JP2020051379A - 蒸気タービンの排気室、蒸気タービン及び蒸気タービンの換装方法 - Google Patents

蒸気タービンの排気室、蒸気タービン及び蒸気タービンの換装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外側ケーシングを共通化又は既設品を流用しながら、適切な形状のディフューザを形成することができる蒸気タービンの排気室を提供することを目的とする。【解決手段】一実施形態に係る蒸気タービンの排気室は、軸方向における端壁部、及び、前記端壁部から前記軸方向における上流側に向かって延設された延設部を含む外側ケーシングと、ハブ側フローガイドのディフューザ面のうちの上流側領域を形成するとともに、前記ディフューザ面よりも径方向内側において前記延設部の上流側端部に固定される環状に形成された第1フローガイドと、前記第1フローガイドの下流側かつ前記延設部の径方向外側に位置して前記ディフューザ面のうちの下流側領域を形成するとともに、前記延設部に固定される環状に形成された第2フローガイドと、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、蒸気タービンの排気室、蒸気タービン及び蒸気タービンの換装方法に関する。
蒸気タービンのタービン車室からの蒸気は、通常、排気室を介して蒸気タービンから排出される。排気室内では、蒸気流れの性状や内部構造物の形状等によって流体損失が生じる。そのため、排気室のディフューザ流路を形成するディフューザの形状は重要である。
例えば特許文献1に記載の蒸気タービンでは、チップフローガイド上半部の端部を下流側に向かって延設することで、ディフューザ長さを従来に比べて長くして、タービン排気損失を低減するようにしている(特許文献1参照)。
一方、近年の動向として、設備費低減の観点から、ディフューザ形状は顧客の要求仕様に合わせて個別に製作しつつ、排気室を形成する外側ケーシングは標準化(モジュール化)して、最適化された排気室を提供する要望が増加している。また、性能向上を目的として、外側ケーシングは既設品を流用し、翼やディフューザ等の内部構成品を新設計とする既設蒸気タービンの換装工事の要望も高まっている。
特開2004−353629号公報
上述のような場合、排気室の外側ケーシングは標準化品又は既設品を流用し、内部構成品は最適な仕様に合わせて個別設計して、ディフューザの形状を最適化することが望ましい。
しかし、例えば特許文献1に記載の蒸気タービンでは、ディフューザを構成するベアリングコーンが外側ケーシング上半部の一部として形成されている。そのため、ディフューザの形状を最適化するためには、ベアリングコーンの形状を変更する必要があり、外側ケーシング上半部を設計し直さなければならない。そのため、例えば特許文献1に記載の蒸気タービンでは、外側ケーシングを共通化又は既設品を流用しながら、適切な形状のディフューザを形成することが困難であった。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、外側ケーシングを共通化又は既設品を流用しながら、適切な形状のディフューザを形成することができる蒸気タービンの排気室を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る蒸気タービンの排気室は、
軸方向における端壁部、及び、前記端壁部から前記軸方向における上流側に向かって延設された延設部を含む外側ケーシングと、
ハブ側フローガイドのディフューザ面のうちの上流側領域を形成するとともに、前記ディフューザ面よりも径方向内側において前記延設部の上流側端部に固定される環状に形成された第1フローガイドと、
前記第1フローガイドの下流側かつ前記延設部の径方向外側に位置して前記ディフューザ面のうちの下流側領域を形成するとともに、前記延設部に固定される環状に形成された第2フローガイドと、
を備える。
上記(1)の構成によれば、ハブ側フローガイドのディフューザ面のうちの上流側領域は、外側ケーシングの延設部の上流側端部に固定される第1フローガイドによって形成される。また、ハブ側のディフューザ面のうちの下流側領域は、外側ケーシングの延設部の径方向外側に位置して該延設部に固定される第2フローガイドによって形成される。これにより、外側ケーシングの構造の変更を伴わずに、第1フローガイド及び第2フローガイドの形状のみを変更することにより、最適化されたディフューザ形状を形成できる。したがって、外側ケーシングを共通化又は既設品を流用しながら、個々の蒸気タービンのそれぞれに適切な形状のディフューザを形成して、最適化された排気室を提供することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記第2フローガイドは、前記ディフューザ面のうち前記下流側領域を形成するディフューザ面形成部材と、周方向に沿って複数設けられ、前記ディフューザ面形成部材と前記延設部とを接続する接続リブと、を含む。
上記(2)の構成によれば、接続リブによって、延設部から径方向内側の離間した位置にディフューザ面形成部材を配置できる。また、接続リブによってディフューザ面形成部材や延設部の変形を抑制することも可能となり、ディフューザ面形成部材や延設部の剛性を向上できる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、前記接続リブは、それぞれ径方向に延在する。
上記(3)の構成によれば、接続リブにおけるディフューザ面形成部との接続部分の形状をディフューザ面形成部の形状に沿った形状とすることで、適正なディフューザ面が形成できる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(2)又は(3)の構成において、前記第2フローガイドは、前記ディフューザ面形成部材と前記外側ケーシングの内面との間に形成される空間を閉鎖する。
