JP2020053867A - 通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のアクセスポイントが他のアクセスポイントを制御するコントローラとして動作することを防ぎ、コントローラとして動作するアクセスポイントをより適切に決定する。【解決手段】無線LANを構築するアクセスポイントとして動作する通信装置であって、少なくとも一つ以上のアクセスポイントを含んで構成されるネットワークにおいて他のアクセスポイントを制御するコントローラとして動作するための選択指示を受け付け、選択指示において用いられたコントローラ選択方法と、既にコントローラとして動作している他の通信装置において用いられたコントローラ選択方法との比較に基づいて、コントローラとして動作する装置を他の通信装置から通信装置へ変更するか否かを決定する。【選択図】図3

Description

本発明は、無線LANのアクセスポイントとして動作する通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラムに関する。
Wi−Fi Allianceにおいて策定されたWi−Fi EasyMeshTM規格は、一つ以上のアクセスポイント(以下、AP)により構成されるネットワーク(以下、マルチAPネットワーク)における各種の制御を規定した規格である。Wi−Fi EasyMeshTM規格において、マルチAPネットワークを構成するAPは、他のAPの各種情報を取得し、その情報を用いて複数AP間における効率的なネットワーク制御を実現する。マルチAPネットワークは、Multi−AP Controller(以下、コントローラ)と、Multi−AP Agent(以下、エージェント)を含む。コントローラは、他のAPを制御してマルチAPネットワーク全体を制御するAPである。エージェントは、コントローラの管理下に入り、ネットワーク情報をコントローラに報知するAPである。コントローラは、エージェントからIEEE1905.1規格で規定されたプロトコルを用いて受け取るネットワークトポロジ情報や、ディスカバリー情報などに基づいて、エージェントに指示を出してマルチAPネットワークの制御を行う。また、コントローラは、マルチAPネットワークと公衆網との間でデータ通信のプロキシ制御の実施や、データトラフィックの管理を行う。
特許文献1には、複数のAPにおける通信負荷を効率的に分散するための技術が記載されている。特許文献1では、接続制御装置が、複数のAPにおける通信負荷情報を取得し、通信負荷情報に基づいてAPに対して接続禁止指令や接続指令を送信する。
特開2017−038126号公報
Wi−Fi EasyMeshTM規格では、マルチAPネットワーク上のコントローラは1つであることが規定されているが、コントローラの具体的な選択方法は規定されていない。また、コントローラの役割を担うAPを、別のAPへ変更する方法も規定されていない。そのため、マルチAPネットワーク上の複数のAPに対し各々にコントローラとしての役割設定を行うと、一つのマルチAPネットワーク上に複数のコントローラが存在してしまうという問題がある。
本発明はこの問題を解決するためになされたものであり、複数のアクセスポイントが他のアクセスポイントを制御するコントローラとして動作することを防ぎ、コントローラとして動作するアクセスポイントをより適切に決定することを可能にする。
上記目的を達成するために、本発明の通信装置は、無線LANを構築するアクセスポイントとして動作する通信装置であって、少なくとも一つ以上のアクセスポイントを含んで構成されるネットワークにおいて他のアクセスポイントを制御するコントローラとして動作するための選択指示を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられた選択指示において用いられたコントローラ選択方法を特定する特定手段と、前記ネットワークにおいて既にコントローラとして動作している他の通信装置を探索する探索手段と、前記探索手段によって見つかった他の通信装置から、当該他の通信装置において用いられたコントローラ選択方法を示す情報を取得する取得手段と、前記特定手段によって特定されたコントローラ選択方法と前記取得手段によって取得された情報が示すコントローラ選択方法との比較に基づいて、前記コントローラとして動作する装置を前記他の通信装置から前記通信装置へ変更するか否かを決定する決定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、複数のアクセスポイントが他のアクセスポイントを制御するコントローラとして動作することを防ぎ、コントローラとして動作するアクセスポイントをより適切に決定することが可能となる。
実施形態1に係る通信システムのネットワーク構成を示す図である。 通信装置の機能構成を示す図である。 通信装置において実行される処理を示すフローチャートである。 探索応答メッセージの拡張フォーマットの一例を示す図である。 通信装置において実行される処理を示すフローチャートである。 通信装置間の制御シーケンスを説明する図である。 通信装置間の制御シーケンスを説明する図である。 実施形態2に係る通信装置において実行される処理を示すフローチャートである。 実施形態2に係る通信装置間の制御シーケンスを説明する図である。 実施形態2に係る通信装置間の制御シーケンスを説明する図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明をその実施形態のいくつかの例に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
<実施形態1>
図1に、本実施形態に係る通信システムのネットワーク構成を示す。通信装置101〜104は、マルチAPネットワーク110上で無線通信を行う。
通信装置101と102はIEEE802.11シリーズ規格に準拠した無線LANを構築するAPとして動作する装置である。通信装置103と104は各々AP101及び/又は102が構築した無線LANに接続するステーション(以下、STA)として動作する装置である。また、通信装置101はWAN105に接続され、他の通信装置102〜104の通信を中継してWANに接続させることができる。なお、通信装置101と102は無線通信に加えて、又は代えて有線で通信しても良い。
