JP2020056246A - キーブレードおよびそれを備えたキー - Google Patents

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Abstract

【課題】キーコードの数を増やしても、大型化を防ぐことができるキーブレードおよびそれを備えたキーを提供する。【解決手段】キーブレード(11)は、長さ方向に延在する長尺板状のキーブレード本体(50)と、キーブレード本体(50)の幅方向の一方側に設けられて、長さ方向に延在し、キーブレード本体(50)側とは反対側の端部に複数の第1キー山(61,62,・・・,69)を有し、キーブレード本体(50)よりも薄い長尺板状の薄板部(60)とを備える。キーブレード本体(50)は、薄板部(60)の長さ方向の先端よりもキーブレード本体(50)の長さ方向の先端側に位置する第2キー山(52)を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、キーブレードおよびこれを備えたキーに関する。
従来、キーの一部を構成するキーブレードとしては、特開昭61−5176号公報(特許文献1)に開示されているように、キーシリンダ内のブレード挿入穴に挿入されるものがある。このキーブレードは、長尺板状に形成されていて、幅方向の両端部が他の部分よりも薄くなっている。この各端部には、キーブレードの長手方向に連なるように複数のキー山が形成されている。
特開昭61−5176号公報
ところで、上記従来のブレードに割り振るキーコードの数を増やそうとすると、キーブレードの両端部つまり比較的薄い部分に設けるキー山の数を増やすか、そのキー山に設定する高さの種類を増やすことになる。この場合、上記比較的薄い部分に設けるキー山の数を増やすことは、キーブレードの長手方向の長さの延長を招いてしまう。一方、上記キー山に設定する高さの種類を増やすことは、キーブレードの幅方向の長さの延長を招いてしまう。
したがって、上記従来のキーブレードには、キーコードの数を増やすと、キーブレードが大型化してしまうという問題があった。
そこで、本発明の課題は、キーコードの数を増やしても、大型化を防ぐことができるキーブレードおよびそれを備えたキーを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の一態様のキーブレードは、
長さ方向に延在する長尺板状のキーブレード本体と、
上記キーブレード本体の幅方向の一方側に設けられて、上記長さ方向に延在し、上記キーブレード本体側とは反対側の端部に複数の第1キー山を有し、上記キーブレード本体よりも薄い長尺板状の薄板部と
を備え、
上記キーブレード本体は、上記薄板部の上記長さ方向の先端よりも上記キーブレード本体の上記長さ方向の先端側に位置する第2キー山を有する。
ここで、上記キーブレード本体および薄板部の長さ方向の先端側は、キーブレードを用いてキーを形成したときにキーの先端側となる。
上記構成によれば、上記キーブレード本体が第2キー山を有する。この第2キー山は、薄板部の長さ方向の一端よりもキーブレード本体の長さ方向の一端側に位置するので、第1キー山の数を増やしたり、第1キー山に設定する高さの種類を増やしたりしなくても、キーコードの数を増やすことができる。したがって、上記キーブレードは、キーコードの数を増やすことができると共に、大型化を防ぐことができる。
一態様のキーブレードでは、
上記第2キー山は、上記薄板部よりも厚い。
上記態様のキーブレードは、例えばキー孔に挿通される。このとき、上記薄板部よりも第2キー山を厚くすることにより、キーブレード本体がキー孔の開口縁に引っ掛かり難くなる。したがって、上記キー孔にキーブレード本体をスムーズに挿入することができる。
一態様のキーブレードでは、
上記第2キー山の先端面は、上記キーブレード本体の厚さ方向の一表面と上記薄板部の上記厚さ方向の一表面との間に形成される段差面と面一である。
上記態様によれば、上記段差面と第2キー山の先端面とを面一にすることにより、キーブレード本体の長さ方向の先端部が幅方向に細くなり過ぎるのを防ぐことができる。したがって、上記キーブレード本体の長さ方向の先端部は適切な強度を持てる。
一態様のキーブレードでは、
上記第2キー山の先端面は、上記キーブレード本体の厚さ方向の一表面と上記薄板部の上記厚さ方向の一表面との間に形成される段差面よりも低い。
上記態様のキーブレードは、例えばキーシリンダ内に挿入される。このキーシリンダには、通常、複数のタンブラがキーシリンダの径方向に進退可能に取り付けられている。この場合、上記キーブレードの挿入時、上記段差面よりも低い第2キー山の先端面によって、タンブラを第1キー山側へスムーズに案内することができる。
一態様のキーブレードでは、
上記キーブレード本体は、上記長さ方向において上記第2キー山の先端面を挟むように設けられ、上記薄板部よりも厚い第1,第2ガイド面を有する。
上記態様のキーブレードは、例えばキーシリンダ内に挿入される。このキーシリンダには、通常、複数のタンブラがキーシリンダの径方向に進退可能に取り付けられている。この場合、上記キーブレードの挿入時、第2キー山の先端面および第1,第2ガイド面によって、タンブラを第1キー山側へよりスムーズに案内することができる。
一態様のキーブレードでは、
