JP2020060932A - 車載装置 - Google Patents

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師嘉 宮崎
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Abstract

【課題】渋滞原因を特定し易くする車載装置を提供する。【解決手段】車載装置は、車両2の周辺に位置する複数の他車両3に関する情報の取得要求を行い、取得要求を行った時点から所定期間内の複数の他車両3の位置を含む他車情報を取得し、他車情報に基づいて、複数の他車両3に対応する絵柄を、各他車両3の位置に対応する位置に少なくとも道路5と共に表示する俯瞰画像G1Aを含む表示用画像G1を表示させる。【選択図】図5

Description

本発明は、車載装置に関する。
道路沿い且つ交差点付近の施設への進入によって渋滞が発生した場合、その施設に用事がない場合でも交差点に並んでいるものと勘違いし、渋滞に並んだ結果、交差点によって発生した渋滞ではなかったと気づくのが遅くなり、無駄な時間を費やしてしまう場合がある。
従来、複数の車両から提供される車両位置及び車両挙動の情報を含むプローブ情報に基づき渋滞回避行動を抽出し、渋滞回避行動により渋滞の発生エリアを検出し、その渋滞の発生エリアの位置情報及び映像データを、渋滞提示情報として提供する渋滞情報提供装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2013−20523号公報
しかし、特許文献1の技術は、渋滞の状況下で渋滞回避行動する車両がいない場合、渋滞を検出できないため情報提供されない。また、渋滞回避行動から渋滞の発生エリアを高精度に検出することは難しいため、誤った渋滞の情報を提供してしまうおそれもある。例えば、左車線をゆっくり走行する車両があり、その車両を追い越す車両が存在した場合、及び通常の渋滞で少し空いている右車線に車線変更して加速する車が存在した場合、いずれも車線変更して加速する車が存在するため、そこが渋滞の発生エリアと誤検出されるおそれがある。
また、渋滞の発生エリアを検出できた場合でもその渋滞原因が判らなければ後続車両がその渋滞を回避すべきか否かの判断に迷う事態が考えられる。例えば、道路沿い且つ交差点付近の施設への進入によって渋滞が発生した場合、その施設に用事がなれければその渋滞を回避すべきであるし、施設に用事があれば渋滞に並ぶ選択肢もあり得る。つまり、渋滞原因を特定できれば、車両の流れがよりスムーズ化し、渋滞低減にも寄与すると考えられる。
そこで、本発明は、渋滞原因を特定し易くする車載装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、車両に搭載され、前記車両に設けられた表示デバイスへの表示を行う車載装置において、前記車両の周辺に位置する複数の他車両に関する情報の取得要求を行い、前記情報として、前記取得要求を行った時点から所定期間内の前記複数の他車両の位置を含む他車情報を取得する情報取得部と、前記他車情報に基づいて、前記複数の他車両に対応する絵柄を、各他車両の位置に対応する位置に少なくとも道路と共に表示する表示用画像を得、前記表示用画像を前記表示デバイスに表示させる表示制御部とを備えることを特徴とする。
上記構成において、前記他車情報は、前記他車両の向きを特定可能な情報を含み、前記表示制御部は、前記複数の他車両に対応する絵柄を、前記他車両の向きに対応する向きで表示させることを特徴とする。
上記構成において、前記表示制御部は、前記表示用画像として、他車両の周辺に位置する施設を、前記他車両に対応する絵柄及び道路と共に表示させることを特徴とする。
上記構成において、前記他車情報は、位置、進行方向、移動軌跡及び車速の少なくともいずれかを特定可能な動き情報を含み、前記表示制御部は、前記動き情報に基づいて前記他車両の動きを視認可能な画像を表示させることを特徴とする。
上記構成において、前記他車情報は、前記他車両で撮影された周辺風景の撮影データを含み、前記表示制御部は、前記撮影データに対応する画像を所定の再生条件で表示させることを特徴とする。
