JP2020064487A - 情報処理装置、工程情報収集方法および工程情報収集プログラム - Google Patents

情報処理装置、工程情報収集方法および工程情報収集プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 受信機数を低減することができる情報処理装置、工程情報収集う方法および工程情報収集プログラムを提供する。【解決手段】 情報処理装置は、複数の工程のそれぞれに応じた位置に設置された受信機で、前記複数の工程を通過する製造物に備わる第1発信機の電波を受信した第1受信時刻と、前記製造物に備わり前記第1発信機よりも短い電波到達距離を有する第2発信機の電波を受信した第2受信時刻と、を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記第1受信時刻および前記第2受信時刻から、前記複数の工程の入時刻および出時刻を算出する演算部と、を備える。【選択図】 図14

Description

本件は、情報処理装置、工程情報収集方法および工程情報収集プログラムに関する。
製造ラインなどは、複数の工程に分けられている。このような製造ラインでは、各工程の入出時刻を早く簡単に把握したいという要望がある。そこで、発信機および受信機を用いる技術(例えば、特許文献1〜3)を製造ラインに適用することが考えられている。
特開2006−215690号公報 特開2010−097463号公報 特開2002−073749号公報
しかしながら、受信機は高額であるため、受信機数を低減できる技術が望まれている。
1つの側面では、本件は、受信機数を低減することができる情報処理装置、工程情報収集方法および工程情報収集プログラムを提供することを目的とする。
1つの態様では、情報処理装置は、複数の工程のそれぞれに応じた位置に設置された受信機で、前記複数の工程を通過する製造物に備わる第1発信機の電波を受信した第1受信時刻と、前記製造物に備わり前記第1発信機よりも短い電波到達距離を有する第2発信機の電波を受信した第2受信時刻と、を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記第1受信時刻および前記第2受信時刻から、前記複数の工程の入時刻および出時刻を算出する演算部と、を備える。
受信機数を低減することができる。
各工程の作業領域について例示する図である。 (a)および(b)は各受信機の受信について例示する図である。 (a)および(b)は各受信機の受信について例示する図である。 (a)および(b)は各受信機の受信について例示する図である。 (a)は実施例1に係る工程情報収集システムの全体構成を例示するブロック図であり、(b)は情報処理装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。 (a)および(b)は各受信機の受信について例示する図である。 (a)および(b)は各受信機の受信について例示する図である。 (a)および(b)は各受信機の受信について例示する図である。 各受信機の受信について例示する図である。 各受信機でビーコンID1およびビーコンID2を受信した時刻を例示する図である。 各受信機を異間隔で設置する場合の受信機の設置位置を例示する図である。 各受信機を等間隔で設置する場合の受信機の設置位置を例示する図である。 (a)は設定情報を例示する図であり、(b)は紐付け情報を例示する図であり、(c)は工程マスタを例示する図であり、(d)はビーコン通過情報を例示する図である。 (a)および(b)は各受信機で受信されるビーコンIDとその時刻との関係の蓄積について例示する図である。 ビーコン通過情報から各工程の開始時刻および終了時刻を算出する手順を例示する図である。 工程時間判定処理を表すフローチャートを例示する図である。 各工程の補正された開始時刻および終了時刻を例示する図である。 各受信機が間隔Lの等間隔に設置されている場合の工程時間判定処理を表すフローチャートを例示する図である。 (a)は設定情報を例示する図であり、(b)は各工程の補正された開始時刻および終了時刻を例示する図である。 工程情報収集システムの他の例について例示する図である。
実施例の説明に先立って、製造ラインについて説明する。製造ラインでは、ライン上の各作業領域において、製品の組み立てに係る各工程が順に行われる。例えば、ベースに部品が固定される工程、製品の検査を行う工程などが各作業領域において行われる。
図1で例示するように、工程Xの作業領域においては、部品が搭載される。工程Xが完了した製品は、工程Yの作業領域に渡される。工程Yの作業領域においては、筐体の組立が行われる。工程Yが完了した製品は、工程Zの作業領域に渡される。工程Zの作業領域においては、外観検査が行われる。
