JP2020064708A - 端子の保持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】端子収容孔内での端子の接続部の変形を規制することができる端子の保持構造を提供する。【解決手段】コネクタ35が、電線12の芯線剥き出し部13aに接続されてなる端子15と、該端子15が電線12の端部と共に挿入される端子収容孔16を備えたコネクタハウジング17と、芯線剥き出し部13aの近傍の絶縁被覆14の外周面14aに固定された保持部材18と、を備えている。保持部材18は、合成樹脂材によってブロック状に形成されており、芯線剥き出し部13aが挿通する横断面円形の挿通孔18aと、芯線剥き出し部13aの近傍の絶縁被覆14が挿入保持される環状溝26と、を備えている。端子収容孔16の内面16dに保持部材18が圧入固定された状態では、保持部材18が電線12の径方向に圧縮されることにより、端子収容孔16において、環状溝26の外周面26aが、絶縁被覆14の外周面14aを弾性的に保持している。【選択図】図3
Description
本発明は、例えば自動車内に設けられた電線の端部に取り付けられた端子の保持構造に関する。
コネクタに接続可能な端子付き電線として、例えば以下の特許文献1に記載された端子付き電線1が知られている。
この端子付き電線1は、図1(a)および図1(b)に示すように、導電材からなる芯線2を絶縁被覆3で覆い、端部に芯線2から絶縁被覆3を引き剥がすことで芯線2を露出させた芯線剥き出し部2aを形成し、この芯線剥き出し部2aに端子4を接続するようになっている。端子4は、芯線剥き出し部2aの近傍の絶縁被覆3の外周に圧着されたインシュレーションバレル部4aと、該インシュレーションバレル部4aに結合され、芯線剥き出し部2aの外周に圧着されたワイヤバレル部4bと、接続部4cを介してワイヤバレル部4bに結合され、端子4の電気的接続に供する端子本体4dと、を有している。接続部4cは、インシュレーションバレル部4aおよび端子本体4dなどよりも小さく形成されていることから、これらよりも曲げに対する剛性が低くなっている。
このように構成された端子付き電線1の端子4は、一般に、電線1の端部と共に、図1(a)および図1(b)に示すようなコネクタハウジング6の端子収容孔7に挿入される。端子収容孔7は、底壁6aと、上壁6bと、底壁6aおよび上壁6bを上下方向に結合する一対の側壁6c(図1(a)および図1(b)には1つのみの側壁6cが示されている)とによって横断面概ね正方形状をなすように形成されている。上壁6bには、上下方向に弾性変形可能なランス部8が傾斜状に切り起こされている。このランス部8は、端子本体4dに開口形成されたランス孔9に係入可能な先端部8aを有している。
そして、端子4が開口部7aから端子収容孔7内の所定位置まで挿入された状態では、ランス部8の先端部8aが、端子本体4dのランス孔9に係入することで、コネクタハウジング6に固定されるようになっている。また、端子収容孔7の開口部7aは、図1(a)に示すように、上壁6bの内面10と絶縁被覆3の外周面3aとの間が、比較的広い空間11になっている。
図1(b)に矢印Aで示すように、電線1の配線作業中などに、該電線1を径方向に引っ張った場合には、端子収容孔7の開口部7a内において、端子4が、比較的剛性が低い接続部4cを中心にして上方に折れ曲がる虞がある。
本発明は、従来の実情に鑑みて案出されたもので、端子収容孔内での端子の接続部の変形を規制することができる端子の保持構造を提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、コネクタの端子収容孔内に、電線の端部と、該端部に接続された端子とが挿入され、前記端子収容孔内で前記端子を保持する端子の保持構造であって、前記電線は、該電線の端部に絶縁被覆から芯線を露出させた芯線剥き出し部を有し、前記端子は、端子本体と、前記芯線剥き出し部の外周に接続されたワイヤバレル部と、前記端子本体と前記ワイヤバレル部とを接続する接続部と、を有し、前記芯線剥き出し部の近傍の前記絶縁被覆の外周面に、前記端子収容孔内で前記接続部の変形を規制する保持部材を設けてある。
この発明によれば、電線の配線作業中などに外側から電線を径方向に引っ張った場合に、保持部材により、コネクタハウジングに対する電線の径方向の移動が規制され、さらに、電線の芯線剥き出し部に接続された端子の径方向の移動も規制される。従って、電線の径方向の引っ張りに伴う端子の接続部の変形が規制される。