上記構成において、前記所定の再生条件として、当該車載装置が搭載された車両に最も近い前記他車両の撮影データから順に再生し、又は、再生対象の他車両の選択を受け付け、選択された他車両の撮影データを再生することであることを特徴とする。
上記構成において、前記情報取得部は、前記表示用画像に表示する前記他車両を抽出する抽出処理を行い、前記抽出処理として、当該車載装置を搭載する車両である自車両と同じ道路を同方向に走行する他車両であって、前記道路を記述した地図データに基づき特定した前記自車両から直近の交差点までに位置する他車両を抽出することを特徴とする。
上記構成において、前記車載装置は、前記車両から持ち運び自在な携帯型の情報処理装置であることを特徴とする。
本発明によれば、車両の周辺に位置する他車両であって、取得要求を行った時点から所定期間内の複数の他車両に対応する絵柄を、各他車両の位置に対応する位置に少なくとも道路と共に表示するので、他車両の各位置と道路との位置関係を視認可能となり、渋滞原因を特定し易くなる。
本発明の実施形態に係る車載装置を含む情報提供システムの構成を示すブロック図である。 サーバーの他車情報の送信に関する動作を示すフローチャートである。 抽出ステップの抽出処理の説明に供する図である。 車載装置の動作を示すフローチャートである。 表示用画像の一例を示した図である。 第3の再生処理の説明に供する図である。 移動軌跡の表示の説明に供する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る車載装置を含む情報提供システムの構成を示すブロック図である。
この情報提供システム1は、車両2に搭載された車載装置10と、車載装置10と通信可能なサーバー20とを備えている。車載装置10とサーバー20との間の通信は無線通信網を介して行われ、車両2が走行中でも通信可能である。図1には説明の便宜上、車載装置10を搭載する車両2を一台だけ示しているが、車載装置10を搭載する車両2は複数台存在する。
以下、説明の便宜上、各車両2を、任意の一台の車両である自車両と、自車両以外の車両である他車両とに区別して表記する場合、自車両2X、他車両3とそれぞれ表記する。
サーバー20について説明する。
サーバー20は、各車両2に関する車両情報DXを収集することによって、自車両2Xの周辺に位置する他車両3に関する他車情報DTを収集する情報収集部として機能する。このサーバー20は、通信部21と、車両情報データベース22(以下、車両情報DB22)と、車両情報抽出部23とを備えている。通信部21は、このサーバー20の通信エリア内の各車両2に搭載された車載装置10とデータ通信するデバイスであり、この通信部21と通信可能な全ての車両2の車両情報DXを受信し、受信した車両情報DXを車両情報DB22に蓄積する。
車両情報DB22は、SSD又はHDD等の記憶デバイスであり、各車両2から送信された車両情報DXを、各車両2を識別する識別情報と対応づけて記憶している。車両情報DXは各車両2が時間間隔を空けて継続的に送信する情報であり、各車両2が自立的に送信してもよいし、サーバー20からの要求に応じて各車両2が送信してもよい。
車両情報DXは、各車両2の位置及び動きを示す動き情報DUと、各車両2で撮影された周辺風景の撮影データDSとを含んでいる。本実施形態では、動き情報DUは、位置、進行方向(向きとも称する)、走行する車線を示す車線情報、移動経路を示す移動軌跡、車速、及びこれら情報の取得時点を特定可能な時刻情報を含んでいる。
動き情報DUは、車両2に設けられる位置検出部12(図1)等によって得られた情報であり、後述する表示処理に使用される。なお、動き情報DUは、位置、進行方向、移動軌跡及び車速等の少なくともいずれかを特定可能な情報を広く採用可能である。撮影データDSは、車両2に設けられた車載カメラ13(図1)によって撮影された撮影データである。なお、この撮影データDSにも撮影時刻を示す時刻情報が含まれている。
本実施形態のサーバー20は、現在時刻から予め定めた期間内(つまり、現時点から直近を含む時間内)に得られた車両情報DXを車両情報DB22に蓄積することで、現在発生中の渋滞の原因を特定するのに好適な情報を蓄積している。
