JP2020062156A - 生体信号計測システム - Google Patents

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良真 吉岡
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敬史 竹村
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Abstract

【課題】装着感が良好であり、かつ、初期確認を確実に実施できる生体信号計測システムを提供すること。【解決手段】生体信号計測システム1は、生体に接触させる貼付型生体センサ2と、貼付型生体センサ2からの信号を受信する外部受信装置3と、貼付型生体センサ2と外部受信装置3とを電気的に接続させる接続部4とを備え、貼付型生体センサ2は、生体からの信号を感知するセンサ部12と、センサ部12からの信号を記憶するメモリ23を有する制御部13と、制御部13に電力を付与する電池14とを備え、貼付型生体センサ2と外部受信装置3とは、接続部4において、分離可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、生体信号計測システムに関する。
従来から、生体表面に貼付し、生体を計測する貼付型生体センサが知られている。そのような生体センサとして、例えば、剛性のあるハウジングと、その横に延在する2つの柔軟なウイングとを備え、ハウジング内にはプリント回路基板組立体が組み込まれ、ウイングには電極が埋め込まれている生理学的モニタリング装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、この生理学的モニタリング装置は、接着層を備えるウイングを生体に貼り付けて電極を生体に接触させ、電極が生体信号(例えば心筋由来の電圧信号)を検出し、プリント回路基板組立体内のモジュールがその信号を受信して記録する。
特表2016−504159号公報
ところで、生理学的モニタリング装置では、装着後に、計測が正常に作動しているかどうかを判断するために、例えば、所望の心電図波計を計測できているか否かを判断するために、外部ディスプレイなどの外部受信装置を接続する場合がある。外部ディスプレイは、初期確認が終了すると、その後の計測には不要である。しかしながら、外部ディスプレイを生理学的モニタリング装置に接続したまま計測を実施すると、装着感が低下する。
一方、無線方式により、外部ディスプレイに通信して、初期確認を実施する方法も検討される。しかしながら、生体信号のデータ量は多量であるため、通信時間が大幅にかかる不具合が生じる。また、医学的用途では、安全の観点から、より高い通信精度が求められる。したがって、無線方式での初期確認は、確実性に劣る。
本発明は、装着感が良好であり、かつ、初期確認を確実に実施できる生体信号計測システムを提供する。
本発明[1]は、生体に接触して前記生体の信号を計測するシステムであって、前記生体に接触させる生体センサと、前記生体センサからの信号を受信する外部受信装置と、前記生体センサと前記外部受信装置とを電気的に接続させる接続部とを備え、前記生体センサは、前記生体からの信号を感知するセンサ部と、前記センサ部からの信号を記憶するメモリを有する制御部と、前記制御部に電力を付与する電源とを備え、前記生体センサと前記外部受信装置とは、前記接続部において、分離可能である生体信号計測システムを含む。
この生体信号計測システムによれば、外部受信装置を備えるため、生体センサを生体に装着した際に、生体からの信号を外部受信装置に受信することができる。よって、生体センサが正常に作動しているか否かの初期確認を実施することができる。
また、外部受信装置は、生体センサと接続部を介して電気的に接続されている。すなわち、有線方式のため、無線方式の場合と比較して、通信速度や通信精度が良好である。よって、初期確認を確実に実施することができる。
また、外部受信装置は、接続部において分離可能であり、生体センサは、制御部に電力を付与する電源を備えている。そのため、生体センサは、外部受信装置を分離することができる。また、分離された生体センサは、内蔵の電源によって、単独で稼働して、生体の信号を感知し、その信号をメモリに記憶することができる。よって、外部受信装置を必要とせずに、生体の計測を継続することができる。そのため、生体センサの装着感が良好である。
本発明[2]は、前記接続部は、脆弱部を有する、[1]に記載の生体信号計測システムを含む。
この生体信号計測システムによれば、接続部が脆弱部を有するため、脆弱部を起点として容易に破断することができる。よって、外部受信装置を生体センサから容易に分離することができる。
本発明[3]は、前記接続部は、一方向に延びる複数の配線を備え、前記接続部において、前記一方向と直交する方向における破断強度が、前記一方向における破断強度よりも小さい、[1]または[2]に記載の生体信号計測システムを含む。
この生体信号計測システムによれば、接続部において、配線が延びる一方向の破断強度よりも、その直交方向(配線の幅方向)の破断強度が小さいため、直交方向に沿って、接続部を容易に破断することができる。よって、外部受信装置を生体センサから容易に分離することができる。
