JP2020052802A - 作業管理装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents

作業管理装置、その制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザがした作業についての作業実績時間や作業実績工数だけに基づいては判断することができない作業の停滞を判断して、作業の停滞をより確からしく判断する作業管理装置、その制御方法及びプログラムを提供する。【解決手段】作業管理フローは、ユーザの作業についての作業単位での作業実績時間または作業実績工数とともにユーザの作業の状況または内容についての情報を取得し、取得した情報を記憶する記憶し、記憶している作業単位での作業実績時間または作業実績工数に基づいて、作業の停滞を判断し、記憶しているユーザの作業の状況または内容についての取得情報に基づいて、作業の停滞を判断し、上記判断の少なくとも一方において作業の停滞が判断される場合にメッセージを通知先へ通知する。【選択図】図10

Description

本発明は、ユーザによる作業を管理する作業管理装置に関する。
業務におけるプロジェクトの作業者などのユーザは、そのプロジェクトを進めるために、プロジェクトに関するタスクといった作業を行う。この場合、プロジェクトの管理者は、ユーザによる作業の進捗度合いや内容を管理し、計画通りにプロジェクトが進行するように管理することが求められる。プロジェクトの管理者は、たとえば、予め与えられたスケジュール情報(作業日程)やプロジェクトの情報(作業時間、作業工数)と、ユーザの作業実績とを突き合わせて、ユーザの作業の進捗度合いを判断している。また、プロジェクトの管理者は、作業が停滞しているような場合には、必要に応じてプロジェクト全体での作業負荷のバランスを調整している。このようなプロジェクトの管理者を管理するために、ユーザによる作業を管理する作業管理装置を用いることが考えられる。たとえば、特許文献1は、作業者毎の作業内容に「計画遅れ」や「計画通り」などの囲み線を付与した表示画面をプロジェクトマネージャに対して表示する。これにより、プロジェクトの管理者は、作業者毎の作業負荷を容易に把握することができる。
特開2013−037478号公報 特開2012−027589号公報
ところで、特許文献1では、プロジェクトを管理するために、作業の実績時間に基づく判断により「計画遅れ」や「計画通り」などの判断をしている。しかしながら、プロジェクトの停滞の一部は時間管理により判断できるものの、プロジェクトにおいて実際に発生するすべての停滞の状態および内容を時間により判断することはできない。たとえば、実際の作業では、時間を計測するタイミングでは遅れが生じないこととなるとしても、ユーザの作業の状態、作業の内容などによっては一時的に遅れが生じることもある。プロジェクトの管理者にとっては、このような実際に大きな停滞が生じる前に、停滞の原因を直接的に把握できることが望ましい。特許文献1の技術では、このような要望に応えることが難しい。特許文献1は、作業の実績工数に基づいた作業の遅延状況を判断しているが、ユーザの作業の質や作業状況を加味した停滞リスクの判断ができない。ユーザの作業状況に応じた停滞判断が十分に行えない。また、特許文献2は、組織内のコミュニティを抽出し、そのコミュニティの質を可視化している。しかしながら、特許文献2では、コミュニティの質とユーザ毎の作業状況との間を関連づけていない。したがって、このようなコミュニティの質の情報が提供されたとしても、プロジェクトの管理者は、ユーザの個別の作業について改善策を講じることは難しい。このように、ユーザによる作業を管理する作業管理装置では、ユーザがした作業についての作業実績時間や作業実績工数だけに基づいては判断することができない作業の停滞を判断して、作業の停滞をより確からしく判断できることが求められている。
本発明の作業管理装置は、ユーザの作業を管理する作業管理装置であって、ユーザの作業についての作業単位での作業実績時間または作業実績工数とともにユーザの作業の状況または内容についての情報を取得する取得手段と、前記取得手段による取得情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている作業単位での作業実績時間または作業実績工数に基づいて、作業の停滞を判断する第一停滞判断手段と、前記記憶手段に記憶されているユーザの作業の状況または内容についての取得情報に基づいて、作業の停滞を判断する第二停滞判断手段と、前記第一停滞判断手段および前記第二停滞判断手段の中の少なくとも一方において作業の停滞が判断される場合にメッセージを通知先へ通知する通知手段と、を有する。
本発明では、ユーザがした作業についての作業実績時間や作業実績工数だけに基づいては判断することができない作業の停滞を判断して、作業の停滞をより確からしく判断することができる。
本発明の第一実施形態に係る作業管理装置を有する作業管理システムの構成図である。 図1のスケジュールDBのデータ構造の説明図である。 図1のプロジェクトDBのデータ構造の説明図である。 図1のタスク進捗DBのデータ構造の説明図である。 図1の成果物DBのデータ構造の説明図である。 図1の感情DBのデータ構造の説明図である。 図1のコミュニケーションDBのデータ構造の説明図である。 図1のプロセスDBのデータ構造の説明図である。 図1の停滞DBのデータ構造の説明図である。 ユーザの作業についての停滞判断からメッセージの通知までの処理の流れを示すメインフローチャートである。 作業単位での作業実績工数に基づく停滞判断の流れを示すフローチャートである。 作業単位の成果物に基づく停滞判断の流れを示すフローチャートである。 作業中のユーザの感情に基づく停滞判断の流れを示すフローチャートである。 作業開始後のコミュニケーション状態に基づく停滞判断の流れを示すフローチャートである。 作業単位についての作業状態に基づく停滞判断の流れを示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態のプロジェクトDBのデータ構造の説明図である。 第二実施形態の停滞DBのデータ構造の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態に係る作業管理装置を有する作業管理システム100の構成図である。図1の作業管理システム100は、クライアント端末10、作業管理装置としてのサーバ装置30、モニタリング装置40、管理者端末50、およびこれらが接続されるネットワーク20、を有する。作業管理システム100は、複数のクライアント端末10、複数のサーバ装置30、複数のモニタリング装置40、複数の管理者端末50、を有してよい。作業管理システム100において、クライアント端末10は、作業者としてのユーザが作業をする端末である。ユーザは、クライアント端末10を用いてタスクなどの作業単位の作業をし、成果物を作成する。クライアント端末10は、ユーザの作業中においてユーザの作業情報を生成し、ネットワーク20を通じてサーバ装置30へ送信する。モニタリング装置40は、作業中のユーザまたは作業エリアをモニタする。モニタリング装置40は、撮像した画像などを含むユーザの作業情報を生成し、ネットワーク20を通じてサーバ装置30へ送信する。サーバ装置30は、クライアント端末10やモニタリング装置40から作業情報を受信する。サーバ装置30は、取得した作業情報を、作業ログとして蓄積し、蓄積した作業ログに基づいてユーザの作業の停滞を判断する。サーバ装置30は、作業の停滞判断結果に応じて、メッセージをネットワーク20を通じてクライアント端末10または管理者端末50へ送信する。管理者端末50は、ユーザの管理者、作業単位が属するプロジェクトの管理者、またはそれらの上位の管理者が使用する端末である。管理者端末50およびクライアント端末10は、サーバ装置30からメッセージを受信して表示する。これにより、メッセージは、ユーザまたは管理者へ通知され得る。ネットワーク20は、装置間において上述した各種のデータを送受信するために用いられるLAN等である。
クライアント端末10は、ユーザが作業に使用するものである。クライアント端末10は、たとえば通信部11、制御部12、記憶部13、操作部14、表示部15、検出部16、およびこれらを接続するシステムバス、を有するパーソナルコンピュータ装置である。通信部11は、ネットワーク20に接続される。通信部11は、ネットワーク20に接続される他の装置との間でデータを送受する。通信部11は、受信した通信データをシステムバスへ出力し、システムバスの通信データを送信する。表示部15は、たとえばディスプレイで構成される。表示部15は、システムバスから表示データを取得して表示する。表示部15は、たとえばユーザが作業に使用する画面、ユーザの作業を管理する画面を表示する。表示部15は、たとえば、タスクの成果物を生成するための文書作成の画面、表計算の画面、スケジュール管理の画面、プロジェクト管理の画面を表示する。操作部14は、たとえばキーボード、マウスデバイスで構成される。操作部14は、ユーザの操作による入力データを、システムバスへ出力する。検出部16は、たとえばカメラ、マイクロホンで構成される。検出部16は、作業中のユーザについての画像または音声による検出データを、システムバスへ出力する。検出部16は、たとえば作業中のユーザの操作行動、表示部15に対する注視行動、ユーザの表情や音声から得られる感情状態、他のユーザとの会話行動、などについて検出した行動データを、システムバスへ出力する。記憶部13は、たとえばROM、RAM、HDDで構成される。記憶部13は、制御部12により実行されるプログラム、各種のデータを保持する。制御部12は、たとえばCPUで構成される。制御部12としてのCPUは、記憶部13のプログラムを読み込んで実行する。これにより、制御部12が実現される。制御部12は、クライアント端末10の動作を制御する。制御部12は、クライアント端末10の内部で扱うデータを処理する。たとえば、制御部12は、システムバスから通信データ、入力データ、検出データを取得し、データに対する処理を実行し、表示データや通信データを生成してシステムバスへ出力する。これにより、たとえば、制御部12は、操作部14の入力データや、検出部16の検出データを含む行動ログを、作業情報として収集して記憶部13に保持させる。制御部12は、記憶部13が保持している作業情報を通信部11に送信させる。クライアント端末10は、ユーザの作業状況を示すデータを収集してユーザの作業情報を生成してサーバ装置30へ送信したり、サーバ装置30からメッセージを受信して表示したりする。