本説明における渋滞とは、低速の待ち車両列によって形成される交通状態を全て含むものであり、工事渋滞、事故渋滞、自然渋滞、及びいわゆる混雑状態を含み、渋滞の長さも特に制限されない。
なお、予め定めた期間は、例えば数分〜1時間程度の範囲内の値が適用されるが、任意の値を設定可能である。また、予め定めた期間外となった過去の車両情報DXについては、サーバー20から削除してもよいし、サーバー20の記憶容量に余裕がある間は記憶しておいてもよい。
車両情報抽出部23は、自車両2Xからの他車情報DTの取得要求に応じて、車両2の周辺に位置する複数の他車両3を抽出する抽出処理を行う。そして、車両情報抽出部23は、抽出した他車両3の車両情報DXを、他車情報DTとして、通信部21により車両2の車載装置10へと送信させる。なお、本サーバー20においては、車両情報抽出部23がサーバー20の各部を制御するサーバー側制御部として機能している。
図2はサーバー20の他車情報DTの送信に関する動作を示すフローチャートである。図2に示すように、サーバー20は、通信部21を介して他車情報DTの取得要求があったか否かを判定する判定ステップS1Aと、取得要求があった場合に(ステップS1A;YES)、車両情報抽出部23により、取得要求を行った車両2の周辺に位置する他車両3を抽出する抽出処理を行う抽出ステップS2Aと、抽出結果に基づく他車情報DTを、取得要求を行った車両2(車載装置10に相当)に通信部21を介して送信する送信ステップS3Aとを実行する。
図3は抽出ステップS2ABの抽出処理の説明に供する図である。
図3には、自車両2Xと他車両3を道路5等と共に示している。図3には、道路5の交差点7に位置する信号機6も示している。また、自車両2Xが走行する道路5は片側2車線の道路であり、自車両2Xと同一方向の車線をそれぞれ符号5A,5Bを付して示している。また、反射車線をそれぞれ符号5C,5Dを付して示している。符号5E〜5Hは、自車両2Xが走行する車線5A,5Bに直交する道路の各車線を示している。これら道路5、信号機6及び交差点7等の情報は、車載装置10が記憶する地図データDMに含まれている。
地図データDMは、道路5、信号機6及び交差点7等を特定する情報に加え、周辺の施設を特定する情報も含んでおり、また、各情報の位置等も特定可能である。この地図データDMには、カーナビゲーション装置が使用する公知の地図データ等を適用可能である。
但し、公知の地図データには車線の数や位置までは特定不能なものがある。本実施形態では、車線の情報も必要であるため、車線に関する情報も高精度に記憶された、いわゆる高精度地図データが適用される。高精度地図データは、例えば、自動運転に使用される地図データとして提供されている。
図3に示す自車両2Xの位置は、他車情報DTの取得要求を行った時点の位置を示している。この取得要求には、車載装置10の位置検出部12(図1)によって取得された自車両2Xの位置を特定可能な検出データDKが含まれる。
サーバー20側では、この検出データDKを利用することで自車両2X等の位置、走行中の車線及び直近の交差点7等を高精度に特定することができる。
図3中、符号AR1は、図2の抽出ステップS2Aの抽出範囲を示している。抽出ステップS2Aでは、自車両2Xの位置特定情報DPに基づいて地図データDMを参照することにより、図3に示す抽出範囲AR1が設定され、この抽出範囲AR1に位置する他車両3が、サーバー20に蓄積される各車両2の車両情報DXに基づいて抽出される。
これにより、同図3に示すように、自車両2Xと同じ道路5を同方向に走行する他車両3(車線5A,5Bを走行する他車両3に相当)であって、自車両2Xから直近の交差点7までの範囲内に位置する他車両3が抽出される。そして、抽出した他車両3の車両情報DXが、他車両3情報DTとして、自車両2Xの車載装置10に送信される。
このようにして自車両2X直前に発生中の渋滞、或いは発生する可能性のある渋滞に関係する他車両3の車両情報DXだけが自車両2Xの車載装置10に送信される。換言すると、交差点7よりも先を走行する他車両3、反対車線5C、5Dを走行する他車両3、交差する道路(車線5E〜5Hの道路)を走行する他車両3、及び自車両2Xの後方を走行する他車両3の車両情報DXについては、自車両2Xの車載装置10に送信されない。
