JP2020053762A - 受信方法、受信装置及びテレビジョン受像機 - Google Patents

受信方法、受信装置及びテレビジョン受像機 Download PDF

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健太 長町
Kenta Nagamachi
健太 長町
一毅 川那辺
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一毅 川那辺
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Abstract

【課題】圧縮ヘッダを有するIPパケットを含む放送信号に含まれるサービスを選局する際に出画及び出音の遅延を低減できる受信方法などを提供する。【解決手段】コンテクスト識別子(CID)及びIPフローに対応する情報を含む第一IPパケットと、CIDに対応する情報を含み、かつ、IPフローに対応する情報を含まない第二IPパケットと、を含む放送信号を受信する受信方法であって、放送信号に含まれる複数のサービスの各々と、CIDと、IPフローとの対応関係を示す対応情報を取得する取得ステップ(S10)と、取得ステップの後に、放送信号に含まれる複数のサービスのうちいずれか一つを選局サービスとして指定する指定ステップ(S14)と、対応情報に基いて、選局サービスに対応するCIDである選局CIDを特定する特定ステップと(S20)、選局CIDに基いて、放送信号をフィルタリングするフィルタリングステップと、を含む。【選択図】図4

Description

本開示は、IP(Internet Protocol)パケットを含む放送信号を受信する受信方法及び受信装置に関する。
衛星放送において、4K及び8Kの超高精細な映像技術を活用した高度広帯域衛星デジタル放送(以下、「高度BS放送」という。)の開始が予定されている。高度BS放送では、ヘッダを圧縮したIPパケットが用いられる(例えば、特許文献1)。高度BS放送で用いられるヘッダ圧縮方式では、フルヘッダを有するIPパケットと、圧縮ヘッダを有するIPパケットと、が用いられる。フルヘッダは、IPパケットのフローを示す識別子であるコンテクスト識別子(Context IDentification;CID)、及び、IPフローに対応する情報を含む。一方、圧縮ヘッダは、CIDに対応する情報を含むものの、IPフローに対応する情報を含まない。高度BS放送では、このような圧縮ヘッダを用いることで、放送信号に含まれるデータ量を削減しようとしている。
特開2010−147802号公報
高度BS放送を受信する際には、選局時に、選局されたサービスに対応するIPパケットを放送信号から抽出するIPアドレスフィルタリングを行う。この際、圧縮ヘッダには、IPフローに対応する情報が含まれないため、IPフローに対応する情報が含まれるフルヘッダを有するIPパケットを受信するまで、IPアドレスフィルタリングを実行できない。なお、フルヘッダを有するIPパケットを受信することで、フルヘッダに含まれる情報に基いてIPフローとCIDとの対応関係を示す情報を取得できる。このため、フルヘッダを有するIPパケットを受信した後は、圧縮ヘッダを有するIPパケットをCIDを用いてフィルタリングできる。
このように、高度BS放送で用いるヘッダ圧縮方式では、選局時にフルヘッダを有するIPパケットを受信するまでフィルタリングを行えないため、選局後の出画及び出音が遅延し得る。
そこで、本開示は、圧縮ヘッダを有するIPパケットを含む放送信号を選局する際に出画及び出音の遅延を低減できる受信方法などを提供する。
本開示の一態様に係る受信方法は、コンテクスト識別子及びIPフローに対応する情報を含む第一IPパケットと、前記コンテクスト識別子に対応する情報を含み、かつ、前記IPフローに対応する情報を含まない第二IPパケットと、を含む放送信号を受信する受信方法であって、放送信号に含まれる複数のサービスの各々と、前記コンテクスト識別子と、前記IPフローとの対応関係を示す対応情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップの後に、前記複数のサービスのうちいずれか一つを選局サービスとして指定する指定ステップと、前記指定ステップの後に、前記対応情報に基いて、前記選局サービスに対応する前記コンテクスト識別子である選局コンテクスト識別子を特定する特定ステップと、前記特定ステップの後に、前記選局コンテクスト識別子に基いて、前記放送信号をフィルタリングするフィルタリングステップと、を含む。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示によれば、圧縮ヘッダを有するIPパケットを含む放送信号を選局する際に出画及び出音の遅延を低減できる受信方法などを提供できる。
