JP2020059944A - フルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる反射標識帯を備えた安全チョッキ - Google Patents

フルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる反射標識帯を備えた安全チョッキ Download PDF

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Teruo Hoshino
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Abstract

【課題】フルハーネス型墜落制止用器具を装着した状態で、安全チョッキの背面からD環又はショックアブソーバを、ランヤードと共に容易に取り出すことができ、安全チョッキの反射能、発光能の機能を損なうことがない。【解決手段】袖がなく丈の短い、前身頃14,15と後身頃16で構成されるチョッキ本体13と、フルハーネス型墜落制止用器具51のランヤード60とD環58とを引き出すために、後身頃16に開けられた通し穴12と、通し穴12に取り付けたファスナー20と、を備え、フルハーネス型墜落制止用器具51を既に装着している着用者が、安全チョッキ11を装着する際に、チョッキ本体13の両アームホール(袖ぐり)に腕を通しながら羽織り、ファスナー20を開けて通し穴12を開放し、通し穴12からフルハーネス型墜落制止用器具51のD環58とランヤード60を引き出せるように構成された。【選択図】図1

Description

本発明は、高所で作業する作業者がフルハーネス型墜落制止用器具(安全帯)を装着し、その上に安全チョッキを装着することができるフルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる安全チョッキに関する。
工事作業現場、建設現場で作業する作業員等、または交通整理や交通事故の処理、或いは検問等を行なう警察官等は、自身の存在を周囲に知らせて安全性を確保するために安全チョッキの着用が義務化されつつある。図8に示すように、従来の安全チョッキxとしては、チョッキ本体yの前面及び背面に、チョッキ本体yの左右の肩部から裾部に掛けて反射標識帯zをそれぞれ備えたものが一般に知られている。更に、反射標識帯zに複数の発光ダイオードLED(light emitting diode)を取り付けた自発光式反射標識帯を備えたものも知られている。
このような安全チョッキxの反射標識帯zは、光を照射することにより、反射して発光する。このような構成の安全チョッキxを着用することにより、車のヘッドライト等の光を受けると反射標識帯zが反射するので、車の運転者等は着用者の存在を確認しやすくなり、警察官、道路上での作業者等が夜間又は暗闇の中での交通事故に遭遇する危険性を防止することができる。
また、この自発光式反射標識帯を備えた安全チョッキxは、反射標識帯zの所定部が自発光するので、単なる反射標識帯を備えた安全チョッキxに比べて視認性が高くなり、安全性が向上する。高所の工事現場、建設作業現場等において、着用者の存在を確認しやすくなるので、特に工事作業現場、建設現場における作業者等が労働災害に遭遇する危険性を防止することができる。
一方、高所で作業する作業者の墜落を阻止するために、図9,図10に示すように、フルハーネス型の墜落制止用器具(安全帯)51の着用が2020年1月から義務化される。このフルハーネス型墜落制止用器具51は、これを装着している作業者の身体がフルハーネス型墜落制止用器具51から抜け出さないように複数のベルトで構成されている。従来の、1本のベルトのみの墜落制止用器具とは異なり、着用している人の身体を保護しやすいようになっている。このフルハーネス型墜落制止用器具51は、厚生労働省により、落下のおそれのある高所又はそれに類する場所で作業する作業者は、これを身体に装着すると共に、その一部をロープ(ランヤード)60を介して周囲の固定体に連結することが義務付けられている。このフルハーネス型墜落制止用器具51により、高所作業の現場から落下しても作業者は安全に宙吊りとなるようにしている。
図9の作業者前面側の状態図に示すように、フルハーネス型墜落制止用器具51は、肩や腿(もも)、胸などの複数のベルトで構成され、これによって身体がフルハーネス型墜落制止用器具51から抜け出すことや、胸部・腹部を過大に圧迫するリスクを低減するようになっている。従来の、1本のベルトのみの墜落制止用器具と比較して、着用している人の身体を保護しやすい。フルハーネス型墜落制止用器具51は、作業者の両肩から胸に掛ける肩ベルト52と、この肩ベルト52の胸の部分でバックル53により着脱自在に連結する胸ベルト54と、肩ベルト52の下部は胴ベルト55につながれている。この胴ベルト55には、両太ももを差し込む腿ベルト56がそれぞれつながれている。胴ベルト55はバックル57により着脱自在になっている。
図10の作業者後面側の状態図に示すように、フルハーネス型墜落制止用器具51は、両肩ベルト52の中間はD環58に通されている。更に、両肩ベルト52の他端は胴ベルト55につながれている。このD環58には、ショックアブソーバー59を介してランヤード60がつながれている。このランヤード60の先端にフック61が付けられている。各腿ベルト56には広がりを防止する骨盤ベルト62がつながれている。
図示例はいわゆる一丁掛けで、このランヤード60が1本のものである。二丁掛けは、このランヤード60が2本のものである。
安全チョッキに関する技術が種々提案されている。例えば特許文献1の特開2006−176893号公報「安全チョッキ」のように、チョッキ本体の前面及び背面に、チョッキ本体の左右の肩部から裾部に掛けて設けた反射標識帯を備えた安全チョッキであって、 前記チョッキ本体の前面側の前記反射標識帯の部位に位置させて設けた任意数の第1の発光ダイオードを備え、 前記第1の各発光ダイオードは、前記反射標識帯の表面から斜め下方向に向けて光を放射するように配置して設けた安全チョッキが提案されている。
特開2006−176893号公報
上述したように、作業者は安全チョッキxを装着することが義務付けられる。更に、地上から6.75m以上の高所での作業にはフルハーネス型墜落制止用器具51を装着することも義務付けられた。そこで、高所での作業者は、安全チョッキxとフルハーネス型墜落制止用器具51の両方の装着が必要になる。
安全チョッキxはその構造上、反射標識帯z又は自発光式反射標識帯を反射又は発光させる必要があるために、フルハーネス型墜落制止用器具51の上に装着する必要がある。安全チョッキxに上に重ねてフルハーネス型墜落制止用器具51を装着すると、多数のベルトが反射標識帯z又は自発光式反射標識帯を覆う状態になり、その反射能、発光能が減殺されるためである。
従来の図9に示す形態の安全チョッキxの構造では、フルハーネス型墜落制止用器具51には、その背面側に位置するD環58又はショックアブソーバ59にランヤード60の一端が掛け止められている。このD環58又はショックアブソーバ59が、この安全チョッキxの背面から露出させることができないという問題を有していた。
