JP2020065349A - 電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁石にかかる遠心力によるロータコアへの応力集中を抑制すると共に、漏れ磁束を低減させることができる電動機を提供すること。【解決手段】ステータとロータとを備えた電動機であって、ロータはロータ周方向に複数の磁石挿入孔が形成されたロータコアと、複数の磁石挿入孔にそれぞれ挿入された複数の磁石とを有し、ロータコアは磁石挿入孔の少なくともロータ径方向内側の内面を形成するロータコア本体と、磁石に対してロータ径方向外側に位置し磁石挿入孔のロータ径方向外側の内面の一部を形成するロータコア外周部と、ロータコア本体とロータコア外周部とを連結することにより、ロータコア本体及びロータコア外周部と共に磁石挿入孔を形成し、ロータコア外周部における最厚部よりも薄肉に形成されたブリッジ部と有し、磁石の形状は、ロータ径方向内側から外側に向かうにつれて互いの間隔が狭まるように傾斜した一対の斜辺を有する断面多面体である。【選択図】図2

Description

本発明は、電動機に関する。
特許文献1には、ロータを軸線方向から見た平面視において、ロータ径方向内側から外側に向かうにつれて互いの間隔が狭まるように傾斜した一対の斜辺を有する台形の磁石を、ロータコアに埋設させた電動機が開示されている。
特開2004−364369号公報
特許文献1に開示された電動機では、台形の磁石からの磁束のうち、ロータ径方向外方に配置されたステータに向かわない磁束である漏れ磁束の低減や、ロータ回転時に磁石にかかる遠心力によるロータコアへの応力集中について、検討の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、磁石にかかる遠心力によるロータコアへの応力集中を抑制すると共に、漏れ磁束を低減させることができる電動機を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電動機は、ステータと、前記ステータに対して回転自在に設けられたロータと、を備えた電動機であって、前記ロータは、ロータ周方向に複数の磁石挿入孔が形成されたロータコアと、前記複数の磁石挿入孔にそれぞれ挿入された複数の磁石と、を有し、前記ロータコアは、前記磁石挿入孔の少なくともロータ径方向内側の内面を形成するロータコア本体と、前記磁石に対してロータ径方向外側に位置し、前記磁石挿入孔のロータ径方向外側の内面の一部を形成するロータコア外周部と、前記ロータコア本体と前記ロータコア外周部とを連結することにより、前記ロータコア本体及び前記ロータコア外周部と共に前記磁石挿入孔を形成し、前記ロータを軸線方向から見た平面視において、前記ロータコア外周部における最厚部よりも薄肉に形成されたブリッジ部と、を有し、前記磁石の形状は、前記ロータを軸線方向から見た平面視において、ロータ径方向内側から外側に向かうにつれて互いの間隔が狭まるように傾斜した一対の斜辺を有する断面多面体であることを特徴とするものである。
また、上記において、前記ロータを軸線方向から見た平面視において、前記ロータコアにおける前記磁石の角部と対向する部分にて前記磁石挿入孔と繋がった、軸線方向に貫通した貫通孔を設けてもよい。
これにより、ロータコアにおける磁石の角部と対向する部分での応力集中を抑制することができる。
また、上記において、前記ロータを軸線方向から見た平面視において、前記貫通孔は、前記ブリッジ部によって形成された前記磁石挿入孔のロータ周方向の内面と、前記ロータコア本体によって形成された前記磁石挿入孔のロータ径方向内側の内面とでなす角に位置しており、前記貫通孔の面積が、前記磁石挿入孔のロータ周方向の内面上を通る直線に対して、前記磁石側のほうが該磁石側とは反対側よりも大きくしてもよい。
これにより、遠心力によって、ブリッジ部が開く方向に応力が集中するのを抑制することができる。
また、上記において、前記ロータを軸線方向から見た平面視において、前記貫通孔は、前記ブリッジ部によって形成された前記磁石挿入孔のロータ周方向の内面と、前記ロータコア本体によって形成された前記磁石挿入孔のロータ径方向内側の内面とでなす角に位置しており、前記貫通孔が、前記磁石挿入孔のロータ周方向の内面上を通る直線よりも前記磁石側に設けられていてもよい。
これにより、遠心力によって、ブリッジ部が開く方向に応力が集中するのを抑制することができる。
また、上記において、ロータ周方向で前記ロータコア外周部が円環状であってもよい。