また、請求項2の発明にあっては、前記保持部材は、前記電線の径方向に圧縮された状態で前記絶縁被覆の外周面に固定されたブロック状の弾性部材であることを特徴としている。
かかる発明によれば、絶縁被覆の外周面の全周が保持部材の弾性力によって安定的に保持される。従って、端子の接続部の変形がより規制される。
請求項3に係る発明にあっては、前記保持部材は、その中央に貫通形成され、前記芯線剥き出し部が挿通する挿通孔と、前記挿通孔の内周面を形成する外周壁に形成され、前記絶縁被覆が挿入保持される環状溝と、前記挿通孔と前記環状溝との間に形成され、前記絶縁被覆を弾性的に保持する内周壁と、を有することを特徴としている。
かかる発明によれば、絶縁被覆の外周面が保持されることに加えて、絶縁被覆の内周面が弾性的に保持される。これにより、コネクタハウジングに対する電線および端子の径方向の移動がさらに規制される。従って、端子の接続部の変形がさらに規制される。
また、このように、絶縁被覆の外周面および内周面の双方が保持されることで、電線の配線作業中などに電線を軸方向に引っ張ったときの端子に対する電線の引っ張り強度が高くなる。
請求項4に係る発明にあっては、前記保持部材は、前記挿通孔の外側孔縁に前記端子側に延びた突出部を備え、前記突出部の外周に、前記端子に形成されたインシュレーションバレル部が圧着されていることを特徴としている。
かかる発明によれば、インシュレーションバレル部が保持部材を介して絶縁被覆に堅固に固定される。よって、端子収容孔への端子等の挿入時に、端子と電線との位置を固定したまま端子および電線の端部を一体的に挿入することができる。従って、端子および電線の端部の挿入工程が簡潔化され、コネクタの製造効率が向上する。
請求項5に係る発明にあっては、前記環状溝の外周面に、前記絶縁被覆を弾性的に保持する環状の第1突起部が形成されており、前記環状溝の内周面に、前記絶縁被覆を弾性的に保持する環状の第2突起部が形成されていることを特徴としている。
かかる発明によれば、環状溝の外周面および内周面のみによって絶縁被覆の外周面および内周面を弾性的に保持する場合と比べて強い弾性力でもって、絶縁被覆が内外周面の両側からさらに強く保持される。従って、端子の接続部の変形がさらに規制される。
請求項6に係る発明にあっては、前記外周壁は、該外周壁の外周に沿った環状のリブを備えており、前記リブは、前記端子収容孔の内面に形成された環状溝に嵌合することを特徴としている。
かかる発明によれば、保持部材がコネクタハウジングに対して位置決めされ、端子収容孔において、端子側への保持部材の過剰な押し込みが抑制される。よって、保持部材と端子との間に残存した芯線剥き出し部に過度の応力が掛かることが抑制される。従って、芯線剥き出し部の損傷が緩和される。
本発明によれば、端子収容孔内での端子の接続部の変形が規制される。
以下、本発明の端子の保持構造の実施形態を図面に基づき説明する。この実施形態は、自動車の電気機器類に接続される電線12の端部に接続された端子15に適用したものである。
[第1の実施形態]
図3に示すように、電線12は、銅やアルミニウム等の導電材である単一の素線によって形成された芯線13と、絶縁樹脂等の絶縁材によって形成され、芯線13の外周面を覆う絶縁被覆14と、を備えている。なお、芯線13は、複数の素線を撚ることで構成される撚り線であっても良い。また、芯線13は、銅やアルミニウムからなる導電材にスズやニッケル等を施したものとして形成されても良い。さらに、芯線13は、銅やアルミニウムからなる導電材にカーボンナノチューブ(CNT)を添加したものとして形成されても良い。電線12は、端部の絶縁被覆14が引き剥がされることで芯線13を露出させた芯線剥き出し部13aを備えている。この芯線剥き出し部13aの外周には、雌型端子である端子15が圧着されている。
図3に示すように、電線12は、銅やアルミニウム等の導電材である単一の素線によって形成された芯線13と、絶縁樹脂等の絶縁材によって形成され、芯線13の外周面を覆う絶縁被覆14と、を備えている。なお、芯線13は、複数の素線を撚ることで構成される撚り線であっても良い。また、芯線13は、銅やアルミニウムからなる導電材にスズやニッケル等を施したものとして形成されても良い。さらに、芯線13は、銅やアルミニウムからなる導電材にカーボンナノチューブ(CNT)を添加したものとして形成されても良い。電線12は、端部の絶縁被覆14が引き剥がされることで芯線13を露出させた芯線剥き出し部13aを備えている。この芯線剥き出し部13aの外周には、雌型端子である端子15が圧着されている。