モニタリング装置40は、ユーザが作業に使用するエリアをモニタする。モニタリング装置40は、たとえば作業エリアとしてのオフィスの天井や壁などに設置される。モニタリング装置40は、たとえば、通信部41、制御部42、記憶部43、検出部44、およびこれらを接続するシステムバス、を有する。通信部41、制御部42、記憶部43および、システムバスは、クライアント端末10の同名のものと同様であり、説明を省略する。検出部44は、たとえば作業エリアとしてのオフィスに存在するユーザを撮像するカメラである。制御部42としてのCPUは、記憶部43のプログラムを読み込んで実行する。これにより、制御部42が実現される。制御部42は、モニタリング装置40の動作を制御し、モニタリング装置40の内部で扱うデータを処理する。たとえば、制御部42は、勤務時間中において随時に、たとえば検出部44により作業エリアを撮像した画像データを含むコミュニケーションログを、作業情報として収集して記憶部43に保持させる。制御部42は、画像解析によりユーザ毎のコミュニケーション状態を検出し、各ユーザの作業に伴う他ユーザとの会話行動の有無などを、コミュニケーションログに記録する。制御部42は、記憶部43が保持している作業情報を通信部41に送信させる。なお、ここでは、モニタリング装置40は、ネットワーク20カメラの例で説明している。この他にもたとえば、モニタリング装置40は、公知の屋内測位手段によって各ユーザの位置情報を計測することによりユーザ毎のコミュニケーション状態を検出する装置でもよい。また、モニタリング装置40は、ユーザが装着するデバイスによって各ユーザの発話状態を計測することによりユーザ毎のコミュニケーション状態を検出する装置でもよい。また、モニタリング装置40は、これら各種の方式を組み合わせてコミュニケーション状態を検出する装置でもよい。モニタリング装置40は、ネットワーク20カメラに限定されない。
管理者端末50は、ユーザの管理者、作業単位が属するプロジェクトの管理者、またはそれらの上位の管理者が使用する端末である。管理者端末50は、作業管理対象であるユーザの停滞リスクを示すメッセージをサーバ装置30から受信し、管理者に向けて表示する。管理者端末50は、管理者の要求に応じて、作業管理対象であるユーザの作業状況や停滞リスクを表示する。管理者端末50は、通信部51、制御部52、記憶部53、操作部54、表示部55、およびこれらを接続するシステムバス、を有する。通信部51、制御部52、記憶部53、操作部54、表示部55、およびシステムバスは、クライアント端末10の同名のものと同様であり、説明を省略する。制御部52としてのCPUは、記憶部53のプログラムを読み込んで実行する。これにより、制御部52が実現される。制御部52は、管理者端末50の動作を制御し、管理者端末50の内部で扱うデータを処理する。たとえば、制御部52は、サーバ装置30が送信したメッセージを通信部51で受信し、そのメッセージを表示部55に表示する。メッセージは、たとえば電子メールシステムのメッセージでもよい。また、制御部52は、管理者からの操作入力に応じて作業管理アプリケーションプログラムまたはWEBブラウザプログラムを起動し、通信部51によりサーバ装置30からユーザの作業状況や停滞リスクの情報を受信し、表示部55に表示する。
サーバ装置30は、作業者であるユーザによるタスクなどの作業単位についての作業を管理する。サーバ装置30は、通信部3001、制御部3002、記憶部3003、およびこれらを接続するシステムバス、を有する。通信部3001、制御部3002、システムバスは、クライアント端末10の同名のものと同様であり、説明を省略する。なお、サーバ装置30は、たとえば、大容量データを解析するためのCPU、RAM、ROM等の専用デバイスを搭載したサーバ装置30本体と、大容量データを記憶するためのHDD等の専用デバイスを搭載した記憶装置とが独立した構成でもよい。制御部3002としてのCPUは、記憶部3003のプログラムを読み込んで実行する。これにより、制御部3002が実現される。制御部3002は、サーバ装置30の動作を制御し、サーバ装置30の内部で扱うデータを処理する。記憶部3003は、制御プログラムとしてのDB(データベース)管理部31を記憶する。記憶部3003は、データベースとして、スケジュールDB32、プロジェクトDB33、タスク進捗DB34、成果物DB35、感情DB36、コミュニケーションDB37、プロセスDB38、停滞DB39、を記憶する。DB管理部31は、制御部3002におけるデータベースを管理するための機能である。制御部3002は、DB管理部31を用いてデータベースを管理し、データベースの情報を用いて、ユーザおよび作業としてのタスクのスケジュールやプロジェクト、タスク進捗などを管理する。たとえば、制御部3002は、クライアント端末10およびモニタリング装置40から送信されたユーザの作業状況を示すデータを分析することでプロジェクトの進行状態を特定する。プロジェクトの進行状態には、タスク進捗、成果物登録状況、感情状態、コミュニケーション状態、プロセス状態、などでよい。そして、制御部3002は、特定した進行状態を、作業の停滞リスクとして記録する。ここで、プロジェクトとは、たとえば企業組織活動において、ある目標を達成するために複数の組織から集められた特定の集団で実行する業務のことを指し、計画や課題、目標、人員などをいうことが一般的である。
次に、記憶部3003に記憶される各データベースについて説明する。制御部3002は、通信部3001を用いてユーザの作業情報を取得し、DB管理部31として記憶部3003に記憶される各データベースに保存させる。これにより、記憶部3003は、取得した作業情報を蓄積して記憶する。取得するユーザの作業情報には、たとえば作業実績時間、作業実績工程、ユーザの作業の状況または内容についての情報、がある。ユーザの作業の状況または内容についての情報には、たとえば、ユーザ(によるクライアント端末10)の操作に関する作業ログ、がある。この他にもたとえば、この情報には、作業中のユーザを撮像した画像の解析に基づいて得られる作業ログ、および、ユーザが作業するスペースを撮像した画像の解析に基づいて得られる作業ログ、が含まれる。
図2は、図1のスケジュールDBのデータ構造の説明図である。スケジュールDBは、作業管理対象であるユーザに関するスケジュール情報を記憶するデータベースである。図2のスケジュールDB32は、図2(a)のカレンダ200の情報、図2(b)のユーザの勤務情報、図2(c)のユーザの予定情報、を有する。図2(a)のカレンダ200の情報には、ユーザが所属する組織の通常出勤日、が登録される。図2(b)の勤務情報には、ユーザ毎に、通常出勤日における始業時刻201、終業時刻202、休憩時間が定義された勤務形態203、といった就業時間帯、が登録される。図2(c)の予定情報には、ユーザ毎に、作業時間として使用できない打合せなどの予定時間帯、が登録される。図2(c)の例では、たとえば図2(a)のカレンダ200における実働5日間210での、一人のユーザの予定時間帯の情報についての日付220、開始時刻221、終了時刻222、要件223、が登録されている。制御部3002は、ユーザの予定に関する取得情報を取得すると、それを用いてスケジュールDB32を更新する。制御部3002は、スケジュールDB32の情報に基づいて、たとえば作業管理対象であるユーザが確保できる正味の作業可能時間を算出することができる。
図3は、図1のプロジェクトDBのデータ構造の説明図である。プロジェクトDB33は、作業管理対象であるユーザに関するプロジェクト情報を記憶するためのデータベースである。図3のプロジェクトDB33は、図3(a)のプロジェクトの作業単位であるタスクの情報、図3(b)のサブタスクの管理テーブル、図3(c)のプロジェクトの管理者の情報、を有する。図3(a)のプロジェクトのタスクの情報は、タスク毎のレコード310〜315を有する。図3(a)のタスク毎のレコードには、プロジェクトの各作業単位(タスク)に関する情報として、タスクID300、タスク名301、関連プロジェクト名302、期限303、が登録される。図3(a)の例のプロジェクトDB33は、タスクIDとしてT1、T2、T3、T4、T5、T6を有する6つのタスク毎のレコード310〜315が登録されている。図3(b)のサブタスクの管理テーブルは、図3(a)のT1からT6のそれぞれのタスクを構成するサブタスクを管理する管理テーブルである。サブタスクの管理テーブルには、サブタスクのレコード毎に、タスクID300、サブタスクID320、サブタスク名321、予定工数322、サブタスクを担当する担当者名323、が登録される。サブタスクの各レコードに、図3(a)と共通するタスクID300を登録することにより、タスクとサブタスクとの親子関係が管理できる。また、サブタスク毎に、開発部門のサブタスク情報と、サブタスクを担当する作業者であるユーザと、を管理できる。各サブタスクは、たとえば、ソフトウェア開発工程における機能モジュールの1個当たりのコーディングおよびデバッグ作業時間のような作業単位でよい。サブタスクの管理テーブルには、作業の予定工数322が設定されている。予定工数322は、たとえば、組織内で蓄積された過去の類似タスクにおける過去の実績工数のデータに基づいた統計的な期待値を設定したものでも、担当者の経験年数などの諸条件を入力して学習したモデルの出力値を設定したものでもよい。図3(c)のプロジェクトの管理者の情報には、プロジェクトのレコード毎に、プロジェクト名340、管理者名341、相談役名342、が登録される。これにより、各プロジェクトについての管理者と相談役とを登録して管理できる。管理者名341には、たとえば、プロジェクトの責任者にあたる人物を設定してよい。相談役名342には、たとえば、図3(b)の担当者名323の指導役の人物、または、チームリーダを設定してよい。管理者名351または相談役名352には、複数人を設定してよい。制御部3002は、取得情報に基づいて、プロジェクトDBを適宜更新する。制御部3002は、プロジェクトDBに基づいて、たとえば各担当者が担当するタスク、そのタスクのプロジェクト、そのプロジェクトの管理者などについて、情報を得ることができる。たとえば、図3(c)と図3(a)の310〜315の関連プロジェクト名302とを参照することにより、制御部3002は、各タスクがどのプロジェクトに関連付けられいるか、そのプロジェクトの管理者と相談役が誰であるかの情報を得ることができる。