これにより、ロータ回転時に発生し得る風切り音を低減することができる。
また、上記において、前記断面多面体は台形であってもよい。
これにより、遠心力による磁石からの押圧力が、台形の短辺及び斜辺でロータコアにかかるため、応力集中を抑制することができる。
また、上記において、前記ロータを軸線方向から見た平面視において、前記磁石の少なくとも1つの角部は、丸みを帯びた形状であってもよい。
これにより、ロータコアにおける磁石の角部と対向する部分での応力集中を抑制することができる。
また、上記において、前記ロータはコンシクエントポール型であってもよい。
これにより、ロータコアに設ける磁石の数を減らすことができ、その分、遠心力により複数の磁石によって押圧されるロータコアの部分が少なくなるため、ロータコアの耐久性を高めることが可能となる。
本発明に係る電動機においては、遠心力によって磁石がロータコアを押圧する力が、少なくとも一対の斜辺に分散されるため、磁石にかかる遠心力によるロータコアへの応力集中を抑制すると共に、ブリッジ部の幅を狭くすることができるため漏れ磁束を低減させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る電動機の断面図である。 図2は、ロータを軸線方向から見た図である。 図3は、ロータの磁石及びその近傍の拡大図である。 図4は、磁石のロータ周方向における半分側の拡大図である。 図5は、ロータコアの内周側に位置するコア逃げ形状部が、磁石挿入孔の長手方向端面上を通る直線に対して磁石側とは反対側に形成された場合を示した図である。 図6は、ロータコアの内周側に位置するコア逃げ形状部の面積割合についての説明図である。 図7は、ロータ周方向において、空隙部を挟んで磁極部が隣り合って並ぶように構成したロータを軸線方向から見た図である。 図8は、図2に示したロータに対して、隣り合う磁極部と擬似磁極部との外周をブリッジ部によって繋いだロータを軸線方向から見た図である。 図9は、図7に示したロータに対して、隣り合う磁極部同士の外周をブリッジ部によって繋いだロータを軸線方向から見た図である。 図10は、ロータを軸線方向から見た平面視において、台形の磁石の4つの角部を、丸みを帯びた形状とした場合を示した図である。 図11は、断面多面体として六角形の磁石を用いた場合を示した図である。 図12は、断面多面体として八角形の磁石を用いた場合を示した図である。 図13は、断面多面体として三角形の磁石を用いた場合を示した図である。 図14は、断面多面体として五角形の磁石を用いた場合を示した図である。
以下に、本発明に係る電動機の一実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る電動機1の断面図である。図2は、ロータ3を軸線方向から見た図である。図1に示すように、実施形態に係る電動機1は、シャフト2、ロータ3、及び、ステータ4などを備えている。
シャフト2は、軸線方向に長尺な金属製の回転軸部材である。なお、以下の説明において、「軸線方向」とは、シャフト2の軸線方向(長手方向)と定義する。ロータ3は、ロータコア31及び磁石32などを有している。ロータコア31は、複数の電磁鋼板をシャフト2の軸線方向に積層して円筒状に形成されている。ロータコア31は、軸線方向にて電磁鋼板間に隙間があるため、軸線方向の磁気抵抗が、ロータコア31の軸線方向と直交する方向である径方向及び周方向の磁気抵抗よりも大きい。そのため、ロータコア31内では、磁束が軸線方向に流れ難く、径方向及び周方向に磁束が流れやすくなっている。磁石32は、ロータコア31の内部に埋設されており、ロータコア31の軸線方向にわたって延在している。磁石32の軸線方向両端面は、それぞれロータコア31の軸線方向両端面と略面一になっている。
ステータ4は、ロータ径方向外方に所定間隔をあけて配置され、周方向に複数のスロット43が形成された円環状のステータコア41と、各スロット43内に挿入されてステータコア41に巻き付けられたステータコイル42とを有している。ステータコア41は、複数枚の電磁鋼板を軸線方向に積層して構成されている。
ロータコア31には、ロータ3を軸線方向から見て、ロータ径方向に対して直交する方向を長手方向とした台形に形成されると共に、軸線方向に貫通した磁石挿入孔33が、ロータ周方向に沿って等間隔に複数設けられている。なお、図2に示したロータ3では、複数の磁石挿入孔33をロータ周方向にて90[°]ごとに4つ設けている。