端子15と図示せぬ雄端子とを接続するコネクタ35は、図2および図3に示すように、電線12の芯線剥き出し部13aの外周に圧着された端子15と、該端子15が電線12の端部と共に挿入される複数の端子収容孔16を有したボックス状のコネクタハウジング17と、芯線剥き出し部13aの近傍の絶縁被覆14の外周面14aに固定され、端子収容孔16内で絶縁被覆14を保持するブロック状の保持部材18と、によって主に構成されている。なお、図2は、図を明瞭にするために、コネクタハウジング17の複数の端子収容孔16のうち上段に形成された1つの端子収容孔16に端子15および電線12の端部が挿入された状態を示してある。
端子15は、導電材である銅や銅合金等からなる金属製のプレートを打ち抜き加工し、プレス成形によって折り曲げ加工等を施すことにより一体に形成されている。端子15は、図示せぬ雄端子が挿入されることにより電気的に接続される概ねボックス状の端子本体15aと、電線12の芯線剥き出し部13aの外周に圧着されたワイヤバレル部15cと、端子本体15aとワイヤバレル部15cとを接続する接続部15bと、を備えている。接続部15bは、端子本体15aおよびワイヤバレル部15cよりも小さく形成されており、これらよりも曲げに対する剛性が低くなっている。
図3に示すように、端子本体15aの上側の壁部19には、コネクタハウジング17に形成された後述するランス部20の先端部20bが係入する矩形状のランス孔19aが開口形成されている。
ここで、以下の説明の便宜上、コネクタハウジング17の2つの端部のうち端子15が挿入される側の端部(図2の手前側の端部)を、「前端21」と定義し、前端21とは反対側の端部(図2の奧側の端部)を、「後端22」と定義する。
コネクタハウジング17は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の合成樹脂材によって一体に形成されたボックス状をなしており、平坦状の底壁17aと、該底壁17aの両側縁から一体に立ち上がった2つの側壁17bと、これら側壁17bの上端縁に一体に形成された上壁17cと、底壁17aと上壁17cとの間に形成された中間壁17dと、中間壁17dを介して底壁17aと上壁17cとを上下方向で結合する3つの隔壁17eと、を備えている。上記の底壁17a、2つの側壁17b、上壁17c、中間壁17dおよび3つの隔壁17eによって、左右方向に4列でかつ上下方向に2段で構成された合計8つの端子収容孔16が、コネクタハウジング17の前端21から後端22へと貫通形成されている。
図3に示すように、コネクタハウジング17の前後方向の上部中央位置には、矩形状の空間部23が、コネクタハウジング17の左右方向に沿って形成されている。この空間部23には、図示せぬサイドスペーサが挿入される。このサイドスペーサは、端子本体15aと接続部15bとワイヤバレル部15cとの間に形成された溝部24に嵌合することにより、端子15の前後方向の移動が規制されるようになっている。
各端子収容孔16は、横断面が概ね正方形をなすように形成されており、図3に示すように、コネクタハウジング17の前端21側の開口部16aから空間部23を介して後端22側の図示せぬ開口部まで貫通形成されている。端子収容孔16は、空間部23を介して、前端21側の第1収容孔部16bと、後端22側の第2収容孔部16cとに分断されている。
第2収容孔部16cにおいて、端子収容孔16の上壁17c(下段の端子収容孔16の場合には中間壁17d)には、端子収容孔16からの端子15の抜け止めに供するランス部20が一体に形成されている。ランス部20は、第2収容孔部16cにおいて、上壁17cの下部から下方に傾斜状に切り起こされており、ランス部20と上壁17cとの間の空間部25を介して上下方向に弾性変形可能となるように構成されている。つまり、ランス部20は、基端部20aが上壁17cの下部における空間部23の近傍の位置にあり、先端部20bが後端22側に向かって下方に傾斜しており、基端部20aを支点として先端部20bが空間部25を介して上下方向に弾性変形することが可能となるように構成されている。先端部20bは、中間壁17dに向かって突出し、端子本体15aのランス孔19aに係入可能となっている。