図4は、図1のタスク進捗DBのデータ構造の説明図である。タスク進捗DB34は、作業管理対象であるユーザに関するタスク進捗情報を記憶するためのデータベースである。図4のタスク進捗DBは、図4(a)および図4(b)の各タスクについてのこれまでの過去の実績情報、図4(c)のユーザの作業予定の情報、図4(d)のユーザの当日の実績情報、を有する。図4(a)または図4(b)の過去の実績情報は、図3(a)に登録されているタスク毎の過去の実績情報のレコードである。タスク毎の過去の実績情報のレコードには、タスクID400、タスク名401、総予定工数402、実績工数403、進捗率404、予定進捗率405、が登録される。進捗率404は、たとえば、クライアント端末10の操作部14を用いてユーザから手動で入力されたデータに基づいて更新される。たとえば、図4(a)の進捗率404は、タスクIDがT1であるタスクについてのものであり、制御部3002が自動で算出した進捗率が0%である例である。図4(b)の進捗率404は、タスクIDがT2であるタスクについてのものであり、制御部3002が自動で算出した進捗率が25%である例である。制御部3002は、進捗率の算出を、たとえば、「実績工数/総予定工数×100」という計算式で計算してよい。図4(a)および図4(b)の予定進捗率405は、後述する図4(c)の予定進捗率425での、ある時点での予定進捗率である。たとえば、図4(a)の予定進捗率405は、2017年11月06日(月)の終業時刻時点でのものであり、制御部3002が自動で算出した予定進捗率が20%である例である。また、図4(b)の予定進捗率405は、2017年11月07日(火)の終業時刻時点でのものであり、制御部3002が自動で算出した予定進捗率が62.5%ある例である。なお、説明の便宜上、以降の説明では、図4(a)を2017年11月06日(月)の終業時刻時点でのタスク進捗DB34の状態とし、図4(b)を2017年11月07日(火)の終業時刻時点でのタスク進捗DB34の状態とする。図4(c)の作業予定の情報には、日付420、開始時刻421、終了時刻422、予定工数423、タスク名424、予定進捗率425、が登録される。作業予定におけるタスク名424は、作業を実施するユーザによって予め設定されたものでよい。予定工数423は、図4(a)の総予定工数402に対応したものでよい。すなわち、図4(a)のタスク410に登録されているタスクAの総予定工数である15時間は、図4(c)の各タスクのレコード430、434、436、437、438に割り付けた予定工数の合計である。また、図4(b)のタスク411に登録されているタスクBの総予定工数である8時間は、図4(c)の各タスクのレコード431、432、433、435、439に割り付けた予定工数の合計である。予定進捗率425は、予定工数423が予定通りに行われた場合の進捗率を示している。制御部3002は、予定進捗率425を、「あるタスクにおけるその時点までの予定工数の合計/総予定工数×100」で演算してよい。たとえば、図4(a)のタスクAの総予定工数は15時間である。この場合、2017年11月08日(水)の終業時刻時点での予定進捗率425は、図4(c)に示すように「(3時間+4時間)/15時間×100≒46.6%」と演算される。図4(d)の当日の実績情報には、日付440、開始時刻441、終了時刻442、実績工数443、タスク名444、が登録される。制御部3002は、作業実績におけるタスク名444を、たとえば、クライアント端末10から収集した操作ログや行動ログのデータを入力した学習モデルからの出力値に基づいて登録してよい。タスク名444は、日付440、開始時刻441、終了時刻442などの時間情報と共に分類して予め登録されていてよい。図4(d)の作業実績450、451はいずれも、タスク名444がタスクBに分類された例である。制御部3002は、図4(d)の作業実績を集計し、図4(a)、図4(b)の過去の実績情報を当日の実績により更新する。この場合、図4(a)の実績工数403には0時間が加算され、図4(b)の実績工数403には2時間が加算される。制御部3002は、図4(a)、図4(b)の情報に基づいて、後述する図11のフローチャートにより、図4(a)のタスクAの停滞リスクとして未着手を判断し、図4(b)のタスクBの停滞リスクとして遅延を判断することができる。
図5は、図1の成果物DBのデータ構造の説明図である。成果物DB35は、作業管理対象であるユーザが担当するタスクに関する成果物の情報を記憶するためのデータベースである。予定成果物は、たとえば、テキストデータ、PDFデータなどの任意の電子データでよい。成果物は、クライアント端末10、または、管理者端末50から任意のタイミングで登録してよい。図5の成果物DB35は、登録されているタスク毎の成果物のレコードである。タスク毎の成果物のレコードには、タスクID500、タスク名501、日付502、期限503、進捗率504、予定成果物名505、成果物有無506、が登録される。図5のレコード510のタスクID500、タスク名501、期限503は、それぞれ図3(a)のタスクT3のレコード321に対応している。図5のレコード510の日付502と進捗率504は、その時点での日付と進捗率である。予定成果物名505は、ユーザがタスクに予め設定している成果物データの名前である。たとえば、図5のレコード510の予定成果物名505は「成果物A.pdf」として、ユーザがタスクCに設定したものである。予定成果物名505は、クライアント端末10、または、管理者端末50から設定することができ、タスクを担当するユーザではなく、管理者が設定してもよい。予定成果物名505は、タスクが終了するまでの任意の時点(すなわち進捗率504が100%になるまでの任意の時点)で設定してよい。成果物有無506は、予定成果物名505と同一名称の成果物データが該当するタスクに登録されているか否かを示している。制御部3002は、予定成果物が登録されると、成果物有無506を無しから有りに更新する。たとえば、図5のレコード510の成果物有無506は、タスクCに成果物が登録されていない状態でのものであり、「無し」となってる。この場合、制御部3002は、成果物有無506の値に基づいて、図5のタスクCについての停滞リスクとして、成果物無しに対応するリスクを判断する。
図6は、図1の感情DBのデータ構造の説明図である。感情DB36は、作業管理対象であるユーザが担当するタスクに関する感情情報を記憶するためのデータベースである。図6の感情DB36は、図6(a)のタスク毎の感情データベースと、図6(b)のユーザ毎の感情データベースと、を有する。図6(a)のタスク毎の感情データベースには、図3(a)に登録されているタスク毎の感情のレコードを有する。タスク毎の感情のレコードには、タスクID600、タスク名601、感情602、が登録される。図6(a)のレコード610、611のタスクID600およびタスク名601は、それぞれ、図3(a)のレコード311、313のタスクT2、タスクT4のものに対応している。図6(b)のユーザ毎の感情データベースには、日付620、開始時刻621、終了時刻622、実績工数623、タスク名624、感情625、が登録される。図6(b)のレコード630は、タスクBの作業をしていた1時間ではポジティブな感情の割合が所定値より高かったことを示している。所定値は、たとえば実績工数の内の60%としても、その以外の任意の値としてもよい。制御部3002は、作業を実施しているユーザのクライアント端末10の検出部16で取得され、検出部16のカメラやマイクロホンからユーザの表情または音声を解析することにより、タスク毎の感情、ユーザ毎の感情を判断すればよい。たとえば、検出部16としてのカメラから取得されるユーザの撮像画像では、「怒り」、「軽蔑」、「嫌悪」、「恐怖」、「喜び」、「悲しみ」、「驚き」、「はっきりしない」などの感情を判断できる。本実施形態では、「怒り」、「軽蔑」、「嫌悪」、「恐怖」、「悲しみ」をネガティブ感情、「喜び」、「驚き」、「はっきりしない」をポジティブ感情と分類する。なお、画像からの表情認識技術、および、音声からの感情認識技術については、公知の技術であるため、それらの説明を省略する。図6(a)のレコード610、611に登録される感情602は、2017年11月07日(火)の終業時刻の時点で、タスクBとタスクDがそれぞれポジティブとネガティブに分類された場合を示したものである。制御部3002は、作業をしている最後の時点の感情を、レコード610、611に登録される感情602としてよい。制御部3002は、図6(a)、(b)の情報に基づいて、たとえばタスクDの停滞リスクの感情としてネガティブ感情を判断する。
