JP2020058195A - 無線給電式発光部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 デザイン性の向上のために受電コイルの近傍に金属部材を配置することにより受電コイルに流れる電流が減少することを抑制できる無線給電式発光部品を提供することである。【解決手段】 無線給電式発光部品であるノブN1は、ユーザーが操作するためのグリップ173と、グリップ173の内部に収容される発光装置150と、発光装置150を駆動する電力を供給する受電コイル120と、グリップ173に連結される金属部材180と、を有する。金属部材180は、C形である。【選択図】図4

Description

本明細書の技術分野は、無線給電により発光する無線給電式発光部品に関する。
近年、スマートフォンなどの携帯通信端末、その他の電子機器類に対して、無線給電する技術が活発に研究開発されてきている。また、車両用の電子デバイスに対しても、無線給電する技術が開発されてきている。
例えば、特許文献1には、カーエアコンの操作部に無線給電する技術が開示されている。カーエアコンの周囲に送電コイルを配置することにより、カーエアコンの風向を調整する操作部のLEDに電力を供給するようにしている(特許文献1の図8)。
特開2016−2921号公報
カーエアコン等の車載部品には、車種によってデザイン性を重視することがある。デザイン性の高い内装を実現するために、操作部に金属部材を採用したいというニーズがある。ユーザーの需要を喚起するためである。
例えば、ユーザーが操作するつまみに、リング状の金属部材を用いると仮定する。受電コイルの近くにリング状の金属部材があると、その金属部材に渦電流が流れる。この渦電流は、送電コイルが形成する磁界を打ち消す方向に流れる。この渦電流が形成する磁界により、受電コイルの近傍で磁界が弱くなってしまう。そうすると、受電コイルに流れる電流が弱くなる。つまり、無線給電の効率が極端に低下するおそれがある。
本明細書の技術が解決しようとする課題は、デザイン性の向上のために受電コイルの近傍に金属部材を配置することにより受電コイルに流れる電流が減少することを抑制できる無線給電式発光部品を提供することである。
第1の態様における無線給電式発光部品は、ユーザーが操作するためのグリップと、グリップの内部に収容される発光装置と、発光装置を駆動する電力を供給する受電コイルと、グリップに連結される金属部材と、を有する。金属部材は、C形である。
この無線給電式発光部品は、ユーザーが操作する操作部である。ユーザーが視認しやすいようにこの操作部は発光する。操作部は電源からの電気配線をしにくい位置に配置されているため、無線給電により操作部は発光する。ここで、金属部材がC形であるため、送電コイルが形成する磁界を金属部材が渦電流により打ち消すことおそれがほとんどない。つまり、リング状に近い金属部材を備えているにもかかわらず、高い無線給電式発光部品は、高い給電効率を備えている。
本明細書では、デザイン性の向上のために受電コイルの近傍に金属部材を配置することにより受電コイルに流れる電流が減少することを抑制できる無線給電式発光部品が提供されている。
第1の実施形態における車両の内部の様子を示す模式図である。 第1の実施形態の無線給電システムの概略構成を示す模式図である。 第1の実施形態におけるノブを示す斜視図である。 第1の実施形態におけるノブの部品展開図である。 第1の実施形態における送電コイルと筐体との固定状態を示す図(その1)である。 第1の実施形態における送電コイルと筐体との固定状態を示す図(その2)である。 図6のVII-VII 断面の一部を示す部分断面図である。 第1の実施形態における送電コイルの形状を示す図である。 第1の実施形態の無線給電システムの回路を模式的に示す図である。 第1の実施形態の変形例における送電コイルと筐体との取付を説明するための図である。
以下、具体的な実施形態について、無線給電式発光部品を例に挙げて説明する。しかし、本明細書の技術はこれらの実施形態に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
1.車載部品
