JP2020060848A - 設備点検支援システム - Google Patents

設備点検支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020060848A
JP2020060848A JP2018190003A JP2018190003A JP2020060848A JP 2020060848 A JP2020060848 A JP 2020060848A JP 2018190003 A JP2018190003 A JP 2018190003A JP 2018190003 A JP2018190003 A JP 2018190003A JP 2020060848 A JP2020060848 A JP 2020060848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
mobile terminal
server
sheet
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018190003A
Other languages
English (en)
Inventor
基樹 高田
Motoki Takada
基樹 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2018190003A priority Critical patent/JP2020060848A/ja
Publication of JP2020060848A publication Critical patent/JP2020060848A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】点検結果が正常範囲を超えた異常値であった場合、点検作業者の技量に左右されず、かつ、点検作業中に確実に異常を認識することができる設備点検支援システムを提供する。【解決手段】本発明に係る設備点検支援システム1は、携帯端末5と、携帯端末5に対してデータの送受信を行うサーバ3とを備えたものであって、サーバ3は、サーバ側データ通信手段7と、サーバ側記憶手段9と、利用者特定手段11とを備え、携帯端末5は、携帯端末側データ通信手段23と、携帯端末側記憶手段25と、点検シート一覧表示手段27と、検索手段29と、点検シート13を表示し、点検作業者が点検結果を入力可能な点検シート表示・入力手段31と、点検結果が予め設定された正常範囲に含まれない場合に、アラームメッセージ45を表示するとともに、点検シート13の対応する点検項目に色付け表示を行うアラーム・色付手段33を備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、設備点検を行う点検作業者が携帯可能な携帯端末と、該携帯端末に対してデータの送受信を行うサーバとを備えた設備点検支援システムに関する。
多数の機械設備が設置されている施設では、設備管理担当者による点検が定期的に行われている。
日々の点検によって設備の異常傾向を早急に察知することで、設備故障に至る前に対処を実施し、設備の安定した運用を維持している。
設備の異常傾向を把握するためには、点検時に測定する数値が予め設定された正常の範囲内であるのかを、点検作業者が判断する必要がある。しかし、設備点検における点検項目は多岐にわたり、各項目におけるすべての正常範囲を把握するのは難しく、点検作業者はその都度、正常範囲を示す閾値を確認しなければならなかった。また、確認を怠れば異常結果そのものを見過ごす懸念があった。
その点、特許文献1では、点検担当者の所持する携帯情報端末に点検作業で得られた点検情報が入力されると、その情報を受け取った管理サーバが異常の有無を判断し、異常が有ると判断された場合には異常結果に対応するための画面を携帯情報端末に表示させる方法が開示されている。
管理サーバが点検結果の異常有無を判断することにより、点検担当者の技量に左右されずに異常傾向を察知することができ、迅速に対処することができるとしている。
また、特許文献1では、点検作業の指示や、異常と管理サーバが判断した場合の異常対応の手順が携帯情報端末に与えられる。点検作業の指示や異常対応の手順は管理サーバによって生成され、点検担当者は与えられた選択肢に従って点検を実施できるため、設備に精通していなくとも適切な対応を可能としている。
さらに、特許文献1では、点検作業中に携帯情報端末に搭載されているカメラで撮影した画像を管理サーバに送信して、点検の統括者と点検箇所の様子を共有することで通話により適切な指示を仰ぐことができる方法も開示されている。
また、点検箇所の記録として撮影した画像をサーバのデータベースで保管する方法が特許文献2に開示されている。時系列に点検箇所の画像を表示して比較することで、例えば設備に発生した亀裂の様子などの経時変化を容易に観察することができる。