本発明[4]は、前記接続部の分離をトリガーとして、前記電源から前記制御部に電力が供給されることを特徴とする、[1]〜[3]のいずれか一項に記載の生体信号計測システムを含む。
この生体信号計測システムによれば、接続部の分離をトリガーとして、電源から制御部に電力が供給されるため、接続部の分離前は、生体センサ内蔵の電源の電力消費を抑制することができる。
本発明[5]は、前記トリガーが、前記接続部の断線である、[4]に記載の生体信号計測システムを含む。
この生体信号計測システムによれば、トリガーが接続部の断線であるため、接続部にトリガーとしてのコネクターを必要とせず、接続部におけるコネクターの残存に起因する装着感の低下を抑制できる。また、コネクターからの浸水を抑制できるため、防水性に優れる。
本発明の生体信号計測システムによれば、装着感が良好であり、かつ、初期確認を確実に実施できる。
図1A−Cは、本発明の生体信号計測システムの一実施形態であって、図1Aは、平面図、図1Bは、図1AのA−A断面図、図1Cは、図1AのB−B断面図を示す。 図2A−Cは、図1に示す生体信号計測システムの接続部の拡大図であって、図2Aは、平面図、図2Bは、図2AのA−A断面図、図2Cは、断線時の平面図を示す。 図3A−Bは、図1に示す生体信号計測システムのブロック図であって、図3Aは、断線前の状態、図3Bは、断線後の状態を示す。 図4A−Bは、図1に示す生体信号計測システムの変形例(リード線を備える形態)を示す。 図5A−Bは、図1に示す生体信号計測システムの接続部の拡大図であって、図5Aは、平面図、図5Bは、図5AのA−A断面図を示す。 図6A−Eは、図4Aに示す接続部の分離状態であって、図6Aは、連続基材、接続端子、導電性接合材およびリード線が分離する形態、図6Bは、接続端子、導電性接合材およびリード線が分離する形態、図6Cは、導電性接合材およびリード線が分離する形態、図6Dは、リード線の全体が分離する形態、図6Eは、リード線の一部が分離する形態を示す。 図7A−Bは、図3に示す接続部の変形例の断面図であって、図7Aは、導電性接合材を露出する形態、図7Bは、導電性接合材を柔軟性カバーで被覆する形態を示す。 図8A−Bは、図1に示す生体信号計測システムの変形例(外部受信装置が電源を備えない形態)のブロック図であって、図8Aは、断線前の状態、図8Bは、断線後の状態を示す。
<一実施形態>
本発明の生体信号計測システムの一実施形態を、図1A〜図3Bを参照して説明する。
図1Aにおいて、紙面上下方向は、第1方向である。紙面上側は、第1方向一方側であり、紙面下側は、第1方向他方側である。図1Aにおいて、紙面左右方向は、第2方向(第1方向に直交する方向)である。紙面左側は、第2方向一方側であり、紙面右側は、第2方向他方側である。図1Aにおいて、紙面紙厚方向は、上下方向(厚み方向、第1方向および第2方向に直交する第3方向)である。紙面手前側は、上側(厚み方向一方側、第3方向一方側)であり、紙面奥側は、下側(厚み方向他方側、第3方向他方側)である。
なお、図1Aでは、センサカバーを省略し、図2Aおよび図2Cでは、接続カバーを省略している。また、図1A−Cは、スイッチ部を省略している。
1.生体信号計測システム
生体信号計測システム1は、図1Aに示すように、貼付型生体センサ2(生体センサの一例)と、外部受信装置3と、これらを接続する接続部4とを備える。また、生体信号計測システム1は、図3A−Bに示すように、スイッチ部(第1スイッチ5および第2スイッチ6)を備える。以下、これらを詳述する。
2.生体センサ
貼付型生体センサ2は、図1A−Cに示すように、生体に貼付するパッチ部であり、かつ、生体からの信号を計測する計測部である。貼付型生体センサ2は、面方向(第1方向および第2方向)に延びるシートであり、第2方向に長尺な平面視略略矩形状を有する。
貼付型生体センサ2は、センサ基材11と、センサ部12と、制御部13と、電池14(電源の一例)と、センサ配線部15と、センサカバー16とを備える。
(基材)
センサ基材11は、センサ部12、制御部13、電池14およびセンサ配線部15を支持する可撓性の部材である。センサ基材11は、貼付型生体センサ2の外形をなす。センサ基材11は、伸縮性および感圧接着性を有する。
センサ基材11は、感圧接着層17と、感圧接着層17の上面(厚み方向一方面)に配置される基材層18とを備える。
感圧接着層17は、センサ基材11の下面(感圧接着面)を形成する。感圧接着層17は、センサ基材11を生体に対して貼付するために、貼付型生体センサ2の下面に感圧接着性を付与するための層である。
感圧接着層17の材料としては、例えば、生体適合性を有する材料が挙げられる。そのような材料としては、例えば、アクリル系感圧接着剤、シリコーン系感圧接着剤などが挙げられ、好ましくは、アクリル系感圧接着剤が挙げられる。アクリル系感圧接着剤としては、例えば、特開2003−342541号公報に記載のアクリルポリマーなどが挙げられる。