また、安全チョッキの背面側を、前側と同じように略V字形状になるようにカットした形状にすることも考えられる。しかし、安全チョッキの前面側と背面側を共に略V字形状にすると、安全チョッキの両上部が着用者の両肩から外れやすくなり、非常に着心地の悪いものになる。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、安全チョッキの構造に工夫を施すことで、フルハーネス型墜落制止用器具を装着した状態でも、安全チョッキの背面からD環又はショックアブソーバを、ランヤードと共に容易に取り出すことができ、安全チョッキの反射能、発光能の機能を損なうことがないフルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる安全チョッキを提供することにある。
第1の本発明は、フルハーネス型墜落制止用器具(51)の上から、ランヤード(60)とD環(58)とを引き出した状態で着用できる、フルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる安全チョッキ(11)であって、
袖がなく丈の短い、前身頃(14,15)と後身頃(16)で構成されるチョッキ本体(13)と、
前記ランヤード(60)とD環(58)とを引き出すために、前記後身頃(16)に開けられた通し穴(12)と、
前記通し穴(12)に取り付けたファスナー(20)と、を備え、
前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)を既に装着している着用者が、前記安全チョッキ(11)を装着する際に、前記チョッキ本体(13)の両アームホール(袖ぐり)に腕を通しながら羽織り、
前記ファスナー(20)を開けて通し穴(12)を開放し、該通し穴(12)からフルハーネス型墜落制止用器具(51)のD環(58)とランヤード(60)を引き出せるように構成された、ことを特徴とする。
前記ファスナー(20)は、エレメント(務歯)(22)とスライダー(21)とから成るファスナーである。
または、前記通し穴(12)に面状ファスナー(23)を取り付けたものである。
第2の本発明は、フルハーネス型墜落制止用器具(51)の上から、ランヤード(60)とD環(58)とを引き出した状態で着用できる、フルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる安全チョッキ(41)であって、
袖がなく丈の短い、前身頃(14,15)と後身頃(16)で構成されるチョッキ本体(13)と、
前記チョッキ本体(13)の後身頃(16)に、前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)のランヤード(60)とD環(58)とを引き出すために開けられた通し穴(42)と、を備え、
前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)を既に装着している着用者が、前記安全チョッキ(41)を装着する際に、前記通し穴(42)にその内側から外側に向けてランヤード(60)を差し込んだ状態で、前記チョッキ本体の両アームホール(袖ぐり)に腕を通しながら羽織り、ランヤード(60)のフック(61)を引っ張り、該通し穴(42)からD環(58)を引き出せるように構成された、ことを特徴とする。
第1の本発明の構成では、安全チョッキ(11)の通し穴(12)に取り付けたファスナー(20)を開けて、既に着用しているフルハーネス型墜落制止用器具(51)のD環(58)を引き出す。その後、安全チョッキ(11)の両アームホール(袖ぐり)に腕を通して羽織る。この動作だけで、フルハーネス型墜落制止用器具(51)を装着した状態で、安全チョッキ(11)の背面からランヤード(60)を取り出すことができ、安全チョッキ(11)の反射標識帯(18)の反射能、発光能の機能を損なうことがない。
安全チョッキ(11)のみを装着する際には、ファスナー(20)を閉じれば通し穴(12)が開かないので、この通し穴(12)に他の物が引っ掛からず安全に作業することができる。
第2の本発明の構成では、通し穴(42)にその内側から外側に向けてランヤード(60)、フック(61)を差し込んだ状態にしてから、安全チョッキ(41)の両アームホール(袖ぐり)に腕を通し、両前身頃(14,15)を合わせるように羽織る。その後、ランヤード(60)を引っ張り、通し穴(42)からD環(58)を引き出す。フルハーネス型墜落制止用器具(51)を装着した状態で、安全チョッキ(41)の背面からランヤード(60)を容易に引き出すことができ、安全チョッキ(41)の反射標識帯(18)の反射能、発光能の機能を損なうことがない。
実施例1の安全チョッキを示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。 実施例1の安全チョッキのファスナー部分を示す拡大正面図であり、(a)は通し穴を閉じた状態、(b)は通し穴を開けた状態である。 実施例1の安全チョッキの通し穴からランヤードとD環を引き出した状態を示す斜視図である。 通し穴の開閉に面状のファスナーを用いた通し穴の変形例1の拡大正面図である。 通し穴の向きを可変した変形例2の拡大正面図であり、(a)は通し穴を閉じた状態、(b)は通し穴を開けた状態である。 実施例1の安全チョッキの形態の変形例を示し、(a)は正面図、(b)は通し穴を閉じた状態の背面図、(c)は通し穴を開けた状態の背面図である。 実施例2の安全チョッキを示す背面図であり、(a)は通し穴を閉じた状態、(b)は通し穴を開けた状態である。 従来の安全チョッキの一例を示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。 フルハーネス型墜落制止用器具を装着した作業者の前面側の状態を示す斜視図である。 フルハーネス型墜落制止用器具を装着した作業者の後面側の状態を示す斜視図である。
本発明は、着用者が既に装着しているフルハーネス型墜落制止用器具の上から安全チョッキを着用できるものである。ランヤードとD環は安全チョッキの背面から引き出した状態で使用できるようになっている。
<安全チョッキの構成>
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は実施例1の安全チョッキを示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。図2は実施例1の安全チョッキのファスナー部分を示す拡大正面図であり、(a)は通し穴を閉じた状態、(b)は通し穴を開けた状態である。図3は実施例1の安全チョッキの通し穴からランヤードとD環を引き出した状態を示す斜視図である。
実施例1の安全チョッキ11は、身体に装着するように形成された、袖がなく丈の短い胴衣であり、これにフルハーネス型墜落制止用器具51の一部を通す通し穴12を開けたものである。
