JP2020054498A - 前立腺マッサージ器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】肛門部分を容易に通過させることができると共に、直腸内で前立腺を効果的にマッサージすることの可能な前立腺マッサージ器具を提供する。【解決手段】前立腺マッサージ器具1は、肛門Bから直腸A内に挿入されて使用される前立腺マッサージ器具1において、長尺の帯板を折り曲げた構造であって、帯板の帯板先端38が根元側に戻る方向に100°以上折り曲がり、往路部10と、復路部20と、を備える。また、往路部10は、器具根元端36から所定の長さ離れた位置に、帯板が外側に膨らんだ第一凸部11を備える。また、器具根元端36において前立腺マッサージ器具1の幅方向に延在する誤進入防止部30をさらに備える。【選択図】図1

Description

本発明は、前立腺マッサージ器具に関する。
医療用途等のために直腸内に挿入して前立腺を刺激するための前立腺マッサージ器具が従来から提供されており、例えば、下記特許文献1〜3に開示されている。これら特許文献1〜3に開示された前立腺マッサージ器具の直腸内に挿入される部分は、円筒形状である。
特開2002−165857号公報 特表2004−509713号公報 特開2010−162269号公報
ここで、直腸の出入口である肛門の周囲には略円筒形の肛門括約筋が位置しており、その内径の制約から、直腸内に挿入できる物体の太さは制限を受ける。一方、直腸内部は、肛門よりも広く大径であるため、前立腺マッサージ器具の直腸内に挿入される部分は、ある程度の太さがなければ前立腺に効果的に接触するのが難しい。
したがって、円筒形の前立腺マッサージ器具の場合、直腸内で効果的に前立腺に接触させるためには、円筒部の外径を大きくする必要があるが、円筒部を太くすると、肛門部分を通過させるのが困難になってしまう。反対に、円筒部を細くすると、肛門部分を通過させやすくなるが、直腸内で前立腺に効果的に接触させることができない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、肛門部分を容易に通過させることができると共に、直腸内で前立腺を効果的にマッサージすることの可能な前立腺マッサージ器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る前立腺マッサージ器具は、肛門から直腸内に挿入されて使用される前立腺マッサージ器具において、長尺の帯板を折り曲げた構造であって、前記帯板の帯板先端が根元側に戻る方向に100°以上折り曲がり、往路部と、復路部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る前立腺マッサージ器具によれば、長尺の帯板を折り曲げた構造であるため、直腸内への挿入時に容易に肛門部分を通過させることができると共に、往路部と復路部とが直腸を広げる方向に直腸内壁に接触することで帯板が前立腺に効果的に接触することができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る前立腺マッサージ器具の正面図である。 図2は、本発明の第一実施形態に係る前立腺マッサージ器具の側面図である。 図3は、本発明の第一実施形態に係る前立腺マッサージ器具の挿入状態を示す図である。 図4は、本発明の第一実施形態に係る前立腺マッサージ器具の肛門通過時の状態を示す図である。 図5は、本発明の第一実施形態の変形例1に係る前立腺マッサージ器具の正面図である。 図6は、本発明の第一実施形態の変形例2に係る前立腺マッサージ器具の正面図である。 図7は、本発明の第一実施形態の変形例2に係る前立腺マッサージ器具の側面図である。 図8は、本発明の第一実施形態の変形例3に係る前立腺マッサージ器具の正面図である。 図9は、本発明の第一実施形態の変形例3に係る前立腺マッサージ器具の側面図である。 図10は、本発明の第二実施形態に係る前立腺マッサージ器具の正面図である。 図11は、本発明の第二実施形態に係る前立腺マッサージ器具の側面図である。 図12は、本発明の第二実施形態の変形例4に係る前立腺マッサージ器具の正面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、直腸に挿入して直腸内部から前立腺をマッサージするための前立腺マッサージ器具であって、長尺の帯板を折り曲げた構造の器具について説明する。