感圧接着層17の厚みは、例えば、10μm以上、好ましくは、20μm以上であり、また、例えば、95μm以下、好ましくは、70μm以下である。
基材層18は、センサ基材11の上面を形成する。基材層18は、感圧接着層17とともにセンサ基材11の外形を形成し、感圧接着層17を支持する層である。基材層18の平面視形状は、感圧接着層17の平面視形状と略同一である。基材層18は、感圧接着層17の上面全面に配置されている。
基材層18の材料は、例えば、伸縮性を有する絶縁体などが挙げられる。そのような材料としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂などが挙げられ、好ましくは、ポリウレタン系樹脂が挙げられる。
基材層18の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、5μm以上であり、また、例えば、95μm以下、好ましくは、50μm以下である。
また、基材層18は、センサ配線部15に対応する基材溝19を有する。基材溝19は、センサ配線部15と同一形状および同一寸法を有する。
センサ基材11は、センサ部12に対応する複数(2つ)の貫通孔20を有する。貫通孔20は、センサ基材11の第2方向両端部にそれぞれ1つ形成されており、平面視略円形状を有する。
センサ基材11の平面視における寸法は、貼付型生体センサ2が貼付される生体の部位に応じて適宜設定される。センサ基材11の第1方向長さは、例えば、5mm以上、好ましくは、10mm以上であり、また、例えば、300mm以下、好ましくは、100mm以下である。センサ基材11の第2方向長さは、例えば、30mm以上、好ましくは、50mm以上であり、また、例えば、1000mm以下、好ましくは、200mm以下である。
(センサ部)
センサ部12は、感圧接着層17が生体の皮膚に貼付されるときに、皮膚に接触して、生体の信号(生理学的信号)、例えば、電気信号、温度、振動、汗、代謝物などを感知(センシング)する電極(生体電極)である。
センサ部12は、複数(2つ)配置されている。複数のセンサ部12は、それぞれ、センサ基材11の貫通孔20の内部に配置されている。具体的には、センサ部12は、センサ基材11の下面から露出するように、基材層18に埋め込まれている。センサ部12は、感圧接着層17とともに、センサ基材11の下面を形成する。センサ部12は、貫通孔20と同一形状であり、略円筒形状を有する。
センサ部12の材料としては、例えば、金属導体、導電性樹脂(導電性高分子を含む)などが挙げられる。
(制御部)
制御部13は、センサ部12からの信号を計算処理して、記憶(格納)する素子である。制御部13は、アナログデジタルコンバータ(ADC)21と、マイコン22と、メモリ23とを備える。これらは、互いに電気的に接続されている。
ADC21は、センサ部12からの信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換する素子である。例えば、貼付型生体センサ2が心電計である場合、センサ部12で取得した心臓の電位変化(電気信号)をデジタル信号に変換する。
マイコン22は、デジタル信号を計算処理して、所定のデータに変換する。例えば、貼付型生体センサ2が心電計である場合、デジタル信号を、16ビット、1kHzの心電図用データに変換する。
また、マイコン22は、外部電源32または電池14からの電力供給によって、上記データを、外部受信装置3に送信するように、または、メモリ23に記憶(格納)するように設定されている。上記データに関して、外部受信装置3(特にディスプレイ31)へのデータ送信から、メモリ23へのデータ記録への切り替えは、外部受信装置3からの制御信号の受信、または、タイマー設定などによって、実施される。タイマー設定では、マイコン22の起動開始時点を基準にして、その時点から所定時間経過した後に作動するように設定することができる。
メモリ23は、マイコン22で計算されたデータ、または、ADC21からのデジタル信号などを記憶する素子である。例えば、貼付型生体センサ2が心電計である場合、心電図用データをメモリ23に記憶する。
(電池)
電池14は、円盤形状またはボタン形状を有する。電池14は、2つの端子(正極端子、負極端子:図示せず)を有し、それぞれの端子は、制御部13に電気的に接続されている。
(センサ配線部)
センサ配線部15は、センサ基材11の上面に配置されている。具体的には、センサ配線部15は、その上面が基材層18から露出するように、基材層18の基材溝19に埋め込まれている。
センサ配線部15は、複数(4つ)の配線24(センサ配線)を備えており、センサ部12、制御部13および電池14を互いに電気的に接続する。具体的には、センサ配線部15は、第2方向一方側のセンサ部12と制御部13とを電気的に接続する配線24a、第2方向他方側のセンサ部12と制御部13とを電気的に接続する配線24b、制御部13と電池14の正極端子とを接続する配線24c、および、制御部13と電池14の負極端子とを接続する配線24dを備える。
センサ配線部15の材料としては、例えば、銅、ニッケル、金、それらの合金などの導体が挙げられ、好ましくは、銅が挙げられる。
