JP2020053833A - 給湯システムおよびサーバ - Google Patents

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朗広 小椋
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Abstract

【課題】転居等によって新たな使用者が給湯装置を使用する場合に、給湯装置と携帯端末装置との適正なペアリングを確実に構築することが可能な給湯システムおよびサーバを提供する。【解決手段】給湯システム1は、通信中継器(ルータ20)を介して外部通信網と接続可能な給湯装置10と、外部通信網40に接続され、携帯端末装置30からの要求に基づき給湯装置10を制御するサーバ50と、を備える。サーバ50は、給湯装置10に対して遠隔制御を行い得る携帯端末装置30と当該給湯装置10とを対応付けたペアリング情報を、管理情報として記憶する。サーバ50は、給湯装置10から受信した情報に基づいて、当該給湯装置10が接続される通信中継器(ルータ20)が変化したことを判別した場合に、当該給湯装置10に対するペアリング情報を消去する。【選択図】図1

Description

本発明は、外部通信網と接続可能な給湯装置を携帯端末装置によって遠隔制御する給湯システム、および、当該給湯システムにおいて遠隔制御を管理するサーバに関する。
従来、給湯装置では、浴室やリビング、台所に設置されたリモートコントローラによって各種設定がなされていた。これに対し、最近では、携帯電話機等の携帯端末装置を用いて給湯装置に対する遠隔制御を行うシステムが検討されている。たとえば、以下の特許文献1には、携帯電話機を用いて給湯暖房機を遠隔制御するシステムが記載されている。
特許第4771846号公報
上記のような給湯システムでは、遠隔制御を行うための携帯端末装置と、遠隔制御の対象とされる給湯装置とを、互いに対応付ける必要がある。この対応付け(ペアリング)は、給湯システムのサーバで管理され、携帯端末装置からサーバに遠隔制御の要求があった場合に参照される。たとえば、遠隔制御の要求を行った携帯端末装置が、遠隔制御先の給湯装置に応付けられていない場合、サーバは、当該携帯端末装置からの遠隔制御要求を拒否する。これにより、給湯装置の使用者のセキュリティが担保される。
しかしながら、たとえば、転居等によって給湯装置の使用者が変わった場合、サーバに以前の使用者のペアリングが残っていると、以前の使用者によって不意に給湯装置が遠隔制御される畏れがある。これを避けるために、新たな使用者は、自身の携帯端末装置を給湯装置に対応付ける前に、以前の使用者のペアリングが残っていないかを逐次確認し、以前の使用者のペアリングが残っている場合には、さらに、このペアリングを解除する操作を行う必要がある。このような確認および消去の操作は、極めて煩雑である。
かかる課題に鑑み、本発明は、転居等によって新たな使用者が給湯装置を使用する場合に、給湯装置と携帯端末装置との適正なペアリングを確実に構築することが可能な給湯システムおよびサーバを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、給湯システムに関する。この態様に係る給湯システムは、通信中継器を介して外部通信網と接続可能な給湯装置と、前記外部通信網に接続され、携帯端末装置からの要求に基づき前記給湯装置を制御するサーバと、を備える。ここで、前記サーバは、前記給湯装置に対して遠隔制御を行い得る携帯端末装置と当該給湯装置とを対応付けたペアリング情報を、管理情報として記憶し、前記給湯装置から受信した情報に基づいて、当該給湯装置が接続される前記通信中継器が変化したことを判別した場合に、当該給湯装置に対する前記ペアリング情報を消去する。
本態様に係る給湯システムによれば、給湯装置が接続される通信中継器が変化したことに応じて、サーバに登録されているペアリング情報が自動で消去される。これにより、給湯システムの新たな使用者が新たな通信中継器を給湯装置に接続すると、古いペアリング情報が自動で消去され、古い使用者のペアリング情報がサーバに残ることがない。よって、転居等によって新たな使用者が給湯装置を使用する場合に、給湯装置と携帯端末装置との適正なペアリングを確実に構築することができる。
本態様に係る給湯システムにおいて、前記サーバは、前記ペアリング情報とともに、当該給湯装置が接続される前記通信中継器の識別情報を、管理情報として記憶し、前記給湯装置から前記通信中継器の識別情報を含む情報を受信した場合に、当該給湯装置の前記管理情報に含まれる前記通信中継器の識別情報と、受信した前記情報に含まれる前記通信中継器の識別情報とが互いに相違することを条件として、当該給湯装置に対する前記ペアリング情報を消去するよう構成され得る。
この構成によれば、給湯装置からサーバに通信中継器の識別情報を含む情報が送信されることにより、随時、サーバにおいて通信中継器が変更されたか否かが確認され、通信中継器が変更されたことが確認された場合に、自動で、ペアリング情報が消去される。よって、サーバにおいて、確実に、不適正な状態のペアリング情報を消去することができる。
この場合、前記サーバは、前記ペアリング情報の消去とともに、さらに、前記管理情報に含まれる前記通信中継器の識別情報を、前記受信した情報に含まれる前記通信中継器の識別情報に書き換えるよう構成され得る。
この構成によれば、新たな通信中継器の登録を円滑に行うことができる。
上記構成において、前記通信中継器の識別情報を含む情報は、前記給湯装置に関連して設置された設備が変更されたことに応じて前記給湯装置から前記サーバに送信される構成情報とされ得る。
この構成によれば、通信中継器が交換されたことに応じて構成情報がサーバに送信されるため、通信中継器の交換に応じて、ペアリング情報が消去されることになる。よって、通信中継器の交換に応じて迅速かつ確実に、ペアリング情報を消去することができる。
本態様に係る給湯システムにおいて、前記通信中継器の識別情報は、たとえば、BSSIDとされ得る。