ここで、通信装置101と通信装置102の何れか一方のAPは、他のAPを制御してマルチAPネットワーク110全体を制御する機能を備えるコントローラの役割を担う。また、コントローラの役割を担わない他方のAPは、コントローラの管理下に入り、ネットワーク情報をコントローラに報知する機能を備えるエージェントの役割を担う。例えば、コントローラは所定の制御メッセージを送信することにより、エージェントの接続チャネルや送信パワーを制御する。更に、コントローラは、エージェントを異なるBSS(Basic Service Set)へ移行させたり、STAのステアリング(ローミング等)を制御したり、その他、データトラフィックの制御やネットワークの診断などを行う。一方、エージェントがコントローラに報知するネットワーク情報とは、例えばエージェント自身の能力情報(HT Capabilityや、VHT Capability等)やエージェントに接続しているSTA及びAPの能力情報である。尚、エージェントに接続しているAPとは、Backhaul STAと呼ばれるマルチAPデバイスのSTA機能を指す。このほか、ネットワーク情報には、無線LAN接続チャネルの情報、電波干渉に係る情報、STAのリンク情報(接続や切断の通知)、トポロジの変化を通知するための情報、Beaconフレームのメトリクス情報などが含まれてもよい。なお、コントローラの役割を担うAPが、エージェントの機能を同時に備えていてもよく、本実施形態では通信装置101と通信装置102の何れもが、コントローラの機能とエージェントの機能の両方を備えているものとする。Wi−Fi EasyMeshTM規格では、1つのマルチAPネットワークにおいてコントローラは1つと規定されている。エージェントは複数存在しても構わない。従って、本実施形態では、通信装置101と通信装置102の何れか一方のAPがコントローラとして動作し、他方がエージェントとして動作するものとして説明する。
尚、通信装置101や102の具体例として、無線LANルータやPC、タブレット端末、スマートフォン、テレビ、プリンタ、複写機、プロジェクタ等があるが、後述のハードウェア構成及び機能構成を満たすものであればこれらに限定されない。
図2に、通信装置101(及び102)のハードウェア構成を示す。通信装置101は、記憶部201、制御部202、機能部203、入力部204、出力部205、通信部206、アンテナ207を備える。
記憶部201はROMやRAM等のメモリにより構成され、後述する各種動作を行うためのプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の情報を記憶する。なお、記憶部201として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体を用いてもよい。また、記憶部201が複数のメモリ等を備えていてもよい。
制御部202はCPUやMPU等のプロセッサにより構成され、記憶部201に記憶されたプログラムを実行することにより通信装置101全体を制御する。また、制御部202は、記憶部201に記憶されたマルチAPコントローラ部208、及びマルチAPエージェント部209として機能するプログラムのうち、通信装置101の設定や操作により決定される少なくとも一つの機能を実行する。
通信装置101がコントローラの役割とエージェントの役割を同時に担う場合には、マルチAPコントローラ部208とマルチAPエージェント部209の両方の機能が有効化される。通信装置101がコントローラの役割のみを担う、つまりエージェントの役割を担わない場合には、マルチAPコントローラ部208の機能が有効化され、マルチAPエージェント部209の機能は無効化される。逆に、通信装置101がエージェントの役割のみを担う、つまりコントローラの役割を担わない場合には、マルチAPコントローラ部208の機能は無効化され、マルチAPエージェント部209の機能が有効化される。マルチAPコントローラ部208の機能により、通信装置101はエージェントから受信したネットワークトポロジ情報やディスカバリー情報に基づいて、エージェントに指示を出してマルチAPネットワークを制御する。ここで、トポロジ情報は例えばWi−Fi EasyMesh仕様に基づく1905 Topology Notification messageや1905 Topology Response messageである。ディスカバリー情報は、例えば1905 AP−Autoconfiguration Search messageや1905 AP−Autoconfiguration Response messageである。これらはWi−Fi EasyMesh仕様に基づくメッセージである。これらの情報に基づいて、コントローラは、Wi−Fi EasyMesh仕様でマルチAP制御メッセージとして規定されたClient Association Control Request messageを送信することができる。これにより、マルチAPネットワークにおける他のBSSにSTAが接続することを禁止させ、所定のBSSへ明示的にSTAをステアリング(ローミング)し、BSS間で効率的なSTAステアリングを可能とする。なお、通信装置101がコントローラの役割を担わない場合には、マルチAPコントローラ部208を備えない機能構成であってもよい。
制御部202は、記憶部201に記憶されたプログラムとOS(Operating System)との協働により通信装置101全体を制御するようにしてもよい。また、制御部202がマルチコア等の複数のプロセッサを備え、複数のプロセッサにより通信装置101全体を制御するようにしてもよい。
また、制御部202は、機能部203を制御して、印刷や投影等の所定の処理を実行する。機能部203は、通信装置101が所定の処理を実行するためのハードウェアである。例えば、通信装置101がプリンタである場合、機能部203は印刷部であり、印刷処理を行う。機能部203が処理するデータは、記憶部201に記憶されているデータであってもよいし、後述する通信部206を介して他の通信装置と通信したデータであってもよい。
入力部204は、マウス等のポインティングデバイスや音声入力、ボタン操作等を介してユーザからの各種操作の受付を行う。出力部205は、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部205による出力とは、LEDへの表示や画面上への表示、スピーカーによる音声出力、振動出力等の少なくとも1つを含む。なお、タッチパネルのように入力部204と出力部205の両方を1つのモジュールで実現するようにしてもよい。
通信部206は、データリンク層のプロトコルであるIEEE802.11シリーズ規格に準拠した無線LANの制御や、IEEE802.3規格に基づく有線LAN等の有線通信の制御を行う。更に、ネットワーク層の通信プロトコルであるIP通信の制御等を行う。また、通信部206は、IEEE802.11規格やIEEE802.3規格に従った通信上で、IEEE1905.1規格に従ったプロトコルを実行し、Wi−Fi EasyMeshTM規格に従ったコントローラ及び/又はエージェントの制御を行う。尚、IEEE1905.1規格は、データリンク層とネットワーク層の間の階層に位置するプロトコルを規定した規格である。しかし、これに限らず、Bluetooth(登録商標)、NFC、UWB、ZigBee、MBOA等の他の無線通信方式に準拠した通信装置や他の有線通信方式に準拠した通信装置にも、本実施形態の構成を適用可能である。ここで、MBOAは、Multi Band OFDM Allianceの略である。また、UWBには、ワイヤレスUSB、ワイヤレス1394、WINETなどが含まれる。また、通信部206はアンテナ207を制御して、無線通信のための無線信号の送受信を行う。
