JP2020063585A - 仮締切構造体の床版の施工方法および床版ユニット - Google Patents

仮締切構造体の床版の施工方法および床版ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】水中コンクリートを使用することなく仮締切構造体の止水を行える仮締切構造体の床版の施工方法と、当該工法に使用する床版ユニットを提供する。【解決手段】橋脚周りに構築される筒状の仮締切構造体における床版1の施工方法であって、床版1を、升目状に分割してなる複数の床版ユニット2,2,…で構成し、橋脚基礎Pfの外周に、床版1を支持する支持脚3を所定間隔をあけて複数配置し、隣接する床版ユニット2,2同士の間および橋脚に隣接する床版ユニット2と橋脚Pとの間のそれぞれに止水部材4を介在させつつ各床版ユニット2と橋脚Pとを分離可能に連結して床版1を形成し、形成された床版1を支持脚3によって支持する。【選択図】 図1

Description

この発明は仮締切構造体の床版の施工方法および床版ユニットに関し、より詳細には、水中に設けられる橋脚の改修工事などの際に、橋脚周りに構築される仮締切構造体の床版の施工方法と、仮締切構造体の床版を形成する床版ユニットに関する。
河川や海などの水上に架けられる橋は、橋脚の一部が水中に没している。このような橋脚が経年劣化したり、台風・地震などで損傷等したりすると補修工事が行われるが、その際、橋脚周りにドライ環境を作り出すために、橋脚周りに筒状の仮締切構造体を構築し、仮締切構造体内の排水を行っている。
特許文献1は、仮締切構造体の施工方法の一例を示している。特許文献1に示すように、この種の仮締切構造体の構築にあたっては、まず、橋脚の非水没箇所に作業用の足場となるプラットフォームを形成する。そして、プラットフォーム上で仮締切構造体の筒状部分(筒状体)の分割体を組み上げては下し、組み上げては下しの作業を繰り返し行って所望高さの筒状の仮締切構造体を構築した後に、仮締切構造体内の底部に水中コンクリート(速結性コンクリート)を打設して仮締切構造体底部を止水し、最後に、仮締切構造体内の排水を行なっている。
特許第4625532号公報(図2h参照)
しかしながら、このような従来の仮締切構造体の施工方法には以下のような問題があった。
すなわち、従来のやり方は、仮締切構造体底部の止水を水中コンクリートによって行っているが、この方法では、橋脚の補修工事完了後に仮締切構造体を撤去する際に、打設した水中コンクリートの破壊・除去作業が必要になる。そのため、従来の方法では、補修工事完了後に水中コンクリートの破壊・除去の手間がかかるとともに、破壊したコンクリート片が廃棄物として残るという問題がある。また、コンクリートの破壊に伴う水質汚染の問題もある。
さらには、仮締切構造体の筒状体には水中コンクリートが付着するので、コンクリートの除去時に当該筒状体を破損することになり、筒状体(またはその分割体)を再利用することができないという問題もある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、水中コンクリートを使用することなく止水が可能な仮締切構造体の床版の施工方法と、当該工法に使用する床版ユニットを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る仮締切構造体の床版の施工方法は、橋脚周りに構築される筒状の仮締切構造体における床版の施工方法であって、上記床版を、升目状に分割してなる複数の床版ユニットで構成し、上記橋脚の所要高さの外周に、上記床版を支持する支持脚を所定間隔をあけて複数配置し、隣接する床版ユニット同士の間および橋脚に隣接する床版ユニットと橋脚との間のそれぞれに止水部材を介在させつつ各床版ユニットと上記橋脚とを分離可能に連結して床版を形成し、この形成された床版を上記支持脚によって支持することを特徴とする。
そして、その好適な実施態様として以下の構成が採用される。
(1)上記止水部材は、帯状の弾性体で構成されてなり、床版ユニット同士および床版ユニットと橋脚とを連結する際に、これらの間に介在させるとともに、連結用のボルトによって床版ユニット同士の間および床版ユニットと橋脚の間に共締め固定されることを特徴とする。
(2)上記支持脚は、上記床版ユニット同士の連結部分を支持する位置に配置されることを特徴とする。