安全チョッキ11を構成するチョッキ本体13は、この前面の左右に、左前身頃14と右前身頃15及び背面に、後身頃16で構成される。チョッキ本体13は、通気性を考慮してメッシュ生地等で製造されたものが好ましい。左右前身頃14,15の裾部14a,15aと後身頃16の裾部16aにより胴ベルト部17が形成される。胴ベルト部17は、図1に示すように止め具として、この胴ベルト部17の両端に面状ファスナー(図示せず)を設けた構成を採用している。または、ホックなどの他の部材を用いることができる。
チョッキ本体13の左右前身頃14,15の肩部から下端の裾部14a,15aに掛けてそれぞれ反射標識帯18を備えている。各反射標識帯18は再帰反射性シート材や反射クロス材等の反射材で適当な巾に構成されている。図示例では反射標識帯18に複数の発光ダイオードLED19を取り付けた自発光式反射標識帯を示している。本発明は安全チョッキ11にフルハーネス型墜落制止用器具51用の通し穴12を開けた構成であれば、反射標識帯18と自発光式反射標識帯のいずれの安全チョッキ11にも実施することができる。
また、図示していないが、反射標識帯18に代えて、あるいは反射標識帯18と共に、その安全チョッキ11を着用している作業者の担当名を表示する「担当名称」の中板(シート)を着脱自在に挿入する透明なポケットを備えたものでもよい。「担当名称」としては、例えば、「誘導員」、「監視員」、「合図者」などがある。この「担当名称」のポケットは、安全チョッキ11の前面側、背面側の何れにも構成することができる。本発明では背面側には、後述するようにフルハーネス型墜落制止用器具51の金具を露出させる通し穴12が必要になるため、このポケットは前面側のみになる。
<「通し穴」の構成>
実施例1の安全チョッキ11は、チョッキ本体13の背面側(後身頃16)の上部にフルハーネス型墜落制止用器具51用の通し穴12を開けたものである。フルハーネス型墜落制止用器具51のD環58とランヤード60をこの通し穴12から引き出した状態で、安全チョッキ11を装着できるようになる。
この通し穴12は、図1,図2に示すように、チョッキ本体13の背面側(後身頃16)に襟に相当する上端縁から5cm程度の下方(間隔a)に、上下方向に開けられている。この通し穴12は、所謂ジッパー、チャックと称されるファスナー20で開閉自在になっている。ファスナー20の全長が10cm程度の長さ(間隔b)を有する。この通し穴12は、ランヤード60の先端に付けられているフック61を通すことができる程度の内径は必要である。
図2の拡大図に示すように、例えば、ファスナー20のスライダー21が上部にある、「上止」の状態を示している。この通し穴12は、図2(a)に示すように、このファスナー20でスライダー21が上部にあるときは閉じた状態になる。スライダー21を下げるとエレメント(務歯)22の噛み合いが解けて通し穴12が開放される。図2(b)に示すように、この開放された通し穴12からフルハーネス型墜落制止用器具51のD環58とランヤード60を引き出すようになっている。この図示例は、通し穴12から引き出したD環58の断面の状態を示している。
実施例1の安全チョッキ11を着用する際は、例えば、着用者はフルハーネス型墜落制止用器具51を装着した後、この通し穴12のファスナー20を開け、ここにランヤード60のフック61を差し込み、その状態で、安全チョッキ11の両アームホール(袖ぐり)部分に腕を通しながら、両前身頃14,15を合わせるように羽織る。その後、通し穴12からランヤード60とD環58を引き出して、装着が完了する。安全チョッキ11の反射能、発光能の機能を損なうことがない。
なお、フルハーネス型墜落制止用器具51を装着する前に、この通し穴12からランヤード60とD環58を通した状態で、先ずフルハーネス型墜落制止用器具51を装着し、次に安全チョッキ11を着用する方法でもよい。
実施例1の安全チョッキ11を通常に着用する際は、通し穴12のファスナー20を閉めておく。この通し穴12が不用意に開閉し、他の物に引っ掛からないようになる。この通し穴12を常時閉止することで、工事現場などでは安全に着用することができる。
<通し穴の変形例1>
図4は通し穴の開閉に面状のファスナーを用いた通し穴の変形例1の拡大正面図である。
通し穴12は、上述したエレメント(務歯)22、スライダー21の形態から成る構成に限定されない。変形例1のように、所謂面状ファスナー23を通し穴12の開閉に利用することができる。更に、通し穴12を閉じた状態と、開いた状態を維持できるものであれば、ジッパー、チャック形態のファスナー20、面状ファスナー23以外に、ボタン、ホックボタンなど種々の留め具を用いることができる。
<通し穴の変形例2>
図5は通し穴の向きを可変した変形例2の拡大正面図であり、(a)は通し穴を閉じた状態、(b)は通し穴を開けた状態である。
通し穴12は、上述したように上下方向に開けた形状に限定されない。変形例2のように、通し穴12を横向きに形成したものでもよい。このように横向きの通し穴12では、ランヤード60とD環58を容易に引き出すことができる。更に、図示していないが、通し穴12を斜めに開けた形状でも良い。通し穴12の変形例2においても、ファスナー20はジッパー、チャックと称されるファスナーに限定されず、面状ファスナー23、ボタン、ホックボタンなど種々の留め具を用いることができる。
<実施例1の安全チョッキの形態の変形例>
図6は実施例1の安全チョッキの形態の変形例を示し、(a)は正面図、(b)は通し穴を閉じた状態の背面図、(c)は通し穴を開けた状態の背面図である。
本発明の安全チョッキの形態は、図1に示した前面の左右に、左前身頃14と右前身頃15及び背面に後身頃16で構成される胴衣の形態に限定されない。図6の変形例に示すように、略長方形状の布の真ん中に首穴31を開け、そこに首を通し、被るように着用し、前身頃32と後身頃33の裾部分を連結具34で連結するように構成した安全チョッキ35にも実施することができる。この後身頃33に上述したような構成の通し穴36を開けて、この通し穴36からフルハーネス型墜落制止用器具51のランヤード60のフック61を差し込み、D環58とランヤード60を引き出すようにすることができる。
この通し穴36は、後身頃33の襟に相当する上端縁から5cm程度の下方に、上下方向に開けられている。この通し穴36にも、ファスナー37で開閉自在になっている。ファスナー37の全長が10cm程度の長さを有する。この通し穴36は、ランヤード60の先端に付けられているフック61を通すことができる程度の内径は必要である。後身頃33にフルハーネス型墜落制止用器具51用の通し穴36を開けた構成であれば、安全チョッキ11,35の形態は図示例に限定されない。
<「通し穴」のみを開けた実施例2の構成>
図7は実施例2の安全チョッキを示す背面図であり、(a)は通し穴を閉じた状態、(b)は通し穴を開けた状態である。
実施例2の安全チョッキ41は、チョッキ本体13の背面側(後身頃16)の上部にフルハーネス型墜落制止用器具51用の通し穴42のみを開けたものである。例えば、フルハーネス型墜落制止用器具51のD環58とランヤード60をこの通し穴42から引き出した状態で、安全チョッキ41を装着できるようになる。
この通し穴42は、ランヤード60の先端に付けられているフック61を通すことができる程度の内径は必要である。図示例では、通し穴42は略円形状であるが、その柔軟性により変形してフック61を通すことができるようになっている。