図3は、通信装置101において、マルチAPネットワークのコントローラとして動作する旨の選択指示がなされた場合に実行される処理を示したフローチャートである。図3の各ステップは、記憶部201に記憶されたプログラムを制御部202が読み出し、実行することで実現される。尚、通信装置102においても、同様に図3の処理は実行可能である。また、図3に示すフローチャートの少なくとも一部をハードウェアにより実現してもよい。ハードウェアにより実現する場合、例えば、所定のコンパイラを用いることで、各ステップを実現するためのプログラムからFPGA上に自動的に専用回路を生成すればよい。FPGAとは、Field Programmable Gate Arrayの略である。また、FPGAと同様にしてGate Array回路を形成し、ハードウェアとして実現するようにしてもよい。また、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実現するようにしてもよい。
まず、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、コントローラとして動作する設定を行うための選択指示があるか否かを判断する(S301)。ユーザサービスプロバイダ変更指示がない場合には(S301のいいえ)、変更指示を受け付けるまで待機するべくS301へと処理を戻す。
S301の判断の結果、コントローラとして動作するための選択指示があると判断された場合(S301のはい)、マルチAPコントローラ部208はマルチAPネットワークにおいて既にコントローラとして動作中のAPを探索する(S302)。探索方法としては、例えばWi−Fi EasyMeshTM仕様に基づき、IEEE 1905.1規格に規定されたAP−Autoconfiguration Searchメッセージをマルチキャスト送信して行われる。しかし、この方法に限らず任意のプロトコルや任意のメッセージを利用してもよい。
なお、マルチAPネットワーク上のどのAPがコントローラの役割を担っているかを確認するための指示を、ユーザ操作等によって受け付けた場合には、通信装置101は、ユーザS301の処理の前にユーザS302の探索処理を行ってもよい。その場合、探索の結果見つかった既にコントローラとして動作中のAPを、ユーザが識別できるように出力部205を用いて出力する。
S302における探索処理を行い、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、マルチAPネットワーク上にコントローラとして既に動作しているAPが存在するか否かを判断する(S303)。ここでの判断は、例えばS302で送信したAP−Autoconfiguration Searchメッセージに対する応答(AP−Autoconfiguration Responseメッセージ)を受信したか否かに基づいて判断すればよい。なお、応答を受信しない場合には、所定期間または所定回数だけ再度S302の探索処理を行っても良い。
S303の判断の結果、マルチAPネットワーク上にコントローラとして動作しているAPが存在しないと判断された場合には(S303のいいえ)、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、自装置をコントローラとして設定する(S304)。コントローラとして設定された通信装置101は、以降はマルチAPネットワーク上のコントローラとして機能する。
S304の後、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、S301で受け付けた選択指示において用いられたコントローラ選択方法を記憶部201へ記録し(S305)、処理を終了する。ここで、コントローラ選択方法とは、APに対して、マルチAPネットワークのコントローラとして動作するための選択指示を行うための方法である。本実施形態において、3種類のコントローラ選択方法がある。一つ目は、ユーザ(エンドユーザ)の指定によってコントローラを選択する方法である。二つ目はサービスプロバイダによる指定によってコントローラを選択する方法である。三つ目は、自動選択アルゴリズムによりコントローラを選択する方法である。S305で通信装置101は、S301で受け付けた選択指示において用いられたコントローラ選択方法がこれら3つの方法のうちのどれであるかを示す情報を記憶部201へ記憶する。尚、ユーザの指定によってコントローラを選択する方法では、通信装置101の入力部204へのユーザによる操作に基づいて選択指示を受け付けてもよいし、スマートフォン等の外部装置から通信部206を介して選択指示を受け付けてもよい。また、サービスプロバイダによる指定は、WAN105及び通信部206を介して選択指示を受け付けるようにしてもよい。自動選択アルゴリズムは、コントローラを一つに決定できる方法であれば任意のアルゴリズムであってよい。尚、コントローラが電源OFF等によって自身の役割を停止する場合や、マルチAPネットワークから離脱する場合には、自動選択アルゴリズムにより、マルチAPネットワーク上のコントローラ機能を有するAPの中から新規にコントローラが選択される。このように、マルチAPネットワーク上にコントローラが見つからない場合には、任意のAPを新規コントローラとして役割設定することが可能である。
S303の判断の結果、マルチAPネットワーク上にコントローラとして動作しているAPが存在すると判断された場合には、S306へ進む。S306において通信装置101は、コントローラとして動作しているAPにおいて用いられたコントローラ選択方法を示す情報を、このAPから取得する。取得方法としては、例えば前述したコントローラの探索時に受信したAP−Autoconfiguration Responseメッセージから取得する。又は、探索の結果発見されたコントローラへ、改めて選択方法を問い合わせるためのメッセージを送信し、その応答から取得してもよい。
図4に、本実施形態において、コントローラ選択方法の通知に使用するAP−Autoconfiguration Responseメッセージの拡張フォーマットの一例を示す。Controller Selection Response TLV (type−length−value) formatはWi−Fi EasyMeshTM規格固有のフォーマットである。Controller Selection Response TLV formatは、tlvType、tlvLength、tlvValueの3つのフィールドから構成される。また、マルチAPエージェントからのAP−Autoconfiguration Searchメッセージに対する応答に使われる。本実施形態では、図に示す通り各フィールドの長さを各々1octet、2octet、1octetとして定義するが、フォーマットはこれらのフィールド及びフィールド長に限定されない。
tlvTypeフィールドへは、本メッセージがController Selection Response TLVであることを示す所定の値を設定する。なお、tlvTypeフィールドの値はマルチAP TLVフォーマットのタイプを識別するために定義された、フォーマット毎に固有の値であり、本実施例においては任意の値を利用可能とする。
tlvLengthフィールドは、後続のフィールドにおけるoctet数を示す値であり、本実施形態では後続のtlvValueフィールドのoctet数である1を設定するものとする。
