JP2020061232A - 車両用灯具 - Google Patents

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【課題】マイクロレンズアレイを備えた車両用灯具において、カットオフラインを有する配光パターンを形成する構成とした場合であっても配光パターンの明るさを十分に確保可能とする。【解決手段】マイクロレンズアレイ40Aを構成する後側レンズアレイ42Aと前側レンズアレイ44Aとの間に、後側レンズアレイ42Aを透過して前側レンズアレイ44Aに入射する光源ユニット30からの出射光の空間的な分布を制御するための空間光変調器50が配置された構成とする。これにより、任意の形状や明るさを有する配光パターンを形成可能とし、かつ、これらを経時的に変化させることも可能とする。【選択図】図3

Description

本願発明は、マイクロレンズアレイを備えた車両用灯具に関するものである。
従来より、光源ユニットからの出射光をマイクロレンズアレイを介して装置前方へ向けて照射するように構成された投射型表示装置が知られている。
「特許文献1」には、このような投射型表示装置のマイクロレンズアレイとして、光源ユニットからの出射光を集光させるための複数の集光レンズ部が後面に形成された後側レンズアレイと、これら複数の集光レンズ部によって形成される複数の光源像の各々を投影するための複数の投影レンズ部が前面に形成された前側レンズアレイとを備えたものが記載されている。
この「特許文献1」に記載された投射型表示装置においては、後側レンズアレイと前側レンズアレイとの間に配置された複数のイメージング構造によって形状が規定された光源像を、装置前方に配置されたスクリーン上に表示させるように構成されている。
一方「特許文献2」には、光源ユニットからの出射光をマイクロレンズアレイを介して灯具前方へ向けて照射することにより、所要の配光パターンを形成するように構成された車両用灯具が記載されている。
この「特許文献2」に記載された車両用灯具においては、後側レンズアレイと前側レンズアレイとの間に、複数の集光レンズ部によって形成される複数の光源像の各々の形状を規定するための遮光板が配置されており、これにより上記所要の配光パターンとして上部にカットオフラインを有する配光パターンを形成するように構成されている。
特許第5327658号公報 特許第6229054号公報
上記「特許文献2」に記載された車両用灯具においては、複数の集光レンズ部によって形成される複数の光源像の各々の形状が遮光板によって一義的に規定されてしまうので、上部にカットオフラインを有する配光パターンの形状や明るさを車両走行状況等に応じて変化させることができない。
このような課題は、上部以外にカットオフラインを有する配光パターンを形成する場合においても同様に生じ得る課題である。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、マイクロレンズアレイを備えた車両用灯具において、配光パターンの形状や明るさを車両走行状況等に応じて変化させることができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、空間光変調器を備えた構成とすることにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
光源ユニットからの出射光をマイクロレンズアレイを介して灯具前方へ向けて照射することにより、所要の配光パターンを形成するように構成された車両用灯具において、
上記マイクロレンズアレイは、上記光源ユニットからの出射光を集光させるための複数の集光レンズ部が後面に形成された後側レンズアレイと、上記複数の集光レンズ部によって形成される複数の光源像の各々を投影するための複数の投影レンズ部が前面に形成された前側レンズアレイとを備えており、
上記後側レンズアレイと上記前側レンズアレイとの間に、上記後側レンズアレイを透過して上記前側レンズアレイに入射する光の空間的な分布を制御するための空間光変調器が配置されている、ことを特徴とするものである。
上記「空間光変調器」は、後側レンズアレイを透過して前側レンズアレイに入射する光の空間的な分布を制御可能なものであれば、その具体的な構成は特に限定されるものではなく、例えば光透過型の液晶を用いたものやOLEDを用いたもの等が採用可能である。
本願発明に係る車両用灯具は、光源ユニットからの出射光をマイクロレンズアレイを介して灯具前方へ向けて照射することにより所要の配光パターンを形成する構成となっているが、後側レンズアレイと前側レンズアレイとの間には、後側レンズアレイを透過して前側レンズアレイに入射する光の空間的な分布を制御するための空間光変調器が配置されているので、上記所要の配光パターンとして任意の形状や明るさを有する配光パターンを形成することができ、かつ、これらを経時的に変化させることができる。
