JP2020054981A - ウルトラファインバブル生成器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便なウルトラファインバブル生成器を提供する。【解決手段】ウルトラファインバブル生成器は、第1円筒槽(11)と、第2円筒槽(12)と、マイクロバブル含有液を第1、第2円筒槽内に導入する流入口(17)と、第1および第2円筒槽内で生成したウルトラファインバブル含有液を槽外に排出する吐出口(18)とを備える。マイクロバブル流入口と第1、第2円筒槽とは、第1円筒槽内に導入されたマイクロバブル含有液が壁面に沿って第1の方向に回転し、第2円筒槽内に導入されたマイクロバブル含有液が壁面に沿って第1の方向とは逆向きの第2の方向に回転する位置関係である。吐出口と第1、第2円筒槽とは、第1円筒槽の壁面に沿って第1の方向に回転して流れるウルトラファインバブル含有液と、第2円筒槽の壁面に沿って前記第2の方向に沿って回転して流れるウルトラファインバブル含有液が衝突するような位置関係をとる。【選択図】図6

Description

本発明は、1μm〜100μm程度の気泡径のマイクロバブルを含有するマイクロバブル含有液から数十nm〜1μm程度の気泡径のウルトラファインバブル(ナノバブル)を生成するウルトラファインバブル生成器に関するものである。
気泡径が数十nm〜1μm程度であるウルトラファインバブルを大量に含む水は、ウルトラファインバブルを含まない水と比較して、殺菌効果や脱臭効果が高いことが知られている。また、ウルトラファインバブル含有液は、生物の生理活性を促進したり、新陳代謝機能を高めたりする効果も高いことが知られている。
ウルトラファインバブル含有液は、例えば、うがい水として用いられれば、口内を殺菌することができる。また、例えば、ウルトラファインバブルがオゾンによって形成されれば、殺菌や脱臭の効果をより一層高めることができる。さらに、ウルトラファインバブルが酸素によって形成されれば、ウルトラファインバブル含有液を水耕栽培に用いて植物の成長を促進することができる。これは、ウルトラファインバブルの状態の酸素は、水中に溶解している酸素と比較して、水耕栽培される植物に吸収されやすいためであると考えられる。
上記のような特性を有するウルトラファインバブルは、数μm〜数十μmのマイクロバブルが水中で自然に収縮し続けて圧壊することによって生成される場合がある。しかし、このような自然に生成されるウルトラファインバブルは、短時間で消滅してしまい、生成量も少なく、実用的でない。
従来から、各種のナノバブル生成器(ウルトラファインバブル生成器)が提案されている。例えば、特開2005−245817号公報(特許文献1)には、容器内の水溶液に微細気泡を混合させてから、電解質イオンを水溶液に混入させ、その後、容器内の水溶液に水中放電を伴う衝撃波や超音波を物理的刺激として加えることによってナノバブルを製造する方法が記載されている。また、容器内の水溶液に微細気泡を混合させてから、容器内に取り付けられた回転体を500〜10000rpmで回転させることによって水溶液を流動させ、流動時に生じる圧縮、膨張および渦流を物理的刺激として加えることにより、ナノバブルを製造する方法も記載されている。
特開2007−136255号公報(特許文献2)には、マイクロバブルを圧壊させてナノバブルを生成するバブル圧壊手段として、羽根付き回転体を用いたナノバブル発生装置が記載されている。
特開2002−85949号公報(特許文献3)には、螺旋羽根を有するスクリュー部によって旋回力と遠心力を気液混合体に付与して旋回流を作り出し、この旋回流がカッタ部の突起に衝突することによって、0.5〜3.0μm程度の超微細気泡を連続して発生させる超微細気泡発生装置が記載されている。
特開平8−103778号公報(特許文献4)には、渦流と羽根のせん断力とによって、極微細な気泡を発生させることが記載されている。
特開2005−245817号公報 特開2007−136255号公報 特開2002−85949号公報 特開平8−103778号公報