さらに、現像写真を紙媒体で保管することにくらべて、電子媒体による保管は写真の色褪せがなく、保管場所を確保する必要がないという利点があった。
特開2002−189513号公報 特開2007−58496号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるような、点検結果に異常値が入力された場合に携帯端末に異常対応に関する画面が表示されるのみでは、携帯端末の画面が小さく画面構成も通常の点検画面と似ていることから、異常画面に気付きにくいという問題があった。表示される文字を読み取らずに画面を遷移してしまうと、異常結果を見落としたまま点検を進めてしまうという懸念もある。
また、管理サーバの生成した点検項目の数値入力や選択肢に従って点検結果を入力する方法は、設備に精通していない点検担当者でも点検作業を可能とするが、点検によって得られる情報は、目視による状態確認や、異音がないかなど、点検作業者の視覚・聴覚等によって得られるものも多く、事前に計画された点検項目の測定数値のみに限られない。また、点検の統括者と点検作業者が通話のみで連絡するため、口頭による聞き洩れや連絡後の忘却が生じやすい。
したがって、点検作業者が作業中に感じた違和感や異常内容を具体的に記録できるようにすることが必要とされるが、特許文献1に記載の方法はこのような要請を満たすものではなかった。
さらに、特許文献1、特許文献2に記載されるような、点検中にカメラで撮影した画像をサーバに記録するのみの方法は、撮影枚数が多い場合、点検後に設備のどのような状態を撮影したものであるのか、何を記録するために撮影したものであるのかなどが判別できなくなる懸念があった。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、点検結果が正常範囲を超えた異常値であった場合、点検作業者の技量に左右されず、かつ、点検作業中に確実に異常を認識することができる設備点検支援システムを提供することを目的としている。
また、点検作業者の点検作業中または点検直後の所感に基づく、具体的な点検記録を残すことができる設備点検支援システムを提供することを目的としている。
さらに、点検中に撮影した画像を正確に記録・管理することができる設備点検支援システムを提供することを目的としている。
(1)本発明に係る設備点検支援システムは、設備点検を行う点検作業者が携帯可能な携帯端末と、該携帯端末に対してデータの送受信を行うサーバとを備えた設備点検支援システムであって、
前記サーバは、ネットワークを介して前記携帯端末とデータ通信を行うサーバ側データ通信手段と、設備点検に関する情報と点検結果を入力する点検シートに関するデータベースを保有するサーバ側記憶手段と、前記携帯端末からのログイン情報に基づいてシステム利用者を特定する利用者特定手段とを備え、
前記携帯端末は、ネットワークを介して前記サーバとデータ通信を行う携帯端末側データ通信手段と、前記サーバからダウンロードしたデータおよび入力されたデータを一時的に記憶する携帯端末側記憶手段と、点検シート一覧を表示する点検シート一覧表示手段と、前記携帯端末側記憶手段に記憶されているデータベースから必要なデータを抽出する検索手段と、前記携帯端末側記憶手段に記憶されている点検シートを抽出して表示し、前記点検作業者が点検結果を入力可能な点検シート表示・入力手段と、前記点検シートに入力された点検結果が予め設定された正常範囲に含まれない場合に、アラームメッセージを表示するとともに、前記点検シートの該点検結果に対応する点検項目に色付け表示を行うアラーム・色付手段を備えたことを特徴とするものである。
(2)また、(1)に記載のものにおいて、前記携帯端末は、前記点検シートの各点検項目に対する詳細情報を表示し、該点検項目に対するコメントを入力可能な点検項目詳細表示・コメント入力手段を備えたことを特徴とするものである。
(3)また、(2)に記載のものにおいて、前記携帯端末は、撮影手段を有し、
前記点検項目詳細表示・コメント入力手段は前記撮影手段を起動して撮影した画像に対するコメントを入力可能な画像撮影・コメント入力手段を有することを特徴とするものである。
本発明に係る設備点検支援システムにおいては、点検シートに異常値が入力された際にアラームメッセージを表示するとともに、対応する点検項目に色付け表示を行うアラーム・色付手段を備えたことにより、設備に精通していない点検作業者であっても、正常範囲の閾値を別途確認することなく、点検結果の異常を点検作業中に確実に察知することができ、迅速な対処が可能となる。
