JP2020057634A - 電子部品保護ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】絶縁基板に搭載した電子部品を外的衝撃から防護することができると共に、電子部品を収納する外装ケースを内的衝撃から防護することができ、さらに、電子部品を搭載した絶縁基板を収納して成る外装ケース内に封止樹脂を充填した場合に、電子部品と封止樹脂との接触を防止できる電子部品保護ケースの実現。【解決手段】矩形状の上面壁12a、上面壁の四辺から垂設される正面壁12b、背面壁12c、右面壁12d、左面壁12eを有する本体部12を備えると共に、本体部12の内面に強度向上用のリブ20〜30を形成し、また、本体部12の上面壁12aに突起部14を形成すると共に、突起部14を含む本体部12全体を透明と成し、さらに、正面壁12b及び背面壁12cに、下端から本体部外方へ向かって傾斜する傾斜面18aと傾斜面18aの上端から垂直に延びる平坦面18bを備えた案内部18を形成した。【選択図】図1
Description
この発明は、絶縁基板に搭載された電子部品に被せて使用される電子部品保護ケースに関する。
従来より、絶縁基板に、所定の回路を構成するよう各種の電子部品を搭載することが行われている。
例えば、本出願人が先に提案した特開2018−10906号(特許文献1)には、「絶縁基板に、3個のバリスタ(第1のバリスタ,第2のバリスタ,第3のバリスタ)と、2個の温度ヒューズ(第1の温度ヒューズ,第2の温度ヒューズ)と、1個のガスアレスタを搭載してなる避雷器」(特許文献1の図3参照)が開示されている。
例えば、本出願人が先に提案した特開2018−10906号(特許文献1)には、「絶縁基板に、3個のバリスタ(第1のバリスタ,第2のバリスタ,第3のバリスタ)と、2個の温度ヒューズ(第1の温度ヒューズ,第2の温度ヒューズ)と、1個のガスアレスタを搭載してなる避雷器」(特許文献1の図3参照)が開示されている。
上記バリスタ(第1のバリスタ,第2のバリスタ,第3のバリスタ)、温度ヒューズ(第1の温度ヒューズ,第2の温度ヒューズ)、ガスアレスタを搭載した絶縁基板は、樹脂等の絶縁材料より成る外装ケース(特許文献1の図1参照)内に収納されて使用されるものである。
また、図示は省略するが、IEC(国際電気標準会議)が定める防水・防塵の保護規格である「IP66」(粉塵が内部に侵入せず、且つ、いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響をうけない)に適合させるため、避雷器を構成する電子部品(バリスタ、温度ヒューズ、ガスアレスタ)を搭載した絶縁基板を、外装ケース内に収納すると共に、外装ケース内に封止樹脂を充填することも行われている(非特許文献1参照)。
上記避雷器は、誘導雷等のサージが印加されると、バリスタ及び/又はガスアレスタが動作してサージを吸収するのである。
上記バリスタは、サージの印加後、約10−9秒程度でサージ吸収を開始する優れた応答特性を有する反面、電流耐量が小さいという欠点があり、そのため、バリスタに定格を越える異常な過電圧が印加され、継続的な過電流が流れる等して故障に至る際には、発熱して異常な高温状態となり、発火・焼損する危険性がある。
そこで、避雷器は、バリスタの近傍に温度ヒューズを設け、バリスタが故障して高温状態になると、温度ヒューズが溶断・分離して給電を遮断する仕組みとなっている。
AC電源用サージプロテクタ インターネットURL:https://www.okayaelec.co.jp/dcms_media/other/sa_p12-13_sv.pdf 検索日:2018年9月19日
上記従来例の如く、絶縁基板に搭載した電子部品(バリスタ、温度ヒューズ、ガスア レスタ)が剥き出しの状態で、外装ケース内に収納すると、収納作業時に電子部品が外装ケース等と接触して破損する虞があった。
また、絶縁基板に搭載した電子部品(バリスタ、温度ヒューズ、ガスアレスタ)が剥き出しの状態で、外装ケース内に収納して使用に供される場合、強い外的衝撃を受けると外装ケース内の電子部品が破損する可能性があった。
また、絶縁基板に搭載した電子部品(バリスタ、温度ヒューズ、ガスアレスタ)が剥き出しの状態で、外装ケース内に収納して使用に供される場合、強い外的衝撃を受けると外装ケース内の電子部品が破損する可能性があった。