本願発明者は、超音波や回転羽根等を利用する従来の装置に比べて、より簡便にウルトラファインバブルを生成する手法および構造を研究した。
本発明の目的は、超音波や回転羽根等を利用せずに、より簡便にウルトラファインバブルを生成することのできるウルトラファインバブル生成器を提供することである。
本発明に従ったウルトラファインバブル生成器は、円柱形状の壁面によって内部空間が形成されている第1円筒槽と、円柱形状の壁面によって内部空間が形成され、上記第1円筒槽に隣接して位置する第2円筒槽と、マイクロバブルを含有しているマイクロバブル含有液を上記第1および第2円筒槽内に導入するマイクロバブル流入口と、上記第1および第2円筒槽内で生成したウルトラファインバブルを含有するウルトラファインバブル含有液を槽外に排出するウルトラファインバブル吐出口とを備える。
上記マイクロバブル流入口と上記第1および第2円筒槽とは、第1円筒槽内に導入されたマイクロバブル含有液が円柱形状壁面に沿って第1の方向に回転し、第2円筒槽内に導入されたマイクロバブル含有液が円柱形状壁面に沿って上記第1の方向とは逆向きの第2の方向に回転するように、その位置関係が選ばれている。
さらに、上記ウルトラファインバブル吐出口と上記第1および第2円筒槽とは、第1円筒槽の円柱形状壁面に沿って上記第1の方向に回転して流れるウルトラファインバブル含有液と、第2円筒槽の円柱形状壁面に沿って上記第2の方向に沿って回転して流れるウルトラファインバブル含有液を衝突させるように、その位置関係が選ばれている。
一つの実施形態では、上記マイクロバブル流入口は、第1および第2円筒槽の円柱形状壁面の接線方向にマイクロバブル含有液を導入する。さらに、上記ウルトラファインバブル吐出口は、第1円筒槽および第2円筒槽の円柱形状壁面の接線方向からウルトラファインバブル含有液を排出する。
好ましくは、上記マイクロバブル流入口は、第1および第2円筒槽の低所から槽内にマイクロバブル含有液を導入し、上記ウルトラファインバブル吐出口は、第1および第2円筒槽の高所から槽外にウルトラファインバブル含有液を排出する。
一つの実施形態では、上記マイクロバブル流入口から第1および第2円筒槽内に流れ込むマイクロバブル含有液の流入方向と、第1および第2円筒槽から上記ウルトラファインバブル吐出口に流れ出るウルトラファインバブル含有液の流出方向とは同一であり、かつ、第1および第2円筒槽の上方から見た平面視においてマイクロバブル含有液の槽内への流入路とウルトラファインバブル含有液の槽外への流出路とは整列した位置関係にある。
他の実施形態では、上記マイクロバブル流入口は、主導管と、この主導管から管側部方向に分岐し、第1円筒槽内に連結される第1分岐管と、上記主導管から上記第1分岐管とは逆向きの管側部方向に分岐し、第2円筒槽内に連結される第2分岐管とを有する。上記ウルトラファインバブル吐出口は、第1円筒槽から第1円筒槽の外にウルトラファインバブル含有液を排出する第1支流管と、この第1支流管の液排出方向とは逆向きに第2円筒槽から第2円筒槽の外にウルトラファインバブル含有液を排出する第2支流管と、上記第1および第2支流管から流出するウルトラファインバブル含有液を衝突させた後に合流させて外部に排出する合流管とを有する。
上記の他の実施形態において、好ましくは、第1分岐管内を流れるマイクロバブル含有液の流れ方向と、第1支流管内を流れる液の流れ方向とはほぼ直交した位置関係である。また、第2分岐管内を流れるマイクロバブル含有液の流れ方向と、第2支流管内を流れる液の流れ方向とはほぼ直交した位置関係である。さらに、上記主導管を流れる液の流れ方向と、上記合流管を流れる液の流れ方向とは逆向きである。
本発明に係る各実施形態において、好ましくは、第1および第2円筒槽は、それぞれ、中心部に円柱形状壁面と同心の円柱コアを含み、槽内に導入したマイクロバブル含有液は、円柱形状壁面と円柱コアとの間の円筒空間内を回転する。
上記構成の本発明によれば、超音波や回転羽根等を利用せずに、簡便にウルトラファインバブルを生成することができる。
