JP2020059436A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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幸司 高良
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Abstract

【課題】本発明の課題は、鞍乗型車両において、前輪側の荷重分配を大きくしつつ、エンジン制御ユニットと液圧ユニットとをコンパクトに配置すると共に、ブレーキホースの配策を容易にすることにある。【解決手段】エンジン制御ユニット(44)は、エンジン(26)への指令信号を出力する指令ユニット(46)と、スタータジェネレータ(41)に接続されたレギュレータ(47)とを含む。エンジン制御ユニット(44)は、車両前後方向においてヘッドパイプ(11)とヘッドライト(37)との間に配置されている。液圧ユニット(45)は、車両前後方向においてエンジン制御ユニット(44)とヘッドパイプ(11)との間に配置されている。【選択図】図13

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
従来、鞍乗型車両には、エンジンを制御するためのエンジン制御ユニットが搭載されて
いる。例えば、特許文献1の自動二輪車では、シート下のサイドボックスと収容ボックスの間に、エンジン制御ユニットが配置されている。
特表2017−507845号公報
近年、エンジンの始動及び発電を行うスタータジェネレータが鞍乗型車両に搭載されている。そのような車両では、エンジン制御ユニットは、エンジンへの指令信号を出力する指令ユニットと共に、スタータジェネレータに接続されたレギュレータを含む。そのため、エンジン制御ユニットが大型化し、高重量化している。
一方、鞍乗型車両では、車両の操作性を考慮して前輪及び後輪の接地荷重の配分(前後荷重配分)は、50:50に近づけることが好ましい。しかし、上記のような高重量のエンジン制御ユニットがシート下に配置されると、後輪側の荷重が大きくなってしまう。
また、近年、鞍乗型車両にABS(Antilock Brake System)が搭載されるようになっている。ABSは、ブレーキを制御するために液圧ユニットを含む。液圧ユニットは、鞍乗型車両に搭載される部品のなかでは比較的高重量の部品である。従って、上述したエンジン制御ユニットと同様にシート下に配置されると、後輪側の荷重が大きくなってしまう。
特に、スクータ、或いはアンダーボーン型などの鞍乗型車両では、元々、後輪側の荷重が大きいため、エンジン制御ユニット及び液圧ユニットがシート下に配置されると、後輪側の荷重がさらに大きくなってしまう。従って、前後荷重配分を50:50に近づけるためには、前輪側の荷重分配を大きくすることが好ましい。
本発明の発明者は、前後荷重配分を50:50に近づけるために、エンジン制御ユニットと液圧ユニットとを共に、車両前後方向においてヘッドパイプとヘッドライトとの間に配置することを案出した。しかし、エンジン制御ユニットと液圧ユニットとは大型であるため、これらを配置するためのスペースの確保が問題となる。
また、液圧ユニットには、ブレーキホースが接続される。ブレーキホースは、前輪の動作に応じて動作する。従って、液圧ユニットが、前輪を支持するヘッドパイプから大きく離れて配置されると、前輪の動作に伴うブレーキホースの動作が大きくなる。その場合、他の部品との干渉を回避するためのブレーキホースの配策が困難になる。
本発明の課題は、鞍乗型車両において、前輪側の荷重分配を大きくしつつ、エンジン制御ユニットと液圧ユニットとをコンパクトに配置すると共に、ブレーキホースの配策を容易にすることにある。
一態様に係る鞍乗型車両は、車体フレームと、ヘッドライトと、エンジンと、スタータジェネレータと、エンジン制御ユニットと、操舵装置と、前輪と、フロントブレーキと、ヘッドパイプを含む車体フレームと、ABS(Antilock Brake System)用の液圧ユニットと、ブレーキホースとを含む。ヘッドライトは、ヘッドパイプよりも前方に配置される。エンジンは、車体フレームに支持される。スタータジェネレータは、発電及びエンジンの始動を行う。エンジン制御ユニットは、エンジンへの指令信号を出力する指令ユニットと、スタータジェネレータに接続されたレギュレータとを含む。操舵装置は、ヘッドパイプに支持されている。前輪は、操舵装置に回転可能に支持されている。フロントブレーキは、前輪を制動する。ブレーキホースは、フロントブレーキと液圧ユニットとを接続する。エンジン制御ユニットは、車両前後方向においてヘッドパイプとヘッドライトとの間に配置されている。液圧ユニットは、車両前後方向においてエンジン制御ユニットとヘッドパイプとの間に配置されている。
本態様に係る鞍乗型車両によれば、重量の大きい液圧ユニットとエンジン制御ユニットとがヘッドパイプとヘッドライトとの間に配置されることで、前輪側の荷重分配を大きくすることができる。それにより、車両の前後荷重配分を50:50に近づけることができ、車両の操作性を向上させることができる。
また、液圧ユニットは、車両前後方向においてエンジン制御ユニットとヘッドパイプとの間に配置される。そのため、液圧ユニットをヘッドパイプの前方にコンパクトに配置することができると共に、液圧ユニットをヘッドパイプに近接して配置することができる。それにより、前輪の動作によるブレーキホースの動作を小さく抑えることができ、ブレーキホースの配策が容易になる。
車両平面視で、エンジン制御ユニットと液圧ユニットとは、車両前後方向に延びる車両中心線と重なってもよい。この場合、重量の大きいエンジン制御ユニットと液圧ユニットとが車両中心に配置されることで、車両の直進安定性を向上させることができる。
車両平面視で、液圧ユニットは、エンジン制御ユニットの少なくとも一部と重なってもよい。この場合、エンジン制御ユニットと液圧ユニットとをコンパクトに配置することができる。
車両平面視で、液圧ユニットは、ヘッドパイプの少なくとも一部とエンジン制御ユニットの少なくとも一部とに重なってもよい。この場合、エンジン制御ユニットと液圧ユニットとをヘッドパイプの近くでコンパクトに配置することができる。