このように本願発明によれば、マイクロレンズアレイを備えた車両用灯具において、配光パターンの形状や明るさを車両走行状況等に応じて変化させることができる。
しかも本願発明によれば、上記所要の配光パターンとしてカットオフラインを有する配光パターンを形成することも容易に可能であり、その際、この配光パターンの形状や明るさを車両走行状況等に応じて変化させることができる。
上記構成において、さらに、空間光変調器が前側レンズアレイを構成する各投影レンズ部の後側焦点近傍を通る鉛直面に沿って配置された構成とすれば、カットオフラインを鮮明に形成することができる。
上記構成において、さらに、空間光変調器が前側レンズアレイと後側レンズアレイとによって灯具前後方向両側から挟持された構成とすれば、空間光変調器の位置決め精度を高めることができ、かつ、灯具構成を簡素化することができる。
上記構成において、さらに、後側レンズアレイとして、集光レンズ部の前側焦点がこれに対応する投影レンズ部の後側焦点に対して灯具前方側にオフセットした領域を備えている構成とすれば、この領域においては後側レンズアレイに入射した光源ユニットからの出射光によって投影レンズ部の後側焦点面に比較的大きな光源像が形成されることとなるので、これにより配光パターンのサイズを増大させることができる。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す正面図 図1のII−II線断面図 図1のIII−III線断面図 (a)は図2のIVa部詳細図、(b)は図2のIVb部詳細図、(c)は図2のIVc部詳細図 (a)は図3のVa部詳細図、(b)、(c)は他の部位を示す(a)と同様の図 (a1)、(a2)は図4のVIa方向矢視図、(b1)、(b2)は図4のVIb方向矢視図、(c1)、(c2)は図4のVIc方向矢視図 上記車両用灯具からの照射光により形成される配光パターンを透視的に示す図 上記実施形態の変形例を示す、図6と同様の図 上記変形例に係る車両用灯具からの照射光により形成される配光パターンを透視的に示す図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す正面図である。また、図2は、図1のII−II線断面図であり、図3は、図1のIII−III線断面図である。なお、図1においては構成要素の一部を破断した状態で示している。
これらの図において、Xで示す方向が灯具としての「前方」(車両としても「前方」)であり、Yで示す方向が「前方」と直交する「左方向」(車両としても「左方向」であるが灯具正面視では「右方向」)であり、Zで示す方向が「上方向」である。これら以外の図においても同様である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、車両の右前端部に設けられるヘッドランプであって、ランプボディ12と透光カバー14とで形成される灯室内に3つの灯具ユニット20A、20B、20Cが車幅方向に並んだ状態で組み込まれた構成となっている。
3つの灯具ユニット20A〜20Cは、いずれも同様の構成を有する光源ユニット30からの出射光をマイクロレンズアレイ40A、40B、40Cを介して灯具前方へ向けて照射するように構成されている。
各光源ユニット30は、光源32とその灯具前方側に配置された透光部材34とを備えた構成となっている。
各光源32は、いずれも白色発光ダイオードであって、矩形状(例えば正方形)の発光面を有しており、基板36に搭載された状態で灯具前方へ向けて配置されている。各基板36はランプボディ12に支持されている。
各透光部材34は、光源32からの光を入射させる入射面34aと、この入射面34aから入射した光を灯具前方へ向けて出射させる出射面34bとを備えている。
入射面34aは、光源32の発光中心を通るようにして灯具前後方向に延びる光軸Axを中心とする回転曲面で構成されている。
具体的には、入射面34aは、光源32の発光中心からの光を光軸Axと平行な光として入射させる中央領域34a1と、この中央領域34a1の周囲において光源32の発光中心からの光を光軸Axから離れる方向を向けて入射させた後、光軸Axと平行な光として全反射によって内面反射させる周辺領域34a2とを備えている。
一方、出射面34bは、光軸Axと直交する鉛直面に沿って延びる平面で構成されている。そして、この出射面34bは、入射面34aの中央領域32a1から入射した光源32の発光中心からの光およびその周辺領域34a2で内面反射した光源32の発光中心からの光を、そのまま光軸Axと平行な光として灯具前方へ向けて出射させるようになっている。