本発明の一実施形態に係るウルトラファインバブル生成器の斜視図である。 図1のウルトラファインバブル生成器の平面図である。 図1のウルトラファインバブル生成器の内部透視斜視図である。 図1のウルトラファインバブル生成器の要部の斜視図である。 図1のウルトラファインバブル生成器の要部の分解斜視図である。 図1のウルトラファインバブル生成器の動作説明図である。 試作装置1の図解図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 試作装置2の図解図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 試作装置3の図解図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 試作装置4の図解図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の他の実施形態に係るウルトラファインバブル生成器の動作説明図である。
[第1実施形態の説明]
図1〜図6を参照して、本発明の一実施形態に係るウルトラファインバブル生成器の構成を説明する。
ウルトラファインバブル生成器10は、基本的構造要素として、ハウジング1と、蓋2と、ゴムシート3と、マイクロバブル流入口17と、ウルトラファインバブル吐出口18とを備える。ハウジング1は、底部が閉鎖端で上部が開口となっている第1円筒槽11と、第1円筒槽11に隣接して位置する第2円筒槽12とを有する。
第1円筒槽11は、円柱形状の壁面13によって内部空間の外周が形成されている。同様に、第2円筒槽12も、円柱形状の壁面14によって内部空間の外周が形成されている。図示した実施形態では、第1円筒槽11および第2円筒槽12は、それぞれ、中心部に円柱形状壁面13,14と同心の円柱コア15,16を含む。したがって、本実施形態では、第1円筒槽11および第2円筒槽12の内部空間は、リング状の形態となっている。
上部が開口となっている第1円筒槽11および第2円筒槽12は、ハウジング1の上面にネジ等を介して固定される透明な蓋2によって閉塞される。ゴムシート3は、ハウジング1と蓋2との間に介在し、水密性を維持する。
マイクロバブル流入口17は、例えば加圧溶解制御によって生成したマイクロバブルを含有するマイクロバブル含有液を第1円筒槽11および第2円筒槽12内に導入する。マイクロバブル流入口17は、図3に示すように、マイクロバブル流入管と連通するようにハウジング1に形成された横穴17aを含む。
ウルトラファインバブル吐出口18は、第1円筒槽11内および第2円筒槽12内で生成したウルトラファインバブルを含有するウルトラファインバブル含有液を槽外に排出する。ウルトラファインバブル吐出口18は、図3に示すように、ウルトラファインバブル吐出管と連通するようにハウジング1に形成された横穴18aを含む。
図4および図5に示すように、マイクロバルブ流入口17と、第1および第2円筒槽11,12とは、第1円筒槽11内に導入されたマイクロバブル含有液が円柱形状壁面13に沿って第1の方向、例えば反時計回りに回転し、第2円筒槽12内に導入されたマイクロバブル含有液が円柱形状壁面14に沿って第1の方向とは逆向き、例えば時計回りに回転するように、その位置関係が選ばれている。
ウルトラファインバブル吐出口18と、第1および第2円筒槽11,12とは、第1円筒槽11の円柱形状壁面13に沿って第1の方向(反時計回りの方向)に回転して流れるウルトラファインバブル含有液と、第2円筒槽12の円柱形状壁面14に沿って第2の方向(時計回りの方向)に沿って回転して流れるウルトラファインバブル含有液を衝突させるように、その位置関係が選ばれている。
図示した実施形態では、マイクロバブル流入口17の横穴17aは、第1および第2円筒槽11,12の円柱形状壁面13,14の接線方向にマイクロバブル含有液を導入し、ウルトラファインバブル吐出口18は、第1および第2円筒槽11,12の円柱形状壁面13,14の接線方向からウルトラファインバブル含有液を排出するようにしている。