図1は、実施の形態に係る受信装置の機能構成を示すブロック図である。 図2Aは、実施の形態に係る受信装置で受信する第一IPパケットの構成例を示す図である。 図2Bは、実施の形態に係る受信装置で受信する第二IPパケットの構成例を示す図である。 図3は、実施の形態に係る受信装置を備えるテレビジョン受像機のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態に係る受信方法の流れを示すフローチャートである。 図5は、実施の形態に係る受信方法に含まれるステップS10の流れを示すフローチャートである。 図6は、比較例及び本実施の形態に係る選局時の受信方法の流れを示すフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
(実施の形態)
[受信装置の機能構成]
まず、実施の形態に係る受信装置の機能構成について図面を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る受信装置10の機能構成を示すブロック図である。
受信装置10は、IPパケットを含む放送信号を受信する装置である。受信装置10が受信する放送信号は、フルヘッダを有する第一IPパケット及び圧縮ヘッダを有する第二IPパケットを含む。ここで用いられる放送信号の一例は、高度BS放送で用いられる放送信号である。高度BS放送で用いられる放送信号においては、多重化方式としてMMT(MPEG Media Transport)とTLV(Type-Length-Value)とが採用されている。
ここで受信装置10が受信する放送信号に含まれる第一IPパケット及び第二IPパケットの構成について図2A及び図2Bを用いて説明する。図2A及び図2Bは、それぞれ本実施の形態に係る受信装置10で受信する第一IPパケット及び第二IPパケットの構成例を示す図である。
第一IPパケットは、CID及びIPフローに対応する情報を含むIPパケットである。本実施の形態では、第一IPパケットは、図2Aに示されるように、12bitのCIDと、4bitのシーケンス番号と、フルヘッダと、ペイロードと、を有する。CIDは、ヘッダ圧縮を行ったIPパケットのフローを示す識別子である。シーケンス番号は、複数のIPパケットの順番を示す通し番号である。フルヘッダは、圧縮されていないヘッダであり、8bitのCIDヘッダタイプと、304bitの部分IPv6ヘッダと、32bitの部分UDPヘッダと、を含む。CIDヘッダタイプは、ヘッダのタイプを示すデータである。部分IPv6ヘッダは、送信元及び宛先のIPアドレスの情報を含むデータである。部分UDPヘッダは、IPパケットで使用されるポートの情報を含むデータである。ペイロードは、放送信号のデータ本体であり、映像信号、音声信号などに対応するデータが含まれる。
第二IPパケットは、CIDに対応する情報を含み、かつ、IPフローに対応する情報を含まないIPパケットである。本実施の形態では、第二IPパケットは、図2Bに示されるように、CIDと、シーケンス番号と、圧縮ヘッダと、ペイロードと、を有する。圧縮ヘッダは、圧縮されたヘッダであり、CIDヘッダタイプのみを含む。
なお、第一IPパケット及び第二IPパケットは、それぞれ、TLVパケットにカプセル化されている。
高度BS放送などでは、送信されるIPパケットのうち、第一IPパケットの送信頻度を、第二IPパケットの送信頻度より大幅に少なくしている。具体的には、送信されるIPパケットのほとんどが第二IPパケットであり、第一IPパケットは、最も送信頻度が少ない場合500msecに一度程度しか送信されない。これにより、本実施の形態で使用される放送信号に含まれるデータ量を削減できる。
図1に示されるように、受信装置10は、機能的には、指定部32と、取得部34と、不揮発性記憶部36と、特定部38と、フィルタリング部18と、を備える。本実施の形態では、受信装置10は、制御部12と、復調部14と、経路選択部16と、多重信号分離部20と、映像信号復号部22と、音声信号復号部24と、映像信号処理部26と、音声信号処理部28と、を備える。
指定部32は、放送信号に含まれる複数のサービスのうちいずれか一つを選局サービスとして指定する。指定部32は、例えば、ユーザによって選局されたサービスに対応する信号を受信し、当該サービスを選局サービスとして指定する。
取得部34は、放送信号に含まれる複数のサービスの各々と、CIDと、IPフローとの対応関係を示す対応情報を取得する。本実施の形態では、取得部34は、放送信号に含まれる複数のサービスの各々とIPフローとの対応関係を示すテーブルであるAMT(Address Map Table)を取得する。AMTには、複数のサービスの各々に対応するサービス識別子、送信元IPアドレス、宛先IPアドレスなどの対応関係を示す情報が含まれる。さらに、取得部34は、放送信号に含まれる複数のサービスの少なくとも一部のサービスに対応する第一IPパケットからIPフローに対応するCIDの情報を取得する。取得部34は、AMTと第一パケットの情報とから、複数のサービスの各々と、CIDと、IPフローとの対応関係を示す対応情報を取得する。