保持部材18は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の合成樹脂材によってブロック状(図4(a)参照)に形成されており、外形が端子収容孔16の横断面の正方形よりも僅かに大きい正方形をなすように構成されている。上述したように、保持部材18は、芯線剥き出し部13aの近傍の絶縁被覆14の外周面14aに固定されるものであり、図4(b)に示すように、保持部材18の中央に、芯線剥き出し部13aが挿通する横断面円形の挿通孔18aが、保持部材18の厚み方向(図4(b)の上下方向)に沿って貫通形成されている。挿通孔18aの直径D1は、芯線13の直径(芯線剥き出し部13aの直径)以上となるように設定されている。挿通孔18aの内周面を形成する外周壁18bには、保持部材18の一方の端面18cに開口した円環状の環状溝26(外周面26aと図4(b)の破線部との間の溝)が形成されている。環状溝26の外周面26aには、該環状溝26の深さ方向中央位置に、絶縁被覆14の外周面14aを弾性的に保持する環状の第1突起部26bが形成されている。図4(b)に示すように、第1突起部26bは、図4(a)の線B−Bに沿って切断したときの断面が三角形状をなすように形成されている。環状溝26の外径D2、つまり第1突起部26bの先端部によって円形に囲まれた円の直径は、絶縁被覆14の外径以上に設定されている。また、環状溝26の溝幅D3、即ち第1突起部26bの先端部から挿通孔18aの内周面までの距離は、絶縁被覆14の厚さ以上となるように設定されている。
そして、図3に示すように、保持部材18の環状溝26に、芯線剥き出し部13aの近傍の絶縁被覆14が挿入保持される。絶縁被覆14が挿入保持された保持部材18は、端子収容孔16の内面16dに圧入固定されている。保持部材18が圧入固定された状態では、端子収容孔16の内面16dにより保持部材18が電線12の径方向に圧縮されており、これにより、環状溝26の外周面26aおよび第1突起部26bは、端子収容孔16の内面16dに対し絶縁被覆14の外周面14aを弾性的に保持している。
また、図3に示すように、保持部材18とワイヤバレル部15cとの間には、芯線剥き出し部13aの一部が残存しており、この残存した芯線剥き出し部13aが電線12の径方向に撓むことができるようになっている。
なお、図4(a)では、保持部材18の他方の端面18d(環状溝26が形成されていない方の端面)に、3つの小さい円弧状の溝18eおよび3つの大きい円弧状の溝18fが形成されているが、これら溝18e,18fは、挿通孔18aおよび環状溝26を有したブロック状の保持部材18を成形するために必要なものであり、電線12の弾性的な保持に寄与するものではない。
かかるコネクタ35において、保持部材18および端子15が電線12の端部に取り付けられた状態で、端子15および保持部材18が電線12の端部と共に端子収容孔16に挿入される。図3に示す端子収容孔16内の所定位置まで端子15が挿入された状態では、端子15が第1収容孔部16bと第2収容孔部16cとに跨るようにして端子収容孔16の中間壁17d上に配置されており、コネクタハウジング17の上下方向において空間部23と端子15の溝部24とが互いにオーバーラップした位置にある。
第2収容孔部16cでは、端子本体15aに図示せぬ雄端子が挿入されて電気的に接続されており、さらに、ランス部20の先端部20bが、端子本体15aのランス孔19aに係入されている。コネクタハウジング17の上下方向に互いにオーバーラップした空間部23および溝部24には、図示せぬサイドスペーサが挿入され、これにより、前後方向に沿った端子15の移動が規制される。
また、第1収容孔部16bでは、前端21側の開口部16aから比較的近い位置において、保持部材18が端子収容孔16の内面16dに圧入固定されており、保持部材18とワイヤバレル部15cとの間の撓んだ芯線剥き出し部13aを介して、芯線剥き出し部13aの近傍の電線12の部分が、端子収容孔16の開口部16aのほぼ中央に維持されるようになっている。
また、保持部材18は、端子収容孔16の内面16dと絶縁被覆14の外周面14aとの間の空間を閉塞しており、これにより、端子収容孔16の開口部16aから入った水分が端子収容孔16内の端子15側へと侵入しないようになっている。
次に、図5(a)〜図5(d)を参照しながら、第1の実施形態のコネクタ35の製造方法について説明する。