(3)上記床版ユニットは、上記床版における円弧状の外縁部を含む床版ユニット以外のユニットを全て矩形状に構成してなることを特徴とする。
(4)上記矩形状の床版ユニットは、可及的に同一寸法のユニットで構成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る床版ユニットは、上述した仮締切構造体の床版の施工方法に使用する床版ユニットであって、上記床版ユニットは、床版の床面を構成する床板部と、この床板部の下面に固定され、隣接する床版ユニットまたは隣接する橋脚との連結用立板部とを備えてなり、上記連結用立板部には連結用のボルトの挿通孔が備えられていることを特徴とする。
そして、その好適な実施態様として、上記床版ユニットにおいて、上記床版の外縁部を構成する床版ユニットには、上記筒状の仮締切構造体を構築するための基台部が備えられていることを特徴とする。
本発明に係る仮締切構造体の床版の施工方法は、仮締切構造体の底部を構成する床版が升目状に分割された複数の床版ユニットで構成されるとともに、隣接する床版ユニット同士の間および橋脚に隣接する床版ユニットと橋脚との間のそれぞれに止水部材を介在させて各床版ユニットと橋脚とが分離可能に連結されるので、水中コンクリートを用いることなく仮締切構造体を構築することができる。
また、撤去時には、床版ユニット同士および床版ユニットと橋脚との連結を解除することで、仮締切構造体の床版を分解(分離)・回収することができる。
そのため、本発明に係る仮締切構造体の床版の施工方法によれば、橋脚の補修工事完了後に水中コンクリートを破壊・除去する手間が解消され、また、水中コンクリートの破壊に伴う水質汚染の発生を防止することができる。しかも、床版の施工に水中コンクリートを使用しないので、回収後の床版ユニットを再利用することができ、経済的にも優れた仮締切構造体の施工方法を提供することができる。
(1)また、止水部材を帯状の弾性体で構成し、床版ユニット同士および床版ユニットと橋脚とを連結する際に、これらの間に止水部材を介在させた状態で連結用のボルトで共締め固定しているので、締結具の着脱により床版ユニットの組み立て、分解を容易に行うことができる。
(2)また、床版ユニットを支持する支持脚が床版ユニット同士の連結部分を支持する位置に配置されるので、連結部分に荷重がかかっても床版ユニットの配置がずれることがなく、止水が破れるおそれがない。
(3)また、床版ユニットは、円弧状の外縁部を含む床版ユニット以外のユニットの全てが矩形状に構成されているので、矩形状の床版ユニットを追加・削除を容易に行うことができ、仮締切構造体の床版の形状や広さ(面積)を適宜変更することができる。そのため、仮締切構造体を構築する橋脚の幅や奥行きに合わせたサイズの仮締切構造体を構築することができる。
(4)そして、矩形状の床版ユニットは、可及的に同一寸法のユニットで構成されているので、床版ユニットの追加・削除による仮締切構造体の床版の形状や広さ(面積)変更を自由かつ容易に行うことができる。
本発明に係る仮締切構造体の床版の施工方法を用いて施工した仮締切構造体の床版の一例を示す概略平面図である。 同仮締切構造体の床版を支持する支持脚の構成の一例を示す概略平面図である。 同仮締切構造体の床版にける床版ユニットの配置例を示す説明図である。 同仮締切構造体の床版ユニットの一例を示す概略平面図であり、図4(a)は矩形状の床版ユニットのうち床版外縁部を含むユニットを、図4(b)は図4(a)に示す床版ユニットの内側に配置される矩形状の床版ユニットを、図4(c)〜(e)は円弧状の外縁部を含む床版ユニットを、図4(f)は円弧状の外縁部を含む床版ユニットの内側に配置される床版ユニットを示している。 図1のB−B線のところで床版ユニットを分離した状態を示す概略拡大断面図である。 図1のA−A線のところで床版ユニットを分離した状態を示す概略拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明に係る仮締切構造体の床版の施工方法は、橋脚の改修工事などの際に、橋脚周りにドライ環境を作出するために構築する仮締切構造体の施工方法に関し、特に、その床版の施工方法である。
本発明に係る仮締切構造体は、その施工にあたり、はじめに仮締切構造体の底部(床部分)を構成する床版を構築し、その後に、構築した床版上に筒状の仮締切構造体の本体部分(筒状体)を構築するように構成されている。