また、各点検項目に対する詳細情報を表示し、点検項目に対するコメントを入力可能な点検項目詳細表示・コメント入力手段を備えたことにより、点検作業者が作業中に感じた違和感や、異音・異臭など、測定値以外の情報についても具体的に記録することができる。
さらに、撮影した画像に対するコメントを入力可能な画像撮影・コメント入力手段を有することにより、設備のどのような状況を撮影したものであるのかなど、具体的な情報を正確に記録することができ、点検後の情報共有を詳細かつ確実に行うことができる。
本発明の一実施の形態に係る設備点検支援システムの構成を説明する説明図である。 本発明の一実施の形態に係る携帯端末における点検シート一覧表示画面を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る携帯端末における点検シート表示画面を示す図である。図3(a)は通常時の状態を示すものであり、図3(b)は点検結果が異常値であった場合の状態を示すものである。 本発明の一実施の形態に係る点検項目詳細画面を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る画像コメント入力画面を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る携帯端末を使用した設備点検支援システムのフロー図である。
本実施の形態に係る設備点検支援システム1は図1に例を示すように、設備点検に関する情報と点検結果を入力する点検シートに関するデータベースを保有するサーバ3と、点検作業者が点検作業時に携帯し点検結果を入力する携帯端末5により構成されている。
以下、各構成について詳細に説明する。
<サーバ>
サーバ3は、ネットワークを介して携帯端末5とデータ通信を行うサーバ側データ通信手段7と、設備点検に関する情報を蓄積したデータベースを保有するサーバ側記憶手段9と、携帯端末5からのログイン情報に基づいてシステム利用者を特定する利用者特定手段11を備えている。
以下、サーバ3の各構成について説明する。
≪サーバ側データ通信手段≫
サーバ側データ通信手段7は、サーバ3が携帯端末5とネットワークを介して行うデータ通信を制御するものである。
≪サーバ側記憶手段≫
サーバ側記憶手段9は、設備点検に関する情報を蓄積したデータベース(DB)を保有しており、例えば図1に示すとおり、担当者データベース9a、設備データベース9b、点検データベース9c、点検履歴データベース9d、点検結果データベース9eを有している。なお、サーバ側記憶手段9に記憶されるデータベースは、上記のデータベースに限定されるわけではない。
担当者データベース9aは、設備点検支援システム1を利用する点検作業者や点検管理者などの担当者情報を有している。担当者情報には例えば、設備点検支援システム1にログインするために必要なIDやパスワードなどが含まれる。
設備データベース9bは、点検対象となりうる設備の詳細情報を有する。設備の詳細情報には例えば、設備の仕様や図面などが含まれる。
点検データベース9cは、設備の点検計画に関する情報を有している。点検計画に関する情報には例えば、設備データベース9bに関連する点検対象となる設備情報、点検の内容である点検項目情報、点検を実施する間隔である点検周期情報などが含まれる。
点検履歴データベース9dは、点検の実施情報を有する。点検の実施情報には例えば、点検作業者が点検実施後に点検結果を入力した点検シート13をサーバ3にアップロードした日時などが含まれる。
点検結果データベース9eは、点検結果に関する情報を有する。点検結果に関する情報には例えば、点検を実施した点検作業者によって点検シート13に入力された数値や選択項目などの情報や、点検項目に対するコメント、撮影画像、画像に対するコメントなどが含まれる。
≪利用者特定手段≫
利用者特定手段11は、点検作業者が携帯端末5にて設備点検支援システム1の利用を開始する際、IDとパスワードの入力を求める。IDとパスワードが入力されると、サーバ側記憶手段9内の担当者データベース9a内に登録されている担当者情報と入力された情報を比較する。入力された情報と、担当者データベース9aの情報が一致した場合、システム利用者を該当するIDで登録されている担当者であると特定し、設備点検支援システム1の利用を可能とする。
<点検シート>
点検シート13は、点検作業者が携帯端末5にて点検結果を入力し、点検結果をサーバ3に保存、蓄積するために使用されるものであり、従来例における紙のチェックシートの代替となるものである。点検作業者は点検実施前にサーバ3から携帯端末5へ該当する点検シート13をダウンロードし、携帯端末5に点検シート13を表示させながら点検を実施する。
<携帯端末>
携帯端末5は、点検作業者が工場等の設備15を点検する際に持ち歩くことができる携帯用端末であり、例えばスマートフォンのような低価格で入手できる高機能な汎用機を利用することができる。