本態様に係る給湯システムにおいて、前記給湯装置は、表示部を備え、前記サーバは、前記ペアリング情報を消去したことの通知を前記給湯装置に送信し、前記給湯装置は、前記通知を前記サーバから受信したことに応じて、前記ペアリング情報が消去されたことを前記表示部に表示させるよう構成され得る。
この構成によれば、給湯装置の新たな使用者は、表示装置による表示により、古いペアリング情報が消去されたことを把握できる。これにより、自身のペアリングの設定を、安心して円滑に進めることができる。
本発明の第2の態様は、通信中継器を介して外部通信網に接続された給湯装置を携帯端末装置からの要求に基づき制御するサーバに関する。この態様に係るサーバは、記給湯装置に対して遠隔制御を行い得る携帯端末装置と当該給湯装置とを対応付けたペアリング情報を、管理情報として記憶する記憶部と、前記給湯装置から受信した情報に基づいて、当該給湯装置が接続される前記通信中継器が変化したことを判別した場合に、当該給湯装置に対する前記ペアリング情報を消去する制御部と、を備える。
本態様に係るサーバによれば、上記第1の態様と同様の効果が奏され得る。
本態様に係るサーバにおいて、前記記憶部は、前記ペアリング情報とともに、当該給湯装置が接続される前記通信中継器の識別情報を、管理情報として記憶し、前記制御部は、前記給湯装置から前記通信中継器の識別情報を含む情報を受信した場合に、当該給湯装置の前記管理情報に含まれる前記通信中継器の識別情報と、受信した前記情報に含まれる前記通信中継器の識別情報とが互いに相違することを条件として、当該給湯装置に対する前記ペアリング情報を消去するよう構成され得る。
この場合、前記制御部は、前記ペアリング情報の消去とともに、さらに、前記管理情報に含まれる前記通信中継器の識別情報を、前記受信した情報に含まれる前記通信中継器の識別情報に書き換えるよう構成され得る。
また、前記通信中継器の識別情報を含む情報は、前記給湯装置に関連して設置された設備が変更されたことに応じて前記給湯装置から前記サーバに送信される構成情報とされ得る。
また、前記通信中継器の識別情報は、BSSIDとされ得る。
これらの構成によれば、上記第1の態様に示した対応する構成と同様の効果が奏され得る。
以上のとおり、本発明によれば、転居等によって新たな使用者が給湯装置を使用する場合に、給湯装置と携帯端末装置との適正なペアリングを確実に構築することが可能な給湯システムおよびサーバを提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施形態に係る給湯システムの構成を示す図である。 図2は、実施形態に係る給湯システムを構成する各機器の回路ブロックを示す図である。 図3(a)、(b)は、それぞれ、実施形態に係る、給湯装置と携帯端末装置とをペアリングするための、台所リモコンと携帯端末装置における処理を示すフローチャートである。 図4(a)は、実施形態に係る、給湯装置と携帯端末装置とをペアリングするための、サーバにおける処理を示すフローチャートである。図4(b)は、実施形態に係る、サーバにおいて管理される給湯装置と携帯端末装置とを対応付けた情報の構成を示す図である。 図5は、実施形態に係る、給湯装置と携帯端末装置とをペアリングする際に各装置間で行われる情報の送受信の流れを示すシーケンス図である。 図6(a)は、実施形態に係る、台所リモコンにおいて行われる構想情報の送信処理を示すフローチャートである。図6(b)は、実施形態に係る、サーバにおいて行われる構成情報の登録処理を示すフローチャートである。 図7(a)は、実施形態に係る、ペアリング情報の消去に伴い台所リモコンにおいて行われる処理を示すフローチャートである。図7(b)は、実施形態に係る、ペアリング情報が消去されたことを報知する画面の一例を示す図である。 図8(a)、(b)は、通信中継器が変更されたことを示す変更通知がサーバ50に送信される場合の台所リモコン13およびサーバ50で行われる処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る給湯システム1の構成を示す図である。
図1に示すように、給湯システム1は、給湯装置10と、ルータ20と、携帯端末装置30と、外部通信網40と、サーバ50とを備える。
給湯装置10は、給湯器11と、リモートコントローラ12、13を備えている。給湯器11は、ガスを燃料として湯を供給するガス給湯器である。給湯器11により生成された湯は、給湯口11aにそれぞれ接続された配管を介して、台所の蛇口や、浴槽、カラン等に供給される。給湯器11が、床暖房機能や、浴室暖房機能およびパネルヒータによる暖房機能を備える場合、これら機能を実現する機器に対して、給湯器11から湯が供給される。
リモートコントローラ12、13は、給湯器11に接続され、給湯装置10の各機能について種々の設定を行うために用いられる。リモートコントローラ12、13は、それぞれ、表示部121、131と、入力部122、132とを備える。操作者は、表示部121、131に表示された画面に従って入力部122、132を操作することにより、湯張りや給湯温度調節等について、任意の設定を行うことができる。リモートコントローラ12は、浴室に設置され、リモートコントローラ13は、キッチン等に設置される。
以下、浴室に設置されるリモートコントローラ12を、「浴室リモコン12」と称し、キッチン等に設置されるリモートコントローラ13を、「台所リモコン13」と称する。
ルータ20は、建物内(ここでは、宅内H10)に存在する各機器を、外部通信網40を介してサーバ50に接続するための無線ルータである。ルータ20には、ルータごとに個別に割り振られる識別子として、固有のBSSID(Basic Service Set Identifier)が割り振られている。
台所リモコン13は、無線通信により、ルータ20に接続される。ルータ20は、台所リモコン13を外部通信網40に接続するための通信中継器である。また、携帯端末装置30が宅内H10に存在する場合、携帯端末装置30は、無線通信によりルータ20に接続されて、サーバ50と通信可能である。携帯端末装置30は、たとえば、携帯電話機である。この他、携帯端末装置30が、携帯型のタブレット端末等の他の携帯可能な端末装置であってもよい。外部通信網40は、たとえば、インターネットである。
