JP2020052369A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像形成を中断した場合には、算出したクリーニング装置の容器に収容されるトナー量と、実際にクリーニング装置の容器に収容されるトナー量とがずれてしまう可能性がある【解決手段】 制御手段は、画像が記録材に2次転写されている途中で画像形成が中断された場合、2次転写されずに中間転写体に残留したトナー量に基づき、クリーニング手段に収容されるトナー量を求める。【選択図】 図5
Description
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式を用いた画像形成装置として、中間転写体を使用する構成が知られている。このような画像形成装置では、中間転写体に各色の画像を1次転写して重畳し、重畳した画像を記録材上に2次転写する。このような画像形成を行う場合に、形成する画像をピクセルカウントしたドット数に基づいて、画像形成に用いるトナーの使用量を算出する方法が特許文献1に記載されている。
このような画像形成装置においては、記録材に2次転写されずに中間転写体等に残留したトナーは、画像形成装置内に配置されるクリーニング部材によりクリーニングされ、容器に収容されるクリーニング装置の構成が一般的に知られている。このクリーニング装置の容器には、収容可能なトナー量が予め決まっており、収容可能なトナー量を越えてしまうと、収容したトナーが画像形成装置内へ漏れ出してしまい、様々な画像弊害を起こす要因となりうる。
このため、クリーニング装置内に収容されるトナー量を正確に把握し、必要に応じて、ユーザへクリーニング装置の交換等を促す必要がある。こうした理由から、クリーニング装置内に光学センサ等を設けて、収容されたトナー量を直接測定する構成が知られている。一方で、コストダウンのために、クリーニング装置内にセンサを設けない直接測定しない構成もある。このような構成では、ピクセルカウントした画像形成に使用されるトナー使用量と、予め実験的に求められた各部材へのトナーの転写効率等から、クリーニング装置へ収容されるトナー量を算出する方法も知られている。このようなセンサを用いない方式においては、記録材が詰まりを起こした場合等により画像形成を中断した場合は、画像形成の中断の要因となった画像を含めて、中断時に形成されている画像のトナーがクリーニング装置に収容されるとしてトナー量を算出している。
従来のようなトナー量を直接測定しないような方式においては、画像形成を中断した場合には、算出したクリーニング装置の容器に収容されるトナー量と、実際にクリーニング装置の容器に収容されるトナー量とがずれてしまう可能性があるという課題があった。
本出願にかかる発明は、上記のような状況を鑑みてなされたものであり、クリーニング装置の容器に収容されるトナー量の算出精度の低下を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、画像データに基づき、静電潜像が形成される感光体と、前記感光体に形成された前記静電潜像をトナーにより画像として現像する現像手段と、前記感光体に形成された前記画像を中間転写体に1次転写する1次転写手段と、前記中間転写体に転写された前記画像を記録材に2次転写する2次転写手段と、前記2次転写した後に前記中間転写体に残留したトナーをクリーニングし、収容するクリーニング手段と、前記画像データに基づき、画像形成に使用されるトナー量を求める制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記画像が記録材に2次転写されている途中で画像形成が中断された場合、2次転写されずに前記中間転写体に残留したトナー量に基づき、前記クリーニング手段に収容されるトナー量を求めることを特徴とする。
本発明によれば、クリーニング装置の容器に収容されるトナー量の算出精度の低下を抑制することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(第1の実施形態)
[画像形成装置]
図1は、画像形成装置の概略構成図である。画像形成装置10は、4色(Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック))の画像を重ね合わせてカラー画像を形成するものである。以下、各色に対応する構成については、符号にa、b、c、dを添え書きし、各々イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応する構成であることを示す。また、特段に色を特定しない場合は、符号の添え書きを省略することもある。
[画像形成装置]
図1は、画像形成装置の概略構成図である。画像形成装置10は、4色(Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック))の画像を重ね合わせてカラー画像を形成するものである。以下、各色に対応する構成については、符号にa、b、c、dを添え書きし、各々イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応する構成であることを示す。また、特段に色を特定しない場合は、符号の添え書きを省略することもある。
[画像形成部]
スキャナユニット20a〜20dは、反射ミラーやレーザダイオード(発光素子)を含み、回転駆動される感光体としての感光ドラム22a〜22dに対し、順次レーザ光21a〜21dを照射する。この時、感光ドラム22a〜22dは、帯電ローラ23a〜23dによって予め帯電されている。各帯電ローラからは例えば−1200Vの電圧が出力されており、感光ドラムの表面は例えば−700Vで帯電されている。この帯電電位においてレーザ光21a〜21dの照射によって静電潜像を形成すると、静電潜像が形成された箇所の電位は例えば−100Vとなる。