3つの透光部材34は、透明な樹脂成形品として一体的に形成されている。
具体的には、3つの透光部材34は、その外周縁部が出射面34bに沿って延びる平板部34cを介して互いに繋がっており、樹脂成形品全体としては、灯具正面視において横長矩形状の外形形状を有している。そして、この樹脂成形品は、その外周フランジ部34dにおいてランプボディ12に支持されている。
各マイクロレンズアレイ40A〜40Cは、後側レンズアレイ42A、42B、42Cと、その灯具前方側に位置する前側レンズアレイ44A、44B、44Cとを備えている。
各後側レンズアレイ42A〜42Cの前面は、光軸Axと直交する鉛直面に沿って延びる平面で構成されているが、その後面には各光源ユニット30からの出射光を集光させるための複数の集光レンズ部42As、42Bs、40Csが形成されている。これら複数の集光レンズ部42As〜42Csは、いずれも凸曲面状の魚眼レンズであって、縦横格子状に区分けされた複数のセグメント(例えば0.5〜3mm角程度のサイズのセグメント)の各々に割り付けられている。
一方、各前側レンズアレイ44A〜44Cの後面は、光軸Axと直交する鉛直面に沿って延びる平面で構成されているが、その前面には複数の集光レンズ部42As〜42Csによって形成される複数の光源像の各々を投影するための複数の投影レンズ部44As、44Bs、44Csが形成されている。これら複数の投影レンズ部44As〜44Csは、いずれも凸曲面状の魚眼レンズであって、集光レンズ部42As〜42Csと同一サイズで縦横格子状に区分けされた複数のセグメントの各々に割り付けられている。
3つの後側レンズアレイ42A〜42Cは、その側端部において互いに繋がっており、全体として横長矩形状の外形形状を有する後側透光板42として構成されている。この後側透光板42は、3つの後側レンズアレイ42A〜42Cにおいて複数の集光レンズ部42As〜42Csが形成されている部分を囲む横長矩形状の外周縁領域42aが平板状に形成されており、この外周縁領域42aにおいてランプボディ12に支持されている。
一方、3つの前側レンズアレイ44A〜44Cも、その側端部において互いに繋がっており、全体として後側透光板42と同一の外形形状を有する前側透光板44として構成されている。この前側透光板44も、3つの前側レンズアレイ44A〜44Cにおいて複数の投影レンズ部44As〜44Csが形成されている部分を囲む横長矩形状の外周縁領域44aが平板状に形成されている。
後側レンズアレイ42A〜42Cと前側レンズアレイ44A〜44Cとの間には、後側レンズアレイ42A〜42Cを透過して前側レンズアレイ44A〜44Cに入射する光の空間的な分布を制御するための空間光変調器50が配置されている。
この空間光変調器50は、前側透光板44および後側透光板42と同一の外形形状を有する光透過型の空間光変調器であって、パネル状に形成されており、横長矩形状の光制御領域50aを備えている。具体的には、この空間光変調器50は、その光制御領域50aに透過型液晶からなる複数の光制御素子50sが縦横格子状に配置された透過型液晶ディスプレイによって構成されている。
そして、この空間光変調器50は、その光制御領域50aに到達した光源ユニット30からの光の空間的な分布を電気的に制御することにより、マイクロレンズアレイ40A〜40Cからの出射光制御を行うようになっている。
この空間光変調器50は、光制御領域50aを囲む外周縁領域50bにおいて前側透光板44および後側透光板42によって灯具前後方向両側から挟持されている。
図4(a)は、図2のIVa部詳細図であり、図4(b)は、図2のIVb部詳細図であり、図4(c)は、図2のIVc部詳細図である。また、図5(a)は、灯具ユニット20Aの要部を示す図3のVa部詳細図であり、図5(b)、(c)は、灯具ユニット20B、20Cの要部を示す、図5(a)と同様の図である。さらに、図6(a)は、図4のVIa方向矢視図であり、図6(b)は、図4のVIb方向矢視図であり、図6(c)は、図4のVIc方向矢視図である。
これらの図にも示すように、3つの前側レンズアレイ44A〜44Cの各々の前面に形成された複数の投影レンズ部44As〜44Csは、いずれも同一の曲率を有する球面状の表面形状を有している。具体的には、各投影レンズ部44As〜44Csは、灯具前後方向に延びる光軸Axa、Axb、Axcを有しており、その後側焦点Fは、該投影レンズ部44As〜44Csの光軸Axa〜Axcと各前側レンズアレイ44A〜44Cの後面との交点付近に位置している。
