JP2020049864A - 建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズル - Google Patents

建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズル Download PDF

Info

Publication number
JP2020049864A
JP2020049864A JP2018183264A JP2018183264A JP2020049864A JP 2020049864 A JP2020049864 A JP 2020049864A JP 2018183264 A JP2018183264 A JP 2018183264A JP 2018183264 A JP2018183264 A JP 2018183264A JP 2020049864 A JP2020049864 A JP 2020049864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
discharge port
nozzle body
discharge type
type nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018183264A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7138528B2 (ja
Inventor
友基 宮澤
Tomoki Miyazawa
友基 宮澤
秀幸 梶田
Hideyuki Kajita
秀幸 梶田
和樹 宮野
Kazuki Miyano
和樹 宮野
順一 茂木
Junichi Mogi
順一 茂木
剛士 絹村
Takeshi Kinumura
剛士 絹村
利彰 安井
Toshiaki Yasui
利彰 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Corp filed Critical Maeda Corp
Priority to JP2018183264A priority Critical patent/JP7138528B2/ja
Publication of JP2020049864A publication Critical patent/JP2020049864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7138528B2 publication Critical patent/JP7138528B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 使用する材料の範囲が広く、設計通りの造形物を作成する。【解決手段】 横方向に材料を吐出するノズル本体10の吐出口20と、吐出口20から延長して設けられ、吐出される材料の少なくとも上面及び左右側面に対向するコテ部30とを備える。ノズル本体10の材料送出経路の途中に、送出される材料のトラップ機構40を設けるとともに、ノズルの回転軸上に吐出口20を設ける。トラップ機構40は、ノズル本体10の材料送出経路を屈曲させた屈曲部からなる。【選択図】図1