上記第2キー山の先端面と上記段差面との高低差は、上記第1キー山の先端面同士の最も小さい高低差よりも大きい。
上記態様のキーブレードは、例えばキーシリンダに挿入される。このキーシリンダには、通常、複数のタンブラがキーシリンダの径方向に進退可能に取り付けられている。この場合、上記第2キー山の先端面と段差面との高低差が、第1キー山の先端面同士の最も小さい高低差よりも大きくすることによって、第2キー山のキーコードが正規キーと異なる非正規のキーブレードがシリンダに挿入されたとき、第2キー山に係合すべきタンブラをキーシリンダから径方向外側に大きく突出させることができる。したがって、上記第2キー山に係合すべきタンブラだけでも、キーシリンダの回転を確実に阻止することができる。
一態様のキーブレードでは、
上記第2キー山の先端面は、上記キーブレード本体の厚さ方向の一表面と上記薄板部の上記厚さ方向の一表面との間に形成される段差面よりも高い。
上記態様のキーブレードは、上記段差面よりも第2キー山の先端面を高くすることにより、キーブレード本体の長さ方向の先端部を太くして、キーブレード本体の長さ方向の先端部の強度を上げることができる。
本発明の一態様のキーは、
一態様のキーブレードと、
上記キーブレード本体の根元部に連なる把持部と
を備える。
上記態様によれば、上記キーブレードがあることにより、キーコードの数を増やしても、大型化を防ぐことができる。
上述から明らかなように、本発明の一態様のキーブレードおよびそれを備えたキーは、キーコードの数を増やしても、大型化を防ぐことができる。
本発明の第1実施形態のキーおよびシリンダ錠の概略斜視図である。 上記キーおよびシリンダ錠の分解斜視図である。 上記シリンダ錠のシリンダの概略断面図である。 上記キーのキーブレードの表面側の概略斜視図である。 上記キーブレードの表面図である。 上記キーブレードの裏面側の概略斜視図である。 上記キーブレードの裏面図である。 図5のVIII−VIII線矢視の概略断面図である。 本発明の第2実施形態のキーブレードの表面側の概略斜視図である。 上記キーブレードの表面図である。 上記キーブレードの裏面側の概略斜視図である。 上記キーブレードの裏面図である。 図10のXIII−XIII線矢視の概略断面図である。
以下、本発明のキーブレードを図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、以下の説明において、キーブレード11の長さ方向(キー1が挿入される方向)をX方向、キーブレード11の幅方向をY方向、キーブレード11の厚さ方向をZ方向と言う場合がある。なお、上記X方向はY,Z方向に直交する方向、Y方向はX,Z方向に直交する方向、Z方向はX,Y方向に直交する方向である。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態のキー1が挿入されたシリンダ錠2の概略斜視図である。また、図2は、キー1およびシリンダ錠2の分解斜視図である。なお、図2では、把持部12およびシリンダアウタ21の図示を省略する。
キー1は、図1,図2に示すように、例えば金属で形成された板状のキーブレード11を備える。このキーブレード11は先端側からシリンダ22内に挿入される。また、キーブレード11の根元部(先端部とは反対側の端部)には、例えば樹脂製の把持部12が取り付けられている。
シリンダ錠2は、円筒状のシリンダアウタ21と、このシリンダアウタ21の軸心を中心に回転可能に設けられたシリンダ22と、例えば10個のタンブラ23A,23B,・・・,23Jとを備える。
シリンダアウタ21の内周面には、図示しないが、シリンダアウタ21の軸方向に沿って延びる第1,第2ロック溝が形成されている。この第1ロック溝の形成位置と、第2ロック溝の形成位置とは、シリンダアウタ21の軸心を中心に対称な位置となっている。別の言い方をすれば、シリンダアウタ21の軸心に第1ロック溝を180°回転された箇所に、第2ロック溝が形成されている。これらの第1,第2ロック溝には、タンブラ23A,23B,・・・,23Jが係合することが可能となっている。また、タンブラ23A,23B,・・・,23Jは第1,第2ロック溝から離脱することも可能となっている。タンブラ23A,23B,・・・,23Jが第1,第2ロック溝に係合している状態では、シリンダ22を回転させることは不可能だが、タンブラ23A,23B,・・・,23Jが第1,第2ロック溝から離脱すると、シリンダ22を回転させることが可能となる。
シリンダ22は、円柱状に形成されており、大部分がシリンダアウタ21内に回転可能に収容される。このシリンダ22は、前端部22aが後端部22bよりも細い。また、シリンダ22内では、キーブレード11が挿入されるキーブレード挿入穴32(図3に示す)がシリンダ22の軸方向に沿って延在している。また、シリンダ22の後端部22bには、キー孔を有するカバー(図示せず)が取り付けられる。このカバーのキー孔からシリンダ22内のキーブレード挿入穴32にキーブレード11が挿入される。