(第一実施形態)
第一実施形態に係る前立腺マッサージ器具1は、図1及び図2に示すように、帯板の一方の端部である帯板先端38が、他方の端部である帯板根元端39側に戻る方向に折り曲げられて構成され、往路部10と、復路部20と、誤進入防止部30とを備えている。
なお、本実施形態では、前立腺マッサージ器具1を直腸内に挿入する際に、先に挿入されて奥に位置する側を先端とし、反対側の端部を根元端とする。よって、図1及び図2において、上方端部が器具先端35、下方端部が器具根元端36となる。
往路部10は、器具根元端36から器具先端35まで長手方向に延在する帯板部分であり、復路部20は、器具先端35から根元端側に折り返された帯板先端38まで延在する帯板部分である。
往路部10は、器具根元端36から先端側に所定の長さ離れた位置に、帯板が外側に膨らんだ第一凸部11を備え、第一凸部11からさらに先端側に所定の長さ離れた位置に、同じく帯板が外側に膨らんだ第二凸部13を備えている。
器具先端35は、第二凸部13の所に位置する。すなわち、第二凸部13は、往路部10と復路部20の境界に位置し、第二凸部13の器具先端35の部分から帯板先端38側に位置する部分は、復路部20を構成する。
第一凸部11は、正面視において、略円弧状に約120°曲がっており、第二凸部13は、同じく正面視において、略円弧状に約160°曲がっている。第一凸部11は、幅方向の外側に向かって膨らんでおり、第二凸部13は、長手方向の先端外側に向かって膨らんでいる。
誤進入防止部30は、器具根元端36に位置し、前立腺マッサージ器具1の幅方向に延在する帯板部分である。誤進入防止部30は、帯板の帯板根元端39を長手方向に対して略直角に曲げて構成されている。
器具根元端36に幅方向に延在する誤進入防止部30を設置することで、前立腺マッサージ器具1を直腸内に挿入する際に、誤進入防止部30が直腸の出入口である肛門の括約筋に引っ掛かり、内部に侵入するのを防止できる。
このように、前立腺マッサージ器具1全体が直腸内に入ってしまう誤進入を防ぐことで、前立腺マッサージ器具1の一部である誤進入防止部30が常に直腸外に露出しており、直腸内に挿入された前立腺マッサージ器具1の操作や取り出しを容易に行うことができる。
また、前立腺マッサージ器具1は、図2に破線で示すように、帯板根元端39から帯板先端38の全長にわたって延在して帯板内に埋め込まれた長尺の針金40を備える。帯板内に略全長にわたって延在する針金40を埋め込むことで、帯板が折れたり割れたりする等の前立腺マッサージ器具1の破損を防止することができる。
前立腺マッサージ器具1は、エポキシ樹脂製であり、二液性エポキシ樹脂を上記形状に成形しながら硬化させることで製造される。もちろん、前立腺マッサージ器具1の素材は、エポキシ樹脂に限定されるものではなく、その他の合成樹脂や天然樹脂、ガラス、金属等、その他の素材を用いることができる。
ここで、前立腺マッサージ器具1の長手方向の全長(器具根元端36から器具先端35までの長さ)は約12cmであり、幅方向に延在する誤進入防止部30の長さは約2cmである。第一凸部11は、器具根元端36から先端方向に約7cm離れた位置に位置している
以上、前立腺マッサージ器具1の構成について説明したが、続いて、図3及び図4を参照しながら、前立腺マッサージ器具1の使用形態について説明する。図3に示すように、前立腺マッサージ器具1は、器具先端35を奥にして肛門Bから直腸A内に挿入して使用される。
前立腺マッサージ器具1の肛門Bから直腸A内への挿入にあたっては、直腸A内は広いが、直腸Aの出入口である肛門Bの穴の周囲には内外肛門括約筋Cが位置し、穴が狭いため、太い挿入物を入れるのは困難である。
これに対して、本実施形態では、前立腺マッサージ器具1が円筒形状ではなく、長尺の帯板を二次元に連続して折り曲げた往路部10と復路部20とからなる構造であるため、挿入方向回りの全方位に太い円筒形状物と異なり、狭い肛門B部分を容易に通過させることができる。
すなわち、前立腺マッサージ器具1は、長尺の帯板を二次元に折り曲げているだけであるため、往路部10と復路部20とが最も離れた部分であっても、前立腺マッサージ器具1の幅方向の最大幅は帯板の表面に平行な方向では帯板の幅に過ぎない。よって、幅方向全方位において最大幅となる従来の円筒形と比較すれば、肛門B部分を容易に通過させることができる。