車両正面視で、液圧ユニットは、エンジン制御ユニットの少なくとも一部に重なってもよい。この場合、エンジン制御ユニットと液圧ユニットとをコンパクトに配置することができる。
車両正面視で、液圧ユニットは、ヘッドパイプの少なくとも一部とエンジン制御ユニットの少なくとも一部とに重なってもよい。この場合、エンジン制御ユニットと液圧ユニットとをヘッドパイプの近くでコンパクトに配置することができる。
車両側面視で、液圧ユニットの上端は、エンジン制御ユニットの上端よりも上方に位置してもよい。この場合、液圧ユニットへの上方からのアクセスが容易になる。それにより、液圧ユニットのメンテナンス性が向上する。
車両側面視で、液圧ユニットの下端は、エンジン制御ユニットの上端よりも下方に位置してもよい。この場合、エンジン制御ユニットと液圧ユニットとをコンパクトに配置することができる。
液圧ユニットは、ブレーキホースが接続された接続ポートを含んでもよい。車両側面視で、接続ポートは、エンジン制御ユニットよりも上方に位置してもよい。この場合、接続ポートへのアクセスが容易になる。それにより、液圧ユニットのメンテナンス性が向上する。
車両側面視で、ヘッドパイプは、後方且つ上方に向かって傾斜して配置されてもよい。車両側面視で、エンジン制御ユニットは、前方且つ上方に向かって傾斜して配置されていてもよい。この場合、ヘッドパイプとエンジン制御ユニットとの間に、液圧ユニットを配置するための空間を大きく確保することができる。また、液圧ユニットへの上方からのアクセスが容易になる。
鞍乗型車両は、ステーをさらに含んでもよい。ステーは、ヘッドパイプに取り付けられ、エンジン制御ユニットと液圧ユニットとを支持していてもよい。この場合、共通のステーでエンジン制御ユニットと液圧ユニットとが支持される。それにより、部品点数を削減することができる。
ヘッドライトは、ステーに支持されていてもよい。この場合、共通のステーでヘッドライトとエンジン制御ユニットと液圧ユニットとが支持される。それにより、部品点数を削減することができる。
鞍乗型車両は、ヘッドパイプよりも後方に配置されたシートをさらに含んでもよい。車両側面視で、エンジンは、シートの下方に配置されてもよい。この場合、エンジンの重量によって前後荷重配分が後側に大きく偏りがちになるのを、重量の大きい液圧ユニットとエンジン制御ユニットとによって緩和することができる。
本発明によれば、鞍乗型車両において、前輪側の荷重分配を大きくしつつ、エンジン制御ユニットと液圧ユニットとをコンパクトに配置すると共に、ブレーキホースの配策を容易にすることができる。
実施形態に係る鞍乗型車両の側面図である。 鞍乗型車両の正面図である。 鞍乗型車両の前部の斜視図である。 鞍乗型車両の前部の側面拡大図である。 エンジン制御ユニットの斜視図である。 エンジン制御ユニットの正面図である。 エンジン制御ユニットの背面図である。 エンジン制御ユニットの側面図である。 ヘッドパイプ収容部の斜視図である。 ヘッドパイプ収容部の背面図である。 図4におけるXI−XI断面図である。 図4におけるXII−XII断面図である。 ヘッドパイプ収容部の内部の構造を示す側面図である。 ヘッドパイプ収容部の内部の構造を示す上面図である。 ヘッドライトが省略されたヘッドパイプ収容部の内部の構造を示す側面図である。 ヘッドライトが省略されたヘッドパイプ収容部の内部の構造を斜め上前方から見た図である。
以下、実施形態に係る鞍乗型車両1について図面を参照して説明する。図1は、鞍乗型車両1の側面図である。図2は、鞍乗型車両1の正面図である。本実施形態に係る鞍乗型車両1は、スクータ型車両である。図1に示すように、鞍乗型車両1は、車体フレーム2と、操舵装置3と、車体カバー4と、前輪5と、シート6と、後輪7と、パワーユニット8と、を含む。
なお、本明細書において、鞍乗型車両1の前後、上下、左右の各方向は、鞍乗型車両1のライダーから見た前後、左右、上下の方向である。また、前後方向は、鞍乗型車両1の前後方向と平行な方向だけを示すものでなく、鞍乗型車両1の前後方向に対して±45°の範囲で傾斜している方向を含むものとする。言い換えると、左右方向および上下方向よりも前後方向に近い方向は、前後方向に含まれる。
同様に、上下方向とは、鞍乗型車両1の上下方向に対して±45°の範囲で傾斜している方向を含むものとする。言い換えると前後方向および左右方向よりも上下方向に近い方向は、上下方向に含まれる。
さらに、左右方向とは、鞍乗型車両1の左右方向に対して±45°の範囲で傾斜している方向を含むものとする。言い換えると、前後方向および上下方向よりも左右方向に近い方向は、左右方向に含まれる。
車体フレーム2は、ヘッドパイプ11と、ダウンフレーム12と、ロアフレーム13と、リヤフレーム14とを含む。車両側面視で、ヘッドパイプ11は、後方且つ上方に向かって傾斜して配置されている。図4に示すように、ヘッドパイプ11は、下開口端11aから上開口端11bに向けて後方に延びている。ダウンフレーム12は、ヘッドパイプ11から下方に延びている。より詳細には、車両側面視で、下開口端11aから上開口端11bに向けて後方に向けて延びるヘッドパイプ11の後端縁11cに、ダウンフレーム12が接続されている。ロアフレーム13は、ダウンフレーム12の下部に接続されている。ロアフレーム13は、ダウンフレーム12の下部から後方に延びている。リヤフレーム14は、ロアフレーム13に接続されている。リヤフレーム14は、ダウンフレーム12の後部から、後方且つ上方に延びている。
操舵装置3は、ヘッドパイプ11に支持されている。操舵装置3は、ステアリングシャフト15と、アンダーブラケット16と、左サスペンション17と、右サスペンション18とを含む。ステアリングシャフト15は、ヘッドパイプ11に挿入されている。ステアリングシャフト15は、ヘッドパイプ11に左右に回動可能に支持される。アンダーブラケット16は、ステアリングシャフト15の下部に接続されている。アンダーブラケット16は、ヘッドパイプ11の下方に配置されている。