tlvValueフィールドは、コントローラ選択方法を識別するための情報である。値が0x00の場合はエンドユーザ指定により選択されたコントローラ、値が0x01の場合はサービスプロバイダ指定により選択されたコントローラ、値が0x02の場合は自動選択アルゴリズムにより選択されたコントローラであることを示す。0x03から0xFFまでの値は、将来これら以外の指定方法を定義するために予約されているものとする。なお、本実施形態ではコントローラ選択方法のうち、優先度が高いものから順にエンドユーザ指定、サービスプロバイダ指定、自動選択アルゴリズムとして説明する。しかしながら、マルチAPネットワーク上で共通の定義がなされていれば、これに限らず任意の選択方法や任意の優先順位に基づいてコントローラの選択を制御することが可能である。また、コントローラの選択方法を識別する情報を含む構成であれば、Controller Selection Response TLV formatの各フィールド値は上述した値に限定されず任意の値を使用することができる。通知方法もController Selection Responseを使った通知方法に限らず任意の通知方法であってもよい。このように、本実施形態ではコントローラ選択方法に関する情報を含むようIEEE 1905.1規格に規定されたAP−Autoconfiguration Responseメッセージを拡張して、コントローラ選択方法の通知に使用する。
図3へ説明を戻す。S307において、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、S301で受け付けた選択指示において用いられたコントローラ選択方法(以下、新規コントローラ選択方法)がエンドユーザ指定のコントローラ選択方法であるか否かを判断する。
S307の判断の結果、新規コントローラ選択方法がエンドユーザ指定であると判断された場合は(ステップS307のはい)、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、自装置を新しいマルチAPコントローラへ役割変更する(ステップS308)。なお、前述した通りコントローラ装置は同時にエージェントとして機能してもよく、その場合、エージェント部209の機能を有効にしたままコントローラ部208の機能を有効化することで、コントローラの機能とエージェントの機能を同時に機能させる。このように、新規コントローラ選択方法がエンドユーザ指定の場合は、既にコントローラとして動作しているAPにおいて用いられたコントローラ選択方法(以下、現コントローラ選択方法)に関わらず無条件でコントローラの変更を実施する。すなわち、現在のコントローラがエンドユーザ指定によって選択されたコントローラであっても、後のエンドユーザ指定により設定を上書きしてコントローラは変更される。
続いて、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、新規コントローラ選択方法として「エンドユーザ指定」を記憶部201に記録する(ステップS309)。記録されたコントローラ選択方法は、エージェントからコントローラ探索メッセージやコントローラ選択方法の問合せを受信した場合に、記憶部201から読み出して通知される。
さらに通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、現在のマルチAPコントローラに代わり自装置が新規マルチAPコントローラとして動作する旨を現在のマルチAPコントローラへ通知する。そして、コントローラ設定情報を取得する(ステップS310)。取得方法としては、IEEE 1905.1規格に規定された各種のメッセージを用いることが可能であるが、IEEE 1905.1に限らず任意のプロトコル、任意のフォーマットを用いてもよい。なお、コントローラ設定情報には、SSIDやチャネル設定、認証に必要となるパスワードや証明書、エージェントの管理情報やネットワークのトポロジ情報、ディスカバリー情報などの情報のうちの少なくとも一つが含まれる。
通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、取得したコントローラ設定情報を基に、新規コントローラとしての設定を行い(ステップS311)、処理を終了する。これ以降、通信装置101はマルチAPネットワークのコントローラとして、エージェントから取得したネットワークのトポロジ情報やディスカバリー情報に基づいて、エージェントへ指示を出してマルチAPネットワークの制御を行う。
一方、S307の判断の結果、新規コントローラ選択方法がエンドユーザ指定でないと判断された場合には(S307のいいえ)、マルチAPコントローラ部208は、新規コントローラ選択方法がサービスプロバイダ指定か否かを判断する(S312)。
S312の判断の結果、新規コントローラ選択方法がサービスプロバイダ指定であると判断された場合には(S312のはい)、マルチAPコントローラ部208は、さらに現コントローラ選択方法がエンドユーザ指定か否かを判断する(S313)。S313の判断の結果、現コントローラ選択方法がエンドユーザ指定でないと判断された場合には(S313のいいえ)、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、自装置を新しいマルチAPコントローラへ役割変更する(S314)。
続いて、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、新規コントローラ選択方法として「サービスプロバイダ指定」を記憶部201へ記録し(S315)、S310へ処理を移行する。ここでの記録方法の詳細は、前述のS309と同様のため説明を省略する。
一方S313の判断の結果、現コントローラ選択方法がエンドユーザ指定であると判断された場合、マルチAPコントローラ部208は、S301で受け付けた選択指示の指示元(この場合はサービスプロバイダ)へエラーを通知する(S316)。エラー通知の方法は、S301で受け付けた選択指示に対する応答として通知すればよく、任意のプロトコル、任意のフォーマットを用いることが可能である。なお、エラー通知にはエラーの原因等、詳細情報を含めてもよい。
S313〜S316で示したように、新規コントローラ選択方法がサービスプロバイダ指定の場合は、現コントローラ選択方法がエンドユーザ指定でなければコントローラの変更を実施する。現コントローラ選択方法がエンドユーザ指定であればコントローラを変更せずに処理を終了する。
一方、S312の判断の結果、新規コントローラ選択方法がサービスプロバイダ指定でない、即ち自動選択アルゴリズムであると判断された場合には(S312のいいえ)、S317の処理が行われる。S317において、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、現コントローラ選択方法がエンドユーザ指定またはサービスプロバイダ指定か否かを判断する(S317)。
