JP2020057885A - スイッチング電源回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】スイッチング電源回路に求められる、効率や、負荷追従性の向上だけでなく、スイッチング電源回路で発生するノイズの撮像センサに対しての、影響を軽減することを可能にしたスイッチング電源回路を提供すること。【解決手段】入射光に基づいて光電変換を行うことで光電変換信号を生成する画素と、該光電変換信号及び、画素で発生するノイズ信号をサンプリングする撮像素子であって、又、可変する比較用信号と入力電圧を比較し、入力電圧と比較用信号が一致する迄の時間によって出力を決定する、A/D変換機能を有し、被写体光が所定の輝度範囲幅内に分布している画像の場合と、被写体の輝度が所定輝度範囲内を超えて分布している画像において、外部のスイッチング電源回路のスイッチング周波数の制御方法を変更する。【選択図】図1
Description
本発明は、撮像センサとそこに電源供給をおこなうスイッチング電源回路に関する。
昨今のデジタルカメラにおいては、Bodyの小型化が進み、それに伴って、撮像センサと、撮像センサやDSPに電源を供給するスイッチング電源回路の距離が近くなっている。その結果、撮像センサがスイッチング電源回路がスイッチング動作時に発生するインダクタノイズや、スイッチング電源の電源変動ノイズの影響をうけやすくなっている。
又、一方で撮像センサにおいては、プロセスの微細化が進み、ADコンバータを内蔵する撮像センサが世の中でも主流となりつつある。このADコンバータを内蔵する撮像センサの特徴の1つとしては、撮像素子の光電変換信号を読むタイミング、つまりADコンバータが信号をホールドするタイミングが、被写体の明るさによって変わってくるというものがある。
又、一方で撮像センサの動作は、カメラの性能として、画素数や連写速度が速くなっていることから、動作クロックが高速化し、撮像センサ消費する電流変動、いわゆる負荷変動も高速化し、スイッチング電源回路に求められる、負荷応答性もより厳しくなってきている。
又、一方で、前述したカメラの連写性能の向上に伴い、ユーザーの撮影枚数が増加傾向にあり、1本の電池で撮影可能な枚数のニーズが高まっている。その為、スイッチング電源回路の効率の更なる改善が求められている。
以上の様に、一眼レフカメラをとっても、スイッチング電源に求められる要求には、様々なものが存在している。
この撮像センサの動作において、スイッチング電源のノイズ回避をおこなう制御方法の提案として、特許文献1があげられる。
特許文献1では、撮像素子の外部スイッチング電源のノイズ周期(電源ノイズ等)を検出する機構をそなえている。更に撮像素子の光電変換信号読み(以下S読みとする)−ノイズ信号読み(以下N読みとする)の時間差Aの整数分の1の長さになるようにスイッチング電源回路のスイッチング周波数(以下SW周波数と呼ぶ)を変更しノイズ影響の低減をはかっている。
しかしがなら、特許文献1においては、撮像素子のS読み−N読みの時間差Aが一律で決定する撮像センサの場合には、スイッチング電源からのノイズ影響低減として有効な提案となるが、前述した通り、昨今のADコンバータを内蔵した撮像センサでは、被写体の輝度によりADのホールドタイミングが異なる制御のものがある。つまり、S読みとN読みの時間差が被写体の輝度によりことなってくるような制御を行う撮像素子においては、撮像素子に対してノイズ影響の少ないスイッチング電源の周期は一義的には決定しない。
本発明の目的は、被写体の輝度により、撮像素子のS読み−N読みの時間差がかわる、撮像素子に対しても、スイッチング電源で発生するノイズの撮像センサに対しての影響を低減することを可能にしたスイッチング電源回路を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係るスイッチング電源回路は、
入射光に基づいて光電変換を行うことで光電変換信号を生成する画素と、該光電変換信号及び、画素で発生するノイズ信号をサンプリングする撮像素子であって、又、可変する比較用信号と入力電圧を比較し、入力電圧と比較用信号が一致する迄の時間によって出力を決定する、A/D変換機能を有し、被写体光が所定の輝度範囲幅内に分布している画像の場合と、被写体の輝度が所定輝度範囲外に分布している画像において、外部のスイッチング電源回路のスイッチング周波数の制御方法を変更することを特徴とする。