スキャナユニット20a〜20dは、反射ミラーやレーザダイオード(発光素子)を含み、回転駆動される感光体としての感光ドラム22a〜22dに対し、順次レーザ光21a〜21dを照射する。この時、感光ドラム22a〜22dは、帯電ローラ23a〜23dによって予め帯電されている。各帯電ローラからは例えば−1200Vの電圧が出力されており、感光ドラムの表面は例えば−700Vで帯電されている。この帯電電位においてレーザ光21a〜21dの照射によって静電潜像を形成すると、静電潜像が形成された箇所の電位は例えば−100Vとなる。
現像ローラ24a〜24dを有する現像器25a〜25dは、例えば−350Vの電圧を出力し、感光ドラム22a〜22dの静電潜像にトナーを供給し、感光ドラム上にトナー像を形成する。1次転写ローラ26a〜26dは、例えば+1000Vの正電圧を出力し、感光ドラム22a〜22dのトナー像を、中間転写体としての中間転写ベルト30(無端状ベルト)に転写する。中間転写ベルト30は、ローラ31、32、33によって周回駆動され、転写されたトナー像をローラ33と2次転写ローラ28によって形成される2次転写部へ搬送する。なお、以降では、中間転写ベルト30、ローラ31、32、33を中間転写ユニットとも称する。また、スキャナユニット及び感光ドラムを含む、帯電ローラ、現像器及び1次転写ローラ等の画像形成に関わる部材群を画像形成部とも称する。
[給送部]
本体カセット11に積載された記録材12は、ピックアップローラ13により給紙される。記録材12の最上の1枚がピックアップローラ13と当接し、ピックアップローラ13の回転により、記録材12は1枚ずつ分離給送され、搬送ローラ対14、15へ搬送される。
本体カセット11に積載された記録材12は、ピックアップローラ13により給紙される。記録材12の最上の1枚がピックアップローラ13と当接し、ピックアップローラ13の回転により、記録材12は1枚ずつ分離給送され、搬送ローラ対14、15へ搬送される。
[シート搬送制御]
本体カセット11から給送された記録材12は、搬送路上に設置されたレジセンサ111によって先端が検知される。記録材12の先端と、中間転写ベルト30上に形成されたトナー像の先端が位置60(以下、マージポイント60とする)で一致するように、記録材12の先端を検知したタイミングに応じて記録材12の搬送速度を変更する。搬送された記録材12がマージポイント60に到達する前に搬送速度を変更前の速度に戻し、2次転写部に搬送する。
本体カセット11から給送された記録材12は、搬送路上に設置されたレジセンサ111によって先端が検知される。記録材12の先端と、中間転写ベルト30上に形成されたトナー像の先端が位置60(以下、マージポイント60とする)で一致するように、記録材12の先端を検知したタイミングに応じて記録材12の搬送速度を変更する。搬送された記録材12がマージポイント60に到達する前に搬送速度を変更前の速度に戻し、2次転写部に搬送する。
[2次転写部]
2次転写部では、記録材12の搬送に際して、高圧電源装置50により、2次転写ローラ28に正電圧を印加することで、対向部に設置されたローラ33に電界を形成する。そして、中間転写ベルト30及び記録材12の間に誘導分極を発生させて両者に静電吸着力を生じさせるようになっている。これにより、中間転写ベルト30によって搬送されたトナー像を、記録材12上へ転写する。
2次転写部では、記録材12の搬送に際して、高圧電源装置50により、2次転写ローラ28に正電圧を印加することで、対向部に設置されたローラ33に電界を形成する。そして、中間転写ベルト30及び記録材12の間に誘導分極を発生させて両者に静電吸着力を生じさせるようになっている。これにより、中間転写ベルト30によって搬送されたトナー像を、記録材12上へ転写する。
[クリーニング部]
一方、感光ドラム22から中間転写ベルト30に1次転写を行った後に、感光ドラム22上に残留したトナーは、第1のクリーニング手段としてのクリーニング装置27によって感光ドラム22上から除去されて、容器内に回収される。また、中間転写ベルト30から記録材12に2次転写を行った後に、中間転写ベルト30上に残留したトナーは、第2のクリーニング手段としての帯電部材である導電性ブラシ70によりクリーニングされる。ここでのクリーニングとは、中間転写ベルト30に残留したトナーは導電性ブラシ70により均一に散らされ、高圧電源装置50により印加した電圧により帯電されることである。その後、例えば次の画像形成を行う場合などに、次のトナー像を中間転写ベルト30に1次転写するタイミングにおいて、感光ドラム22に再転写される。そして、感光ドラム22に配置されたクリーニング装置27によって、容器内に回収される。なお、クリーニング装置27は、収容されたトナー量を検知するための光学センサ等は備えていないものとする。
一方、感光ドラム22から中間転写ベルト30に1次転写を行った後に、感光ドラム22上に残留したトナーは、第1のクリーニング手段としてのクリーニング装置27によって感光ドラム22上から除去されて、容器内に回収される。また、中間転写ベルト30から記録材12に2次転写を行った後に、中間転写ベルト30上に残留したトナーは、第2のクリーニング手段としての帯電部材である導電性ブラシ70によりクリーニングされる。ここでのクリーニングとは、中間転写ベルト30に残留したトナーは導電性ブラシ70により均一に散らされ、高圧電源装置50により印加した電圧により帯電されることである。その後、例えば次の画像形成を行う場合などに、次のトナー像を中間転写ベルト30に1次転写するタイミングにおいて、感光ドラム22に再転写される。そして、感光ドラム22に配置されたクリーニング装置27によって、容器内に回収される。なお、クリーニング装置27は、収容されたトナー量を検知するための光学センサ等は備えていないものとする。
[定着部]