次に車載装置10について説明する。
図1に示すように、車載装置10は、通信部11、位置検出部12、車載カメラ13、指示入力部14、表示部15、記憶部16及び制御部17を備えている。通信部11は、各車両2とデータ通信するデバイスであり、この通信部11を介して各車両2から送信された車両情報DXが制御部17に出力される。
位置検出部12は、GPSレシーバー及びジャイロセンサー等の各種のセンサーを有し、車両2の位置、進行方向、移動軌跡及び車速等を検出する車両情報検出デバイスとして機能する。ジャイロセンサーを有するので、GPSを利用できない山間部やトンネル内でも自車両2Xの位置及び進行方向等を高精度に検出し易くなる。なお、検出した各種の情報(以下、検出データDK)は、制御部17の制御の下、記憶部16に記憶される。
本実施形態では、自車両2Xが道路5上のどの車線に位置するかも高精度に検出することが望まれるため、準天頂衛星システム(QZSS(Quasi−Zenith Satellite System)とも称する)等の測位精度を向上させる技術を利用することが好ましい。なお、車速については、車両2が有する車速センサーから取得してもよい。
車載カメラ13は、車両2の周囲風景を撮影する撮影デバイスであり、本構成では、車両2の前方を撮影する前方撮影カメラ(フロントカメラとも称する)である。車載カメラ13は、車両2が走行中の間、撮影動作を行い、制御部17の制御の下、撮影データDSが記憶部16に記憶される。
なお、車載カメラ13は、前方撮影カメラ以外のカメラ、例えば、車両側方を撮影するサイドカメラや車両後方を撮影するバックカメラを含んでもよい。これら複数のカメラによって走行中の周囲風景を撮影し、撮影データDSとして記憶部16に記憶してもよい。
指示入力部14は、操作子等の公知の指示入力デバイスによって、車載装置10のユーザー(車両2の乗員に相当)から各種指示を入力し、制御部17に通知する。
表示部15は、制御部17の制御の下、各種の情報を表示する表示デバイスであり、例えば液晶表示装置である。表示部15は、車載装置10に一体の構成に限定されず、別体の構成でもよい。また、表示部15は、車両2に予め設置された表示デバイスでもよいし、車両2にいわゆる後付けした表示デバイスでもよい。また、車載装置10と表示部15とは有線接続した構成に限定されず、公知の近距離無線通信技術を利用して無線接続した構成でもよい。
記憶部16は、SSD又はHDD等の記憶デバイスであり、制御部17が利用する各種のデータを記憶する。この記憶部16は、上記検出データDK、撮影データDS、地図データDM、及び制御プログラムDP等を記憶する。なお、検出データDK及び撮影データDSは、現時点から少なくとも予め定めた期間内のデータが記憶される。この期間外のデータについては削除してもよいし、記憶部116が記憶可能な範囲で記憶させておいてもよい。また、記憶部16は、サーバー20から受信した他車情報DTを記憶する記憶エリアとしても使用される。
制御部17は、CPU、ROM及びRAM等で構成され、車載装置10の各部を制御するコンピューターとして機能する。この制御部17は、記憶部16に記憶された制御プログラムDPを実行することにより、サーバー20に対し、自車両2X周辺の他車両3の他車情報DTの取得要求を行って他車情報DTを取得する情報取得部17A、及び、他車情報DTに基づいて表示部15への表示処理(描画処理とも言う)を行う表示制御部17Bとして機能する。
図4は車載装置10の動作を示すフローチャートである。
図4に示すように、制御部17は、指示入力部14を介して他車情報DTの取得指示を入力したか否かを判定する判定ステップS1Bを実行し、取得指示を入力すると(ステップS1B;YES)、次のステップS2Bの処理に移行する。なお、他車情報DTの取得指示は、車両2前方に渋滞と見なせる事態が発生しており、その渋滞原因の特定を希望する際に、車両2の乗員が所定操作によって行う指示である。