製品の組立においては、各工程の入出時刻を早く簡単に把握したいという要望がある。そこで、図2(a)で例示するように、製造ライン上を流れる製品にビーコンBCを貼付し、複数の受信機r1〜r3を一定間隔で配置する。ビーコンBCの電波到達距離は予めわかっているため、ビーコンBCから受信機が電波を受信した時刻に、ビーコンBCが当該受信機から電波到達距離分だけ離れた箇所まで近づいて来ていることがわかる。したがって、各工程の開始位置および各工程の終了位置にビーコンBCが移動した場合に各受信機で電波を受信できるように受信機の位置を定めておくことで、各工程の入時刻(開始時刻)および出時刻(終了時刻)を取得することができる。各工程の開始時刻および終了時刻を取得することができれば、各工程に要した工程時間を取得することができる。
図2(b)で例示するように、受信機r1がビーコンBCの電波を受信した時刻をt1とする。時刻t1が工程Xの開始時刻である。図3(a)で例示するように、受信機r2がビーコンBCの電波を受信した時刻をt2とする。時刻t2が工程Xの終了時刻である。この場合、工程Xの工程時間は、(t2−t1)である。図3(b)で例示するように、時刻t2の時点で、次の工程Yが開始されるものとする。すなわち、時刻t2は、工程Xの終了時刻であるとともに、工程Yの開始時刻である。
同様に、図4(a)で例示するように、受信機r3がビーコンBCの電波を受信した時刻をt3とする。時刻t3が工程Yの終了時刻である。この場合、工程Yの工程時間は、(t3−t2)である。同様に、時刻t3の時点で、次の工程Zが開始されるものとする。すなわち、時刻t3は、工程Yの終了時刻であるとともに、工程Zの開始時刻である。同様に、図4(b)で例示するように、受信機r4がビーコンBCの電波を受信した時刻をt4とする。時刻t4が工程Zの終了時刻である。この場合、工程Zの工程時間は、(t4−t3)である。
各工程の入出時刻を細かく把握しようとすれば、受信機を多く設置することになる。一般的に、受信機の値段は、発信機と比較して高額となる。したがって、受信機の数が多くなるほど、システム構築に要するコストが高くなる。そこで、以下の実施例では、受信機の数を減らすことができる情報処理装置、工程情報収集方法および工程情報収集プログラムについて説明する。
図5(a)は、実施例1に係る工程情報収集システム100の全体構成を例示するブロック図である。図5(a)で例示するように、工程情報収集システム100は、第1ビーコン10、第2ビーコン20、複数の受信機r1´,r2´…rn´、情報処理装置30などを備える。情報処理装置30は、取得部31、設定格納部32、工程マスタ格納部33、紐付け情報格納部34、通過情報格納部35、演算部36、工程時間格納部37などとして機能する。
図5(b)は、情報処理装置30のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。図5(b)で例示するように、情報処理装置30は、CPU101、RAM102、記憶装置103、表示装置104などを備える。これらの各機器は、バスなどによって接続されている。CPU(Central Processing Unit)101は、中央演算処理装置である。CPU101は、1以上のコアを含む。RAM(Random Access Memory)102は、CPU101が実行するプログラム、CPU101が処理するデータなどを一時的に記憶する揮発性メモリである。記憶装置103は、不揮発性記憶装置である。記憶装置103として、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどのソリッド・ステート・ドライブ(SSD)、ハードディスクドライブに駆動されるハードディスクなどを用いることができる。表示装置104は、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスパネルなどであり、情報処理装置30の処理結果などを表示する。CPU101が、記憶装置103が記憶している情報収集プログラムを実行することで、情報処理装置30の各部が実現される。なお、情報処理装置30の各部は、それぞれ専用の回路であってもよい。