携帯端末5は、カメラなど、点検作業中に点検箇所を撮影可能な撮影手段17と、タッチパネルなど、点検作業者が数値やコメントなどの情報を入力可能な入力手段19と、モニタなど、システムの利用に必要な情報を画面表示可能な表示手段21と、ネットワークを介してサーバ3とデータ通信を行う携帯端末側データ通信手段23と、サーバ3からダウンロードしたデータ、撮影手段17で撮影した画像や入力手段19から入力されたデータを一時的に記憶する携帯端末側記憶手段25と、点検シート13を一覧表示する点検シート一覧表示手段27と、携帯端末側記憶手段25に記憶されているデータベースから必要なデータを抽出する検索手段29と、携帯端末側記憶手段25に記憶されている点検シート13を抽出して表示し、点検作業者が点検結果を入力可能な点検シート表示・入力手段31と、点検シート13に入力された点検結果が予め設定された正常範囲に含まれない場合に、アラームメッセージを表示するとともに、点検シート13の対応する点検項目部分に色付け表示を行うアラーム・色付手段33と、点検シート13の各点検項目に対する詳細情報を表示し、点検項目に対する点検作業者のコメントを入力可能な点検項目詳細表示・コメント入力手段35とを備えている。
以下、携帯端末の各構成について説明する。
≪携帯端末側データ通信手段≫
携帯端末側データ通信手段23は、携帯端末5がサーバ3とネットワークを介して行うデータ通信を制御するものである。
≪携帯端末側記憶手段≫
携帯端末側記憶手段25は、サーバ3からダウンロードされる設備点検に必要なデータや、携帯端末5にて点検結果が入力された点検シート13などを一時的に記憶するものである。
≪点検シート一覧表示手段≫
点検シート一覧表示手段27は、図2に示すとおり、システムにログインした点検作業者の携帯端末5上に、担当する点検の点検シート13を一覧表示するものである。
点検作業者は一覧の中から点検シート13を選択することで、該当する点検シート13を携帯端末5内にダウンロードすることができる。
≪検索手段≫
検索手段29は、携帯端末側記憶手段25に記憶されている点検シート13の関連データから、必要なデータを抽出するものである。
≪点検シート表示・入力手段≫
点検シート表示・入力手段31は携帯端末側記憶手段25に記憶されている点検シート13を抽出して携帯端末5の表示手段21に表示するものである(図3(a)参照)。
点検シート13に入力する内容には、点検を実施した日付や時間に関する情報や、予め計画された複数の点検項目に対する点検結果などがある。点検シート13の入力画面には、それら入力が必要な項目が点検手順に合わせて縦に羅列して表示される。以下、ひとつの点検項目に対応する表示部分を点検項目表示部37という。
各点検項目表示部37は、点検結果入力ボタン39を備えている。
点検作業者は点検結果入力ボタン39を選択することにより、該当する点検項目の点検結果を入力することができる。入力方法はテキスト入力、数値入力、選択入力、複数選択入力、画像入力などがあり、点検項目に合わせて設定されている。
また、入力方法が数値入力や選択入力である点検項目表示部37は、グラフ表示ボタン41も備えている。
点検作業者はグラフ表示ボタン41を選択することにより、該当する点検項目について、過去の点検結果を時系列にグラフ化したものを携帯端末5に表示させることができる。グラフは携帯端末側記憶手段25内にある点検シート13の関連データに基づいて作成される。
これにより点検作業者は過去の点検結果の経過を視覚的に把握することができ、設備15の状態傾向に合わせた、より柔軟な点検が可能となる。
点検シート13の下部には図面参照ボタン43が配置されている。点検作業者が図面参照ボタン43を選択することで、表示中の点検シート13が対象としている設備15に関する図面が表示手段21に表示され、点検作業に必要な図面を適宜参照することができる。
≪アラーム・色付手段≫
アラーム・色付手段33は、点検作業者によって点検シート13に入力された点検結果が予め設定された正常範囲に含まれない場合に、アラームメッセージ45を表示するとともに、対応する点検項目表示部37に色付け表示を行い、点検作業者に点検結果が異常値であることを察知させるものである(図3(b)参照)。
具体的な例について以下に説明する。
点検項目のうち、点検結果を数値で入力するもの、項目の選択によって入力するもの(◎、○、×の3択など)は、事前に点検の合格基準である正常範囲の設定を行う。ここでいう正常範囲は後述する点検項目詳細画面の合格範囲に相当するものである。