図1は、車両の内部の様子を示す模式図である。図1に示すように、車両の運転席の正面にはインストルメントパネルIPがある。インストルメントパネルIPには、複数のカーエアコンCA1が設けられている。カーエアコンCA1は、筐体160と、ユーザーが風向を調整するためのノブN1と、を有する。ノブN1は、ユーザーがカーエアコンCA1の風向を調整するための操作部である。ノブN1は、発光することができるようになっている。車内が暗い場合であっても、ユーザーがノブN1の位置を容易に把握することができるからである。
2.無線給電システム
図2は、第1の実施形態の無線給電システム100の概略構成を示す模式図である。無線給電システム100は、磁界結合式の無線給電を行う。図2に示すように、無線給電システム100は、1個の送電コイル110と、2個の受電コイル120と、送電回路130と、受電回路140と、発光装置150と、筐体160と、を有する。
図2では、受電コイル120を概念的に示すために、受電コイル120の形状が四角形に近い形状で描かれている。しかし、実際には、後述するように、受電コイル120の形状は、つるまきばねに近い形状である。
無線給電システム100の共振周波数は、6.78MHzである。そのため、送電コイル110および受電コイル120に流れる電流の周波数は6.78MHzである。送電コイル110のLC回路の共振周波数も6.78MHzである。受電コイル120のLC回路の共振周波数も6.78MHzである。送電回路130が送電コイル110に流す電流の周波数も6.78MHzである。実際には、狙った周波数からわずかにずれる場合がある。また、例示として6.78MHzを挙げたが、例えば、500kHz以上15MHzの共振周波数を採用してもよい。また、上記以外の共振周波数を用いてもよい。
送電コイル110は、受電コイル120の周囲に磁界を形成するためのコイルである。送電コイル110は、後述するコンデンサーと直列に接続されている。送電コイル110は、線材からなる。線材として、例えば、単線、リッツ線が挙げられる。送電コイル110の材質は、例えば、銅が挙げられる。送電コイル110は、2つの四辺形を囲むような形状をしている。送電コイル110は、空芯である。送電コイル110の巻き数は1以上3以下であるとよい。もちろん、この数値範囲に限らない。なお、図2では、送電コイル110の巻き数は1である。
受電コイル120は、発光装置150を駆動する電力を供給するためのものである。受電コイル120は、送電コイル110が形成する磁界により電流を発生させる。受電コイル120は、後述するコンデンサーと直列に接続されている。受電コイル120は、線材からなる。線材として、例えば、単線、リッツ線が挙げられる。受電コイル120の材質は、例えば、銅が挙げられる。
送電回路130は、送電コイル110に流す交流電圧を発振するための回路である。送電回路130は、6.78MHzの交流電流を発生させる。
受電回路140は、受電コイル120に流れる電流を発光装置150に適した電流に変換するための回路である。具体的には、受電コイル120の交流電圧を発光装置150を駆動させるための直流電圧に変換する。受電回路140は、整流回路等その他の機能を備えていてもよい。
発光装置150は、暗い車内であってもノブN1の位置をユーザーに分かりやすく示すためのものである。発光装置150は、受電コイル120からの電力により駆動される電子部品である。発光装置150は、カーエアコンのノブN1の一部を構成している。発光装置150は、半導体発光素子を有する。発光装置150は直流電圧により発光する。発光装置150は、電子デバイスであり電子部品である。なお、ノブN1は、ユーザーが操作する操作部である。ユーザーがノブN1の位置を変えることにより、ユーザーはカーエアコンCA1の風向を調整することができる。
筐体160は、カーエアコンCA1のハウジングである。つまり、筐体160に囲まれた装置は、カーエアコンCA1である。筐体160の材質は、例えば、プラスチックである。筐体160は、装置のハウジングであるため、その厚みは十分に薄い。
3.操作部(ノブ)
ノブN1は、前述のように、ユーザーがカーエアコンCA1の風向を調整するための操作部である。ユーザーがノブN1を直接触ることができるように、ノブN1の少なくとも一部は、筐体160から露出している。
3−1.金属部材