ロータコア31は、磁石挿入孔33の少なくともロータ径方向内側の内面33aを形成するロータコア本体31aと、磁石32に対してロータ径方向外側に位置し、磁石挿入孔33のロータ径方向外側の内面33bの一部を形成するロータコア外周部31bと、ロータコア本体31aとロータコア外周部31bとを連結することにより、ロータコア本体31a及びロータコア外周部31bと共に磁石挿入孔33を形成するブリッジ部36とを有している。
また、ロータコア31には、ロータ3を軸線方向から見てロータ径方向外側に開放された略U字形状に形成されると共に、軸線方向に貫通された空隙部35が、ロータ周方向に複数設けられている。そして、ロータ周方向において、空隙部35とブリッジ部36とは隣接している。
磁石32は、例えば、ネオジウム系磁石として構成される。本実施形態において、磁石32の形状は、ロータ3を軸線方向から見た平面視において、ロータ径方向内側から外側に向かうにつれて互いの間隔が狭まるように傾斜した一対の斜辺を有する断面多面体である。具体的には、前記断面多面体として、ロータ径方向と直交する短辺321及び長辺323と、ロータ径方向内側から外側に向かうにつれて互いの間隔が狭まるように傾斜した一対の斜辺322とによって、四方が囲まれた左右対称の台形である。そして、このようにロータ3を軸線方向から見た平面視において、台形の磁石32が、台形の磁石挿入孔33内に挿入されている。なお、磁石挿入孔33内に磁石32を挿入した際には、磁石32の外周と磁石挿入孔33の内周との間に若干の隙間が存在しており、この隙間内に樹脂を充填して固めることにより、磁石挿入孔33内にて磁石32が固定される。一方、磁石挿入孔33に磁石32を圧入させて固定するように構成してもよい。
このようにして、ロータ周方向において複数の磁石32がロータコア31に埋設されており、ロータ3が、所謂IPM(Interior Permanent Magnet)型ロータ(磁石埋没型ロータ)とされている。また、図2に示したロータ3では、ロータ周方向で一対の空隙部35に挟まれて磁石32が配置された部分が磁極部34Aとされている。また、図2に示したロータ3では、ロータ周方向で空隙部35を挟んで磁石部34と隣り合う部分が磁石32を配置していない擬似磁極部34Bとされている。複数の磁石32は、それぞれ同じ磁極(例えばN極)に設定されており、磁石32の磁気作用によって擬似磁極部34Bが磁極部34Aとは異なる磁極(例えばS極)として機能する。これにより、図2に示したロータ3では、互いに磁極の異なる磁極部34A及び擬似磁極部34Bがロータ周方向に交互に配置されるようになる。このように、図2に示したロータ3は、所謂コンシクエントポール型のロータとして構成されている。
ブリッジ部36は、ロータ3を軸線方向から見た平面視において、ロータコア外周部31bにおける最厚部よりも薄肉に形成されている。具体的には、ロータ周方向において、ブリッジ部36の空隙部35側の側面361が磁石32側へ窪むように形成されている。一方、ロータ周方向において、ブリッジ部36によって形成された磁石挿入孔33のロータ周方向の内面33c(ブリッジ部36の磁石32側の側面)は、この内面33cと対向する磁石32の斜辺322に沿って形成されている。そのため、ブリッジ部36の空隙部35側の側面361を磁石32側へ窪むように形成しない場合よりも、ロータ周方向においてブリッジ部36の幅を狭くすることができる。これにより、ブリッジ部36の幅を狭くすることができる分、図3に示すような磁石32からの磁石MFのうち、ステータ4側に向かわずにブリッジ部36を通る磁束である漏れ磁束LFを低減させることができる。
ここで、ロータ3を軸線方向から見た平面視において、磁石32の形状が台形であることにより、ロータ3を回転させることで発生する径方向の遠心力Fによって、磁石32の短辺321及び一対の斜辺322によってロータコア31が押圧される。この際、遠心力Fによって磁石32がロータコア31を押圧する力が、短辺321と一対の斜辺322とに分散されることになるため、磁石32にかかる遠心力Fによるロータコア31への応力集中を抑制することができる。
また、磁石32の斜辺322では、遠心力Fの成分が、斜辺322と直交する方向の分力Faと、斜辺322と平行な方向の分力Fbとに分けられる。これにより、遠心力Fによって磁石32の斜辺322からブリッジ部36にかかる力は、遠心力Fよりも小さい分力Faとなる。そのため、上述したようにブリッジ部36の幅を狭くしても、ブリッジ部36に曲げ応力が作用し難くなり、ブリッジ部36が変形するのを抑制することができる。