配線24の厚みは、例えば、基材層18の厚みより薄い。具体的には、配線24の厚みは、例えば、0.1μm以上、好ましくは、1μm以上であり、また、例えば、90μm以下、好ましくは、45μm以下である。
(センサカバー)
センサカバー16は、センサ部12、制御部13、電池14およびセンサ配線部15を保護および固定する可撓性の部材である。
センサカバー16は、センサ基材11の上面に配置されている。具体的には、センサカバー16は、制御部13および電池14の上面および側面、ならびに、センサ部12およびセンサ配線部15の上面を被覆するように、センサ基材11の上面に配置されている。センサカバー16の平面視形状は、センサ基材11の平面視形状と略同一である。
センサカバー16の材料は、例えば、伸縮性を有する絶縁体などが挙げられる。そのような材料としては、例えば、センサ基材11の材料と同一の絶縁体が挙げられ、好ましくは、ポリウレタン系樹脂が挙げられる。
センサカバー16の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、5μm以上であり、また、例えば、3000μm以下、好ましくは、2000μm以下である。
3.外部受信装置
外部受信装置3は、貼付型生体センサ2からのデータを受信して、画像に表示する画像表示装置であって、図1Aに示すように、ディスプレイ31と、外部電源32と、筐体33とを備える。
ディスプレイ31は、初期確認時に、センサ部12からの信号、具体的には、ADC21のデジタル信号またはマイコン22のデータを画像として表示するための素子である。例えば、貼付型生体センサ2が心電計である場合、心電図波形を連続的に表示する素子である。
外部電源32は、ディスプレイ31に電力を付与するための素子であり、例えば、貼付型生体センサ2の電池14と同一のものが挙げられる。外部電源32は、ディスプレイ31と電気的に接続されている。また、初期確認時においては、外部電源32は、接続部4を介して、貼付型生体センサ2の制御部13に電力を付与する。
筐体33は、ディスプレイ31および外部電源32を収容しており、ディスプレイ31の表示画面を露出する。
4.接続部
接続部4は、貼付型生体センサ2および外部受信装置3を物理的にかつ電気的に接続する部材である。接続部4は、図1Aに示すように、貼付型生体センサ2と外部受信装置3との間に、これらを架設するように、配置されている。具体的には、接続部4の一端は、貼付型生体センサ2の制御部13と接続し、接続部4の他端は、外部受信装置3のディスプレイ31と接続する。
接続部4は、可撓性の配線回路基板(FPC;フレキシブルプリント回路基板)である。接続部4は、図2A−Bに示すように、面方向(第1方向および第2方向)に延びるシートであり、第1方向に長尺な平面視略矩形状を有する。
接続部4は、接続基材41と、複数(4つ)の接続配線42と、接続カバー43とを厚み方向に順に備える。
接続基材41は、複数の接続配線42を支持する可撓性の部材である。接続基材41は、接続部4の外形をなす。
接続基材41の材料としては、FPCで使用される絶縁体が挙げられる。例えば、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、アクリル樹脂、ポリエーテルニトリル樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂などが挙げられ、好ましくは、ポリイミド樹脂が挙げられる。
接続基材41の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、5μm以上であり、また、例えば、500μm以下、好ましくは、100μm以下、より好ましくは、50μm以下である。接続基材41の厚みが上記範囲であれば、接続配線42を確実に支持できるとともに、接続部4を容易に破断することができる。
複数の接続配線42は、接続基材41の上面に配置されている。接続配線42は、第1方向(一方向)に延びるように形成されている。接続配線42の一端は、貼付型生体センサ2の制御部13と電気的に接続され、その他端は、外部受信装置3のディスプレイ31と電気的に接続される。
接続配線42の材料は、例えば、センサ配線部15の材料と同一の導体が挙げられ、好ましくは、銅が挙げられる。
接続配線42の厚みは、例えば、0.1μm以上、好ましくは、1μm以上であり、また、例えば、100μm以下、好ましくは、50μm以下である。
接続カバー43は、複数の接続配線42を被覆するように、接続基材41の上面に配置されている。接続カバー43の平面視形状は、接続基材41の平面視形状と略同一である。
接続カバー43の材料は、例えば、接続基材41の材料と同一の絶縁体が挙げられ、好ましくは、ポリイミド樹脂が挙げられる。
接続カバー43の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、5μm以上であり、また、例えば、100μm以下、好ましくは、50μm以下である。
接続部4の第1方向長さ(長手方向長さ)は、例えば、10mm以上、好ましくは、50mm以上であり、また、例えば、500mm以下、好ましくは、200mm以下である。