図3は、本実施形態のノブN1を示す斜視図である。図3に示すように、ノブN1は、金属部材180を有している。金属部材180は、ノブN1のデザイン性を向上させる金属部品である。金属部材180は、「C形」の形状をしている。金属部材180は、リング状の切れ目に相当する端部181、182を有する。端部181は、第1の端部である。端部182は、第2の端部である。端部181と端部182とは互いに対面している。
対面する端部181と端部182との間には隙間が存在する。端部181と端部182との間の隙間は、0.5mm以上2mm以下である。上記の数値範囲は例示であり、上記以外の数値を用いてもよい。
金属部材の材質は、例えば、鉄、銅等が挙げられる。もちろん、これ以外の材質であってもよい。
3−2.ケース
図4は、本実施形態のノブN1の部品展開図である。図4に示すように、ノブN1は、受電コイル120と、受電回路140と、発光装置150と、ケース170と、金属部材180と、を有する。
ケース170は、ノブN1のハウジングである。ケース170は、溝171と窓172とグリップ173とを有する。ケース170の材質は、非金属である。ケース170の材質は、例えば、ゴム等の樹脂、プラスチックである。グリップ173は円筒形状である。
溝171は、金属部材180をはめ込むためのものである。そのため、溝171は金属部材180のC形の形状に対応する形状をしている。ケース170は、端部181と端部182との間の隙間を埋める突起171aを有する。窓172は、発光装置150からの光をノブN1の外部に取り出すためのものである。グリップ173は、ユーザーがノブN1を摘むための握り部分である。そのため、グリップ173は、ケース170の外側面に位置している。ユーザーは、グリップ173を摘みながらノブN1の位置を操作することによりカーエアコンCA1の風向を調整する。
受電コイル120と受電回路140と発光装置150とは、ケース170の内部に収容されている。つまり、受電コイル120と受電回路140と発光装置150とは、グリップ173の内部に収容されている。そして、金属部材180は、グリップ173に連結されている。
3−3.受電コイル
図4に示すように、受電コイル120は、螺旋形状である。受電コイル120は、後述するz軸方向に積層するように巻かれている。つまり、同一平面内にコイルが収まるようにコイルを巻くのではなく、コイルが囲む面に垂直なz軸方向に積層するようにコイルが巻かれている。
受電コイル120の1周分が囲む面の面積は、送電コイル110の1周分が囲む面の面積に比べて十分に小さい。送電コイル110が囲む面の面積に対する受電コイル120が囲む面の面積の比は、1/200以上1/10以下の程度である。あくまで目安であり、上記以外の数値であってもよい。
4.送電コイル
4−1.送電コイルと筐体との固定状態
図5は、送電コイル110と筐体160との固定状態を示す図(その1)である。図5に示すように、筐体160の外壁には溝161が形成されている。そして、送電コイル110は、筐体160の溝161に収容されるように配置されている。このようにして、送電コイル110は、筐体160に固定されている。
図6は、送電コイル110と筐体160との固定状態を示す図(その2)である。図6のように、送電コイル110を筐体160に固定してもよい。図7は、図6のVII-VII 断面の一部を示す部分断面図である。図6に示すように、筐体160の外壁にはツメ162が形成されている。送電コイル110は、複数のツメ162により位置決めされるとともに筐体160に固定されている。ツメ162は、送電コイル110を固定するための支持部材である。
このように、送電コイル110を筐体160に対して相対的に位置決めし、固定することのできるものであれば、その他の支持部材を用いてもよい。また、筐体160と送電コイル110とは、一部で接触しているとよい。
なお、筐体160の溝161または支持部材は、送電コイル110を完全に覆うことなく、送電コイル110の少なくとも一部は、大気に触れている。つまり、送電コイル110は、非導電性材料で封止されているわけではない。
4−2.送電コイルの形状
図8は、送電コイル110の形状を示す図である。図8では、送電コイル110は1巻である。送電コイル110が囲む面は平面である。つまり、送電コイル110は、1つの平面上に位置する平面形状である。送電コイル110が囲む面を、xy平面にとる。そして、送電コイル110が囲む面に直交する向きにz軸をとる。