取得部34は、例えば、受信装置10の起動後、初期設定の一つとして放送信号からAMT及び各サービスに対応する第一IPパケットを取得してもよい。例えば、取得部34は、受信装置10のチャンネル設定時にサービスをスキャンしながら、各サービスに対応する第一IPパケットを取得してもよい。また、取得部34は、受信装置10がサービスの受信を実行している際に、バックグラウンドでの処理によってAMTなどを取得してもよい。
不揮発性記憶部36は、取得部34が取得した対応情報を記憶する。
特定部38は、取得部34が取得した対応情報に基いて、選局サービスに対応するCIDである選局CIDを特定する。
フィルタリング部18は、選局CIDに基いて、放送信号をフィルタリングする。つまり、フィルタリング部18は、放送信号に含まれるIPパケットの中から選局CIDを有するIPパケットを抽出する。本実施の形態では、IPパケットは、TLVパケットにカプセル化されているため、フィルタリング部18は、まず、TLVパケットからIPパケットを抽出した後、フィルタリングを行う。
制御部12は、受信装置10の全体の制御を行う。制御部12は、受信装置10内の各機能部に所定のシーケンスに基いて処理を実行させる。
復調部14は、受信装置10が受信した放送信号のうち、指定部32によって指定された選局サービスに対応する周波数の放送信号を取り出し、取り出した放送信号を所定の復調方式で復調する。
経路選択部16は、受信する信号が伝送される経路を選択する。例えば、受信装置10が複数の復調部を備える場合、経路選択部16は、複数の復調部のいずれかを選択し、選択した復調部からの信号を出力する。
多重信号分離部20は、フィルタリング部18によって、抽出されたIPパケットのペイロードから、映像信号、音声信号などを分離する。
映像信号復号部22及び音声信号復号部24は、それぞれ、符号化された映像信号及び音声信号を復号する。
映像信号処理部26及び音声信号処理部28は、それぞれ、復号された映像信号及び音声信号を処理することで、画質及び音質を設定に応じて調整する。ここで設定は、ユーザによって決定されてもよいし、受信装置10が適宜決定してもよい。
本実施の形態に係る受信装置10は、上述のとおり、複数のサービスの各々と、CIDと、IPフローとの対応関係を示す対応情報を取得し、不揮発性記憶部36に記憶させる。これにより、特定部38は、対応情報を不揮発性記憶部36から取得することができるため、ユーザなどによって、サービスを選局されたときに、送信頻度の少ない第一IPパケットの受信を待つことなく、当該サービス(つまり、選局サービス)に対応するIPフロー及びCID(つまり、選局CID)の情報を取得できる。したがって、フィルタリング部18は、CIDによって第一IPパケット及び第二IPパケットをフィルタリングできるため、選局後、速やかに放送信号をフィルタリングできる。これにより、受信装置10は、選局後、遅滞なく出画及び出音できる。
[受信装置のハードウェア構成]
次に、本実施の形態に係る受信装置10及びそれを備えるテレビジョン受像機のハードウェア構成について、図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態に係る受信装置10を備えるテレビジョン受像機1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、本実施の形態に係るテレビジョン受像機1は、受信装置10と、表示パネル72と、音声出力器74と、を備える。
表示パネル72は、ユーザなどによって選局された選局サービスの映像を出画する。表示パネル72は、映像を出画できる機器であれば特に限定されない。表示パネル72として、例えば、液晶表示パネル、有機EL表示パネルなどを用いることができる。
音声出力器74は、選局サービスの音声を出音する。音声出力器74は、音声を出音できる機器であれば特に限定されない。音声出力器74として、例えば、スピーカを用いることができる。
受信装置10は、復調器44と、信号処理システム11と、を備える。
復調器44は、図1に示される復調部14の機能を実現する機器であり、受信した放送信号を復調する。
信号処理システム11は、受信装置10の主要な信号処理を行うシステムである。信号処理システム11は、CPU(Central Processing Unit)42と、TLV復号回路46と、映像信号復号回路52と、音声信号復号回路54と、映像信号処理回路56と、音声信号処理回路58と、メモリコントローラ60と、揮発性メモリ62と、不揮発性メモリ66と、を有する。信号処理システム11は、一つのチップに集積されていてもよい。