定着器16は、記録材12上に2次転写されたトナー像に熱及び圧力を加えて定着させるものであり、図示しない定着ベルトと図示しない弾性加圧ローラとを有している。弾性加圧ローラは定着ベルトを挟み、図示しないベルトガイド部材と所定の圧接力をもって所定幅の定着ニップ部を形成している。
定着器16は、記録材12上に2次転写されたトナー像に熱及び圧力を加えて定着させるものであり、図示しない定着ベルトと図示しない弾性加圧ローラとを有している。弾性加圧ローラは定着ベルトを挟み、図示しないベルトガイド部材と所定の圧接力をもって所定幅の定着ニップ部を形成している。
定着ニップ部が所定の温度に立ち上がって温調された状態において、未定着トナー像が2次転写された記録材12が定着ニップ部の定着ベルトと弾性加圧ローラとの間に画像面が上向き、即ち定着ベルト面に対向して搬送される。そして、定着ニップ部において画像が定着ベルトの外面に密着して定着ベルトと一緒に定着ニップ部を挟持搬送されていく。この定着ニップ部を定着ベルトと一緒にシートが挟持搬送されていく過程において、定着ベルトで加熱され、シート上の未定着トナー像が加熱定着される。
[画像形成装置の制御ブロック図]
図2は、画像形成装置10における制御ブロック図を示している。コントローラ201は、ホストコンピュータ200、エンジン制御部202と相互に通信が可能となっている。コントローラ201は、ホストコンピュータ200から印刷データを受け取る(入力される)と、印刷データを展開し、画像形成するための画像データへ変換する。そして、変換した画像データに基づいて、スキャナユニット20で露光する為の4色分の露光用のビデオ信号を生成する。
図2は、画像形成装置10における制御ブロック図を示している。コントローラ201は、ホストコンピュータ200、エンジン制御部202と相互に通信が可能となっている。コントローラ201は、ホストコンピュータ200から印刷データを受け取る(入力される)と、印刷データを展開し、画像形成するための画像データへ変換する。そして、変換した画像データに基づいて、スキャナユニット20で露光する為の4色分の露光用のビデオ信号を生成する。
なお、以下のトナー量の求め方として、ここでは一例としてビデオ信号に基づきドット数をカウントすることを説明するが、これに限られるものではない。コントローラ201からエンジン制御部202に、文字コードのビットマップ化やグレイスケール画像のハーフトーニング処理等を行った画像情報を送信し、この画像情報を解析し、ドット数や画像濃度情報に基づきトナー量を求めてもよい。言い換えると、ビデオ信号も画像情報も、画像を形成するために用いられる画像データということもできる。
コントローラ201は、ビデオ信号の生成が完了すると、エンジン制御部202のビデオインターフェイス部210に対し、コマンドによる画像形成開始を指示する。その後、CPU211は、ビデオインターフェイス部210から画像形成開始の指示を受けると駆動装置230や高圧電源装置50を起動し、画像形成の準備を開始する。
駆動装置230は、メインモータ231および給紙モータ232から構成され、感光ドラム22や中間転写ベルト30、ピックアップローラ13等を駆動する。駆動装置230は、画像や記録材の搬送に用いられる。また、高圧電源装置50は、帯電高圧電源220、現像高圧電源221、1次転写高圧電源222、2次転写高圧電源223、導電性ブラシ高圧電源224から構成され、各部材に電圧を印加可能に構成されている。エンジン制御部202は、画像形成の準備が完了すると、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号をコントローラ201に対して出力し、上述の画像形成動作を順次実行する。
更に、コントローラ201から出力されるビデオ信号はカウンタ214へ出力される。カウンタ214は、コントローラ201が出力したビデオ信号がオンであったドット数、すなわちレーザ光21が発光し、トナー像が形成されるドット数Cd(Y、M、C、Kのドット数をそれぞれCda、Cdb、Cdc、Cddとする)をカウントする。そして、カウントした結果をCPU211へ出力する。トナー量算出手段212は、ドット数Cdと、予め実験的に求められたから、1ページごとに使用されるトナー使用量Ubを以下の式(1)によって求める。なお、1ドット当たりのトナー使用量U1は、Y、M、C、Kの1ドット当たりのトナー使用量をそれぞれU1a、U1b、U1c、U1dとして算出する。
Ub=(Cda×U1a)+(Cdb×U1b)+(Cdc×U1c)+(Cdd×U1d)・・・(1)
Ub=(Cda×U1a)+(Cdb×U1b)+(Cdc×U1c)+(Cdd×U1d)・・・(1)
次に、トナー量算出手段212によって求められたトナー使用量Ubは、残留トナー量算出手段213へ入力され、トナー使用量Ubを用いて、記録材12へ転写されずに画像形成装置内に残留したトナー量Wを求める。なお、トナー量Wの求め方については、後に詳しく説明する。
正常にプリントが完了した場合、画像形成装置内に残留したトナーとは、以下のことを指す。1次転写時に中間転写ベルト30へ転写されず、感光ドラム22上に残留したトナー(1次転写残留トナー)、2次転写時に記録材12へ転写されず、中間転写ベルト30上に残留したトナー(2次転写残留トナー)。上流ステーションで画像形成されたトナーが中間転写ベルト30上へ1次転写された後、下流ステーションの感光ドラム22へ再転写されたトナー(再転写トナー)。
また、紙詰まり等により画像形成が中断した場合、画像形成装置内に残留したトナーとは、画像形成が中断した要因となった紙に対応する画像を含め、画像形成が中断した際に形成されている画像も、画像形成装置内に残留したトナーの対象とする。なお、以降の説明においては、説明の簡略化のため、画像形成において上記の1次転写残留トナーおよび再転写トナーは発生しないものとして説明を行う。もちろん、これらのトナー量も含めて算出を行えば、さらに精度よく残留トナー量を求めることができる。
[従来例]