ステップS2Bにおいて、制御部17は、通信部11を介して他車情報DTの取得要求をサーバー20に送信する送信ステップを実行し、ステップS3Bの処理に移行する。
ステップS3Bにおいて、制御部17は、通信部11を介して他車情報DTを受信する受信ステップを実行し、受信した他車情報DTを記憶部16を記憶した後、ステップS4Bの処理へ移行する。
ステップS4Bにおいて、制御部17は、受信した他車情報DTに基づいて他車両3に関する情報を表示部15に表示する表示処理を実行する。
ここで、他車情報DTの取得指示は車両2前方に渋滞と見なせる事態が発生している場合に車両2の乗員が行うので、受信した他車情報DTには複数の他車両3の車両情報DXが含まれる。本構成では、表示処理として、他車情報DTに基づいて、複数の他車両3に対応する絵柄を、各他車両3の位置に対応する位置に少なくとも道路5と共に表示する表示用画像G1を得、表示用画像を表示部15に表示させる処理を行う。
図5は表示処理によって表示される表示用画像G1の一例を示した図である。
表示用画像G1は、左右いずれか一方(本構成では左側)に俯瞰画像G1Aを表示し、他方(本構成では右側)に撮影データ表示画像G1Bを表示した画像である。なお、図5に示す俯瞰画像G1Aは、図3に示す状況の場合に表示される画像である。
俯瞰画像G1Aは、他車情報DT中の動き情報DUに含まれる複数の他車両3に対応する絵柄(アイコンとも称する、図5中、符号a,b,c,d,eを付して示す)を、他車情報DTに含まれる各他車両3の位置及び向きに対応する位置及び向きで、道路5、信号機6及び交差点7等と共に上方から俯瞰した画像である。
俯瞰画像G1Aには、自車両2Xと同じ車線5A,5Bを走行する他車両3であって、自車両2Xから直近の交差点7までに位置する他車両3だけが表示されるので、自車両2X前方に発生する渋滞に無関係な他車両3は表示されない。また、前方に位置する他車両3の位置及び向きを視認できるので、自車両2Xの乗員が渋滞の状況を確認し易い。例えば、他車両3のそれぞれの位置や向きに基づいて渋滞発生地点、及び渋滞原因(例えば、交差点7に並ぶ渋滞が発生しているのか、交差点7付近への施設への進入によって渋滞が発生しているのか)を特定し易くなる。
また、表示制御部17Bは、図5に示すように、俯瞰画像G1A中に、他車両3の周辺に位置する施設(図5中、施設A,B,C,D)を、他車両3に対応する絵柄及び道路5と共に表示させる。これら施設A〜Dは、地図データDMに基づき、他車両3の周辺に位置する施設を抽出したものである。
他車両3の周辺に位置する施設A〜Dを表示することによって、自車両2Xの乗員がいずれかの施設への進入によって渋滞が発生しているのか、交差点7により渋滞が発生しているのか等を特定し易くなる。なお、図5の例では、他車両3cが施設Aに向いているので、施設Aに並ぶ他車両3により渋滞が発生している可能性を予測できる。
なお、俯瞰画像G1Aに表示する施設は、渋滞原因となり得る施設が好ましく、具体的には、店舗、駐車場、ガスステーション、公共施設及びレジャー施設等が好ましい。なお、車両2、3が進入不能な施設といった渋滞原因となり難い施設は表示しないようにしてもよい。
図5に示す俯瞰画像G1Aには、記憶部16に記憶される自車両2Xの検出データDKに基づいて、自車両2Xに対応する絵柄(図5中、ハッチングを付して示すアイコン)を、自車両2Xの位置及び向きに対応する位置及び向きで表示している。これによって、自車両2Xと他車両3との位置関係を自車両2の乗員が視認でき渋滞の状況をより認識し易くなる。
なお、渋滞の状況や原因を特定し易い範囲で、表示情報の追加、或いは削除を適宜に行ってもよい。例えば、ユーザーの設定等に応じて、自車両2Xの表示を省略したり、施設の表示を省略したりしてもよい。周辺に存在する複数の他車両3の少なくとも位置を道路5と共に表示すれば、渋滞発生地点や渋滞原因を特定し易くなる。
撮影データ表示画像G1Bは、他車情報DT中の撮影データDSを所定の再生条件で再生した画像である、この撮影データ表示画像G1Bには、撮影データDSの再生画面G2と、再生に関する指示を入力するための再生指示ボタンG3(図5に示す「Prev」、「Next」)と、他車両3の移動軌跡の表示を指示する軌跡指示ボタンG4(図5に示す「軌跡」)と、再生中の撮影データDSを撮影する他車両3の速度G5とが表示される。