上記(4)の構成によれば、ディフューザ面形成部材と外側ケーシングの内面との間に形成される空間への蒸気の侵入を抑制できるので、タービン排気損失を低減できる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(4)の何れかの構成において、前記第2フローガイドは、前記蒸気タービンのロータの軸線方向に形成され、周方向に延在する少なくとも2以上の分割面を有する。
上記(5)の構成によれば、第2フローガイドの分解及び組立が容易となる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかの構成において、前記第2フローガイドは、前記外側ケーシングから取り外し可能に前記外側ケーシングに取り付けられている。
上記(6)の構成によれば、例えば、既設の蒸気タービンにおいて、最終翼の翼長や、ロータの軸方向に沿った最終翼の位置の変更がなされ、ディフューザの形状を最適化のために変更する必要が生じた場合であっても、既設の第2フローガイドを延設部から取り外すことが容易であるとともに、新たな第2フローガイドを延設部に容易に固定できる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(5)又は(6)の構成において、前記外側ケーシングは、周方向で外側上半部ケーシングと外側下半部ケーシングを分割する軸方向に延在する分割面を備え、前記分割面の周方向の位置は、前記第2フローガイドの前記分割面の周方向の位置と一致する。
上記(7)の構成によれば、外側ケーシングの分割面と第2フローガイドの分割面の位置が接近しているため、第2フローガイドの分割面へのアクセスが容易であり、第2フローガイドの取り外しが容易である。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(7)の何れかの構成において、前記第1フローガイドの前記径方向外側でチップ側のディフューザ面を形成するチップ側フローガイドをさらに備える。
上記(8)の構成によれば、第1フローガイドと第2フローガイドとチップ側フローガイドとによって最適な形状のディフューザを構成することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(8)の何れかの構成において、前記チップ側フローガイドの下流側端部は、前記延設部の前記上流側端部よりも前記軸方向における上流側に位置する。
上記(9)の構成によれば、外側ケーシングの着脱の際に、チップ側フローガイドの下流側端部と延設部の上流側端部との干渉を防止できるので、外側ケーシングの着脱が容易となる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(9)の何れかの構成において、前記第1フローガイドは前記外側ケーシングに着脱可能に支持される。
上記(10)の構成によれば、外側ケーシングに第1フローガイドが着脱可能であるので、外側ケーシングを着脱する際に第1フローガイドが蒸気タービンの他の部位と干渉することを防止できる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(10)の何れかの構成において、前記ハブ側フローガイドの下流側端部よりも前記径方向外側に位置し、該下流側端部よりも前記軸方向における下流側に凹んだ凹部が形成されている。
上記(11)の構成によれば、上記凹部を含む外側ケーシングを備える蒸気タービンの排気室は、例えば低負荷運転時のような、蒸気が径方向外側に偏流して径方向内側で逆流が生じる場合であっても、凹部により逆流が案内される。その結果、逆流が第1フローガイド及び第2フローガイドの位置する上流側に流れることを抑制できる。また、逆流を含む循環流が循環する循環領域が、第2フローガイドの下流端より上流側を含まないようにすることができる。このため、蒸気の径方向内側での剥離を抑制でき、かつ、排気室内の実効的な排気面積が小さくなるのを抑制できるので、排気室内での蒸気の圧力回復量を向上させることができる。したがって、排気室内における流体損失を低減することができ、蒸気タービンの効率を向上させることができる。
(12)本発明の少なくとも一実施形態に係る蒸気タービンは、
上記構成(1)乃至(11)の何れかの蒸気タービンの排気室と、
前記蒸気タービンの排気室の上流側に設けられる動翼と、
前記蒸気タービンの排気室の上流側に設けられる静翼と、
を備える。
上記(12)の構成によれば、上記構成(1)乃至(11)の何れかの蒸気タービンの排気室を備えるので、外側ケーシングの外形の変更を伴わずに、第1フローガイド及び第2フローガイドの形状を変更できる。したがって、外側ケーシングを共通化しながら、個々の蒸気タービンのそれぞれに適切な形状のディフューザを形成することができ、タービン排気損失を低減できる。
(13)本発明の少なくとも一実施形態に係る蒸気タービンの換装方法は、
既設の蒸気タービンの一部を換装する蒸気タービンの換装方法において、
前記蒸気タービンから外側ケーシングを取り外す工程と、
取り外された前記外側ケーシングからディフューザ面を形成するフローガイドを取り外す工程と、
前記蒸気タービンの最終翼の翼長、又は、ロータの軸方向に沿った前記最終翼の位置の少なくとも何れか一方を変更する工程と、
前記フローガイドが取り外された前記外側ケーシングに新たなフローガイドを取り付ける工程と、
前記新たなフローガイドが取り付けられた前記外側ケーシングを前記蒸気タービンに取り付ける工程と、
を備える。
上記(13)の方法によれば、既設の蒸気タービンにおいて、最終翼の翼長や、ロータの軸方向に沿った最終翼の位置を変更する必要性が生じても、既設の外側ケーシングを利用しつつ、適切な形状を有するフローガイドを選定して、既設の蒸気タービンの効率化を図ることが出来る。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、外側ケーシングを共通化又は既設品を流用しながら、個々の蒸気タービンのそれぞれに適切な形状のディフューザを形成することができる。