まず、図5(a)に示す芯線剥き出し部13aの形成工程において、電線12の端部の絶縁被覆14を引き剥がすことにより、芯線剥き出し部13aを形成する。
そして、図5(b)に示す保持部材18への電線12の挿入工程において、保持部材18の挿通孔18aに芯線剥き出し部13aを挿入するとともに、保持部材18の環状溝26に芯線剥き出し部13aの近傍の絶縁被覆14を挿入する。芯線剥き出し部13aおよび絶縁被覆14の挿入後には、図5(c)に示すように、第1突起部26bの先端が絶縁被覆14の外周面14aに対向しており、環状溝26の外周面26aと絶縁被覆14の外周面14aとの間に僅かな隙間27が形成されている。
次に、図5(c)に示す芯線剥き出し部13aへの端子15の圧着工程において、芯線剥き出し部13aの外周に端子15のワイヤバレル部15cを圧着する。
そして、図5(d)に示す端子収容孔16への端子15等の挿入工程において、端子収容孔16の開口部16aから端子収容孔16の内部へと、端子15を電線12の端部と共に挿入する。挿入後には、図3に示すように、ランス部20の先端部20bが、端子本体15aのランス孔19aに係入され、保持部材18が、端子収容孔16の内面16dに圧入固定される。
上記のように、第1の実施形態では、コネクタが、芯線剥き出し部13aの近傍の絶縁被覆14の外周面14aに固定され、端子収容孔16内で絶縁被覆14を保持するブロック状の保持部材18を有することから、電線12の配線作業中などに、開口部16aを挟んで第1収容孔部16bとは反対側から電線12を掴んで電線12を径方向に引っ張った場合に、コネクタハウジング17に対する電線12の径方向の移動が規制され、さらに、電線12の芯線剥き出し部13aに接続された端子15の径方向の移動も規制される。このため、ワイヤバレル部15cが第1収容孔部16b内の空間を介して持ち上げられなくなり、ワイヤバレル部15cに結合された比較的剛性が低い接続部15bが、上方に折り曲げられて変形することが規制される。
また、第1の実施形態では、保持部材18は、電線12の径方向に圧縮された状態で絶縁被覆14の外周面14aに固定されたブロック状の弾性部材であることから、端子収容孔16の開口部16aの中央を貫通する電線12の絶縁被覆14の全周から保持部材18の弾性力をほぼ均等に作用させ、絶縁被覆14の外周面14aの全周を安定的に保持することができる。これにより、端子15の接続部15bの変形がより規制される。
さらに、第1の実施形態では、環状溝26の外周面26aに円環状の第1突起部26bを形成したことから、外周面26aから作用する弾性力よりも強い弾性力でもって、第1突起部26bにより絶縁被覆14の外周面14aを強く保持することができる。これにより、コネクタハウジング17に対する電線12および端子15の径方向の移動がさらに規制される。従って、端子15の接続部15bの変形がさらに規制される。
また、第1の実施形態では、保持部材18が端子収容孔16の内面16dと絶縁被覆14の外周面14aとの間の空間を閉塞することから、端子収容孔16の開口部16aから入った水分が芯線剥き出し部13aおよび端子15に付着することが抑制される。従って、芯線剥き出し部13aと端子15との間に生じる腐食が緩和される。具体的には、例えば、芯線13がアルミニウムによって形成され、かつ端子15が銅によって形成されている場合のように、芯線13と端子15とが異種金属によって形成されている場合には、水分が芯線剥き出し部13aおよび端子15に付着することで芯線剥き出し部13aと端子15との間で腐食が生じる虞があり、このような腐食に対しての対策に、保持部材18が寄与している。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、保持部材18は、図6に示すように、挿通孔18aと環状溝26との間に形成され、絶縁被覆14の内周面14bを弾性的に保持する円環状の内周壁18gを備えている。
第2の実施形態では、保持部材18は、図6に示すように、挿通孔18aと環状溝26との間に形成され、絶縁被覆14の内周面14bを弾性的に保持する円環状の内周壁18gを備えている。
