JP2020049657A - 処理装置およびシート製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シート母材を切断する際、その切断処理を正確に行うことができる処理装置およびシート製造装置を提供すること。【解決手段】シート母材を搬送する搬送部と、前記シート母材に加飾による加飾パターンを形成する加飾パターン形成部と、前記シート母材の前記加飾パターンを検出する検出部と、前記シート母材を切断する切断部と、前記検出部の検出結果に基づいて、前記加飾パターンが前記切断部に到達するタイミングを予測する予測部と、前記予測部の予測結果に基づいて、前記切断部の作動を制御する制御部と、を備えることを特徴とする処理装置。【選択図】図2
Description
本発明は、処理装置およびシート製造装置に関する。
シートの所望の箇所に対して処理を施す装置としては、例えば、印刷装置が挙げられる。印刷装置は、シートの所望の箇所に印刷を施すことができ、その構成として、シート(被搬送物)を搬送する搬送ローラーと、搬送ローラーの回転量を検出する第1検出部と、搬送ローラーによるシートの実際の送り量を検出する第2検出部とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の印刷装置では、搬送精度向上を目的として、搬送ローラーの回転量と実際の送り量とに基づいてすべり量を算出して、搬送精度が向上するよう、補正処理を行っている。
特許文献1に記載の印刷装置では、例えば、印刷装置を構成する部品の個体差や印刷装置への印加電圧の変化等の諸条件によっては、搬送速度が設計値よりも上下して、搬送速度の設計値と実際の搬送速度との間に差が生じる。そして、この差が生じると、シートを搬送する搬送タイミングと、シートに対して処理を施す処理タイミングとの同期が取れず、その結果、シートに対して過不足なく正確に処理を施すのが困難となる。なお、シートに対して処理としては、特許文献1に記載の印刷装置の場合には印刷が挙げられるが、その他には、例えば、シートを所望の大きさに切断すること等も考えられる。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下のものとして実現することが可能である。
本発明の処理装置は、シート母材を搬送する搬送部と、
前記シート母材に加飾による加飾パターンを形成する加飾パターン形成部と、
前記シート母材の前記加飾パターンを検出する検出部と、
前記シート母材を切断する切断部と、
前記検出部の検出結果に基づいて、前記加飾パターンが前記切断部に到達するタイミングを予測する予測部と、
前記予測部の予測結果に基づいて、前記切断部の作動を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明のシート製造装置は、本発明の処理装置を備えることを特徴とする。
前記シート母材に加飾による加飾パターンを形成する加飾パターン形成部と、
前記シート母材の前記加飾パターンを検出する検出部と、
前記シート母材を切断する切断部と、
前記検出部の検出結果に基づいて、前記加飾パターンが前記切断部に到達するタイミングを予測する予測部と、
前記予測部の予測結果に基づいて、前記切断部の作動を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明のシート製造装置は、本発明の処理装置を備えることを特徴とする。
以下、本発明の処理装置およびシート製造装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、シート製造装置の第1実施形態の上流側の構成を示す概略側面図である。図2は、シート製造装置の第1実施形態の下流側の構成を示す概略側面図である。図3は、図2に示す処理装置の主要部のブロック図である。図4は、図2中の矢印A方向から見た図である。図5は、図2に示すシート製造装置が備える入力部の一例を示す図である。図6は、図2に示すシート製造装置が備える制御部の制御動作を説明するためのフローチャートである。
図1は、シート製造装置の第1実施形態の上流側の構成を示す概略側面図である。図2は、シート製造装置の第1実施形態の下流側の構成を示す概略側面図である。図3は、図2に示す処理装置の主要部のブロック図である。図4は、図2中の矢印A方向から見た図である。図5は、図2に示すシート製造装置が備える入力部の一例を示す図である。図6は、図2に示すシート製造装置が備える制御部の制御動作を説明するためのフローチャートである。
なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をx軸、y軸およびz軸とする。また、x軸とy軸を含むxy平面が水平となっており、z軸が鉛直となっている。また、各軸の矢印が向いた方向を「正」、その反対方向を「負」と言う。また、図1、図2および図5の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言うことがある。また、図1、図2および図4中の左側を「左」または「上流側」、右側を「右」または「下流側」と言うことがある。