また、シリンダ22は、前端部22aと後端部22bとの間に設けられた中間部22cを有する。この中間部22cは、前端部22aより太く、かつ、後端部22bよりも細い。また、中間部22cには、中間部22cを径方向に貫通する10個のタンブラ挿入孔31A,31B,・・・,31Jが設けられている。このタンブラ挿入孔31A,31B,・・・,31Jはキーブレード挿入穴32と連通している。また、タンブラ挿入孔31A,31B,・・・,31Jは、この順番でシリンダ22の軸心に沿って配列されおり、タンブラ挿入孔31Aが前端部22a側に位置する一方、タンブラ挿入孔31Jが後端部22b側に位置する。
タンブラ23A,23B,・・・,23Jは、それぞれ、矩形状のキーブレード挿通孔24を有する。このタンブラ23A,23B,・・・,23Jは、タンブラ挿入孔31A,31B,・・・,31Jに挿入される。また、タンブラ23A,23B,23D,23F,23H,23Jは、それぞれ、スプリング25によって、シリンダ22の径方向の一方側(図1,図2中上側)に付勢される。一方、タンブラ23C,23E,23G,23Iは、それぞれ、スプリング25によって、シリンダ22の径方向の他方側(図1,図2中下側)に付勢される。これにより、キーブレード11がキーブレード挿入穴32に挿入されていないとき、スプリング25の付勢力によって、タンブラ23A,23B,23D,23F,23H,23Jの一部が中間部22cから図1,図2中上側に突出すると共に、タンブラ23C,23E,23G,23Iの一部が中間部22cからシリンダ22の径方向の図1,図2中下側に突出する。このとき、タンブラ23A,23B,23D,23F,23H,23Jの一部が上記第1ロック溝に係合する一方、タンブラ23C,23E,23G,23Iの一部が上記第2ロック溝に係合する。
図3は、シリンダ22の軸方向に垂直面でシリンダ22を切ったときの概略断面図である。
キーブレード挿入穴32は、キーブレード11の断面形状と同様の断面形状を有するように形成されている。キーブレード11がキーブレード挿入穴32に挿入されたとき、キーブレード11がキーブレード挿通孔24の周縁部を押圧する。これにより、図1に示すように、タンブラ23A,23B,・・・,23Jがスプリング25の付勢力に抗してシリンダ22の径方向に移動し、タンブラ23A,23B,・・・,23Jの一部は中間部22cから突出しなくなる。このとき、シリンダ22は、シリンダアウタ21に対して回転可能な状態となる。
図4は、キーブレード11の表面をキーブレード11の一方の側部側(図4中上側)から見たときの概略斜視図である。また、図5は、キーブレード11の表面図である。
キーブレード11は、図4,図5に示すように、X方向に延在する長尺板状のキーブレード本体50と、キーブレード本体50よりも薄くてX方向に延在する長尺板状の第1薄板部60とを備える。なお、第1薄板部60は薄板部の一例である。
キーブレード本体50は、X方向の先端(プラスX方向側の一端)が第1薄板部60のX方向の先端(プラスX方向側の一端)よりもプラスX方向側に突出する。別の言い方をすれば、第1薄板部60の先端は、キーブレード本体50の先端よりもマイナスX方向側に位置する。なお、プラスX方向側とは、把持部12(図1に示す)側とは反対側を指す。一方、マイナスX方向側とは、把持部12側を指す。
より詳しく説明すると、キーブレード本体50は、プラスX方向側に先端部50aを有する一方、マイナスX方向側に根元部50bを有する。この先端部50aは、先細状に形成されて、X方向に対して傾斜するガイド面51を有する。タンブラ23C,23E,23G,23Iのキーブレード挿通孔24(図2に示す)の周縁部は、ガイド面51を摺動する。
また、キーブレード本体50の先端部50aには、キー山52が設けられている。このキー山52は、第1薄板部60よりも厚い。すなわち、キー山52のZ方向の長さは、第1薄板部60のZ方向の長さよりも長くなっている。このため、キー山52の先端面52aのZ方向の長さは、後述するキー山61,62,・・・,69の先端面61a,62a,・・・,69aのZ方向の長さよりも長くなっている。また、キー山52の先端面52aは、第1薄板部60のプラスX方向の一端よりもプラスX方向側に位置して、ガイド面51のマイナスX方向側の端に連なっている。また、キー山52の先端面52aは、Y方向に垂直な平面であって、キーブレード本体50の表面と第1薄板部60の表面との間に形成される段差面53と面一である。この段差面53もY方向に垂直な平面である。なお、キー山52の先端面52aとは、キー山52が有する端面であって、プラスY方向側に位置する端面を指す。この先端面52aは、キー山52においてキーブレード本体50側とは反対側の端面とも言える。また、キー山52は第2キー山の一例である。
キーブレード本体50の根元部50bは、Y方向の長さがキーブレード本体50の先端部50aのY方向の長さよりも長くて、第1薄板部60のマイナスX方向側の端に連なる。この根元部50bには、キーブレード11の中心線Lに重なるように、貫通孔54が設けられている。この貫通孔54内には把持部12の一部が入ることにより、キーブレード11から把持部12が分離し難くなる。
第1薄板部60は、キーブレード本体50のプラスY方向側に設けられている。すなわち、キーブレード本体50と第1薄板部60とは、Y方向において互いに隣り合っている。この第1薄板部60のプラスY方向側の端部(第1薄板部60においてキーブレード本体50側とは反対側の端部)には、例えば9個のキー山61,62,・・・,69が設けられている。すなわち、キーブレード11は、9個のキー山61,62,・・・,69を一方の側部に有する。このキー山61,62,・・・,69の先端面61a,62a,・・・,69aは、それぞれ、Y方向に垂直な平面であって、段差面53から所定の高さに設定される。