S317の判断の結果、現コントローラ装置がエンドユーザ指定でもサービスプロバイダ指定でもないと判断された場合には(S317のいいえ)、S318の処理が行われる。S318において、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、自動選択アルゴリズムにより自装置が新規マルチAPコントローラとなるか否かを選択する(S318)。自動選択アルゴリズムは任意の方法が用いられ得るため、詳細な説明は省略する。
続いて、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、新規コントローラ選択方法として「自動選択アルゴリズム」を記憶部201に記録し(ステップS319)、S310へ処理を移行する。ここでの記録方法の詳細は、前述のS309と同様のため説明を省略する。
S317の判断の結果、現コントローラ選択方法がエンドユーザ指定またはサービスプロバイダ指定であると判断された場合(S317のはい)、マルチAPコントローラ部208は、S301で受け付けた選択指示の指示元へエラーを通知する(S316)。
S316〜S319で示したように、新規コントローラ選択方法が自動選択アルゴリズムの場合は、現コントローラ選択方法も自動選択アルゴリズムの場合に限りコントローラの変更を実施する。現コントローラ選択方法がエンドユーザ指定またはサービスプロバイダ指定であればコントローラを変更せずに処理を終了する。
図5は、通信装置101において、コントローラの役割を無効化する場合に実行される処理を示すフローチャートである。図5の各ステップは、記憶部201に記憶されたプログラムを制御部202が読み出し、実行することで実現される。尚、通信装置102においても、同様に図5の処理は実行可能である。また、図5に示すフローチャートの少なくとも一部をハードウェアにより実現してもよい。ハードウェアにより実現する場合、例えば、所定のコンパイラを用いることで、各ステップを実現するためのプログラムからFPGA上に自動的に専用回路を生成すればよい。FPGAとは、Field Programmable Gate Arrayの略である。また、FPGAと同様にしてGate Array回路を形成し、ハードウェアとして実現するようにしてもよい。また、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実現するようにしてもよい。
まず、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、エージェントから探索メッセージを受信したか否かを判断する(S501)。前述した通り、例えばWi−Fi EasyMeshTM規格では、探索メッセージはIEEE1905.1規格に規定されたAP−Autoconfiguration Searchメッセージをマルチキャスト送信するよう定義されている。従ってここでの判断は、本メッセージを受信したか否かを判断すればよい。なお、探索メッセージとしては、本メッセージに限らず任意のプロトコルや任意のメッセージを利用することが可能である。
S501の判断の結果、エージェントから探索メッセージを受信していないと判断された場合には(S501のいいえ)、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、探索メッセージを受信するまで待機するべくS501へと処理を戻す。
一方、S501の判断の結果、エージェントから探索メッセージを受信したと判断された場合には(S501のはい)、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、記憶部201に記録されたコントローラ選択方法を読み込む(S502)。コントローラ選択方法は、前述したS305、S309、S315、S319の何れかにおいて、自装置がコントローラとして機能する際に記憶部201へ記録された情報である。
続いて、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、S502で読み込んだコントローラ選択方法に基づいて、探索応答メッセージを生成し、エージェントへ送信する(S503)。探索応答メッセージの送信先は、前述したS501で探索メッセージを送信したエージェントである。なお、探索応答メッセージは、例えば図4で示したAP−Autoconfiguration Responseメッセージの拡張フォーマットが用いられる。
さらに、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、探索応答メッセージを送信したエージェントから、役割変更通知を受信したか否かを判断する(S504)。役割変更通知は、前述したS310で説明した通り、現在のマルチAPコントローラに代わり新たなAPが新規マルチAPコントローラとして役割変更する場合に通知される。なお、役割変更通知を受信しない場合には、所定期間または所定回数だけ再度エージェントからの役割変更通知を待ってもよい。
S504の判断の結果、エージェントから役割変更通知を受信していないと判断された場合には(S504のいいえ)、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は処理を終了し、コントローラとしての動作を継続する。
一方、S504の判断の結果、エージェントから役割変更通知を受信したと判断された場合には(S504のはい)、マルチAPコントローラ部208は、コントローラ設定情報を新規マルチAPコントローラとして動作を開始するAPへ転送する(S505)。転送方法やコントローラ設定情報の詳細は、S310で説明済みのため、ここでは説明を省略する。なお、本実施形態ではエージェントからの役割変更通知に応じてコントローラがコントローラ設定情報を転送するものとした。しかし、コントローラ設定情報の転送方法としてはこれに限らず、任意のタイミングでコントローラ装置が転送してもよいし、コントローラに代わりコントローラ設定情報を管理する他のエージェントが転送してもよい。
最後に、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、自装置のマルチAPコントローラ機能を無効化し、処理を終了する(S506)。なお、通信装置101がコントローラとエージェントの両方として機能していた場合には、コントローラの機能だけを停止し、エージェントの機能は継続される。
図5に示したフローチャートの処理の結果、通信装置101はマルチAPネットワーク上の新規コントローラとなるAPに対しコントローラ設定情報を転送し、自装置のコントローラの機能を無効化することができる。
続いて、本実施形態の通信装置101と通信装置102のシステム全体の制御処理について、図6及び図7を用いて説明する。
図6に、コントローラ選択方法としてサービスプロバイダ指定が用いられたコントローラから、エンドユーザ指定によってコントローラが変更される場合の制御シーケンスを示す。なお、同図ではAP101がサービスプロバイダにより選択指示され、コントローラとして機能するよう設定され、AP102がエージェントとして機能するよう予め設定されているものとする。
AP102は、エンドユーザからのコントローラとしての役割設定指示(601)に応じて、マルチAPネットワーク上の現コントローラの探索を開始する(602)。