3つの後側レンズアレイ42A〜42Cの各々の後面に形成された複数の集光レンズ部42As〜40Csも、その各々に対応する(すなわち灯具正面方向に位置する)投影レンズ部44As〜44Csの光軸Axa〜Axc上に配置されている。
図5(a)に示すように、後側レンズアレイ42Aの集光レンズ部42Asは、その表面が投影レンズ部44Asの表面を構成している球面よりも曲率が小さい円弧状の鉛直断面形状を有しており、その鉛直面内における前側焦点は投影レンズ部44Asの後側焦点Fよりも灯具前方側に位置している。
また、図4(a)に示すように、この集光レンズ部42Asは、その表面が投影レンズ部44Asの表面を構成している球面よりも曲率が小さい円弧状の水平断面形状を有しており、その水平面内における前側焦点は鉛直面内における前側焦点よりも灯具前方側に位置している。
これにより、集光レンズ部42Asは、図6(a1)に示すように、投影レンズ部44Asの後側焦点面上に小さい横長の光源像IAを形成するようになっている。そして、この光源像IAを基にして空間光変調器50によって光制御を行うことにより、投影レンズ部44Asから所定の配光分布で灯具前方へ向けて光照射を行うようになっている。
図5(b)に示すように、後側レンズアレイ42Bの集光レンズ部42Bsは、その表面が投影レンズ部44Bsの表面を構成している球面よりも曲率が小さい円弧状の鉛直断面形状を有しており、その鉛直面内における前側焦点は投影レンズ部44Bsの後側焦点Fよりも灯具前方側に位置している。その際の前方変位量は、後側レンズアレイ42Aの集光レンズ部42Asの場合よりも大きくなっている。
また、図4(b)に示すように、この集光レンズ部42Bsは、その表面が投影レンズ部44Bsの表面を構成している球面よりも曲率が小さい円弧状の水平断面形状を有しており、その水平面内における前側焦点は鉛直面内における前側焦点よりも灯具前方側に位置している。
これにより、集光レンズ部42Bsは、図6(b1)に示すように、投影レンズ部44Bsの後側焦点面上に中程度の大きさの横長の光源像IBを形成するようになっている。そして、この光源像IBを基にして空間光変調器50によって光制御を行うことにより、投影レンズ部44Bsから所定の配光分布で灯具前方へ向けて光照射を行うようになっている。
図5(c)に示すように、後側レンズアレイ42Cの集光レンズ部42Csは、その表面が投影レンズ部44Csの表面を構成している球面よりも曲率が小さい円弧状の鉛直断面形状を有しており、その鉛直面内における前側焦点は投影レンズ部44Csの後側焦点Fよりも灯具前方側に位置している。その際の前方変位量は、後側レンズアレイ42Bの集光レンズ部42Bsの場合よりもさらに大きくなっている。
図4(c)に示すように、この集光レンズ部42Csは、その表面が投影レンズ部44Csの表面を構成している球面よりも曲率が小さい円弧状の水平断面形状を有しており、その水平面内における前側焦点は鉛直面内における前側焦点よりも灯具前方側に位置している。
これにより、集光レンズ部42Csは、図6(c1)に示すように、投影レンズ部44Csの後側焦点面上にかなり大きい横長の光源像ICを形成するようになっている。そして、この光源像ICを基にして空間光変調器50によって光制御を行うことにより、投影レンズ部44Csから所定の配光分布で灯具前方へ向けて光照射を行うようになっている。
図7は、車両用灯具10からの照射光によって車両前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンを透視的に示す図である。
その際、図7(a)に示す配光パターンは、ハイビーム用配光パターンPH1であり、図7(b)に示す配光パターンは、ハイビーム用配光パターンPH1の一部が欠けた中間的配光パターン(すなわちハイビーム用配光パターンとロービーム用配光パターンとの中間的な配光パターン)PM1である。
図7(a)に示すように、ハイビーム用配光パターンPH1は、灯具正面方向の消点であるH−Vを鉛直方向に通るV−V線を中心にして水平方向に大きく拡がる横長の配光パターンであって、3つの配光パターンPA、PB、PCの合成配光パターンとして形成されている。
配光パターンPAは、灯具ユニット20Aからの照射光によって光源像IAの反転投影像として形成される配光パターンであって、H−Vを中心とする小さくて明るい横長の配光パターンとして形成されており、これによりハイビーム用配光パターンPH1の高光度領域を形成するようになっている。
配光パターンPBは、灯具ユニット20Bからの照射光によって光源像IBの反転投影像として形成される配光パターンであって、配光パターンPAよりもひと回り大きい横長の配光パターンとして配光パターンPAと同心状に形成されており、これによりハイビーム用配光パターンPH1の中拡散領域を形成するようになっている。