第1ビーコン10は、発信範囲の広いビーコンである。第2ビーコン20は、第1ビーコンよりも発信範囲が狭いビーコンである。すなわち、第1ビーコン10は電波到達距離が長いビーコンであり、第2ビーコン20は第1ビーコン10よりも電波到達距離が短いビーコンである。第1ビーコン10および第2ビーコン20は、1つの製造物に備わっている。例えば、第1ビーコン10および第2ビーコン20は、最終製品に含まれる1つの部品に貼付されている。または、第1ビーコン10および第2ビーコン20は、最終製品に組み込まれる複数の部品にそれぞれ貼付されている。または、第1ビーコン10および第2ビーコン20は、部品が収容されているトレイなどに貼付されている。このように、第1ビーコン10および第2ビーコン20は、1つの製造物に関係し、製造ラインを同時に流れるいずれかの物体に貼付されている。
第1ビーコン10の電波到達距離と第2ビーコン20の電波到達距離との間に差があることから、製造物が移動していく過程で、第1ビーコン10から電波が受信される時刻と、第2ビーコン20から電波が受信される時刻との間に差が生じる。第1ビーコン10および第2ビーコンが発信する電波には、ビーコンIDが含まれている。本実施例においては、ビーコンIDが受信される時刻差を用いる。
なお、第1ビーコン10および第2ビーコン20は、異なるビーコンIDを発信する。しかしながら、情報処理装置30では、第1ビーコン10および第2ビーコン20のIDの紐付け情報を保持しているため、第1ビーコン10の発信情報および第2ビーコン20の発信情報を、同一製造物からの発信情報として処理することができる。
図6(a)で例示するように、製造ラインには、複数の受信機r1´,r2´,…が設けられている。第1ビーコン10および第2ビーコン20は、同一の製造物に備わっている。第1ビーコン10のビーコンIDをビーコンID1と称する。第2ビーコン20のビーコンIDをビーコンID2と称する。ビーコンID1とビーコンID2とが同一製造物に備わっていることは、紐付け情報格納部34で保持されている。また、工程マスタ格納部33は、各受信機の受信機IDも保持している。実線で囲まれた円の円周が第1ビーコン10の電波到達距離であり、点線で囲まれた円の円周が第2ビーコン20の電波到達距離である。第1ビーコン10の電波到達範囲は、第2ビーコン20の電波到達範囲よりも広くなっている。以下の説明では、同一の製造物に貼付された2つのビーコンの電波到達距離の差を、電波到達距離差と称する。
図6(b)で例示するように、受信機r1´がビーコンID1を受信した時刻をt1とする。図7(a)で例示するように、受信機r1´がビーコンID2を受信した時刻をt2とする。時刻t1が工程Xの開始時刻となりかつ時刻t2が工程Xの終了時刻となるように、受信機r1´の位置を定めるとともに、電波到達距離差を定めておく。この場合、工程Xの工程時間は、(t2−t1)である。図7(b)で例示するように、時刻t2の時点で工程Xの次の工程Yが開始するものとする。すなわち、時刻t2は、工程Yの開始時刻である。
図8(a)で例示するように、受信機r2´がビーコンID1を受信した時刻をt3とする。時刻t3が工程Yの終了時刻となるように、受信機r2´の位置を定めておく。この場合、工程Yの工程時間は、(t3−t2)である。図8(b)で例示するように、時刻t3の時点で、工程Yの次の工程Zが開始するものとする。すなわち、時刻t3は、工程Zの開始時刻である。同様に、図9で例示するように、受信機r2´がビーコンID2を受信した時刻をt4とする。時刻t4が工程Zの終了時刻となるように、電波到達距離差を定めておく。この場合、工程Zの工程時間は、(t4−t3)である。
図10は、各受信機でビーコンID1およびビーコンID2を受信した時刻を例示する図である。図10において、「ON」は各受信機でビーコンからのビーコンIDの受信が開始された時刻である。
図11は、各受信機を異間隔で設置する場合の、受信機r1´〜r4´の設置位置を例示する図である。図11では、工程の開始位置から、各工程の範囲を決める場合が例示されている。図11で例示するように、まず、(1)工程1の開始位置を決める。1つ目の受信機r1´は、工程1の開始位置から、第1ビーコン10の電波到達距離だけ離した距離に設置する。(2)工程1の終了位置(工程2の開始位置)は、工程1の開始位置から、第1ビーコン10と第2ビーコン20との電波到達距離差だけ離れた位置とする。(3)工程2の終了位置(工程3の開始位置)は、受信機r1´の設置箇所以降とする。工程2の終了位置(工程3の開始位置)から、第1ビーコン10の電波到達距離だけ離れた位置に、受信機r2´を設置する。(4)工程3の終了位置(工程4の開始位置)は工程3の終了位置(工程4の開始位置)から、第1ビーコン10と第2ビーコン20との電波到達距離差だけ離れた位置とする。(5)以降、(3)および(4)を繰り返すことで、受信機を設置していく。なお、製品を等速で移動させる場合においては、補正値を設定することで、各工程の範囲を狭めることができる。