外部通信網40には、給湯装置10に対する遠隔制御(遠隔操作および遠隔監視)を管理するためのサーバ50が接続されている。台所リモコン13は、ルータ20および外部通信網40を介して、サーバ50と通信を行う。携帯端末装置30が宅内H10に存在する場合、携帯端末装置30は、ルータ20および外部通信網40を介してサーバ50と通信を行う。また、携帯端末装置30が宅外にある場合、携帯端末装置30は、外部に設置されたルータ60または基地局70を介して外部通信網40に接続され、サーバ50と通信を行う。
台所リモコン13と携帯端末装置30には、給湯システム1のアプリケーションプログラムが、サーバ50からダウンロードされ、インストールされている。このアプリケーションプログラムに、サーバ50にアクセスするためのアドレス情報(IPアドレス)が含まれている。台所リモコン13と携帯端末装置30は、このアドレス情報に基づいて、サーバ50にアクセスし、通信を行う。
台所リモコン13のアドレス情報は、初期設定の際に、サーバ50に送信され保持される。このとき同時に、台所リモコン13が接続しているルータ20の識別情報(BSSID)が、台所リモコン13からサーバ50に送信される。ルータ20の識別情報(BSSID)は、台所リモコン13とルータ20とを接続する際に、ルータ20から台所リモコン13に受け渡され、台所リモコン13に保持される。また、携帯端末装置30のアドレス情報は、後述のペアリング処理の際に、携帯端末装置30からサーバ50に送信され保持される。
本実施形態では、台所リモコン13および携帯端末装置30のアドレス情報として、後述の台所リモコン13の無線通信部136および携帯端末装置30の無線通信部305(図2参照)に保持されたMAC(Media Access Control)アドレスが用いられる。台所リモコン13および携帯端末装置30のアドレス情報として、台所リモコン13の無線通信部136および携帯端末装置30の無線通信部305のグローバルIPアドレスが用いられてもよい。
図1の構成において、操作者は、宅内H10と宅外の何れにおいても、携帯端末装置30を用いて、給湯装置10に対する遠隔制御(遠隔操作および遠隔監視)を行うことができる。
すなわち、携帯端末装置30が宅内H10と宅外の何れにある場合も、操作者から携帯端末装置30に入力された設定要求は、外部通信網40を介して、一旦、サーバ50に送信される。これを受けて、サーバ50は、設定要求を受信した携帯端末装置30に予め対応付けられている給湯装置10に対して、受信した設定要求を送信する。これにより、設定要求が、外部通信網40およびルータ20を介して、対応する給湯装置10の台所リモコン13に送信される。こうして、操作者が要求する内容の設定が、遠隔操作により、給湯装置10に適用される。
また、給湯装置10の状態情報は、所定周期で随時、台所リモコン13からルータ20を介してサーバ50に送信される。サーバ50は、受信した状態情報を、給湯装置10ごとに管理する。操作者から携帯端末装置30に入力された遠隔監視の閲覧要求は、外部通信網40を介して、一旦、サーバ50に送信される。これを受けて、サーバ50は、閲覧要求を受信した携帯端末装置30に予め対応付けられている給湯装置10のうち、閲覧要求により指定された給湯装置10の状態情報を、当該携帯端末装置30に送信する。これにより、給湯装置10の状態が、携帯端末装置30において出力される。こうして、操作者は、給湯装置10の状態を、宅内および宅外の両方において確認できる。
図2は、給湯システム1を構成する各機器の回路ブロックを示す図である。
給湯器11は、制御部111と、記憶部112と、通信部113と、水位センサ114とを備える。制御部111は、CPU(Central Processing Unit)を備え、記憶部112に記憶されたプログラムに従って、給湯器11内の各部の制御を行う。記憶部112は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。通信部113は、制御部111からの制御に従って、浴室リモコン12および台所リモコン13と通信を行う。
水位センサ114は、給湯装置10が接続された浴槽の水位を検出する。水位センサ114は、たとえば、浴槽に接続された配管内の水圧によって浴槽の水位を検出する。制御部111は、水位センサ114により検出される水位の変化によって、浴槽に対し人が入浴および退出したことを検出する。
浴室リモコン12は、上述の表示部121および入力部122の他、制御部123と、記憶部124と、通信部125と、入室センサ126とを備える。表示部121は、たとえば、液晶パネルにより構成される。入力部122は、温度設定ボタン等の各種操作ボタンを備える。表示部121が、タッチパネルであってもよい。
制御部123は、CPUを備え、記憶部124に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部124は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。通信部125は、制御部123からの制御に従って、給湯器11と通信を行う。入室センサ126は、浴室に対する人の出入りを検出する。入室センサ126は、たとえば、赤外線を用いた人感センサである。制御部123は、入室センサ126の出力に基づいて、浴室に人が入ったことを検出する。
台所リモコン13は、上述の表示部131および入力部132の他、制御部133と、記憶部134と、通信部135を備える。表示部131は、たとえば、液晶パネルにより構成される。入力部132は、各種操作ボタンを備える。表示部131が、タッチパネルであってもよい。制御部133は、CPUを備え、記憶部134に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部134は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。通信部135は、制御部133からの制御に従って、給湯器11と通信を行う。