第1および第2円筒槽内11,12の円柱形状壁面13,14に沿って回転して流れる液の液流入口から液吐出口に至るまでの長さを長くするために、好ましくは、マイクロバブル流入口17は、第1および第2円筒槽11,12の低所(ハウジングの底部に近い位置)から槽内にマイクロバブル含有液を導入し、ウルトラファインバブル吐出口18は、第1および第2円筒槽11,12の高所(ハウジングの上部に近い位置)から槽外にウルトラファインバブル含有液を排出する。
図6に示すように、本実施形態では、マイクロバブル流入口17から第1および第2円筒槽11,12内に流れ込むマイクロバブル含有液の流入方向と、第1および第2円筒槽11,12からウルトラファインバブル吐出口18に流れ出るウルトラファインバブル含有液の流出方向とは同一である。また、第1および第2円筒槽11,12の上方から見た平面視においてマイクロバブル含有液の槽内への流入路とウルトラファインバブル含有液の槽外への流出路とは整列した位置関係となっている。
本願発明者は、図1〜図6に示すウルトラファインバブル生成器を用いてウルトラファインバブルの生成を試みた。使用したウルトラファインバブル生成器10のハウジング1は、縦71mm、横86mm、高さ36mmの直方体である。蓋2の厚みは、5mmである。第1円筒槽11および第2円筒槽12の円柱形状壁面13,14の直径は33mm、円柱コア15,16の直径は27mm、槽の高さは30mmである。第1円筒槽11と第2円筒槽12との間隙(円柱形状壁面13と円柱形状壁面14との間隔)は1mmであり、それらは同じ高さに位置している。マイクロバブル流入口17の流路径は6mmであり、第1および第2円筒槽11,12の槽底部にマイクロバブル含有液を導入するようにした。ウルトラファインバブル吐出口の流路径は6mmであり、第1および第2円筒槽11,12の槽頂部からウルトラファインバブル含有液を排出するようにした。
マイクロバブル流入口17から、1分間に3リットルの流量でマイクロバブル含有液を第1および第2円筒槽11,12内に導入した。使用したマイクロバブル含有液のマイクロバブル比表面積は1273.8cm/cmであり、マイクロバブルの粒度分布の中央値に対応する粒子径(メディアン径)は50.27μmであった。
マイクロバブル流入口17から流入したマイクロバブル含有液は、第1および第2円筒槽11,12の境界部分で分岐する。分岐流の一方は、第1円筒槽11の円柱形状壁面13の接線方向から第1円筒槽11内に高速で流入し、円柱形状壁面13に沿って反時計回りに回転する。分岐流の他方は、第2円筒槽12の円柱形状壁面14の接線方向から第2円筒槽12内に高速で流入し、円柱形状壁面14に沿って時計回りに回転する。
ミラー配置の関係となっている第1および第2円筒槽11,12内に流入した一方および他方の分岐流は円柱形状壁面13,14に沿って互いに逆方向に回転しながら上昇する。マイクロバブル含有液中のマイクロバブルは、第1および第2円筒槽11,12内での高速旋回による遠心力でバブル径分布の激しい入れ替え移動を行い、さらに円柱形状壁面13,14との摩擦や円柱コア15,16との摩擦などで発生する乱流などにより、収縮およびせん断され微細泡化される。
さらに、第1および第2円筒槽11,12内を逆方向に回転して流れる2つのバブル含有液がウルトラファインバブル吐出口18で衝突して合流する。この2つのバブル含有液の衝突・合流による衝撃波でバブルのせん断作用および収縮作用が促進され、最終的にウルトラファインバブルとなってウルトラファインバブル吐出口18から外部へ排出される。
ウルトラファインバブル吐出口18から排出されたウルトラファインバブル含有液中のウルトラファインバブルは、その比表面積が1.068×10cm/cmであり、メディアン径が5.7nmであった。
[第1実施形態に至るまでの試作]
本願発明者は、図1〜図6に示す第1実施形態に至るまでの過程で、構造の異なる4種類のウルトラファインバブル生成器を試作し、ウルトラファインバブル生成効果を比較した。ウルトラファインバブルの存在の確認は、ウルトラファインバブル含有液にレーザ光線を照射し、乱反射の度合いの強さを比較した。乱反射の度合いが最も強いものを1とし、最も弱いものを4とした。乱反射の度合いが強いほど、微細なウルトラファインバブルの密度が高く、生成量が多い。