図7は、図1のコミュニケーションDBのデータ構造の説明図である。コミュニケーションDB37は、作業管理対象であるユーザが担当するタスクのコミュニケーション状態を記憶するためのデータベースである。図7のコミュニケーションDB37は、タスク毎のコミュニケーションに関するレコードを有する。タスク毎のコミュニケーションに関するレコードには、図3(a)に登録されているタスク毎のタスクID700、タスク名701、進捗率702、コミュニケーション回数703、が登録される。図7のコミュニケーション回数703は、そのタスクを担当しているユーザの、ある時点での相談役への会話行動の回数を示している。たとえば、図7のレコード710では、タスクEを担当しているユーザEの相談役への会話行動の回数となる。制御部3002は、図3(a)のプロジェクトDB33から、タスクEの関連プロジェクト名302がプロジェクトZと判断し、図3(c)によりユーザEの相談役が相談役Fと判断し、その会話行動の回数をコミュニケーション回数703として記録する。会話行動の検出は、クライアント端末10の検出部16、および、モニタリング装置40の検出部44で行えばよい。制御部3002は、図7の情報に基づいて、後述する図14のフローチャートにおいて、図7のタスクEについての停滞リスクを、コミュニケーション回数の多少により判断する。
図8は、図1のプロセスDBのデータ構造の説明図である。プロセスDB38は、作業管理対象であるユーザが担当しているタスクのプロセス情報を記憶するためのデータベースである。図8のプロセスDB38は、タスク毎のプロセス情報のレコードを有する。タスク毎のプロセス情報のレコードには、タスクID800、タスク名801、進捗率802、プロセス803、が登録される。図8のレコード810のタスクID800およびタスク名801は、それぞれ、図3(a)のレコード315のタスクT6のものに対応している。図8のプロセス803は、タスクを実施している作業の進め方の状態を示している。制御部3002は、クライアント端末10の操作部14による操作行動、および、表示部15に対する注視行動などに基づいて、プロセス803の情報を取得することができる。プロセス803の情報は、たとえば操作部14の操作行動として、WEBブラウザなどによる“検索”、テキストデータなどの“編集”、“電子メール”、何らかの“アプリケーション操作”、でよい。また、プロセス803の情報は、エクスプローラの“ファイル操作”、一定時間(たとえば15分など任意の値を設定できる)のキー操作の“休止”、表示画面の“スクロール操作”などでよい。プロセス803の情報は、この他にもたとえば、表示部15に対する注視行動としての“画面注視”、“画面見ず”、“不在”などでよい。ここで、「“」と「”」とに囲まれた行動は、イベントと呼ぶ。制御部3002は、上記イベントの組み合わせにより、プロセス状態を判断してよい。たとえば、“画面注視”と“休止”とのイベントの組み合わせが一定時間(たとえば15分などの任意の値の時間)以上になると、作業が停滞している可能性があるため、制御部3002は、作業中のタスクを膠着状態と判断する。“検索”と“スクロール操作”とのイベントの組み合わせが一定時間(たとえば1時間などの任意の値の時間)以上になると、制御部3002は、作業中のタスクを膠着状態と判断する。これらの膠着状態がタスクの作業工数の内の所定の割合(たとえば80%など任意の割合)を超えている場合、制御部3002は、プロセスDB38のプロセス803を、膠着状態に更新する。制御部3002は、図8の情報に基づいて、後述する図15のフローチャートにおいて、図8のタスクEについての停滞リスクが膠着状態であると判断する。
図9は、図1の停滞DBのデータ構造の説明図である。停滞DB39は、作業管理対象であるユーザが担当しているタスクの停滞リスク、および、各タスクのメッセージ内容を記憶するためのデータベースである。図9の停滞DB39は、図9(a)のタスク毎の停滞判断結果、図9(b)のメッセージデータ、図9(c)の通知先の設定、を有する。図9(a)のタスク毎の停滞判断結果は、タスク毎の判断結果のレコードを有する。タスク毎の判断結果のレコードには、日付900、タスクID901、タスク名902、未着手903、作業遅延904、成果物無し905、感情906、相談・確認907、膠着908、が登録される。図9(a)のレコード910〜915のタスクID901およびタスク名902は、図3(a)のレコード310〜315のタスクT1〜タスクT6のものに対応している。図9(a)の未着手903から膠着908までの項目の値は、それぞれ、制御部3002による停滞リスクの判断結果に応じて、更新される。制御部3002は、図4〜図8に記載のタスク進捗DB34、成果物DB35、感情DB36、コミュニケーションDB37、プロセスDB38に基づいて、停滞リスクを判断する。未着手903〜膠着908の更新処理については、後述の図10で述べる。図9(a)において、丸印は、その項目での停滞リスクがあるとの判断結果を示す。ハイフンは、その項目での停滞リスクがないとの判断結果を示す。図9(b)のメッセージデータは、通知するメッセージおよび通知先の組み合わせ毎のレコードを有する。組み合わせ毎のレコードには、日付900、タスクID901、タスク名902、担当者名920、通知先921、メッセージ内容922、が登録される。これにより、通知毎の、停滞リスクの通知先と、メッセージの内容とが登録される。制御部3002は、図9(a)のデータを更新した後、図9(b)のデータを更新する。担当者名920は、図3(b)の担当者名323に対応している。通知先921には、タスクを担当する作業者であるユーザ本人、またはその管理者が登録される。管理者は、たとえば、タスクID901から図3(a)の関連プロジェクト名302を特定し、さらに関連プロジェクト名302から図3(c)の管理者名341を特定することにより、特定し得る。図9(c)の通知先の設定は、停滞リスクの種類毎の値を有する複数のレコード940〜945を有する。レコード940〜945には、停滞リスクの種類毎の値とともに、通知先の属性が登録される。通知先の属性には、タスクを担当する作業者、管理者、などの情報が登録される。なお、図9(c)の通知先の属性には、プロジェクトの管理者に加え、相談役を加えてもよい。また、通知先の属性では、属性ではなく、プロジェクト外の任意の人物の指名情報を、ダイレクトに登録してもよい。図9(b)のレコード931の場合、そのタスクID901がT2である。この場合、制御部3002は、図9(a)から停滞リスクが作業遅延904と判断し、図9(c)から通知先921としてプロジェクトの管理者を特定する。タスクID901がT2の場合、図3(a)より関連プロジェクト名302がプロジェクトXとなり、図3(c)よりプロジェクトXの管理者名341はマネージャAとなる。この場合、制御部3002は、図9(b)のレコード931に対応する通知先921として、マネージャAを特定して登録する。図9(b)のレコード930のタスクAでは、図9(a)より停滞リスクが未着手であるため、図9(c)より通知先921はタスクの担当者、すなわちユーザAとなる。図9(b)のメッセージ内容は、担当者名920、および、図9(a)の未着手903から膠着908までの停滞項目に対応する停滞リスク項目にもとづいて生成される。たとえば、図9(b)のレコード934では、担当者名920がユーザF、タスクID901のタスクT6の図9(a)での停滞リスクが膠着である。この場合、制御部3002は、「ユーザFの”タスクF”の作業が膠着状態にある可能性があります。」というメッセージ内容を登録する。
次に、各停滞判断から通知までの処理について説明する。図10〜図15は、サーバ装置30のDB管理部31としての制御部3002により実行される処理の流れを説明するフローチャートである。DB管理部31は、クライアント端末10または管理者端末50からユーザの作業状況を示す操作ログや行動ログのデータを受信した場合、ユーザの停滞リスク情報の表示を指示するための操作入力を受信した場合、図10〜図15の処理を実行する。フローチャートで示す各手順は、DB管理部31のRAM、ROM等にプログラム等として記憶され、DB管理部31としてのCPUにより実行される。
図10は、ユーザの作業についての停滞判断からメッセージの通知までの処理の流れを示すメインフローチャートである。DB管理部31としてのCPUは、記憶部3003からプログラムを読み込んで実行することにより、図10の処理を実行する。図10の処理を開始すると、ステップS1001において、DB管理部31は、図2〜図9で説明した各種のデータベースのデータを全て更新する。DB管理部31は、スケジュールDB32、プロジェクトDB33、タスク進捗DB34、成果物DB35、感情DB36、コミュニケーションDB37、プロセスDB38、停滞DB39のデータを全て更新する。ステップS1002において、DB管理部31は、処理を開始した現時刻が終業時刻であるか否かを判断する。DB管理部31は、たとえば図2(b)のスケジュールDB32を参照して終業時刻を取得することができる。なお、DB管理部31は、終業時刻以外の他の時刻と現時刻とを比較して同様の判断処理を実行してよい。現時刻が終業時刻である場合、DB管理部31は、処理をステップS1004へ進める。それ以外の場合には、DB管理部31は、処理をステップS1003へ進める。ステップS1003において、DB管理部31は、クライアント端末10の操作部14または管理者端末50の操作部54の操作入力として、停滞リスク情報の表示を要求されたか否かを判断する。停滞リスク情報の表示要求があった場合、DB管理部31は、処理をステップS1004へ進める。それ以外の場合には、DB管理部31は、図10の処理を終了する。ステップS1004において、DB管理部31は、図4のタスク進捗DB34から、ユーザのタスクが未着手、または、遅延であるかの判断処理を行う。詳細な処理は、後述する図11で説明する。ステップS1005において、DB管理部31は、図5の成果物DB34から、ユーザのタスクに成果物が登録されているかの判断処理を行う。