さらに、台所リモコン13は、無線通信部136を備える。ここで、無線通信部136は、ルータ20との間で無線通信が可能な無線通信モジュールである。無線通信部136(無線通信モジュール)には、宅内H10に設定されたLAN(Local Area Network)上の機器を特定するためのIPアドレスが割り振られている。また、無線通信部136は、上述のMACアドレスを保持している。無線通信部136も、BSSIDを保持している。この他、台所リモコン13は、音声を出力するためのスピーカを備えている。
携帯端末装置30は、表示部301と、入力部302と、制御部303と、記憶部304と、無線通信部305とを備える。表示部301は、たとえば、液晶パネルにより構成される。入力部132は、各種操作ボタンと、表示部301に積層されたタッチパネルとを備える。
制御部303は、CPUを備え、記憶部304に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部304は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。無線通信部305は、制御部303からの制御に従って、ルータ20と通信を行う。無線通信部305は、ルータ20との間で無線通信が可能な無線通信モジュールである。無線通信部305にもIPアドレスが割り振られている。また、無線通信部305は、上述のMACアドレスを保持している。無線通信部305も、BSSIDを保持している。この他、携帯端末装置30は、音声を出力するためのスピーカを備えている。
サーバ50は、制御部501と、記憶部502と、通信部503を備える。制御部501は、CPUを備え、記憶部502に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部502は、メモリおよびハードディスクを備え、所定の制御プログラムおよびデータベースを記憶する。通信部503は、制御部501からの制御に従って、所定の制御を行う。
本実施形態では、予め、給湯装置10に対して遠隔制御(遠隔操作および遠隔監視)を行うことが可能な携帯端末装置30が、給湯装置10に対応付けて、サーバ50に登録される。すなわち、予め、給湯装置10と携帯端末装置30とがペアリングされ、ペアリングを示す情報(ペアリング情報)が、サーバ50において管理される。
本実施形態では、このペアリングが、給湯装置10が設置された建物内において行われる。すなわち、携帯端末装置30の所持者は、原則、給湯装置10が設置された建物内に携帯端末装置30を所持して立ち入らなければ、自身の携帯端末装置30と給湯装置10とをペアリングできない。これにより、悪意の第三者によって不当に、携帯端末装置30と給湯装置10とがペアリングされる可能性が減少する。よって、不当に遠隔制御(遠隔制御および遠隔監視)が行われるリスクを抑制できる。
図3(a)、(b)は、それぞれ、給湯装置10と携帯端末装置30とをペアリングするための、台所リモコン13と携帯端末装置30における処理を示すフローチャートである。
操作者は、宅内H10において、携帯端末装置30にインストールされた給湯システム1のアプリケーションプログラムを起動し、携帯端末装置30をペアリングモードに設定する。その後、操作者は、台所リモコン13の入力部132に対し、ペアリングのための操作を行う。
図3(a)を参照して、台所リモコン13に対してペアリングのための操作が行われると(S11:YES)、台所リモコン13の制御部133は、ペアリングのためのアナウンスをUDPプロトコルによりブロードキャスト送信する(S12)。ブロードキャスト送信は複数回(たとえば3回)行われる。携帯端末装置30が宅内H10にある場合、このアナウンスは携帯端末装置30により受信される。
図3(b)を参照して、携帯端末装置30の制御部303は、このアナウンスを受信すると(S21:YES)、表示部301に、ペアリング操作を受け付けるための受付画面を表示させる(S22)。操作者は、この受付画面にペアリングのための操作を行う。たとえば、受付画面には、ペアリングを了承するためのボタンが含まれている。操作者は、このボタンにタッチして、ペアリングを了承する。これにより、制御部303は、ペアリング要求をTCPプロトコルにより台所リモコン13にユニキャスト送信する(S23)。ペアリング要求には、携帯端末装置30のID情報と、アドレス情報(MACアドレス)とが含まれている。携帯端末装置30のID情報として、たとえば、無線通信部305のUUID(UniversallyUnique Identifier)またはGUID(Globally Unique Identifier)が用いられる。
図3(a)を参照して、台所リモコン13の制御部133は、所定時間以内にペアリング要求を受信しなかった場合(S13:NO)、ペアリングの処理を終了する。他方、アナウンスの送信から所定時間以内に携帯端末装置30からペアリング要求を受信すると(S13:YES)、制御部133は、表示部131に、ペアリングの了承を受け付けるための受付画面を表示させる(S14)。
操作者は、この受付画面にペアリングを了承するための操作を行う。これにより、制御部133は、ペアリング応答をTCPプロトコルにより携帯端末装置30に送信する(S15)。このペアリング応答には、台所リモコン13のID情報が含まれている。台所リモコン13のID情報として、たとえば、無線通信部136のTHINGが用いられる。
図3(b)を参照して、携帯端末装置30の制御部303は、台所リモコン13からペアリング応答を受信すると(S24:YES)、サーバ50に対し、ペアリング通知要求を送信する(S25)。ここでは、携帯端末装置30が宅内H10にあるため、ペアリング通知要求の送信は、ルータ20経由で行われる。