実施例2の安全チョッキ41を着用する際は、例えば、着用者はフルハーネス型墜落制止用器具51を装着した後、この通し穴42にランヤード60のフック61を差し込み、その状態で、安全チョッキ41の両アームホール(袖ぐり)部分に腕を通しながら、両前身頃14,15を合わせるように羽織る。その後、通し穴42からランヤード60とD環58を引き出して、装着が完了する。安全チョッキ41の反射能、発光能の機能を損なうことがない。
なお、フルハーネス型墜落制止用器具51を装着する前に、この通し穴42からランヤード60とD環58を通した状態で、先ずフルハーネス型墜落制止用器具51を装着し、次に安全チョッキ41を着用する方法でもよい。
なお、本発明は、フルハーネス型墜落制止用器具51を装着した状態で、安全チョッキ11,31,41の背面からD環58又はショックアブソーバ59を、ランヤード60、フック61と共に容易に取り出すことができ、安全チョッキ11,31,41の反射能、発光能の機能を損なうことがなければ、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明の安全チョッキは、工事作業現場、建設現場で作業する作業員などが利用することができる。
11 安全チョッキ
12 通し穴
13 チョッキ本体
14 左前身頃
15 右前身頃
16 後身頃
20 ファスナー
21 スライダー
22 エレメント(務歯)
23 面状ファスナー
41 安全チョッキ
42 通し穴
51 フルハーネス型墜落制止用器具
58 D環
60 ランヤード
61 フック
第1の本発明は、フルハーネス型墜落制止用器具(51)の上から、ランヤード(60)とD環(58)とを引き出した状態で着用できる、フルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる安全チョッキ(11)であって、
袖がなく丈の短い、前身頃(14,15)と後身頃(16)で構成されるチョッキ本体(13)と、
前記チョッキ本体(13)の前身頃(14,15)と後身頃(16)の肩部から下端の裾部(14a,15a,16a)に掛けてそれぞれ備えられている反射標識帯(18)と、
前記チョッキ本体(13)の後身頃(16)の襟に相当する位置から下方の位置に、前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)のランヤード(60)とD環(58)とを引き出すためと、前記反射標識帯(18)に干渉しないように上下方向に開けられた通し穴(12)と、
前記通し穴(12)に取り付けられたファスナー(20)と、を備え、
前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)を既に装着している着用者が、前記安全チョッキ(11)を装着する際に、前記チョッキ本体(13)の両アームホール(袖ぐり)に腕を通しながら羽織り、
前記ファスナー(20)を開けて通し穴(12)を開放し、該通し穴(12)からフルハーネス型墜落制止用器具(51)のD環(58)とランヤード(60)を引き出せるように構成された、ことを特徴とする。
第2の本発明は、フルハーネス型墜落制止用器具(51)の上から、ランヤード(60)とD環(58)とを引き出した状態で着用できる、フルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる安全チョッキ(41)であって、
袖がなく丈の短い、前身頃(14,15)と後身頃(16)で構成されるチョッキ本体(13)と、
前記チョッキ本体(13)の前身頃(14,15)と後身頃(16)の肩部から下端の裾部(14a,15a,16a)に掛けてそれぞれ備えられている反射標識帯(18)と、
前記チョッキ本体(13)の後身頃(16)の襟に相当する位置から下方の位置に、前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)のランヤード(60)とD環(58)とを引き出すためと、前記反射標識帯(18)に干渉しないように上下方向に開けられた通し穴(42)と、を備え、
前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)を既に装着している着用者が、前記安全チョッキ(41)を装着する際に、前記通し穴(42)にその内側から外側に向けてランヤード(60)を差し込んだ状態で、前記チョッキ本体の両アームホール(袖ぐり)に腕を通しながら羽織り、ランヤード(60)のフック(61)を引っ張り、該通し穴(42)からD環(58)を引き出せるように構成された、ことを特徴とする。
第1の本発明の構成では、反射標識帯(18)が備えられている安全チョッキ(11)に、反射標識帯(18)に干渉しないように上下方向に開けられた通し穴(12)に取り付けたファスナー(20)を開けて、既に着用しているフルハーネス型墜落制止用器具(51)のD環(58)を引き出す。その後、安全チョッキ(11)の両アームホール(袖ぐり)に腕を通して羽織る。この動作だけで、フルハーネス型墜落制止用器具(51)を装着した状態で、安全チョッキ(11)の背面からランヤード(60)を取り出すことができ、安全チョッキ(11)の反射標識帯(18)の反射能、発光能の機能を損なうことがない。
安全チョッキ(11)のみを装着する際には、ファスナー(20)を閉じれば通し穴(12)が開かないので、この通し穴(12)に他の物が引っ掛からず安全に作業することができる。
第2の本発明の構成では、反射標識帯(18)に干渉しないように上下方向に開けられた通し穴(42)にその内側から外側に向けてランヤード(60)、フック(61)を差し込んだ状態にしてから、反射標識帯(18)が備えられている安全チョッキ(41)の両アームホール(袖ぐり)に腕を通し、両前身頃(14,15)を合わせるように羽織る。その後、ランヤード(60)を引っ張り、通し穴(42)からD環(58)を引き出す。フルハーネス型墜落制止用器具(51)を装着した状態で、安全チョッキ(41)の背面からランヤード(60)を容易に引き出すことができ、安全チョッキ(41)の反射標識帯(18)の反射能、発光能の機能を損なうことがない。
本発明は、高所で作業する作業者がフルハーネス型墜落制止用器具(安全帯)を装着し、その上に安全チョッキを装着することができるフルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる反射標識帯を備えた安全チョッキに関する。
工事作業現場、建設現場で作業する作業員等、または交通整理や交通事故の処理、或いは検問等を行なう警察官等は、自身の存在を周囲に知らせて安全性を確保するために安全チョッキの着用が義務化されつつある。図8に示すように、従来の反射標識帯を備えた安全チョッキxとしては、チョッキ本体yの前面及び背面に、チョッキ本体yの左右の肩部から裾部に掛けて反射標識帯zをそれぞれ備えたものが一般に知られている。更に、反射標識帯zに複数の発光ダイオードLED(light emitting diode)を取り付けた自発光式反射標識帯を備えたものも知られている。