また、本実施形態においては、ロータ3を軸線方向から見た平面視において、ロータコア31における磁石32の角部と対向する部分にて磁石挿入孔33と繋がった、軸線方向に貫通した貫通孔であるコア逃げ形状部331,332を設けている。具体的には、ロータコア31における磁石32の長辺323と斜辺322とでなす角と対向する部分にコア逃げ形状部331を設けている。また、ロータ3を軸線方向から見た平面視において、ロータコア31における磁石32の短辺321と斜辺322とでなす角と対向する部分に、コア逃げ形状部332を設けている。このように、ロータコア31における磁石32の角部に対向する部分に、コア逃げ形状部331,332を形成することによって、磁石32の各角部からロータコア31への応力集中を抑制することができる。
また、ロータ3を軸線方向から見た平面視において、コア逃げ形状部331は、ブリッジ部36によって形成された磁石挿入孔33のロータ周方向の内面33cと、ロータコア本体31aによって形成された磁石挿入孔33のロータ径方向内側の内面33aとでなす角に位置している。そして、図4に示すように、ロータ3を軸線方向から見た平面視において、コア逃げ形状部331は、磁石挿入孔33のロータ周方向の内面33c上を通る直線Aよりも磁石32側に形成されている。
例えば、図5に示すように、ロータ3を軸線方向から見た平面視において、コア逃げ形状部331が、前記直線Aに対して磁石32側とは反対側だけに形成されていると、遠心力によってブリッジ部36が開く方向(磁石32から離れる方向)に応力が集中して、ブリッジ部36が変形するおそれがある。そのため、図4に示すように、コア逃げ形状部331を前記直線Aよりも磁石32側に形成することによって、遠心力によってブリッジ部36が開く方向(磁石32から離れる方向)に応力が集中することを抑制することができる。
また、本実施形態において、遠心力によってブリッジ部36が開く方向(磁石32の斜辺322から離れる方向)に応力集中することを抑制するための、コア逃げ形状部331の形状としては、前記直線Aに対して磁石32側だけに形成されているものに限るものではない。すなわち、図6に示すように、コア逃げ形状部331は、前記直線Aに対して磁石32側の面積(1)のほうが、前記直線Aに対して磁石32側とは反対側の面積(2)よりも大きくなっていればよい。
また、実施形態に係る電動機1が備えるロータ3の構成としては、図2に示したようなコンシクエントポール型のロータに限るものではない。例えば、図2に示したロータ3に対して擬似磁極部34Bにも磁石32を配置して、図7に示すように、ロータ周方向において、空隙部35を挟んで磁極部34Aが隣り合って並ぶようにロータ3を構成してもよい。
また、実施形態に係る電動機1が備えるロータ3の構成としては、図2に示したロータ3に対して、図8に示すように隣り合う磁極部34Aと擬似磁極部34Bとの外周をブリッジ部37によって繋いだり、図7に示したロータ3に対して、図9に示すように隣り合う磁極部34A同士の外周をブリッジ部37によって繋いだりして、ロータコア外周部31b(ロータコア31の外周)を円環状に形成してもよい。これにより、ロータ回転時に発生し得る風切り音を低減させることができる。なお、図2及び図8に示したようなロータ3がコンシクエントポール型であることによって、図7及び図9に示したロータ3よりも、ロータコア31に設ける磁石32の数を減らすことができる。よって、磁石32の数を減らせる分、遠心力により複数の磁石32によって押圧されるロータコア31の部分が少なくなるため、ロータコア31の耐久性を高めることが可能となる。
また、本実施形態においては、磁石32の少なくとも1つの角部が丸みを帯びた形状(R形状)であってもよい。例えば、図10に示すように、ロータ3を軸線方向から見た平面視において、台形の磁石32Aの4つの角部が丸みを帯びた形状(R形状)であってもよい。これにより、ロータコア31における磁石32の各角部と対向する部分での応力集中を抑制することができる。