入射光に基づいて光電変換を行うことで光電変換信号を生成する画素と、該光電変換信号及び、画素で発生するノイズ信号をサンプリングする撮像素子であって、又、可変する比較用信号と入力電圧を比較し、入力電圧と比較用信号が一致する迄の時間によって出力を決定する、A/D変換機能を有し、被写体光が所定の輝度範囲幅内に分布している画像の場合と、被写体の輝度が所定輝度範囲外に分布している画像において、外部のスイッチング電源回路のスイッチング周波数の制御方法を変更することを特徴とする。
本発明によれば、撮像素子のS読みとN読みの時間差が被写体の明るさに応じて変わる様な、AD内蔵型の撮像素子においても、スイッチング電源回路の動作時にインダクタ等で発生するスイッチングノイズの撮像素子への影響を低減することが可能な、スイッチング電源回路の提供を実現できる。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
最初に図1を用いて本発明の実施形態の構成について説明する。
ここではデジタルカメラを例に説明する。
1は、この回路のバッテリーを示す。15は、バッテリー1を入力電源とし、任意の電圧を効率よく生成するスイッチング電源IC(DCDCコンバータ)である。3は15のスイッチング電源ICの周辺部品として使用するインダクタである。15と3を含めた2がスイッチング電源回路となる。又、7はデジタルカメラ全体の制御を行うマイコンである。マイコン7は、バッテリー1が投入されると、LDO8(低飽和リニアレギュレータ)を介して、電源が供給される構成となっている。又、9はユーザーが操作可能なレリーズ釦等のSW制御部である。SW制御部の操作によりシステムが起動する場合は、マイコン7は、スイッチング電源IC15を通信で起動させる。
次に、スイッチング電源IC15は、通信制御部10でマイコン7からの通信内容に応じて、11〜13で生成したスイッチング制御パルスにより14スイッチング部を駆動し、撮像センサ4、DSP5や起動に必要なモジュールに対してインダクタ3を介して電源を供給する。インダクタ3ではスイッチング電源IC15のSW動作により任意の電圧レベルのDC電源を生成する時に三角波の様なインダクタ電流が発生する。このインダクタ電流により、撮像センサ等への影響がある電磁界ノイズを発生させる。4は撮像センサであり、撮像センサ4はDSP5より出力される同期クロック17に同期させ、被写体像を撮像したデータを、画像処理を行うDSP5へ転送する。又、撮像センサ4は、光電変換信号を読みとるS読みの値から、ノイズ信号を読み取るN読みの値を引き算したものを画素信号として出力する。又、撮像センサ4は、ノイズ信号を読み取るN読みのタイミングは変わらないが、光電変換信号を読み取るS読みのタイミングが輝度レベルにより異なることを特徴としている。
又、DSP5は撮像センサからの画像データの現像処理等の一連の画像処理をおこない、メモリ等に記憶するデジタルシグナルプロセッサーである。又、DSP5は前述した撮像クロック17を撮像センサへ出力するとともに、スイッチング電源IC15に対しても同信号を出力する構成となっている。スイッチング電源IC15内部の11は、内蔵で固定の周波数を生成する内蔵OSCであり、スイッチング電源回路2における第1のクロック生成部である。12はスイッチング電源回路2における第2のクロック生成部であり、予め通信制御部10から指定された変換レートによって、外部からの入力クロック(撮像クロック17)を所定の分周率や逓倍率で変換し、スイッチング周波数としてクロックを生成する。本実施例ではPLLを想定している。
又、13はスイッチングパルスの制御をおこなうPWM制御部であり、第1のクロック生成部と第2のクロック生成部からクロックを受け、PWMパルスを生成するブロックである。本実施例においては、外部からのクロック入力を受け付けた時には、第2のクロック生成部からのパルスをもとにPWMパルスの生成を行う。
14はスイッチング部であり、内蔵のスイッチ素子とスイッチ素子をドライブするプリドライバ部で構成されている。
6はAEセンサであり、本撮影前のPre撮影として、被写体の輝度レベルを事前に検出する為のエリア型のAEセンサである。本本実施形態の構成では、Pre撮影としてエリア型のAEセンサを用いているが、撮像センサをPre撮影として用いる構成でも構わない。