さらに、バリスタ等の電子部品が故障した際に放出されるガス等の内的衝撃により、外装ケース内の圧力が上昇して外装ケースが破裂する危険性が有った。
さらにまた、上記の如く、外装ケース内に封止樹脂を充填して使用に供される場合、外的衝撃には強くなるものの、外装ケース内に収納した温度ヒューズ及びバリスタが封止樹脂と接触し、故障時のバリスタの発熱が封止樹脂に拡散してしまうことから、温度ヒューズの分離遅延を招来し、発火・焼損の危険性を生じる虞があった。
この発明は、従来の上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、絶縁基板に搭載した電子部品を外的衝撃から防護することができると共に、電子部品を収納する外装ケースを内的衝撃から防護することができ、さらに、電子部品を搭載した絶縁基板を収納して成る外装ケース内に封止樹脂を充填した場合において、電子部品と封止樹脂との接触を防止することができる電子部品保護ケースを実現することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る請求項1に記載の電子部品保護ケースは、
矩形状の上面壁、上記上面壁の四辺から垂設される正面壁、背面壁、右面壁、左面壁を有する本体部を備えると共に、上記本体部の内面に強度向上用のリブを形成したことを特徴とする。
矩形状の上面壁、上記上面壁の四辺から垂設される正面壁、背面壁、右面壁、左面壁を有する本体部を備えると共に、上記本体部の内面に強度向上用のリブを形成したことを特徴とする。
本発明に係る請求項2に記載の電子部品保護ケースは、請求項1に記載の電子部品保護ケースにおいて、
上記本体部の上面壁に、上方に向かって突出する突起部を形成すると共に、上記突起部を含む本体部全体が透明であることを特徴とする。
上記本体部の上面壁に、上方に向かって突出する突起部を形成すると共に、上記突起部を含む本体部全体が透明であることを特徴とする。
本発明に係る請求項3に記載の電子部品保護ケースは、請求項1又は2に記載の電子部品保護ケースにおいて、
上記正面壁及び背面壁に、下端から本体部外方へ向かって傾斜する傾斜面と、該傾斜面の上端から垂直に延びる平坦面を備えた案内部を形成したことを特徴とする。
上記正面壁及び背面壁に、下端から本体部外方へ向かって傾斜する傾斜面と、該傾斜面の上端から垂直に延びる平坦面を備えた案内部を形成したことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の電子部品保護ケースは、矩形状の上面壁、上記上面壁の四辺から垂設される正面壁、背面壁、右面壁、左面壁を有する本体部を備えると共に、上記本体部の内面に強度向上用のリブを形成したので、上記本体部を絶縁基板に搭載された電子部品に被せることにより、電子部品を外的衝撃から防護することができると共に、電子部品を収納した外装ケースを内的衝撃から防護することができる。
また、電子部品を搭載した絶縁基板を収納して成る外装ケース内に封止樹脂を充填した場合において、電子部品に被せた本体部の存在により、電子部品と封止樹脂との接触を防止することができる。
また、電子部品を搭載した絶縁基板を収納して成る外装ケース内に封止樹脂を充填した場合において、電子部品に被せた本体部の存在により、電子部品と封止樹脂との接触を防止することができる。
請求項2に記載の電子部品保護ケースの如く、本体部の上面壁に、上方に向かって突出する突起部を形成すると共に、上記突起部を含む本体部全体を透明と成した場合、電子部品を搭載した絶縁基板を収納して成る外装ケース内に封止樹脂を充填した際に、上記突起部を封止樹脂の外部に露出させることにより、外装ケースの外部から上記突起部を通して内部の電子部品を視認することができる。
請求項3に記載の電子部品保護ケースの如く、正面壁及び背面壁に、下端から本体部外方へ向かって傾斜する傾斜面と、該傾斜面の上端から垂直に延びる平坦面を備えた案内部を形成するのが好ましく、この場合、正面壁及び背面壁の上記案内部の傾斜面を外装ケースの内壁面に接触させて滑らすことにより、外装ケース内への電子部品保護ケースの収納が容易となる。
以下、添付図面に基づいて、本発明に係る電子部品保護ケースを説明する。