また、本実施形態では、往路部10と復路部20とが最も離れた帯板先端38では、両者が3cm程度離れており、前立腺マッサージ器具1の幅(帯板の表面に鉛直な方向の幅)が3cm程度となるが、帯板を曲げた構造物はある程度弾性変形可能であり、肛門B通過時には帯板先端38が往路部10へと近付いて、前立腺マッサージ器具1の幅が少し細くなって通りやすくなる。
また、帯板先端38が肛門Bを通過すれば、復路部20が全て直腸A内に位置し、往路部10のみ、すなわち一本の帯板のみが肛門Bを通過すれば良いため、前立腺マッサージ器具1を容易に直腸A内に挿入することができる。
また、復路部20の根元側端部である帯板先端38が往路部10から3cm程度離れてフリーとなっているため、肛門Bからの直腸A内への挿入を器具先端35からではなく、帯板先端38から行い(図4参照)、帯板に沿って前立腺マッサージ器具1の姿勢を回転させながら帯板根元端39に向けて復路部20及び往路部10を同時ではなく順次直腸A内に挿入することも可能である。
このように、前立腺マッサージ器具1の姿勢を回転させながら、帯板先端38から復路部20、往路部10へと一本の帯板が順次肛門Bを通過するようにすれば、前立腺マッサージ器具1の器具先端35から往路部10と復路部20とを同時に肛門Bを通過させて挿入する場合と比べて、肛門Bを通過する部分の外径が大幅に小さくなり、前立腺マッサージ器具1を容易に直腸A内に挿入することができる。
前立腺マッサージ器具1を直腸A内の奥へと挿入し、誤進入防止部30が肛門Bに到達すると、誤進入防止部30が引っ掛かってそれ以上挿入できないため、挿入を止める。続いて、前立腺マッサージ器具1が直腸A内で適切な位置で適切な姿勢となるように、長手方向軸回りに回動させたり、傾けたりする。この姿勢等の調整は、使用者が肛門Bの外に出ている誤進入防止部30を摘まんで簡単に行うことができる。
前立腺マッサージ器具1の望ましい挿入位置・姿勢としては、図3に示すように、第一凸部11が前立腺Dに対向するように調整する。このような挿入状態では、往路部10が前立腺D近傍の直腸A壁内面に接触すると共に、復路部20が前立腺Dと反対側の直腸A壁内面に接触し、直腸Aを押し広げている。
この状態で、使用者が誤進入防止部30を摘まんだり、肛門括約筋Cを収縮させたりして前立腺マッサージ器具1を動かせば、第一凸部11が直腸A壁を介して前立腺Dに接触し、良好に前立腺マッサージを行うことができる。
また、図3に示す挿入状態では、第二凸部13が直腸A壁を介して精嚢Eに対向する位置に位置しており、前立腺マッサージ器具1を動かすことで、精嚢Eを刺激することも可能である。
もちろん、前立腺マッサージ器具1の挿入状態は適宜変更可能であり、第一凸部11以外の部分で前立腺Dをマッサージするようにしても良い。
直腸A内に挿入した前立腺マッサージ器具1を取り出す際には、使用者が誤進入防止部30を摘まんで引っ張ることで、容易に取り出すことができる。このとき、復路部20の帯板先端38が肛門Bの周囲に引っ掛かって、第二凸部13の径が膨らむように変形して取り出し難くなってしまった場合には、前立腺マッサージ器具1を回転させて帯板先端38が肛門Bから最後に出るようにする(図4参照)ことで、容易に取り出すことができる。
ここで、本実施形態に係る前立腺マッサージ器具1は、摘便器具として使うことができる。直腸A内に挿入した前立腺マッサージ器具1の往路部10と復路部20とで囲まれた領域内に便が入れば、前立腺マッサージ器具1を直腸A内から抜き出すことで、便を肛門から掻き出すことができる。
・変形例1
続いて、第一実施形態の変形例1について、図5を参照しながら説明する。図5は、変形例1に係る前立腺マッサージ器具1'の正面図である。本変形例1では、第一凸部11'のみを有すると共に、誤進入防止部30'が、さらに第二の帯板片32を有する点が上記第一実施形態と異なる。よって、ここでは、上記実施形態と異なる点を中心に説明する。
前立腺マッサージ器具1'は、往路部10'、復路部20'及び誤進入防止部30'を備え、全長は約9cmである。往路部10'は、第一凸部11'を備える。
また、本変形例1では、誤進入防止部30'は、帯板の帯板根元端39を曲げた部分の根元側表面に、この曲げ方向と反対側にも延在する別の第二の帯板片32が貼り付けられている。よって、前立腺マッサージ器具1'の長手方向に延在する往路部10'と、幅方向に延在する誤進入防止部30'とは、略T字形に連結されている。