図1は、本発明に係る仮締切構造体の床版1を示している。図1に示すように、本発明に係る仮締切構造体では、仮締切構造体の床部分を構成する床版1が、升目状に分割された複数の床版ユニット2,2,…で構成されるとともに、これら床版ユニット2,2,…で構成された床版1が支持脚3によって支持される構造とされている。
なお、図1では、橋脚Pの躯体部分が相互に連結された4本の柱状の橋脚躯体Piで構成された場合を示しているが、後述するように、本発明に係る仮締切構造体の床版の施工方法は、平面視において略矩形状を呈する橋脚基礎Pfを備えた橋脚であれば、橋脚躯体の形状・構造を問わず適用することができる。
そこで、床版1の施工方法について説明する。
なお、本実施形態では、橋脚Pの橋脚周りに構築する仮締切構造体として、橋脚基礎Pfの長手方向に細長い略小判形の仮締切構造体を構築する場合について説明する。すなわち、本実施形態に示す仮締切構造体は、その床版1の平面形状が、図1に示すように、橋脚基礎Pfの長辺部の外側に形成される矩形状の床部分と、該矩形状の床部分の両端に形成される半円弧状の床部分とからなる略小判形として構成される。
(1)床版1の施工にあたっては、はじめに支持脚3を構築する。
支持脚3は、床版ユニット2,2,…で構成された床版1を支えるための構築物であって、床版1を支持し、かつ、床版1上での橋脚Pの補修作業に耐えうる耐荷重性能および強度が得られるように、複数の支持脚3,3,…を橋脚基礎Pfの外周に所定間隔をあけて水平方向に配設することによって構成されている(図2参照)。
これら複数の支持脚3,3,…には、H形鋼や溝形鋼(C形鋼)などの形鋼が好適に使用される。どのような形鋼をどの位置に何本使用するかなど、使用する形鋼の種類・大きさ、配設数およびこれらの配置は、橋脚基礎Pfの形状や支持する床版1の形態(面積や重量など)に応じて適宜決定される。本実施形態では、支持脚3は、主として床版1の矩形状の床部分を支持する第1の支持脚群3aと、主として床版1の半円弧状の床部分を支持する第2の支持脚群3bとで構成される。
支持脚3を配設する高さ位置は、床版1を配設する高さ位置に応じて決定される。すなわち、支持脚3は、床版ユニット2,2,…を支持した状態で床版1の床面が予定された(設計された)所定の高さ位置となるように、その高さ位置が決定される。すなわち、床版1の床面の高さ位置から逆算して支持脚3を配設する高さ位置が決定される。ちなみに、本実施形態では、床版1の床面上において、橋脚基礎Pfと仮締切構造体の筒状体(図示せず)との間に図示しない切梁を設置できるように、床版1の床面は橋脚基礎Pfの上端面よりも低い位置(図5、図6参照)に設定されている。
第1の支持脚群3aは、橋脚基礎Pfの一対の長辺部の壁面にそれぞれに配設された複数の矩形状床部支持脚31,31,…で構成される。この矩形状床部支持脚31は、H形鋼で構成されており、その一端(基端)がアンカーボルト34を介して橋脚基礎Pfに分離可能(取り外し可能)に取り付け固定されている(図5参照)。
また、この矩形状床部支持脚31は、図1に示すように、少なくとも、後述する床版ユニット2,2の連結部分を支持する位置、すなわち、床版ユニット2,2同士が隣接する部分の直下に配置され、1基の矩形状床部支持脚31によって隣接する床版ユニット2,2の双方が支えられるように配設されている。すなわち、図1に示す例では、床版ユニット2,2,…の連結部分が橋脚基礎Pfの長手方向に片側6か所ずつ設けられているので、これに合わせて矩形状床部支持脚31も橋脚基礎Pfの長手方向に6か所ずつ、合計12基設の矩形状床部支持脚31が設けられている。
なお、図示例では、床版ユニット2,2の連結部分の直下にのみ矩形状床部支持脚31を配設した場合を示したが、連結部分以外の位置にも矩形状床部支持脚31を追加・配設することも可能である。また、図示例では、矩形状床部支持脚31の他端(先端)が床版1の外縁部と一致するように矩形状床部支持脚31の長さ寸法を設定した場合を示したが、矩形状床部支持脚31の先端が床版1の外縁より突出するように構成することも可能である。
また、矩形状床部支持脚31は、図1および図5に示すように、複数(図示例では2本)のH形鋼を分離可能に直列に繋いで構成されている。図中の符号6は、H形鋼のウェブに取り付けられた形鋼連結用の金具を示している。