より具体的に言うと、先端面64a,66a,68aは、段差面53からプラスY方向に例えば0.4mm離れている。また、先端面61a,63a,67aは、段差面53からプラスY方向に例えば0.8mm離れている。また、先端面62aは、段差面53からプラスY方向に例えば1.2mm離れている。また、先端面65a,69aは、段差面53からプラスY方向に例えば1.6mm離れている。このように、キー山61,62,・・・,69の高さピッチは0.4mmに設定されている。別の言い方をすれば、キー山61,62,・・・,69の先端面61a,62a,・・・,69a同士の最も小さい高低差は、0.4mmとしている。なお、キー山61,62,・・・,69の先端面61a,62a,・・・,69aとは、キー山61,62,・・・,69に形成されてプラスY方向側に位置する端面を指す。また、キー山61,62,・・・,69は第1キー山の一例である。
図6は、キーブレード11の裏面をキーブレード11の他方の側部側(図6中下側)から見たときの概略斜視図である。また、図7は、キーブレード11の裏面図である。
図4〜図7に示すように、第1薄板部60と同様の構造がキーブレード11の他方の側部に設けられている。すなわち、キーブレード11は、図6,図7に示すように、キーブレード本体50よりも薄くてX方向に延在する長尺板状の第2薄板部70を備える。なお、第2薄板部70は薄板部の一例である。
より詳しく説明すると、キーブレード本体50の先端部50aは、X方向に対して傾斜するガイド面55を有する。タンブラ23A,23B,23D,23F,23H,23Jのキーブレード挿通孔24(図2に示す)の周縁部は、ガイド面55を摺動する。
また、キーブレード本体50の先端部50aには、キー山56が設けられている。このキー山56は、第2薄板部70よりも厚い。すなわち、キー山56のZ方向の長さは、第2薄板部70のZ方向の長さよりも長くなっている。このため、キー山56の先端面56aのZ方向の長さは、後述するキー山71,72,・・・,79の先端面71a,72a,・・・,79aのZ方向の長さよりも長くなっている。また、キー山56の先端面56aは、第2薄板部70のプラスX方向の一端よりもプラスX方向側に位置して、ガイド面55のマイナスX方向側の端に連なっている。また、キー山56の先端面56aは、Y方向に垂直な平面であって、キーブレード本体50の裏面と第1薄板部60の裏面との間に形成される段差面57と面一である。この段差面57もY方向に垂直な平面である。なお、キー山56の先端面56aとは、キー山56が有する端面であって、マイナスY方向側に位置する端面を指す。この先端面56aは、キー山56においてキーブレード本体50側とは反対側の端面とも言える。また、キー山56は第2キー山の一例である。
また、キーブレード本体50の根元部50bは、第2薄板部70のマイナスX方向側の端にも連なる。
第2薄板部70は、キーブレード本体50のマイナスY方向側に設けられている。すなわち、キーブレード本体50と第2薄板部70とは、Y方向において互いに隣り合っている。この第2薄板部70のマイナスY方向側の端部(第2薄板部70においてキーブレード本体50側とは反対側の端部)には、例えば9個のキー山71,72,・・・,79が設けられている。すなわち、キーブレード11は、9個のキー山71,72,・・・,79を他方の側部に有する。このキー山71,72,・・・,79の先端面71a,72a,・・・,79aは、それぞれ、Y方向に垂直な平面であって、段差面57から所定の高さに設定されている。
より具体的に言うと、先端面74a,76a,78aは、段差面57からマイナスY方向に例えば0.4mm離れている。また、先端面71a,73a,77aは、段差面57からマイナスY方向に例えば0.8mm離れている。また、先端面72aは、段差面57からマイナスY方向に例えば1.2mm離れている。また、先端面75a,79aは、段差面57からマイナスY方向に例えば1.6mm離れている。このように、キー山71,72,・・・,79の高さピッチは0.4mmに設定されている。別の言い方をすれば、キー山71,72,・・・,79の先端面71a,72a,・・・,79a同士の最も小さい高低差は、0.4mmとしている。なお、キー山71,72,・・・,79の先端面71a,72a,・・・,79aとは、キー山71,72,・・・,79が有してマイナスY方向側に位置する端面を指す。また、キー山71,72,・・・,79は第1キー山の一例である。
図8は、図5のVIII−VIII線から見たときの概略断面図である。
第1薄板部60は、キーブレード本体50のプラスY方向側に設けられて、キーブレード11の裏面側に位置する。一方、第2薄板部70は、キーブレード本体50のマイナスY方向側に設けられて、キーブレード11の表面側に位置する。すなわち、キーブレード本体50および第1,第2薄板部60,70は、断面形状が点対称な形状となるように形成されている。
また、図5,図7に示すように、キーブレード11は、中心線Lに関して線対称となるように形成されている。