CPU42は、図1に示される制御部12の機能を実現する演算素子であり、不揮発性メモリ66などに記憶されたプログラム又はアプリケーションを、メモリコントローラ60を介して揮発性メモリ62にコピーし、そのプログラム又はアプリケーションに含まれる命令を揮発性メモリ62から順次読み出して実行する。
メモリコントローラ60は、CPU42などからの指令に基いて、揮発性メモリ62を制御する演算素子である。
揮発性メモリ62は、CPU42におけるプログラム又はアプリケーションの実行に際してデータ等の一時的な記憶に利用される記憶素子である。
不揮発性メモリ66は、図1に示される不揮発性記憶部36の機能を実現する不揮発性の記憶素子である。不揮発性メモリとしては、フラッシュメモリなどを用いることができる。
TLV復号回路46は、図1に示される経路選択部16、フィルタリング部18及び多重信号分離部20の機能を実現する回路である。本実施の形態では、TLV復号回路46は、複数の入力端子を有し、選択された一つの入力端子から入力された信号を処理する。本実施の形態では、TLV復号回路46は、復調器44から入力される放送信号に含まれるTLVパケットからIPパケットを抽出した後フィルタリングを行う。TLV復号回路46は、フィルタリングによって抽出された選局サービスに対応するIPパケットから映像信号及び音声信号を分離し、分離した映像信号及び音声信号をそれぞれ映像信号復号回路52及び音声信号復号回路54に出力する。
映像信号復号回路52、音声信号復号回路54、映像信号処理回路56及び音声信号処理回路58は、それぞれ、図1に示される映像信号復号部22、音声信号復号部24、映像信号処理部26及び音声信号処理部28の機能を実現する回路である。
以上のようなハードウェア構成により、受信装置10及びテレビジョン受像機1を実現できる。
[受信方法]
次に、本実施の形態に係る受信装置10で用いられる受信方法について図4を用いて説明する。図4は、本実施の形態に係る受信方法の流れを示すフローチャートである。
本実施の形態に係る受信方法は、CID及びIPフローに対応する情報を含む第一IPパケットと、CIDに対応する情報を含み、かつ、IPフローに対応する情報を含まない第二IPパケットと、を含む放送信号を受信する方法である。
図4に示されるように、まず、受信装置10の取得部34は、複数のサービスの各々と、CIDと、IPフローとの対応関係を示す対応情報を取得する(S10)。ここで、対応情報を取得するステップS10について、図5を用いて説明する。図5は、本実施の形態に係る受信方法に含まれるステップS10の流れを示すフローチャートである。
図5に示されるように、ステップS10において、まず、受信装置10の取得部34は、複数のサービスの各々とIPフローとの対応関係を示すAMTを放送信号から取得する(S102)。続いて、複数のサービスの少なくとも一部のサービスに対応する第一IPパケットからIPフローに対応するCIDの情報を取得する(S104)。続いて、取得部34は、取得したAMTと、IPフローに対応するCIDの情報とから複数のサービスの各々と、IPフローと、CIDとの対応関係を示す対応情報を生成する(S106)。以上のように、取得部34は、対応情報を取得する。
続いて、図4に戻り、受信装置10は、取得部34が取得した対応情報を不揮発性記憶部36に記憶させる(S12)。
続いて、指定部32は、放送信号に含まれる複数のサービスのうちいずれか一つを選局サービスとして指定する(S14)。例えば、指定部32は、ユーザが選局したサービスの情報を含む信号を受信し、当該サービスを選局サービスとして指定する。
続いて、復調部14は、指定部32が指定した選局サービスに対応する放送信号を復調する(S16)。
続いて、経路選択部16は、受信する信号が伝送される経路を選択する(S18)。
続いて、特定部38は、不揮発性記憶部36に記憶された対応情報に基いて、選局サービスに対応するCIDである選局CIDを特定する(S20)。
続いて、フィルタリング部18は、選局CIDに基いて、放送信号をフィルタリングする(S22)。
続いて、多重信号分離部20は、フィルタリング部18によって抽出されたIPパケットのペイロードから、映像信号、音声信号などを分離する(S24)。
続いて、映像信号復号部22及び音声信号復号部24は、それぞれ、多重信号分離部20によって分離された映像信号及び音声信号を復号する(S26)。
続いて、映像信号処理部26及び音声信号処理部28は、復号された映像信号及び音声信号を処理することで画質及び音質を設定に応じて調整する(S28)。
以上のように受信装置10においては、選局されたサービスの映像信号及び音声信号を得られる。
[効果]
次に、本実施の形態に係る受信装置10及び受信方法の効果について、比較例と比較しながら図6を用いて説明する。図6は、比較例及び本実施の形態に係る選局時の受信方法の流れを示すフローチャートである。