(a)試作装置1(Aタイプ)
図7に示す構造のウルトラファインバブル生成器である。マイクロバブル流入口路は、円筒槽下部の接線方向接点位置にあり、ウルトラファインバブル吐出口は、円筒槽の上部から軸方向にウルトラファインバブル含有液を排出するようにした。マイクロバブル流入口路とウルトラファインバブル吐出口路とは直交した位置関係となっている。円筒槽の内径は27mm、外径は33mm、円筒深さ(高さ)は30mmであり、円筒流路の幅は3mmであった。流入口径は6mm、吐出口径は6mmであった。
マイクロバブル含有液を流入口から3L/minの流量で流入させ、その液を円筒槽の壁面に沿って旋回回転させた後に吐出口から排出した。
透明蓋上の矢印Z方向から円筒槽内の流水具合を観察すると、槽内に流入後、円筒槽内を旋回している間は多少白濁しており、吐出口付近で白濁が濃くなり混濁していた。
吐出口から出てきたウルトラファインバブル含有液30mLを3分間静置した後、レーザ光を水平照射して乱反射の度合い(明るさの度合い)を目視した。その結果、4種類の試作装置の中で、3番目の強さであった。
(b)試作装置2(Bタイプ)
図8に示す構造のウルトラファインバブル生成器である。マイクロバブル流入口路は、円筒槽下部の接線方向接点位置にあり、ウルトラファインバブル吐出口は、円筒槽の上部から流入口とは逆向き接線方向にウルトラファインバブル含有液を排出するようにした。円筒槽の内径は27mm、外径は33mm、円筒深さ(高さ)は30mmであり、円筒流路の幅は3mmであった。流入口径は6mm、吐出口径は6mmであった。
マイクロバブル含有液を流入口から3L/minの流量で流入させ、その液を円筒槽の壁面に沿って旋回回転させた後に吐出口から排出した。
円筒槽内の流水具合を観察すると、槽内に流入後、円筒槽内を旋回している間は原液のマイクロバブル含有液と同程度の白濁色であり、旋回方向と吐出方向とが滑らかに連なっているので、混濁せずに液が排出された。
吐出口から出てきたウルトラファインバブル含有液30mLを3分間静置した後、レーザ光を水平照射して乱反射の度合い(明るさの度合い)を目視した。その結果、4種類の試作装置の中で、4番目の強さであった。
(c)試作装置3(Cタイプ)
図9に示す構造のウルトラファインバブル生成器である。2つの円筒槽を同一水平高さ位置で2mmの間隙を持つようにして形成し、第1の槽の下部の接線方向に流入口を設け、第1の槽と第2の槽の上部で互いに逆回転する向きで接線溝がつながり、第2の槽の下部の接線方向からバブル含有液を排出するようにした。第1および第2円筒槽の内径は27mm、外径は33mm、円筒深さ(高さ)は30mmであり、円筒流路の幅は3mmであった。流入口径は6mm、吐出口径は6mmであった。
マイクロバブル含有液を流入口から3L/minの流量で流入させ、その液を第1円筒槽の壁面に沿って反時計方向に旋回回転させて上昇させ、第1円筒槽の上部で第2円筒槽に繋ぎ、第2円筒槽の壁面に沿って時計方向に旋回回転させて下降させ、吐出口から排出した。
円筒槽内の流水具合を観察すると、バブル含有液は、第1円筒槽から第2円筒槽に移る箇所で旋回方向が急激に変わるため白濁が発生し、この白濁色のままで第2円筒槽の下部の吐出口から排出された。
吐出口から出てきたウルトラファインバブル含有液30mLを3分間静置した後、レーザ光を水平照射して乱反射の度合い(明るさの度合い)を目視した。その結果、4種類の試作装置の中で、2番目の強さであった。
(d)試作装置4(Dタイプ)
図10に示す構造のウルトラファインバブル生成器であり、図1〜図6に示す本発明の実施形態に対応する。
2つの円筒槽を同一水平高さ位置で1mmの間隙を持つようにして形成し、第1円筒槽および第2円筒槽の下部の接線方向に流入口を設け、第1円筒槽および第2円筒槽の両者に均等にマイクロバブル含有液を導入するようにした。ウルトラファインバブル吐出口は、第1円筒槽および第2円筒槽の上部で流入口と相対する位置に設けた。第1および第2円筒槽の内径は27mm、外径は33mm、円筒深さ(高さ)は30mmであり、円筒流路の幅は3mmであった。流入口径は6mm、吐出口径は6mmであった。