図3を用いて、従来例における画像形成を中断した場合の残留トナー量Wの求め方について説明する。図3は、ひとつ(1枚)の画像のプリントを実行した場合に、中間転写ベルト30によって搬送されたトナー像(画像)300を記録材12へ2次転写している場面を示した図である。なお、P1は記録材12の先端部分、P2は記録材12で2次転写中の部分、P3は記録材12の後端部分をそれぞれ指し示している。
図3を用いて、従来例における画像形成を中断した場合の残留トナー量Wの求め方について説明する。図3は、ひとつ(1枚)の画像のプリントを実行した場合に、中間転写ベルト30によって搬送されたトナー像(画像)300を記録材12へ2次転写している場面を示した図である。なお、P1は記録材12の先端部分、P2は記録材12で2次転写中の部分、P3は記録材12の後端部分をそれぞれ指し示している。
ここで、図3において、紙詰まり等により画像形成が中断すると、CPU211は駆動装置230および高圧電源装置50を停止し、プリント動作を中断する。その後、ユーザによって紙詰まりを起こした記録材12を画像形成装置外に取り除く等により、中断した要因が解消されると、画像形成装置内に残留した残留トナーのクリーニングを行う。そして、クリーニングを行った後に、再度プリント動作が実行可能な状態にする。
紙詰まり等により画像形成が中断したため、トナー像300が記録材12に2次転写されている途中で2次転写が中断されている。このような状態において、従来例では画像形成装置内に残留した残留トナー量Wは、W=Ubとして算出している。さらに、残留トナー量のうち、クリーニング動作によりクリーニング装置27a、27b、27c、27dへそれぞれ収容されるトナーの割合をRy、Rm、Rc、Rkとする。これらのパラメータを用いて、容器に回収されるトナー量Wy、Wm、Wc、Wkは、以下の式(2)〜(5)によって求められる。なお、Ry、Rm、Rc、Rkについては、予め実験的に求められている値とする。
Wy=Ub×Ry・・・(2)
Wm=Ub×Rm・・・(3)
Wc=Ub×Rc・・・(4)
Wk=Ub×Rk・・・(5)
Wy=Ub×Ry・・・(2)
Wm=Ub×Rm・・・(3)
Wc=Ub×Rc・・・(4)
Wk=Ub×Rk・・・(5)
例えば、クリーニング装置27aで全ての残留トナーを回収する場合は、Wy=Ub×1、Wm=Ub×0、Wc=Ub×0、Wk=Ub×0となる。4分の1ずつ残留トナーを回収する場合は、Wy=Ub×0.25、Wm=Ub×0.25、Wc=Ub×0.25、Wk=Ub×0.25となる。
上記のように残留トナー量を求めることができるものの、実際には図3においてP1からP2の区間は、既にトナー像は記録材12へ2次転写済みであるため、クリーニング装置27へ収容されない。このため、従来例の算出方法では、実際にはクリーニング装置27へ収容されないP1からP2の区間にあるトナー像のトナー量もクリーニング装置27へ収容されたものとして算出してしまう。すなわち、実際にクリーニング装置27へ収容されたトナー量と算出した残留トナー量とにずれが生じてしまう。
[本実施形態における算出方法]
図4を用いて、本実施形態における残留トナー量の算出方法について説明する。コントローラ201は、形成する画像を副走査方向(記録材12の搬送方向)において複数の領域に分割し、各領域に形成される画像のドット数をビデオインターフェイス部210へ出力する。例えば、図4に示すように、コントローラ201は、副走査方向の先頭側から順に、長さLaごとに、n個のエリア(エリア1、エリア2、…、エリアn−1、エリアn)に分割する。なお、エリアの分割方法については一例であり、求めたい残留トナー量の精度や計算負荷などを鑑みて、適宜設定することが可能である。
図4を用いて、本実施形態における残留トナー量の算出方法について説明する。コントローラ201は、形成する画像を副走査方向(記録材12の搬送方向)において複数の領域に分割し、各領域に形成される画像のドット数をビデオインターフェイス部210へ出力する。例えば、図4に示すように、コントローラ201は、副走査方向の先頭側から順に、長さLaごとに、n個のエリア(エリア1、エリア2、…、エリアn−1、エリアn)に分割する。なお、エリアの分割方法については一例であり、求めたい残留トナー量の精度や計算負荷などを鑑みて、適宜設定することが可能である。
次に、コントローラ201は、エリアごとにY、M、C、Kのそれぞれのドット数Cma、Cmb、Cmc、Cmd(m=1、2、…n−1、n)をそれぞれビデオインターフェイス部210へ送信する。また、CPU211は、ビデオインターフェイス部210を介して、エリアごとのドット数Cm(=Cma+Cmb+Cmc+Cmd)を取得する。例えば、各色ともに、図4に示される画像をプリントする場合、エリア1のドット数C1は、エリア1に画像がないため、0ドットとなる。また、エリア2のドット数C2は、2400000ドット(=4色×3000ドット×200ドット)となる。
ここで、図3の状態で紙詰まり等により画像形成を中断したとする。このとき、P1からP2の区間に含まれたエリアの画像、すなわち図4のエリア1からエリアk−1の画像は、既に記録材12に2次転写されているため、クリーニング装置27へ収容されるトナーとはならない。このように、画像形成を中断した場合に、エリア1からエリアk−1までの画像を記録材12へ2次転写済みである場合(すなわち、P2がエリアkの領域を指し示している場合)について説明する。つまり、クリーニング装置27a、27b、27c、27dへ収容されるトナー量Wy、Wm、Wc、Wkは、以下の式(6)〜(9)によって求められる(ただし、2≦k≦nとする)。