本発明の一実施形態に係る蒸気タービンの軸方向に沿った概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る蒸気タービンの排気室の軸方向に沿った概略断面図である。 図2に示すA矢視の概略断面図である。 図2に示す第2フローガイドの斜視図である。 本発明の他の一実施形態に係る蒸気タービンの排気室の軸方向に沿った概略断面図である。 比較例の蒸気タービンの排気室の軸方向に沿った概略断面図である。 一実施形態に係る蒸気タービンの換装方法における処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
まず、幾つかの実施形態に係る蒸気タービンの全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る蒸気タービンの軸方向に沿った概略断面図である。図1に示すように、蒸気タービン1は、軸受6により回転自在に支持されるロータ2と、ロータ2に取付けられた複数段の動翼8と、ロータ2及び動翼8を収容する内側ケーシング10と、動翼8に対向するように内側ケーシング10に取付けられた複数段の静翼9と、を備えている。また、内側ケーシング10の外側には、外側ケーシング20が設けられている。このような蒸気タービン1は、蒸気入口3から内側ケーシング10に蒸気が導入されると、蒸気が静翼9を通過する際に膨張して増速されて、動翼8に対して仕事をしてロータ2を回転させるようになっている。
また、蒸気タービン1は、排気室14を備えている。排気室14は、図1に示すように、動翼8及び静翼9の下流側に位置している。内側ケーシング10内にて動翼8及び静翼9を通過した蒸気(蒸気流れFs)は、排気室入口11から排気室14に流入し、排気室14の内部を通り、排気室14の下方側に設けられた排気室出口13から蒸気タービン1の外部に排出される。幾つかの実施形態では、排気室14の下方には、不図示の復水器が設けられている。この場合には、蒸気タービン1で動翼8に対して仕事をし終えた蒸気は、排気室14から排気室出口13を介して復水器に流入するようになっている。
次に、図1〜図5を参照して、幾つかの実施形態に係る排気室14の構成について、より具体的に説明する。図1は、蒸気タービン1の下部に、不図示の復水器を配置したダウンフロー型排気室に適用した例を示す。図2は、本発明の一実施形態に係る蒸気タービンの排気室の軸方向に沿った概略断面図である。図3は、図2に示すA矢視の概略断面図である。図4は、図2に示す第2フローガイドの斜視図である。図5は、本発明の他の一実施形態に係る蒸気タービンの排気室の軸方向に沿った概略断面図である。
なお、説明の便宜上、各図において、板状の部材の厚さを実際の厚さよりも厚く描いている。
幾つかの実施形態に係る排気室14は、図1〜3、5に示すような、外側ケーシング20と、ハブ側フローガイド15のディフューザ面51のうち上流側領域52を形成する第1フローガイド16と、ハブ側フローガイド15のディフューザ面51のうち下流側領域53を形成する第2フローガイド30と、第1フローガイド16の径方向外側でチップ側のディフューザ面55を形成するチップ側フローガイド19とを備える。なお、排気室14の外側ケーシング20は、図1に示されるように、蒸気タービン1の外側ケーシング20の少なくとも一部を形成するものであってもよい。また、幾つかの実施形態に係る蒸気タービン1では、外側ケーシング20は、軸受6が内部に配置された軸受箱61とは別体に設けられている。図2等に示すように、第1フローガイド16、第2フローガイド30、及び、チップ側フローガイド19の中心軸は、ロータ2の中心軸Oと同一の直線上に存在していてもよい。
排気室14は、図2に示すように、排気室14の下方側に排気室出口13を有している。排気室入口11から排気室14に流入した蒸気は、ディフューザ50を経由して排気室14の内部を流れ、排気室出口13を介して、蒸気タービン1から排出されるようになっている。ディフューザ50は、ディフューザ通路18(蒸気通路)を形成するハブ側フローガイド15とチップ側フローガイド19とから形成され、ハブ側フローガイド15は、軸方向上流側の第1フローガイド16と第1フローガイド16の軸方向下流側に配置された第2フローガイド30と、から形成されている。それぞれのフローガイドは、ロータ2の中心軸Oを中心に環状に形成され、周方向で少なくとも2以上の分割面を備える。また、分割面は、少なくとも水平線Hを含む水平面上に形成されている。
また、排気室14は、図3に示されるように、排気室の一部を形成する外側ケーシング20を備え、外側ケーシング20は、天井面を形成する外周壁面20aを備える。外周壁面20aは、排気室出口13が設けられる下側領域とは水平線Hを挟んで径方向の反対側に位置する上側領域に形成され、ロータ2の中心軸Oに直交する断面内において半環状に形成されている。ここで、水平線Hは、ロータ2の中心軸Oを通る軸線に直交して水平方向(図3中左右方向)に沿って延在する直線である。
幾つかの実施形態に係る蒸気タービン1では、外側ケーシング20は、水平線Hを含む水平面で、外側上半部ケーシング201と外側下半部ケーシング202とに水平分割可能に構成されている。分割面には、外側上半部ケーシング201と外側下半部ケーシング202に水平フランジ201a、202aが配置され、不図示のボルト等で両者が締結されている。なお、図1に示すように、外側ケーシング20の径方向内側に収容された内側ケーシング10も、外側ケーシング20と同様に、内側上半部ケーシング10aと内側下半部ケーシング10bとに、水平線Hを含めた水平面で分割可能に形成されている。
幾つかの実施形態に係る蒸気タービン1では、図2に示すように、外側ケーシング20は、上記の外周壁面20aと、径方向に沿って延在する端壁部21と、端壁部21の径方向内側端21aから軸方向における上流側で、且つ径方向内側に向かって下向き傾斜面を形成するように延設された延設部22とを含む。なお、延設部22は、第1フローガイド16やロータ2と外側ケーシング20の径方向内側端との間を密封する不図示のシール構造等を支持する強度部材の役割を備える。