環状溝26の内周面26cには、環状溝26の深さ方向中央位置に、第1突起部26bと対向する環状の第2突起部26dが形成されている。第2突起部26dは、第1突起部26bと同様に、断面が三角形状をなすように形成されている。環状溝26の溝幅D4、即ち第1突起部26bの先端と第2突起部26dの先端との間の距離は、絶縁被覆14の厚さ以上となるように設定されている。さらに、環状溝26の内周面26cには、内周壁18gの先端部28と第2突起部26dとの間に、環状溝26への絶縁被覆14の挿入時に、絶縁被覆14の挿入をガイドする傾斜部26eが形成されている。この傾斜部26eは、先端部28から第2突起部26dに向かって円錐状に拡径することにより傾斜している。
図7に示すように、保持部材18が端子収容孔16の内面16dに圧入固定された状態では、環状溝26の外周面26aおよび第1突起部26bが絶縁被覆14の外周面14aを弾性的に保持し、一方、環状溝26の内周面26cおよび第2突起部26dが絶縁被覆14の内周面14bを弾性的に保持している。つまり、絶縁被覆14は、環状溝26の外周面26aおよび第1突起部26b並びに環状溝26の内周面26cおよび第2突起部26dによって、端子収容孔16内で外周面14aおよび内周面14bの両側から弾性的に保持されている。
次に、図8(a)〜図8(d)を参照しながら、第2の実施形態のコネクタ35の製造方法について説明する。ここで、図8(a)および図8(d)は、図5(a)および図5(d)と同様の工程であるため、詳細な説明は省略する。
図8(a)に示す芯線剥き出し部13aの形成工程において芯線剥き出し部13aを形成した後に、図8(b)の保持部材18への電線12の挿入工程において、保持部材18の挿通孔18aに芯線剥き出し部13aを挿入するとともに、保持部材18の環状溝26に芯線剥き出し部13aの近傍の絶縁被覆14を挿入する。絶縁被覆14の挿入時には、傾斜部26eが芯線13と絶縁被覆14との間の隙間29に入り込み、これにより、芯線剥き出し部13aの近傍において、絶縁被覆14が芯線13の外周面から電線12の径方向外側に広がる。そして、絶縁被覆14は、傾斜部26eに沿ってガイドされながら第1、第2突起部26b,26dよりも奥側の所定位置まで挿入される。絶縁被覆14が挿入された状態では、図8(c)に示すように、第1突起部26bが絶縁被覆14の外周面14aに対向しており、環状溝26の外周面26a(図8(b)参照)と絶縁被覆14の外周面14aとの間に僅かな隙間30が形成されている。一方、同じく図8(c)に示すように、第2突起部26dが絶縁被覆14の内周面14bに対向しており、環状溝26の内周面26cおよび傾斜部26eと絶縁被覆14の内周面14bとの間に僅かな隙間29が形成されている。
上記のように、第2の実施形態では、保持部材18が、挿通孔18aの内周面を形成する外周壁18bに形成され、絶縁被覆14が挿入保持される環状溝26と、挿通孔18aと環状溝26との間に形成され、絶縁被覆14を弾性的に保持する内周壁18gと、を有している。これにより、環状溝26の外周面26aが絶縁被覆14の外周面14aを弾性的に保持することに加えて、環状溝26の内周面26cが絶縁被覆14の内周面14bを弾性的に保持する。つまり、絶縁被覆14は、保持部材18によって外周面14aおよび内周面14bの両側から弾性的に保持される。これにより、コネクタハウジング17に対する電線12および端子15の径方向の移動がさらに規制される。従って、端子15の接続部15bの変形がさらに規制される。
また、絶縁被覆14が両側から保持されることで、第1の実施形態に比べて、電線12の配線作業中などに電線12を軸方向に引っ張ったときの端子15に対する電線12の引っ張り強度が増加する。一般に、この引っ張り強度は、芯線剥き出し部13aに対するワイヤバレル部15cの圧着(接続)の強さに依存するところが大きく、この圧着の強さによって大体決定されるものであるが、第2の実施形態のように、絶縁被覆14の保持力を高めることにより、上記引っ張り強度を増加させることができる。
さらに、第2の実施形態では、環状溝26の外周面26aの第1突起部26bに加えて、環状溝26の内周面26cに第2突起部26dを形成したことから、環状溝26の外周面26aおよび内周面26cのみによって絶縁被覆14の外周面14aおよび内周面14bを弾性的に保持する場合と比べて強い弾性力でもって、絶縁被覆14の外周面14aおよび内周面14bの両側から絶縁被覆14をさらに強く保持することができる。これにより、コネクタハウジング17に対する電線12および端子15の径方向の移動がさらに規制される。従って、端子15の接続部15bの変形がさらに規制される。
[第3の実施形態]