又、図1では、レンズや、シャッター、絞りや、外部表示部等のその他のモジュールは本発明提案に直接関係しない構成であることから、ここでは割愛している。
次に、図3、図4を用いて、本発明における動作原理について説明を行う。
まず、図4(b)においては、本実施形態の撮像センサ4の撮像の読み出しタイミングについての説明である。この例では、被写体が比較的暗い輝度レベルで構成されたシーン(夜景等)においてである。前述でも説明した様に、撮像センサ4のノイズ信号読み出しタイミングは、固定のタイミングであり、撮像素子の光電変換信号読み出しタイミングは、輝度レベルにより異なる為、被写体が比較的暗い輝度レベルの中においても、その中で被写体輝度がが比較的小さい時のS読みN読みの時間差Tsn1(42)と、その中で被写体輝度が中レベルの時のS読みN読みの時間差Tsn2と、その中で被写体輝度が大きい時のS読みN読みの時間差Tsn3は、
Tsn1<Tsn2<Tsn3
の関係となる。本実施形態の撮像センサ4のADコンバータとしては、読み出し信号値(入力信号値)をしきい値として、所定の傾きのランプ波形がしきい値まで到達する時間をTsnとしている為、輝度値が高い程、ADの時間を要する。
Tsn1<Tsn2<Tsn3
の関係となる。本実施形態の撮像センサ4のADコンバータとしては、読み出し信号値(入力信号値)をしきい値として、所定の傾きのランプ波形がしきい値まで到達する時間をTsnとしている為、輝度値が高い程、ADの時間を要する。
以上より、被写体が比較的暗い輝度レベルの夜景等のシーンにおいても、S読みとN読みの読み出し時間差Tsnは、比較的小さな幅ではあるが、所定のバラつき幅ΔTsn(45)内でバラつきが発生する。
次に、図4(a)では、スイッチング電源回路がある所定のスイッチング周波数で制御をおこなっている場合の、撮像センサ4のS読みとN読みの時間差Tsnのパラメータにおける、スイッチング電源ノイズが撮像センサ4に対して与える影響度(ノイズ増幅利得)を示したものである。
ここでは、撮像センサがスイッチング電源回路2からのスイッチングノイズの影響をうけにくい、ポイントを、ノイズ増幅利得の周期をTsn−g(40)とすると、ノイズ増幅利得のminポイントを中心として(Tsn−g)/2の幅をもった41のポイントとしている。一般的に、撮像センサ4のスイッチングノイズが画像への影響をうけやいのは、すなわち画像として目立ちやすいシーンは、相対的に撮像センサの信号レベルが低い、つまり輝度レベルが低いほどノイズが目立ちやすく影響を受けやすい。従って、この撮像センサがスイッチング電源のノイズを受けにくい幅41は、被写体の輝度レベルが相対的に高い場合は、輝度レベルが相対的に低い時にくらべて広くなる。
次に、図4(c)においては、スイッチング電源回路2のSW周波数に対しての、電源効率と負荷応答性の特性を表したものである。ここでは、電源効率と負荷応答の両特性のバランスが良いポイントしては、50の領域であることを示している。
次に、図4(d)では、撮像センサ4のS読みとN読みの時間がある所定の時間差の時の、スイッチング電源回路2のSW周波数とノイズ増幅利得の関係を示したものである。ここでは、S読みとN読みの時間差が決まっている条件においては、ノイズ増幅利得がもっとも小さなスイッチング電源回路のSW周波数α(51)は、ある周期タイミングで存在することを示している。
次に、図3においては、被写体輝度の分布が所定の輝度範囲内に集中している様なシーン30と、被写体輝度の分布が所定の輝度範囲を超えて分散しているシーン33についてのスイッチング電源回路2の周波数制御の例についてである。
ここでは、シーン30が、撮影した画像のS読みとN読みの時間差:Tsnの分布において、図4(a)で説明した、撮像センサ4がスイッチング電源回路2からのスイッチングノイズの影響をうけにくい、ポイント(Tsn−g)/2 (41)の中に、殆ど入っている状態(90%以上入っている状態)における例(31)を示している。この場合は、撮像センサへのスイッチング電源回路ノイズの影響を受けにくい制御としては、S読みとN読みの時間差:Tsnの分布の中心値の条件下において、図4(c)で説明したノイズ増幅利得がすくないポイント(50)にスイッチング電源回路のSW周波数を固定するという例である(32)。