本変形例1によれば、上記第一実施形態の作用効果に加えて、全長が短く小型なため、取り扱いが容易であり、直腸からの前立腺マッサージに慣れていない人でも手軽に利用することができる。また、誤進入防止部30'が往路部10'から幅方向両側に延在しているため、誤進入防止部30'の直腸内への侵入を確実に防止することができる。
・変形例2
続いて、第一実施形態の変形例2について、図6及び図7を参照しながら説明する。上記第一実施形態では、前立腺マッサージ器具1は帯板を二次元に折り曲げた構造であったが、本変形例2に係る前立腺マッサージ器具1''は、帯板を三次元に折り曲げた構造であることを特徴とする。
図6及び図7に示すように、前立腺マッサージ器具1''の第一凸部11''よりも帯板の先端側は、正面図において手前側に曲がっており、全体として三次元に折り曲げられている。
図7に示す前立腺マッサージ器具1''の側面図は、前立腺マッサージ器具1''を直腸内にした挿入した状態で人体の後側から見た状態を示している。このように、本変形例2に前立腺マッサージ器具1''を直腸内に挿入すると、第二凸部13''が人体の左側斜め上方に向けて曲がった場所に位置することになる。
ここで、精嚢Eは前立腺の両側斜め上方の2箇所に存在しているため、第二凸部13''が斜め上方に位置することで、精嚢をより確実に刺激することが可能となる。
・変形例3
続いて、第一実施形態の変形例3について、図8及び図9を参照しながら説明する。本変形例3に係る前立腺マッサージ器具1'''は、上記変形例3と同様に、帯板を三次元に折り曲げた構造であることを特徴とする。
図8及び図9に示すように、前立腺マッサージ器具1'''の復路部20'''が長手方向には僅かに延在するだけであり、帯板の表面に直交する幅方向に大きく延在している。
本変形例3においても、上記変形例2と同様に、第二凸部13'''が人体の斜め上方(右側)に向けて曲がった場所に位置しており(図9参照)、精嚢をより確実に刺激することが可能となる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態について説明する。第二実施形態に係る前立腺マッサージ器具2は、図10及び図11に示すように、長尺の帯板を折り曲げた構造であり、往路部60と、復路部70と、誤進入防止部80とを備えている。
第二実施形態では、帯板先端88が器具根元端86までUターンしており、往路部60と復路部70の長手方向の長さが略同じであることを特徴とするため、上記第一実施形態と異なる点を中心に説明する。
往路部60は、器具根元端86から器具先端85まで長手方向に延在する帯板部分であり、復路部70は、器具先端85から器具根元端86まで折り返されて延在する帯板部分である。なお、器具根元端86近傍において、往路部60と復路部70とが連結固定されている。
往路部60は、器具根元端86から先端側に所定の長さ離れた位置に、帯板が外側に膨らんだ第一凸部61を備え、第一凸部61からさらに先端側に所定の長さ離れた位置に、同じく帯板が外側に膨らんだ第二凸部63を備えている。第一実施形態と同様に、第二凸部63は、往路部60と復路部70の境界に位置する。
誤進入防止部80は、帯板の帯板根元端89と帯板先端88とを長手方向に対してそれぞれ外側に略直角に曲げて構成されており、本実施形態では、器具根元端86において幅方向両側に延在している。
このような構成の前立腺マッサージ器具2は、上記第一実施形態と同様に直腸内に挿入され、第一凸部61が前立腺に対向する位置となるように設置して使用される。
第二実施形態によれば、上記第一実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、復路部70が器具根元端86までUターンして往路部60に連結固定されているため、構造上頑丈となり、初心者であっても安心して使用することができる。
また、本実施形態では、復路部70の根元側の端部が往路部60に連結固定され、往路部60及び復路部70によって囲まれる空間が閉じている。よって、本実施形態では、第一実施形態のように、挿入時の肛門通過の際に前立腺マッサージ器具1を回転させながら帯板先端38から復路部20及び往路部10と順番に肛門を通過させることはできない。