図2、5に示す幾つかの実施形態に係る延設部22は、例えば、ロータ2の中心軸Oを中心に環状に形成され、端壁部21の径方向内側端21aを起点として、軸方向における下流側から上流側に向かうにつれて、径方向の大きさ(ロータ2の中心軸Oからの距離)が小さくなるような円錐筒形状を有する。すなわち、図2において、図示右方から左方に向かうにつれて、径方向の大きさが小さくなるように形成される。なお、図示はしないが、延設部22は、軸方向の位置に関わらず径方向の大きさが一定となる円筒形状を有していてもよい。延設部22の軸方向における下流側の端部は、端壁部21に接続されている。延設部22の軸方向における上流側の端部には、後述するように、第1フローガイド16を取り付けるための上流側端部22aが形成されている。
図2、5に示す幾つかの実施形態に係る第1フローガイド16は、ロータ2の中心軸Oを中心に環状に形成され、軸方向における上流側から下流側に向かうにつれて、径方向の大きさが大きくなる。すなわち、例えば図2において図示左方から右方に向かうにつれて、径方向の大きさが大きくなるように形成される。また、第1フローガイド16は、ハブ側フローガイド15のディフューザ面51のうち、上述したように上流側領域52を形成する。第1フローガイド16は、ハブ側フローガイド15のディフューザ面51よりも径方向内側において外側ケーシング20の延設部22の上流側端部22aに固定される。
より具体的には、図2、5に示す幾つかの実施形態に係る第1フローガイド16は、上流側領域52を形成するディフューザ面形成部材161と、ディフューザ面形成部材161の軸方向下流側の端部から径方向内側に延在する固定用板部162とを有する。固定用板部162の径方向内側の端部の近傍には、不図示のボルト孔が周方向に沿って複数箇所に形成されている。なお、ディフューザ面とは、ディフューザ通路18を形成するハブ側フローガイド15のディフューザ面形成部材31、161及びチップ側フローガイド19のディフューザ面形成部材56の蒸気通路側に面する内周面を言う。
図2、5に示す幾つかの実施形態に係る第1フローガイド16は、上記のボルト孔に挿通された不図示のボルトによって、外側ケーシング20の延設部22の上流側端部22aに固定される。なお、延設部22の上流側端部22aには、不図示のボルト孔が周方向に沿って複数箇所に形成されている。すなわち、幾つかの実施形態に係る第1フローガイド16は、固定用板部162を介して延設部22の上流側端部22aに片持ち支持されている。
図2、図4、図5に示す幾つかの実施形態に係る第2フローガイド30は、ロータ2の中心軸Oを中心に環状に形成され、軸方向における上流側から下流側に向かうにつれて径方向の大きさが大きくなるように形成されたディフューザ面51のうち、上述したように下流側領域53を形成する。第2フローガイド30は、第1フローガイド16の軸方向下流側かつ外側ケーシング20の延設部22の径方向外側に位置する。第2フローガイド30は、端壁部21の軸方向上流側の領域、及び、延設部22の径方向内側の領域であって、外側ケーシング20の内側に固定される。
より具体的には、図2、図4、図5に示す幾つかの実施形態に係る第2フローガイド30は、ハブ側フローガイド15のうち下流側領域53を形成するディフューザ面形成部材31と、周方向に沿って複数設けられ、ディフューザ面形成部材31と延設部22とを接続する接続リブ32と、を含む。また、図5に示す一実施形態の第2フローガイド30は、ハブ側フローガイド15の下流側端部Pdから軸方向に沿って下流側に延在し、ロータ2の中心軸Oの廻りに環状に形成された筒状壁部33をさらに含む。
図2、図4、図5に示す幾つかの実施形態に係る第2フローガイド30は、例えば、円周方向に沿って少なくとも2分割され、180度毎に分割された第2上半部フローガイド30aと第2下半部フローガイド30bとを有する。例えば、2分割であれば、第2上半部フローガイド30aと第2下半部フローガイド30bとは、ロータ2の軸線と同方向に延在する分割面31aで分割されている。分割面31aは、第2フローガイド30が周方向に3分割以上に分割可能となるように形成されていてもよい。
図2、図4、図5に示す幾つかの実施形態に係る第2フローガイド30の第2上半部フローガイド30aは、外側ケーシング20の外側上半部ケーシング201に取り付けられ、第2下半部フローガイド30bは、外側ケーシング20の外側下半部ケーシング202に取り付けられている。すなわち、幾つかの実施形態に係る第2フローガイド30における分割面31aは、外側ケーシング20の水平分割面と同じ平面内に存在してもよい。
幾つかの実施形態に係る第2フローガイド30は、第2上半部フローガイド30aと第2下半部フローガイド30bとで同様の構成を有するので、以下の説明では、第2上半部フローガイド30aと第2下半部フローガイド30bとを特に区別する必要がない場合には、第2フローガイド30と総称して説明することとする。
幾つかの実施形態に係るディフューザ面形成部材31は、径方向外側の面がディフューザ面51であるハブ側フローガイド15の下流側領域53を形成するように湾曲した曲面を有する板状の部材である。なお、下流側領域53を周方向に沿って、及び、軸方向に沿ってそれぞれ複数の領域に分け、これら各領域を形成する曲面をそれぞれ平面で代替させることで下流側領域53を形成してもよい。すなわち、当該平面を形成するための複数の平板を組み合わせることでディフューザ面形成部材31を簡易的に構成してもよい。
幾つかの実施形態に係る接続リブ32は、例えば、径方向及び軸方向に沿って延在する板状の部材であり、例えば図4に示すように、ロータ2の中心軸Oを中心として放射状に、周方向に間隔をあけて複数配置されている。
幾つかの実施形態に係る接続リブ32は、第1端面32aがディフューザ面形成部材31の径方向内側の面に沿った形状に形成されていて、ディフューザ面形成部材31に対して第1端面32aで、例えば溶接等によってディフューザ面形成部材31の径方向内側の内周面に接続されている。