このように、矩形状床部支持脚31を複数の形鋼を直列に連結して構成しているのは、水中に水没している橋脚基礎Pfへの矩形状床部支持脚31の取り付け作業は、水中で潜水士の手作業によって行われるためである。つまり、矩形状床部支持脚31を複数に分割して構成しておくことで、個々の部品の重量を軽減し、水中での作業を容易にするためである。なお、図示例では、矩形状床部支持脚31を2分割で構成した場合を示したが、分割せずに1本の形鋼で矩形状床部支持脚31を構成したり、あるいは3分割以上で矩形状床部支持脚31を構成することも勿論可能である。
第2の支持脚群3bは、図1に示すように、橋脚基礎Pfの長手方向の両端からはみ出る床版1の床部分(つまり、半円弧状の床部分)を支持するために構築される支持脚群であって、橋脚基礎Pfの長手方向両端のそれぞれに設けられており、半円弧状床部支持脚32と、この半円弧状床部支持脚32を支持する支持脚用基台33とを主要部として構成されている。
具体的には、図2および図6に示すように、支持脚用基台33は、橋脚基礎Pfの長手方向の端部を挟んで橋脚基礎Pfの壁面に一対(2基)取り付けられている。これら一対の支持脚用基台33,33は、いずれも溝形鋼で構成され、それぞれ橋脚基礎Pfの端部から長手方向に突出して平行に配設されている。なお、この支持脚用基台33は、上述した矩形状床部支持脚31と同様に、アンカーボルト35を介して分離可能に橋脚基礎Pfに取り付け固定されている。
一方、半円弧状床部支持脚32は、支持脚用基台33上に該支持脚用基台33と直交する向きに配設される。図示例では、この半円弧状床部支持脚32として5本の形鋼を使用した場合を示しており、これらのうち橋脚基礎Pfの壁面と接する半円弧状床部支持脚32には溝形鋼が用いられ、その他の半円弧状床部支持脚32にはH形鋼が用いられる(図6参照)。そして、半円弧状床部支持脚32と支持脚用基台33とは、図示しない挟締金具によって相互に分離可能に連結固定されている。
なお、図示例では、半円弧状床部支持脚32として5本の形鋼を用いた場合を示したが、半円弧状床部支持脚32として使用する形鋼の種類や本数、さらにはその長さなどの具体的態様は、半円弧状床部支持脚32によって支持する床版1の形状に応じて適宜変更可能である。また、この第2の支持脚群3bの構築も上述した第1の支持脚群3aと同様に、水中で潜水士の手作業によって行われる。したがって、半円弧状床部支持脚32および支持脚用基台33についても、矩形状床部支持脚31と同様に分割構成することも可能である。
(2)このようにして、橋脚基礎Pfの外周に支持脚3を構築すると、次に、支持脚3上に床版1を構築する。具体的には、本実施形態に示す仮締切構造体では、上述したように、床版1は升目状に分割された複数の床版ユニット2,2,…で構成されているので、これら床版ユニット2,2,…の組み立てを行う。
そこで、床版ユニット2について、図3および図4を参照しながら説明する。これらの図に示すように、床版1は、橋脚基礎Pfを囲んで橋脚基礎Pfの周りに配置される。本実施形態では、この床版1を図3に示すように、52個の床版ユニット2,2,…に分割して構成している。
床版1の分割は、運搬や分解・組み立てなどの取り扱いが容易となるように、床版1を升目状、すなわち、縦横の直線で構成された碁盤の目状に分割している。分割にあたっては、後述するように、床版ユニット2の組み立ては潜水士による水中での手作業(たとえば、ボルト締めなど)になることから、各床版ユニット2は水中での作業に適した(あるいは作業に差支えのない)大きさ・重量となるように分割される。
また、各床版ユニット2は、可及的に多くの床版ユニット2(特に、矩形状の床版ユニット)が同一形状、同一寸法となるように分割される。すなわち、各床版ユニット2の形状や大きさを可能な限り統一しておくことで、上述した取り扱い性に優れ、しかも、床版ユニット2の追加・削除による床版1の設計の自由度を高めることが可能になるからである。また、このように床版ユニット2の形状・大きさを可能な限り統一することで、個々の床版ユニット2の汎用性を高めることができ、製造コストの低減化を図ることができるようになる。