図1は、本発明に係る電子部品保護ケース10を示す平面側斜視図、図2は同背面側斜視図、図3は同正面図、図4は同背面図、図5は同平面図、図6は同底面図、図7は同右側面図、図8は同左側面図、図9は図5のA−A’断面図、図10は図5のB−B’断面図、図11は図5のC−C’断面図、図12は図5のD−D’断面図、図13は図5のG−G’断面図、図14は図5のX−X’断面図、図15は図5のY−Y’断面図である。
尚、本発明に係る電子部品保護ケース10は「全体が透明」であるが、形状を理解し易くするため、「不透明体」として図示している。
図1は、本発明に係る電子部品保護ケース10を示す平面側斜視図、図2は同背面側斜視図、図3は同正面図、図4は同背面図、図5は同平面図、図6は同底面図、図7は同右側面図、図8は同左側面図、図9は図5のA−A’断面図、図10は図5のB−B’断面図、図11は図5のC−C’断面図、図12は図5のD−D’断面図、図13は図5のG−G’断面図、図14は図5のX−X’断面図、図15は図5のY−Y’断面図である。
尚、本発明に係る電子部品保護ケース10は「全体が透明」であるが、形状を理解し易くするため、「不透明体」として図示している。
本発明に係る電子部品保護ケース10は、ポリカーボネート樹脂等の透明な絶縁材で構成されていて、底面が開口した略直方体形状の外観を呈する箱状の可撓性を有する本体部12を備えている。
上記本体部12は、矩形状の上面壁12a、上記上面壁12aの四辺から垂設された正面壁12b、背面壁12c、右面壁12d、左面壁12eを有している。
上記正面壁12bと背面壁12cは対向配置され、また、上記右面壁12dと左面壁12eは対向配置されている。
上記本体部12は、矩形状の上面壁12a、上記上面壁12aの四辺から垂設された正面壁12b、背面壁12c、右面壁12d、左面壁12eを有している。
上記正面壁12bと背面壁12cは対向配置され、また、上記右面壁12dと左面壁12eは対向配置されている。
上記本体部12の上面壁12aには、上方に向かって突出する2個の突起部14が形成されている。
また、本体部12の正面壁12b及び背面壁12cの左右下端位置から脚部16が突設形成されている。
また、本体部12の正面壁12b及び背面壁12cの左右下端位置から脚部16が突設形成されている。
上記正面壁12bには、その下端から本体部12外方へ向かって傾斜する傾斜面18aと、該傾斜面18aの上端から垂直に延びる平坦面18bを備えた案内部18が形成されている。
上記正面壁12bの案内部18と対向する位置の背面壁12cにも、同一形状の案内部18が形成されている。
上記正面壁12bの案内部18と対向する位置の背面壁12cにも、同一形状の案内部18が形成されている。
図2、図3、図6、図13〜図15に示す通り、本体部12の正面壁12bの内面には、本体部12内方に向かって突出する3本の強度向上用のリブ20,22,24が形成されている。尚、図3に示すように、中央のリブ22は正面壁12bの下端から下方に突出する突出端部22aを有している。
また、本体部12の背面壁12cの内面にも、本体部12内方に向かって突出する3本の強度向上用のリブ26,28,30が形成されている。
本体部12の正面壁12b及び背面壁12cの内面に、本体部12内方に向かって突出する上記リブ20〜30を形成することにより、電子部品保護ケース10の強度向上を実現することができる。
また、本体部12の背面壁12cの内面にも、本体部12内方に向かって突出する3本の強度向上用のリブ26,28,30が形成されている。
本体部12の正面壁12b及び背面壁12cの内面に、本体部12内方に向かって突出する上記リブ20〜30を形成することにより、電子部品保護ケース10の強度向上を実現することができる。
図16は、本発明に係る電子部品保護ケース10を、絶縁基板32に搭載された電子部品に被せる状態を示す斜視図である。
図16に示す絶縁基板32には、避雷器の回路を構成する各種電子部品が搭載されている。
図16に示す絶縁基板32には、避雷器の回路を構成する各種電子部品が搭載されている。
すなわち、絶縁基板32には、4個の略円板状のバリスタ(第1のバリスタ34、第2のバリスタ36、第3のバリスタ38、第4のバリスタ40)と、3個の略円柱状と成された丸型温度ヒューズ(第1の丸型温度ヒューズ42、第2の丸型温度ヒューズ44、第3の丸型温度ヒューズ46)と、2個の略角柱状と成された角型温度ヒューズ(第1の角型温度ヒューズ48、第2の角型温度ヒューズ50)と、1個のガスアレスタ52が搭載されている。