また、本実施形態において、ロータ3を軸線方向から見た平面視が断面多面体である磁石32の形状としては、図11に示すような六角形の磁石32Bであったり、図12に示すような八角形の磁石32Cであったり、図13に示すような三角形の磁石32Dであったり、図14に示すような五角形の磁石32Eであってもよい。なお、図11に示した六角形や図12に示した八角形の形状を有する磁石32の各角部は、尖った形状(角形状)となっているが、丸みを帯びた形状(R形状)であってもよい。また、図13に示した三角形や図14に示した五角形の形状を有する磁石32の各角部は、丸みを帯びた形状(R形状)となっているが、尖った形状(角形状)であってもよい。このように、図11〜図14に示した磁石32A〜磁石32Eのいずれの形状であっても、ロータ3を軸線方向から見た平面視において、ロータ径方向内側から外側に向かうにつれて互いの間隔が狭まる一対の斜辺を有しているため、遠心力Fによるロータコア31への応力集中を抑制することができる。なお、図11〜図14に示した磁石32A〜磁石32Eが挿入される磁石挿入孔33の形状としては、磁石32A〜磁石32Eのそれぞれの形状に応じて、適宜設定すればよい。
1 電動機
2 シャフト
3 ロータ
4 ステータ
31 ロータコア
31a ロータコア本体
31b ロータコア外周部
32 磁石
33 磁石挿入孔
33a,33b,33c 内面
34A 磁極部
34B 擬似磁極部
35 空隙部
36 ブリッジ部
37 ブリッジ部
321 短辺
322 斜辺
323 長辺
331,332 コア逃げ形状部

Claims (8)

  1. ステータと、
    前記ステータに対して回転自在に設けられたロータと、
    を備えた電動機であって、
    前記ロータは、
    ロータ周方向に複数の磁石挿入孔が形成されたロータコアと、
    前記複数の磁石挿入孔にそれぞれ挿入された複数の磁石と、
    を有し、
    前記ロータコアは、
    前記磁石挿入孔の少なくともロータ径方向内側の内面を形成するロータコア本体と、
    前記磁石に対してロータ径方向外側に位置し、前記磁石挿入孔のロータ径方向外側の内面の一部を形成するロータコア外周部と、
    前記ロータコア本体と前記ロータコア外周部とを連結することにより、前記ロータコア本体及び前記ロータコア外周部と共に前記磁石挿入孔を形成し、前記ロータを軸線方向から見た平面視において、前記ロータコア外周部における最厚部よりも薄肉に形成されたブリッジ部と、
    を有し、
    前記磁石の形状は、前記ロータを軸線方向から見た平面視において、ロータ径方向内側から外側に向かうにつれて互いの間隔が狭まるように傾斜した一対の斜辺を有する断面多面体であることを特徴とする電動機。
  2. 前記ロータを軸線方向から見た平面視において、前記ロータコアにおける前記磁石の角部と対向する部分にて前記磁石挿入孔と繋がった、軸線方向に貫通した貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  3. 前記ロータを軸線方向から見た平面視において、
    前記貫通孔は、前記ブリッジ部によって形成された前記磁石挿入孔のロータ周方向の内面と、前記ロータコア本体によって形成された前記磁石挿入孔のロータ径方向内側の内面とでなす角に位置しており、
    前記貫通孔の面積が、前記磁石挿入孔のロータ周方向の内面上を通る直線に対して、前記磁石側のほうが該磁石側とは反対側よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の電動機。
  4. 前記ロータを軸線方向から見た平面視において、
    前記貫通孔は、前記ブリッジ部によって形成された前記磁石挿入孔のロータ周方向の内面と、前記ロータコア本体によって形成された前記磁石挿入孔のロータ径方向内側の内面とでなす角に位置しており、
    前記貫通孔が、前記磁石挿入孔のロータ周方向の内面上を通る直線よりも前記磁石側に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電動機。
  5. ロータ周方向で前記ロータコア外周部が円環状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電動機。
  6. 前記断面多面体は台形であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電動機。
  7. 前記ロータを軸線方向から見た平面視において、前記磁石の少なくとも1つの角部は、丸みを帯びた形状であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電動機。
  8. 前記ロータはコンシクエントポール型であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電動機。
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