このような反射標識帯を備えた安全チョッキxの反射標識帯zは、光を照射することにより、反射して発光する。このような構成の安全チョッキxを着用することにより、車のヘッドライト等の光を受けると反射標識帯zが反射するので、車の運転者等は着用者の存在を確認しやすくなり、警察官、道路上での作業者等が夜間又は暗闇の中での交通事故に遭遇する危険性を防止することができる。
また、この自発光式反射標識帯を備えた安全チョッキxは、反射標識帯zの所定部が自発光するので、単なる反射標識帯を備えた安全チョッキxに比べて視認性が高くなり、安全性が向上する。高所の工事現場、建設作業現場等において、着用者の存在を確認しやすくなるので、特に工事作業現場、建設現場における作業者等が労働災害に遭遇する危険性を防止することができる。
一方、高所で作業する作業者の墜落を阻止するために、図9,図10に示すように、フルハーネス型の墜落制止用器具(安全帯)51の着用が2020年1月から義務化される。このフルハーネス型墜落制止用器具51は、これを装着している作業者の身体がフルハーネス型墜落制止用器具51から抜け出さないように複数のベルトで構成されている。従来の、1本のベルトのみの墜落制止用器具とは異なり、着用している人の身体を保護しやすいようになっている。このフルハーネス型墜落制止用器具51は、厚生労働省により、落下のおそれのある高所又はそれに類する場所で作業する作業者は、これを身体に装着すると共に、その一部をロープ(ランヤード)60を介して周囲の固定体に連結することが義務付けられている。このフルハーネス型墜落制止用器具51により、高所作業の現場から落下しても作業者は安全に宙吊りとなるようにしている。
図9の作業者前面側の状態図に示すように、フルハーネス型墜落制止用器具51は、肩や腿(もも)、胸などの複数のベルトで構成され、これによって身体がフルハーネス型墜落制止用器具51から抜け出すことや、胸部・腹部を過大に圧迫するリスクを低減するようになっている。従来の、1本のベルトのみの墜落制止用器具と比較して、着用している人の身体を保護しやすい。フルハーネス型墜落制止用器具51は、作業者の両肩から胸に掛ける肩ベルト52と、この肩ベルト52の胸の部分でバックル53により着脱自在に連結する胸ベルト54と、肩ベルト52の下部は胴ベルト55につながれている。この胴ベルト55には、両太ももを差し込む腿ベルト56がそれぞれつながれている。胴ベルト55はバックル57により着脱自在になっている。
図10の作業者後面側の状態図に示すように、フルハーネス型墜落制止用器具51は、両肩ベルト52の中間はD環58に通されている。更に、両肩ベルト52の他端は胴ベルト55につながれている。このD環58には、ショックアブソーバー59を介してランヤード60がつながれている。このランヤード60の先端にフック61が付けられている。各腿ベルト56には広がりを防止する骨盤ベルト62がつながれている。
図示例はいわゆる一丁掛けで、このランヤード60が1本のものである。二丁掛けは、このランヤード60が2本のものである。
反射標識帯を備えた安全チョッキに関する技術が種々提案されている。例えば特許文献1の特開2006−176893号公報「安全チョッキ」のように、チョッキ本体の前面及び背面に、チョッキ本体の左右の肩部から裾部に掛けて設けた反射標識帯を備えた安全チョッキであって、 前記チョッキ本体の前面側の前記反射標識帯の部位に位置させて設けた任意数の第1の発光ダイオードを備え、 前記第1の各発光ダイオードは、前記反射標識帯の表面から斜め下方向に向けて光を放射するように配置して設けた安全チョッキが提案されている。
特開2006−176893号公報
上述したように、作業者は反射標識帯を備えた安全チョッキxを装着することが義務付けられる。更に、地上から6.75m以上の高所での作業にはフルハーネス型墜落制止用器具51を装着することも義務付けられた。そこで、高所での作業者は、反射標識帯を備えた安全チョッキxとフルハーネス型墜落制止用器具51の両方の装着が必要になる。
反射標識帯を備えた安全チョッキxはその構造上、反射標識帯z又は自発光式反射標識帯を反射又は発光させる必要があるために、フルハーネス型墜落制止用器具51の上に装着する必要がある。安全チョッキxに上に重ねてフルハーネス型墜落制止用器具51を装着すると、多数のベルトが反射標識帯z又は自発光式反射標識帯を覆う状態になり、その反射能、発光能が減殺されるためである。
従来の図9に示す形態の安全チョッキxの構造では、フルハーネス型墜落制止用器具51には、その背面側に位置するD環58又はショックアブソーバ59にランヤード60の一端が掛け止められている。このD環58又はショックアブソーバ59が、この安全チョッキxの背面から露出させることができないという問題を有していた。
また、反射標識帯を備えた安全チョッキの背面側を、前側と同じように略V字形状になるようにカットした形状にすることも考えられる。しかし、安全チョッキの前面側と背面側を共に略V字形状にすると、反射標識帯を備えた安全チョッキの両上部が着用者の両肩から外れやすくなり、非常に着心地の悪いものになる。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、反射標識帯を備えた安全チョッキの構造に工夫を施すことで、フルハーネス型墜落制止用器具を装着した状態でも、反射標識帯を備えた安全チョッキの背面からD環又はショックアブソーバを、ランヤードと共に容易に取り出すことができ、安全チョッキの反射能、発光能の機能を損なうことがないフルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる反射標識帯を備えた安全チョッキを提供することにある。
第1の本発明は、フルハーネス型墜落制止用器具(51)の上から、ランヤード(60)とD環(58)とを引き出した状態で着用できる、フルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる反射標識帯を備えた安全チョッキ(11)であって、
袖がなく丈の短い、前身頃(14,15)と後身頃(16)で構成されるチョッキ本体(13)と、
前記チョッキ本体(13)の前身頃(14,15)と後身頃(16)の肩部から下端の裾部(14a,15a,16a)に掛けてそれぞれ備えられている反射標識帯(18)と、
前記チョッキ本体(13)の後身頃(16)の襟に相当する位置から下方の位置に、前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)のランヤード(60)とD環(58)とを引き出すために上下方向に開けられた通し穴(12)と、
前記通し穴(12)に取り付けられたファスナー(20)と、を備え、
前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)を既に装着している着用者が、前記安全チョッキ(11)を装着する際に、前記チョッキ本体(13)の両アームホール(袖ぐり)に腕を通しながら羽織り、
前記ファスナー(20)を開けて通し穴(12)を開放し、該通し穴(12)からフルハーネス型墜落制止用器具(51)のD環(58)とランヤード(60)を引き出せるように構成された、ことを特徴とする。