上記ペアリング通知要求には、携帯端末装置30のID情報(UUID/GUID)およびアドレス情報(MACアドレス)と、ペアリング応答に含まれた台所リモコン13のID情報(THING)が含まれる。なお、携帯端末装置30のID情報としてMACアドレスが用いられる場合、ペアリング通知要求には、携帯端末装置30のアドレス情報は含まれない。この場合、携帯端末装置30のID情報(MACアドレス)は、携帯端末装置30のアドレス情報として兼用される。
その後、携帯端末装置30の制御部303は、サーバ50からペアリング通知要求に対する応答(ペアリング通知応答)を受信するのを待つ(S26)。後述のように、ペアリング通知要求に基づき、サーバ50において、給湯装置10(ここでは、台所リモコン13)と携帯端末装置30との対応付けがなされると、ペアリング通知応答(ペアリング結果)が、サーバ50からルータ20を介して携帯端末装置30の制御部303に送信される。こうして、ペアリング通知応答を受信すると(S26:YES)、携帯端末装置30の制御部303は、ペアリングがサーバ50に適正に登録されたとして処理を終了する。
図3(a)を参照して、台所リモコン13の制御部133は、ステップS15でペアリング応答を携帯端末装置30に送信した後、サーバ50からペアリング結果の通知を受信するのを待つ(S16)。後述のように、サーバ50は、給湯装置10(ここでは、台所リモコン13)と携帯端末装置30との対応付け行うと、ペアリング結果の通知を台所リモコン13に送信する。こうして、ペアリング結果の通知を受信すると(S16:YES)、台所リモコン13の制御部133は、受信したペアリング結果に基づきペアリングがサーバ50に適正に登録されたことを確認し、ペアリング結果応答をサーバ50に送信する(S17)。これにより、台所リモコン13における処理が終了する。
図4(a)は、給湯装置10(台所リモコン13)と携帯端末装置30とをペアリングするための、サーバ50における処理を示すフローチャートである。
サーバ50の制御部501は、図3(b)のステップS25において携帯端末装置30から送信されたペアリング通知要求を受信すると(S31:YES)、受信したペアリング通知要求に基づいて、給湯装置10と携帯端末装置30のペアリングを、記憶部502に保持されたデータベースに登録する(S32)。
具体的には、制御部501は、受信したペアリング通知要求から、携帯端末装置30のID情報およびアドレス情報と、給湯装置10(ここでは、台所リモコン13)のID情報を抽出する。そして、制御部501は、抽出した給湯装置10(台所リモコン13)のID情報と、携帯端末装置30のID情報およびアドレス情報とを、互いに対応づけて、記憶部502に記憶させる。
図4(b)は、サーバ50において管理される給湯装置10(ここでは、台所リモコン13)と携帯端末装置30とを対応付けたペアリング情報の構成を示す図である。
図4(b)に示すように、サーバ50では、給湯装置10ごとに、当該給湯装置10にペアリングされた携帯端末装置30のID情報と、各携帯端末装置30のアドレス情報とが管理されている。具体的には、サーバ50の記憶部502に給湯システム1の制御に用いるデータベースが構築され、このデータベースにおいて、図4(b)の情報が給湯装置10ごとに管理されている。なお、上記のように、携帯端末装置30のID情報がMACアドレスである場合、ID情報がアドレス情報として兼用されるため、図4(b)の構成からアドレス情報が省略される。
図4(b)に示すように、サーバ50のデータベースには、ペアリング情報とともに、給湯装置10(台所リモコン13)が接続する通信中継器(ルータ20)のID情報が、給湯装置10ごとに登録されている。このID情報は、たとえば、通信中継器(ルータ20)のBSSIDである。上記のように、通信中継器(ルータ20)のBSSIDは、初期設定の際に、台所リモコン13のID情報とともに、台所リモコン13からサーバ50に送信され、サーバ50のデータベースに登録される。ペアリング情報と通信中継器(ルータ20)のID情報とにより、各給湯装置10の管理情報が構成される。
図4(a)に戻り、サーバ50の制御部501は、ステップS32においてペアリングの登録を行うと、ペアリング通知応答を携帯端末装置30に送信する(S33)。送信されたペアリング通知応答は、図3(b)のステップS26において携帯端末装置30により受信される。
さらに、サーバ50の制御部501は、ペアリングが行われたことを示すペアリング結果の通知を、ペアリングの対象とされている給湯装置10(ここでは、台所リモコン13)に送信する(S34)。送信されたペアリング結果は、図3(a)のステップS16において、台所リモコン13により受信される。
その後、サーバ50の制御部501は、給湯装置10(台所リモコン13)からペアリング結果応答を受信するのを待つ(S35)。ペアリング結果応答は、図3(a)のステップS17において、台所リモコン13から送信される。サーバ50の制御部501は、台所リモコン13からペアリング結果応答を受信すると(S35:YES)。ペアリングの処理を終了する。
図5は、給湯装置10と携帯端末装置30とをペアリングする際に、台所リモコン13、携帯端末装置30およびサーバ50の間で行われる情報の送受信の流れを示すシーケンス図である。このシーケンスは、図3(a)〜図4(a)に示したフローチャートに従って行われる。
台所リモコン13に対してペアリングのための操作がなされると、シーケンス(1)において、台所リモコン13からペアリングのためのアナウンスがブロードキャストで送信される。このアナウンスが携帯端末装置30において受け付けられると、シーケンス(2)において、携帯端末装置30から台所リモコン13にペアリング要求が送信される。このペアリング要求が台所リモコン13において受け付けられると、シーケンス(3)において、台所リモコン13から携帯端末装置30にペアリング応答が送信される。これにより、台所リモコン13と携帯端末装置30との間でペアリングのための手順が終了する(フェーズ1)。