配光パターンPCは、灯具ユニット20Cからの照射光によって光源像ICの反転投影像として形成される配光パターンであって、配光パターンPBよりもさらにひと回り大きい横長の配光パターンとして配光パターンPAと同心状に形成されており、これによりハイビーム用配光パターンPH1の高拡散領域を形成するようになっている。
このようにハイビーム用配光パターンPH1は、サイズおよび明るさが異なる3種類の配光パターンPA、PB、PCの合成配光パターンとして形成されているので、遠方視認性に優れた配光ムラの少ない配光パターンとなっている。
このハイビーム用配光パターンPH1を形成する際には、図6(a1)〜(c1)に示すように、空間光変調器50による遮光制御は行われず、該空間光変調器50に到達した光源ユニット30からの光を、そのまま投影レンズ部44As〜44Csから灯具前方へ向けて照射するようになっている。
図7(b)に示す中間的配光パターンPM1は、ハイビーム用配光パターンPH1の上部が部分的に欠けた配光パターンとなっている。
具体的には、この中間的配光パターンPM1も3つの配光パターンPAm、PBm、PCmの合成配光パターンとして形成されているが、ハイビーム用配光パターンPH1のV−V線よりも右側に位置する一部領域が矩形状のカットオフラインCLによって切り欠かれた略U字状の凹部PM1aを有する配光パターンとして形成されている。その際、カットオフラインCLは、その下端縁がH−Vを水平方向に通るH−H線よりもやや下方に位置するようにして形成されている。
この凹部PM1aは、図6(a2)、(b2)、(c2)に示すように、空間光変調器50の光制御領域50aを構成する複数の光制御素子50sの一部を、各投影レンズ部44As、44Bs、44Cs毎に部分的に遮光状態にすることにより形成されるようになっている。
具体的には、光制御領域50aにおいて各投影レンズ部44As〜44Csの光軸Axa〜Axcの左側(灯具正面視では右側)に位置する縦長の帯状領域50a1が遮光状態になっている。その際、この帯状領域50a1の上端縁は、光軸Axa〜Axcのやや上方に位置している。そして、この帯状領域50a1の反転投影像として凹部PM1aが形成されるようになっている。
このような凹部PM1aを有する中間的配光パターンPM1を形成することにより、車両用灯具10からの照射光が対向車2に当たらないようにし、これにより対向車2のドライバーにグレアを与えてしまわない範囲内でできるだけ前方走行路を幅広く照射するようになっている。
そして、対向車2の位置が変化するのに伴って、空間光変調器50の光制御領域50aにおける帯状領域50a1の位置を水平方向に移動させて、凹部PM1aの位置を水平方向に移動させることにより、対向車2のドライバーにグレアを与えてしまわない範囲内でできるだけ前方走行路を幅広く照射する状態を維持するようになっている。
その際、対向車2の存在は、図示しない車載カメラ等によって検出するようになっている。そして、前方走行路に前走車が存在したり、その路肩部分に歩行者が存在するような場合にも、これを検出して空間光変調器50の光制御を行うことによりグレアを与えてしまわないようになっている。
次に本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る車両用灯具10は、3つの灯具ユニット20A、20B、20Cを備えており、各灯具ユニット20A〜20Cは、光源ユニット30からの出射光をマイクロレンズアレイ40A、40B、40Cを介して灯具前方へ向けて照射することにより所要の配光パターンを形成する構成となっているが、マイクロレンズアレイ40A〜40Cを構成する後側レンズアレイ42A、42B、42Cと前側レンズアレイ44A、44B、44Cとの間には、後側レンズアレイ42A〜42Cを透過して前側レンズアレイ44A〜44Cに入射する光の空間的な分布を制御するための空間光変調器50が配置されているので、上記所要の配光パターンとして任意の形状や明るさを有する配光パターンを形成することができ、かつ、これらを経時的に変化させることができる。
具体的には、上記所要の配光パターンとしてハイビーム用配光パターンPH1およびその上部が部分的に欠けた中間的配光パターンPM1を選択的に形成することができ、その際、中間的配光パターンPM1の凹部PM1aの位置や大きさを車両走行状況等に応じて変化させることができる。
このように本実施形態によれば、マイクロレンズアレイ40A〜40Cを備えた車両用灯具10において、配光パターンの形状や明るさを車両走行状況等に応じて変化させることができる。