前記ファスナー(20)は、エレメント(務歯)(22)とスライダー(21)とから成るファスナーである。
または、前記通し穴(12)に面状ファスナー(23)を取り付けたものである。
第2の本発明は、フルハーネス型墜落制止用器具(51)の上から、ランヤード(60)とD環(58)とを引き出した状態で着用できる、フルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる反射標識帯を備えた安全チョッキ(41)であって、
袖がなく丈の短い、前身頃(14,15)と後身頃(16)で構成されるチョッキ本体(13)と、
前記チョッキ本体(13)の前身頃(14,15)と後身頃(16)の肩部から下端の裾部(14a,15a,16a)に掛けてそれぞれ備えられている反射標識帯(18)と、
前記チョッキ本体(13)の後身頃(16)の襟に相当する位置から下方の位置に、前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)のランヤード(60)とD環(58)とを引き出すために上下方向に開けられた通し穴(42)と、を備え、
前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)を既に装着している着用者が、前記反射標識帯を備えた安全チョッキ(41)を装着する際に、前記通し穴(42)にその内側から外側に向けてランヤード(60)を差し込んだ状態で、前記チョッキ本体の両アームホール(袖ぐり)に腕を通しながら羽織り、ランヤード(60)のフック(61)を引っ張り、該通し穴(42)からD環(58)を引き出せるように構成された、ことを特徴とする。
第1の本発明の構成では、反射標識帯(18)が備えられている安全チョッキ(11)に、上下方向に開けられた通し穴(12)に取り付けたファスナー(20)を開けて、既に着用しているフルハーネス型墜落制止用器具(51)のD環(58)を引き出す。その後、安全チョッキ(11)の両アームホール(袖ぐり)に腕を通して羽織る。この動作だけで、フルハーネス型墜落制止用器具(51)を装着した状態で、安全チョッキ(11)の背面からランヤード(60)を取り出すことができ、安全チョッキ(11)の反射標識帯(18)の反射能、発光能の機能を損なうことがない。
安全チョッキ(11)のみを装着する際には、ファスナー(20)を閉じれば通し穴(12)が開かないので、この通し穴(12)に他の物が引っ掛からず安全に作業することができる。
第2の本発明の構成では、上下方向に開けられた通し穴(42)にその内側から外側に向けてランヤード(60)、フック(61)を差し込んだ状態にしてから、反射標識帯(18)が備えられている安全チョッキ(41)の両アームホール(袖ぐり)に腕を通し、両前身頃(14,15)を合わせるように羽織る。その後、ランヤード(60)を引っ張り、通し穴(42)からD環(58)を引き出す。フルハーネス型墜落制止用器具(51)を装着した状態で、安全チョッキ(41)の背面からランヤード(60)を容易に引き出すことができ、安全チョッキ(41)の反射標識帯(18)の反射能、発光能の機能を損なうことがない。
実施例1の反射標識帯を備えた安全チョッキを示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。 実施例1の反射標識帯を備えた安全チョッキのファスナー部分を示す拡大正面図であり、(a)は通し穴を閉じた状態、(b)は通し穴を開けた状態である。 実施例1の反射標識帯を備えた安全チョッキの通し穴からランヤードとD環を引き出した状態を示す斜視図である。 通し穴の開閉に面状のファスナーを用いた通し穴の変形例1の拡大正面図である。 通し穴の向きを可変した変形例2の拡大正面図であり、(a)は通し穴を閉じた状態、(b)は通し穴を開けた状態である。 実施例1の反射標識帯を備えた安全チョッキの形態の変形例を示し、(a)は正面図、(b)は通し穴を閉じた状態の背面図、(c)は通し穴を開けた状態の背面図である。 実施例2の反射標識帯を備えた安全チョッキを示す背面図であり、(a)は通し穴を閉じた状態、(b)は通し穴を開けた状態である。 従来の反射標識帯を備えた安全チョッキの一例を示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。 フルハーネス型墜落制止用器具を装着した作業者の前面側の状態を示す斜視図である。 フルハーネス型墜落制止用器具を装着した作業者の後面側の状態を示す斜視図である。
本発明は、着用者が既に装着しているフルハーネス型墜落制止用器具の上から反射標識帯を備えた安全チョッキを着用できるものである。ランヤードとD環は反射標識帯を備えた安全チョッキの背面から引き出した状態で使用できるようになっている。
反射標識帯を備えた安全チョッキの構成>
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は実施例1の反射標識帯を備えた安全チョッキを示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。図2は実施例1の反射標識帯を備えた安全チョッキのファスナー部分を示す拡大正面図であり、(a)は通し穴を閉じた状態、(b)は通し穴を開けた状態である。図3は実施例1の反射標識帯を備えた安全チョッキの通し穴からランヤードとD環を引き出した状態を示す斜視図である。
実施例1の反射標識帯を備えた安全チョッキ11は、身体に装着するように形成された、袖がなく丈の短い胴衣であり、これにフルハーネス型墜落制止用器具51の一部を通す通し穴12を開けたものである。
反射標識帯を備えた安全チョッキ11を構成するチョッキ本体13は、この前面の左右に、左前身頃14と右前身頃15及び背面に、後身頃16で構成される。チョッキ本体13は、通気性を考慮してメッシュ生地等で製造されたものが好ましい。左右前身頃14,15の裾部14a,15aと後身頃16の裾部16aにより胴ベルト部17が形成される。胴ベルト部17は、図1に示すように止め具として、この胴ベルト部17の両端に面状ファスナー(図示せず)を設けた構成を採用している。または、ホックなどの他の部材を用いることができる。
チョッキ本体13の左右前身頃14,15の肩部から下端の裾部14a,15aに掛けてそれぞれ反射標識帯18を備えている。各反射標識帯18は再帰反射性シート材や反射クロス材等の反射材で適当な巾に構成されている。図示例では反射標識帯18に複数の発光ダイオードLED19を取り付けた自発光式反射標識帯を示している。本発明は反射標識帯を備えた安全チョッキ11にフルハーネス型墜落制止用器具51用の通し穴12を開けた構成であれば、反射標識帯18と自発光式反射標識帯のいずれの安全チョッキ11にも実施することができる。
また、図示していないが、反射標識帯18に代えて、あるいは反射標識帯18と共に、その反射標識帯を備えた安全チョッキ11を着用している作業者の担当名を表示する「担当名称」の中板(シート)を着脱自在に挿入する透明なポケットを備えたものでもよい。「担当名称」としては、例えば、「誘導員」、「監視員」、「合図者」などがある。この「担当名称」のポケットは、反射標識帯を備えた安全チョッキ11の前面側、背面側の何れにも構成することができる。本発明では背面側には、後述するようにフルハーネス型墜落制止用器具51の金具を露出させる通し穴12が必要になるため、このポケットは前面側のみになる。