図12は、各受信機を等間隔で設置する場合の、受信機r1´〜r4´の設置位置を例示する図である。図12では、工程の範囲を、第1ビーコン10および第2ビーコン20の電波到達距離差と同じにする。まず、第1ビーコン10および第2ビーコン20の電波到達距離差以上に間隔を空けて受信機r1´〜r4´を設置する。各受信機で第1ビーコン10のビーコンIDの受信が開始された箇所を、工程の開始位置とする。各受信機よりも後方に、第1ビーコン10の電波到達距離と第2ビーコン20の電波到達距離との電波到達距離差だけ移動したところを、当該工程の終了位置(次の工程の開始位置)とする。なお、製品を等速で移動させる場合においては、補正値を設定することで、各工程の範囲を狭めることができる。
(工程時間判定処理)
以下、工程時間判定処理について説明する。取得部31は、受信機r1´〜rn´から、受信機IDとともに、各ビーコンからのビーコンIDの受信時刻を取得する。図13(a)は、設定格納部32に格納されている設定情報を例示する図である。製造ラインがベルトコンベアなどの一定速度で製造物を搬送するラインである場合に、図13(a)で例示するように、設定情報には、速さvが格納されている。速さvは、製造物が搬送される速度である。なお、製造物は常にベルトコンベアで搬送されていてもよいが、各工程の受け渡しの場合にだけベルトコンベアで搬送されてもよい。
図13(b)は、紐付け情報格納部34に格納されている紐付け情報を例示する図である。図13(b)で例示するように、紐付け情報では、製造物IDとビーコンIDとが紐付けられている。例えば、製造物A001に第1ビーコン10および第2ビーコン20が貼付されているため、製造物A001に対してID1およびID2が紐付けられている。
図13(c)は、工程マスタ格納部33に格納されている工程マスタを例示する図である。本実施例においては、工程を判別するために受信機を設置してある。受信機で受信したビーコンの位置を工程の区切りとしている。図13(c)で例示するように、工程の開始位置および終了位置を判断するために、工程の開始位置に応じた位置に設置された受信機、工程の終了位置に応じた位置に設置された受信機が工程マスタに登録されている。図13(c)の例では、「スタート機器」は各工程の開始位置を判定するための受信機IDであり、「エンド機器」は各工程の終了位置を判定するための受信機IDである。なお、工程マスタには、工程開始の補正距離および工程終了の補正距離も格納されている。「開始の補正距離」とは、各受信機でビーコンIDを受信した位置と工程開始位置との間に差異がある場合に、補正するための距離である。「終了の補正距離」とは、各受信機でビーコンIDを受信した位置と工程終了位置との間に差異がある場合に、補正するための距離である。
図13(d)は、通過情報格納部35に格納されているビーコン通過情報を例示する図である。各受信機は、ビーコンからの電波を検知した場合に、ビーコンID、受信機ID、受信時刻の情報をビーコン通過情報内に登録する。なお、通過情報格納部35は、同じ受信機で同じビーコン情報については、一定期間内では登録しないものとする。
演算部36は、製造物A001が現在どの工程にいるかを判定する場合は、ビーコンID1およびビーコンID2のビーコン通過情報の最新情報を読み、受信機IDを取得する。次に、演算部36は、工程マスタから、当該受信機IDがスタート機器になっている工程を取得する。演算部36は、同じ受信機で他のビーコン情報がビーコン通過情報に登録されているかを確認する。演算部36は、製造物A001に貼付したビーコンの数の分のデータが登録されている場合には、その工程は完了したものとなり、現在の工程は次工程となる。
演算部36は、ビーコン通過情報のあるデータの工程を判定する場合には、ビーコン通過情報のビーコンIDから製品とビーコンの紐付け情報より同じ製品の他のビーコンIDを取得する。次に、演算部36は、ビーコン通過情報の機器名から、工程マスタより同じ受信機名がスタート機器になっている工程を取得する。次に、演算部36は、同じ受信機で他のビーコン情報がビーコン通過情報に登録されているかを確認する。次に、演算部36は、同じ製品に貼付したビーコンの数の分のデータが登録されていない場合には最初の工程と判定し、同じ製品に貼付したビーコンの数分のデータが登録されていう場合には次の工程と判定する。
図14(a)は、各受信機で受信されるビーコンIDとその時刻との関係の蓄積について例示する図である。図14(a)で例示するように、受信機ごとに、受信されるビーコンIDと、当該ビーコンIDの受信時刻とが、関連付けられて通過情報格納部35に格納される。図14(b)は、通過情報格納部35に格納されたビーコン通過情報を例示する図である。図14(b)で例示するように、ビーコンIDと当該ビーコンIDの受信時刻との関係が、受信機IDと関連付けられて格納されている。