次に、シーケンス(4)において、携帯端末装置30からサーバ50に対し、ペアリングの登録を要求するためのペアリング通知要求が送信される。ペアリング通知要求には、台所リモコン13のID情報と、携帯端末装置30のID情報およびアドレス情報が含まれている。ペアリング通知要求がサーバ50に受信されると、上記のように、サーバ50において、給湯装置10と携帯端末装置30との対応付け(ペアリング)がデータベースに登録される。これに伴い、シーケンス(5)において、ペアリング通知応答(ペアリング結果)がサーバ50から携帯端末装置30に送信される。こうして、サーバ50と携帯端末装置30との間で行われる手順が終了する(フェーズ2)。
さらに、シーケンス(6)において、サーバ50から台所リモコン13に対し、ペアリングが登録されたことを示すペアリング結果の通知が送信される。この通知が台所リモコン13において受信されると、上記のように、ペアリング結果に基づき台所リモコン13においてペアリングが適正になされたことが確認され、シーケンス(7)において、ペアリング結果応答が台所リモコン13からサーバ50に送信される。こうして、サーバ50と台所リモコン13との間で行われる手順が終了する(フェーズ3)。これにより、ペアリングのための全てのシーケンスが終了する。
上記のようにして、ペアリング情報がサーバ50に登録されることにより、給湯装置10を遠隔制御可能な携帯端末装置30が、ペアリング情報にID情報が含まれる携帯端末装置30に制限される。これにより、給湯装置10の使用者のセキュリティが担保される。
しかしながら、たとえば、転居等によって給湯装置10の使用者が変わった場合、サーバ50に以前の使用者のペアリングが残っていると、以前の使用者によって不意に給湯装置10が遠隔制御される畏れがある。これを避けるために、新たな使用者は、自身の携帯端末装置30を給湯装置10に対応付ける前に、以前の使用者のペアリングが残っていないかを逐次確認し、以前の使用者のペアリングが残っている場合には、さらに、このペアリングを解除する操作を行う必要がある。このような確認および消去の操作は、極めて煩雑である。
そこで、本実施形態では、転居等によって新たな使用者が給湯装置10を使用する場合に、給湯装置10と携帯端末装置30との適正なペアリングを確実に構築することが可能な構成が給湯システム1に設けられている。以下、この構成について説明する。
図6(a)は、台所リモコン13において行われる構想情報の送信処理を示すフローチャートである。図6(b)は、サーバ50において行われる構成情報の登録処理を示すフローチャートである。
ここで、構成情報とは、給湯装置10に関連して設置された設備の構成を示す情報のことである。たとえば、給湯装置10に接続された浴室暖房設備や床暖房設備等の各設備の情報や、給湯装置10に接続されているルータ20等の機器の情報が、構成情報に含まれる。ルータ20を特定するためのID情報は、構成情報に含まれる。構成情報は、台所リモコン13の記憶部134に記憶され、給湯装置10に関連して設置された設備の構成が変更されるごとに更新される。構成情報は、サーバ50に送信されて、サーバ50で管理され、遠隔制御に用いられる。
図6(a)を参照して、台所リモコン13の制御部133は、記憶部134に記憶されている構成情報が変化した場合に(S41:YES)、変化後の構成情報を、台所リモコン13のID情報とともに、サーバ50に送信する(S42)。すなわち、台所リモコン13の制御部133は、構成情報が変化するごとに、ステップS41、S42の処理により、変化後の送信情報をサーバ50に送信する。ルータ20が交換された場合も、構成情報が変化するため、ステップS41、42の処理により、更新後の構成情報が、台所リモコン13からサーバ50に送信される。
図6(b)を参照して、サーバ50の制御部501は、図6(a)のステップS42において台所リモコン13から送信された構成情報を受信すると(S51:YES)、構成情報に含まれている台所リモコン13のID情報を参照し、当該ID情報に対応する給湯装置10の管理情報を、記憶部502上のデータベースから抽出する。そして、制御部501は、構成情報に含まれる中継器IDと、抽出した管理情報に含まれている中継器IDとを対照し、両者が相違するか否か、すなわち、中継器IDが変化したか否かを判定する(S52)。
中継器IDが変化していない場合(S52:NO)、制御部501は、受信した構成情報を当該台所リモコン13のID情報に対応付けて登録する(S56)。具体的には、制御部501は、既に記憶部502に記憶されている構成情報を、受信した構成情報に書き換える。
他方、中継器IDが変化している場合(S52:YES)、制御部501は、構成情報に含まれている台所リモコン13のID情報に対応付けられたペアリング情報を、全て管理情報から消去し(S53)、ペアリング情報を消去したことを示す消去通知を台所リモコン13に送信する(S54)。さらに、制御部501は、管理情報に含まれる中継器IDを、受信した構成情報に含まれる中継器IDに書き換える(S55)。その後、制御部501は、受信した構成情報を台所リモコン13のID情報に対応付けて登録する(S56)。
図7(a)は、ペアリング情報の消去に伴い台所リモコン13において行われる処理を示すフローチャートである。
台所リモコン13の制御部133は、図6(b)のステップS54においてサーバ50から送信された消去通知を受信すると(S61:YES)、給湯装置10に対する全てのペアリング情報が消去されたことを示す表示を表示部131に表示させる(S62)。このとき、表示部131には、たとえば、図7(b)に示す表示が行われる。これにより、使用者は、既存のペアリング情報が全て消去されたことを把握できる。
その後、使用者が、台所リモコン13に対し所定の確認操作を行うと、制御部133は、新たなペアリングを受け付けるための処理を実行する(S63)。たとえば、台所リモコン13の表示部131に、ペアリングを受け付けるための画面が表示される。これに応じて、使用者が台所リモコン13に対しペアリングのための操作を行うと(S64:YES)、制御部133は、図3(a)に示したペアリング処理を実行する(S65)。これにより、使用者は、自身の携帯端末装置30を給湯装置10に新たに対応付けることができる。