Description

本発明は建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズルに関するものであり、詳しくは、3Dプリンタで建設構造物を作成する際に建設材料を吐出するためのノズルに関するものである。
近年、3Dプリンタが実用化されており、建設、医療、デザイン等、種々の分野における造形技術として、広汎な利用が期待されている。代表的な3Dプリンタは、流動性を有する材料(例えば、モルタルや樹脂等)をノズルから吐出させ、設計データに基づいて材料の吐出量や吐出位置を制御することにより、所望形状の造形物を作成するようになっている。従来、3Dプリンタに関する種々の技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された技術は、ノズル形状に特徴を有する3Dプリンタ技術を用いた建設構造物の構築装置に関するものである。この技術において、材料の送出経路の先端側に取り付けたノズルは、吐出する材料の断面が材料の吐出口において所望の形状となるように、材料の送出側から吐出側へ向かって内空形状を徐々に変化させた状態で形成されている。
特開2018−86747号公報
上述したように、種々の分野で3Dプリンタが実用化されており、所望形状の造形物を作成するために、ノズルの形状や構造に種々の工夫がなされている。例えば、特許文献1に記載された技術では、構築する建設構造物の形状に応じて複数のノズルを作製し、作業の進行状況に応じてノズルを取り替えることにより、様々な形状の建設構造物を容易に構築することができるという利点があるが、自由な断面形状の造形物を作成するために、更なる工夫の余地があった。
3Dプリンタで建設構造物を構築する際には、下向きの吐出口を備えたノズルを用いて、材料を吐出しながらノズルを横方向に移動させて積層構造とするのが一般的である。このタイプのノズルを用いた構築装置では、材料の吐出方向と造形方向が直行するため、ひび割れが発するおそれがあり、使用する材料が制限されてしまう。
また、材料を積層させて建設構造物を構築する場合に、下方向(鉛直方向)に材料を吐出させると、造形物の断面形状の自由度が小さくなる。さらに、複数層に高く積み上げたり、一層の高さを大きくしたりする際に、造形物の上下の接触部分がずれてしまうことがあり、この場合には造形物が崩れてしまうため、設計通りの造形物を作成できるか否かは、吐出箇所の繰り返し精度に依存することになる。
また、ノズルの吐出口を横向き(水平方向)とした場合には、ノズルの回転軸上に吐出口が存在しない場合があり、造形方向と吐出口から吐出する材料の向きを合わせようとすると、ノズルの移動制御が複雑化するという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、使用する材料の範囲が広く、設計通りの造形物を作成することが可能な建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズルを提供することを目的とする。
本発明に係る建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズルは、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を有している。すなわち、本発明に係る建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズルは、3Dプリンタで建設構造物を構築する際に、建設材料を吐出するためのノズルに関するものである。この建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズルは、横方向に材料を吐出するノズル本体の先端部に設けた吐出口と、吐出口から延長して設けられ、吐出される材料の少なくとも上面及び左右側面に対向するコテ部とを備えたことを特徴とするものである。
また、ノズル本体の材料送出経路の途中に、送出される材料のトラップ機構を設けるとともに、ノズルの回転軸上に吐出口を設けた構成とすることが可能である。トラップ機構は、ノズル本体の材料送出経路を屈曲させた屈曲部から構成することができる。
本発明に係る建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズルによれば、吐出される材料の少なくとも上面及び左右側面に対向するコテ部を有しているため、吐出された材料が盛り上がったり捻れたりした場合であっても、材料の上面をコテ部で均すことができるため、造形物の上面が均一かつ平坦なものとなる。このため、各層間において材料が接触する面積が大きくなり、造形物の安定性を増加させることができる。さらに、吐出した材料を密に積層できるため、構造上の強度を増加させることができ、複数層に高く積み上げたり、一層の高さを大きくしたりすることが可能となる。
また、ノズルの吐出口を横向き(水平方向)とした場合であっても、ノズルの回転軸上に吐出口を設けてあるため、造形方向と吐出口から吐出する材料の向きを合わることができ、ノズルの移動制御が容易なものとなる。この際、ノズル本体の材料送出経路の途中に、送出される材料のトラップ機構を備えているため、流動性が高い材料を使用した場合であっても、トラップ機構により材料の流下速度が調整され、吐出口から材料が垂れ落ちることがない。また、トラップ機構は材料送出経路を屈曲させた簡易な構造であるため、製造コストを低減することができるとともに、材料の詰まりを防止することができる。
本発明の実施形態に係る建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズルを斜め上から見た状態の斜視図。 本発明の実施形態に係る建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズルを斜め下から見た状態の斜視図。 トラップ機構を設けた横方向吐出型ノズルを斜め上から見た状態の斜視図。 トラップ機構を設けた横方向吐出型ノズルを斜め下から見た状態の斜視図。 コテ部の他の例を示す斜視図。 コテ部の他の例を示す断面模式図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズル(以下、横方向吐出型ノズルと称する)を説明する。図1〜図6は本発明の実施形態に係る横方向吐出型ノズルを説明するもので、図1及び図2は横方向吐出型ノズルの斜視図、図3及び図4はトラップ機構を設けた横方向吐出型ノズルの斜視図、図5はコテ部の他の例を示す斜視図、図6はコテ部の他の例を示す断面模式図である。
<横方向吐出型ノズルの概要>
本発明の実施形態に係る横方向吐出型ノズルは、図1〜図6に示すように、ノズル本体10の先端部に、横方向(水平方向)に材料を吐出する吐出口20を設けるとともに、吐出口20から吐出される材料の少なくとも上面及び左右側面に対向するコテ部30を備えた点に特徴がある。
また、図3及び図4に示すように、ノズル本体10の材料送出経路の途中に、送出される材料のトラップ機構40を設けるとともに、ノズルの回転軸上に吐出口20が位置するようになっている。
<吐出口>
本実施形態の吐出口20は、ノズル本体10の先端部で横向きに開口している。また、図1〜図6に示す吐出口20の断面形状は四角形であるが、使用する材料や建設構造物の態様に応じて、他の形状であってもよい。
<コテ部>
ノズル本体10の吐出口20には、図1〜図5に示すように、吐出される材料の少なくとも上面及び左右側面に対向するコテ部30を設けてある。このコテ部30は、横向きに設けた吐出口20に連通するように、ノズル本体10を延長して設けたものである。図1〜図5に示す例で、吐出口20が断面四角形状であるため、コテ部30は下面が開放したコ字状となっている。なお、コテ部30は、下面のすべてを開放するのではなく、吐出口20側で下面の一部を閉鎖してもよい。吐出口20から吐出された材料は、コテ部30により、少なくとも上面及び左右側面が均される。
<コテ部の形状>
コテ部30は、図6に示すように、種々の形状とすることができる。図6には、下面が開放した形状として、上面が凹状(断面半円状、断面三角形状)となったコテ部30(図6(a)、(b))、下面の一部が閉塞した形状として、上面が凸状(断面半円状、断面三角形状)かつ下面が凹状(断面半円状、断面三角形状)となったコテ部30(図6(c)、(d))を示してある。
<トラップ機構>
トラップ機構40とは、ノズル本体10の材料送出経路において、送出される材料の流下を抑制し、流動性が高い材料であっても、吐出口20から材料が漏れ落ちることを防止するための機構である。
トラップ機構40は、図3及び図4に示すように、ノズル本体10の材料送出経路を屈曲させて屈曲部を設けることにより形成している。また、このトラップ機構40を設けることにより、ノズルの回転軸上に吐出口20を位置させることができる。
ノズル本体10の材料送出経路を送出される材料は、トラップ機構(屈曲部)40において流下方向が略鉛直下方向から斜め下方向に変更されるため、吐出口20から材料が漏れ落ちることを防止することができる。すなわち、略鉛直下方向にストレートに材料を流下させて吐出口20から吐出する場合には、材料の送出を停止しても、材料の自重により材料が流下し、吐出口20から漏れ出してしまう。このような態様に対して、トラップ機構40を備えている場合には、材料の送出を停止すると、材料が屈曲部において一時的に貯留状態となるため、材料が吐出口20から漏れ出すことはない。
<付帯する機器及び材料>
ノズル本体10は、吐出口20を横向きとした状態で、移動装置により所望の方向(3次元方向)へ移動可能に支持されている。また、ノズル本体10には、圧送パイプを介して材料供給装置(材料貯留部、圧送ポンプ等を含む装置)が接続されている。ノズル本体10から吐出する材料は、建設構造物の態様に応じて適宜選択するが、例えば、セメント系材料や樹枝系材料とすることができる。
<建設構造物>
本実施形態に係る横方向吐出型ノズルを用いて構築する建設構造物は、どのような形状のものであってもよいが、例えば、壁、中実又は中空の柱、方形・円錐形・円筒状等の建物、これらの複合建設物を構築することができる。
10 ノズル本体
20 吐出口
30 コテ部
40 トラップ機構(屈曲部)