詳細な処理は、後述する図12で説明する。ステップS1006において、DB管理部31は、図6の感情DB36から、ユーザのタスクに対する感情がポジティブであるかの判断処理を行う。詳細な処理は、後述する図13で説明する。ステップS1007において、DB管理部31は、図7のコミュニケーションDB37から、ユーザがタスクに関わる相談役とコミュニケーションがとれているかの判断処理を行う。詳細な処理は、後述する図14で説明する。ステップS1008において、DB管理部31は、図8のプロセスDB38から、ユーザのタスクのプロセス状態の判断処理を行う。詳細な処理は、後述する図15で説明する。以上の各種の停滞リスクの判断処理が終了すると、ステップS1009において、DB管理部31は、図9の停滞DB39から、その時点においてユーザまたは管理者へ通知する項目があるか否かを判断する。図9の停滞DB39は、図9(a)の説明で述べたように、タスク進捗DB34からプロセスDB38までの停滞リスクの判断に応じて、ステップS1004〜ステップS1008の処理により未着手903から膠着908までの項目が自動的に更新される。DB管理部31は、更新された停滞DB39に基づいて、ユーザまたは管理者へ通知する項目があるか否かを判断する。そして、たとえば現在の時点の日付が2017年11月13日(月)である場合、DB管理部31は、図9(b)のレコード933,934を、通知する項目として判断する。ユーザまたは管理者へ通知する項目がない場合、DB管理部31は、メッセージの通知をすることなく図10の処理を終了する。ユーザまたは管理者へ通知する項目がある場合、DB管理部31は、処理をステップS1010へ進める。ステップS1010において、DB管理部31は、通知する項目として判断したメッセージを送信する。DB管理部31は、通知する項目として判断したメッセージの中の、要求があった通知先に対して通知するメッセージを送信してよい。たとえば現在の時点の日付が2017年11月13日(月)である場合、DB管理部31は、図9(b)のレコード933,934のメッセージ922を通知先921へ送信する。この場合、マネージャBとマネージャCの所持する各管理者端末50へ、それぞれのメッセージ922が送信される。これにより、管理者端末50には、メッセージ922が表示される。メッセージは、たとえばブラウザ画面に表示されてよい。これに対し、作業者であるユーザのクライアント端末10から停滞リスク情報の表示要求を受信している場合、DB管理部31は、要求したユーザへ通知する項目に含まれるメッセージを、クライアント端末10へ送信する。これにより、クライアント端末10には、メッセージが表示される。メッセージは、たとえばブラウザ画面に表示されてよい。たとえば図9(b)のユーザAについては、レコード930のメッセージ内容922が表示される。このユーザに対するメッセージには、管理者に対するメッセージと異なり、メッセージにユーザ名が含まれない。ところで、DB管理部31は、ステップS1004〜ステップS1008の処理を、後述する図11から図15の処理の後に全てのタスクに関して実行する。図11から図15の処理によりデータベースが更新される。停滞DB39には、新たな図9(a)および図9(b)のレコードが生成して追加される。ステップS1009では、DB管理部31は、その判断時点で更新されている停滞DB39の図9(b)に基づいて、新たにメッセージを送信する。なお、後述する第二実施形態においても、DB管理部31は、同様の処理を経て、図17(a)および図17(b)の停滞DB39が更新される。
図11は、作業単位での作業実績工数に基づく停滞判断の流れを示すフローチャートである。DB管理部31としてのCPUは、記憶部3003からプログラムを読み込んで実行することにより、図10のステップS1004において図11の処理を実行する。図11の作業実績工数にもとづく停滞リスクの判断処理のステップS1101において、DB管理部31は、タスク進捗DB34より現時点までのタスク毎の総予定工数を取得する。DB管理部31は、たとえば図4(a)より2017年11月06日(月)終業時刻時点では、タスクAの総予定工数402として15時間を取得する。ステップS1102において、DB管理部31は、タスク進捗DB34より現時点までのタスク毎の実績工数を取得する。DB管理部31は、たとえば図4(a)より2017年11月06日(月)終業時刻時点では、タスクAの実績工数403として0時間を取得する。ステップS1103において、DB管理部31は、タスク進捗DB34より現時点までのタスク毎の予定進捗率を取得する。DB管理部31は、たとえば図4(a)より2017年11月06日(月)終業時刻時点では、タスクAの予定進捗率405として20%を取得する。ステップS1104において、DB管理部31は、タスク進捗DB34より現時点までのタスク毎の進捗率を取得する。DB管理部31は、たとえば図4(a)より2017年11月06日(月)終業時刻時点では、タスクAの進捗率404として0%を取得する。ステップS1105において、DB管理部31は、各タスクの予定進捗率が0より大きいか否かを判断する。予定進捗率が0より大きい場合、DB管理部31は、処理をステップS1106へ進める。それ以外の場合は、DB管理部31は、図11の処理を終了する。たとえば図4(a)のレコード410では予定進捗率405が20%なので、0より大きいと判断され、ステップS1106へ進む。ステップS1106において、DB管理部31は、各タスクの進捗率が0より大きいか否かを判断する。進捗率が0より大きい場合、DB管理部31は、処理をステップS1108へ進める。それ以外の場合は、DB管理部31は、処理をステップS1107へ進める。たとえば図4(a)のレコード410では進捗率404が0%である。この場合、DB管理部31は、0より大きく無いと判断して、処理をステップS1107へ進める。図4(b)のレコード411では進捗率404が25%である。この場合、DB管理部31は、0より大きいと判断して、処理をステップS1108へ進める。ステップS1107において、DB管理部31は、ステップS1105およびステップS1106の判断からタスクを未着手と判断し、停滞DB39の該当するタスクの項目を更新し、図11の処理を終了する。たとえば図4(a)のレコード410の場合、DB管理部31は、未着手と判断し、停滞DB39の未着手903の項目の値を、図9(a)のレコード910に示すようにハイフンから丸印へ更新する。ステップS1108において、DB管理部31は、タスクの「予定進捗率−進捗率」が閾値より大きいか否かを判断する。この場合の閾値は、0から99までの任意の値でよく、たとえば20でよい。タスクの「予定進捗率−進捗率」が閾値より大きい場合、DB管理部31は、処理をステップS1109へ進める。それ以外の場合は、DB管理部31は、図11の処理を終了する。たとえば図4(b)のレコード411の場合、「予定進捗率−進捗率」が37.5である。この場合、DB管理部31は、閾値20より大きいと判断し、処理をステップS1109へ進める。この閾値は、予定に対して実績がどこまで遅れていたら遅延とみなすかの基準となる。ステップS1109において、DB管理部31は、ステップS1105からステップS1108の判断からタスクの遅延と判断し、停滞DB39の該当するタスクの項目を更新して、図11の処理を終了する。たとえば図4(b)のレコード411の場合、DB管理部31は、遅延と判断する。そして、DB管理部31は、停滞DB39の作業遅延904の項目を、図9(a)のレコード911に示すようにハイフンから丸印へ更新する。なお、DB管理部31は、作業工程の比較ではなく、作業時間の比較により、図11の処理を実行してもよい。
図12は、作業単位の成果物に基づく停滞判断の流れを示すフローチャートである。DB管理部31としてのCPUは、記憶部3003からプログラムを読み込んで実行することにより、図10のステップS1005において図12の処理を実行する。図12の成果物に基づく停滞リスクの判断処理のステップS1201において、DB管理部31は、成果物DB35より現時点までのタスク毎の予定成果物名を取得する。DB管理部31は、たとえば図5のレコード510よりタスクCの予定成果物名505として「成果物A.pdf」を取得する。ステップS1202において、DB管理部31は、ステップS1201で取得した予定成果物名があったか否かを判断する。予定成果物名があった場合、DB管理部31は、処理をステップS1203へ進め、そうでなければ図12の処理を終了する。たとえば図5のレコード510では、予定成果物名として「成果物A.pdf」がある。この場合、DB管理部31は、予定成果物名があると判断し、処理をステップS1203へ進める。ステップS1203において、DB管理部31は、成果物DB35より現時点までのタスク毎の成果物有無を取得する。DB管理部31は、たとえば図5のレコード510より2017年11月13日(月)の時点では、タスクCの成果物有無506が無しを取得する。ステップS1204において、DB管理部31は、成果物DB35より現時点までのタスク毎の進捗率を取得する。DB管理部31は、たとえば図5のレコード510より2017年11月13日(月)の時点では、タスクCの進捗率504として100%を取得する。ステップS1205において、DB管理部31は、ステップS1204で取得した進捗率が100%であるか否かを判断する。進捗率が100%であれば、DB管理部31は、処理をステップS1206へ進め、そうでなければ図12の処理を終了する。たとえば図5のレコード510では、進捗率504が100%である。この場合、DB管理部31は、処理をステップS1206へ進める。ここで進捗率が100%であるか否かを判断するのは、100%未満のときに成果物が登録されていたとしても、その成果物がタスクの最終成果物とみなすことができないためである。ステップS1206において、DB管理部31は、タスクに登録されている成果物があるか否かを判断する。DB管理部31は、成果物があれば図12の処理を終了し、そうでなければ処理をステップS1207へ進める。たとえば図5のレコード501では、成果物有無506が「無し」である。この場合、DB管理部31は、処理をステップS1207へ進める。ステップS1207において、DB管理部31は、ステップS1206の判断からタスクの成果物無しと判断し、停滞DB39の該当するタスクの項目を更新し、図12の処理を終了する。たとえば図5のレコード510の場合、DB管理部31は、成果物無しと判断し、停滞DB39のレコード913についての成果物無し905の項目を、図9(a)に示すようにハイフンから丸印へ更新する。