左サスペンション17の上端部及び右サスペンション18の上端部は、アンダーブラケット16に接続されている。前輪5は、左サスペンション17及び右サスペンション18に回転可能に支持されている。前輪5には、フロントブレーキ19が取り付けられている。フロントブレーキ19は、前輪5を制動する。フロントブレーキ19は、例えばディスクブレーキである。
ステアリングシャフト15の上部は、ハンドル21に接続されている。図2に示すように、ハンドル21は、第1グリップ22と、第2グリップ23と、ハンドルバー29とを含む。第1グリップ22と第2グリップ23とは、ハンドルバー29の両端に取り付けられている。本実施形態では、第1グリップ22は、ハンドルカバー31の右方に配置される。第2グリップ23は、後述するハンドルカバー31の左方に配置される。
第1グリップ22の前方には、第1レバー部材24が配置されている。第1レバー部材24は、ブレーキレバーである。第1レバー部材24には、マスタシリンダ20が接続されている。第2グリップ23の前方には、第2レバー部材25が配置されている。第2レバー部材25は、ブレーキレバーである。
車体カバー4は、ハンドルカバー31と、ヘッドパイプ収容部32と、リアカバー33と、ロアカバー34とを含む。ハンドルカバー31は、ハンドル21の前方及び後方を覆う。ハンドルカバー31の上面には、速度計などを含むメーターパネルが取り付けられる。
ヘッドパイプ収容部32は、ハンドルカバー31の下方に配置される。ヘッドパイプ収容部32は、ヘッドパイプ11及びダウンフレーム12の周囲を覆う。ヘッドパイプ収容部32は、ヘッドパイプ11の前方および後方に配置される。ヘッドパイプ収容部32は、ダウンフレーム12の前方および後方に配置される。ヘッドパイプ収容部32は、車両正面視でヘッドパイプ11と重なる。ヘッドパイプ収容部32の下部は、ロアカバー34に接続されている。ヘッドパイプ収容部32は、フロントカバー36とバックカバー38とマッドカバー39とを含む。
フロントカバー36は、車両上下方向においてハンドルカバー31の下方に配置されている。フロントカバー36の少なくとも一部は、ヘッドパイプ11の前方に配置されている。車両正面視で、フロントカバー36は、ヘッドパイプ11と重なる。
フロントカバー36には、ヘッドライト37が配置されている。ヘッドライト37は、ヘッドパイプ11の前方に配置される。ヘッドライト37は、車両正面視で、ヘッドパイプ11と重なる。ヘッドライト37は、ヘッドパイプ収容部32の一部を構成している。ヘッドライト37及びフラッシャは、ヘッドパイプ収容部32に配置されていなくてもよく、例えばハンドルカバー31に配置されていてもよい。
フロントカバー36は、中央カバー部36cと、右カバー部36rと、左カバー部36lとを含む。中央カバー部36cは、前輪5よりも上方に配置されている。右カバー部36rは、中央カバー部36bの右側部から下方に延びている。左カバー部36lは、中央カバー部36bの左側部から下方に延びている。中央カバー部36cは、ヘッドライト37の取り付け穴とされた先端部36aを含んでいる。中央カバー部36cは、先端部36aから上方に向けて後方に延びている。また、中央カバー部36cは、先端部36aから上方と右側方と左側方とに向けて後方に延びている。
マッドカバー39は、前輪5の後方に配置される。マッドカバー39は、正面視で前輪5と重なる。マッドカバー39は、ダウンフレーム12の前方に配置される。マッドカバー39の少なくとも一部は、正面視でダウンフレーム12に重なる(図2参照)。マッドカバー39は、右カバー部36rと左カバー部36lとに接続されている。バックカバー38は、フロントカバー36の後方に配置されている。バックカバー38の少なくとも一部は、ヘッドパイプ11の後方に配置されている。バックカバー38の少なくとも一部は、正面視でヘッドパイプ11と重なる(図2参照)。
フロントカバー36の中央部36cとバックカバー38との間には、ヘッドパイプ11を収容する内側空間Sが形成されている。マッドカバー39とバックカバー38との間には、ダウンフレーム12を収容する下側空間Lが形成されている。バックカバー38については後述する。
図3は、鞍乗型車両1の前部の斜視図である。図2及び図3に示すように、ヘッドパイプ収容部32は、開放部322を含む。開放部322は、ヘッドパイプ収容部32の内側空間Sの下部に形成され、内側空間Sと連通している。開放部322は、下方に向けて開かれている。操舵装置3は、開放部322を通って配置されている。開放部322の一部は、ヘッドライト37によって画定されている。開放部322は、前輪5の頂上部よりも上方に配置される。
図1に示すように、リアカバー33は、リヤフレーム14の周囲を覆う。シート6は、リアカバー33の上方に配置される。シート6は、ヘッドパイプ11より後方に配置されている。リアカバー33内には、収納ボックス331が配置されている。収納ボックス331は、シート6の下方に配置されている。
ロアカバー34は、ヘッドパイプ収容部32とリアカバー33との間に配置される。ロアカバー34は、ロアフレーム13の周囲を覆う。ロアカバー34の上面は、フートボード341を含む。フートボード341は、シート6より下方且つ前方に配置されている。フートボード341は、ロアフレーム13の上方に配置される。フートボード341は、ライダーが足を置くように設けられる。フートボード341は、車幅方向に亘って平坦な形状を有する。ただし、フートボード341は平坦な形状でなくてもよい。例えば、フートボード341の中央に、上方に突出した形状を有し前後方向に延びるセンタートンネル部が設けられてもよい。
パワーユニット8は、シート6の下方に配置されている。パワーユニット8は、車体フレーム2に揺動可能に支持される。パワーユニット8は、後輪7を回転可能に支持している。後輪7は、リアサスペンション28を介して車体フレーム2に支持されている。パワーユニット8は、エンジン26とトランスミッション27とを含む。
エンジン26は、ヘッドパイプ11よりも後方、且つ、下方に配置されている。エンジン26は、ヘッドパイプ収容部32よりも後方に配置されている。エンジン26は、リアカバー33内に配置されている。エンジン26は、シート6の下方に配置されている。すなわち、車両平面視で、エンジン26は、シート6と重なる。エンジン26は、収納ボックス331の下方に配置されている。