アラーム・色付手段33は、点検作業者が一つの点検項目について、点検結果の入力を行うと、入力された値が予め設定された正常範囲に含まれるかを判断する。入力された値が正常範囲に含まれない場合には、携帯端末5上に点検シート画面が再表示された際、図3(b)のように、該当する点検項目表示部37に例えば、「合格範囲外の値が入力されました」などのアラームメッセージ45を表示するとともに、通常時と異なる色を表示する。表示色は赤色や黄色などの点検作業者の注意を引きやすい色や、通常時の表示色との違いが分かりやすいものが好ましい。
また、携帯端末5に付属する機能を利用できる場合には、振動やアラーム音などを併用して点検作業者に注意を促してもよい。
上述したアラームメッセージ45と点検項目表示部37の色付け表示により、設備15に精通していない点検作業者であっても、正常範囲の閾値を別途確認することなく、点検結果の異常を点検作業中に確実に察知することができ、迅速な対処が可能となる。
さらに、異常を確認した後、後述する点検項目詳細表示・コメント入力手段35を用いることで、コメントや画像などの、さらに詳細な情報を点検結果として残すことが可能となる。
≪点検項目詳細表示・コメント入力手段≫
点検項目詳細表示・コメント入力手段35は、例えば、点検作業者が点検項目表示部37を長押しすることで、該当する点検項目に対する詳細情報を表示し、点検項目に対して点検作業者が自由にコメントを入力することができるものである。(図4参照)
点検作業者は点検項目詳細画面を参照することで、点検の方法や入力数値の単位、点検結果の正常範囲(合格範囲)などを確認することができる。また、点検中に気が付いたことや点検異常に関する情報などを自由にテキスト入力することができる。
本実施の形態では点検項目表示部37を長押しすることで点検項目詳細画面を表示する例を挙げたが、別途点検項目詳細表示ボタンを用意して、ボタンを選択することで点検項目詳細画面を表示できるようにしてもよい。
点検作業者が点検作業中に、各点検項目に対し自由にコメントを残せるようにしたことで、点検作業者が作業中に感じた違和感や、異音・異臭などの情報についても具体的に記録することができる。
また、点検項目詳細表示・コメント入力手段35は、画像撮影・コメント入力手段47を備えている。画像撮影・コメント入力手段47は、点検項目に関連する画像を撮影し、撮影した画像に対して点検作業者が自由にコメントを入力することができるものである。
点検作業者が図4に示す点検項目詳細画面の下部にある撮影手段起動ボタン49を選択することで携帯端末5の撮影手段17が起動する。点検作業者は起動した撮影手段17を用いて、設備15の該当箇所を撮影する。撮影を終えると、図5に示すような、画像コメント入力画面が携帯端末5に表示される。
点検作業者は撮影した画像に対し、撮影対象や撮影対象の状態に関する情報を自由にテキスト入力することができる。
撮影された画像と画像に対するコメントは、点検終了後、点検シート13と一緒にサーバ3にアップロードされる。
上述したとおり、点検項目に対応させて画像を撮影し保存することにより、点検後の画像データの整理が容易となる。また、点検作業者が点検中に画像に対するコメントを入力できるようにしたことで、設備15のどのような状況を撮影したものであるのかなど、具体的な情報を即座に記録することができ、点検後に点検管理者に異常を報告する際にも詳細で確実な情報共有が可能となる。
上記のように構成された設備点検支援システム1を利用した点検方法の一例を、図6を用いて説明する。
まず、点検作業者は携帯端末5にて、設備点検支援システム1にログインするためのログイン情報を入力する(S1)。サーバ3の利用者特定手段11は携帯端末5から得られた情報に基づき、サーバ3の担当者データベース9aから設備点検支援システム1の利用者を特定する(S3)。特定ができると設備点検支援システム1の利用が可能となり、点検シート一覧表示手段27は、携帯端末5に点検作業者が担当する点検の点検シート一覧を表示する(S5)。
点検作業者は、実施する点検の項目を選択することで(S7)、該当する点検シート13をサーバ3から携帯端末5にダウンロードする。その際、該当する点検に関連するデータについても、サーバ3から携帯端末5にダウンロードする(S9)。
その後、点検作業者は点検対象となる設備15が設置されている場所に移動し、点検を開始する(S11)。
点検シート表示・入力手段31はダウンロードされた点検シート13を携帯端末5の表示手段21に表示する(S13)。点検項目がひとつ点検完了するごとに、携帯端末5に表示される該当する点検項目表示部37の点検結果入力ボタン39を選択し、点検結果を入力する(S15)。
アラーム・色付手段33は、点検作業者が入力した点検結果の値が、予め設定された正常範囲に含まれるかを判断する(S17)。
入力された値が正常範囲に含まれない場合には、点検シート13の該当する点検項目表示部37にアラームメッセージ45を表示するとともに、色付け表示を行う(S19)。