ここで、表示部15の表示画面には、表示画面上のタッチ操作を検出するタッチパネルが設けられ、このタッチパネルを介して、再生指示ボタンG3及び軌跡指示ボタンG4の操作が指示入力部14によって検出される。また、指示入力部14は、上記タッチパネルを介して指示ボタンG3、G4以外の領域のタッチ操作も検出する。
本構成の表示制御部17Bは、所定の再生条件として、3つの再生処理を実行する。具体的には、表示制御部17Bは、第1の再生処理として、他車情報DTに含まれる複数の撮影データDSを、車両2に近い他車両3の撮影データDSから順次、自動再生する処理を行う。
撮影データDSは、他車両3の前方を含む周囲風景を撮影したデータであるので、渋滞原因となる風景が撮影されている場合、その風景を自車両2Xの乗員が確認することで渋滞原因を特定し易くなる。しかも、撮影データDSは、自車両2Xから近い順に撮影されるため、自車両2Xに近い渋滞原因を優先的に特定し易くなる。撮影データDSの再生が終了すると、自車両2Xに次に近い他車両3で撮影した撮影データDSが自動的に再生される。
このようにして、自車両2Xの乗員は特別な操作を行うことなく他車両3で撮影された撮影データDSに対応する撮影画像を順に確認することができる。
表示制御部17Bは、第2の再生処理として、指示ボタンG3の操作に応じて再生対象の撮影データDSを変更する処理を行う。具体的には、「Next」の再生指示ボタンG3が操作されると、次の再生順の撮影データDSの再生を直ちに開始し、「Prev」の指示ボタンG3が操作されると、現在再生中の撮影データDSを最初から撮影する処理や、それより前の再生順の撮影データDSの再生を直ちに開始する処理を行う。
表示制御部17Bは、第3の再生処理として、図6に示すように、俯瞰画像G1A中の他車両3(図6に示す他車両3d)がタッチ操作によって選択されると、選択された他車両3の撮影データDSの再生に切り替える。このようにして、再生対象の他車両3の選択を受け付け、選択された他車両3の撮影データDSを再生することができる。
第1〜第3の再生処理によれば、他車両3の周囲風景を視認できるので、周囲風景から渋滞原因を特定することが可能となる。このため、渋滞原因が交差点7及び施設以外の場合(例えば、事故渋滞や工事渋滞の場合)であっても、渋滞原因を特定し易くなる。
なお、再生対象の撮影データDSが変更されると、撮影データ表示画像G1B中の速度G5も、変更された撮影データDSを撮影した他車両3の速度に変更される。このようにして自車両2の乗員が選択した他車両3の情報(撮影データDS、速度)を表示させることができる。例えば、自車両2の乗員が左折しようとしている交差点7付近の状況を直接確認することが可能となり、交差点7による渋滞でない場合は、渋滞を回避する行動(図5に示す他車両3b,c,d,eの列に並ばない行動)が可能になる。
上述したように、第3の再生処理において、表示制御部17Bは、他車両3が選択されると、選択された他車両3の撮影データが撮影データ表示画像G1Bにて再生する。更に、表示制御部17Bは、軌跡指示ボタンG4が操作されると、俯瞰画像G1Aにて、選択された他車両3の動きを視認可能な画像を表示させる。
図7はこの場合の表示例を示す図である。なお、図7は他車両3dが選択された場合の表示例を示している。
軌跡指示ボタンG4が操作されると、表示制御部17Bは、他車情報DT中の動き情報DUに基づいて、他車両3dの位置及び移動軌跡を読み出し、俯瞰画像G1A中に他車両3dの移動軌跡を表示する。本構成では、他車両3dの移動軌跡を動画で表示することにより、他車両3dがどのように移動したかを容易に視認させることができる。図7の例では、他車両3dの移動軌跡を表示中は、他車両3a,b,c,e及び自車両2Xを非表示にすることで、他車両3dの視認性を向上させている。
俯瞰画像G1A中の他車両3dの動画(移動軌跡を示す動画)と、撮影データ表示画像G1B中の撮影データの再生画像とは同期している。つまり、俯瞰画像G1A中の他車両3dの位置と、撮影データ表示画像G1B中の撮影データの表示時点とは一致している。これによって、他車両3dの位置と撮影画像の組合せから、渋滞発生地点や渋滞原因をより特定し易くなる。