上記構成のキーブレード11がキーブレード挿入穴32に挿入されたとき、キー山62,64,66,68の先端面62a,64a,66a,68aが、タンブラ23C,23E,23G,23Iのキーブレード挿通孔24の周縁部に係合する。これにより、タンブラ23C,23E,23G,23Iは、スプリング25の付勢力に逆らって、シリンダ22の径方向の一方側(図1,図2中上側)に移動する。その結果、タンブラ23C,23E,23G,23Iがタンブラ挿入孔31C,32E,32G,32I内に完全に収容される。
また、そのとき、キー山56,71,73,75,77,79の先端面56a,71a,73a,75a,77a,79aが、タンブラ23A,23B,23D,23F,23H,23Jのキーブレード挿通孔24の周縁部に係合する。これにより、タンブラ23A,23B,23D,23F,23H,23Jは、スプリング25の付勢力に逆らって、シリンダ22の径方向の他方側(図1,図2中下側)に移動する。
その結果、タンブラ23A,23B,・・・,23Jが、シリンダアウタ21の内周面の第1,第2ロック溝から離脱するので、シリンダ22を回転させることができる。
また、キーブレード本体50および第1,第2薄板部60,70は、断面形状が点対称な形状となるように形成されている。したがって、キーブレード11の表裏を逆にしてキーブレード挿入穴32に挿入しても、タンブラ23A,23B,・・・,23Jが、シリンダアウタ21の内周面の第1,第2ロック溝から離脱するので、シリンダ22を回転させることができる。
より詳しく説明すると、キーブレード11の表裏を逆にしてキーブレード挿入穴32に挿入したとき、キー山72,74,76,78の先端面72a,74a,76a,78aが、タンブラ23C,23E,23G,23Iのキーブレード挿通孔24の周縁部に係合する。これにより、タンブラ23C,23E,23G,23Iは、スプリング25の付勢力に逆らって、シリンダ22の径方向の一方側に移動する。その結果、タンブラ23C,23E,23G,23Iがタンブラ挿入孔31C,32E,32G,32I内に完全に収容される。
また、そのとき、キー山52,61,63,65,67,69の先端面52a,61a,63a,65a,67a,69aが、タンブラ23A,23B,23D,23F,23H,23Jのキーブレード挿通孔24の周縁部に係合する。これにより、タンブラ23A,23B,23D,23F,23H,23Jは、スプリング25の付勢力に逆らって、シリンダ22の径方向の他方側に移動する。
その結果、キーブレード11の表裏を逆にしてキーブレード挿入穴32に挿入しても、タンブラ23A,23B,・・・,23Jが、シリンダアウタ21の内周面の第1,第2ロック溝から離脱するので、シリンダ22を回転させることができる。
また、キー山52,56が第1,第2薄板部60,70のX方向の先端よりもプラスX方向側に設けられているので、第1,第2薄板部60,70のキー山の数を増やしたり、第1,第2薄板部60,70のキー山に設定する高さの種類を増やしたりしなくても、キーコードの数を増やすことができる。したがって、キーブレード11は、キーコードの数を増やすことができると共に、大型化を防ぐことができる。
また、キー山52,56は第1,第2薄板部60,70よりも厚いので、キーブレード本体50の先端部50aが上記カバーのキー孔の開口縁に引っ掛かり難くなる。したがって、上記カバーのキー孔へのキーブレード本体50の挿入をスムーズにすることができる。
また、キー山52,56の先端面52a,56aはキーブレード11の段差面53,57と面一に形成されるので、キーブレード本体50の先端部50aのY方向の長さが短くなるのを防ぐことができる。したがって、キーブレード本体50の先端部50aが強度不足となるのを抑制することができる。
仮に、キー山52,56の先端面52a,56aが、キーブレード11の段差面53,57と面一に形成せずに、段差面53,57よりも中心線Lに近くなるように形成したならば、キーブレード本体50の先端部50aが過度に細くなる可能性がある。
また、キー1は、キーブレード11を備えるので、大型化を防ぎつつ、キーコードの数を増やすことができる。
上記第1実施形態では、キーブレード11と別体で設けた把持部12を用いていたが、キーブレード11と一体に設けた把持部を用いてもよい。例えば、金属板の一部が把持部を構成する一方、金属板の他の部分がキーブレードを構成するようにしてもよい。
上記第1実施形態では、タンブラ挿入孔31A,31B,・・・,31Jの数は、10個であったが、10個以外の複数個であってもよい。
上記第1実施形態では、タンブラ23A,23B,・・・,23Jの数は、10個であったが、2個および10個以外の複数個であってもよい。
上記第1実施形態では、キーブレード11の一方の側部に、キー山52,61,62,・・・,69を設ける一方、キーブレード11の他方の側部に、キー山56,71,72,・・・,79を設けていたが、キーブレード11の一方の側部に、キー山52,61,62,・・・,69を設ける一方、キーブレード11の他方の側部に、キー山を設けないようにしてもよい。あるいは、キーブレード11の他方の側部に、キー山56,71,72,・・・,79を設ける一方、キーブレード11の一方の側部に、キー山を設けないようにしてもよい。