コントローラの探索シーケンスとして、AP101とAP102はAP−Autoconfiguration Searchメッセージ(603)及びAP−Autoconfiguration Responseメッセージ(604)を送受信する。なお、AP−Autoconfiguration Responseメッセージ(604)は、図4で示したAP−Autoconfiguration Responseメッセージの拡張フォーマットである。AP102は、AP101からのAP−Autoconfiguration Responseメッセージ(604)を受信することにより、サービスプロバイダ指定のコントローラであるAP101を発見する(605)。
続いてAP102は、現コントローラであるAP101のコントローラ選択方法サービスプロバイダ指定であること、及び自装置におけるコントローラ選択方法がエンドユーザ指定であることに基づいて、コントローラを変更すると決定する。そして、自装置をコントローラとして役割設定する(606)。
コントローラとしての役割を設定したAP102は、自装置がコントローラへ役割を変更したことをAP101へ通知する(607)。
AP102から役割変更通知(607)を受信したAP101は、コントローラ設定情報をAP102へ転送し(608)、自装置のコントローラとしての役割を無効化する(609)。なお、AP101がコントローラとエージェントの両方として機能していた場合には、コントローラの機能だけを停止し、エージェントの機能を継続してもよい。
一方、AP102は、AP101から取得したコントローラ設定情報を基にコントローラとしての設定を行い(610)、新しいマルチAPコントローラとして機能する。
最後にAP102は、コントローラとしての役割設定指示(601)が成功したことを、指示元であるエンドユーザへ表示等を行うことによって通知する(611)。
このように、マルチAPネットワーク上にサービスプロバイダ指定のコントローラが存在していても、エンドユーザは自身が選択する装置を新しいコントローラとして設定することができる。また、現在のコントローラから設定情報を引き継ぐことで、ユーザが改めて、新たなコントローラへ様々な設定を行う手間を省くことができる。
なお、図6ではAP101がサービスプロバイダのオペレーターによりコントローラとして機能するよう予め設定される例を示した。同様に、自動選択アルゴリズムによりコントローラとして機能するよう予め設定された場合にも、エンドユーザは自身が選択する装置を新しいコントローラとして選択することができる。
続いて図7に、コントローラ選択方法としてエンドユーザ指定が用いられたコントローラから、サービスプロバイダ指定によってコントローラの変更を行った場合の制御シーケンスを示す。図6のシーケンスとは異なり、同図ではAP101がエージェントとして機能するよう設定され、AP102がエンドユーザにより選択指示され、コントローラとして機能するよう予め設定されているものとする。
AP101は、サービスプロバイダからのコントローラとしての役割設定指示(701)に応じて、マルチAPネットワーク上の現コントローラの探索を開始する(702)。
コントローラの探索シーケンスとして、AP101とAP102はAP−Autoconfiguration Searchメッセージ(703)及びAP−Autoconfiguration Responseメッセージ(704)を送受信する。なお、AP−Autoconfiguration Responseメッセージ(704)は、図4で示したAP−Autoconfiguration Responseメッセージの拡張フォーマットである。AP101は、AP102からAP−Autoconfiguration Responseメッセージ(704)を受信することにより、エンドユーザ指定のコントローラであるAP102を発見する(705)。
続いてAP101は、現コントローラであるAP102のコントローラ選択方法がエンドユーザ指定であること、及び自装置におけるコントローラ選択方法がサービスプロバイダ指定であることに基づいて、コントローラを変更しないと決定する。そして、受け付けたコントローラの役割設定指示(701)が失敗したことを、指示元であるサービスプロバイダへ通知する(706)。
このように、マルチAPネットワーク上にエンドユーザ指定のコントローラが存在している場合には、サービスプロバイダは自身が選択する装置を新しいコントローラとして設定することができない。すなわち、エンドユーザ指定によるコントローラが、マルチAPネットワーク外のサービスプロバイダにより意図せず設定変更されるのを防止することができる。
なお、図7ではAP101がサービスプロバイダのオペレーターによりコントローラとして役割設定の指示を受ける例を示した。同様に、自動選択アルゴリズムによりコントローラとして機能するよう設定指示を受けた場合にも、エンドユーザ指定によるコントローラが意図せず設定変更されるのを防止することができる。この場合、コントローラとしての役割設定指示(701)が失敗したことは、AP101の出力部205へ出力することで通知される。
以上説明したように、本実施形態によれば、マルチAPネットワークにおいて複数のコントローラが同時に存在してしまうことを防ぐことができる。また、新たにコントローラとして動作しようとする装置と既にコントローラとして動作中の装置それぞれのコントローラ選択方法を特定し、これらを比較し、より優先度の高いコントローラ選択方法を用いて設定されたAPをコントローラに決定する。これにより、コントローラとして動作するAPをより適切に決定することができるようになる。
<実施形態2>
実施形態1では、コントローラとしての役割設定指示を受け付けたことに応じて現コントローラを探索し、現コントローラから受信した探索応答メッセージに含まれる現コントローラのコントローラ選択方法に関する情報を取得する構成とした。これに対して本実施形態では、マルチAPネットワークへの参加時にコントローラから受信した探索応答メッセージを記録し、記録した探索応答メッセージに含まれるコントローラ選択方法に関する情報を取得する例を説明する。なお、本実施形態の通信装置の機能構成は、実施形態1の通信装置101(及び102)と同様であるため、説明を省略する。
図8は、エージェントとして動作している通信装置101がコントローラへ役割を変更する場合に、実行される処理を示すフローチャートである。図8の各ステップは、通信装置101の記憶部201に記憶されたプログラムを制御部202のマルチAPコントローラ部208及びマルチAPエージェント部209が読み出し、実行することで実現される。同図において、ステップS805〜S817の処理は、各々図3のステップS307〜S319の処理と同様であるため、説明を省略する。尚、通信装置102においても、同様に図8の処理は実行可能である。また、図8に示すフローチャートの少なくとも一部をハードウェアにより実現してもよい。ハードウェアにより実現する場合、例えば、所定のコンパイラを用いることで、各ステップを実現するためのプログラムからFPGA上に自動的に専用回路を生成すればよい。FPGAとは、Field Programmable Gate Arrayの略である。また、FPGAと同様にしてGate Array回路を形成し、ハードウェアとして実現するようにしてもよい。また、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実現するようにしてもよい。