点検作業者は、アラームメッセージ45と色付表示により、点検結果が異常値であることを察知し、より具体的な情報の入力を行うため、色付け表示がされている点検項目表示部37を長押しする(S21)。
点検項目詳細表示・コメント入力手段35は、点検項目詳細画面を表示手段21に表示する(S23)。点検作業者は計測した数値以外に異音や異臭など記録するべき事項があればコメントを入力する(S25)。
また、設備15の状態を撮影して記録しようとする場合には、点検項目詳細画面の撮影手段起動ボタン49を選択する(S27)。
画像撮影・コメント入力手段47は携帯端末5の撮影手段17を起動し(S29)、点検作業者は設備15の点検箇所を撮影する(S31)。撮影を終えると、画像撮影・コメント入力手段47は、画像コメント入力画面を表示手段21に表示する(S33)。点検作業者は、画像が設備15のどのような状態を撮影したものであるのかなど、撮影画像に対する具体的なコメントを入力する(S35)。
点検作業者は点検シート13に表示される点検項目について未点検項目があるか確認し(S37)、未点検項目がある場合には、順次点検結果を入力する。
ステップS17で入力された値が正常範囲に含まれると判断された場合は、ステップS19は行われず、ステップS37に移行し、点検作業者は未点検項目を順次入力する。ステップS19が行われなくとも、点検作業者が点検作業中に異常と思われる状態を確認した時には、随時ステップS21〜ステップS35を行って点検項目に対するコメントや、撮影、撮影画像に対するコメントを記録してもよい。
点検作業者はすべての項目について点検結果を点検シート13に入力し終えたら、点検を終了し、(事務所に移動して)(S39)、点検シート13と撮影画像をサーバ3にアップロードする(S41)。アップロードされた点検シート13に入力された点検結果は、サーバ側記憶手段9の点検結果データベース9eに保存される。点検の終了により、携帯端末側記憶手段25に一時保存されていたデータは削除される。
以上のように、点検作業者は、アラームメッセージ45と該当する点検項目表示部37の色付け表示によって点検結果が異常値であることを点検作業中に確実に察知することができるため、迅速な対処が可能となる。
また、点検作業中に点検作業者のコメントを残せるようにしたことで、異音や異臭など点検作業者の所感に基づいて確認された異常状態を具体的に記録することができる。
さらに、撮影した画像に対するコメントを入力可能にしたことで、設備のどのような状況を撮影したものであるのかなど、画像の具体的な情報を付与することができ、かつ、点検項目に対応して保存されることで、点検画像を正確に記録・管理することができる。
なお、上述した実施の形態は設備点検を行う場所に無線ネットワーク環境が整っていない場合でも実施可能な形態を例に上げているが、設備点検を行う場所に携帯端末5とサーバ3が随時通信可能な無線ネットワーク環境が整っている場合には、点検シート13をダウンロードする際に該当する点検に関連するデータをサーバ3から携帯端末5にダウンロードせず、随時サーバ3に通信することでデータを取得するようにしてもよい。
1 設備点検支援システム
3 サーバ
5 携帯端末
7 サーバ側データ通信手段
9 サーバ側記憶手段
9a 担当者データベース
9b 設備データベース
9c 点検データベース
9d 点検履歴データベース
9e 点検結果データベース
11 利用者特定手段
13 点検シート
15 設備
17 撮影手段
19 入力手段
21 表示手段
23 携帯端末側データ通信手段
25 携帯端末側記憶手段
27 点検シート一覧表示手段
29 検索手段
31 点検シート表示・入力手段
33 アラーム・色付手段
35 点検項目詳細表示・コメント入力手段
37 点検項目表示部
39 点検結果入力ボタン
41 グラフ表示ボタン
43 図面参照ボタン
45 アラームメッセージ
47 画像撮影・コメント入力手段
49 撮影手段起動ボタン

Claims (3)

  1. 設備点検を行う点検作業者が携帯可能な携帯端末と、該携帯端末に対してデータの送受信を行うサーバとを備えた設備点検支援システムであって、
    前記サーバは、ネットワークを介して前記携帯端末とデータ通信を行うサーバ側データ通信手段と、設備点検に関する情報と点検結果を入力する点検シートに関するデータベースを保有するサーバ側記憶手段と、前記携帯端末からのログイン情報に基づいてシステム利用者を特定する利用者特定手段とを備え、