上記第1実施形態では、キーブレード11は、中心線Lに関して線対称となるようにも形成されていたが、中心線Lに関して線対称とならないように形成されてもよい。すなわち、キーブレード11を表面側から見たとき、中心線Lに関して非線対称な形状となるように、キーブレードは形成されてもよい。
上記第1実施形態では、キー山52の先端面52aは、Y方向に垂直な平面であったが、例えば、Y方向に対して傾斜する平面にしたり、湾曲面などにしたりしてもよい。要するに、キー山52の先端面52aは、タンブラ23Aを支持できるのであれば、どのような形状であってもよい。
上記第1実施形態では、キー山52の先端面52aは、段差面53と面一に形成されていたが、面一ではなく、段差面53と幅方向にずれた面であってもよい。
上記第1実施形態では、第1薄板部60のプラスY方向側の端部には、9個のキー山61,62,・・・,69が設けられていたが、9個以外の複数個のキー山が設けられるようにしてもよい。
上記第1実施形態では、キー山61,62,・・・,69の高さの種類は、0.4mm、0.8mm、1.2mmおよび1.6mmの4種類であったが、4種類以外の複数種類にしてもよい。
上記第1実施形態では、キー山61,62,・・・,69は、0.4mmの高さピッチで形成されていたが、0.4mm以外の高さピッチで形成されてもよい。
上記第1実施形態では、キー山56の先端面56aは、Y方向に垂直な平面であったが、例えば、Y方向に対して傾斜する平面にしたり、湾曲面などにしたりしてもよい。要するに、キー山56の先端面56aは、タンブラ23Aを支持できるのであれば、どのような形状であってもよい。
上記第1実施形態では、キー山56の先端面56aは、段差面57と面一に形成されていたが、面一ではなく、段差面57と幅方向にずれた面であってもよい。
上記第1実施形態では、第2薄板部70のマイナスY方向側の端部には、9個のキー山71,72,・・・,79が設けられていたが、9個以外の複数個のキー山が設けられるようにしてもよい。
上記第1実施形態では、キー山71,72,・・・,79の高さの種類は、0.4mm、0.8mm、1.2mmおよび1.6mmの4種類であったが、4種類以外の複数種類にしてもよい。
上記第1実施形態では、キー山71,72,・・・,79は、0.4mmの高さピッチで形成されていたが、0.4mm以外の高さピッチで形成されてもよい。
〔第2実施形態〕
図9は、本発明の第2実施形態のキーブレード211の表面をキーブレード211の一方の側部側(図9中上側)から見たときの概略斜視図である。また、図10は、キーブレード211の表面図である。なお、図9,図10では、上記第1実施形態の構成部と同一構成部に、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
キーブレード211は、上記第1実施形態のキーブレード本体50とは異なる形状を呈するキーブレード本体250を備える。
より詳しく説明すると、キーブレード本体250は、キーブレード本体50と同様にX方向に延在する長尺板状であるが、先端部250aがキーブレード本体50の先端部50aよりも幅方向に細くなっている。この先端部250aは、X方向に対して傾斜するガイド面251,281をプラスY方向側に有する。このガイト面281は、ガイド面251のマイナスX方向側に設けられている。すなわち、ガイト面281は、ガイド面251と第1薄板部60との間に位置する。なお、ガイド面251は第1ガイド面の一例である。また、ガイド面281は第2ガイド面の一例である。
また、キーブレード本体250の先端部250aには、キー山252が設けられている。キー山252は、第1薄板部60よりも厚い。すなわち、キー山252のZ方向の長さは、第1薄板部60のZ方向の長さよりも長くなっている。このため、キー山252の先端面252aのZ方向の長さは、第1薄板部60のキー山61,62,・・・,69の先端面61a,62a,・・・,69aのZ方向の長さよりも長くなっている。先端面252aのプラスX方向の一端はガイド面251に連なる一方、先端面252aのマイナスX方向の他端はガイド面281に連なる。また、キー山252の先端面252aは、Y方向に垂直な平面であって、段差面53よりも低い。別の言い方をすれば、先端面252aは、X方向およびZ方向に平行な平面であって、段差面53よりも中心線L側に位置する。より具体的に言うと、Y方向において先端面252aと段差面53との間の距離、つまり、先端面252aと段差面53との高低差は、例えば0.8mmに設定されている。なお、キー山252の先端面252aとは、キー山252が有する端面であって、プラスY方向側に位置する端面を指す。この先端面252aは、キー山252においてキーブレード本体250側とは反対側の端面とも言える。また、キー山252は第2キー山の一例である。
図11は、キーブレード211の裏面をキーブレード211の他方の側部側(図11中下側)から見たときの概略斜視図である。また、図12は、キーブレード211の裏面図である。なお、図11,図12では、上記第1実施形態の構成部と同一構成部に、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