しかも本実施形態においては、空間光変調器50が前側レンズアレイ44A〜44Cを構成する各投影レンズ部44As〜44Csの後側焦点F近傍を通る鉛直面に沿って配置されているので、凹部PM1aの輪郭を形成しているカットオフラインCLを鮮明に形成することができる。
また本実施形態においては、空間光変調器50が前側レンズアレイ44A〜44Cと後側レンズアレイ42A〜42Cとによって灯具前後方向両側から挟持されているので、空間光変調器50の位置決め精度を高めることができ、かつ、灯具構成を簡素化することができる。
さらに本実施形態においては、後側レンズアレイ42A〜42Cの構成として、集光レンズ部42As〜42Csの前側焦点がこれに対応する投影レンズ部44As〜44Csの後側焦点Fに対して灯具前方側にオフセットしており、そのオフセット量が投影レンズ部44As〜44Cs毎に異なっているので、後側レンズアレイ42A〜42Cに入射した光源ユニット30からの出射光によって投影レンズ部44As〜44Csの後側焦点面上に、大きさおよび明るさの異なる3種類の光源像IA、IB、ICを形成することができる。したがって、ハイビーム用配光パターンPH1および中間的配光パターンPM1を、配光ムラの少ない配光パターンとして形成することができ、これにより車両前方走行路の視認性に優れたものとすることができる。
しかも、このような構成を採用することにより、空間光変調器50による光制御として遮光制御のみが行われる簡単な構成とした場合であっても、ハイビーム用配光パターンPH1および中間的配光パターンPM1を配光ムラの少ない配光パターンとして形成することができる。
なお、空間光変調器50による光制御として遮光制御とともに光透過率制御等を行うようにすることも可能であり、また、この空間光変調器50の光制御により、ハイビーム用配光パターンPH1および中間的配光パターンPM1以外の配光パターン(例えば上部にカットオフラインを有するロービーム用配光パターン等)を形成するようにすることももちろん可能である。
上記実施形態においては、各後側レンズアレイ42A〜42Cの全領域において集光レンズ部42As〜42Csの前側焦点がこれに対応する投影レンズ部44As〜44Csの後側焦点Fに対して灯具前方側にオフセットしているものとして説明したが、その一部領域においてのみ灯具前方側にオフセットしている構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、後側レンズアレイ42A〜42Cの集光レンズ部42As〜42Csおよび前側レンズアレイ44A〜44Cの投影レンズ部44As〜44Csが、縦横格子状に区分けされた複数のセグメントの各々に割り付けられているものとして説明したが、縦横格子状以外の区分け(例えば斜め格子状の区分け等)を採用することも可能である。
上記実施形態においては、各光源32が白色発光ダイオードで構成されているものとして説明したが、これ以外の光源(例えばレーザーダイオードや有機EL等)が用いられた構成とすることも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
図8は、本変形例に係る車両用灯具の要部を示す、図6と同様の図である。
同図に示すように、本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、上記実施形態の灯具ユニット20Cと同様の構成を有する単一の灯具ユニット120Dを備えた構成となっており、その空間光変調器150による光制御として遮光制御のみならず光透過率制御も行われる構成となっている点で上記実施形態の場合と一部異なっている。
すなわち、本変形例の灯具ユニット120Dは、上記実施形態のマイクロレンズアレイ40Cと同様のマイクロレンズアレイ140Dを備えており、その前側レンズアレイ144Dを構成している各投影レンズ部144Dsの後側焦点面上には比較的大きな光源像ID(上記実施形態の光源像ICと同様の光源像)が形成される構成となっている。
一方、本変形例の空間光変調器150は、その光制御領域150aが各投影レンズ部144Dsに対応するセグメントにおいて光制御素子150sの光透過率を制御し得る構成となっている。図8においては、一例として光制御領域150aの光透過率を3段階に設定した状態を示している。
具体的には、光源像IDの中心に位置する第1領域(すなわち投影レンズ部144Dsの光軸Axdの近傍に位置する領域)Z1は、光透過率が最も高い値に設定されており、この第1領域Z1を環状に囲む第2領域Z2は、第1領域Z1よりも低い光透過率に設定されており、それ以外の第3領域Z3はさらに低い光透過率に設定されている。