第3の実施形態の保持部材18は、第2の実施形態の保持部材18に、図9(a)および図9(b)に示す突出部31を付加したものとして構成されている。保持部材18は、円形の外形を有しており、図11に示すように、挿通孔18aの外側孔縁32に端子15側に延びた突出部31を備えている。
第3の実施形態の保持部材18は、第2の実施形態の保持部材18に、図9(a)および図9(b)に示す突出部31を付加したものとして構成されている。保持部材18は、円形の外形を有しており、図11に示すように、挿通孔18aの外側孔縁32に端子15側に延びた突出部31を備えている。
また、図10に示すように、端子15は、接続部15dを介してワイヤバレル部15cと結合されたインシュレーションバレル部15eを備えている。電線12の軸方向に沿ったインシュレーションバレル部15eの長さは、突出部31の突出長さよりも短くなっている。インシュレーションバレル部15eは、突出部31の外周に圧着されている。
端子収容孔16の内面16dに保持部材18が圧入固定された状態では、図11に示すように、第1収容孔部16b内において、インシュレーションバレル部15eが、突出部31、外周壁18bおよび内周壁18gを介して絶縁被覆14に固定されている。
上記のように、第3の実施形態では、インシュレーションバレル部15eが突出部31の外周に圧着されているので、端子収容孔16への端子15等の挿入時に、端子15と電線12との位置を固定したまま端子15および電線12の端部を一体的に挿入することができる。従って、端子15および電線12の端部の挿入工程が簡潔化され、コネクタの製造効率が向上する。
また、コネクタの製造効率をより上昇させるために、保持部材18の挿通孔18aの径方向位置は、保持部材18に対して偏心していても良い。つまり、挿通孔18aは、保持部材18の中央に設けられていなくても良く、例えば、図12に示すように、中間壁17d側にオフセットした位置に設けられても良い。
[第4の実施形態]
第4の実施形態の保持部材18は、第2の実施形態の保持部材18にリブ33を付加したものとして構成されている。保持部材18の外周壁18bは、該外周壁18bの外周に沿って正方形に連続した環状のリブ33を備えている。図13(b)に示すように、リブ33は、図13(a)の線D−Dに沿って切断したときの断面が正方形をなすように形成されている。また、図14に示すように、リブ33は、電線12の径方向において第1、第2突起部26b,26dとオーバーラップした位置で保持部材18の外周に一体に形成されている。このように構成されたリブ33は、端子収容孔16の内面16dに形成された環状溝34に嵌合する。環状溝34は、図14に示すように、電線12の軸線方向に沿った断面が正方形をなすように形成されている。
第4の実施形態の保持部材18は、第2の実施形態の保持部材18にリブ33を付加したものとして構成されている。保持部材18の外周壁18bは、該外周壁18bの外周に沿って正方形に連続した環状のリブ33を備えている。図13(b)に示すように、リブ33は、図13(a)の線D−Dに沿って切断したときの断面が正方形をなすように形成されている。また、図14に示すように、リブ33は、電線12の径方向において第1、第2突起部26b,26dとオーバーラップした位置で保持部材18の外周に一体に形成されている。このように構成されたリブ33は、端子収容孔16の内面16dに形成された環状溝34に嵌合する。環状溝34は、図14に示すように、電線12の軸線方向に沿った断面が正方形をなすように形成されている。
上記のように、第4の実施形態では、リブ33が、端子収容孔16に形成された環状溝34に嵌合することから、保持部材18がコネクタハウジング17に対して位置決めされ、端子収容孔16において、端子15側への保持部材18の過剰な押し込みが抑制される。これにより、保持部材18と端子15との間に残存した芯線剥き出し部13aに過度の応力が掛かることが抑制される。従って、芯線剥き出し部13aの損傷が緩和される。
なお、上記各実施形態では、端子15のワイヤバレル部15cと電線12の芯線剥き出し部13aの外周との接続を圧着により行う例を開示したが、両者の接続を、圧接、超音波接合、半田付け、熱拡散等により行うようにしても良い。
また、上記各実施形態では、保持部材18がポリブチレンテレフタレートによって形成されている例を開示したが、保持部材は、軟質の樹脂やゴム、エラストマーによって形成されても良い。