ここで、本実施形態に示す床版ユニット2の分割態様の理解を容易にするために、図3では、同一形状(対称のものを含む)、同一寸法の床版にユニット2に対して共通の参照符号(Ta1,Ta2,Tb1,Tb2,Tc1,Tc2)を付している。つまり、図3において同一の参照符号が付された床版ユニット2は、同一形状(対称のものを含む)、同一寸法の床版ユニット2で構成されている。なお、以下において床版ユニット2を説明する際には適宜この参照符号を用いることがある。
図3に示すように、本実施形態では、床版ユニット2を6種類のユニットで構成している。すなわち、床版1において、上述した矩形状の床部分を構成する床版ユニット2としてTa1,Ta2の2種類のユニットを、また、半円弧状の床部分を構成する床版ユニット2としてTb1,Tb2,Tc1,Tc2の4種類のユニットを用いている。
そして、これら6種類のユニットのうち、床版1の円弧状の外縁部を含む床版ユニットTb1,Tb2,Tc1以外の床版ユニットTa1,Ta2,Tc2を全て矩形状に構成している。また、矩形状の床版ユニットTa1,Ta2,Tc2は、それぞれが同一形状、同一寸法で構成される。
ここで、床版ユニットTa1は、床版1の外縁部を含むユニット(仮締切構造体の筒状体が構築されるユニット)であるため外縁部を含まない床版ユニットTa2とは異なる形状としている。また、床版ユニットTc2は、床版ユニットTc1とともに半円弧状の床部分を構成するユニットであるため、矩形状の床部分を構成する床版ユニットTa1,Ta2とは異なる形状としている。
このように、矩形状の床版ユニットTa1,Ta2,Tc2は、それぞれが配置される位置や床版1における役割などが共通するユニット同士の形状、寸法を統一することによって、床版ユニット2が可及的に同一寸法のユニットで構成されるようにしている。なお、床版ユニットTb1,Tb2,Tc1についても、その位置や役割などが共通するユニット同士を同一寸法で構成している。
図4は、個々の床版ユニット2の概略構成を示している。この図において、図4(a)は床版ユニットTa1を、図4(b)は床版ユニットTa2を、図4(c)は床版ユニットTb1を、図4(d)は床版ユニットTb2を、図4(e)は床版ユニットTc1を、図4(f)は床版ユニットTc2をそれぞれ示している。
これら各床版ユニット2は、すべてのユニットに共通の構成として、床版1の床面を構成する床板部21と、この床板部21の下面に固定され、隣接する床版ユニット2または隣接する橋脚基礎Pfとの連結に用いる連結用立板部22とを備えており(図5および図6参照)、これら連結用立板部22に連結用の金具の挿通孔(図示せず)が備えられている。
具体的には、床板部21は、床版ユニット2の平面形状に対応した形状の鋼板で構成される。また、連結用立板部22は、図5および図6に示すように、床板部21の周縁から下向きに延設されている。本実施形態では、床板部21の下面に溝形鋼を固定することによって、当該溝形鋼のウェブを連結用立板部22として用いている。そして、この溝形鋼のウェブに連結用のボルト(連結用の金具)24を挿通するための挿通孔が複数貫通形成されている。
そして、床版1の外縁部を含む床版ユニット2、具体的には、床版ユニットTa1,Tb1,Tb2,Tc1については、これらに特有の構成として、それぞれの床板部21において床版1の外縁部を構成する周縁部に仮締切構造体の筒状体(図示せず)を構築するための基台部23が備えられている。本実施形態では、この基台部23は、床板部21の周縁の上下に、床板部21を挟み込むようにしてフランジ部分を配置し、このフランジ部分を図示しない挟締金具によって床板部21に分離可能に固定してなるH形鋼で構成されている。
そして、このように構成された床版ユニット2の組み立てにあたっては、図5および図6に示すように、隣接する床版ユニット2同士の間および橋脚基礎Pfに隣接する床版ユニット2と橋脚基礎Pfとの間のそれぞれに止水部材4を介在させつつ、各床版ユニット2と橋脚基礎Pfとを連結用のボルト24およびナット25を用いて分離可能に連結して床版1を構築する。このとき橋脚基礎Pf側の連結用のボルト24は、橋脚基礎Pfに埋設したアンカーボルトの形態とされる。
ここで、止水部材4は、帯状の弾性体で構成される。たとえば、ゴム製の板材(本実施形態では、帯状のゴムパッキン)で構成される。そして、この止水部材4は、床版ユニット2同士および床版ユニット2と橋脚基礎Pfとを連結する際に、床版ユニット2の連結用立板部22に沿って配置され、床版ユニット2同士の間および床版ユニット2と橋脚基礎Pfとの間にそれぞれ共締め固定される。