マイクロバブル含有液を流入口から3L/minの流量で流入させ、2つに分岐した一方の液を第1円筒槽の壁面に沿って時計方向に旋回回転させて上昇させ、他方の液を第2円筒槽の壁面に沿って反時計方向に旋回回転させて上昇させた。吐出口付近で2つの分岐流は衝突して合流し、槽外へ排出された。
円筒槽内の流水具合を観察すると、バブル含有液は、第1円筒槽および第2円筒槽内で少し白濁して旋回し、合流地点近傍では白濁が薄くなって排出された。
吐出口から出てきたウルトラファインバブル含有液30mLを3分間静置した後、レーザ光を水平照射して乱反射の度合い(明るさの度合い)を目視した。その結果、4種類の試作装置の中で、1番目の強さであった。
[他の実施形態の説明]
図1〜図6に示した実施形態では、マイクロバブル含有液を隣接する2つの円筒槽の境界部から両円筒槽の円柱形状壁面の接線方向に導入した。他の実施形態として、図11に示す構造も採用できる。
図11に示す構造では、マイクロバブル流入口17は、主導管20と、主導管20から管側部方向に分岐し、第1円筒槽11内に接線方向で連結される第1分岐管21と、主導管20から第1分岐管21とは逆向きの管側部方向に分岐し、第2円筒槽12内に接線方向で連結される第2分岐管22とを有する。第1および第2分岐管21,22は、第1円筒槽11および第2円筒槽12の下部からマイクロバブル含有液を槽内に導入する。
図示した実施形態では、図1〜図6に示した第1実施形態と同様に、マイクロバブル流入口17と、第1および第2円筒槽11,12とは第1円筒槽11内に導入されたマイクロバブル含有液が円柱形状壁面13に沿って反時計回りに回転し、第2円筒槽12内に導入されたマイクロバブル含有液が円柱形状壁面14に沿って時計回りに回転するように、その位置関係が選ばれている。
ウルトラファインバブル吐出口18は、第1円筒槽11から第1円筒槽の外に接線方向でウルトラファインバブル含有液を排出する第1支流管24と、第1支流管24の液排出方向とは逆向きに第2円筒槽12から第2円筒槽の外に接線方向でウルトラファインバブル含有液を排出する第2支流管25と、第1および第2支流管24,25から流出するウルトラファインバブル含有液を衝突させた後に合流させて外部に排出する合流管26とを有する。
上記の実施形態では、第1分岐管21内を流れるマイクロバブル含有液の流れ方向と、第1支流管24内を流れる液の流れ方向とはほぼ直交した位置関係である。また、同様に、第2分岐管22内を流れるマイクロバブル含有液の流れ方向と、第2支流管25内を流れる液の流れ方向とはほぼ直交した位置関係である。さらに、主導管20を流れる液の流れ方向と、合流管26を流れる液の流れ方向とは逆向きである。
上記の実施形態においても、マイクロバブル含有液中のマイクロバブルは、第1円筒槽11内および第2円筒槽12内で互いに逆向きの高速旋回による遠心力でバブル径分布の激しい入れ替え移動を行うとともに、円柱形状壁面13,14および円柱コア15,16との摩擦などで発生する乱流などにより、収縮およびせん断され微細泡化される。さらに、第1および第2円筒槽11,12内を逆方向に回転して流れる2つのバブル含有液が衝突して合流する。したがって、このバブル含有液の衝突・合流による衝撃波でバブルのせん断作用および収縮作用が促進され、最終的にウルトラファインバブルとなってウルトラファインバブル吐出口から外部へ排出される。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明と実質的に同一の範囲内において、種々の修正や変更を行うことが可能である。
本発明は簡易な構造のウルトラファインバブル生成器として有利に利用され得る。
1 ハウジング、2 蓋、3 ゴムシート、10 ウルトラファインバブル生成器、11 第1円筒槽、12 第2円筒槽、13 円柱形状壁面、14 円柱形状壁面、15 円柱コア、16 円柱コア、17 マイクロバブル流入口、17a 横穴、18 ウルトラファインバブル吐出口、18a 横穴、20 主導管、21 第1分岐管、22 第2分岐管、24 第1支流管、25 第2支流管、26 合流管。