図1に示すように、シート製造装置100は、ウェブ形成装置10Aを上流側に備えている。ウェブ形成装置10Aは、原料供給部11と、粗砕部12と、解繊部13と、選別部14と、第1ウェブ形成部15と、細分部16と、混合部17と、ほぐし部18と、第2ウェブ形成部19と、回収部27と、を備えている。また、ウェブ形成装置10Aは、加湿部231と、加湿部232と、加湿部233と、加湿部234と、加湿部235と、加湿部236とを備えている。その他、ウェブ形成装置10Aは、ブロアー261と、ブロアー262と、ブロアー263とを備えている。
また、図2に示すように、シート製造装置100は、処理装置10Bを下流側に備えている。処理装置10Bは、シート母材形成部20と、加飾パターン形成部6と、低温加熱部3と、検出部4と、予測部5と、切断部21と、ストック部22と、を備えている。
そして、このような構成のシート製造装置100は、原料M1からシートSを製造することができる。
図3に示すように、シート製造装置100が備える各部は、制御部9と電気的に接続されている。そして、これら各部の作動は、制御部9によって制御される。制御部9は、CPU(Central Processing Unit)91と、記憶部92とを有している。CPU91は、例えば、各種の判断や各種の命令等を行なうことができる。記憶部92は、例えば、シートSを製造するまでのプログラム等の各種プログラムが記憶されている。また、この制御部9は、シート製造装置100に内蔵されていてもよいし、外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよい。また、外部機器は、例えば、シート製造装置100とケーブル等を介して通信される場合、無線通信される場合、例えばインターネット等のようなネットワークをシート製造装置100と介して接続されている場合等がある。また、CPU91と、記憶部92とは、例えば、一体化されて、1つのユニットとして構成されていてもよいし、CPU91がシート製造装置100に内蔵され、記憶部92が外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよいし、記憶部92がシート製造装置100に内蔵され、CPU91が外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよい。
以下、シート製造装置100が備える各部の構成について説明する。
まず、ウェブ形成装置10Aについて説明する。
まず、ウェブ形成装置10Aについて説明する。
原料供給部11は、粗砕部12に原料M1を供給することができる。この原料M1としては、セルロース繊維を含むシート状材料である。なお、セルロース繊維とは、化合物としての狭義のセルロースを主成分とし繊維状をなすものであればよく、狭義のセルロースの他に、ヘミセルロース、リグニンを含むものであってもよい。また、原料M1は、織布、不織布等、形態は問わない。また、原料M1は、例えば、古紙を解繊して再生、製造されたリサイクルペーパーや、合成紙のユポ紙(登録商標)であってもよいし、リサイクルペーパーでなくてもよい。また、本実施形態では、原料M1は、使用済みまたは不要となった古紙である。
粗砕部12は、原料供給部11から供給された原料M1を大気中等の気中で粗砕することができる。粗砕部12は、一対の粗砕刃121と、シュート122とを有している。
一対の粗砕刃121は、互いに反対方向に回転することにより、これらの間で原料M1を粗砕して、すなわち、裁断して粗砕片M2にすることができる。粗砕片M2の形状や大きさは、解繊部13における解繊処理に適しているのが好ましく、例えば、1辺の長さが100mm以下の小片であるのが好ましく、10mm以上70mm以下の小片であるのがより好ましい。
シュート122は、一対の粗砕刃121の下方に配置され、例えば漏斗状をなすものとなっている。これにより、シュート122は、粗砕刃121によって粗砕されて落下してきた粗砕片M2を受けることができる。
また、シュート122の上方には、加湿部231が一対の粗砕刃121に隣り合って配置されている。加湿部231は、シュート122内の粗砕片M2を加湿するものである。この加湿部231は、水分を含む、図示しないフィルターを有し、フィルターに空気を通過させることにより、湿度を高めた加湿空気を粗砕片M2に供給する気化式または温風気化式の加湿器で構成されている。加湿空気が粗砕片M2に供給されることにより、粗砕片M2が静電気によってシュート122等に付着するのを抑制することができる。
シュート122は、管241を介して、解繊部13に接続されている。シュート122に集められた粗砕片M2は、管241を通過して、解繊部13に搬送される。
解繊部13は、粗砕片M2を気中で、すなわち、乾式で解繊することができる。この解繊部13での解繊処理により、粗砕片M2から解繊物M3を生成することができる。ここで「解繊する」とは、複数の繊維が結着されてなる粗砕片M2を、繊維1本1本に解きほぐすことをいう。そして、この解きほぐされたものが解繊物M3となる。解繊物M3の形状は、線状や帯状である。また、解繊物M3同士は、絡み合って塊状となった状態、すなわち、いわゆる「ダマ」を形成している状態で存在してもよい。