式(6)〜(9)は、すでに記録材12に2次転写済であるエリア1〜エリアk−1までの画像は、残留トナー量の算出に含めていない。エリアk〜エリアnまでの画像を残留トナー量として算出しているため、実際のトナー量と算出したトナー量とのずれが少なくなっており、算出精度の低下を抑制することができている。なお、k=1の場合は、どのエリアのトナー像も記録材12に2次転写されていない状態であり、すべての領域の画像が残留トナー量となるとして、算出を行う。このように、画像形成を開始してから画像形成が中断されるまでの期間に応じて、中間転写ベルト30から2次転写された画像の第1のエリアと、2次転写されていない第1のエリア以降の第2のエリアとを判断することができる。
図5は、本実施形態における残留トナー量の算出方法を示したフローチャートである。S500において、CPU211はプリント中に紙詰まり等により画像形成が中断すると、紙詰まり等の要因が除去されたのちに、画像形成装置内に残留したトナーをクリーニングする。クリーニングのために、画像形成時と同様に帯電ローラ23、現像ローラ24に負電圧を印加する。S501において、CPU211は残留したトナーが2次転写ローラ28に付着しないように、2次転写ローラ28に負電圧を印加する。
S502において、CPU211は中間転写ベルト30上に残留したトナーを感光ドラム22に再転写するために、1次転写ローラ26に負電圧を印加する。S503において、CPU211はスキャナユニット20のレーザ光21を感光ドラム22へ一様に照射し、感光ドラム22の電位を上げることで、残留したトナーが感光ドラム22に再転写されるよう制御する。S504において、CPU211は導電性ブラシ70に負電圧を印加することによって、中間転写ベルト30上に残留したトナーが、導電性ブラシ70の内部に入り込み、クリーニング性能が低下することを防止する。これらの電圧印加の実施後に、S505において、CPU211はメインモータ231の駆動を開始し、中間転写ベルト30を周回駆動させて、残留したトナーを感光ドラム22と中間転写ベルト30とからなる1次転写位置に搬送する。
S506において、CPU211は不図示のタイマにより測定した/TOP信号を送信してからの経過時間と、レジセンサ111による記録材12の検知タイミングから、画像形成を中断した場合に、P2がどのエリアを指し示していたかを計算する。つまり、画像のどの部分までが記録材12に2次転写されているかを判断する。P2がエリア2からエリアnを指していた場合、S507において、CPU211は式(6)〜(9)を用いて、クリーニング装置27a、27b、27c、27dへ収容されるトナー量Wy、Wm、Wc、Wkを計算する。一方、P2がエリア2からエリアn以外を指していた場合、S508において、CPU211は式(2)〜(5)を用いて、クリーニング装置27a、27b、27c、27dへ収容されるトナー量Wy、Wm、Wc、Wkを計算する。
S509において、CPU211は画像形成装置内に残留したトナーのクリーニングが完了したか否かを判断する。完了していれば、S510において、CPU211は駆動装置230および高圧電源装置50を停止し、残留トナー量の算出動作を終了する。
このように、画像形成を中断した場合にも、記録材12に2次転写されているトナーも考慮して残留トナー量を算出することができる。よって、実際に中間転写ベルト30に残留しているトナー量と、算出したトナー量のずれを抑制することができる。つまり、クリーニング装置の容器に収容されるトナー量の算出精度の低下を抑制することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態においては、感光ドラム22上のトナーをクリーニングするクリーニング装置27について説明した。本実施形態においては、中間転写ベルト30上のトナーをクリーニングするクリーニング装置27について説明する。このような構成では、クリーニング装置27も含めた中間転写ユニットが交換不可能なユニットであった場合、クリーニング装置27の寿命(すなわち、クリーニング装置27に収容可能なトナー量が上限に達したとき)が、画像形成装置の寿命となる。したがって、クリーニング装置27へ収容されるトナー量を正確に計算することが求められる。なお、画像形成装置の構成等、先の第1の実施形態と同様の構成については、ここでの詳しい説明は省略する。
第1の実施形態においては、感光ドラム22上のトナーをクリーニングするクリーニング装置27について説明した。本実施形態においては、中間転写ベルト30上のトナーをクリーニングするクリーニング装置27について説明する。このような構成では、クリーニング装置27も含めた中間転写ユニットが交換不可能なユニットであった場合、クリーニング装置27の寿命(すなわち、クリーニング装置27に収容可能なトナー量が上限に達したとき)が、画像形成装置の寿命となる。したがって、クリーニング装置27へ収容されるトナー量を正確に計算することが求められる。なお、画像形成装置の構成等、先の第1の実施形態と同様の構成については、ここでの詳しい説明は省略する。
[画像形成装置]
図6は、画像形成装置の概略構成図である。以下、図1と異なる構成について説明する。
図6は、画像形成装置の概略構成図である。以下、図1と異なる構成について説明する。
[クリーニング部]
中間転写ベルト30に1次転写されたトナー像は、2次転写部に搬送され、記録材12に2次転写される。2次転写を行った後に、中間転写ベルト30上に残留した2次転写残留トナーは、第3のクリーニング手段としてのクリーニング装置27により、中間転写ベルト30上から除去されて、容器内に回収される。クリーニング装置27は、クリーニングブレード及び残留トナーを収容する容器を備えている。クリーニングブレードによって中間転写ベルト30上に残留したトナーをかぎとり、容器へ収容するように構成されている。なお、第1の実施形態と同様に、クリーニング装置27は、収容されたトナー量を検知するための光学センサ等は備えていないものとする。