<「通し穴」の構成>
実施例1の反射標識帯を備えた安全チョッキ11は、チョッキ本体13の背面側(後身頃16)の上部にフルハーネス型墜落制止用器具51用の通し穴12を開けたものである。フルハーネス型墜落制止用器具51のD環58とランヤード60をこの通し穴12から引き出した状態で、反射標識帯を備えた安全チョッキ11を装着できるようになる。
この通し穴12は、図1,図2に示すように、チョッキ本体13の背面側(後身頃16)に襟に相当する上端縁から5cm程度の下方(間隔a)に、上下方向に開けられている。この通し穴12は、所謂ジッパー、チャックと称されるファスナー20で開閉自在になっている。ファスナー20の全長が10cm程度の長さ(間隔b)を有する。この通し穴12は、ランヤード60の先端に付けられているフック61を通すことができる程度の内径は必要である。
図2の拡大図に示すように、例えば、ファスナー20のスライダー21が上部にある、「上止」の状態を示している。この通し穴12は、図2(a)に示すように、このファスナー20でスライダー21が上部にあるときは閉じた状態になる。スライダー21を下げるとエレメント(務歯)22の噛み合いが解けて通し穴12が開放される。図2(b)に示すように、この開放された通し穴12からフルハーネス型墜落制止用器具51のD環58とランヤード60を引き出すようになっている。この図示例は、通し穴12から引き出したD環58の断面の状態を示している。
実施例1の反射標識帯を備えた安全チョッキ11を着用する際は、例えば、着用者はフルハーネス型墜落制止用器具51を装着した後、この通し穴12のファスナー20を開け、ここにランヤード60のフック61を差し込み、その状態で、反射標識帯を備えた安全チョッキ11の両アームホール(袖ぐり)部分に腕を通しながら、両前身頃14,15を合わせるように羽織る。その後、通し穴12からランヤード60とD環58を引き出して、装着が完了する。反射標識帯を備えた安全チョッキ11の反射能、発光能の機能を損なうことがない。
なお、フルハーネス型墜落制止用器具51を装着する前に、この通し穴12からランヤード60とD環58を通した状態で、先ずフルハーネス型墜落制止用器具51を装着し、次に反射標識帯を備えた安全チョッキ11を着用する方法でもよい。
実施例1の反射標識帯を備えた安全チョッキ11を通常に着用する際は、通し穴12のファスナー20を閉めておく。この通し穴12が不用意に開閉し、他の物に引っ掛からないようになる。この通し穴12を常時閉止することで、工事現場などでは安全に着用することができる。
<通し穴の変形例1>
図4は通し穴の開閉に面状のファスナーを用いた通し穴の変形例1の拡大正面図である。
通し穴12は、上述したエレメント(務歯)22、スライダー21の形態から成る構成に限定されない。変形例1のように、所謂面状ファスナー23を通し穴12の開閉に利用することができる。更に、通し穴12を閉じた状態と、開いた状態を維持できるものであれば、ジッパー、チャック形態のファスナー20、面状ファスナー23以外に、ボタン、ホックボタンなど種々の留め具を用いることができる。
<通し穴の変形例2>
図5は通し穴の向きを可変した変形例2の拡大正面図であり、(a)は通し穴を閉じた状態、(b)は通し穴を開けた状態である。
通し穴12は、上述したように上下方向に開けた形状に限定されない。変形例2のように、通し穴12を横向きに形成したものでもよい。このように横向きの通し穴12では、ランヤード60とD環58を容易に引き出すことができる。更に、図示していないが、通し穴12を斜めに開けた形状でも良い。通し穴12の変形例2においても、ファスナー20はジッパー、チャックと称されるファスナーに限定されず、面状ファスナー23、ボタン、ホックボタンなど種々の留め具を用いることができる。
<実施例1の反射標識帯を備えた安全チョッキの形態の変形例>
図6は実施例1の反射標識帯を備えた安全チョッキの形態の変形例を示し、(a)は正面図、(b)は通し穴を閉じた状態の背面図、(c)は通し穴を開けた状態の背面図である。
本発明の反射標識帯を備えた安全チョッキの形態は、図1に示した前面の左右に、左前身頃14と右前身頃15及び背面に後身頃16で構成される胴衣の形態に限定されない。図6の変形例に示すように、略長方形状の布の真ん中に首穴31を開け、そこに首を通し、被るように着用し、前身頃32と後身頃33の裾部分を連結具34で連結するように構成した安全チョッキ35にも実施することができる。この後身頃33に上述したような構成の通し穴36を開けて、この通し穴36からフルハーネス型墜落制止用器具51のランヤード60のフック61を差し込み、D環58とランヤード60を引き出すようにすることができる。
この通し穴36は、後身頃33の襟に相当する上端縁から5cm程度の下方に、上下方向に開けられている。この通し穴36にも、ファスナー37で開閉自在になっている。ファスナー37の全長が10cm程度の長さを有する。この通し穴36は、ランヤード60の先端に付けられているフック61を通すことができる程度の内径は必要である。後身頃33にフルハーネス型墜落制止用器具51用の通し穴36を開けた構成であれば、安全チョッキ11,35の形態は図示例に限定されない。
<「通し穴」のみを開けた実施例2の構成>
図7は実施例2の反射標識帯を備えた安全チョッキを示す背面図であり、(a)は通し穴を閉じた状態、(b)は通し穴を開けた状態である。
実施例2の反射標識帯を備えた安全チョッキ41は、チョッキ本体13の背面側(後身頃16)の上部にフルハーネス型墜落制止用器具51用の通し穴42のみを開けたものである。例えば、フルハーネス型墜落制止用器具51のD環58とランヤード60をこの通し穴42から引き出した状態で、反射標識帯を備えた安全チョッキ41を装着できるようになる。
この通し穴42は、ランヤード60の先端に付けられているフック61を通すことができる程度の内径は必要である。図示例では、通し穴42は略円形状であるが、その柔軟性により変形してフック61を通すことができるようになっている。
実施例2の反射標識帯を備えた安全チョッキ41を着用する際は、例えば、着用者はフルハーネス型墜落制止用器具51を装着した後、この通し穴42にランヤード60のフック61を差し込み、その状態で、反射標識帯を備えた安全チョッキ41の両アームホール(袖ぐり)部分に腕を通しながら、両前身頃14,15を合わせるように羽織る。その後、通し穴42からランヤード60とD環58を引き出して、装着が完了する。反射標識帯を備えた安全チョッキ41の反射能、発光能の機能を損なうことがない。
なお、フルハーネス型墜落制止用器具51を装着する前に、この通し穴42からランヤード60とD環58を通した状態で、先ずフルハーネス型墜落制止用器具51を装着し、次に反射標識帯を備えた安全チョッキ41を着用する方法でもよい。