ここでは、比較例に係る受信方法は、対応情報を取得しない点、及び、IPフローによって放送信号をフィルタリングする点において、本実施の形態に係る受信方法と異なり、その他の点において一致する。以下、本実施の形態に係る受信方法を比較例に係る受信方法と比較する。
図6に示されるように、比較例及び本実施の形態に係る受信方法において、ユーザなどによってサービスが選局される(S2)。これに伴い、選局されたサービスが選局サービスとして指定される(図4のS14など参照)。
続いて、図4及び図5を用いて説明したように、選局された選局サービスを含む放送信号が復調される。この際、必要に応じて、復調された信号の経路が選択される(図4のS18など参照)。
続いて、復調された放送信号に含まれるTLVパケットが受信される(S17)。受信されたTLVパケットからIPパケットが抽出される。
続いて、比較例に係る受信方法では、IPフローに基いてフィルタリングを開始する(S182a)。より具体的には、選局サービスに対応するIPフローをAMTに基いて取得し、第一IPパケットのうちIPフローが選局サービスに対応するIPフローに合致するものを抽出する。これにより、IPフローが選局サービスに対応するIPフローに合致する第一IPパケットを受信する(S183a)。この第一IPパケットのペイロードに含まれるMMTP(MMT Protocol)パケットを抽出し、MMTPパケットに含まれるPLT(Package List Table)及びMPT(MMT Package Table)を受信する(S184及びS186)。PLTは、選局サービスのエントリーポイントとなる制御情報である。MPTには、選局サービスを構成する映像、音声などのアセットの組合せと取得先とが記述されている。PLT及びMPTを受信し、例えば、PLTに含まれる識別子を用いることで、選局サービスのMMPTパケットをフィルタリングできる。これにより、選局サービスに対応する映像信号、音声信号などを抽出できる。
一方、本実施の形態に係る受信方法では、CIDに基いてフィルタリングを開始する(S182b)。より具体的には、選局サービスに対応するCID(つまり、選局CID)を予め取得した対応情報から特定し、第一IPパケット及び第二IPパケットのうちCIDが選局CIDに合致するものを抽出する。これにより、CIDが選局CIDに合致する第一IPパケット及び第二IPパケットを受信する。ここで、受信した第一IPパケット又は第二IPパケットのペイロードに含まれるMMTPパケットを抽出し、MMTPパケットに含まれるPLT及びMPTを受信する(S184及びS186)。これにより、比較例と同様に、選局サービスのMMPTパケットをフィルタリングすることで、選局サービスに対応する映像信号、音声信号などを抽出できる。
続いて、以下、図4を用いて上述したとおり、比較例及び本実施の形態ともに、MMPTパケットから映像信号及び音声信号が分離され(S24)、分離された映像信号及び音声信号が復号され(S26)、復号された映像信号及び音声信号が処理される(S28)。
続いて、ステップS28で処理された映像信号及び音声信号に基いて出画及び出音される(S30)。
以上のように、比較例に係る受信方法では、IPフローによるフィルタリング開始後、選局サービスに対応する第一IPパケットを受信する必要がある。ここで、上述のとおり、第一IPパケットの送信頻度は第二IPパケットの送信頻度より大幅に少ないため、選局サービスに対応する第一IPパケットを受信するまでに最大500msec程度の遅延時間が発生し得る。つまり、選局後、出画及び出音までに遅延時間が発生し得る。このため、例えば選局を行ったユーザが不快感を感じるおそれがある。
一方、本実施の形態に係る受信方法では、CIDによるフィルタリングを行うため、フィルタリング開始後、速やかに選局サービスに対応する第一IPパケット又は第二IPパケットを受信することができる。したがって、本実施の形態に係る受信方法及びそれを用いる受信装置10によれば、選局における上記遅延時間を低減し得る。これにより、選局におけるユーザの不快感を低減できる。
また、本実施の形態では、予め複数のサービスの各々と、IPフローと、CIDとの対応関係を示す対応情報を取得する必要があるが、このような情報は、受信装置10の起動時、又は、チャンネル設定時などに取得することができるため、ユーザが不便に感じることはない。また、対応情報を不揮発性記憶部36に記憶させることで、受信装置10の電源をオフした後にも、対応情報を利用できる。
(他の実施の形態)
以上、本開示の受信方法などについて、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記各実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記実施の形態に施したものも、本開示の範囲内に含まれてもよい。