中間転写ベルト30に1次転写されたトナー像は、2次転写部に搬送され、記録材12に2次転写される。2次転写を行った後に、中間転写ベルト30上に残留した2次転写残留トナーは、第3のクリーニング手段としてのクリーニング装置27により、中間転写ベルト30上から除去されて、容器内に回収される。クリーニング装置27は、クリーニングブレード及び残留トナーを収容する容器を備えている。クリーニングブレードによって中間転写ベルト30上に残留したトナーをかぎとり、容器へ収容するように構成されている。なお、第1の実施形態と同様に、クリーニング装置27は、収容されたトナー量を検知するための光学センサ等は備えていないものとする。
[本実施形態における算出方法]
以下、本実施形態における残留トナー量の算出方法について説明する。コントローラ201は、形成する画像を副走査方向(記録材12の搬送方向)において複数の領域に分割し、各領域に形成される画像のドット数Cmをビデオインターフェイス部210へ出力する。CPU211は、ビデオインターフェイス部210を介して、ドット数Cmを取得する。
以下、本実施形態における残留トナー量の算出方法について説明する。コントローラ201は、形成する画像を副走査方向(記録材12の搬送方向)において複数の領域に分割し、各領域に形成される画像のドット数Cmをビデオインターフェイス部210へ出力する。CPU211は、ビデオインターフェイス部210を介して、ドット数Cmを取得する。
ここで、図3の状態で紙詰まり等により画像形成を中断したとする。このとき、P1からP2の区間に含まれたエリア(第1のエリア)の画像、すなわち図4のエリア1からエリアk−1の画像は、既に記録材12に2次転写されているため、クリーニング装置27へ収容されるトナーとはならない。したがって、クリーニング装置27へ収容されるトナー量Wは、P2以降のエリア(第2のエリア)となり、以下の式(10)によって求められる(ただし、2≦k≦nとする)。
式(10)は、すでに記録材12に2次転写済であるエリア1〜エリアk−1までの画像は、残留トナー量の算出に含めていない。エリアk〜エリアnまでの画像を残留トナー量として算出しているため、実際のトナー量と算出したトナー量とのずれが少なくなっており、算出精度の低下を抑制することができている。なお、k=1の場合は、どのエリアのトナー像も記録材12に2次転写されていない状態であり、すべての領域の画像が残留トナー量となるとして、算出を行う。
図7は、本実施形態における残留トナー量の算出方法を示したフローチャートである。S700において、CPU211はプリント中に紙詰まり等により画像形成が中断すると、紙詰まり等の要因が除去されたのちに、画像形成装置内に残留したトナーをクリーニングする。クリーニングのために、画像形成時と同様に帯電ローラ23、現像ローラ24に負電圧を印加する。S701において、CPU211は残留したトナーが2次転写ローラ28に付着しないように、2次転写ローラ28に負電圧を印加する。これらの電圧を印加後にS702において、CPU211はメインモータ231の駆動を開始し、中間転写ベルト30を周回駆動させて、残留したトナーをクリーニング装置27のクリーニングブレードの位置まで搬送し、順次容器の中に残留トナーを収容する。
S703において、CPU211は不図示のタイマにより測定した/TOP信号を送信してからの経過時間と、レジセンサ111による記録材12の検知タイミングから、画像形成を中断した場合に、P2がどのエリアを指し示していたかを計算する。P2がエリア2からエリアnを指していた場合、S704において、CPU211は式(10)を用いて、クリーニング装置27へ収容される残留トナー量Wを計算する。一方、P2がエリア2からエリアn以外を指していた場合、S705において、CPU211は残留トナー量W=Ubとして算出する。
S706において、CPU211は画像形成装置内に残留したトナーのクリーニングが完了したか否かを判断する。完了していれば、S707において、CPU211は駆動装置230および高圧電源装置50を停止し、残留トナー量の算出動作を終了する。
このように、画像形成を中断した場合にも、記録材12に2次転写されているトナーも考慮して残留トナー量を算出することができる。よって、実際に中間転写ベルト30に残留しているトナー量と、算出したトナー量のずれを抑制することができる。つまり、クリーニング装置の容器に収容されるトナー量の算出精度の低下を抑制することができる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態、第2の実施形態においては、残留トナー量の算出方法について説明した。本実施形態においては、クリーニング装置27に収容される残留トナー量を低減する方法について説明する。なお、本実施形態においては一例として、第2の実施形態と同様の構成の画像形成装置により説明を行う。画像形成装置の構成等、先の第2の実施形態と同様の構成については、ここでの詳しい説明は省略する。
第1の実施形態、第2の実施形態においては、残留トナー量の算出方法について説明した。本実施形態においては、クリーニング装置27に収容される残留トナー量を低減する方法について説明する。なお、本実施形態においては一例として、第2の実施形態と同様の構成の画像形成装置により説明を行う。画像形成装置の構成等、先の第2の実施形態と同様の構成については、ここでの詳しい説明は省略する。
図8は、2枚の画像形成を行っている場合に、紙詰まり等により画像形成が中断された様子を示している。このとき、画像(トナー像)300、及び画像(トナー像)301は、それぞれ記録材12a、記録材12bに2次転写されるものであったとする。なお、画像300、及び画像301は、図4で示した画像と同様とする。また、記録材12aは、図4と同様に、P2がエリアkを指し示した状態で、画像形成を中断したものとする。