図13は、作業中のユーザの感情に基づく停滞判断の流れを示すフローチャートである。DB管理部31としてのCPUは、記憶部3003からプログラムを読み込んで実行することにより、図10のステップS1006において図13の処理を実行する。図13のユーザの感情に基づく停滞判断処理のステップS1301において、DB管理部31は、感情DB36より現時点までのタスク毎の感情602を取得する。DB管理部31は、たとえば図6のレコード610よりタスクBの感情602として「ポジティブ」を取得する。DB管理部31は、図6のレコード611よりタスクBの感情602として「ネガティブ」を取得する。ステップS1302において、DB管理部31は、ステップS1301で取得した感情602が「ポジティブ」であるか否かを判断する。感情602がポジティブである場合、DB管理部31は、図13の処理を終了し、そうでなければ処理をステップS1303へ進める。DB管理部31は、たとえば図6のレコード611の場合には感情602がネガティブであるので、処理をステップS1303へ進める。ステップS1303において、DB管理部31は、ステップS1302の判断からタスクをネガティブ感情と判断し、停滞DB39の該当するタスクの項目を更新して、図13の処理を終了する。DB管理部31は、たとえば図6のレコード611の場合にはネガティブ感情と判断し、停滞DB39のレコード912についての感情906の項目を、図9(a)のレコード912に示すようにハイフンから丸印へ更新する。
図14は、作業開始後のコミュニケーション状態に基づく停滞判断の流れを示すフローチャートである。DB管理部31としてのCPUは、記憶部3003からプログラムを読み込んで実行することにより、図10のステップS1007において図14の処理を実行する。図14のコミュニケーション状態に基づく停滞判断処理のステップS1401において、DB管理部31は、コミュニケーションDB37より現時点までのタスク毎の進捗率702を取得する。DB管理部31は、たとえば図7のレコード710よりタスクEの進捗率702として70%を取得する。ステップS1402において、DB管理部31は、ステップS1401で取得した進捗率702が閾値以上であるか否かを判断する。閾値は、50%などのように任意の値を設定できる。進捗率が閾値以上である場合、DB管理部31は、処理をステップS1403へ進め、そうでなければ図14の処理を終了する。たとえば図7のレコード710では進捗率702が70%である。この場合、DB管理部31は、閾値50%以上であると判断し、処理をステップS1403へ進める。ここで、閾値以上か否かを判断する理由は、進捗率が低い時点(たとえば10%)のときに相談役とのコミュニケーションが無かったとしても、タスク進行の初期段階を停滞リスクとみなすのが時期なお早なためである。ステップS1403において、DB管理部31は、コミュニケーションDB37より現時点までのタスク毎のコミュニケーション回数703を取得する。DB管理部31は、たとえば図7のレコード710よりタスクEのコミュニケーション回数703として0回を取得する。なお、コミュニケーション回数703の取得方法については、図7の説明で既にしているため、ここでの説明は省略する。ステップS1404において、DB管理部31は、ステップS1403で取得したコミュニケーション回数703が所定回数以上であるか否かを判断する。所定回数には、3回などのように任意の値を設定できる。コミュニケーション回数が所定回数以上である場合、DB管理部31は、図14の処理を終了し、そうでなければ処理をステップS1405へ進める。たとえば図7のレコード710ではコミュニケーション回数が0回である。この場合、DB管理部31は、所定回数以上無いと判断し、処理をステップS1405へ進める。ステップS1405において、DB管理部31は、ステップS1404の判断におけるタスクのコミュニケーション回数が少ないとの判断に基づいて、停滞DB39の該当するタスクの項目を更新し、図14の処理を終了する。DB管理部31は、たとえば図7のレコード710の場合にはコミュニケーション回数が少ないと判断し、停滞DB39のレコード915についての相談・確認907の項目を、図9(a)のようにハイフンから丸へ更新する。
図15は、作業単位についての作業状態に基づく停滞判断の流れを示すフローチャートである。DB管理部31としてのCPUは、記憶部3003からプログラムを読み込んで実行することにより、図10のステップS1008において図15の処理を実行する。図15の作業状態に基づく停滞判断処理のステップS1501において、DB管理部31は、プロセスDB38より現時点までのタスク毎の進捗率802を取得する。DB管理部31は、たとえば図8のレコード810よりタスクFの進捗率802として50%を取得する。
ステップS1502において、DB管理部31は、ステップS1501で取得した進捗率802が閾値以上であるか否かを判断する。閾値には、30%などのように任意の値を設定できる。進捗率が閾値以上である場合、DB管理部31は、処理をステップS1503へ進め、そうでなければ図15の処理を終了する。たとえば図8のレコード810では進捗率802が50%である。この場合、DB管理部31は、閾値30%以上と判断し、処理をステップS1503へ進める。ここで、閾値以上か否かを判断する理由は、進捗率が低い時点(たとえば10%)のときにプロセス状態が膠着状態だと判断したとしても、タスク進行の初期段階を膠着しているとみなすのが時期なお早なためである。ステップS1503において、DB管理部31は、プロセスDB38より現時点までのタスク毎のプロセス803を取得する。DB管理部31は、たとえば図8のレコード810よりタスクFのプロセス803として膠着状態を取得する。なお、プロセス803の取得方法については、図8の説明で既にしているため、ここでの説明は省略する。ステップS1504において、DB管理部31は、ステップS1503で取得したプロセス803が膠着状態であるか否かを判断する。DB管理部31は、たとえば作業単位についてのユーザの作業が閾値以上の回数で繰り返されることにより取得した進捗率が低くなっている場合、作業が膠着していると判断して、作業単位の作業が停滞していると判断する、プロセスが膠着状態である場合、DB管理部31は、処理をステップS1505へ進め、そうでなければ図15の処理を終了する。DB管理部31は、たとえば図8のレコード810ではプロセス803が膠着状態と判断し、処理をステップS1505へ進める。ステップS1505において、DB管理部31は、ステップS1504でのタスクのプロセス状態が膠着状態であるとの判断に基づいて、停滞DB39の該当するタスクの項目を更新し、図15の処理を終了する。DB管理部31は、たとえば図8のレコード810の場合には膠着状態と判断し、停滞DB39のレコード914についての膠着908の項目を、図9(a)に示すようにハイフンから丸へ更新する。
以上の図11から図15の判断により、DB管理部31は、停滞DB39の各レコード914についての、未着手903から膠着908までの項目を自動的に更新される。そして、DB管理部31は、たとえば、作業単位の成果物が判断時点で無い場合、そのタスクの作業が停滞していると判断し、メッセージを通知する。また、DB管理部31は、作業中のユーザの感情がネガティブであると判断できる場合、作業開始後の判断時点までのコミュニケーション回数が少ないと判断できる場合、そのタスクの作業が停滞していると判断し、メッセージを通知する。また、DB管理部31は、作業が膠着していると判断できる場合、そのタスクの作業が停滞していると判断し、メッセージを通知する。DB管理部31は、タスクの種類や重要度、タスクの作業を担当するユーザ、および、タスクの作業の停滞を判断した内容および個数に応じて、異なる内容のメッセージを異なる通知先へ通知する。この場合において、DB管理部31は、タスクについての作業実績時間または作業実績工数が無い状態である未着手の場合には、タスクを担当するユーザを通知先とする。DB管理部31は、作業実績時間または作業実績校数が不足する場合には、タスクの作業を担当するユーザの管理者を通知先とする。DB管理部31は、タスクの成果物が無い場合には、タスクの作業を担当するユーザの管理者を通知先とする。DB管理部31は、作業中のユーザの感情情報がネガティブであると判断できる場合には、タスクの作業を担当するユーザの管理者を通知先とする。DB管理部31は、作業開始後のコミュニケーション回数が少ないと判断できる場合には、タスクの作業を担当するユーザの管理者を通知先とする。DB管理部31は、タスクの作業が膠着していると判断できる場合には、タスクの作業を担当するユーザの管理者を通知先とする。また、DB管理部31は、メッセージの通知を以下のように実施してもよい。DB管理部31は、ユーザによるタスク毎の設定に基づいて通知先または通知の有無を選択し、メッセージを通知する。DB管理部31は、停滞DB39のメッセージ内容925として同じ内容のメッセージ内容925が連日続く場合は、経過日数をカウントし、経過日数が多くなった場合はよりリスクが高まっている旨を示すメッセージ内容925へ変更してもよい。