キーブレード本体250の先端部250aは、X方向に対して傾斜するガイド面255,282をマイナスY方向側に有する。このガイト面282は、ガイド面255のマイナスX方向側に設けられている。すなわち、ガイト面282は、ガイド面255と第2薄板部70との間に位置する。なお、ガイド面255は第1ガイド面の一例である。また、ガイド面282は第2ガイド面の一例である。
また、キーブレード本体250の先端部250aには、キー山256が設けられている。このキー山256は、第2薄板部70よりも厚い。すなわち、キー山256のZ方向の長さは、第2薄板部70のZ方向の長さよりも長くなっている。このため、キー山256の先端面256aのZ方向の長さは、第2薄板部70のキー山71,72,・・・,79の先端面71a,72a,・・・,79aのZ方向の長さよりも長くなっている。また、先端面256aのプラスX方向の一端はガイド面255に連なる一方、先端面256aのマイナスX方向の他端はガイド面282に連なる。また、キー山256の先端面256aは、Y方向に垂直な平面であって、段差面57よりも低い。別の言い方をすれば、先端面256aは、X方向およびZ方向に平行な平面であって、段差面57よりも中心線L側に位置する。より具体的に言うと、先端面256aと段差面57との高低差は、例えば0.8mmに設定されている。なお、キー山256の先端面256aとは、キー山256が有する端面であって、マイナスY方向側に位置する端面を指す。この先端面256aは、キー山256においてキーブレード本体250側とは反対側の端面とも言える。また、キー山256は第2キー山の一例である。
図13は、図10のXIII−XIII線から見たときの概略断面図である。なお、図13では、上記第1実施形態の構成部と同一構成部に、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
第1薄板部60は、キーブレード本体250のプラスY方向側に設けられて、キーブレード211の裏面側に位置する。一方、第2薄板部70は、キーブレード本体250のマイナスY方向側に設けられて、キーブレード211の表面側に位置する。すなわち、キーブレード本体250および第1,第2薄板部60,70は、断面形状が点対称な形状となるように形成されている。
また、図10,図12に示すように、キーブレード211は、中心線Lに関して線対称となるようにも形成されている。
上記構成のキーブレード211は、上記第1実施形態のキーブレード11と同様に、キーコードの数を増やすことができると共に、大型化を防ぐことができる。
また、キー山252,256の先端面252a,256aが段差面53,57よりも中心線L側に位置するので、キーブレード本体250の先端部250aを細くすることができる。したがって、キーブレード本体250の先端部250aがタンブラのキーブレード挿通孔内に差し込み易くなる。その結果、上記タンブラを第1,第2薄板部60,70側へスムーズに案内することができる。
また、先端面252a,256aのプラスX方向の一端はガイド面251,255に連なる一方、先端面252a,256aのマイナスX方向の他端はガイド面281,282に連なるので、タンブラを第1,第2薄板部60,70側へよりスムーズに案内することができる。
また、先端面252aと段差面53との高低差、つまり、先端面252aと上記第1実施形態の先端面52aとの高低差は、キー山61,62,・・・,69の高さピッチよりも大きくなっている。言い換えると、キー山52,252の高さピッチは、キー山61,62,・・・,69の高さピッチよりも大きくなっている。また、先端面256aと段差面57との高低差、つまり、先端面256aと上記第1実施形態の先端面56aとの高低差は、キー山71,72,・・・,79の高さピッチよりも大きくなっている。言い換えると、キー山56,256の高さピッチは、キー山71,72,・・・,79の高さピッチよりも大きくなっている。したがって、キー山252,256のキーコードが正規キーと異なる非正規のキーブレードが正規のシリンダ(キーブレード211で回転させることが可能なシリンダ)に挿入されたとき、そのシリンダの外周面から突出するタンブラの長さを長くすることができる。その結果、上記タンブラだけが突出しているときでも、シリンダの回転を阻止することができる。
より具体的に言うと、上記第1実施形態のシリンダ22のキーブレード挿入穴32にキーブレード211を挿入したとき、タンブラ23Aの突出量を0.8mmにすることができる。したがって、タンブラ23Aと第1ロック溝との係合代を増やすことができ、タンブラ23Aだけでもシリンダ22の回転を十分に阻止することができる。
仮に、先端面252aと段差面53との高低差を、キー山61,62,・・・,69の高さピッチと同じ0.4mmに変更し、かつ、先端面256aと段差面57との高低差を、キー山71,72,・・・,79の高さピッチと同じ0.4mmに変更したキーブレードを、シリンダ22のキーブレード挿入穴32に挿入したとする。この場合、タンブラ23Aの突出量は0.4mmになるため、タンブラ23Aと第1ロック溝との係合代が少なくなり、上記キーブレードを無理矢理に回転させると、シリンダ22が回転してしまう恐れがある。したがって、シリンダ22を十分にロックしようとすると、タンブラ23Aとは別のタンブラ23B,23C,・・・,23Jの少なくとも1つをタンブラ23Aと一緒にシリンダ22から突出するようにキーコードを設定する必要があり、キーコードの数が少なくなる。すなわち、キー山52,252、56,256の高さピッチを、キー山61,62,・・・,69、71,72,・・・,79の高さピッチよりも大きくすれば、キーコードの数をより増やすことができる。