また、図7の例では、撮影画像が現時点から何秒前の画像かについても表示している(図7に示す「2秒前」)。なお、移動軌跡を表示する方法は、動画を用いる方法に限定されず、移動軌跡を示す線を表示する等の他の表示方法を適用してもよい。
図7の例では、他車両3dが、片側2車線の道路5のうち右側の車線5Bを通って交差点7まで移動していることが判るので、自車両2Xの乗員は右側の車線5Bを通ることで、左側の車線5Aの渋滞を回避できることを予測することが可能であり、速やかに渋滞回避行動をとることができる。
以上説明したように、本実施の車載装置10は、自車両2Xの周辺に位置する複数の他車両3に関する情報の取得要求を行い、その情報として、取得要求を行った時点から所定期間内の複数の他車両3の位置を含む他車情報DTを取得し、他車情報DTに基づいて、複数の他車両3に対応する絵柄を、各他車両3の位置に対応する位置に少なくとも道路5と共に表示する俯瞰画像G1Aを表示するので、他車両3の各位置と道路5との位置関係を視認可能となり、渋滞発生地点や渋滞原因を特定し易くなり、渋滞回避行動を特定し易くなる。
しかも、他車情報DTは、他車両3の向きを特定可能な情報を含み、表示制御部17Bは、複数の他車両3に対応する絵柄を、他車両3の向きに対応する向きで表示させるので、道路5上での各他車両3の位置及び向きを視覚で把握でき、渋滞原因等をより特定し易くなる。
また、表示制御部17Bは、俯瞰画像G1Aとして、他車両32の周辺に位置する施設を、他車両32に対応する絵柄及び道路5と共に表示させるので、施設への進入によって渋滞が発生しているのか否かを特定し易くなる。
また、他車情報DTは、位置、進行方向、移動軌跡及び車速の少なくともいずれかを特定可能な動き情報DUを含み、表示制御部17Bは、動き情報DUに基づいて他車両3の動きを視認可能な画像を表示させるので、渋滞箇所や渋滞回避行動をより特定し易くなる。
さらに、他車情報DTは、他車両3で撮影された周辺風景の撮影データを含み、表示制御部17Bは、撮影データDSに対応する画像を所定の再生条件で表示させるので、渋滞原因となる風景が撮影されている場合、渋滞原因を特定し易くなる。
しかも、所定の再生条件として、自車両2Xに最も近い他車両3の撮影データから順に再生し、又は、再生対象の他車両3の選択を受け付け、選択された他車両3の撮影データを再生するので、自車両2Xから近い渋滞原因を優先的に特定したり、交差点7付近の状況を迅速に確認したりすることが可能となる。
また、情報取得部17Aは、俯瞰画像G1Aに表示する他車両3を抽出する抽出処理を行い、この抽出処理として、自車両2Xと同じ道路5を同方向に走行する他車両3であって、その道路5を記述した地図データDMに基づき特定した自車両2Xから直近の交差点7までに位置する他車両3を抽出するので、自車両2X前方に発生する渋滞に無関係な他車両3を表示しないようにできる。これにより、自車両2Xの走行に影響する渋滞発生地点や渋滞原因等を効率よく特定し易くなる。
上記の実施形態は、あくまでも本発明の一実施の態様を例示するものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、表示用画像G1のレイアウト等は適宜に変更可能である。
また、車載装置10は、車両2,3に固定された車載装置に限定されず、車両2,3から持ち運び自在な携帯型の情報処理装置でもよく,例えば、スマートフォン又はタブレットPCでもよい。この場合、車載装置10は、車載装置10が備えるセンサーによって位置、進行方向及び速度等を取得してもよいし、車両2,3のコンピューター等との通信によって車両2の速度等の情報を取得してもよい。
また、情報提供システム1を構成する車載装置10及びサーバー20の各構成要素は、分割してもよいし、併合してもよい。また、各構成要素は、ハードウェアとソフトウェアの協働等により任意に実現可能である。また、各フローチャートについても、各ステップに対応する処理を分割してもよいし、併合してもよい。また、車両2は四輪車両、二輪車両等の公知の車両を広く適用可能である。