エンジン26には、スタータジェネレータ41が取り付けられている。スタータジェネレータ41は、エンジン26のクランク軸42に取り付けられている。スタータジェネレータ41は、エンジン26を始動するためのスタータとしての機能と、及び、エンジン26の駆動力で発電するジェネレータとしての機能とを有する。
図4は、鞍乗型車両1の前部の側面拡大図である。図4に示すように、鞍乗型車両1は、エンジン制御ユニット44と、ABS用の液圧ユニット45とを含む。エンジン制御ユニット44と液圧ユニット45とは、ヘッドパイプ収容部32の内側空間Sに配置されている。より詳細には、エンジン制御ユニット44と液圧ユニット45とは、フロントカバー36の中央カバー部36cとバックカバー38との間に形成された内側空間Sに配置されている。
エンジン制御ユニット44は、エンジン26を制御する。例えば、エンジン制御ユニット44は、エンジン26での燃料噴射、及び、点火時期の制御を行う。図5は、エンジン制御ユニット44の斜視図である。図6は、エンジン制御ユニット44の正面図である。図7は、エンジン制御ユニット44の背面図である。図8は、エンジン制御ユニット44の側面図である。
図5から図8に示すように、エンジン制御ユニット44は、エンジン制御ユニット44の厚さ方向(Z)よりも長さ方向(Y)および幅方向(X)に大きな寸法を有する。エンジン制御ユニット44は、エンジン制御ユニット44の長さ方向(Y)よりも幅方向(X)に大きな寸法を有する。ここで、エンジン制御ユニット44の厚さ方向(Z)は、空間座標系(X,Y,Z)のうち、エンジン制御ユニット44において最も小さい寸法が延びる方向を言う。
エンジン制御ユニット44は、ヘッドパイプ11の前方に配置されている。図2に示すように、エンジン制御ユニット44は、車両正面視でヘッドパイプ11の少なくとも一部と重なる。
エンジン制御ユニット44は、第1放熱面441と、第2放熱面444とを含む。第1放熱面441は、エンジン制御ユニット44の前面である。第2放熱面444は、第1放熱面441の反対側に位置している。第2放熱面444は、エンジン制御ユニット44の後面である。
エンジン制御ユニット44は、第1側面442と、第2側面443と、第3側面445と、第4側面446とを含む。第1側面442は、第1放熱面441の下端に接続されている。第1側面442は、エンジン制御ユニット44の下面である。第2側面443は、エンジン制御ユニット44の左側面である。第3側面445は、第1放熱面441の上端に接続されている。第3側面445は、エンジン制御ユニット44の上面である。第4側面446は、エンジン制御ユニット44の右側面である。
第1放熱面441と第2放熱面444とは、エンジン制御ユニット44の長さ方向(Y)及び幅方向(X)に延びている。第1放熱面441と第2放熱面444とは、長さ方向(Y)よりも幅方向(X)に大きな形状を有する。第1側面442と第3側面445とは、エンジン制御ユニット44の幅方向(X)及び厚さ方向(Z)に延びている。第1側面442と第3側面445とは、厚さ方向(Z)よりも幅方向(X)に大きな形状を有する。第2側面443と第4側面446とは、エンジン制御ユニット44の長さ方向(Y)及び厚さ方向(Z)に延びている。第2側面443と第4側面446とは、厚さ方向(Z)よりも長さ方向(Y)に大きな形状を有する。
第1放熱面441の法線方向に第1放熱面441を投影した面積は、第1側面442の法線方向に第1側面442を投影した面積よりも大きい。第1放熱面441の法線方向に第1放熱面441を投影した面積は、第2側面443の法線方向に第1側面442を投影した面積よりも大きい。なお、第2放熱面444は、第1放熱面441と同様の投影面積を有している。第3側面445は、第1側面442と同様の投影面積を有している。第4側面446は、第2側面443と同様の投影面積を有している。
図6に示すように、エンジン制御ユニット44は、指令ユニット46と、レギュレータ47とを含む。指令ユニット46は、エンジン26への指令信号を出力する。レギュレータ47は、後述する電気ケーブル65を介して、スタータジェネレータ41及びバッテリ43に接続されており、スタータジェネレータ41で発電された電気を整流し、その電圧を制御する。指令ユニット46とレギュレータ47とは、エンジン制御ユニット44の幅方向(X)に並んで配置される。
エンジン制御ユニット44は、複数のコネクタ48−50を含む。複数のコネクタ48−50は、第1側面442に取り付けられている。複数のコネクタ48−50は、エンジン制御ユニット44の幅方向(X)に並んで配置される。複数のコネクタ48−50は、第1側面442から下方に突出している。
複数のコネクタ48−50は、第1コネクタ48と、第2コネクタ49と、第3コネクタ50とを含む。第1コネクタ48は、指令ユニット46に接続されている。第2コネクタ49と第3コネクタ50とは、レギュレータ47に接続されている。
エンジン制御ユニット44は、第1取付部51と第2取付部52とを含む。第1取付部51と第2取付部52とは、エンジン制御ユニット44の両側面に設けられている。第1取付部51と第2取付部52とは、それぞれボルトが通される孔511,521を含む。
図5に示すように、第1放熱面441は、厚さ方向(Z)に突出する凸部441aを含む。第1放熱面441は、凸部441aにより、凹凸を含む形状となっている。図7に示すように、エンジン制御ユニット44は、複数のリブ53を含む。複数のリブ53は、第2放熱面444に設けられている。第2放熱面444は、複数のリブ53によって、凹凸を含む形状となっている。複数のリブ53は、幅方向(X)に延びている。なお、図7においては、複数のリブ53の1つのみに符号53が付されており、他のリブ53の符号は省略されている。
図4に示すように、エンジン制御ユニット44は、ヘッドパイプ11の前方に配置されている。車両側面視で、エンジン制御ユニット44は、ヘッドパイプ11の軸線Ax1に垂直な方向に対して傾斜した方向に厚さ方向(Z)を向けて、配置されている。車両側面視で、エンジン制御ユニット44の厚さ方向(Z)は、前方且つ下方へ延びている。