上記第2実施形態においても、先端面252a,256aは、タンブラを支持できるのであれば、平面以外の面(例えば曲面)にしてもよい。
上記第2実施形態では、先端面252aと段差面53との高低差、つまり、第2キー山の高さピッチを、キー山61,62,・・・,69の高さピッチの2倍にしていたが、その高さピッチの2倍を超えるようにしてもよい。このようにする場合、先端部250aの強度を過度に低下させないようにするのが好ましい。
あるいは、上記高低差は、キー山61,62,・・・,69の高さピッチを超えるように、かつ、その高さピッチの2倍未満になるように設定してもよい。
上記第2実施形態では、先端面256aと段差面57との高低差、つまり、第2キー山の高さピッチを、キー山71,72,・・・,79の高さピッチの2倍にしていたが、その高さピッチの2倍を超えるようにしてもよい。このようにする場合、先端部250aの強度を過度に低下させないようにするのが好ましい。
あるいは、上記高低差は、キー山71,72,・・・,79の高さピッチを超えるように、かつ、その高さピッチの2倍未満になるように設定してもよい。
上記第2実施形態では、キー山252の先端面252aは、Y方向において段差面53よりも低くしていたが、Y方向において段差面53よりも高くなるようにしてもよい。このようにすると、キーブレード本体250の長さ方向の先端部を太くして、キーブレード本体の長さ方向の先端部250aの強度を上げることができる。
上記第2実施形態では、キー山256の先端面256aは、Y方向において段差面57よりも低くしていたが、Y方向において段差面53よりも高くなるようにしてもよい。このようにすると、キーブレード本体250の長さ方向の先端部を太くして、キーブレード本体の長さ方向の先端部250aの強度を上げることができる。
本発明の具体的な実施形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1実施形態で記載した変形を上記第2実施形態に行って、本発明の一実施形態を作成してもよい。
1 キー
2 シリンダ錠
11,211 キーブレード
12 把持部
21 シリンダアウタ
23A,23B,・・・,23J タンブラ
24 キーブレード挿通孔
25 スプリング
31A,31B,・・・,31J タンブラ挿入孔
32 キーブレード挿入穴
50 キーブレード本体
50a 先端部
50b 根元部
53,57 段差面
60 第1薄板部
70 第2薄板部
61,62,・・・,69,71,72,・・・,79 キー山
61a,62a,・・・,69a,71a,72a,・・・,79a 先端面
L 中心線

Claims (8)

  1. 長さ方向に延在する長尺板状のキーブレード本体と、
    上記キーブレード本体の幅方向の一方側に設けられて、上記長さ方向に延在し、上記キーブレード本体側とは反対側の端部に複数の第1キー山を有し、上記キーブレード本体よりも薄い長尺板状の薄板部と
    を備え、
    上記キーブレード本体は、上記薄板部の上記長さ方向の先端よりも上記キーブレード本体の上記長さ方向の先端側に位置する第2キー山を有することを特徴とすることを特徴とするキーブレード。
  2. 請求項1に記載のキーブレードにおいて、
    上記第2キー山は、上記薄板部よりも厚いことを特徴とするキーブレード。
  3. 請求項1または2に記載のキーブレードにおいて、
    上記第2キー山の先端面は、上記キーブレード本体の厚さ方向の一表面と上記薄板部の上記厚さ方向の一表面との間に形成される段差面と面一であることを特徴とするキーブレード。
  4. 請求項1または2に記載のキーブレードにおいて、
    上記第2キー山の先端面は、上記キーブレード本体の厚さ方向の一表面と上記薄板部の上記厚さ方向の一表面との間に形成される段差面よりも低いことを特徴とするキーブレード。
  5. 請求項4に記載のキーブレードにおいて、
    上記キーブレード本体は、上記長さ方向において上記第2キー山の先端面を挟むように設けられ、上記薄板部よりも厚い第1,第2ガイド面を有することを特徴とするキーブレード。
  6. 請求項4または5に記載のキーブレードにおいて、
    上記第2キー山の先端面と上記段差面との高低差は、上記第1キー山の先端面同士の最も小さい高低差よりも大きいことを特徴とするキーブレード。
  7. 請求項1または2に記載のキーブレードにおいて、
    上記第2キー山の先端面は、上記キーブレード本体の厚さ方向の一表面と上記薄板部の上記厚さ方向の一表面との間に形成される段差面よりも高いことを特徴とするキーブレード。
  8. 請求項1から7までのいずれか一項に記載のキーブレードと、
    上記キーブレード本体の根元部に連なる把持部と
    を備えることを特徴とするキー。
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