送電コイル110のx軸方向の長さは、例えば、10mm以上400mm以下である。80mm以上350mm以下であるとよい。送電コイル110のy軸方向の長さは、例えば、10mm以上400mm以下である。50mm以上100mm以下であるとよい。送電コイル110のz軸方向の長さは、例えば、0.5mm以上10mm以下である。これらの数値範囲は目安であり、上記以外の数値であってもよい。
図8に示すように、送電コイル110は、第1区画111と第2区画112と連結部113とを有する。第1区画111は、1つ目のカーエアコンの筐体160を囲う部分である。第2区画112は、2つ目のカーエアコンの筐体160を囲う部分である。連結部113は、第1区画111と第2区画112とを連結する部分である。
第1区画111は、4つの辺111a、111b、111c、111dを有する。4つの辺111a、111b、111c、111dは、それぞれ第1区画111の中央付近に磁界を発生させる。このように、4つの辺111a、111b、111c、111dが、筐体160を囲うため、筐体160の周囲に比較的強い磁界が形成される。
第2区画112は、4つの辺112a、112b、112c、112dを有する。4つの辺112a、112b、112c、112dは、それぞれ第2区画112の中央付近に磁界を発生させる。このように、4つの辺112a、112b、112c、112dが、筐体160を囲うため、筐体160の周囲に比較的強い磁界が形成される。
このように、送電コイル110は、筐体160を囲む4つの辺を有する。
辺111dおよび辺112dが非常に短いか、存在しない場合に比べて、本実施形態の送電コイル110は、より強い磁界を形成することができる。また、送電コイル110が辺111dおよび辺112dを有するため、送電コイル110を筐体160に固定しやすい。
5.金属部材と送電コイルとの間の位置関係
金属部材180が円環であると仮定した場合の中心軸は、z軸方向に一致するとよい。つまり、平面形状の送電コイル110の平面110s(図5参照)と、金属部材180の平面180s(図4参照)とは、平行であるとよい。実際には、ノブN1がユーザーにより操作されるので、平面110sと平面180sとは必ずしも平行ではない。ただし、平面110sと平面180sとがなす角の角度は、0°以上15°以下であるとよい。この場合には、受信コイル120が囲む面と、送電コイル110の平面110sとは、ほぼ平行である。
6.無線給電システムの回路
図9は、本実施形態の無線給電システム100の回路を模式的に示す図である。図9に示すように、送電コイル110は、コンデンサーC1とともにLC直列回路を構成する。受電コイル120は、コンデンサーC2とともにLC直列回路を構成する。前述のように、送電コイル110側のLC直列回路の共振周波数と、受電コイル120側のLC直列回路の共振周波数とは、等しくなるように回路設計されている。
無線給電システム100における送電出力は10W以下である。例えば、5Wである。発光装置150を駆動する電圧は、例えば、5Vである。もちろん、上記以外の数値であってもよい。発光装置150に流れる電流は、1mA以下である。もちろん、上記以外の数値であってもよい。
なお、図9では、コンデンサーC1は、送電回路130の外にあるように描かれている。図9は概念的なものであり、コンデンサーC1は、送電回路130の中にあってもよい。同様に、コンデンサーC2は、受電回路140の中にあってもよい。
7.本実施形態の効果
カーエアコンの操作部(ノブN1)に金属部材180を配置することができる。金属部材180は、C形の形状であるため、金属部材180の内部で渦電流がほとんど発生しない。そのため、受電コイル120に近い領域に金属部材180を配置することができる。これにより、車載部品の意匠性と、車載部品における設計の柔軟性とを、向上させることができる。
受電コイル120は送電コイル110が囲む面内に位置することが好ましいが、車載部品の取付の都合上、z軸方向にずれることがある。無線給電システム100は磁界結合式を採用しているため、送電コイル110と受電コイル120との間のz軸方向の変位が例えば数十cm程度あっても、問題無く発光装置150に給電することができる。このように、磁界結合式では、送電コイル110と受電コイル120との距離を比較的長く設定することができる。このように送電コイル110と受電コイル120とが離れている場合であっても、受電コイル120の周囲に金属部材を配置することができる。