1 情報提供システム
2 車両(自車両)
3 車両(他車両3)
5 道路
5A〜5H 車線
6 信号機
7 交差点
10 車載装置
11、21 通信部
12 位置検出部
13 車載カメラ
14 指示入力部
15 表示部(表示デバイス)
16 記憶部
17 制御部
17A 情報取得部
17B 表示制御部
20 サーバー
22 車両情報データベース
23 車両情報抽出部
AR1 抽出範囲
DT 他車情報
DP 位置特定情報
DX 車両情報
DU 動き情報
DS 撮影データ
DK 検出データ
G1 表示用画像
G1A 俯瞰画像(表示用画像)
G1B 撮影データ表示画像
G2 再生画面
G3 再生指示ボタン
G4 軌跡指示ボタン
G5 速度

Claims (8)

  1. 車両に搭載され、前記車両に設けられた表示デバイスへの表示を行う車載装置において、
    前記車両の周辺に位置する複数の他車両に関する情報の取得要求を行い、前記情報として、前記取得要求を行った時点から所定期間内の前記複数の他車両の位置を含む他車情報を取得する情報取得部と、
    前記他車情報に基づいて、前記複数の他車両に対応する絵柄を、各他車両の位置に対応する位置に少なくとも道路と共に表示する表示用画像を得、前記表示用画像を前記表示デバイスに表示させる表示制御部とを備えることを特徴とする車載装置。
  2. 前記他車情報は、前記他車両の向きを特定可能な情報を含み、
    前記表示制御部は、前記複数の他車両に対応する絵柄を、前記他車両の向きに対応する向きで表示させることを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記表示制御部は、前記表示用画像として、他車両の周辺に位置する施設を、前記他車両に対応する絵柄及び道路と共に表示させることを特徴とする請求項2に記載の車載装置。
  4. 前記他車情報は、位置、進行方向、移動軌跡及び車速の少なくともいずれかを特定可能な動き情報を含み、
    前記表示制御部は、前記動き情報に基づいて前記他車両の動きを視認可能な画像を表示させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車載装置。
  5. 前記他車情報は、前記他車両で撮影された周辺風景の撮影データを含み、
    前記表示制御部は、前記撮影データに対応する画像を所定の再生条件で表示させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車載装置。
  6. 前記所定の再生条件として、当該車載装置が搭載された車両に最も近い前記他車両の撮影データから順に再生し、又は、再生対象の他車両の選択を受け付け、選択された他車両の撮影データを再生することであることを特徴とする請求項5に記載の車載装置。
  7. 前記情報取得部は、前記表示用画像に表示する前記他車両を抽出する抽出処理を行い、
    前記抽出処理として、当該車載装置を搭載する車両である自車両と同じ道路を同方向に走行する他車両であって、前記道路を記述した地図データに基づき特定した前記自車両から直近の交差点までに位置する他車両を抽出することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の車載装置。
  8. 前記車載装置は、前記車両から持ち運び自在な携帯型の情報処理装置であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の車載装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114596727A (zh) * 2020-12-02 2022-06-07 奥迪股份公司 用于车辆的辅助方法、系统、相应的车辆和存储介质
WO2023199373A1 (ja) * 2022-04-11 2023-10-19 三菱電機株式会社 運転支援装置および運転支援方法

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