幾つかの実施形態に係る接続リブ32は、第2端面32bが延設部22の径方向外側の面に沿った形状に形成されていて、延設部22に対して第2端面32bで、例えば溶接等によって延設部22の径方向外側の内周面に接続されている。
幾つかの実施形態に係る接続リブ32は、第3端面32cが端壁部21における軸方向の上流側の面に沿った形状に形成されていて、端壁部21に対して第3端面32cで、例えば溶接等によって端壁部21の軸方向上流側の内壁面に接続されている。
図2、図4、図5に示す幾つかの実施形態に係る第2フローガイド30は、ディフューザ面形成部材31と外側ケーシング20の内壁面との間に形成される空間41を閉鎖する。
これにより、ディフューザ面形成部材31と外側ケーシング20の内壁面との間に形成される空間41への蒸気の侵入を抑制できるので、タービン排気損失を低減できる。
図5に示す一実施形態の第2フローガイド30における筒状壁部33は、軸方向に沿った下流側の端部が端壁部21における軸方向の上流側の内壁面と接続されている。例えば、端壁部21と接触する位置までディフューザ面形成部材31の下流側の端部(下流側端部Pd)を延長した場合と、延長しなかった場合とで、タービン排気損失の低減効果がほとんど変わらないのであれば、図5に示すように、筒状壁部33によってディフューザ面51の下流側端部Pdと端壁部21とを接続するようにしてもよい。
この場合、筒状壁部33と、端壁部21における筒状壁部33よりも径方向外側の領域とによって、ハブ側フロ−ガイド15のディフューザ面51の下流側端部Pdよりも径方向外側に位置し、該下流側端部よりも前記軸方向における下流側に凹んだ凹部25が形成されていてもよい。
図2、5に示す幾つかの実施形態に係るチップ側フローガイド19は、上流側端部19aが内側ケーシング10に対して、例えば不図示のボルトによって固定されている。
図2、5に示す幾つかの実施形態に係るチップ側フローガイド19では、下流側端部19bは、外側ケーシング20の延設部22の上流側端部22aよりも軸方向における上流側に位置する。これにより、外側ケーシング20の着脱の際に、チップ側フローガイド19の下流側端部19bと延設部22の上流側端部22aとの干渉を防止できるので、外側ケーシング20の着脱が容易となる。
幾つかの実施形態に係る排気室14では、上述したように、第1フローガイド16、第2フローガイド30からなるハブ側フローガイド15、及び、チップ側フローガイド19によって、ディフューザ通路18(蒸気流路)を形成するディフューザ50が構成されている。
ディフューザ通路18は、蒸気タービン1の最終段翼出口17に連通するとともに、チップ側フローガイド19とハブ側フローガイド15によって形成される流路断面積が徐々に大きくなる形状を有している。そして、蒸気タービン1の最終段の動翼8Aを通過した高速の蒸気流れFsが、最終段翼出口17を介してディフューザ通路18に流入すると、蒸気流れFsが減速されて、その運動エネルギーが圧力へと変換(静圧回復)されるようになっている。
上述したように、例えば、外側ケーシング20は標準化(モジュール化)して規格化されたケーシングを適用し、ディフューザを含めた内部構成品は適正な形状及び構造に合わせた個別設計とする蒸気タービンを適用する場合、或いは、性能向上を目的として、外側ケーシングは既設品を流用し、内部構成品は設計条件を満たす適正な形状に合わせた新設計とする既設蒸気タービンの換装工事の場合、同じ型式の蒸気タービン1であっても、蒸気タービン1を使用する顧客の地域や、顧客が要求する仕様等の違いによって、蒸気タービン1の細部の構成が異なる場合がある。そのため、例えば、同じ型式の蒸気タービン1であっても、最終段の動翼(最終翼)8Aの翼長や、ロータ2の軸方向に沿った最終翼8Aの位置を変更することがある。タービン排気損失を低減するためには、最終翼8Aの翼長や、ロータ2の軸方向に沿った最終翼8Aの位置の変更に応じて、ディフューザ50の形状を最適化することが望ましい。
ここで言う換装工事の対象となる既設蒸気タービンとは、幾つかの実施形態で示す、少なくともハブ側フローガイド15を構成する第1フローガイド16及び第2フローガイド30並びにチップ側フローガイド19からなるディフューザ50を含む排気室14を備える新設蒸気タービン1が、更なる性能向上等を目的に換装工事を行う蒸気タービンが対象となる。
上述した幾つかの実施形態に係る排気室14によれば、ハブ側フローガイド15のディフューザ面51のうち上流側領域52は、外側ケーシング20の延設部22の上流側端部22aに固定される第1フローガイド16によって形成される。また、ハブ側フローガイド15のディフューザ面51のうち下流側領域53は、外側ケーシング20の延設部22の径方向の外周側に位置して該延設部22の径方向外側の内周面に固定される第2フローガイド30によって形成される。そのため、新設計されたハブ側フローガイド15の最適なディフューザ面51を形成する第1フローガイド16を配置し、その軸方向の下流側に第1フローガイド16の形状及び高さに合わせ、且つ最適なディフューザ面51を形成するように適正な接続リブ32を備えた第2フローガイド30を配置すれば、外側ケーシング20の外形を変更しなくても、最適なディフューザ通路18を形成できる。したがって、外側ケーシング20を共通化又は既設品を流用しながら、個々の蒸気タービン1のそれぞれに適切な形状のディフューザ50を形成することができる。
したがって、上述した幾つかの実施形態に係る排気室14を備える蒸気タービン1によれば、タービン排気損失を低減できる。
上述した幾つかの実施形態に係る排気室14では、第2フローガイド30は、ディフューザ面形成部材31と、接続リブ32と、を含むので、接続リブ32によって、延設部22から径方向外側の離間した位置にディフューザ面形成部材31を配置できる。また、接続リブ32によってディフューザ面形成部材31や延設部22の変形を抑制することも可能となり、ディフューザ面形成部材31や延設部22の剛性を向上できる。
上述した幾つかの実施形態に係る排気室14では、接続リブ32は、それぞれ径方向に延在する。