図2に示すように、車両正面視で、エンジン制御ユニット44の少なくとも一部は、ヘッドパイプ11と重なる。エンジン制御ユニット44は、幅方向(X)を車幅方向に向けて、配置されている。すなわち、エンジン制御ユニット44の幅方向(X)は、車幅方向に延びている。
図2に示すように、車両正面視で、エンジン制御ユニット44の少なくとも一部は、ヘッドライト37と重なる。車両正面視で、エンジン制御ユニット44の上端は、ヘッドライト37の上端よりも下方に位置している。車両正面視で、エンジン制御ユニット44の下端は、ヘッドライト37の下端よりも上方に位置している。
車両側面視で、エンジン制御ユニット44は、前方且つ上方に向かって傾斜して配置されている。詳細には、車両側面視で、エンジン制御ユニット44の第1放熱面441は、前方、且つ、上方に向かって延びている。車両側面視で、第1放熱面441は、ヘッドパイプ11の軸線方向(Ax1)に対して交差する方向に延びている。車両側面視で、第1放熱面441は、ヘッドパイプ11の軸線方向(Ax1)に対して傾斜している。車両側面視で、第1放熱面441は、前方且つ上方に延びている。
車両正面視で、第1放熱面441は、車幅方向に延びている。車両正面視で、第1側面442は、車幅方向に延びている。車両側面視で、第1側面442は、第1放熱面441と異なる方向に延びている。車両側面視で、第1側面442は、前方、且つ、下方に延びている。車両側面視で、第1側面442は、ヘッドパイプ11の軸線方向(Ax1)に対して傾斜している。
なお、エンジン制御ユニット44の第2放熱面444は、第1放熱面441と同様の向きに配置されている。エンジン制御ユニット44の第3側面445は、第1側面442と同様の向きに配置されている。エンジン制御ユニット44の第4側面446は、第2側面443と同様の向きに配置されている。ただし、これらの面の向きが変更されてもよい。
エンジン制御ユニット44は、上述したヘッドパイプ収容部32の内側空間Sに配置されている。図9は、ヘッドパイプ収容部32の斜視図である。図10は、ヘッドパイプ収容部32の背面図である。図11は、図4におけるXI−XI断面図である。図12は、図4におけるXII−XII断面図である。
図9及び図10に示すように、バックカバー38は、中央部381と、左側部382と、右側部383とを含む。中央部381は、背面視でヘッドパイプ11に重なる。左側部382は、中央部381の左側方に位置する。左側部382の少なくとも一部は、ヘッドパイプ11の後端縁11cよりも前方に位置している。左側部382の少なくとも一部は、ヘッドパイプ11の後端縁11cよりも前方に位置している。右側部383は、中央部381の右側方に位置する。右側部383の少なくとも一部は、ヘッドパイプ11の後端縁11cよりも前方に位置している。右側部383の少なくとも一部は、ヘッドパイプ11の後端縁11cよりも前方に位置している。
バックカバー38には、給油部60が設けられている。車両平面視で、給油口60は、ヘッドパイプ11の一側方に配置されている。詳細には、車両平面視で、給油口60は、ヘッドパイプ11の左方に配置されている。給油部60は、左側部382に設けられている。左側部382は、左上部382aと左下部382bとを含む。左上部382aは、左下部382bから前方へ向かって凹んだ形状を有している。給油部60は、左上部382aに設けられている。図11に示すように、左上部382aは、ヘッドパイプ11の後端縁11cよりも前方に位置している。左上部382aは、ヘッドパイプ11の後端縁11cよりも前方に位置している。
バックカバー38には、メインスイッチ56が設けられている。車両平面視で、メインスイッチ56は、ヘッドパイプ11の他側方に配置されている。詳細には、車両平面視で、メインスイッチ56は、ヘッドパイプ11の右方に配置されている。メインスイッチ56は、右側部383に設けられている。右側部383は、右上部383aと右下部383bとを含む。右上部383aは、右下部383bよりも前方へ向かって凹んだ形状を有する。メインスイッチ56は、右上部383aに設けられている。右上部383aは、ヘッドパイプ11の後端縁11cよりも前方に位置している。右上部383aは、ヘッドパイプ11の後端縁11cよりも前方に位置している。ただし、給油口60とメインスイッチ56との配置は変更されてもよい。
図11に示すように、車両平面視で、エンジン制御ユニット44は、給油口60よりも前方に配置されている。車両平面視で、エンジン制御ユニット44は、メインスイッチ56よりも前方に配置されている。
図10に示すように、バックカバー38は、背面視でエンジン制御ユニット44と重なる重複部384を含む。重複部384は、中央部381と、左上部382aと、右上部383aとに渡っている。重複部384のうち左上部382aに含まれる部分は、ヘッドパイプ11の後端縁11cよりも前方に位置している。重複部384のうち右上部383aに含まれる部分は、ヘッドパイプ11の後端縁11cよりも前方に位置している。
図13は、ヘッドパイプ収容部32の内部の構造を示す側面図である。図14は、ヘッドパイプ収容部32の内部の構造を示す上面図である。図11から図14に示すように、車両前後方向において、エンジン制御ユニット44は、ヘッドパイプ11とヘッドライト37との間に配置されている。
図13に示すように、車両側面視で、エンジン制御ユニット44は、ヘッドライト37の少なくとも一部と重なる。詳細には、ヘッドライト37は、クリアカバー54とハウジング55とを含む。クリアカバー54は、透光性を有する材料で形成されている。クリアカバー54の一部は、ヘッドパイプ収容部32から外部に露出している。ハウジング55は、クリアカバー54の後方に配置される。車両側面視で、エンジン制御ユニット44は、ハウジング55と重なる。
エンジン制御ユニット44の上端44bは、ヘッドパイプ11の上端111よりも下方に位置している。エンジン制御ユニット44の下端44aは、ヘッドパイプ11の下端112よりも上方に位置している。エンジン制御ユニット44の下端44aは、アンダーブラケット16よりも上方に位置している。