Claims (7)

  1. 円柱形状の壁面によって内部空間が形成されている第1円筒槽と、
    円柱形状の壁面によって内部空間が形成され、前記第1円筒槽に隣接して位置する第2円筒槽と、
    マイクロバブルを含有しているマイクロバブル含有液を前記第1および第2円筒槽内に導入するマイクロバブル流入口と、
    前記第1および第2円筒槽内で生成したウルトラファインバブルを含有するウルトラファインバブル含有液を槽外に排出するウルトラファインバブル吐出口とを備え、
    前記マイクロバブル流入口と前記第1および第2円筒槽とは、第1円筒槽内に導入されたマイクロバブル含有液が円柱形状壁面に沿って第1の方向に回転し、第2円筒槽内に導入されたマイクロバブル含有液が円柱形状壁面に沿って前記第1の方向とは逆向きの第2の方向に回転するように、その位置関係が選ばれており、
    前記ウルトラファインバブル吐出口と前記第1および第2円筒槽とは、第1円筒槽の円柱形状壁面に沿って前記第1の方向に回転して流れるウルトラファインバブル含有液と、第2円筒槽の円柱形状壁面に沿って前記第2の方向に沿って回転して流れるウルトラファインバブル含有液を衝突させるように、その位置関係が選ばれている、ウルトラファインバブル生成器。
  2. 前記マイクロバブル流入口は、前記第1および第2円筒槽の円柱形状壁面の接線方向にマイクロバブル含有液を導入し、
    前記ウルトラファインバブル吐出口は、前記第1円筒槽および第2円筒槽の円柱形状壁面の接線方向からウルトラファインバブル含有液を排出する、請求項1に記載のウルトラファインバブル生成器。
  3. 前記マイクロバブル流入口は、前記第1および第2円筒槽の低所から槽内にマイクロバブル含有液を導入し、
    前記ウルトラファインバブル吐出口は、前記第1および第2円筒槽の高所から槽外にウルトラファインバブル含有液を排出する、請求項1または2に記載のウルトラファインバブル生成器。
  4. 前記マイクロバブル流入口から前記第1および第2円筒槽内に流れ込むマイクロバブル含有液の流入方向と、前記第1および第2円筒槽から前記ウルトラファインバブル吐出口に流れ出るウルトラファインバブル含有液の流出方向とは同一であり、前記第1および第2円筒槽の上方から見た平面視において前記マイクロバブル含有液の槽内への流入路と前記ウルトラファインバブル含有液の槽外への流出路とは整列した位置関係にある、請求項3に記載のウルトラファインバブル生成器。
  5. 前記マイクロバブル流入口は、主導管と、前記主導管から管側部方向に分岐し、前記第1円筒槽内に連結される第1分岐管と、前記主導管から前記第1分岐管とは逆向きの管側部方向に分岐し、前記第2円筒槽内に連結される第2分岐管とを有し、
    前記ウルトラファインバブル吐出口は、前記第1円筒槽から第1円筒槽の外にウルトラファインバブル含有液を排出する第1支流管と、前記第1支流管の液排出方向とは逆向きに前記第2円筒槽から第2円筒槽の外にウルトラファインバブル含有液を排出する第2支流管と、前記第1および第2支流管から流出するウルトラファインバブル含有液を衝突させた後に合流させて外部に排出する合流管とを有する、請求項3に記載のウルトラファインバブル生成器。
  6. 前記第1分岐管内を流れるマイクロバブル含有液の流れ方向と、前記第1支流管内を流れる液の流れ方向とはほぼ直交した位置関係であり、
    前記第2分岐管内を流れるマイクロバブル含有液の流れ方向と、前記第2支流管内を流れる液の流れ方向とはほぼ直交した位置関係であり、
    前記主導管を流れる液の流れ方向と、前記合流管を流れる液の流れ方向とは逆向きである、請求項5に記載のウルトラファインバブル生成器。
  7. 前記第1および第2円筒槽は、それぞれ、中心部に前記円柱形状壁面と同心の円柱コアを含み、槽内に導入したマイクロバブル含有液は、前記円柱形状壁面と前記円柱コアとの間の円筒空間内を回転する、請求項1〜6のいずれかに記載のウルトラファインバブル生成器。
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