図15は、通過情報格納部35に格納されたビーコン通過情報から、各工程の開始時刻および終了時刻を算出する手順を例示する図である。図15で例示するように、演算部36は、受信機r1´でビーコンID1が受信された時刻を、工程1の開始時刻として算出する。演算部36は、受信機r1´でビーコンID2が受信された時刻を、工程1の終了時刻および工程2の開始時刻として算出する。演算部36は、受信機r2´でビーコンID1が受信された時刻を、工程2の終了時刻および工程3の開始時刻として算出する。演算部36は、受信機r2´でビーコンID2が受信された時刻を、工程3の終了時刻および工程4の開始時刻として算出する。その後、同様に、各工程の開始時刻および終了時刻が算出される。
図16は、工程時間判定処理を表すフローチャートを例示する図である。図16で例示するように、演算部36は、工程マスタを製品順および工程順にソートする(ステップS1)。次に、演算部36は、検索製品および検索工程をセットし、開始・終了時刻を初期化する(ステップS2)。次に、演算部36は、通過情報格納部35に格納されているビーコン通過情報を1件ずつ読み込む(ステップS3)。
次に、演算部36は、ビーコン通過情報に未処理のデータがあるか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4で「Yes」と判定された場合、演算部36は、同じ製品であるか否かを判定する(ステップS5)。ステップS5で「No」と判定された場合、演算部36は、検索製品を変更し、工程は先頭からとする。また、演算部36は、開始・終了時刻を初期化する(ステップS6)。
ステップS5で「Yes」と判定された場合またはステップS6の実行後、演算部36は、同じ工程であるか否かを判定する(ステップS7)。ステップS7で「No」と判定された場合、演算部36は、検索工程を変更し、工程マスタのスタート機器およびエンド機器を取得し、開始時刻および終了時刻を初期化する(ステップS8)。ステップ7で「Yes」と判定された場合またはステップS8の実行後、演算部36は、スタート機器がエンド機器であるか否かを判定する(ステップS9)。
ステップS9で「Yes」と判定された場合、演算部36は、スタート機器の一番早い時刻を開始時刻とし、スタート機器の一番遅い時刻を終了時刻とする(ステップS10)。その後、ステップS3から再度実行される。ステップS9で「No」と判定された場合、演算部36は、スタート機器の一番遅い時刻を開始時刻とし、スタート機器の一番早い時刻を終了時刻とする(ステップS11)。その後、ステップS3から再度実行される。
ステップS4で「No」と判定された場合、演算部36は、設定情報の速さvと、工程マスタの補正距離とから、工程通過情報の開始時刻および終了時刻を補正する(ステップS12)。その後、フローチャートの実行が終了する。図17は、工程時間格納部37に格納された、各工程の補正された開始時刻および終了時刻を例示する図である。各工程の開始時刻および終了時刻は、表示装置104にも表示される。
図18は、各受信機が間隔Lの等間隔に設置されている場合の工程時間判定処理を表すフローチャートを例示する図である。図18で例示するように、ステップS21〜ステップS31は、図16のステップS1〜ステップS11と同様の処理である。ステップS24で「No」と判定された場合、演算部36は、設定情報の距離と、工程マスタの補正距離とから、工程通過情報の開始時刻および終了時刻を補正する(ステップS32)。その後、フローチャートの実行が終了する。図19(a)は、この場合において設定格納部32に格納されている設定情報を例示する図である。図19(a)で例示するように、設定情報には、距離Lが格納されている。また、設定格納部32には、図13(a)で説明した設定情報も格納されている。図19(b)は、工程時間格納部37に格納された、各工程の補正された開始時刻および終了時刻を例示する図である。図19(b)で例示するように、各工程時間を距離Lで除した値を用いて、開始時刻および終了時刻が補正されている。各工程の開始時刻および終了時刻は、表示装置104にも表示される。
図20は、工程情報収集システムの他の例について例示する図である。上記各例においては、情報処理装置40は、複数の受信機r1´…rn´からデータを取得している。これに対して、情報処理装置40の機能を有するサーバ202が、インターネットなどの電気通信回線201を通じて複数の受信機r1´…rn´からデータを取得してもよい。ビーコンを発信機の一例としているが、他の発信機を用いてもよい。