このとき、画像300のエリア1からエリアk−1の区間は、既に記録材12aに2次転写済みであるため、クリーニング装置27へ収容される残留トナー量として算出しない。さらに、画像301は、すべてが中間転写ベルト30上に形成されている状態であるため、このままクリーニングを行うと、画像301のすべてがクリーニング装置27の容器に収容されることになる。そこで、本実施形態においては、残留トナーをクリーニング装置27でクリーニングする前に、中間転写ベルト30上に残留した画像を画像形成装置内にあり搬送可能な記録材(ここでは記録材12b)を給送し、2次転写する。これによって、クリーニング装置27へ収容されるトナー量を低減する方法を説明する。
図9は、本実施形態における残留トナーの処理方法に関するフローチャートである。S900において、CPU211はプリント中に紙詰まり等により画像形成が中断した場合にP2がどのエリアを指し示していたかを計算する。P2がエリア2からエリアnを指していた場合、S901において、CPU211は式(10)を用いて、クリーニング装置27へ収容される残留トナー量Wを計算する。一方、P2がエリア2からエリアn以外を指していた場合、S902において、CPU211は残留トナー量W=Ubとして算出する。
S903において、CPU211はエリアごとのドット数Cmと不図示のタイマにより測定した/TOP信号を送信してからの経過時間により、中間転写ベルト30上のどの位置にどのエリアの画像が位置しているかを計算する。そして、画像301を記録材12bに2次転写するか否かを判断する。2次転写するか否かは、例えば中間転写ベルト30上に残留しているトナー量Ubが閾値より多いか否かで判断してもよいし、クリーニング装置27の容器に収容されているトナー量が閾値より多いか否かで判断してもよい。
画像301を2次転写する場合、S904において、CPU211は画像形成時と同様に帯電ローラ23、現像ローラ24に負電圧を印加する。S905において、CPU211は画像301を記録材12bに2次転写するために、2次転写ローラ28へ正電圧を印加する。S906において、CPU211はメインモータ231及び給紙モータ232を駆動し、画像301と記録材12bを2次転写部へ搬送し、画像301を2次転写する。なお、画像301をなるべく多く記録材12bに2次転写できるように、メインモータ231及び給紙モータ232を駆動すると、クリーニング装置27に収容されるトナー量を減らす効果が大きくなる。
S911において、CPU211は記録材12bの後端が2次転写部を抜けたか否かを判断する。後端が抜けると、S912において、CPU211は中間転写ベルト30上の画像301が2次転写ローラ28に付着しないように負電圧を印加する。そして、S913において、CPU211は記録材12bに2次転写されずに中間転写ベルト30上に残留した画像301の残留トナー量Wを、式(10)を用いて算出する。なお、S905において、2次転写ローラ28に正電圧を印加したことで、2次転写ローラ28に画像301のトナーが付着してしまうような場合も考えられる。このような場合には、必要に応じてクリーニング動作の最後に、2次転写高圧電源223により、正電圧と負電圧を交互に印加することで、2次転写ローラ28のクリーニングを実施してもよい。
画像301を2次転写しない場合、第2の実施形態と同様に画像301のクリーニングを行う。S907において、CPU211は画像形成時と同様に帯電ローラ23、現像ローラ24に負電圧を印加する。S908において、CPU211は残留したトナーが2次転写ローラ28に付着しないように、2次転写ローラ28に負電圧を印加する。これらの電圧を印加後にS909において、CPU211はメインモータ231の駆動を開始し、中間転写ベルト30を周回駆動させて、残留したトナーをクリーニング装置27のクリーニングブレードの位置まで搬送し、順次容器の中に残留トナーを収容する。S910において、CPU211は記録材12bへ転写される予定であった画像301のトナー量Ubを残留トナー量Wとして算出する。S914において、CPU211はクリーニングが完了したか否かを判断する。完了していれば、S915において、CPU211は駆動装置230及び高圧電源装置50を停止し、残留トナー量の算出動作を終了する。
このように、画像形成を中断した場合にも、記録材12に2次転写されているトナーも考慮して残留トナー量を算出することができる。よって、実際に中間転写ベルト30に残留しているトナー量と、算出したトナー量のずれを抑制することができる。つまり、クリーニング装置の容器に収容されるトナー量の算出精度の低下を抑制することができる。さらに、画像形成が中断された場合に、すでに中間転写ベルト30上に形成されている画像を記録材に2次転写することで、クリーニング装置27の容器に収容されるトナー量を削減することもできる。
22 感光ドラム
25 現像器
26 1次転写ローラ
27 クリーニング装置
28 2次転写ローラ
211 CPU
25 現像器
26 1次転写ローラ
27 クリーニング装置
28 2次転写ローラ
211 CPU
Claims (14)
- 画像データに基づき、静電潜像が形成される感光体と、
前記感光体に形成された前記静電潜像をトナーにより画像として現像する現像手段と、
前記感光体に形成された前記画像を中間転写体に1次転写する1次転写手段と、
前記中間転写体に転写された前記画像を記録材に2次転写する2次転写手段と、
前記2次転写した後に前記中間転写体に残留したトナーをクリーニングし、収容するクリーニング手段と、