まず、通信装置101のマルチAPエージェント部209は、ユーザからの指示に応じてマルチAPネットワーク110へ参加する(S801)。マルチAPネットワークへの参加方法としては、例えばWi−Fi EasyMeshTM仕様に基づき、Wi−Fi Protected Setup(以下、WPS)を用いることが可能である。又は、Device Provisioning Protocol(以下、DPP)を用いてもよい。WPSとDPPはWi−Fi Allianceが策定した規格であり、SSIDや暗号鍵等の無線LAN接続に必要な通信パラメータを通信装置に簡単に設定するための規格である。なお、マルチAPネットワークへの参加方法としては、これらの方式やプロトコルに限定されない。
通信装置101のマルチAPエージェント部209は、現コントローラが用いたコントローラ選択方法を取得して記録する(S802)。ここでは、前S301のマルチAPネットワーク参加時にコントローラから受信する探索応答メッセージから、コントローラ選択方法を取得して記憶部201へ記録するものとする。なお、マルチAPネットワークへの参加時にコントローラを探索する方法は、図3のS302と同様であるため説明を省略する。
続いて、通信装置101のマルチAPコントローラ部208は、コントローラとして動作するための選択指示があるか否かを判断する(S803)。本ステップの処理は、図3のS301と同様であるため、説明を省略する。
S803の判断の結果、コントローラとして動作するための選択指示があると判断された場合(S803のはい)、マルチAPコントローラ部208は現在のコントローラにおいて用いられたコントローラ選択方法を記憶部201から読み込む(S804)。ここでは、前述のS302で記録されたコントローラ選択方法を、記憶部201から読み込むものとする。なお、本ステップで読み込んだコントローラ選択方法は、以降のステップS811及びステップS815の判断に用いられる。
続いて、本実施形態の通信装置101と通信装置102のシステム全体の制御処理について、図9及び図10を用いて説明する。
図9に、コントローラ選択方法としてサービスプロバイダ指定が用いられたコントローラから、エンドユーザ指定によってコントローラが変更される場合の制御シーケンスを示す。なお、同図ではAP101がサービスプロバイダにより選択指示され、コントローラとして機能するよう設定され、AP102がエージェントとして機能するよう予め設定されているものとする。APがコントローラやエージェントとして起動する場合、Wi−Fi EasyMeshTM仕様に基づき所定の機能を立ち上げる。例えば、APがエージェントとして起動すると、マルチAPネットワークへ参加するためにBackhaul STAと呼ばれるマルチAPデバイスのSTA機能を立ち上げ、ネットワークへの参加処理を開始する。一方、APがコントローラとして起動すると、Fronthaul APと呼ばれるマルチAPデバイスのAP機能を立ち上げ、他のSTA装置や他のAPで起動されたBackhaul STAからの接続を待ち受ける。
まず、ユーザのWPSのプッシュボタン押下に対応する操作により(901、902)、エージェントであるAP102はマルチAPネットワークへの参加を開始する。
マルチAPネットワークへの参加シーケンスでは、Wi−Fi EasyMeshTM仕様に基づいて、WPS AuthenticationやWPS Associationなどの無線フレーム(903)がAP101とAP102の間で送受信される。更には、AP−Autoconfiguration Searchメッセージ(904)、AP−Autoconfiguration Responseメッセージ(905)がAP101とAP102の間で送受信される。
なお、AP−Autoconfiguration Responseメッセージ(905)は、図4で示したAP−Autoconfiguration Responseメッセージの拡張フォーマットである。AP102は、AP101からのAP−Autoconfiguration Responseメッセージ(905)を受信することにより、コントローラ選択方法としてサービスプロバイダ指定が用いられたAP101を発見する(906)。更に、現コントローラ(AP101)のコントローラ選択方法(この場合は、サービスプロバイダ指定)を記憶装置へ記録する(907)。
また、AP102は、エンドユーザからのコントローラとして動作するための選択指示(908)に応じて、現コントローラ(AP101)のコントローラ選択方法を記憶装置から読み込み(909)、以降のシーケンスへと処理を進める。
なお、同図においてシーケンス(910)〜(915)の各シーケンスの詳細は、図6のシーケンス(606)〜(611)と同様であるため、説明を省略する。
なお、図9ではAP101がサービスプロバイダのオペレーターによりコントローラとして機能するよう予め設定される例を示した。同様に、自動選択アルゴリズムによりコントローラとして機能するよう予め設定された場合にも、エンドユーザは自身が選択する装置を新しいコントローラとして選択することができる。
続いて図10に、コントローラ選択方法としてエンドユーザ指定が用いられたコントローラから、サービスプロバイダ指定によってコントローラへの変更を行った場合の制御シーケンスを示す。図9のシーケンスとは異なり、同図ではAP101がエージェントとして機能するよう設定され、AP102がエンドユーザにより選択指示され、コントローラとして機能するよう予め設定されているものとする。
まず、ユーザのWPSのプッシュボタン押下に対応する操作により(1001、1002)、エージェントであるAP101はマルチAPネットワークへの参加を開始する。
マルチAPネットワークへの参加シーケンスでは、図9のシーケンス(903〜905)と同様に、WPS AuthenticationやWPS Associationなどの無線フレーム(1003)がAP101とAP102の間で送受信される。また、AP−Autoconfiguration Searchメッセージ(1004)や、AP−Autoconfiguration Responseメッセージ(1005)がAP101とAP102の間で送受信される。
なお、AP−Autoconfiguration Responseメッセージ(1005)は、図4で示したAP−Autoconfiguration Responseメッセージの拡張フォーマットである。AP101は、AP102からAP−Autoconfiguration Responseメッセージ(1005)を受信することにより、エンドユーザ指定のコントローラであるAP102を発見する(1006)。そして、現コントローラー(AP102)のコントローラ選択方法(ここでは、エンドユーザ指定)を記憶装置へ記録する(1007)。