また、絶縁基板32の前方縁には、上記正面壁12b内面に形成したリブ22の突出端部22aが挿通される切欠54が形成されている。
また、絶縁基板32の前方縁には、上記正面壁12b内面に形成したリブ22の突出端部22aが挿通される切欠54が形成されている。
図16において、56,58,60は交流電源の3本の電源ラインとそれぞれ接続される第1の電源端子〜第3の電源端子、62はグランド(G)に接続される接地端子、64は一対の接点間にに接続される接点信号線である。
上記第1のバリスタ34〜第4のバリスタ40は、印加される電圧が上昇するに従って、抵抗が急激に減少する電圧非直線抵抗特性を有する電子部品であり、定格を越えるサージが印加されると、抵抗が急激に減少することにより瞬時(約10−9秒程度)に導通してサージの吸収を行うのである。
一方、バリスタ(第1のバリスタ34〜第4のバリスタ40)は電流耐量が小さいという欠点があるため、バリスタに定格を越える異常な過電圧が印加され、継続的な過電流が流れる等して故障に至る際には、発熱して異常な高温状態(例えば1000℃以上)となり、発火・焼損する危険性がある。
上記第1の丸型温度ヒューズ42〜第3の丸型温度ヒューズ46は、バリスタの発熱で周囲の温度が上昇し、所定温度(例えば147℃)に達した時に溶断分離してバリスタへの給電を遮断する過熱保護部品である。
上記第1の丸型温度ヒューズ42〜第3の丸型温度ヒューズ46は、バリスタの発熱で周囲の温度が上昇し、所定温度(例えば147℃)に達した時に溶断分離してバリスタへの給電を遮断する過熱保護部品である。
上記ガスアレスタ52は、気密外囲器内に、放電間隙を設けて配置した複数の放電電極及び放電ガスを封入して成る電子部品であり、放電電極間に定格を越えるサージが印加されると、放電間隙において放電が生成されサージの吸収が行われるのである。
上記角型温度ヒューズ(第1の角型温度ヒューズ48、第2の角型温度ヒューズ50)は、接点信号線64を介して接続された一対の接点間に配置されるものであり、バリスタ(第1のバリスタ34〜第4のバリスタ40)の故障時の発熱によって所定温度(例えば115)に達すると溶断分離することにより、バリスタの故障を電気的手段で検知可能とするものである。
尚、第1の角型温度ヒューズ48及び第2の角型温度ヒューズ50の上面には、バリスタの故障時の発熱によって設定温度に達すると色が変化する不可逆性の示温材66が設けられている。
示温材66は、設定温度(例えば90度)に達すると熱分解等の化学反応を起こして変色する示温顔料等を用いた温度検知材であり、本実施形態においては、所定温度に達して一旦色が変化すると、温度下降しても元の色に戻らず変化色が維持される「不可逆性」の示温材66を用いている。
上記示温材66の色変化を視認することにより、バリスタの故障を検知することができるのである。
示温材66は、設定温度(例えば90度)に達すると熱分解等の化学反応を起こして変色する示温顔料等を用いた温度検知材であり、本実施形態においては、所定温度に達して一旦色が変化すると、温度下降しても元の色に戻らず変化色が維持される「不可逆性」の示温材66を用いている。
上記示温材66の色変化を視認することにより、バリスタの故障を検知することができるのである。
図16及び図17に示すように、電子部品保護ケース10の本体部12を構成する正面壁12b内面のリブ22の突出端部22aが、絶縁基板32の切欠54に挿通するように被せていくことにより、4個のバリスタ(第1のバリスタ34、第2のバリスタ36、第3のバリスタ38、第4のバリスタ40)、3個の丸型温度ヒューズ(第1の丸型温度ヒューズ42、第2の丸型温度ヒューズ44、第3の丸型温度ヒューズ46)と、2個の角型温度ヒューズ(第1の角型温度ヒューズ48、第2の角型温度ヒューズ50)が電子部品保護ケース10に覆われるのである。
本発明の電子部品保護ケース10にあっては、正面壁12b内面のリブ22に、正面壁12bの下端から下方に突出する突出端部22aを設けているので、絶縁基板32側の適宜箇所に上記突出端部22aが挿通される切欠54を形成しておくことにより、電子部品保護ケース10を被せる際の位置決めが容易となる。