前記画像データに基づき、画像形成に使用されるトナー量を求める制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記画像が記録材に2次転写されている途中で画像形成が中断された場合、2次転写されずに前記中間転写体に残留したトナー量に基づき、前記クリーニング手段に収容されるトナー量を求めることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記画像形成を開始してから前記画像形成が中断されるまでの期間に応じて、前記中間転写体から記録材に2次転写された画像のエリアを判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記中間転写体から記録材に2次転写された第1のエリアのトナー量は前記クリーニング手段に収容されないトナーであると判断することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記第1のエリア以降の第2のエリアのトナー量は前記クリーニング手段に収容されるトナーであると判断することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記感光体に光を照射する照射手段を備え、
前記制御手段は、前記画像データを解析して、前記照射手段が光を照射するドット数をカウントし、カウントした結果に応じて画像形成に使用されるトナー量を求めることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、第1の画像が記録材に2次転写されている途中で画像形成が中断された場合に、前記第1の画像に続く第2の画像も前記中間転写体に1次転写されていれば、前記第1の画像が2次転写される第1の記録材に続く第2の記録材に前記第2の画像を2次転写することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 画像データに基づき、静電潜像が形成される感光体と、
前記感光体に形成された前記静電潜像をトナーにより画像として現像する現像手段と、
前記感光体に形成された前記画像を中間転写体に1次転写する1次転写手段と、
前記中間転写体に転写された前記画像を記録材に2次転写する2次転写手段と、
前記2次転写した後に前記中間転写体に残留したトナーであって、前記中間転写体から前記感光体に再転写されたトナーをクリーニングし、収容するクリーニング手段と、
前記画像データに基づき、画像形成に使用されるトナー量を求める制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記画像が記録材に2次転写されている途中で画像形成が中断された場合、2次転写されずに前記中間転写体に残留したトナー量に基づき、前記クリーニング手段に収容されるトナー量を求めることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記画像形成を開始してから前記画像形成が中断されるまでの期間に応じて、前記中間転写体から記録材に2次転写された画像のエリアを判断することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記中間転写体から記録材に2次転写された第1のエリアのトナー量は前記クリーニング手段に収容されないトナーであると判断することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記第1のエリア以降の第2のエリアのトナー量は前記クリーニング手段に収容されるトナーであると判断することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記感光体に光を照射する照射手段を備え、
前記制御手段は、前記画像データを解析して、前記照射手段が光を照射するドット数をカウントし、カウントした結果に応じて画像形成に使用されるトナー量を求めることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、第1の画像が記録材に2次転写されている途中で画像形成が中断された場合に、前記第1の画像に続く第2の画像も前記中間転写体に1次転写されていれば、前記第1の画像が2次転写される第1の記録材に続く第2の記録材に前記第2の画像を2次転写することを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 複数の前記感光体と、
複数の前記感光体のそれぞれに対応した複数の前記クリーニング手段と、を備え、
前記制御手段は、複数の前記クリーニング手段のそれぞれに収容されるトナー量を求めることを特徴とする請求項7乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記中間転写体に残留したトナーを、複数の前記感光体のいずれに再転写させるかを割り振り、割り振りに応じて、複数の前記クリーニング手段のそれぞれに収容されるトナー量を求めることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018184610A JP2020052369A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018184610A JP2020052369A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020052369A true JP2020052369A (ja) | 2020-04-02 |
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ID=69997013
Family Applications (1)
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JP2018184610A Pending JP2020052369A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020052369A (ja) |
-
2018
- 2018-09-28 JP JP2018184610A patent/JP2020052369A/ja active Pending
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