接続部4の第2方向長さ(短手方向長さ)は、例えば、1mm以上、好ましくは、5mm以上であり、また、例えば、30mm以下、好ましくは、10mm以下である。
接続部4の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、5μm以上であり、また、例えば、100μm以下、好ましくは、50μm以下である。
接続部4の第1方向中央部には、脆弱部44が形成されている。具体的には、脆弱部44は、平面視において、貼付型生体センサ2の端縁(第1方向他方端縁)付近に配置されている。
脆弱部44は、接続部4を、第1方向一端部と第1方向他端部との2つの部材に素手で分離可能な部位である。なお、素手で分離可能とは、はさみなどの切断道具を使用せずに、脆弱部44を破断できるという意味である。
脆弱部44の第2方向一端には、切り込み部45が形成されている。切り込み部45は、接続部4を厚み方向に貫通し、平面視略三角形状を有する。すなわち、脆弱部44の一端は、平面視三角形状に切り欠かれている。
脆弱部44において、第1方向(配線の延びる方向:長手方向)における破断強度は、例えば、5N以上、好ましくは、10N以上であり、また、例えば、200N以下である。
脆弱部44において、第2方向(配線の幅方向:短手方向)における破断強度は、第1方向における破断強度よりも小さく、具体的には、例えば、100N以下、好ましくは、10N以下、より好ましくは、5N以下であり、また、例えば、0.01N以上である。第2方向における破断強度を上記上限以下とすることにより、脆弱部44を第2方向に力を印加することにより、脆弱部44を容易に破断することができる。
第1方向における破断強度は、接続部4の長手方向における引張応力であり、例えば、引張試験機(島津製作所社製、「オートグラフAG−50N」、引張試験モード)を用いて測定することができる。第2方向における破断強度は、接続部4の短手方向における剪断応力であり、例えば、引張試験機(島津製作所社製、「オートグラフAG−50N」、せん断試験モード)を用いて測定することができる。
5.スイッチ部
生体信号計測システム1は、図3Aに示すように、スイッチ部として、第1スイッチ5および第2スイッチ6を備える。スイッチ部は、後述するように、接続配線42の分離(断線)をトリガーとして電池14からの電力を、制御部13に供給するように設計されている。
第1スイッチ5は、貼付型生体センサ2および接続部4にまたがるように配置されている。第1スイッチ5は、第2スイッチ6と電池14とにそれぞれ電気的に接続されている。
第1スイッチ5は、第1トランジスタ53と、第1抵抗体54と、第1配線55と、第2配線56とを備える回路である。
第1トランジスタ53は、電池14からの電流を調整する素子であり、好ましくは、CMOSトランジスタが挙げられる。
第1抵抗体54は、好ましくは、10MΩ以上の大きな抵抗体が挙げられる。
第1配線55は、電池14側に配置され、第1トランジスタ53および第1抵抗体54を接続する。
第2配線56は、電池14とは反対側(第2スイッチ6側)に配置され、第1トランジスタ53および第1抵抗体54を接続する。第2配線56が、接続部4の接続配線42の1つに相当する。
第2スイッチ6は、貼付型生体センサ2に配置されている。第2スイッチ6は、第1スイッチ5と、外部受信装置3と、制御部13とにそれぞれ電気的に接続されている。
第2スイッチ6は、第1スイッチ回路51から流れてくる電流、または、外部受信装置3から流れてくる電流のうち、いずれかの電流を選択的に制御部13側に流す素子である。具体的には、第2スイッチ6は、2つの電流のうちで、高い方の電流をマイコン22側に自動的に切り替えて流すように設定されている。このような第2スイッチ6は、公知または市販のものを用いることができる。
なお、第2スイッチ6と外部受信装置3との間には、これらを接続する第3配線57が配置されており、第3配線57は、接続部4の接続配線42の1つに相当する。
6.生体信号計測システムの使用方法
生体信号計測システム1の使用方法を説明する。生体信号計測システム1の使用方法は、貼付工程、初期確認工程、および、記憶工程を順に備える。
(貼付工程)
貼付工程では、まず、貼付型生体センサ2を生体の皮膚に貼付する。具体的には、貼付型生体センサ2の厚み方向他方面(感圧接着層17)を生体の皮膚に接触させる。これにより、貼付型生体センサ2は、生体の皮膚に感圧接着(貼付)されるとともに、センサ部12は、生体の皮膚と接触する。
貼付型生体センサ2が、心電計である場合は、貼付型生体センサ2を生体の胸部に貼付する。
(初期確認工程)
初期確認工程では、貼付型生体センサ2および外部受信装置3を作動させて、外部受信装置3のディスプレイ31を確認する。
具体的には、外部受信装置3の外部電源32を駆動させる。これにより、貼付型生体センサ2の感知(計測)が開始され、ディスプレイ31に、初期時の計測データが表示される。次いで、表示されるデータを観察して、貼付型生体センサ2が正常に作動しているか否かを確認する。