又、一方でシーン33は、撮影した画像のS読みとN読みの時間差:Tsnの分布が図4(a)で説明した、撮像センサ4がスイッチング電源回路2からのスイッチングノイズの影響をうけにくい、ポイント(Tsn−g)/2 (41)の中には、殆ど収まら例(34)を示している。この場合は、撮像センサへのスイッチング電源回路ノイズの影響を受けにくい制御としては、S読みとN読みの時間差:Tsnの分布が一様に広がっている為、スイッチング電源回路2のSW周波数を所定の周波数の範囲でランダムに制御を行う(35)という例である。
前記、32、35のスイッチング電源のSW周波数としては、図4(d)で説明した、スイッチング電源回路の電源効率、負荷応答性の両特性のバランスが良い周波数範囲(50)の中において、制御を行うことが好ましい。
次に、図2のタイムチャート、図5のフローチャートを用いて、本発明の実施形態における、動作について説明を行う。
最初に、図2のタイムチャートを用いて、動作概要について説明する。20、21はSW制御部9の一部である、撮影用のレリーズ釦の操作による制御信号である。レリーズ釦は2段階の押下反応をする構造となっており、第1押下で反応する信号を20のSW1、第2押下で反応する信号を21のSW2としている。22は、撮像動作のステータスを示すタイムチャートであり、実際の撮像をおこなう本撮影と、撮像をおこなう前の測光やフォーカス制御をおこなうプリ撮影のステータスを示している。23は6のエリア型のAEセンサのAE動作タイミングを示している。24、25は撮像センサ4のS読み、N読みを示しており、S読みタイミングを28、N読みタイミングを29で示している。26はインダクタ3を流れるインダクタ電流波形を示している。又、17は撮像センサ4からの撮像同期信号、兼スイッチング電源回路の外部入力クロック信号であり、27はスイッチング電源回路のOSCの動作状態を示している。
ユーザーがレリーズ釦の操作により、撮影準備段階としてSW1信号が検知されると、撮像動作としてはプリ撮影動作に入り、その中の動作としてAEサセンサ6がAE動作を行う。この時、マイコン7では、AEセンサからの被写体の輝度分布により、スイッチング電源回路のSW周波数を、応答性、効率、撮像ノイズの観点から、本撮影時にどの様な制御にするかを予め決定しておく。そしてユーザーがレリーズ釦の操作により、本撮影の要求をおこないSW2信号が検出されると、DSP5から撮像クロック17が動作し、スイッチング電源回路2、外部クロック17を用いて、プリ撮影時に予めきめていたSW周波数でスイッチング電源制御を行う。ここでは、プリ撮影時の被写体輝度が所定の輝度範囲内にあり、固定の周波数で撮像センサ4へのノイズ影響を低減する時の制御例である。即ち、最も頻度が高いS読み信号とN読み信号のタイミング周期の1/nの周波数でスイッチング電源を制御している例である。
次に、図5のフローチャートを用いて、具体的な動作の説明を行う。
まず、はじめにユーザーが撮影準備をおこなう(#100)。ユーザーが、マイコン7に接続された、SW制御部9を操作することによる割り込み要求によって、マイコン7が起動し、スイッチング電源回路2を動作させることによって、カメラ全体のシステムを起動させる。この状態では、スイッチング電源回路2においては、内蔵OSC11によって動作し、撮影に関わるデバイスに電源を供給する。次に、AEセンサ6はプリ撮影として、被写体の輝度の確認をおこなう(#101)。AEセンサ6はエリア型のセンサであり、撮影画面内の全画素がどの様な輝度分布になっているかを確認している。次に、現在のスイッチング電源回路が動作しているSW周波数の確認をおこなう(#102)。次に、#102で確認したスイッチング電源回路のSW周波数において、図4(a)で説明した撮像センサへのノイズ増幅利得が低い時間幅(Tsn−g)/2 (41)を算出する(#103)。次に、#101でおこなったAEセンサでの被写体の各画素の輝度情報が、#103で算出したノイズ増幅利得が低い時間幅(Tsn−g)/2 (41)に90%以上収まるかの判断を行う(#104)。
ここでは、被写体の各画素の輝度情報が、ノイズ増幅利得が低い時間幅(Tsn−g)/2 (41)に90%以上収まると判断した場合には、#101のPre撮影結果による輝度分布の中で最も頻度が高いTsnよりスイッチング電源回路のノイズ利得が少ないSW周波数を算出する(#105)。次に、スイッチング電源回路2のSW周波数を#105で算出したものに切り替えをおこなう(#106)。次に本撮影の要求があると、撮像センサに対してノイズの増幅利得の少ないスイッチング電源回路2のSW周波数で撮影することができる(#107)。本撮影の要求が無い場合は、#101のPre撮影から進め、再度、被写体の輝度情報を取得し、適宜、撮影する画像に対してスイッチング電源ノイズの影響を受けない制御をおこなう。