本発明の電子部品保護ケース10は「透明」であることから、バリスタ、丸型温度ヒューズ、角型温度ヒューズを覆った場合、図17において点線で描いたように、内部のバリスタ、丸型温度ヒューズ、角型温度ヒューズを外部から視認することができる。
バリスタ、丸型温度ヒューズ、角型温度ヒューズに電子部品保護ケース10を被せた状態の絶縁基板32は、例えば図18〜図20に示すように、樹脂等の絶縁材料より成る外装ケース68内に収納されると共に、外装ケース68内に充填された封止樹脂70によって封止されるのである。
この際、図19及び図20に示すように、電子部品保護ケース10の上面壁12aに形成した2個の突起部14は、封止樹脂70の外部に露出させておく。
この際、図19及び図20に示すように、電子部品保護ケース10の上面壁12aに形成した2個の突起部14は、封止樹脂70の外部に露出させておく。
上記の通り、本発明に係る電子部品保護ケース10の本体部12の正面壁12b及び背面壁12cに、その下端から本体部12外方へ向かって傾斜する傾斜面18aと、該傾斜面18aの上端から垂直に延びる平坦面18bを備えた案内部18を形成している。
外装ケース68を備えた電子部品の小型化を図る観点から、本体部12の正面壁12bの案内部18の平坦面18bから本体部12の背面壁12cの案内部18の平坦面18b迄の長さと、正面壁12bと対向する外装ケース68の内壁面68a(図18参照)から背面壁12cと対向する外装ケース68の内壁面68b迄の長さは略同一にしておくのが適当である。
この場合、正面壁12b及び背面壁12cの上記案内部18の傾斜面18aを外装ケース68の内壁面68a,68bに接触させて滑らすことにより、外装ケース68内への電子部品保護ケース10の収納が容易となる。
外装ケース68を備えた電子部品の小型化を図る観点から、本体部12の正面壁12bの案内部18の平坦面18bから本体部12の背面壁12cの案内部18の平坦面18b迄の長さと、正面壁12bと対向する外装ケース68の内壁面68a(図18参照)から背面壁12cと対向する外装ケース68の内壁面68b迄の長さは略同一にしておくのが適当である。
この場合、正面壁12b及び背面壁12cの上記案内部18の傾斜面18aを外装ケース68の内壁面68a,68bに接触させて滑らすことにより、外装ケース68内への電子部品保護ケース10の収納が容易となる。
また、上記の通り、透明な電子部品保護ケース10の上面壁12aに形成した2個の突起部14を封止樹脂70の外部に露出させることにより、外装ケース68外部から上記突起部14を通して内部の電子部品を視認することができる。
従って、電子部品保護ケース10を絶縁基板32に被せた場合において、突起部14を第1の角型温度ヒューズ48及び第2の角型温度ヒューズ50の上面に設けた示温材66と対向する位置に形成しておけば、突起部14を通して示温材66の色変化を視認することができる。
従って、電子部品保護ケース10を絶縁基板32に被せた場合において、突起部14を第1の角型温度ヒューズ48及び第2の角型温度ヒューズ50の上面に設けた示温材66と対向する位置に形成しておけば、突起部14を通して示温材66の色変化を視認することができる。
本発明の電子部品保護ケース10は、矩形状の上面壁12a、上記上面壁12aの四辺から垂設された正面壁12b、背面壁12c、右面壁12d、左面壁12eを有する本体部を備えると共に、上記本体部12の正面壁12b及び背面壁12c内面に、本体部12内方に向かって突出する強度向上用のリブ20,22,24,26,28,30を形成しているので、上記本体部12を絶縁基板32に搭載された電子部品(バリスタ、丸型温度ヒューズ、角型温度ヒューズ)に被せることにより、電子部品を外的衝撃から防護することができると共に、外装ケース68を内的衝撃から防護することができる。
また、電子部品を搭載した絶縁基板32を収納して成る外装ケース68内に封止樹脂70を充填した場合において、電子部品に被せた本体部12の存在により、電子部品と封止樹脂70との接触を防止することができる。
また、電子部品を搭載した絶縁基板32を収納して成る外装ケース68内に封止樹脂70を充填した場合において、電子部品に被せた本体部12の存在により、電子部品と封止樹脂70との接触を防止することができる。