解繊部13は、例えば本実施形態では、高速回転するローターと、ローターの外周に位置するライナーとを有するインペラーミルで構成されている。解繊部13に流入してきた粗砕片M2は、ローターとライナーとの間に挟まれて解繊される。
また、解繊部13は、ローターの回転により、粗砕部12から選別部14に向かう空気の流れ、すなわち、気流を発生させることができる。これにより、粗砕片M2を管241から解繊部13に吸引することができる。また、解繊処理後、解繊物M3を、管242を介して選別部14に送り出すことができる。
管242の途中には、ブロアー261が設置されている。ブロアー261は、選別部14に向かう気流を発生させる気流発生装置である。これにより、選別部14への解繊物M3の送り出しが促進される。
選別部14は、解繊物M3を、繊維の長さの大小によって選別することができる。選別部14では、解繊物M3は、第1選別物M4−1と、第1選別物M4−1よりも大きい第2選別物M4−2とに選別される。第1選別物M4−1は、その後のシートSの製造に適した大きさのものとなっている。その平均長さは、1μm以上30μm以下であるのが好ましい。一方、第2選別物M4−2は、例えば、解繊が不十分なものや、解繊された繊維同士が過剰に凝集したもの等が含まれる。
選別部14は、ドラム部141と、ドラム部141を収納するハウジング部142とを有する。
ドラム部141は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部141には、解繊物M3が流入してくる。そして、ドラム部141が回転することにより、網の目開きよりも小さい解繊物M3は、第1選別物M4−1として選別され、網の目開き以上の大きさの解繊物M3は、第2選別物M4−2として選別される。
第1選別物M4−1は、ドラム部141から落下する。
第1選別物M4−1は、ドラム部141から落下する。
一方、第2選別物M4−2は、ドラム部141に接続されている管243に送り出される。管243は、ドラム部141と反対側、すなわち、下流側が管241に接続されている。この管243を通過した第2選別物M4−2は、管241内で粗砕片M2と合流して、粗砕片M2とともに解繊部13に流入する。これにより、第2選別物M4−2は、解繊部13に戻されて、粗砕片M2とともに解繊処理される。
また、ドラム部141からの第1選別物M4−1は、気中に分散しつつ落下して、ドラム部141の下方に位置する第1ウェブ形成部15に向かう。第1ウェブ形成部15は、第1選別物M4−1から第1ウェブM5を形成することができる。第1ウェブ形成部15は、メッシュベルト151と、3つの張架ローラー152と、吸引部153とを有している。
メッシュベルト151は、無端ベルトであり、第1選別物M4−1が堆積する。このメッシュベルト151は、3つの張架ローラー152に掛け回されている。そして、張架ローラー152の回転駆動により、メッシュベルト151上の第1選別物M4−1は、下流側に搬送される。
第1選別物M4−1は、メッシュベルト151の目開き以上の大きさとなっている。これにより、第1選別物M4−1は、メッシュベルト151の通過が規制され、よって、メッシュベルト151上に堆積することができる。また、第1選別物M4−1は、メッシュベルト151上に堆積しつつ、メッシュベルト151ごと下流側に搬送されるため、層状の第1ウェブM5として形成される。
また、第1選別物M4−1には、例えば塵や埃等が混在しているおそれがある。塵や埃は、例えば、粗砕や解繊によって生じることがある。そして、このような塵や埃は、後述する回収部27に回収されることとなる。
吸引部153は、メッシュベルト151の下方から空気を吸引するサクション機構である。これにより、メッシュベルト151を通過した塵や埃を空気ごと吸引することができる。
また、吸引部153は、管244を介して、回収部27に接続されている。吸引部153で吸引された塵や埃は、回収部27に回収される。
回収部27には、管245がさらに接続されている。また、管245の途中には、ブロアー262が設置されている。このブロアー262の作動により、吸引部153で吸引力を生じさせることができる。これにより、メッシュベルト151上における第1ウェブM5の形成が促進される。この第1ウェブM5は、塵や埃等が除去されたものとなる。また、塵や埃は、ブロアー262の作動により、管244を通過して、回収部27まで到達する。
ハウジング部142は、加湿部232と接続されている。加湿部232は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部142内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、第1選別物M4−1を加湿することができ、よって、第1選別物M4−1がハウジング部142の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