#104において、AEセンサでの被写体の各画素の輝度情報が、#103で算出したノイズ増幅利得が低い時間幅(Tsn−g)/2 (41)に90%以上収まらない場合においては、スイッチング電源回路のSW周波数をランダムにスイープ制御させる(#108)。この時のSW周波数の範囲としては、図4(c)の50で示した、負荷応答、効率特性のバランスが良い範囲であることが望ましい。
次に、次に本撮影の要求があると、撮像センサ4に対してノイズの増幅利得の少ないスイッチング電源回路2のSW周波数で撮影することができる(#109)。本撮影の要求が無い場合は、#101のPre撮影から進め、再度、被写体の輝度情報を取得し、適宜、撮影する画像に対してスイッチング電源ノイズの影響を受けない制御をおこなう。
以上説明した様に、被写体輝度が変わることにより、撮像センサ4の読み出しタイミングが変わるシステムにおいても、撮像センサ4がスイッチング電源ノイズの影響をうけにくいスイッチング電源の制御について動作例を説明した。
1 バッテリー、2 スイッチング電源回路、3 インダクタ、
4 撮像センサ、5 DSP(画像処理)
4 撮像センサ、5 DSP(画像処理)
Claims (5)
- 入射光に基づいて光電変換を行うことで光電変換信号を生成する画素と、該光電変換信号及び、画素で発生するノイズ信号をサンプリングする撮像素子であって、又、可変する比較用信号と入力電圧を比較し、入力電圧と比較用信号が一致する迄の時間によって出力を決定する、A/D変換機能を有し、被写体光が所定の輝度範囲幅内に分布している画像の場合と、被写体の輝度が所定輝度範囲内を超えて分布している画像において、外部のスイッチング電源回路のスイッチング周波数の制御方法を変更することを特徴とするスイッチング電源回路。
- 所定の輝度範囲内とは、外部のスイッチング電源回路のスイッチング周波数に対して撮像素子の光電変換信号のサンプリングタイミングと、ノイズ信号のサンプリングタイミングの時間差Tsnが、外部のスイッチング電源回路のノイズ影響をうけにくい周期Tsn−gの1/2以内の時間に収まることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回路。
- 制御方法の変更とは、撮影前に取得した被写体の輝度分布の所定の割合以上が、輝度範囲幅内にある場合には、光電変換信号をサンプリングするタイミング時間とノイズ信号のサンプリングタイミングの平均の時間差Tsn(av)に対して、Tsn(av)/n(n=整数)の周期で外部のスイッチング電源回路のスイッチング周波数を決定し、それ以外の場合は、外部のスイッチング電源回路のスイッチング周波数をランダムな周波数で駆動させることを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源回路。
- スイッチング電源回路のスイッチング周波数は、撮像動作に対して、効率、応答性の観点から最適な周波数範囲内での変更であることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回路。
- スイッチングの制御方法を変更する、所定の輝度範囲の幅は、輝度レベルが明るい場合には、輝度レベルが暗い場合に対して、所定の輝度範囲の幅を広げることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回路。
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WO2022065688A1 (ko) * | 2020-09-25 | 2022-03-31 | 삼성전자 주식회사 | 전원 공급을 제어하는 방법 및 이를 이용한 전자 장치 |
WO2022265280A1 (ko) * | 2021-06-16 | 2022-12-22 | 삼성전자 주식회사 | 저조도 노이즈를 제거하는 전자 장치 및 그 작동 방법 |
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