10 電子部品保護ケース
12 本体部
12a 本体部の上面壁
12b 本体部の正面壁
12c 本体部の背面壁
12d 本体部の右面壁
12e 本体部の左面壁
14 突起部
16 脚部
18 案内部
18a 傾斜面
18b 平坦面
20 リブ
22 リブ
22a リブの突出端部
24 リブ
26 リブ
28 リブ
30 リブ
32 絶縁基板
34 第1のバリスタ
36 第2のバリスタ
38 第3のバリスタ
40 第4のバリスタ
42 第1の丸型温度ヒューズ
44 第2の丸型温度ヒューズ
46 第3の丸型温度ヒューズ
48 第1の角型温度ヒューズ
50 第2の角型温度ヒューズ
52 ガスアレスタ
54 切欠
56 第1の電源端子
58 第2の電源端子
60 第3の電源端子
62 接地端子
64 接点信号線
66 示温材
68 外装ケース
70 封止樹脂
12 本体部
12a 本体部の上面壁
12b 本体部の正面壁
12c 本体部の背面壁
12d 本体部の右面壁
12e 本体部の左面壁
14 突起部
16 脚部
18 案内部
18a 傾斜面
18b 平坦面
20 リブ
22 リブ
22a リブの突出端部
24 リブ
26 リブ
28 リブ
30 リブ
32 絶縁基板
34 第1のバリスタ
36 第2のバリスタ
38 第3のバリスタ
40 第4のバリスタ
42 第1の丸型温度ヒューズ
44 第2の丸型温度ヒューズ
46 第3の丸型温度ヒューズ
48 第1の角型温度ヒューズ
50 第2の角型温度ヒューズ
52 ガスアレスタ
54 切欠
56 第1の電源端子
58 第2の電源端子
60 第3の電源端子
62 接地端子
64 接点信号線
66 示温材
68 外装ケース
70 封止樹脂
Claims (3)
- 矩形状の上面壁、上記上面壁の四辺から垂設される正面壁、背面壁、右面壁、左面壁を有する本体部を備えると共に、上記本体部の内面に強度向上用のリブを形成したことを特徴とする電子部品保護ケース。
- 上記本体部の上面壁に、上方に向かって突出する突起部を形成すると共に、上記突起部を含む本体部全体が透明であることを特徴とする請求項1に記載の電子部品保護ケース。
- 上記正面壁及び背面壁に、下端から本体部外方へ向かって傾斜する傾斜面と、該傾斜面の上端から垂直に延びる平坦面を備えた案内部を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品保護ケース。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018185024A JP2020057634A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 電子部品保護ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018185024A JP2020057634A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 電子部品保護ケース |
Publications (1)
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JP2020057634A true JP2020057634A (ja) | 2020-04-09 |
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ID=70107631
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JP2018185024A Pending JP2020057634A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 電子部品保護ケース |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020057634A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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