例えば、上記実施の形態で用いられる放送信号として、高度BS放送で用いられる信号を例示したが、本実施の形態に係る受信方法及び受信装置10で使用可能な放送信号は、これに限定されない。本実施の形態に係る受信方法及び受信装置10は、CID及びIPフローに対応する情報を含むフルヘッダを有する第一IPパケットと、CIDに対応する情報を含み、かつ、IPフローに対応する情報を含まない圧縮ヘッダを有する第二IPパケットと、を含む放送信号であれば、任意の放送信号に適用できる。
また、上記実施の形態では、受信方法及び受信装置10がテレビジョン受像機1に適用される例を示したが、受信方法及び受信装置10は、単体で用いられてもよいし、例えば、録画機、セットトップボックスなどの他の装置に備えられてもよい。
本開示に係る受信方法などは、例えば高度BS放送を受信するテレビジョン受像機などに適用可能である。
1 テレビジョン受像機
10 受信装置
11 信号処理システム
12 制御部
14 復調部
16 経路選択部
18 フィルタリング部
20 多重信号分離部
22 映像信号復号部
24 音声信号復号部
26 映像信号処理部
28 音声信号処理部
32 指定部
34 取得部
36 不揮発性記憶部
38 特定部
42 CPU
44 復調器
46 TLV復号回路
52 映像信号復号回路
54 音声信号復号回路
56 映像信号処理回路
58 音声信号処理回路
60 メモリコントローラ
62 揮発性メモリ
66 不揮発性メモリ
72 表示パネル
74 音声出力器

Claims (8)

  1. コンテクスト識別子及びIP(Internet Protocol)フローに対応する情報を含む第一IPパケットと、前記コンテクスト識別子に対応する情報を含み、かつ、前記IPフローに対応する情報を含まない第二IPパケットと、を含む放送信号を受信する受信方法であって、
    放送信号に含まれる複数のサービスの各々と、前記コンテクスト識別子と、前記IPフローとの対応関係を示す対応情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップの後に、前記複数のサービスのうちいずれか一つを選局サービスとして指定する指定ステップと、
    前記指定ステップの後に、前記対応情報に基いて、前記選局サービスに対応する前記コンテクスト識別子である選局コンテクスト識別子を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップの後に、前記選局コンテクスト識別子に基いて、前記放送信号をフィルタリングするフィルタリングステップと、を含む
    受信方法。
  2. 前記取得ステップにおいて、前記複数のサービスの各々と前記IPフローとの対応関係を示すテーブルを前記放送信号から取得する
    請求項1に記載の受信方法。
  3. 前記取得ステップにおいて、前記複数のサービスの少なくとも一部のサービスに対応する前記第一IPパケットから前記IPフローに対応する前記コンテクスト識別子の情報を取得する
    請求項1に記載の受信方法。
  4. 前記取得ステップは、前記対応情報を不揮発性記憶部に記憶させる記憶ステップを含む
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の受信方法。
  5. コンテクスト識別子及びIP(Internet Protocol)フローに対応する情報を含む第一IPパケットと、前記コンテクスト識別子に対応する情報を含み、かつ、前記IPフローに対応する情報を含まない第二IPパケットと、を含む放送信号を受信する受信装置であって、
    放送信号に含まれる複数のサービスの各々と、前記コンテクスト識別子と、前記IPフローとの対応関係を示す対応情報を取得する取得部と、
    前記複数のサービスのうちいずれか一つを選局サービスとして指定する指定部と、
    前記対応情報を記憶する不揮発性記憶部と、
    前記対応情報に基いて、前記選局サービスに対応する前記コンテクスト識別子である選局コンテクスト識別子を特定する特定部と、
    前記選局コンテクスト識別子に基いて、前記放送信号をフィルタリングするフィルタリング部と、を備える
    受信装置。
  6. 前記取得部は、前記複数のサービスの各々と前記IPフローとの対応関係を示すテーブルを前記放送信号から取得する
    請求項5に記載の受信装置。
  7. 前記取得部は、前記複数のサービスの少なくとも一部のサービスに対応する前記第一IPパケットから前記IPフローに対応する前記コンテクスト識別子の情報を取得する
    請求項5に記載の受信装置。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の受信装置と、
    前記選局サービスの映像を出画する表示パネルと、
    前記選局サービスの音声を出音する音声出力器と、を備える
    テレビジョン受像機。
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