なお、本発明は、フルハーネス型墜落制止用器具51を装着した状態で、反射標識帯を備えた安全チョッキ11,35,41の背面からD環58又はショックアブソーバ59を、ランヤード60、フック61と共に容易に取り出すことができ、反射標識帯を備えた安全チョッキ11,35,41の反射能、発光能の機能を損なうことがなければ、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明の反射標識帯を備えた安全チョッキは、工事作業現場、建設現場で作業する作業員などが利用することができる。
11 反射標識帯を備えた安全チョッキ
12 通し穴
13 チョッキ本体
14 左前身頃
15 右前身頃
16 後身頃
18 反射標識帯
20 ファスナー
21 スライダー
22 エレメント(務歯)
23 面状ファスナー
41 反射標識帯を備えた安全チョッキ
42 通し穴
51 フルハーネス型墜落制止用器具
58 D環
60 ランヤード
61 フック
第1の本発明は、フルハーネス型墜落制止用器具(51)の上から、ランヤード(60)とD環(58)とを引き出した状態で着用できる、フルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる反射標識帯を備えた安全チョッキ(11)であって、
袖がなく丈の短い、前身頃(14,15)と後身頃(16)で構成されるチョッキ本体(13)と、
前記チョッキ本体(13)の前身頃(14,15)と後身頃(16)の肩部から下端の裾部(14a,15a,16a)に掛けてそれぞれ備えられている反射標識帯(18)と、
前記チョッキ本体(13)の後身頃(16)の襟に相当する位置から下方の位置に、前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)のランヤード(60)とD環(58)とを引き出すために上下方向に開けられた、該ランヤード(60)の先端に付けられたフック(61)を通すことができる程度の内径を有する通し穴(12)と、
前記通し穴(12)に取り付けられたファスナー(20)と、を備え、
前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)を既に装着している着用者が、前記安全チョッキ(11)を装着する際に、前記チョッキ本体(13)の両アームホール(袖ぐり)に腕を通しながら羽織り、
前記ファスナー(20)を開けて通し穴(12)を開放し、該通し穴(12)からフルハーネス型墜落制止用器具(51)のD環(58)ランヤード(60)とフック(61)を引き出せるように構成された、ことを特徴とする。
第2の本発明は、フルハーネス型墜落制止用器具(51)の上から、ランヤード(60)とD環(58)とを引き出した状態で着用できる、フルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる反射標識帯を備えた安全チョッキ(41)であって、
袖がなく丈の短い、前身頃(14,15)と後身頃(16)で構成されるチョッキ本体(13)と、
前記チョッキ本体(13)の前身頃(14,15)と後身頃(16)の肩部から下端の裾部(16a)に掛けてそれぞれ備えられている反射標識帯(18)と、
前記チョッキ本体(13)の後身頃(16)の襟に相当する位置から下方の位置に、前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)のランヤード(60)とD環(58)とを引き出すために上下方向に開けられた、該ランヤード(60)の先端に付けられたフック(61)を通すことができる程度の内径を有する通し穴(42)と、を備え、
前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)を既に装着している着用者が、前記安全チョッキ(41)を装着する際に、前記通し穴(42)にその内側から外側に向けてランヤード(60)を差し込んだ状態で、前記チョッキ本体の両アームホール(袖ぐり)に腕を通しながら羽織り、ランヤード(60)のフック(61)を引っ張り、該通し穴(42)からD環(58)を引き出せるように構成された、ことを特徴とする。

Claims (4)

  1. フルハーネス型墜落制止用器具(51)の上から、ランヤード(60)とD環(58)とを引き出した状態で着用できる、フルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる安全チョッキ(11)であって、
    袖がなく丈の短い、前身頃(14,15)と後身頃(16)で構成されるチョッキ本体(13)と、
    前記ランヤード(60)とD環(58)とを引き出すために、前記後身頃(16)に開けられた通し穴(12)と、
    前記通し穴(12)に取り付けたファスナー(20)と、を備え、
    前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)を既に装着している着用者が、前記安全チョッキ(11)を装着する際に、前記チョッキ本体(13)の両アームホール(袖ぐり)に腕を通しながら羽織り、
    前記ファスナー(20)を開けて通し穴(12)を開放し、該通し穴(12)からフルハーネス型墜落制止用器具(51)のD環(58)とランヤード(60)を引き出せるように構成された、ことを特徴とするフルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる安全チョッキ。
  2. 前記ファスナー(20)は、エレメント(務歯)(22)とスライダー(21)とから成るファスナーである、ことを特徴とする請求項1のフルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる安全チョッキ。
  3. 前記通し穴(12)に面状ファスナー(23)を取り付けた、ことを特徴とする請求項1のフルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる安全チョッキ。
  4. フルハーネス型墜落制止用器具(51)の上から、ランヤード(60)とD環(58)とを引き出した状態で着用できる、フルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる安全チョッキ(41)であって、
    袖がなく丈の短い、前身頃(14,15)と後身頃(16)で構成されるチョッキ本体(13)と、
    前記チョッキ本体(13)の後身頃(16)に、前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)のランヤード(60)とD環(58)とを引き出すために開けられた通し穴(42)と、を備え、
    前記フルハーネス型墜落制止用器具(51)を既に装着している着用者が、前記安全チョッキ(41)を装着する際に、前記通し穴(42)にその内側から外側に向けてランヤード(60)を差し込んだ状態で、前記チョッキ本体の両アームホール(袖ぐり)に腕を通しながら羽織り、ランヤード(60)のフック(61)を引っ張り、該通し穴(42)からD環(58)を引き出せるように構成された、ことを特徴とするフルハーネス型墜落制止用器具の上から着用できる安全チョッキ。
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