これにより、接続リブ32におけるディフューザ面形成部材31との接続部分(第1端面32a)の形状をディフューザ面形成部材31の形状に沿った形状とすることで、ディフューザ面形成部材31がディフューザ面51の形状を維持し易くなる。
上述した幾つかの実施形態に係る排気室14では、第2フローガイド30は、蒸気タービン1のロータ2の軸線と同方向に延在する分割面31aで少なくとも2つに分割可能である。したがって、上述したように、第2フローガイド30の分割面31aと外側ケーシング20の分割面とが同じ平面内に存在するように第2フローガイド30の分割面31aを形成すれば、外側ケーシング20の分割面と第2フローガイド30の分割面31aが近接しているので、第2上半部フローガイド30aと第2下半部フローガイド30bとの分割面31aを切り離せば、第2上半部フローガイド30a及び第2下半部フローガイドのそれぞれのブロックを延設部22から取り外すことなく、外側ケーシング20を分割できる。また、後述のように、第2フローガイド30の取付け及び取外しも容易である。これにより、排気室14の分解及び組立が容易となる。
上述した幾つかの実施形態に係る排気室14では、第2フローガイド30は、外側ケーシング20から取り外し可能に外側ケーシング20に取り付けられている。
すなわち、上述した幾つかの実施形態に係る排気室14では、例えば、接続リブ32を延設部22や端壁部21との接続部分に近い位置で接続リブ32を溶断することで、第2フローガイド30を外側ケーシング20から取り外すことができる。なお、延設部22や端壁部21に残っている接続リブ32の一部については、例えばグラインダ等を用いることで、延設部22や端壁部21から除去できる。なお、第2フローガイド30の延設部22への固定手段は、溶接等で固定してもよいし、ボルト等で着脱可能な構造としてもよい。
これにより、例えば、既設の蒸気タービン1の換装工事において、最終翼8Aの翼長や、ロータ2の軸方向に沿った最終翼8Aの位置の変更がなされ、ディフューザ50の形状を最適化のために変更する必要が生じた場合であっても、既設の第2フローガイド30を延設部22から取り外すことが容易であるとともに、新たな第2フローガイド30を延設部22に容易に固定できる。
上述した幾つかの実施形態では、外側ケーシング20は、周方向で外側上半部ケーシング201と外側下半部ケーシング202を分割する軸方向に延在する分割面を備え、分割面の周方向の位置は、第2フローガイド30の分割面31aの周方向の位置と一致する。
これにより、外側ケーシング20の分割面と第2フローガイド30の分割面31aの位置が接近しているため、第2フローガイド30の分割面31aへのアクセスが容易であり、第2フローガイド30の取り付け及び取り外しが容易となる。
上述した幾つかの実施形態に係る排気室14では、第1フローガイド16は外側ケーシング20に着脱可能に支持される。
例えば、外側ケーシング20に第1フローガイド16を支持させたままでクレーン等を用いて蒸気タービン1から外側ケーシング20を吊り上げ、着脱しようとする際、第1フローガイド16が蒸気タービン1の他の部位と干渉するおそれがある。その点、上述した幾つかの実施形態に係る排気室14によれば、外側ケーシング20に第1フローガイド16が着脱可能であるので、蒸気タービン1に外側ケーシング20を着脱する際に第1フローガイド16が蒸気タービン1の他の部位と干渉することを防止できる。
(凹部25について)
ここで、図6は、比較例の蒸気タービンの排気室の軸方向に沿った概略断面図である。図6において、図1〜5に示す幾つかの実施形態と同一の符号を有する部材については、その説明を省略する。
図6に示す比較例の排気室29は、外側ケーシング70と、ハブ側フローガイドに相当するベアリングコーン64と、チップ側フローガイド19と、を備えている。外側ケーシング70は、天井面を形成する外周壁面70aと、径方向に沿って延在する端壁部71と、から形成される。また、ベアリングコーン64は、ハブ側フローガイド15のディフューザ面51を形成し、ベアリングコーンの下流側端部は外側ケーシング70の端壁部71の中間位置で、端壁部71に滑らかに接合されている。外側ケーシング70は、上述した凹部25が、ベアリングコーン64の下流側に配置されていない構成になっている。
上述した外側ケーシング70を備える比較例の排気室29は、蒸気流れFsがチップ側フローガイド19側に偏流した場合にベアリングコーン64側で剥離が生じ、排気室29内での流体損失が大きくなるということを、本発明の発明者らは見出した。ここで、蒸気タービン1は、通常運転時に最終段翼出口17から軸方向に沿って蒸気が流れるように設計されている。これに対して、低負荷運転時には、動翼8の回転速度は通常運転時と変わらないが、通常運転時よりも蒸気の流出速度が小さくなる。このため、低負荷運転時に最終段翼出口17から流れる蒸気は、軸方向成分に対する旋回成分の割合が大きくなるので、チップ側フローガイド19側に偏流するようになっている。
蒸気流れFsがベアリングコーン64側で剥離が生じる理由としては、図6に示すように、チップ側フローガイド19側に偏流した蒸気流れFsの一部が、外周壁面70aに突き当たって折り返し、端壁部71及び端壁部71の上流側に位置するベアリングコーン64に沿って上流側に流れる逆流Fcとなることが挙げられる。排気室29内の逆流Fcは、ベアリングコーン64の中流側近傍において蒸気流れFsにより下流側に押し返されるので、ベアリングコーン64側で循環して、図6に示す循環領域Acを形成するようになっている。そして、排気室29内に形成される循環領域Acは、ベアリングコーン64の下流端Pbより上流側領域に及ぶので、ベアリングコーン64側で剥離が生じるとともに、排気室29内の実効的な排気面積が小さくなっている。したがって、排気室29内での流体損失が大きくなっている。
そこで、本発明の発明者らは、上述した凹部25を形成して、凹部25に逆流Fcがベアリングコーン64の位置する上流側に流れないように案内させることで、蒸気のベアリングコーン64側での剥離を抑制することに思い至った。