さらに、上記各実施形態では、保持部材18の外形が正方形をなす例を開示したが、保持部材18の外形は、正方形以外の形状、例えば円形であっても良い。保持部材18の外形が円形の場合には、当然のことながら、端子収容孔16の横断面も円形に形成されている。
また、上記各実施形態を適宜組み合わせることによって構成される他の実施形態も本発明に適用することができる。例えば、第1の実施形態の保持部材18が第3の実施形態の突出部31や第4の実施形態のリブ33を有するように構成された保持部材を本発明に適用することができる。
12・・・電線
13・・・芯線
13a・・・芯線剥き出し部
14・・・絶縁被覆
15・・・端子
15a・・・端子本体
15b・・・接続部
15c・・・ワイヤバレル部
15e・・・インシュレーションバレル部
16・・・端子収容孔
17・・・コネクタハウジング
18・・・保持部材
18a・・・挿通孔
20・・・ランス部
26・・・環状溝
26b・・・第1突起部
18g・・・内周壁
26d・・・第2突起部
31・・・突出部
33・・・リブ
34・・・環状溝
13・・・芯線
13a・・・芯線剥き出し部
14・・・絶縁被覆
15・・・端子
15a・・・端子本体
15b・・・接続部
15c・・・ワイヤバレル部
15e・・・インシュレーションバレル部
16・・・端子収容孔
17・・・コネクタハウジング
18・・・保持部材
18a・・・挿通孔
20・・・ランス部
26・・・環状溝
26b・・・第1突起部
18g・・・内周壁
26d・・・第2突起部
31・・・突出部
33・・・リブ
34・・・環状溝
Claims (6)
- コネクタの端子収容孔内に、電線の端部と、該端部に接続された端子とが挿入され、前記端子収容孔内で前記端子を保持する端子の保持構造であって、
前記電線は、該電線の端部に絶縁被覆から芯線を露出させた芯線剥き出し部を有し、
前記端子は、端子本体と、前記芯線剥き出し部の外周に接続されたワイヤバレル部と、前記端子本体と前記ワイヤバレル部とを接続する接続部と、を有し、前記芯線剥き出し部の近傍の前記絶縁被覆の外周面に、前記端子収容孔内で前記接続部の変形を規制する保持部材を設けた、端子の保持構造。 - 前記保持部材は、前記電線の径方向に圧縮された状態で前記絶縁被覆の外周面に固定されたブロック状の弾性部材であることを特徴とする請求項1に記載の端子の保持構造。
- 前記保持部材は、その中央に貫通形成され、前記芯線剥き出し部が挿通する挿通孔と、前記挿通孔の内周面を形成する外周壁に形成され、前記絶縁被覆が挿入保持される環状溝と、前記挿通孔と前記環状溝との間に形成され、前記絶縁被覆を弾性的に保持する内周壁と、を有することを特徴とする請求項2に記載の端子の保持構造。
- 前記保持部材は、前記挿通孔の外側孔縁に前記端子側に延びた突出部を備え、前記突出部の外周に、前記端子に形成されたインシュレーションバレル部が圧着されていることを特徴とする請求項3に記載の端子の保持構造。
- 前記環状溝の外周面に、前記絶縁被覆を弾性的に保持する環状の第1突起部が形成されており、前記環状溝の内周面に、前記絶縁被覆を弾性的に保持する環状の第2突起部が形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の端子の保持構造。
- 前記外周壁は、該外周壁の外周に沿った環状のリブを備えており、前記リブは、前記端子収容孔の内面に形成された環状溝に嵌合することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の端子の保持構造。
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JP2018193945A JP2020064708A (ja) | 2018-10-15 | 2018-10-15 | 端子の保持構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112886307A (zh) * | 2021-02-03 | 2021-06-01 | 湖州泰能物联科技有限公司 | 一种带有防脱落连接器胶壳的端子组件 |
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- 2018-10-15 JP JP2018193945A patent/JP2020064708A/ja active Pending
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