他方、一定時間、台所リモコン13にペアリングのための操作が行われないと(S64:NO)、制御部133は、直ちにはペアリングがなされないとして、処理を終了する。この場合、使用者は、別途、図3(a)、(b)の処理に応じた操作を行うことにより、自身の携帯端末装置30を給湯装置10にペアリングすることができる。こうして、台所リモコン13における処理が終了する。
<実施形態の効果>
本実施形態によれば、以下の効果が奏され得る。
図6(b)を参照して説明したとおり、給湯装置10(台所リモコン13)が接続される通信中継器(ルータ20)が変化したことに応じて、サーバ50に登録されているペアリング情報が自動で消去される。これにより、給湯システム1の新たな使用者が新たな通信中継器を給湯装置10に接続すると、古いペアリング情報が自動で消去され、古い使用者のペアリング情報がサーバ50に残ることがない。よって、転居等によって新たな使用者が給湯装置10を使用する場合に、給湯装置10と携帯端末装置30との適正なペアリングを確実に構築することができる。
なお、通信中継器は、ルータ20に限られるものではなく、給湯装置10を外部通信網40に接続することが可能な他のアクセスポイントであってもよい。
図6(b)に示したとおり、サーバ50は、ペアリング情報とともに、当該給湯装置10が接続される通信中継器(ルータ20)のID情報を、管理情報として記憶し、給湯装置10から通信中継器のID情報を含む構成情報を受信した場合に(S51:YES)、当該給湯装置10の管理情報に含まれる通信中継器のID情報(中継器ID)と、受信した構成情報に含まれる通信中継器のID情報(中継器ID)とが互いに相違することを条件として(D52:YES)、当該給湯装置10に対するペアリング情報を消去するよう構成されている(S53)。これにより、給湯装置10からサーバ50に通信中継器のID情報を含む構成情報が送信されることにより、随時、サーバ50において通信中継器が変更されたか否かが確認され、通信中継器が変更されたことが確認された場合に、自動で、ペアリング情報が消去される。よって、サーバ50において、確実に、不適正な状態のペアリング情報を消去することができる。
図6(b)を参照して説明したとおり、サーバ50は、ペアリング情報の消去(S53)とともに、さらに、管理情報に含まれる通信中継器の識別情報(中継器ID)を、受信した構成情報に含まれる通信中継器の識別情報(中継器ID)に書き換える(S55)。これにより、新たな通信中継器の登録を円滑に行うことができる。
図6(a)、(b)を参照して説明したとおり、サーバ50は、給湯装置10に関連して設置された設備が変更されたことに応じて給湯装置10からサーバ50に送信される構成情報を参照して、通信中継器が変更されたか否かを確認する。この構成では、通信中継器が交換されたことに応じて構成情報がサーバ50に送信されるため、通信中継器の交換に応じて、ペアリング情報が消去されることになる。よって、通信中継器の交換に応じて迅速かつ確実に、ペアリング情報を消去することができる。
<変更例>
上記実施形態では、通信中継器(ルータ20)が変更されたことが構成情報に基づいてサーバ50側で判定されたが、通信中継器の変更が他の情報に基づいて判定されてもよい。たとえば、通信中継器が変更された場合に、構成情報とは別に、中継器IDを含む情報が、台所リモコン13からサーバ50に送信されてもよい。たとえば、通信中継器(ルータ20)が変更されたことを示す変更通知が給湯装置10(台所リモコン13)からサーバ50に送信されてもよい。
図8(a)、(b)は、通信中継器が変更されたことを示す変更通知がサーバ50に送信される場合の台所リモコン13およびサーバ50で行われる処理を示すフローチャートである。
図8(a)を参照して、台所リモコン13の制御部133は、構成情報の中継器IDが変化すると(S71)、変化通知をサーバ50に送信する(S72)。この変化通知には、台所リモコン13のID情報と、変化後の中継器IDが含まれている。
図8(b)を参照して、サーバ50の制御部501は、台所リモコン13から変化通知を受信すると(S81:YES)、変化通知に含まれる台所リモコン13のID情報に対応付けられたペアリング情報を全て消去し(S82)、ペアリング情報を消去したことを示す消去通知を台所リモコン13に送信する(S83)。さらに、制御部501は、管理情報に含まれる中継器IDを、受信した構成情報に含まれる中継器IDに書き換える(S84)。
この変更例によっても、上記と同様の効果が奏され得る。但し、この変更例では、構成情報とは別に変化通知がサーバ50に送信されるため、台所リモコン13およびサーバ50の処理がやや煩雑となる。よって、より効率的に処理を進めるためには、上記実施形態のように、構成情報を用いて通信中継器の変化を確認することが好ましい。
なお、この場合、変更通知に変更後の中継器IDが含まれていなくてもよい。この場合、図8(b)のステップS84は省略される。中継器IDの書き換えは、たとえば、台所リモコン13からサーバ50に送信される構成情報に基づいて行われればよい。
また、上記実施形態では、図4(b)に示すように、構成情報とは別に中継器IDが給湯装置10に対応付けられたが、構成情報のみにより中継器IDが管理されてもよい。この場合、サーバ50は、図6(b)のステップS52において、既に保持している構成情報と、受信した構成情報とを比較して、中継器IDが変化したか否かを判定する。また、この場合、図6(b)のステップS55は省略される。
この変更例では、図4(b)に示した中継器IDが省略され、代わりに、構成情報が管理情報に含まれる。この変更例によれば、サーバ50において管理される情報を削減でき、より効率的に情報を管理できる。