以上のように、本実施形態では、ユーザがした作業についての作業実績時間や作業実績工数に基づいて作業の停滞を判断するとともに、その以外の情報に基づいて作業の停滞を判断する。これにより、本実施形態では、ユーザがした作業についての作業実績時間や作業実績工数に基づいては判断することができない作業の停滞を判断して、作業の停滞をより確からしく判断することができる。そして、本実施形態では、それらの少なくとも一方の判断において停滞が判断された場合、その判断に基づいて通知をする。これにより、ユーザや管理者などは、タスクが停滞している場合または停滞しそうにある場合にその通知を受けて、タスクを停滞させる要因を早急にかつ効果的に解消するように対策を講じることができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係る作業管理装置を有する作業管理システム100について説明する。第一実施形態では、プロジェクトDB33の管理者名341にもとづいて、あるユーザが担当するタスクに停滞リスクがあると判断される場合に、そのタスクを含むプロジェクトの管理者が所持する管理者端末50へ停滞リスクのメッセージを送信している。本実施形態では、組織内においてプロジェクトに属する複数のユーザがグループとして活動する場合、管理者の上位に更に管理者としてのオーナが存在する場合において好適な例を説明する。以下の説明では、主に第一実施形態との相違点について説明する。
図16は、本発明の第二実施形態のプロジェクトDBのデータ構造の説明図である。プロジェクトDB33は、作業管理対象であるユーザに関するプロジェクト情報を記憶するためのデータベースである。図16には、図3のプロジェクトDB33に追加されるもののみを図示している。すなわち、第二実施形態におけるプロジェクトDB33は、図3のデータ構造に加えて、図16(a)のグループに属するユーザと管理者との関係の情報、図16(b)の管理者とその上位に位置するオーナの関係の情報、を有する。図16(a)のユーザと管理者との関係の情報は、プロジェクト毎のレコードを有する。プロジェクト毎のレコードには、プロジェクト名340、管理者名341、グループ名1600、担当者名1601、が登録される。グループ名1600には、複数のグループ名が登録されてよい。担当者名1601には、複数の担当者名が登録されてよい。図16(a)のタスクID340および管理者名341は、それぞれ、図3(c)のタスクID340および管理者名341に対応する。図16(a)のレコード1610〜1615は、各ユーザがグループに所属していることを示す。図16(a)の例では、ユーザAとユーザBがグループAに、ユーザCとユーザDとユーザGがグループBに、ユーザHとユーザIがグループCに、ユーザEとユーザFがグループDに、所属している。また、ユーザJとユーザKがグループE、ユーザCとユーザDがグループLに所属している。グループは、あるプロジェクトの下でチームとして活動している組織的な単位である。図16(a)のレコード1610のユーザAとユーザBとは、マネージャAが管理するプロジェクトXの下のグループAとして活動している。図16(a)のレコード1611のユーザC、ユーザDおよびユーザGは、マネージャBが管理するプロジェクトYの下のグループBとして活動している。図16(a)のレコード1611とレコード1615とより、ユーザCとユーザDは、グループBとグループLの両方に所属していることが分かる。これは、ユーザCとユーザDは、プロジェクトYというプロジェクトに参加しつつ、プロジェクトLに参加していることを示している。同じユーザが複数のプロジェクトそれぞれに所属するよう設定されることにより、各プロジェクトの管理職へ適切に通知することが可能になる。図16(b)の管理者とその上位に位置するオーナの関係の情報、オーナ毎のレコードを有する。オーナ毎のレコードには、オーナ名1620、管理者名1621、が登録される。1つのレコードには、複数の管理者名1621が登録されてよい。これにより、管理者とオーナとに関する組織の上位下位関係が登録される。図16(b)のレコード1630〜1631は、各管理者が各オーナの下位に所属していることを示す。各オーナは、複数のプロジェクトを束ねているたとえば重役である。図16(b)の例では、マネージャAとマネージャBがオーナAに、マネージャCとマネージャDとマネージャEがオーナBの下位に所属している。この場合、マネージャAとマネージャBとは、それぞれが管理するプロジェクトXとプロジェクトYに関して、プロジェクトの成果をオーナAへ報告する義務を負っている。
図17は、第二実施形態の停滞DBのデータ構造の説明図である。図17の停滞DBは、図9の停滞DBと同様に、図10〜図15のフローを経て更新されるタスク毎の停滞リスクを示すテーブルである。図17の停滞DBは、図17(a)のタスク毎の停滞判断結果、図17(b)のメッセージデータ、を有する。図17(a)のタスク毎の停滞判断結果は、タスク毎の判断結果のレコードを有する。タスク毎の判断結果のレコードには、図9(a)と同様に、日付900、タスクID901、タスク名902、未着手903、作業遅延904、成果物無し905、感情906、相談・確認907、膠着908、が登録される。図17(b)のメッセージデータは、通知するメッセージおよび通知先の組み合わせ毎のレコードを有する。組み合わせ毎のレコードには、図9(b)と同様に、日付900、タスクID901、タスク名902、担当者名920、通知先921、メッセージ内容922、が登録される。次に、図17(a)と図17(b)について、図9との差分を中心に説明する。図17(a)のレコード1700〜1702、および、図17(b)のレコード1710〜1713について、図16(a)を用いて説明する。図17(a)のレコード1700〜1702は、2017年11月07日(火)の終業時刻時点のものであり、タスクID901がT3、T4、T7のタスクについて感情906の停滞リスク項目に丸印がついている。T3のタスクの担当者920は、図3よりユーザCである。T4のタスクの担当者920は、図3よりユーザDである。T7のタスクの担当者920は、ユーザGである。DB管理部31は、T3、T4、T7のタスクの担当者名920がそれぞれユーザC、ユーザD、ユーザGと判断し、図16(a)のレコード1611よりユーザC、ユーザD、ユーザGがグループBに所属していると判断する。DB管理部31は、図17(b)のレコード1710〜1711を、第一実施形態と同様の処理で生成する。DB管理部31は、図17(b)のレコード1713を、図16(a)のグループにもとづいて生成する。つまり、前述したように、図17(a)のユーザC、ユーザD、ユーザGはグループBに所属しており、同じグループに所属する3ユーザが同じ時点で感情906がネガティブである。この場合、DB管理部31は、グループに対して停滞リスクを通知するメッセージを生成する。具体的には、DB管理部31は、図17(b)のメッセージ内容922として「グループBは、”タスクC”、”タスクD”、”タスクG”について困っている可能性があります。」というメッセージを生成する。その後、DB管理部31は、図17(b)のレコード1713から、図10のステップS1010の処理により、通知先921であるマネージャBの所持する管理者端末50へメッセージを送信する。
次に、図17(a)のレコード1703、1704、および、図17(b)のレコード1714、1715について、図16(b)を用いて説明する。図17(a)は、2017年11月15日(水)の終業時刻時点のものである。レコード1703は、作業遅延904、相談・確認907、膠着908の停滞リスク項目に、停滞を示す丸印がついている。レコード1704では、作業遅延904、感情906の停滞リスク項目に、停滞を示す丸印がついている。T8のタスクは、タスク名902がタスクHであり、担当者名920がユーザHである。T9のタスクは、タスク名902がタスクJであり、担当者名920がユーザJである。DB管理部31は、図16(b)にもとづいて、図17(b)のレコード1714、1715を生成する。DB管理部31は、前述したように、図17(a)のレコード1703、1704より、それぞれのタスクは複数の停滞リスク項目に丸がついているため、一つだけ丸がついている場合より停滞リスクが高いと判断する。このように複数の停滞リスク項目に丸がついている場合、DB管理部31は、停滞リスクの重要度が高いと判断し、タスクの管理者とともに、オーナを通知先に加える。DB管理部31は、具体的には、図17(b)のタスクHの管理者であるマネージャBとともに、図16(b)よりそのオーナであるオーナAを通知先に加える。また、 DB管理部31は、図17(b)のタスクJの管理者はマネージャCとともに、図16(b)よりそのオーナであるオーナBを通知先に加える。DB管理部31は、メッセージ内容922については、図17(b)のレコード1714、1715と同様に、複数の停滞リスク項目を含めた内容を生成する。その後、DB管理部31は、図17(b)のレコード1714、1715から、図10のステップS1010の処理により、タスクHの停滞リスクについてのメッセージを、「マネージャB、オーナA」の各自が使用する2つの管理者端末50へ送信する。また、DB管理部31は、タスクJの停滞リスクについてのメッセージを、通知先921である「マネージャB、オーナA」の各自が使用する2つの管理者端末50へ送信する。