図14に示すように、車両平面視で、エンジン制御ユニット44は、車両前後方向に延びる車両中心線C1と重なる。エンジン制御ユニット44は、車幅方向において、ヘッドライト37よりも小さい。車両平面視で、エンジン制御ユニット44の左右の端部は、ヘッドライト37の左右の端部よりも、車幅方向において内方に位置している。すなわち、車両平面視で、エンジン制御ユニット44の左端部は、ヘッドライト37の左端部よりも右方に位置している。車両平面視で、エンジン制御ユニット44の右端部は、ヘッドライト37の右端部よりも左方に位置している。
図13に示すように、鞍乗型車両1は、ヘッドパイプ11に取り付けられたステー57を含む。ヘッドライト37は、ステー57に支持される。エンジン制御ユニット44と液圧ユニット45とは、ステー57に支持される。ステー57は、第1ステー58と第2ステー59とを含む。第1ステー58は、ヘッドパイプ11に取り付けられている。第1ステー58は、ヘッドパイプ11から前方に延びている。第2ステー59は、第1ステー58に支持されている。ヘッドライト37は、第2ステー59に取り付けられている。
図15は、ヘッドライト37が省略されたヘッドパイプ収容部32の内部の構造を示す側面図である。図16は、ヘッドライト37が省略されたヘッドパイプ収容部32の内部の構造を斜め上前方から見た図である。図15及び13に示すように、第2ステー59は、第1支持部61と第2支持部62とを含む。第1支持部61は、第1ステー58に取り付けられている。第1支持部61は、屈曲した環状の形状を有する。車両側面視で、第1支持部61は、第1ステー58から前方、且つ、上方に延びている。
第2支持部62は、第1支持部61に接続されている。車両側面視で、第2支持部62は、第1支持部61から下方に延びている。ヘッドライト37は、第1支持部61と第2支持部62とに取り付けられている。
エンジン制御ユニット44は、第1支持部61に取り付けられている。詳細には、図16に示すように、エンジン制御ユニット44の第1取付部51が、ボルト等の固定手段63によって第1支持部61に取り付けられる。エンジン制御ユニット44の第2取付部52が、ボルト等の固定手段64によって第1支持部61に取り付けられる。
エンジン制御ユニット44には、電気ケーブル65が接続される。電気ケーブル65は、第1〜第3コネクタ48−50に接続される。電気ケーブル65は、第1コネクタ48に接続される複数の通信線を含む。複数の通信線の一部は、エンジン回転速度を検出するセンサなどの各種のセンサに接続されている。複数の通信線の一部は、エンジン26の燃料噴射装置、点火プラグなどの装置に接続されている。電気ケーブル65は、第2コネクタ49と第3コネクタ50とに接続される電力線を含む。電力線は、スタータジェネレータ41と、バッテリ43とに接続されている。
電気ケーブル65は、エンジン制御ユニット44から下方、且つ、後方に延びている。電気ケーブル65は、エンジン制御ユニット44からヘッドパイプ11に向かって延びている。図示を省略するが、電気ケーブル65は、ダウンフレーム12に沿って下方に延びている。
図16に示すように、液圧ユニット45には、第1ブレーキホース71と第2ブレーキホース72とが接続されている。第1ブレーキホース71は、フロントブレーキ19と液圧ユニット45とを接続している。第2ブレーキホース72は、液圧ユニット45とマスタシリンダ20とを接続している。液圧ユニット45は、エンジン制御ユニット44と通信線によって接続されている。液圧ユニット45は、フロントブレーキ19を制御する。
液圧ユニット45は、ヘッドパイプ11の前方に配置されている。液圧ユニット45は、車両前後方向において、ヘッドライト37とヘッドパイプ11との間に配置されている。液圧ユニット45は、車両前後方向において、ヘッドパイプ11とエンジン制御ユニット44との間に配置されている。液圧ユニット45は、エンジン制御ユニット44の後方に配置されている。
図15に示すように、液圧ユニット45は、第1ステー58に取り付けられている。詳細には、第1ステー58は、接続部81と、台部82と、保持部83とを含む。接続部81は、ヘッドパイプ11に接続されている。接続部81は、ヘッドパイプ11から上方に延びている。台部82は、接続部81に支持されている。台部82は、車幅方向に平行である。台部82は、車両前後方向に平行である。ただし、台部82は、車幅方向或いは車両前後方向に対して傾斜していてもよい。液圧ユニット45は、台部82上に配置される。
保持部83は、台部82から上方に延びている。保持部83は、液圧ユニット45の側方に配置されている。図16に示すように、液圧ユニット45は、ブラケット84を介して保持部83に取り付けられている。ブラケット84は、ボルトなど固定部材85によって、保持部83に取り付けられている。なお、図16を除く他の図面においては、ブラケット84は省略されている。
図15に示すように、車両側面視で、液圧ユニット45の下端45aは、エンジン制御ユニット44の下端44aよりも上方に位置している。車両側面視で、液圧ユニット45の下端45aは、エンジン制御ユニット44の上端44bよりも下方に位置している。車両側面視で、液圧ユニット45の下端45aは、ヘッドパイプ11の上端111よりも下方に位置している。車両側面視で、液圧ユニット45の下端45aは、ヘッドライト37の上端37aよりも下方に位置している。車両側面視で、液圧ユニット45の上端45bは、エンジン制御ユニット44の上端44bよりも上方に位置している。車両側面視で、液圧ユニット45の上端45bは、ヘッドパイプ11の上端111よりも上方に位置している。図13に示すように、液圧ユニット45の上端45bは、ヘッドライト37の上端37aよりも上方に位置している。
液圧ユニット45は、上面451を含む。上面451は、車幅方向に平行に配置されている。上面451は、車両前後方向に平行に配置されている。車両側面視で、上面451は、エンジン制御ユニット44の上端44bよりも上方に位置している。車両側面視で、上面451は、ヘッドパイプ11の上端111よりも上方に位置している。上面451は、ヘッドライト37の上端37aよりも上方に位置している。