また、AP101は、サービスプロバイダからのコントローラとしての役割設定指示(1008)に応じて、現コントローラー(AP102)の選択方法を記憶装置から読み込む(1009)。その結果、現コントローラであるAP102のコントローラ選択方法がエンドユーザ指定であること、及び自装置のコントローラ選択方法がサービスプロバイダ指定であることに基づいて、コントローラを変更しないと決定する。そして、受け付けたコントローラの役割設定指示(1008)が失敗したことを、指示元であるサービスプロバイダへ通知する(1010)。
なお、図10ではAP101がサービスプロバイダのオペレーターによりコントローラとして役割設定の指示を受ける例を示した。同様に、自動選択アルゴリズムによりコントローラとして機能するよう設定指示を受けた場合にも、エンドユーザ指定によるコントローラが意図せず設定変更されるのを防止することができる。この場合、コントローラとしての役割設定指示(1008)が失敗したことは、AP101の出力部205へ出力することで通知される。
以上のように、本実施形態ではマルチAPネットワークへの参加時にコントローラから受信した探索応答メッセージを記録し、記録した探索応答メッセージに含まれるコントローラ選択方法に関する情報を取得する構成とした。その結果、コントローラ役割設定指示時に現コントローラを改めて探索しなくてもよくなり、実施形態1よりもより一層効率的にコントローラの決定処理を行うことができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態においては、コントローラ選択方法として三つの方法を例示したが、これら以外の方法を用いてもよいし、コントローラ選択方法の優先度も上述の順番に限るものではない。また、コントローラ選択方法の優先度自体をユーザが変更できるようにしてもよい。
上記実施形態においては、図4で示すように、既にコントローラとして動作している装置がコントローラ選択方法を示す情報を送信したが、コントローラ選択方法を示す情報としてコントローラ選択方法の優先度を示す情報を送信するようにしてもよい。これに限らず、送信されるコントローラ選択方法を示す情報は、コントローラ選択方法の比較ができる情報であればその他の内容であっても構わない。
本発明は例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記録媒体(記憶媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、撮像装置、webアプリケーション等)から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
201 記憶部
202 制御部
203 機能部
204 入力部
205 出力部
206 通信部
207 アンテナ
208 マルチAPコントローラ部
209 マルチAPエージェント部

Claims (9)

  1. 無線LANを構築するアクセスポイントとして動作する通信装置であって、
    少なくとも一つ以上のアクセスポイントを含んで構成されるネットワークにおいて他のアクセスポイントを制御するコントローラとして動作するための選択指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた選択指示において用いられたコントローラ選択方法を特定する特定手段と、
    前記ネットワークにおいて既にコントローラとして動作している他の通信装置を探索する探索手段と、
    前記探索手段によって見つかった他の通信装置から、当該他の通信装置において用いられたコントローラ選択方法を示す情報を取得する取得手段と、
    前記特定手段によって特定されたコントローラ選択方法と前記取得手段によって取得された情報が示すコントローラ選択方法との比較に基づいて、前記コントローラとして動作する装置を前記他の通信装置から前記通信装置へ変更するか否かを決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記探索手段によって他の通信装置が見つからなかった場合、前記通信装置は前記コントローラとして動作することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記決定手段によって、前記コントローラとして動作する装置を前記他の通信装置から前記通信装置へ変更すると決定された場合、前記通信装置が前記コントローラとして動作することを前記他の通信装置へ通知する通知手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2記載の通信装置。
  4. 前記決定手段によって、前記コントローラとして動作する装置を前記他の通信装置から前記通信装置へ変更すると決定された場合、前記他の通信装置が前記コントローラとして動作するために設定された設定情報を、当該他の通信装置から受信する受信手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記決定手段によって、前記コントローラとして動作する装置を前記他の通信装置から前記通信装置へ変更すると決定されなかった場合、前記通信装置は、前記他の通信装置による制御を受けるエージェントとして動作することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記コントローラ選択方法は、ユーザによる選択指示、サービスプロバイダによる選択指示、及び自動選択による選択指示を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記ネットワークは、Wi−Fi EasyMeshTM規格に基づくネットワークであり、前記取得手段は、IEEE 1905.1規格に規定されたAP−Autoconfiguration Responseメッセージに含まれた情報を取得することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 無線LANを構築するアクセスポイントとして動作する通信装置を制御する制御方法であって、
    少なくとも一つ以上のアクセスポイントを含んで構成されるネットワークにおいて他のアクセスポイントを制御するコントローラとして動作するための選択指示を受け付ける受付工程と、
    前記受け付けられた選択指示において用いられたコントローラ選択方法を特定する特定工程と、
    前記ネットワークにおいて既にコントローラとして動作している他の通信装置を探索する探索工程と、
    前記探索工程によって見つかった他の通信装置から、当該他の通信装置において用いられたコントローラ選択方法を示す情報を取得する取得工程と、
    前記特定されたコントローラ選択方法と前記取得された情報が示すコントローラ選択方法との比較に基づいて、前記コントローラとして動作する装置を前記他の通信装置から前記通信装置へ変更するか否かを決定する決定工程と、
    を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  9. 前記請求項1乃至7のいずれか一項に記載の通信装置としてコンピュータを動作させるためのプログラム。
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