8.変形例
8−1.高抵抗部材
ケース170の突起171aの箇所に電気抵抗の高い材料を配置してもよい。例えば、端部181と端部182との間にプラスチック等の絶縁性部材を配置する。これにより、送電コイル110が発生させる磁界を金属部材180が打ち消すおそれがほとんどない。
8−2.筐体を有する装置
本実施形態の筐体160を有する装置は、カーエアコンである。しかし、その他の車載部品に用いることができる。例えば、カーオーディオである。または、車載部品以外の家電製品等であって、ユーザーが操作する操作部を有する装置に対して適用することもできる。
8−3.受電コイル
本実施形態では、受電コイル120はノブN1の内部に収容されている。しかし、ノブN1の外部に受電コイル120があってもよい。
8−4.レンズ
本実施形態では、ケース170に窓172が形成されている。窓172の代わりに、ケース170とは別体のレンズを配置してもよい。
8−5.送電コイルの取付
図10は、第1の実施形態の変形例における送電コイル110と筐体160との取付を説明するための図である。図10に示すように、ほぼ直方体形状の筐体160に対して送電コイル110を傾斜させて取り付けてもよい。
8−6.支持部材
筐体160に設けられる支持部材は、その他の形状または構造であってもよい。例えば、クリップ、スペーサ―等を採用することができる。
8−7.送電コイルの積層方向
送電コイル110を2巻き以上に巻く際には、図4の受電コイル120と同様に、z軸方向に積層する。つまり、コイルが囲む面に交差する向きに積層するように、コイルを巻くのである。
8−8.無線給電方式
本実施形態の無線給電システム100は、磁界結合方式である。第1の実施形態の技術を電磁誘導方式の無線給電システムに適用することもできる。ただし、磁界結合方式のほうが、コイル間距離を大きく設定できるため好ましい。
8−9.組み合わせ
上記の変形例を自由に組み合わせてもよい。
(付記)
第1の態様における無線給電式発光部品は、ユーザーが操作するためのグリップと、グリップの内部に収容される発光装置と、発光装置を駆動する電力を供給する受電コイルと、グリップに連結される金属部材と、を有する。金属部材は、C形である。
第2の態様における無線給電式発光部品においては、金属部材は、対面する第1の端部と第2の端部とを有する。第1の端部と第2の端部との間に、絶縁性部材が配置されている。
第3の態様における無線給電式発光部品は、カーエアコンの操作部である。
第4の態様における無線給電式発光部品は、受電コイルと直列に接続されたコンデンサーを有する。
100…無線給電システム
110…送電コイル
120…受電コイル
130…送電回路
140…受電回路
150…発光装置
160…筐体
170…ケース
171…溝
172…窓
173…グリップ
180…金属部材
181…端部
182…端部
N1…ノブ

Claims (4)

  1. ユーザーが操作するためのグリップと、
    前記グリップの内部に収容される発光装置と、
    前記発光装置を駆動する電力を供給する受電コイルと、
    前記グリップに連結される金属部材と、
    を有し、
    前記金属部材は、
    C形であること
    を特徴とする無線給電式発光部品。
  2. 請求項1に記載の無線給電式発光部品において、
    前記金属部材は、
    対面する第1の端部と第2の端部とを有し、
    前記第1の端部と前記第2の端部との間に、
    絶縁性部材が配置されていること
    を特徴とする無線給電式発光部品。
  3. 請求項1または請求項2に記載の無線給電式発光部品において、
    カーエアコンの操作部であること
    を特徴とする無線給電式発光部品。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の無線給電式発光部品において、
    前記受電コイルと直列に接続されたコンデンサーを有すること
    を特徴とする無線給電式発光部品。
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