これにより、光源像IDは3段階の明るさを持った像として投影レンズ部144Dsによって灯具前方へ投影されるようになっている。
また、図8においては、空間光変調器150の光制御領域150aにおいて投影レンズ部144Dの光軸Axdの左側に位置する縦長の帯状領域150a1が遮光状態になっている。
図9は、本変形例に係る車両用灯具からの照射光によって車両前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される中間的配光パターンPM2を透視的に示す図である。
この中間的配光パターンPM2は、上記実施形態の中間的配光パターンPM1と同様の形状を有する配光パターンとして形成されており、その際、中間的配光パターンPM1を構成している3つの配光パターンPAm、PBm、PCmに対応する部分が、第1領域Pm1、第2領域Pm2、第3領域Pm3として形成されている。これら第1〜第3領域Pm1〜Pm3は、第1領域Z1〜Z3の反転投影像としてそれぞれ形成されている。
また、この中間的配光パターンPM2においても、帯状領域150a1の反転投影像として、V−V線よりも右側に位置する一部領域が略U字状の凹部PM2aとして形成されている。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の中間的配光パターンPM1と略同様の中間的配光パターンPM2を形成することができる。
しかも本変形例においては、単一の灯具ユニット120Dによってこれを実現することができる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
2 対向車
10 車両用灯具
12 ランプボディ
14 透光カバー
20A、20B、20C、120D 灯具ユニット
30 光源ユニット
32 光源
34 透光部材
34a 入射面
34a1 中央領域
34a2 周辺領域
34b 出射面
34c 平板部
34d 外周フランジ部
36 基板
40A、40B、40C、140D マイクロレンズアレイ
42 後側透光板
42A、42B、42C 後側レンズアレイ
42As、42Bs、42Cs 集光レンズ部
42a、44a 外周縁領域
44 前側透光板
44A、44B、44C、144D 前側レンズアレイ
44As、44Bs、44Cs、144Ds 投影レンズ部
50、150 空間光変調器
50a、150a 光制御領域
50a1、150a1 帯状領域
50b 外周縁領域
50s、150s 光制御素子
Ax、Axa、Axb、Axc、Axd 光軸
CL カットオフライン
F 後側焦点
IA、IB、IC、ID 光源像
PA、PAm、PB、PBm、PC、PCm 配光パターン
PH1 ハイビーム用配光パターン
PM1、PM2 中間的配光パターン
PM1a、PM2a 凹部
Pm1、Z1 第1領域
Pm2、Z2 第2領域
Pm3、Z3 第3領域

Claims (4)

  1. 光源ユニットからの出射光をマイクロレンズアレイを介して灯具前方へ向けて照射することにより、所要の配光パターンを形成するように構成された車両用灯具において、
    上記マイクロレンズアレイは、上記光源ユニットからの出射光を集光させるための複数の集光レンズ部が後面に形成された後側レンズアレイと、上記複数の集光レンズ部によって形成される複数の光源像の各々を投影するための複数の投影レンズ部が前面に形成された前側レンズアレイとを備えており、
    上記後側レンズアレイと上記前側レンズアレイとの間に、上記後側レンズアレイを透過して上記前側レンズアレイに入射する光の空間的な分布を制御するための空間光変調器が配置されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 上記空間光変調器は、上記前側レンズアレイを構成する各投影レンズ部の後側焦点近傍を通る鉛直面に沿って配置されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 上記空間光変調器は、上記前側レンズアレイと上記後側レンズアレイとによって灯具前後方向両側から挟持されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
  4. 上記後側レンズアレイは、上記集光レンズ部の前側焦点が該集光レンズ部の灯具正面方向に位置する上記投影レンズ部の後側焦点に対して灯具前方側にオフセットした領域を備えている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の車両用灯具。
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