図16に示すように、車両側面視で、液圧ユニット45は、第1接続ポート452と第2接続ポート453とを含む。第1接続ポート452と第2接続ポート453とは、液圧ユニット45の上面451に配置されている。第1接続ポート452と第2接続ポート453とは、車幅方向に並んで配置されている。第1接続ポート452と第2接続ポート453とは、エンジン制御ユニット44の上端44bよりも上方に位置する。第1接続ポート452と第2接続ポート453とは、ヘッドパイプ11の上端111よりも上方に位置する。第1接続ポート452と第2接続ポート453とは、ヘッドライト37の上端37aよりも上方に位置する。
第1接続ポート452には、第1ブレーキホース71が接続される。第2接続ポート453には、第2ブレーキホース72が接続される。詳細には、第1接続ポート452には、管状の第1ホースブラケット73が取り付けられている。第1ブレーキホース71は、第1ホースブラケット73を介して第1接続ポート452に接続される。第2接続ポート453には、管状の第2ホースブラケット74が取り付けられている。第2ブレーキホース72は、第2ホースブラケット74を介して第2接続ポート453に接続される。なお、図16を除く他の図面では、第1ホースブラケット73及び第2ホースブラケット74が省略されている。
図15に示すように、車両側面視で、液圧ユニット45の前端45cは、エンジン制御ユニット44の前端44cよりも後方に位置している。車両側面視で、液圧ユニット45の前端45cは、エンジン制御ユニット44の後端44dよりも前方に位置している。車両側面視で、液圧ユニット45の後端45dは、エンジン制御ユニット44の後端44dよりも後方に位置している。
図2に示すように、液圧ユニット45は、車両正面視でヘッドパイプ11の少なくとも一部と重なる。液圧ユニット45は、車両正面視でエンジン制御ユニット44と重なる。
図14に示すように、車両平面視で、液圧ユニット45は、車両前後方向に延びる車両中心線C1と重なる。車両平面視で、液圧ユニット45は、エンジン制御ユニット44の少なくとも一部と重なる。車両平面視で、液圧ユニット45は、ヘッドパイプ11の少なくとも一部と重なる。液圧ユニット45は、車幅方向において、エンジン制御ユニット44よりも小さい。液圧ユニット45の左端部は、エンジン制御ユニット44の左端部よりも右方に位置する。液圧ユニット45の右端部は、エンジン制御ユニット44の右端部よりも左方に位置する。
以上説明した本実施形態に係る鞍乗型車両1では、重量の大きい液圧ユニット45とエンジン制御ユニット44とがヘッドパイプ11とヘッドライト37との間に配置されることで、前輪5側の荷重分配を大きくすることができる。それにより、鞍乗型車両1の前後荷重配分を50:50に近づけることができ、鞍乗型車両1の操作性を向上させることができる。
また、液圧ユニット45は、車両前後方向においてエンジン制御ユニット44とヘッドパイプ11との間に配置される。そのため、液圧ユニット45をヘッドパイプ11の前方にコンパクトに配置することができると共に、液圧ユニット45をヘッドパイプ11に近接して配置することができる。それにより、前輪5の動作によるブレーキホース71,72の動作を小さく抑えることができ、ブレーキホース71,72の配策が容易になる。
車両平面視で、エンジン制御ユニット44と液圧ユニット45とは、車両前後方向に延びる車両中心線C1と重なっている。そのため、重量の大きいエンジン制御ユニット44と液圧ユニット45とが車両中心に配置されることで、鞍乗型車両1の直進安定性を向上させることができる。
車両平面視で、液圧ユニット45は、ヘッドパイプ11の少なくとも一部とエンジン制御ユニット44の少なくとも一部とに重なっている。そのため、エンジン制御ユニット44と液圧ユニット45とをヘッドパイプ11の近くでコンパクトに配置することができる。
車両正面視で、液圧ユニット45は、ヘッドパイプ11の少なくとも一部とエンジン制御ユニット44の少なくとも一部とに重なっている。そのため、エンジン制御ユニット44と液圧ユニット45とをヘッドパイプ11の近くでコンパクトに配置することができる。
車両側面視で、液圧ユニット45の上端45bは、エンジン制御ユニット44の上端44bよりも上方に位置している。そのため、液圧ユニット45への上方からのアクセスが容易になる。それにより、液圧ユニット45のメンテナンス性が向上する。
車両側面視で、液圧ユニット45の下端45aは、エンジン制御ユニット44の上端44bよりも下方に位置している。そのため、エンジン制御ユニット44と液圧ユニット45とをコンパクトに配置することができる。
車両側面視で、液圧ユニット45の第1接続ポート452と第2接続ポート453とは、エンジン制御ユニット44よりも上方に位置している。そのため、接続ポート452,453へのアクセスが容易になる。それにより、液圧ユニット45のメンテナンス性が向上する。
車両側面視で、ヘッドパイプ11は、後方且つ上方に向かって傾斜して配置されている。また、車両側面視で、エンジン制御ユニット44は、前方且つ上方に向かって傾斜して配置されている。そのため、ヘッドパイプ11とエンジン制御ユニット44との間に、液圧ユニット45を配置するための空間を大きく確保することができる。また、液圧ユニット45への上方からのアクセスが容易になる。
ステー57は、ヘッドパイプ11に取り付けられ、エンジン制御ユニット44と液圧ユニット45とを支持している。そのため、共通のステー57でエンジン制御ユニット44と液圧ユニット45とが支持される。それにより、部品点数を削減することができる。
また、ヘッドライト37は、ステー57に支持されている。そのため、共通のステー57でヘッドライト37とエンジン制御ユニット44と液圧ユニット45とが支持される。それにより、部品点数を削減することができる。
車両側面視で、エンジン26は、シート6の下方に配置されている。そのため、エンジン26の重量によって前後荷重配分が後側に大きく偏りがちになるのを、重量の大きい液圧ユニット45とエンジン制御ユニット44とによって緩和することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