選別部14の下流側には、加湿部235が配置されている。加湿部235は、水を噴霧する超音波式加湿器で構成されている。これにより、第1ウェブM5に水分を供給することができ、よって、第1ウェブM5の水分量が調整される。この調整により、静電力による第1ウェブM5のメッシュベルト151への吸着を抑制することができる。これにより、第1ウェブM5は、メッシュベルト151が張架ローラー152で折り返される位置で、メッシュベルト151から容易に剥離される。
加湿部235の下流側には、細分部16が配置されている。細分部16は、メッシュベルト151から剥離した第1ウェブM5を分断することができる。細分部16は、回転可能に支持されたプロペラ161と、プロペラ161を収納するハウジング部162とを有している。そして、回転するプロペラ161により、第1ウェブM5を分断することができる。分断された第1ウェブM5は、細分体M6となる。また、細分体M6は、ハウジング部162内を下降する。
ハウジング部162は、加湿部233と接続されている。加湿部233は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部162内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、細分体M6がプロペラ161やハウジング部162の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
細分部16の下流側には、混合部17が配置されている。混合部17は、細分体M6と樹脂P1とを混合することができる。この混合部17は、樹脂供給部171と、管172と、ブロアー173とを有している。
管172は、細分部16のハウジング部162と、ほぐし部18のハウジング部182とを接続しており、細分体M6と樹脂P1との混合物M7が通過する流路である。
管172の途中には、樹脂供給部171が接続されている。樹脂供給部171は、スクリューフィーダー174を有している。このスクリューフィーダー174が回転駆動することにより、樹脂P1を粉体または粒子として管172に供給することができる。管172に供給された樹脂P1は、細分体M6と混合されて混合物M7となる。
なお、樹脂P1は、後のシート母材形成部20で繊維同士を結着させるものであり、例えば、熱可塑性樹脂、硬化性樹脂等を用いることができるが、熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。熱可塑性樹脂としては、例えば、AS樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−12、ナイロン6−66等のポリアミド(ナイロン:登録商標)、ポリフェニレンエーテル、ポリアセタール、ポリエーテル、dポリフェニレンオキシド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテルイミド、芳香族ポリエステル等の液晶ポリマー、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等が挙げられ、これらから選択される1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。好ましくは、熱可塑性樹脂としては、ポリエステルまたはこれを含むものを用いる。
なお、樹脂供給部171から供給されるものとしては、樹脂P1の他に、例えば、繊維を着色するための着色剤、繊維の凝集や樹脂P1の凝集を抑制するための凝集抑制剤、繊維等を燃えにくくするための難燃剤、シートSの紙力を増強するための紙力増強剤等が含まれていてもよい。または、予めそれらを樹脂P1に含ませて複合化したものを樹脂供給部171から供給してもよい。
また、管172の途中には、樹脂供給部171よりも下流側にブロアー173が設置されている。ブロアー173が有する羽根等の回転部の作用により、細分体M6と樹脂P1とが混合される。また、ブロアー173は、ほぐし部18に向かう気流を発生させることができる。この気流により、管172内で、細分体M6と樹脂P1とを撹拌することができる。これにより、混合物M7は、細分体M6と樹脂P1とが均一に分散した状態で、ほぐし部18に流入することができる。また、混合物M7中の細分体M6は、管172内を通過する過程でほぐされて、より細かい繊維状となる。
ほぐし部18は、混合物M7における、互いに絡み合った繊維同士をほぐすことができる。ほぐし部18は、ドラム部181と、ドラム部181を収納するハウジング部182とを有する。
ドラム部181は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部181には、混合物M7が流入してくる。そして、ドラム部181が回転することにより、混合物M7のうち、網の目開きよりも小さい繊維等が、ドラム部181を通過することができる。その際、混合物M7がほぐされることとなる。
