように、工夫した配合となっている。
(1)首
首には太い血管があるため、首を温めるならば全身が効率よく温まる。そして、首を前に曲げた時に、首と背中の間に骨が飛び出している箇所である大椎があり、この大椎にカイロを貼り付けることで全身を温めることが出来る。
(2)背中
肩から背中にかけて僧帽筋という大きな筋肉があり、この僧帽筋が冷えると血流が悪くなり、筋肉が固くなってしまう。そんな時は、肩甲骨の間を温めるとよい。
(3)お腹
ヘソの僅か下側には気海といわれるツボが存在し、この箇所を温めるならば冷え込んでいる全身を温めることが出来る。
(4)腰・尻
腰は、冷えによる不調を感じ易い場所である。ヘソの真裏には命門というツボがり、そこから僅か外側には腎兪というツボがある。この辺りをカバーするようにカイロを貼ると、腰全体を温めることが出来る。
(5)足
冷えやすい足の中でも、特に指先は温めたいポイントである。全身を温めるには、太い血管がある足首のくるぶし周辺を温めると効果的である。
内くるぶしの後ろで、アキレス腱との間のくぼみには太谿という冷え対策によいと言われるツボがある。
このように、従来の使い捨てカイロはその形状を長方形としたもので、その大きさ(縦横サイズ)も色々あり、首や肩、腰などの必要とする個所に貼り付けて使うことが出来る。勿論、貼付けタイプでない使い捨てカイロも知られているが、何れのタイプのカイロにしても温められる領域は限定される。
同じく、手首を温める場合、また足首を温める場合も不便である。例えば、首の周りを温める場合、複数枚のカイロを首の周りに貼り付けるならば、熱く成り過ぎる。
ところで、使い捨てカイロに関しては、従来から数多くの特許出願及び実用新案登録出願がなされている。
本発明が解決しようとする課題は、従来の長方形をした使い捨てカイロとは異なり、身体に巻き付けて使うことが出来るように湾曲可能な細長カイロを提供する。
ところで、カイロは充填剤として熱を発生する成分を有し、一般的には、鉄粉・水・活性炭・木粉・塩類が用いられている。メインの成分は、酸化することで熱を発生する鉄粉であり、他の成分は酸化をサポートする役目を有している。
そして、この細長カイロには止着手段を備えている。この止着手段とは手首や首などに巻き付けた場合に外れ落ちないようにするものであり、ただし、止着手段の具体的な方法は限定しないことにする。例えば、ヒモ、両面テープ、粘着テープ(マジックテープ)が適している。
ところで、上記細長カイロに直接止着手段を取付けることも出来るが、該細長カイロを外袋に収容し、この外袋を利用して止着手段を取付けることも可能である。
また、細長カイロは充填剤を袋に入れた複数のカイロ部が、仕切り部を介して繋がっていることで、手首や首などに簡単に巻き付けすることが出来る。
したがって、細長カイロ1は湾曲して手首や首に巻き付けることが可能である。
カイロ部2は円形ではなく楕円形断面としていることで湾曲し易く、また仕切り部3は袋4の両面が密着していて充填剤4はなく、その為に屈曲することが出来る。
図2は細長カイロ1の両先端に紐6a,6bが繋がれている場合の具定例である。ところで、細長カイロ1を手首に巻き付ける場合、又は首に巻き付ける場合、一方、足首に巻き付ける場合とでは、その太さが違うことで周長に違いが生じる。
そこで、その周長の違いは紐6a,6bによって調整することが出来る。
ただし、上記両面テープ7は細長カイロ1を巻き付ける箇所の太さの違いで、その位置が異なるために、該両面テープ7は細長カイロ1に前以て貼り付けることなく、細長カイロ1と分離した状態で一つの組として販売することが出来る。
ここで、細長カイロ1を構成している袋4は両面テープ7が貼り付け出来るように滑らかな生地面としていることが必要であるが、粗い生地面である場合には滑らかな生地の外袋に収容して使うことも出来る。
すなわち、外袋に両面タープ7を貼り付けて着用する。止着手段として、図2に示したヒモ6a,6bを用いている細長カイロ1の場合も、外袋にヒモ6a,6bを繋ぐことも出来る。
両面テープや粘着テープ(マジックテープ)を使用して細長カイロ1を着用する場合も同じである。
2 カイロ部
3 仕切り部
4 袋
5 充填剤
6 ヒモ
7 両面テープ
8 一方側先端部
9 他方側先端部
10 首
Claims (5)
- 鉄粉などを主成分とした充填剤を用いたカイロにおいて、該カイロは湾曲出来るように細長く延びると共に、所々に仕切り部を設けて上記充填剤が袋に収容されているカイロ部を複数設け、該カイロを身体に巻き付けて着用した場合に外れ落ちないように止着手段を備えていることを特徴とする湾曲可能な細長カイロ。
- 上記カイロを外袋に収容し、この外袋に止着手段を備えた請求項1記載の湾曲可能な細長カイロ。
- 上記カイロの両先端部にヒモを連結した請求項1、又は請求項2記載の湾曲可能な細長カイロ。
- 上記止着手段として両面テープを用いた請求項1、請求項2、又は請求項3記載の湾曲可能な細長カイロ。
- 止着手段をカイロに直接取付けることなく、該カイロとは分離した状態で提供するようにした請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4記載の湾曲可能な細長カイロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018198980A JP2020065626A (ja) | 2018-10-23 | 2018-10-23 | 湾曲可能な細長カイロ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018198980A JP2020065626A (ja) | 2018-10-23 | 2018-10-23 | 湾曲可能な細長カイロ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020065626A true JP2020065626A (ja) | 2020-04-30 |
Family
ID=70388827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018198980A Pending JP2020065626A (ja) | 2018-10-23 | 2018-10-23 | 湾曲可能な細長カイロ |
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JP (1) | JP2020065626A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0666649U (ja) * | 1993-03-01 | 1994-09-20 | 佐藤 敏彦 | 薄手磁石を貼付固定させた温磁石使い捨てカイロ |
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2018
- 2018-10-23 JP JP2018198980A patent/JP2020065626A/ja active Pending
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