幾つかの実施形態では、排気室14は、図5に示すように、ハブ側フローガイド15のディフューザ面51の下流側端部Pdよりも径方向外側に位置し、該下流側端部Pdよりも軸方向における下流側に凹んだ凹部25が形成されている。
上記の構成によれば、上記凹部25を含む外側ケーシング20を備える蒸気タービン1の排気室14は、例えば低負荷運転時のような、蒸気が径方向外側に偏流して径方向内側で逆流Fcが生じる場合であっても、凹部25により逆流Fcが案内されるので、逆流Fcが第2フローガイド30の位置する上流側に流れることを抑制でき、逆流Fcを含む循環流が循環する循環領域Acが、第2フローガイド30の下流側端部Pdより上流側を含まないようにすることができる。このため、蒸気の径方向内側での剥離を抑制でき、かつ、排気室14内の実効的な排気面積が小さくなるのを抑制できるので、排気室14内での蒸気の圧力回復量を向上させることができる。したがって、排気室14内における流体損失を低減することができ、蒸気タービン1の効率を向上させることができる。
(蒸気タービンの換装方法について)
幾つかの実施形態に係り排気室14では、上述したように、第2フローガイド30は、外側ケーシング20から取り外し可能に外側ケーシング20に取り付けられている。
したがって、既設の蒸気タービン1の換装工事において、最終翼8Aの翼長や、ロータ2の軸方向に沿った最終翼8Aの位置を変更することによって、適切となるディフューザ50の形状が変化しても、既設の外側ケーシング20を利用しつつ、適切な形状を有するディフューザ50に置換できる。以下、一実施形態に係る蒸気タービンの換装方法について、説明する。
図7は、一実施形態に係る蒸気タービンの換装方法における処理手順を示すフローチャートである。一実施形態に係る蒸気タービンの換装方法は、既設の蒸気タービン1の一部を換装する蒸気タービン1の換装方法において、外側上半部ケーシング取り外し工程S10と、フローガイド取り外し工程S20と、内側ケーシング取り外し工程S30と、チップ側フローガイド取り付け工程S40と、内側下半部ケーシング取り付け工程S50と、第1フローガイド及び第2下半部フローガイド取り付け工程S60と、内側上半部ケーシング取り付け工程S70と、第2上半部フローガイド取り付け工程S80と、外側上半部ケーシング取り付け工程S90と、を備える。
外側上半部ケーシング取り外し工程S10は、既設の蒸気タービン1から外側上半部ケーシング201を取り外す工程である。具体的には、外側上半部ケーシング取り外し工程S10では、第1フローガイド16と延設部22の上流側端部22aとの結合を解除した上で、外側ケーシング20の外側上半部ケーシング201を外側下半部ケーシング202から分離する工程である。外側下半部ケーシング202は、新設の翼を含むロータや内側ケーシング等の内部構成品を受け入れ可能になるまでの間、既設場所に存置される。
フローガイド取り外し工程S20は、各フローガイド15(16,30),19を取り外す工程である。具体的には、フローガイド取り外し工程S20では、チップ側フローガイド19を内側ケーシング10から取り外す。また、ハブ側フローガイド15は、第1フローガイド16を、例えば蒸気タービン1のロータ2の軸線と同方向に延在する不図示の分割面で分割することで蒸気タービン1から取り外す。さらに、第2フローガイド30は、例えば、上述したように、接続リブ32を溶断し、端壁部21又は延設部22から分離することで、第2フローガイド30を外側ケーシング20から取り外す。
内側ケーシング取り外し工程S30は、内側ケーシング10(内側上半部ケーシング10a、内側下半部ケーシング10b)と翼を備えたロータ2等が、既設の外側下半部ケーシング202から取り外される工程である。
チップ側フローガイド取り付け工程S40は、別途に製作された新設の内側ケーシング10に新設のチップ側フローガイド19が取り付けられる工程である。また、チップ側フローガイド取り付け工程S40では、別途に製作されたロータ2に対して、設計条件に沿った適正な形状や翼長に合わせて最終翼8A等の翼長や位置の変更がなされた最終翼等が取り付けられる。
内側下半部ケーシング取り付け工程S50は、内側ケーシング10の内、内側下半部ケーシング10bのみを既設の外側下半部ケーシング202に取り付けられる工程である。また、内側下半部ケーシング取り付け工程S50では、チップ側フローガイド取り付け工程S40で製作された新設のロータ2が取り付けられる。
第1フローガイド及び第2下半部フローガイド取り付け工程S60では、既設の外側下半部ケーシング202の延設部22に対して、第1フローガイド16の下半部がボルト等の締結手段で取り付けられる。また、第1フローガイド16の上半部は、水平分割面の位置で、既設の外側下半部ケーシング202の延設部22に対して、同様の手段で取り付けられる。また、第1フローガイド及び第2下半部フローガイド取り付け工程S60では、外側下半部ケーシング202に対して、第2フローガイド30の内の第2下半部フローガイド30bが溶接又はボルト等の締結手段によって取り付けられる。なお、第2下半部フローガイド30bの取り付けに際し、外側下半部ケーシング202の外形は変えない。
内側上半部ケーシング取り付け工程S70は、既設の外側下半部ケーシング202に取り付けられた内側下半部ケーシング10bの上部に、新設の内側上半部ケーシング10aを取付ける工程である。なお、内側上半部ケーシング10aは、チップ側フローガイド取り付け工程S40で取り付けられたチップ側フローガイド19を備えた状態で取り付けられる。
第2上半部フローガイド取り付け工程S80は、外側上半部ケーシング取り外し工程S10において、既設の外側下半部ケーシング202から取り外された既設の別置きされた外側上半部ケーシング201に、第2上半部フローガイド30aを溶接又はボルト等の締結手段で取り付ける工程である。なお、第2上半部フローガイド30aの取り付けに際し、外側上半部ケーシング201の外形は変えない。