    前記携帯端末は、ネットワークを介して前記サーバとデータ通信を行う携帯端末側データ通信手段と、前記サーバからダウンロードしたデータおよび入力されたデータを一時的に記憶する携帯端末側記憶手段と、点検シート一覧を表示する点検シート一覧表示手段と、前記携帯端末側記憶手段に記憶されているデータベースから必要なデータを抽出する検索手段と、前記携帯端末側記憶手段に記憶されている点検シートを抽出して表示し、前記点検作業者が点検結果を入力可能な点検シート表示・入力手段と、前記点検シートに入力された点検結果が予め設定された正常範囲に含まれない場合に、アラームメッセージを表示するとともに、前記点検シートの該点検結果に対応する点検項目に色付け表示を行うアラーム・色付手段を備えたことを特徴とする設備点検支援システム。
  2. 前記携帯端末は、前記点検シートの各点検項目に対する詳細情報を表示し、該点検項目に対するコメントを入力可能な点検項目詳細表示・コメント入力手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の設備点検支援システム。
  3. 前記携帯端末は、撮影手段を有し、
    前記点検項目詳細表示・コメント入力手段は前記撮影手段を起動して撮影した画像に対するコメントを入力可能な画像撮影・コメント入力手段を有することを特徴とする請求項2に記載の設備点検支援システム。
JP2018190003A 2018-10-05 2018-10-05 設備点検支援システム Pending JP2020060848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018190003A JP2020060848A (ja) 2018-10-05 2018-10-05 設備点検支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018190003A JP2020060848A (ja) 2018-10-05 2018-10-05 設備点検支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020060848A true JP2020060848A (ja) 2020-04-16

Family

ID=70219893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018190003A Pending JP2020060848A (ja) 2018-10-05 2018-10-05 設備点検支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020060848A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105378810B (zh) 测量数据的远程共享
JP4620030B2 (ja) 設備点検支援システム、設備点検支援方法およびそのプログラム
JP2009291308A (ja) 医療機器管理システム
US20210056508A1 (en) System and method for automatically capturing technology transfer knowledge
JP2012168606A (ja) プラント支援システム
KR102594649B1 (ko) 스마트 체크리스트를 이용한 건축물 사전점검 시스템 및 그 방법
JP5772360B2 (ja) 端末監視装置及び端末監視システム並びにプログラム
TW201920900A (zh) 用於測試片材之機械加工結果之品質的方法及測試裝置
JP6099989B2 (ja) 点検支援用処理サーバ及び点検支援システム
JP2020060848A (ja) 設備点検支援システム
US11138542B2 (en) Confirming field technician work based on photographic time and location device
JP7354623B2 (ja) 試験結果報告方法及び試験結果報告システム
JP2021033626A (ja) 保守管理システム
JP2020100421A (ja) 給油所システム
JP6112145B2 (ja) 端末制御装置及びプログラム
JP6990482B1 (ja) 検査システム、方法及びプログラム
CN115511132B (zh) 基于发电厂的设备巡点检管理平台及系统
JP7013615B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ装置
JP2024044683A (ja) プラントにおけるマンホールチェックシステム
JP6241947B2 (ja) 制御装置、注意喚起システム、制御装置の制御方法、及びプログラム
CN116074472A (zh) 用于远程安检的视频显示方法、装置、设备和可读介质
JP2017203315A (ja) 杭孔掘削の施工管理方法