より具体的には、外部電源32が駆動すると、接続部4を介して、貼付型生体センサ2に電力が付与される。そして、貼付型生体センサ2において、生体の信号が、センサ部12にて感知され、その生体由来のアナログ信号は、ADC21に送信され、ADC21にてデジタル信号に変換される。デジタル信号は、マイコン22にて所望のデータに計算処理される。その後、そのデータは、接続部4の接続配線42を介して、外部受信装置3のディスプレイ31に送信され、ディスプレイ31に表示される。
貼付型生体センサ2が、心電計である場合は、心臓の電気信号(電位変化)がセンサ部12にて感知され、その心臓の電気信号(アナログ信号)は、ADC21に送信され、ADC21にてデジタル信号にて変換される。心臓の電気信号(デジタル信号)は、マイコン22にて、例えば、16ビット、1kHzのデータレートとなるように計算処理される。その後、その計算処理されたデータは、接続配線42を介して、ディスプレイ31に送信され、心電図波形としてディスプレイ31に表示される。そして、所定の心電図波形と照合して、貼付型生体センサ2が正常に作動しているかどうかを確認する。
(記憶工程)
記憶工程では、メモリ23がデータの記憶を開始する。具体的には、マイコン22が、データをメモリ23へ記憶させる。メモリ23への記憶では、例えば、断線前に、外部受信装置3からマイコン22にスタート信号(データをメモリ23に記憶させる制御信号)を送信する。または、タイマー設定である場合は、所定の時間後に自動的にデータがメモリ23内に記憶される。
この際、図2Cに示すように、接続部4を切断する。
具体的には、接続部4の脆弱部44を第2方向に沿って素手などで破断する。これにより、貼付型生体センサ2と外部受信装置3とが、接続部4を境にして分離される。このとき、接続部4において、全ての接続配線42は、断線される。具体的には、第2配線56および第3配線57が断線される。
切断工程において、記憶開始が、外部受信装置3からのスタート信号送信である場合は、送信後に、切断を実施する。一方、記憶開始がタイマー設定である場合は、タイマー発動の前後のいずれで、切断を実施してもよい。
このときの切断前後の電力供給のメカニズムを図3A−Bを参照して説明する。
切断前においては、電池14からの電流は、図3Aの矢印に示すように、第1スイッチ回路51において、第1トランジスタ53を経由し、その結果、第1トランジスタ53の作用により、低電流(待機電流)が、第2スイッチ6へと流れている(スリープ状態)。一方、外部電源32からの高電流は、第2スイッチ6を経由して、制御部13側へと流れている。このため、貼付型生体センサ2およびディスプレイ31は、上記の初期確認に示すように、作動する。
切断後においては、第2配線56が切断されているため、電池14からの電流は、図3Bの矢印に示すように、第1抵抗体54を経由し、高電流(待機電流よりも十分に高く、制御部13を作動可能な電流)が、第2スイッチ6へ流れる。また、第3配線57も切断されているため、外部電源32からの電流は、第2スイッチ6および制御部13には、流れなくなる。そして、第2スイッチ6は、その切り替え機能により、電池14からの電流を制御部13に流し始める。すなわち、切断をトリガーとして、電池14からの電流が制御部13に供給される。この結果、貼付型生体センサ2および破断された接続部4の一部のみが生体に貼付されたまま、貼付型生体センサ2は、生体の信号を計測し、データをメモリ23に記憶し続ける。
なお、計測後においては、メモリ23を取り外し、メモリ23に記憶されたデータを公知の方法により取り出し、別のディスプレイ装置にてデータを確認する。
7.生体信号計測システムの用途
この貼付型生体センサ2は、例えば、生体から電気信号を感知して生体の状態を計測できる装置であれば、特に限定されず、具体的には、貼付型心電計、貼付型脳波計、貼付型血圧計、貼付型脈拍計、貼付型筋電計、貼付型温度計、貼付型加速度計などが挙げられる。また、これらの装置は、それぞれ個別の装置でもよいし、一つの装置に複数のものが組み込まれていてもよい。
貼付型生体センサ2は、好ましくは、貼付型心電計として用いられる。貼付型心電計では、センサ部12が心臓の活動電位を電気信号として感知する。
なお、生体は、人体および人体以外の生物を含むが、好ましくは、人体である。
そして、この生体信号計測システム1によれば、外部受信装置3を備えるため、貼付型生体センサ2を生体に装着した際に、生体からの信号を外部受信装置3に受信することができる。よって、貼付型生体センサ2が正常に作動しているか否かの初期確認を実施することができる。
また、外部受信装置3は、貼付型生体センサ2と接続部4を介して電気的に接続されている。すなわち、有線方式のため、無線方式の場合と比較して、通信速度や通信精度が良好である。よって、初期確認を確実に実施することができる。
また、外部受信装置3は、接続部4において分離(断線)可能であり、貼付型生体センサ2は、制御部13に電力を付与する電池14を備えている。そのため、貼付型生体センサ2は、外部受信装置3を分離することができる。また、分離された貼付型生体センサ2は、内蔵の電池14によって、単独で稼働して、生体の信号を感知し、その信号をメモリ23に記憶することができる。よって、外部受信装置3を必要とせずに、生体の計測を継続することができる。そのため、貼付型生体センサ2の装着感が良好である。