この止水部材4の配設位置の詳細は、図1において太線で強調して示している。この図1に示すように、止水部材4は、升目状に分割された床版ユニット2,2,…の連結部分のすべてに配設され、この止水部材4によって床版1の止水が行われるようにしている。
なお、床版ユニット2の組み立ては、原則として、すべての作業を支持脚3上、つまり、水中で行うことを予定しているが、たとえば、床版ユニット2の一部を非水没箇所で組み立てた後に、最終的な組み立てを水中で行うようにしてもよい。
(3)このようにして床版1の構築(仮締切構造体の床部分の構築)が完了すると、次に、床版1上に仮締切構造体の本体部分である筒状体(図示せず)を構築する。具体的には、橋脚Pの非水没箇所(たとえば、橋脚Pに設けた作業用のプラットフォームなど)で仮締切構造体の筒状体(または、その分割体)を組み上げるとともに、組み上げた筒状体を床版1の基台部23上に設置・構築する。
すなわち、床版1の外縁部には、上述したようにH形鋼で構成された基台部23が設けられているので、この基台部23のフランジ部分に筒状体の下端部を挟締金具などによって分離可能に締付け固定する。その際、筒状体と基台部23との間にはゴムパッキンなどの止水部材を配置して止水を図るのは床版ユニット2の組み立て時と同様である。
(4)そして、床版1上に仮締切構造体の筒状体の構築が完了すると、最後に、筒状体内に溜まった水を排水ポンプなどを用いて排水することで、仮締切構造体の施工作業が完了する。
このように、本発明に係る仮締切構造体の床版の施工方法によれば、仮締切構造体の床版1が升目状に分割された複数の床版ユニット2,2,…で構成されるとともに、隣接する床版ユニット2,2同士の間および橋脚基礎Pfに隣接する床版ユニット2と橋脚基礎Pfとの間のそれぞれに止水部材4を介在させて各床版ユニット2,2,…と橋脚基礎とが分離可能に連結されることによって床版1が構築さるので、水中コンクリートを用いることなく仮締切構造体の底部を構築することができる。
また、各床版ユニット2,2,…は、分離可能に連結されているので、撤去時には、床版ユニット2,2同士および床版ユニット2と橋脚基礎Pfとの連結を解除することで、仮締切構造体の床版1を分解(分離)して回収することができる。
そのため、本発明に係る仮締切構造体の床版の施工方法によれば、橋脚の補修工事完了後に水中コンクリートを破壊・除去する手間が解消され、また、水中コンクリートの破壊に伴う水質汚染の発生を防止することができる。しかも、床版1の施工にあたり水中コンクリートを使用しないので、回収後の床版ユニット2を再利用することができ、経済的にも優れた仮締切構造体の施工方法を提供することができる。
また、床版ユニット2を支持する支持脚3が床版ユニット2,2同士の連結部分を支持する位置に配置されているので、床版ユニット2の連結部分に荷重がかかっても床版ユニット2の配置がずれることがなく、止水が破れるおそれがない。
さらに、床版ユニット2は、床版1における円弧状の外縁部を含む床版ユニット以外のユニットの全てを矩形状に構成するなど、可及的に同一形状・同一寸法のユニットで構成しているので、矩形状の床版ユニット2を追加・削除を容易に行うことができ、仮締切構造体の床版1の形状や広さ(面積)を適宜変更することができる。そのため、仮締切構造体を構築する橋脚Pの幅や奥行きに合わせたサイズの仮締切構造体を適宜構築することができる。
なお、上述した実施形態はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、床版1を橋脚基礎Pfの周りに配置した場合を示したが、たとえば、橋脚Pの躯体Piの周りに床版1を施工することも可能である。すなわち、床版1および支持脚3を施工する高さ位置は、橋脚Pの状況に応じて適宜変更可能である。
また、上述した実施形態では、床版1を略小判形を呈するように構成した場合を示したが、床版1の形状は略小判形に限定されることなく適宜変更可能である。たとえば、円形や楕円形、さらには矩形を呈するように構成することも可能である。
また、上述した実施形態では、床版1を52個の床版ユニット2,2,…に分割した場合を示したが、床版1は複数の床版ユニット2,2,…によって升目状に分割される構成であれば、床版ユニット2の数や個々の床版ユニット2の形状は、床版1の形状に応じて適宜変更可能である。