また、上記実施形態では、図7(a)のステップS63〜S65によって、新たなペアリングの受け付けが行われたが、ステップS63〜S65が省略されてもよい。この場合、使用者は、別途、図3(a)、(b)の処理に応じた操作を行うことにより、自身の携帯端末装置30を給湯装置10にペアリングすることができる。
また、上記実施形態では、給湯装置10を構成する台所リモコン13に無線通信部136が設けられたが、無線通信部が給湯器11に設けられて給湯器11がルータ20に接続されてもよい。この場合、上記実施形態における台所リモコン13による制御は、給湯器11の制御部111によって行われる。あるいは、給湯器11、浴室リモコン12および台所リモコン13以外に無線通信部を備えた制御ユニットが給湯装置10に配置され、この制御ユニットがルータ20に接続されてもよい。この場合、上記実施形態における台所リモコン13による制御は、制御ユニットの制御部によって行われる。
また、上記実施形態では、ペアリング通知要求が携帯端末装置30の制御部303からサーバ50に送信されたが、ペアリング通知要求が給湯装置10(上記実施形態では台所リモコン13の制御部133)からサーバ50に送信されてもよい。
なお、給湯装置10を遠隔操作する端末装置に、携帯性がなく所定の場所に設置される据え置き型の端末装置が含まれてもよい。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に記載の範囲で適宜種々の変更可能である。
1 給湯システム
10 給湯装置
11 給湯器
13 台所リモコン
30 携帯端末装置
40 外部通信網
50 サーバ
501 制御部
502 記憶部

Claims (11)

  1. 通信中継器を介して外部通信網と接続可能な給湯装置と、
    前記外部通信網に接続され、携帯端末装置からの要求に基づき前記給湯装置を制御するサーバと、を備え、
    前記サーバは、
    前記給湯装置に対して遠隔制御を行い得る携帯端末装置と当該給湯装置とを対応付けたペアリング情報を、管理情報として記憶し、
    前記給湯装置から受信した情報に基づいて、当該給湯装置が接続される前記通信中継器が変化したことを判別した場合に、当該給湯装置に対する前記ペアリング情報を消去する、
    ことを特徴とする給湯システム。
  2. 請求項1に記載の給湯システムにおいて、
    前記サーバは、
    前記ペアリング情報とともに、当該給湯装置が接続される前記通信中継器の識別情報を、管理情報として記憶し、
    前記給湯装置から前記通信中継器の識別情報を含む情報を受信した場合に、当該給湯装置の前記管理情報に含まれる前記通信中継器の識別情報と、受信した前記情報に含まれる前記通信中継器の識別情報とが互いに相違することを条件として、当該給湯装置に対する前記ペアリング情報を消去する、
    ことを特徴とする給湯システム。
  3. 請求項2に記載の給湯システムにおいて、
    前記サーバは、前記ペアリング情報の消去とともに、さらに、前記管理情報に含まれる前記通信中継器の識別情報を、前記受信した情報に含まれる前記通信中継器の識別情報に書き換える、
    ことを特徴とする給湯システム。
  4. 請求項2または3に記載の給湯システムにおいて、
    前記通信中継器の識別情報を含む情報は、前記給湯装置に関連して設置された設備が変更されたことに応じて前記給湯装置から前記サーバに送信される構成情報である、
    ことを特徴とする給湯システム。
  5. 請求項2ないし4の何れか一項に記載の給湯システムにおいて、
    前記通信中継器の識別情報は、BSSIDである、
    ことを特徴とする給湯システム。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の給湯システムにおいて、
    前記給湯装置は、表示部を備え、
    前記サーバは、前記ペアリング情報を消去したことの通知を前記給湯装置に送信し、
    前記給湯装置は、前記通知を前記サーバから受信したことに応じて、前記ペアリング情報が消去されたことを前記表示部に表示させる、
    ことを特徴とする給湯システム。
  7. 通信中継器を介して外部通信網に接続された給湯装置を携帯端末装置からの要求に基づき制御するサーバであって、
    前記給湯装置に対して遠隔制御を行い得る携帯端末装置と当該給湯装置とを対応付けたペアリング情報を、管理情報として記憶する記憶部と、
    前記給湯装置から受信した情報に基づいて、当該給湯装置が接続される前記通信中継器が変化したことを判別した場合に、当該給湯装置に対する前記ペアリング情報を消去する制御部と、を備える、
    ことを特徴とするサーバ。
  8. 請求項7に記載のサーバにおいて、
    前記記憶部は、前記ペアリング情報とともに、当該給湯装置が接続される前記通信中継器の識別情報を、管理情報として記憶し、
    前記制御部は、前記給湯装置から前記通信中継器の識別情報を含む情報を受信した場合に、当該給湯装置の前記管理情報に含まれる前記通信中継器の識別情報と、受信した前記情報に含まれる前記通信中継器の識別情報とが互いに相違することを条件として、当該給湯装置に対する前記ペアリング情報を消去する、
    ことを特徴とするサーバ。
  9. 請求項8に記載のサーバにおいて、
    前記制御部は、前記ペアリング情報の消去とともに、さらに、前記管理情報に含まれる前記通信中継器の識別情報を、前記受信した情報に含まれる前記通信中継器の識別情報に書き換える、
    ことを特徴とするサーバ。
  10. 請求項8または9に記載のサーバにおいて、
    前記通信中継器の識別情報を含む情報は、前記給湯装置に関連して設置された設備が変更されたことに応じて前記給湯装置から前記サーバに送信される構成情報である、
    ことを特徴とするサーバ。
  11. 請求項8ないし10の何れか一項に記載のサーバにおいて、
    前記通信中継器の識別情報は、BSSIDである、
    ことを特徴とするサーバ。
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