本実施例によれば、製造ラインの複数の工程のそれぞれに応じた位置に設置された複数の受信機r1´〜rn´で、複数の工程を通過する製造物に備わる第1ビーコン10のビーコンIDを受信した第1受信時刻と、当該製造物に備わり第1ビーコン10よりも短い電波到達距離を有する第2ビーコン20の電波を受信した第2受信時刻と、が取得部31によって取得される。取得部31が取得した第1受信時刻および第2受信時刻から、演算部36が、複数の工程の入時刻および出時刻を算出する。この構成によれば、第1ビーコン10の電波到達距離と第2ビーコン20の電波到達距離との電波到達距離差を用いて各工程の入出時刻を算出することができる。それにより、各工程に受信機を設置しなくてもよい。その結果、受信機数を低減することができる。
複数の工程で製造物が移動する速度を設定情報格納部32が格納しておくことで、当該速度を用いて、複数の工程の入時刻および出時刻の少なくともいずれか一方を補正することができる。複数の受信機の設置間隔を設定情報格納部32が格納しておくことで、当該設置間隔を用いて、複数の工程の入時刻および出時刻の少なくともいずれか一方を補正することができる。
上記各例において、取得部31が、複数の工程のそれぞれに応じた位置に設置された複数の受信機で、前記複数の工程を通過する製造物に備わる第1発信機の電波を受信した第1受信時刻と、前記製造物に備わり前記第1発信機よりも短い電波到達距離を有する第2発信機の電波を受信した第2受信時刻と、を取得する取得部の一例として機能する。演算部36が、前記取得部が取得した前記第1受信時刻および前記第2受信時刻から、前記複数の工程の入時刻および出時刻を算出する演算部の一例として機能する。設定情報格納部32が、前記複数の工程で前記製造物が移動する速度を格納する格納部および前記複数の受信機の設置間隔を格納する格納部の一例として機能する。第1ビーコン10が、第1発信機の一例として機能する。第2ビーコン20が、第2発信機の一例として機能する。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 第1ビーコン
20 第2ビーコン
30 情報処理装置
31 取得部
32 設定格納部
33 工程マスタ格納部
34 紐付け情報格納部
35 通過情報格納部
36 演算部
37 工程時間格納部
100 工程情報収集システム

Claims (5)

  1. 複数の工程のそれぞれに応じた位置に設置された受信機で、前記複数の工程を通過する製造物に備わる第1発信機の電波を受信した第1受信時刻と、前記製造物に備わり前記第1発信機よりも短い電波到達距離を有する第2発信機の電波を受信した第2受信時刻と、を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記第1受信時刻および前記第2受信時刻から、前記複数の工程の入時刻および出時刻を算出する演算部と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記複数の工程で前記製造物が移動する速度を格納する格納部を備え、
    前記演算部は、前記速度を用いて、前記複数の工程の入時刻および出時刻の少なくともいずれか一方を補正することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記複数の受信機の設置間隔を格納する格納部を備え、
    前記演算部は、前記設置間隔を用いて、前記複数の工程の入時刻および出時刻の少なくともいずれか一方を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 取得部が、複数の工程のそれぞれに応じた位置に設置された受信機で、前記複数の工程を通過する製造物に備わる第1発信機の電波を受信した第1受信時刻と、前記製造物に備わり前記第1発信機よりも短い電波到達距離を有する第2発信機の電波を受信した第2受信時刻と、を取得し、
    演算部が、前記取得部が取得した前記第1受信時刻および前記第2受信時刻から、前記複数の工程の入時刻および出時刻を算出する、ことを特徴とする工程情報収集方法。
  5. コンピュータに、
    複数の工程のそれぞれに応じた位置に設置された受信機で、前記複数の工程を通過する製造物に備わる第1発信機の電波を受信した第1受信時刻と、前記製造物に備わり前記第1発信機よりも短い電波到達距離を有する第2発信機の電波を受信した第2受信時刻と、を取得する処理と、
    前記取得部が取得した前記第1受信時刻および前記第2受信時刻から、前記複数の工程の入時刻および出時刻を算出する処理と、を実行させることを特徴とする工程情報収集プログラム。
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