この生体信号計測システム1では、接続部4は、脆弱部44を有する。
そのため、脆弱部44を起点として容易に破断することができる。よって、外部受信装置3を貼付型生体センサ2から容易に分離することができる。
この生体信号計測システム1では、接続部4は、一方向(第1方向)に延びる複数の配線24を備え、接続部4において、配線24の幅方向(第2方向)における破断強度が、配線24の延びる一方向における破断強度よりも小さい。
そのため、配線24の幅方向に沿って、接続部4を容易に破断することができる。よって、外部受信装置3を貼付型生体センサ2から容易に分離することができる。
この生体信号計測システム1では、接続部4の分離をトリガーとして、電池14から制御部13に電力が供給される。よって、接続部4の分離前は、電池14の電力消費を抑制することができる。一方、分離後は、電池14の電力によって、生体の計測を実施し続けることができる。
この生体信号計測システム1では、トリガーが、接続部4の断線である。
そのため、接続部4にトリガーとしてのコネクターを必要とせず、接続部4におけるコネクターの残存に起因する装着感の低下を抑制できる。また、コネクターからの浸水を抑制できるため、防水性に優れる。
<変形例>
以下の各変形例において、上記した一実施形態と同様の部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、各変形例を適宜組み合わせることができる。さらに、各変形例は、特記する以外、一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。なお、図4Aでは、センサカバーおよび連続カバーを省略し、図5Aでは、連結カバーを省略している。
(1)図1Aに示す生体信号計測システム1では、接続部4の脆弱部44の第2方向一端部に、平面視略三角形状の切り込み45が形成されているが、その形状は限定されず、例えば、図示しないが、線状の切り込み(スリット)を形成することもできる。また、切り込みの数は限定されず、第1方向一端部に複数形成してもよく、第2方向他端部に形成することができる。
また、切り込みとして、脆弱部44の第2方向一端部から他端部にわたって、ミシン目を形成することもできる。
(2)図1Aに示す生体信号計測システム1では、接続部4の脆弱部44の第2方向一端部に、平面視略三角形状の切り込み44が形成されているが、例えば、図示しないが、切り込み44を形成せずに、接続基材41および接続カバー43の材料を変更することにより、第2方向における破断強度は、第1方向における破断強度よりも小さくすることもできる。
第2方向における破断強度が、第1方向における破断強度よりも小さい材料としては、例えば、一軸延伸ポリエチレンフィルム、一軸延伸ポリプロピレンフィルムなどの一軸延伸フィルムが挙げられる。
この実施形態では、脆弱部44が、接続部4全体を構成するため、接続部4の第2方向両端部のいずれの箇所を起点にしても、接続部4を容易に分離することができる。
(3)図1Aに示す生体信号計測システム1では、接続部4は、1つの可撓性配線回路基板を備えるが、例えば、図4および図5A−Bに示すように、接続部4は、連続部61と、複数(4つ)のリード線62とを備えることもできる。
連続部61は、貼付型生体センサ2と連続するように形成されている。連続部61は、貼付型生体センサ2の第1方向中央部の第2方向他端縁から、第2方向他方側に向かって延びている。
連続部61は、連続基材63と、複数(4つ)の接続配線42と、複数(4つ)の接続端子64と、複数(4つ)の導電性接合材65と、連続カバー66とを備える。
連続基材63は、第1方向に延びる平面視矩形状に形成されている。連続基材63は、センサ基材11と同一の材料から構成されており、具体的には、感圧接着層17と、その上面に配置される基材層18とを備える。
複数の接続配線42は、連続基材63およびセンサ基材11の上面に配置されている。接続配線42の一端は、制御部13に連続し、その他端は、複数の接続端子64に連続する。
複数の接続端子64は、連続基材63の上面に配置されている。接続端子64は、接続配線42よりも幅広の平面視略矩形状に形成されており、その一端は、接続配線42と連続している。
複数(4つ)の導電性接合材65は、複数の接続端子64の上面に配置されている。導電性接合材65は、接続端子64とリード線62とを接合させる。導電性接合材65の材料としては、例えば、導電性接着剤、はんだなどが挙げられる。
連続カバー66は、複数の接続配線42、複数の接続端子64および複数の導電性接合材65を被覆するように、連続基材63の上面に配置されている。連続カバー66の平面視形状は、連続基材63の平面視形状と略同一である。
連続カバー66の材料は、センサカバー16と同一の材料が挙げられる。
複数(4つ)のリード線62は、絶縁体が被覆された導体線である。リード線62の一端は、導電性接合材65を介して、接続端子64と電気的に接続し、その他端は、外部受信装置3のディスプレイ31と電気的に接続する。