鞍乗型車両1は、スクータ型車両に限らず、モペッドなど他の種類の車両であってもよい。前輪の数は1つに限らず2つ以上であってもよい。或いは、後輪の数は1つに限らず2つ以上であってもよい。
エンジン制御ユニット44は、アイドリングストップなどの制御機能を有してもよい。アイドリングストップは、車両の停止時に自動的にエンジン26を停止させ、車両の発進時に自動的にエンジン26を再始動する機能である。
エンジン制御ユニット44の構造は、上述した実施形態のものに限られない。例えば、エンジン制御ユニット44は幅方向(X)よりも長さ方向(Y)に長い形状であってもよい。エンジン制御ユニット44の配置は、上述した実施形態のものに限られない。例えば、エンジン制御ユニット44は、上下方向に沿って配置されてもよい。
ステー57の構造は、上記の実施形態の構造に限らず、変更されてもよい。液圧ユニット45の構造及び配置は、上記の実施形態の配置に限らず、変更されてもよい。例えば、液圧ユニット45の上面451は、車幅方向、及び/又は、車両前後方向に対して傾斜していてもよい。
本発明によれば、鞍乗型車両において、前輪側の荷重分配を大きくしつつ、エンジン制御ユニットと液圧ユニットとをコンパクトに配置すると共に、ブレーキホースの配策を容易にすることができる。
2 車体フレーム
3 操舵装置
5 前輪
6 シート
11 ヘッドパイプ
19 フロントブレーキ
26 エンジン
37 ヘッドライト
41 スタータジェネレータ
44 エンジン制御ユニット
46 指令ユニット
47 レギュレータ
45 液圧ユニット
57 ステー
71 第1ブレーキホース
452 第1接続ポート

Claims (13)

  1. ヘッドパイプを含む車体フレームと、
    前記ヘッドパイプよりも前方に配置されたヘッドライトと、
    前記車体フレームに支持されたエンジンと、
    発電及び前記エンジンの始動を行うスタータジェネレータと、
    前記エンジンへの指令信号を出力する指令ユニットと、前記スタータジェネレータに接続されたレギュレータとを含むエンジン制御ユニットと、
    前記ヘッドパイプに支持された操舵装置と、
    前記操舵装置に回転可能に支持された前輪と、
    前記前輪を制動するフロントブレーキと、
    ABS(Antilock Brake System)用の液圧ユニットと、
    前記フロントブレーキと前記液圧ユニットとを接続するブレーキホースと、
    を備え、
    前記エンジン制御ユニットは、車両前後方向において前記ヘッドパイプと前記ヘッドライトとの間に配置され、
    前記液圧ユニットは、車両前後方向において前記エンジン制御ユニットと前記ヘッドパイプとの間に配置される、
    鞍乗型車両。
  2. 車両平面視で、前記エンジン制御ユニットと前記液圧ユニットとは、車両前後方向に延びる車両中心線と重なる、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 車両平面視で、前記液圧ユニットは、前記エンジン制御ユニットの少なくとも一部と重なる、
    請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
  4. 車両平面視で、前記液圧ユニットは、前記ヘッドパイプの少なくとも一部と前記エンジン制御ユニットの少なくとも一部とに重なる、
    請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  5. 車両正面視で、前記液圧ユニットは、前記エンジン制御ユニットの少なくとも一部に重なる、
    請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  6. 車両正面視で、前記液圧ユニットは、前記ヘッドパイプの少なくとも一部と前記エンジン制御ユニットの少なくとも一部とに重なる、
    請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  7. 車両側面視で、前記液圧ユニットの上端は、前記エンジン制御ユニットの上端よりも上方に位置する、
    請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  8. 車両側面視で、前記液圧ユニットの下端は、前記エンジン制御ユニットの上端よりも下方に位置する、
    請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  9. 前記液圧ユニットは、前記ブレーキホースが接続された接続ポートを含み、
    車両側面視で、前記接続ポートは、前記エンジン制御ユニットよりも上方に位置する、
    請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  10. 車両側面視で、前記ヘッドパイプは、後方且つ上方に向かって傾斜して配置され、
    車両側面視で、前記エンジン制御ユニットは、前方且つ上方に向かって傾斜して配置されている、
    請求項1から9のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  11. 前記ヘッドパイプに取り付けられ、前記エンジン制御ユニットと前記液圧ユニットとを支持するステーをさらに備える、
    請求項1から10のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  12. 前記ヘッドライトは、前記ステーに支持されている、
    請求項11に記載の鞍乗型車両。
  13. 前記ヘッドパイプよりも後方に配置されたシートをさらに備え、
    車両側面視で、前記エンジンは、前記シートの下方に配置される、
    請求項1から12のいずれかに記載の鞍乗型車両。
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