Claims (3)

  1. 3Dプリンタで建設構造物を構築する際に、建設材料を吐出するためのノズルであって、
    横方向に材料を吐出するノズル本体の先端部に設けた吐出口と、
    前記吐出口から延長して設けられ、吐出される材料の少なくとも上面及び左右側面に対向するコテ部と、
    を備えたことを特徴とする建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズル。
  2. ノズル本体の材料送出経路の途中に、送出される材料のトラップ機構を設けるとともに、
    ノズルの回転軸上に吐出口を設けたことを特徴とする請求項1に記載の建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズル。
  3. 前記トラップ機構は、ノズル本体の材料送出経路を屈曲させた屈曲部からなることを特徴とする請求項2に記載の建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズル。
JP2018183264A 2018-09-28 2018-09-28 建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズル Active JP7138528B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018183264A JP7138528B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018183264A JP7138528B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020049864A true JP2020049864A (ja) 2020-04-02
JP7138528B2 JP7138528B2 (ja) 2022-09-16

Family

ID=69995281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018183264A Active JP7138528B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7138528B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5529471A (en) * 1995-02-03 1996-06-25 University Of Southern California Additive fabrication apparatus and method
JP2006515908A (ja) * 2003-01-21 2006-06-08 ユニバーシティ オブ サウザーン カリフォルニア 壁の押出加工用マルチノズルアセンブリ
JP2015147414A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company 押し出し用の装置及び方法
JP2017149146A (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 固定具及び固定具の設置方法
JP2018086747A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 前田建設工業株式会社 3dプリント技術を用いた建設構造物の構築装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5529471A (en) * 1995-02-03 1996-06-25 University Of Southern California Additive fabrication apparatus and method
JP2006515908A (ja) * 2003-01-21 2006-06-08 ユニバーシティ オブ サウザーン カリフォルニア 壁の押出加工用マルチノズルアセンブリ
JP2015147414A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company 押し出し用の装置及び方法
JP2017149146A (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 固定具及び固定具の設置方法
JP2018086747A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 前田建設工業株式会社 3dプリント技術を用いた建設構造物の構築装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7138528B2 (ja) 2022-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220055247A1 (en) Concrete structure manufacturing apparatus and method
JP7117692B2 (ja) 3dプリンタ用ノズル装置および3dプリンタ装置並びにこれを用いた建造物の構築方法、粘性材料の供給方法および製作物構築装置
KR102219905B1 (ko) 회전 3d 프린팅을 위한 시스템 및 방법
US7229586B2 (en) Process for tempering rapid prototype parts
TWI594799B (zh) Applicator, and coating device
KR101828907B1 (ko) 3차원 콘크리트 프린트 시스템을 이용한 콘크리트 구조물 제조방법
JP2015227021A (ja) 立体造形装置
TW550233B (en) Micro fluidic module
JP6443410B2 (ja) 三次元造形システムおよび三次元造形方法
EP3575054A1 (en) Apparatus and method for 3d printing objects or structures of cementitious material
JP2013536771A (ja) 3次元物体を製造するための方法及び装置
JP2020049864A (ja) 建設材料の積層に用いる横方向吐出型ノズル
JP2018086747A (ja) 3dプリント技術を用いた建設構造物の構築装置
EP3641862B1 (en) Inhalation device with multiliquid-nozzle
JP7138527B2 (ja) 建設材料の積層に用いる下方向吐出型ノズル
JP7130978B2 (ja) 構造物形成方法及び構造物形成システム
JP2020049457A (ja) 建設材料の積層に用いる下方向吐出型ノズル
CN113939634A (zh) 打印方法和打印系统
JP7386474B2 (ja) 立体造形システム
JP6667805B2 (ja) コンクリート型枠
JP6615048B2 (ja) ノズルエリアに高粘度材料を補充するように構成されるプリントヘッド
CN103660572B (zh) 液体喷头
KR101934478B1 (ko) 하이브리드형 3d 프린터
US20140231541A1 (en) Method of producing a dispenser, dispenser, and mould therefor
KR20210067807A (ko) 압축공기 분사장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7138528

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150