JP2020054981A - ウルトラファインバブル生成器 - Google Patents
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Abstract
Description
図1〜図6を参照して、本発明の一実施形態に係るウルトラファインバブル生成器の構成を説明する。
本願発明者は、図1〜図6に示す第1実施形態に至るまでの過程で、構造の異なる4種類のウルトラファインバブル生成器を試作し、ウルトラファインバブル生成効果を比較した。ウルトラファインバブルの存在の確認は、ウルトラファインバブル含有液にレーザ光線を照射し、乱反射の度合いの強さを比較した。乱反射の度合いが最も強いものを1とし、最も弱いものを4とした。乱反射の度合いが強いほど、微細なウルトラファインバブルの密度が高く、生成量が多い。
図7に示す構造のウルトラファインバブル生成器である。マイクロバブル流入口路は、円筒槽下部の接線方向接点位置にあり、ウルトラファインバブル吐出口は、円筒槽の上部から軸方向にウルトラファインバブル含有液を排出するようにした。マイクロバブル流入口路とウルトラファインバブル吐出口路とは直交した位置関係となっている。円筒槽の内径は27mm、外径は33mm、円筒深さ(高さ)は30mmであり、円筒流路の幅は3mmであった。流入口径は6mm、吐出口径は6mmであった。
図8に示す構造のウルトラファインバブル生成器である。マイクロバブル流入口路は、円筒槽下部の接線方向接点位置にあり、ウルトラファインバブル吐出口は、円筒槽の上部から流入口とは逆向き接線方向にウルトラファインバブル含有液を排出するようにした。円筒槽の内径は27mm、外径は33mm、円筒深さ(高さ)は30mmであり、円筒流路の幅は3mmであった。流入口径は6mm、吐出口径は6mmであった。
図9に示す構造のウルトラファインバブル生成器である。2つの円筒槽を同一水平高さ位置で2mmの間隙を持つようにして形成し、第1の槽の下部の接線方向に流入口を設け、第1の槽と第2の槽の上部で互いに逆回転する向きで接線溝がつながり、第2の槽の下部の接線方向からバブル含有液を排出するようにした。第1および第2円筒槽の内径は27mm、外径は33mm、円筒深さ(高さ)は30mmであり、円筒流路の幅は3mmであった。流入口径は6mm、吐出口径は6mmであった。
図10に示す構造のウルトラファインバブル生成器であり、図1〜図6に示す本発明の実施形態に対応する。
図1〜図6に示した実施形態では、マイクロバブル含有液を隣接する2つの円筒槽の境界部から両円筒槽の円柱形状壁面の接線方向に導入した。他の実施形態として、図11に示す構造も採用できる。
Claims (7)
- 円柱形状の壁面によって内部空間が形成されている第1円筒槽と、
円柱形状の壁面によって内部空間が形成され、前記第1円筒槽に隣接して位置する第2円筒槽と、
マイクロバブルを含有しているマイクロバブル含有液を前記第1および第2円筒槽内に導入するマイクロバブル流入口と、
前記第1および第2円筒槽内で生成したウルトラファインバブルを含有するウルトラファインバブル含有液を槽外に排出するウルトラファインバブル吐出口とを備え、
前記マイクロバブル流入口と前記第1および第2円筒槽とは、第1円筒槽内に導入されたマイクロバブル含有液が円柱形状壁面に沿って第1の方向に回転し、第2円筒槽内に導入されたマイクロバブル含有液が円柱形状壁面に沿って前記第1の方向とは逆向きの第2の方向に回転するように、その位置関係が選ばれており、
前記ウルトラファインバブル吐出口と前記第1および第2円筒槽とは、第1円筒槽の円柱形状壁面に沿って前記第1の方向に回転して流れるウルトラファインバブル含有液と、第2円筒槽の円柱形状壁面に沿って前記第2の方向に沿って回転して流れるウルトラファインバブル含有液を衝突させるように、その位置関係が選ばれている、ウルトラファインバブル生成器。 - 前記マイクロバブル流入口は、前記第1および第2円筒槽の円柱形状壁面の接線方向にマイクロバブル含有液を導入し、
前記ウルトラファインバブル吐出口は、前記第1円筒槽および第2円筒槽の円柱形状壁面の接線方向からウルトラファインバブル含有液を排出する、請求項1に記載のウルトラファインバブル生成器。 - 前記マイクロバブル流入口は、前記第1および第2円筒槽の低所から槽内にマイクロバブル含有液を導入し、
前記ウルトラファインバブル吐出口は、前記第1および第2円筒槽の高所から槽外にウルトラファインバブル含有液を排出する、請求項1または2に記載のウルトラファインバブル生成器。 - 前記マイクロバブル流入口から前記第1および第2円筒槽内に流れ込むマイクロバブル含有液の流入方向と、前記第1および第2円筒槽から前記ウルトラファインバブル吐出口に流れ出るウルトラファインバブル含有液の流出方向とは同一であり、前記第1および第2円筒槽の上方から見た平面視において前記マイクロバブル含有液の槽内への流入路と前記ウルトラファインバブル含有液の槽外への流出路とは整列した位置関係にある、請求項3に記載のウルトラファインバブル生成器。
- 前記マイクロバブル流入口は、主導管と、前記主導管から管側部方向に分岐し、前記第1円筒槽内に連結される第1分岐管と、前記主導管から前記第1分岐管とは逆向きの管側部方向に分岐し、前記第2円筒槽内に連結される第2分岐管とを有し、
前記ウルトラファインバブル吐出口は、前記第1円筒槽から第1円筒槽の外にウルトラファインバブル含有液を排出する第1支流管と、前記第1支流管の液排出方向とは逆向きに前記第2円筒槽から第2円筒槽の外にウルトラファインバブル含有液を排出する第2支流管と、前記第1および第2支流管から流出するウルトラファインバブル含有液を衝突させた後に合流させて外部に排出する合流管とを有する、請求項3に記載のウルトラファインバブル生成器。 - 前記第1分岐管内を流れるマイクロバブル含有液の流れ方向と、前記第1支流管内を流れる液の流れ方向とはほぼ直交した位置関係であり、
前記第2分岐管内を流れるマイクロバブル含有液の流れ方向と、前記第2支流管内を流れる液の流れ方向とはほぼ直交した位置関係であり、
前記主導管を流れる液の流れ方向と、前記合流管を流れる液の流れ方向とは逆向きである、請求項5に記載のウルトラファインバブル生成器。 - 前記第1および第2円筒槽は、それぞれ、中心部に前記円柱形状壁面と同心の円柱コアを含み、槽内に導入したマイクロバブル含有液は、前記円柱形状壁面と前記円柱コアとの間の円筒空間内を回転する、請求項1〜6のいずれかに記載のウルトラファインバブル生成器。
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