しかし、第二実施形態に係る前立腺マッサージ器具2は、帯板を二次元に折り曲げているだけであるため、往路部10と復路部20とが最も離れた部分であっても、前立腺マッサージ器具2の幅方向の最大幅は帯板の表面に平行な方向では帯板の幅に過ぎない。よって、幅方向全方位において最大幅となる従来の円筒形と比較すれば、肛門部分を容易に通過させることができる。
・変形例4
続いて、第二実施形態の変形例4について、図12を参照しながら説明する。変形例4に係る前立腺マッサージ器具2'では、復路部70'が器具根元端86までUターンしておらず、往路部60の長手方向真ん中付近までしか折り返されていない点が上記第二実施形態と異なる。よって、ここでは、上記第二実施形態と異なる点を中心に説明する。
復路部70'の根元側の先端である帯板先端88は、往路部60'に連結固定されている。本変形例4によれば、上記第二実施形態と同様の作用効果を奏する。
以上、変形例も含めて本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、前立腺マッサージ器具の材料や形状、サイズ等は適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、帯板の器具先端から根元側に折り曲げられた帯板先端までの部分である復路部の長さが短いものから往路部と同じ長さのものまであるが、復路部の長さ等は適宜調整可能である。
但し、直腸内において、復路部と往路部とがそれぞれ相対する直腸内壁面に接触して突っ張ることで直腸を広げ、直腸壁越しに前立腺に接触してマッサージを良好に行うためには、帯板先端が根元側に戻る方向に100°以上折り曲がっているのが望ましい。
また、上記第一実施形態では、復路部の下端の帯板先端が往路部から3cm以上離れ、往路部と復路部により囲まれる空間が開口しており、これにより、帯板の延在方向に沿って往路部及び復路部を順次肛門に通すことができるが、この帯板先端と往路部との間隔は2cm以上離れていれば良い。
前立腺マッサージ器具を肛門から出し入れする際には、肛門の周囲に位置する内外肛門括約筋がこの開口部分に嵌まる必要があるため、前立腺マッサージ器具の変形を考慮しても2cm以上離れているのが望ましい。
また、上記実施形態では、幅方向における往路部と復路部との距離は、0〜3cm程度であるが、前立腺マッサージ器具の長手方向において両者が最も離れた部分において、両者の距離は2cm以上、さらに望ましくは3cm以上離れているのが望ましい。
なぜなら、前立腺マッサージ器具の一部が直腸壁越しに前立腺に良好に接触するためには、往路部及び復路部がそれぞれ対向する直腸壁に接触して広げる方向に直腸壁を押す状態であるのが望ましいからである。
1,2 前立腺マッサージ器具
10,60 往路部
11,61 第一凸部
13,63 第二凸部
20,70 復路部
30,80 誤進入防止部
32 第二の帯板片
35,85 器具先端
36,86 器具根元端
38,88 帯板先端
39,89 帯板根元端
40 針金
A 直腸
B 肛門
C 肛門括約筋
D 前立腺
E 精嚢

Claims (5)

  1. 肛門から直腸内に挿入されて使用される前立腺マッサージ器具において、
    長尺の帯板を折り曲げた構造であって、前記帯板の帯板先端が根元側に戻る方向に100°以上折り曲がり、往路部と、復路部と、を備えることを特徴とする前立腺マッサージ器具。
  2. 前記往路部は、器具根元端から所定の長さ離れた位置に、前記帯板が外側に膨らんだ第一凸部を備えることを特徴とする請求項1記載の前立腺マッサージ器具。
  3. 器具根元端において前記前立腺マッサージ器具の幅方向に延在する誤進入防止部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2記載の前立腺マッサージ器具。
  4. 前記前立腺マッサージ器具の幅方向における前記往路部と前記復路部との距離は、最も離れた場所で2cm以上であることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の前立腺マッサージ器具。
  5. 前記復路部の帯板先端が前記往路部から2cm以上離れ、前記往路部と前記復路部で囲まれた空間が開口していることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の前立腺マッサージ器具。
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