1 床版
2 床版ユニット
21 床板部
22 連結用立板部
23 基台部
24 連結用のボルト
25 連結用のナット
3 支持脚
3a 第1の支持脚群
3b 第2の支持脚群
31 矩形状床部支持脚
32 半円弧状床部支持脚
33 支持脚用基台
4 止水部材
P 橋脚
Pf 橋脚基礎
Pi 橋脚躯体
上記目的を達成するため、本発明に係る仮締切構造体の床版の施工方法は、橋脚周りに構築される筒状の仮締切構造体における床版の施工方法であって、上記床版を複数の床版ユニットに分割して構成するとともに、上記床版ユニットは、上記床版における円弧状の外縁部を含む床版ユニット以外のユニットを全て矩形状に構成してなり、上記橋脚の所要高さの外周に、上記床版を支持する支持脚を所定間隔をあけて複数配置し、隣接する床版ユニット同士の間および橋脚に隣接する床版ユニットと橋脚との間のそれぞれに止水部材を介在させつつ各床版ユニットと上記橋脚とを分離可能に連結して床版を形成し、この形成された床版を上記支持脚によって支持することを特徴とする。
(3)上記床版の分割にあたっては、可及的に多くの床版ユニットが同一寸法のユニットで構成されるように分割することを特徴とする。
本発明に係る仮締切構造体の床版の施工方法は、仮締切構造体の底部を構成する床版が分割された複数の床版ユニットで構成されるとともに、隣接する床版ユニット同士の間および橋脚に隣接する床版ユニットと橋脚との間のそれぞれに止水部材を介在させて各床版ユニットと橋脚とが分離可能に連結されるので、水中コンクリートを用いることなく仮締切構造体を構築することができる。
(4)そして、矩形状の床版ユニットは、可及的に多くの床版ユニットが同一寸法のユニットで構成されているので、床版ユニットの追加・削除による仮締切構造体の床版の形状や広さ(面積)変更を自由かつ容易に行うことができる。

Claims (7)

  1. 橋脚周りに構築される筒状の仮締切構造体における床版の施工方法であって、
    前記床版を、升目状に分割してなる複数の床版ユニットで構成し、
    前記橋脚の所要高さの外周に、前記床版を支持する支持脚を所定間隔をあけて複数配置し、
    隣接する床版ユニット同士の間および橋脚に隣接する床版ユニットと橋脚との間のそれぞれに止水部材を介在させつつ各床版ユニットと前記橋脚とを分離可能に連結して床版を形成し、
    この形成された床版を前記支持脚によって支持する
    ことを特徴とする仮締切構造体の床版の施工方法。
  2. 前記止水部材は、帯状の弾性体で構成されてなり、床版ユニット同士および床版ユニットと橋脚とを連結する際に、これらの間に介在させるとともに、連結用のボルトによって床版ユニット同士の間および床版ユニットと橋脚の間に共締め固定されることを特徴とする請求項1に記載の仮締切構造体の床版の施工方法。
  3. 前記支持脚は、前記床版ユニット同士の連結部分を支持する位置に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の仮締切構造体の床版の施工方法。
  4. 前記床版ユニットは、前記床版における円弧状の外縁部を含む床版ユニット以外のユニットを全て矩形状に構成してなることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の仮締切構造体の床版の施工方法。
  5. 前記矩形状の床版ユニットは、可及的に同一寸法のユニットで構成されていることを特徴とする請求項4に記載の仮締切構造体の床版の施工方法。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の仮締切構造体の床版の施工方法に使用する床版ユニットであって、
    前記床版ユニットは、床版の床面を構成する床板部と、この床板部の下面に固定され、隣接する床版ユニットまたは隣接する橋脚との連結用立板部とを備えてなり、前記連結用立板部には連結用のボルトの挿通孔が備えられている
    ことを特徴とする床版ユニット。
  7. 前記床版ユニットにおいて、前記床版の外縁部を構成する床版ユニットには、前記筒状の仮締切構造体を構築するための基台部が備えられていることを特徴とする請求項6に記載の床版ユニット。
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