図4および図5A−Bに示す実施形態では、接続部4を第1方向外側に引っ張ることにより、接続部4を断線させる。具体的には、連続部61を第1方向一方側に、リード線62を第1方向他方側に引っ張ることにより、接続部4を断線させる。
断線の際、図6Aに示すように、連続基材63の一部、接続端子64、導電性接合材65およびリード線62が、連続基材63の一部、接続配線42および連続カバー66から分離する。
または、図6Bに示すように、接続端子64、導電性接合材65およびリード線62が、連続基材63、接続配線42および連続カバー66から分離する。
または、図6Cに示すように、導電性接合材65およびリード線62が、連続基材63、接続端子64、接続配線42および連続カバー66から分離する。
または、図6Dに示すように、リード線62が、連続基材63、接続端子64、接続配線42、導電性接合材65および連続カバー66から分離する。
または、図6Eに示すように、リード線62の他端部が、リード線62の一端部、連続基材63、接続端子64、接続配線42、導電性接合材65および連続カバー66から分離する。
図6A−Eに示す分離態様は、各部材の強度を適宜変更することにより、実施できる。
また、図5および図6A−Bに示す実施形態において、例えば、図7Aに示すように、連続部61の第1方向他端部において、導電性接合材65およびリード線62の第1方向一端部が露出するように、連続カバー66を配置することもできる。
また、例えば、図7Bに示すように、連続部61の第1方向他端部において、導電性接合材65およびリード線62を、連続カバー66よりも柔軟性が高い柔軟性カバー67で被覆することもできる。
(4)生体信号計測システム1では、外部電源32を備えているが、例えば、図8A−Cに示すように、外部電源32を備えなくてもよい。
この実施形態では、スイッチとして、第2スイッチ6を備えず、第1スイッチ5のみを備える。
この場合、切断工程は、2段階で実施される。すなわち、切断工程は、第1切断工程および第2切断工程を備える。
切断前においては、電池14からの電流は、図8Aの矢印に示すように、第1トランジスタ53を経由し、低電流(待機電流)に調整される(スリープ状態)。
第1切断工程では、接続部4の一部を切断して、第2配線56を切断する。すなわち、第3配線57は、切断しない。
これにより、図8Bに示すように、電池14からの高電流が、制御部13および外部受信装置3に流れ、これらが作動し、初期確認工程が実施される。
第2切断工程では、接続部4を完全に切断する。すなわち、第3配線57を切断する。
これにより、図8Cに示すように、高電流は、外部受信装置3には流れなくなるが、制御部13には流れ続ける。そのため、貼付型生体センサ2は、生体の信号を計測し、データをメモリ23に記憶し続ける。
(5)図1Aに示す生体信号計測システム1では、接続部4において、脆弱部44を有しているが、例えば、図示しないが、脆弱部44を有しなくてもよい。
この場合、はさみなどの切断道具を用いて、接続部4を分離する。
切断道具を不要とし、素手で容易に分離できる観点から、好ましくは、図1Aに示す実施形態が挙げられる。
(6)生体信号計測システム1では、接続部4が、複数(4つ)の接続配線42を備えるが、配線の数は限定されず、例えば、5つ以上であってもよく、また、1〜3であってもよい。
1 生体信号計測システム
2 貼付型生体センサ
3 外部受信装置
4 接続部
12 センサ部
13 制御部
14 電池
23 メモリ
42 接続配線
44 脆弱部

Claims (5)

  1. 生体に接触して前記生体の信号を計測するシステムであって、
    前記生体に接触させる生体センサと、
    前記生体センサからの信号を受信する外部受信装置と、
    前記生体センサと前記外部受信装置とを電気的に接続させる接続部と
    を備え、
    前記生体センサは、
    前記生体からの信号を感知するセンサ部と、
    前記センサ部からの信号を記憶するメモリを有する制御部と、
    前記制御部に電力を付与する電源と
    を備え、
    前記生体センサと前記外部受信装置とは、前記接続部において、分離可能であることを特徴とする、生体信号計測システム。
  2. 前記接続部は、脆弱部を有することを特徴とする、請求項1に記載の生体信号計測システム。
  3. 前記接続部は、一方向に延びる複数の配線を備え、
    前記接続部において、前記一方向に延びる一方向と直交する方向における破断強度が、前記一方向における破断強度よりも小さいことを特徴とする、請求項1または2に記載の生体信号計測システム。
  4. 前記接続部の分離をトリガーとして、前記電源から前記制御部に電力が供給されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の生体信号計測システム。
  5. 前記トリガーが、前記接続部の断線であることを特徴とする、請求項4に記載の生体信号計測システム。
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