以上のように、本実施形態では、ユーザがした作業についての作業実績時間や作業実績工数だけに基づいては判断することができない作業の停滞を判断して、作業の停滞をより確からしく判断することができる。また、その判断に基づいて通知をすることにより、ユーザや管理者などは、タスクが停滞している場合または停滞しそうにある場合にその通知を受けて、タスクを停滞させる要因を早急にかつ効果的に解消するように対策を講じることができる。特に、本実施形態では、DB管理部31は、同一グループまたは同一プロジェクトに属する複数のユーザが同時期にネガティブな感情にあると判断できる場合、その複数のユーザについて同一グループまたは同一プロジェクトの作業が停滞していると判断する。この場合、本実施形態では、グループまたはプロジェクトの管理者へ通知する。DB管理部31は、タスクが重要であると判断できる場合、そのタスクを担当するユーザの上司だけでなく、その上位の管理者へメッセージを通知する。DB管理部31は、ユーザが属するグループ、タスクが属するプロジェクトを担当しているグループのメンバに対して、メッセージを通知する。DB管理部31は、作業が停滞しているとの複数の判断がある場合には、ユーザの管理者またはタスクが属するプロジェクトの管理者とともに、それらの上位の管理者へメッセージを通知する。また、DB管理部31は、メッセージの通知を以下のように実施してもよい。DB管理部31は、ユーザによるタスク毎の設定に基づいて通知先または通知の有無を選択し、メッセージを通知する。DB管理部31は、停滞DB39のメッセージ内容925として同じ内容のメッセージ内容925が連日続く場合は、経過日数をカウントし、経過日数が多くなった場合はよりリスクが高まっている旨を示すメッセージ内容925へ変更してもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク20や記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、上述した実施形態では、コンピュータがプログラムを実行することにより、各処理部として機能するものとしたが、処理の一部または全部を専用の電子回路(ハードウェア)で構成するようにしても構わない。
また、本発明には、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
10 クライアント端末
20 ネットワーク
30 サーバ装置
31 DB管理部
32 スケジュールDB
33 プロジェクトDB
34 タスク進捗DB
35 成果物DB
36 感情DB
37 コミュニケーションDB
38 プロセスDB
39 停滞DB
40 モニタリング装置
50 管理者端末
100 作業管理システム
3001 通信部
3002 制御部
3003 記憶部

Claims (16)

  1. ユーザの作業を管理する作業管理装置であって、
    ユーザの作業についての作業単位での作業実績時間または作業実績工数とともにユーザの作業の状況または内容についての情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段による取得情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている作業単位での作業実績時間または作業実績工数に基づいて、作業の停滞を判断する第一停滞判断手段と、
    前記記憶手段に記憶されているユーザの作業の状況または内容についての取得情報に基づいて、作業の停滞を判断する第二停滞判断手段と、
    前記第一停滞判断手段および前記第二停滞判断手段の中の少なくとも一方において作業の停滞が判断される場合にメッセージを通知先へ通知する通知手段と、
    を有する、作業管理装置。
  2. 前記取得手段は、
    ユーザの作業の状況または内容についての情報として、ユーザの操作に関する作業ログ、作業中のユーザを撮像した画像の解析に基づいて得られる作業ログ、および、ユーザが作業するスペースを撮像した画像の解析に基づいて得られる作業ログ、の中の少なくとも1つの作業ログを取得する、
    請求項1記載の、作業管理装置。
  3. 前記取得手段は、
    ユーザの作業の状況または内容についての情報として、ユーザの操作に関する作業ログ、作業中のユーザを撮像した画像の解析に基づいて得られる作業ログ、および、ユーザが作業するスペースを撮像した画像の解析に基づいて得られる作業ログ、のすべてを取得する、
    請求項1記載の、作業管理装置。
  4. 前記第一停滞判断手段は、
    作業実績時間または作業実績工数に基づく作業単位の実績が、予定に対して不足している場合、作業単位の作業が停滞していると判断する、
    請求項1から3のいずれか一項記載の、作業管理装置。
  5. 前記第二停滞判断手段は、
    作業単位の成果物が無い場合、作業中のユーザの感情がネガティブであると判断できる場合、作業開始後のコミュニケーション回数が少ないと判断できる場合、および作業が膠着していると判断できる場合、の中の少なくとも1つの場合に、作業単位の作業が停滞していると判断する、
    請求項1から4のいずれか一項記載の、作業管理装置。
  6. 前記第二停滞判断手段は、
    作業単位についてのユーザの作業が繰り返されている場合、作業が膠着していると判断して、前記作業単位の作業が停滞していると判断する、
    請求項5記載の、作業管理装置。
  7. 前記第二停滞判断手段は、
    複数のユーザが同時期にネガティブな感情にあると判断できる場合、複数のユーザによる作業が停滞していると判断する、
    請求項1から6のいずれか一項記載の、作業管理装置。
  8. 前記通知手段は、
    ユーザ、ユーザの管理者、作業単位が属するプロジェクトの管理者、および、それらの上位の管理者、の中から選択した通知先へメッセージを通知する、
    請求項1から7のいずれか一項記載の、作業管理装置。
  9. 前記通知手段は、
    前記作業単位、前記作業単位を担当するユーザ、および、作業の停滞を判断した内容および個数に応じて、異なる内容のメッセージをまたは異なる通知先へ通知する、
    請求項1から8のいずれか一項記載の、作業管理装置。
  10. 前記通知手段は、
    作業単位についての作業実績時間または作業実績工数が無い状態である未着手の場合には、作業単位を担当するユーザを通知先とすること、
    作業実績時間または作業実績校数が不足する場合には、作業単位を担当するユーザの管理者を通知先とすること、
    作業単位の成果物が無い場合には、作業単位を担当するユーザの管理者を通知先とすること、
    作業中のユーザの感情情報がネガティブであると判断できる場合には、作業単位を担当するユーザの管理者を通知先とすること、
    作業開始後のコミュニケーション回数が少ないと判断できる場合には、作業単位を担当するユーザの管理者を通知先とすること、および、
    作業が膠着していると判断できる場合には、作業単位を担当するユーザの管理者を通知先とすること、の中の少なくとも1つの通知を実行する、
    請求項1から9のいずれか一項記載の、作業管理装置。
  11. 前記通知手段は、
    作業単位の重要度が高いほど、より上位の管理者へメッセージを通知する、
    請求項1から10のいずれか一項記載の、作業管理装置。
  12. 前記通知手段は、
    作業単位ごとの設定に基づいて、通知先または通知の有無を選択する、
    請求項1から11のいずれか一項記載の、作業管理装置。
  13. 前記通知手段は、
    ユーザが属するグループ、作業単位が属するプロジェクトを担当するグループに対して、メッセージを通知する、
    請求項1から12のいずれか一項記載の、作業管理装置。
  14. 前記通知手段は、
    作業が停滞しているとの複数の判断がある場合、ユーザの管理者または作業単位が属するプロジェクトの管理者、および、それらの上位の管理者へメッセージを通知する、
    請求項1から13のいずれか一項記載の、作業管理装置。
  15. ユーザの作業を管理する作業管理装置の制御方法であって、
    ユーザの作業についての作業単位での作業実績時間または作業実績工数とともにユーザの作業の状況または内容についての情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程による取得情報を記憶手段に記憶する記憶工程と、
    前記記憶手段に記憶されている作業単位での作業実績時間または作業実績工数に基づいて、作業の停滞を判断する第一停滞判断工程と、
    前記記憶手段に記憶されているユーザの作業の状況または内容についての取得情報に基づいて、作業の停滞を判断する第二停滞判断工程と、
    前記第一停滞判断工程および前記第二停滞判断工程の中の少なくとも一方において作業の停滞が判断される場合にメッセージを通知先へ通知する通知工程と、
    を有する、作業管理装置の制御方法。
  16. ユーザの作業を管理する作業管理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記作業管理装置の制御方法は、
    ユーザの作業についての作業単位での作業実績時間または作業実績工数とともにユーザの作業の状況または内容についての情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程による取得情報を記憶手段に記憶する記憶工程と、
    前記記憶手段に記憶されている作業単位での作業実績時間または作業実績工数に基づいて、作業の停滞を判断する第一停滞判断工程と、
    前記記憶手段に記憶されているユーザの作業の状況または内容についての取得情報に基づいて、作業の停滞を判断する第二停滞判断工程と、
    前記第一停滞判断工程および前記第二停滞判断工程の中の少なくとも一方において作業の停滞が判断される場合にメッセージを通知先へ通知する通知工程と、
    を有する、プログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112967018A (zh) * 2021-03-03 2021-06-15 北京明略软件系统有限公司 用于项目数据分析的方法、装置、电子设备及存储介质
JP2022083228A (ja) * 2020-11-24 2022-06-03 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

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