外側上半部ケーシング取り付け工程S90では、既設の外側下半部ケーシング202に対して、第2上半部フローガイド取り付け工程S80において第2上半部フローガイド30aを取付けた外側上半部ケーシング201を取付けて、換装工事は終了する。
このように、一実施形態に係る蒸気タービンの換装方法によれば、既設の蒸気タービン1において、最終翼8Aの翼長や、ロータ2の軸方向に沿った最終翼8Aの位置を変更することによって、ディフューザ50の形状が変化しても、既設の外側ケーシング20を利用しつつ、適切な形状を有するディフューザ50に置換できる。これにより、既設の蒸気タービン1の設備費の低減が図られると共に、蒸気タービン1の性能向上が実現できる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、上述した幾つかの実施形態の排気室14は、蒸気を下方に排気するダウンフロー排気型の排気室であるが、本発明は、蒸気を側方に排気するサイド排気型の排気室に適用することができる。
上述した幾つかの実施形態では、第2フローガイド30は、接続リブ32を延設部22や端壁部21に対して溶接によって接続するようにしている。しかし、例えば、接続リブ32をボルトとナットとによって結合するための座部を予め延設部22や端壁部21に設けておき、この座部に接続リブ32をボルトとナットとによって結合するようにしてもよい。
1 蒸気タービン
6 軸受
10 内側ケーシング
10a 内側上半部ケーシング
10b 内側下半部ケーシング
14 排気室
15 ハブ側フローガイド
16 第1フローガイド
19 チップ側フローガイド
20 外側ケーシング
21 端壁部
22 延設部
22a 上流側端部
25 凹部
30 第2フローガイド
30a 第2上半部フローガイド
30b 第2下半部フローガイド
31 ディフューザ面形成部材
32 接続リブ
50 ディフューザ
51 ハブ側のディフューザ面
52 上流側領域
53 下流側領域
55 チップ側のディフューザ面
56 ディフューザ面形成部材
201 外側上半部ケーシング
202 外側下半部ケーシング

Claims (13)

  1. 軸方向における端壁部、及び、前記端壁部から前記軸方向における上流側に向かって延設された延設部を含む外側ケーシングと、
    ハブ側フローガイドのディフューザ面のうちの上流側領域を形成するとともに、前記ディフューザ面よりも径方向内側において前記延設部の上流側端部に固定される環状に形成された第1フローガイドと、
    前記第1フローガイドの下流側かつ前記延設部の径方向外側に位置して前記ディフューザ面のうちの下流側領域を形成するとともに、前記延設部に固定される環状に形成された第2フローガイドと、
    を備える蒸気タービンの排気室。
  2. 前記第2フローガイドは、前記ディフューザ面のうち前記下流側領域を形成するディフューザ面形成部材と、周方向に沿って複数設けられ、前記ディフューザ面形成部材と前記延設部とを接続する接続リブと、
    を含む請求項1に記載の蒸気タービンの排気室。
  3. 前記接続リブは、それぞれ径方向に延在する
    請求項2に記載の蒸気タービンの排気室。
  4. 前記第2フローガイドは、前記ディフューザ面形成部材と前記外側ケーシングの内面との間に形成される空間を閉鎖する
    請求項2又は3の何れかに記載の蒸気タービンの排気室。
  5. 前記第2フローガイドは、前記蒸気タービンのロータの軸線方向に形成され、周方向に延在する少なくとも2以上の分割面を有する
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の蒸気タービンの排気室。
  6. 前記第2フローガイドは、前記外側ケーシングから取り外し可能に前記外側ケーシングに取り付けられている
    請求項1乃至5の何れか一項に記載の蒸気タービンの排気室。
  7. 前記外側ケーシングは、周方向で外側上半部ケーシングと外側下半部ケーシングを分割する軸方向に延在する分割面を備え、前記分割面の周方向の位置は、前記第2フローガイドの前記分割面の位置と一致する
    請求項5又は6の何れかに記載の蒸気タービンの排気室。
  8. 前記第1フローガイドの前記径方向外側でチップ側のディフューザ面を形成するチップ側フローガイドをさらに備える
    請求項1乃至7の何れか一項に記載の蒸気タービンの排気室。
  9. 前記チップ側フローガイドの下流側端部は、前記延設部の前記上流側端部よりも前記軸方向における上流側に位置する
    請求項1乃至8の何れか一項に記載の蒸気タービンの排気室。
  10. 前記第1フローガイドは前記外側ケーシングに着脱可能に支持される
    請求項1乃至9の何れか一項に記載の蒸気タービンの排気室。
  11. 前記ハブ側フローガイドの下流側端部よりも前記径方向外側に位置し、該下流側端部よりも前記軸方向における下流側に凹んだ凹部が形成されている
    請求項1乃至10の何れか一項に記載の蒸気タービンの排気室。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載の蒸気タービンの排気室と、
    前記蒸気タービンの排気室の上流側に設けられる動翼と、
    前記蒸気タービンの排気室の上流側に設けられる静翼と、
    を備える蒸気タービン。
  13. 既設の蒸気タービンの一部を換装する蒸気タービンの換装方法において、
    前記蒸気タービンから外側ケーシングを取り外す工程と、
    取り外された前記外側ケーシングからディフューザ面を形成するフローガイドを取り外す工程と、
    前記蒸気タービンの最終翼の翼長、又は、ロータの軸方向に沿った前記最終翼の位置の少なくとも何れか一方を変更する工程と、
    前記フローガイドが取り外された前記外側ケーシングに新たなフローガイドを取り付ける工程と、
    前記新たなフローガイドが取り付けられた前記外側ケーシングを前記蒸気タービンに取り付ける工程と、
    を備える蒸気タービンの換装方法。
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