ハウジング部182は、加湿部234と接続されている。加湿部234は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部182内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、ハウジング部182内を加湿することができ、よって、混合物M7がハウジング部182の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
また、ドラム部181でほぐされた混合物M7は、気中に分散しつつ落下して、ドラム部181の下方に位置する第2ウェブ形成部19に向かう。第2ウェブ形成部19は、混合物M7から第2ウェブM8を形成することができる。第2ウェブ形成部19は、メッシュベルト191と、張架ローラー192と、吸引部193とを有している。
メッシュベルト191は、無端ベルトであり、混合物M7が堆積する。このメッシュベルト191は、4つの張架ローラー192に掛け回されている。そして、張架ローラー192の回転駆動により、メッシュベルト191上の混合物M7は、下流側に搬送される。
また、メッシュベルト191上のほとんどの混合物M7は、メッシュベルト191の目開き以上の大きさである。これにより、混合物M7は、メッシュベルト191を通過してしまうのが規制され、よって、メッシュベルト191上に堆積することができる。また、混合物M7は、メッシュベルト191上に堆積しつつ、メッシュベルト191ごと下流側に搬送されるため、層状の第2ウェブM8として形成される。
吸引部193は、メッシュベルト191の下方から空気を吸引するサクション機構である。これにより、メッシュベルト191上に混合物M7を吸引することができ、よって、混合物M7のメッシュベルト191上への堆積が促進される。
吸引部193には、管246が接続されている。また、この管246の途中には、ブロアー263が設置されている。このブロアー263の作動により、吸引部193で吸引力を生じさせることができる。
ほぐし部18の下流側には、加湿部236が配置されている。加湿部236は、加湿部235と同様の超音波式加湿器で構成されている。これにより、第2ウェブM8に水分を供給することができ、よって、第2ウェブM8の水分量が調整される。この調整により、静電力による第2ウェブM8のメッシュベルト191への吸着を抑制することができる。これにより、第2ウェブM8は、メッシュベルト191が張架ローラー192で折り返される位置で、メッシュベルト191から容易に剥離される。
なお、加湿部231〜加湿部236までに加えられる合計の水分量は、例えば、加湿前の材料100質量部に対して0.5質量部以上20質量部以下であるのが好ましい。
以上がウェブ形成装置10Aの構成である。
以上がウェブ形成装置10Aの構成である。
ウェブ形成装置10Aの下流側には、処理装置10Bが配置されている。前述したように、処理装置10Bは、シート母材形成部20と、加飾パターン形成部6と、低温加熱部3と、検出部4と、予測部5と、切断部21と、ストック部22と、を備えている。
シート母材形成部20は、第2ウェブM8からシート母材M9を形成することができる。このシート母材M9は、切断部21により切断されてシートSとなる。シート母材形成部20は、加圧部201と、加熱部202とを有している。
加圧部201は、一対のカレンダーローラー203を有し、カレンダーローラー203の間で第2ウェブM8を加熱せずに加圧することができる。これにより、第2ウェブM8の密度が高められる。なお、このときの加熱の程度としては、例えば、樹脂P1を溶融させない程度であるのが好ましい。そして、この第2ウェブM8は、加熱部202に向けて搬送される。なお、一対のカレンダーローラー203のうちの一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
加熱部202は、一対の加熱ローラー204を有し、加熱ローラー204の間で第2ウェブM8を加熱しつつ、加圧することができる。この加熱加圧により、第2ウェブM8内では、樹脂P1が溶融して、この溶融した樹脂P1を介して繊維同士が結着する。これにより、シート母材M9が形成される。そして、このシート母材M9は、下流側に向けて搬送される。なお、一対の加熱ローラー204の一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
なお、本実施形態では、シート母材M9は、第2ウェブM8に対して、加圧部201による加圧を1回、加熱部202による加熱、加圧を1回施したものであるが、これに限定されない。例えば、シート母材M9は、第2ウェブM8に対して、加圧部201による加圧を2回以上、加熱部202による加熱、加圧を2回以上施したものであってもよい。
図2に示すように、シート母材形成部20の下流側には、加飾パターン形成部6が配置されている。加飾パターン形成部6は、加飾による加飾パターンPNをシート母材M9上に形成することができる。
なお、加飾パターンPNとしては、本実施形態では図4に示すようにアルファベットであるが、これに限定されず、ひらがな、カタカナ、漢字、数字等のような文字であってもよいし、記号やマーク等のような絵文字であってもよいし、図形や模様等であってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
加飾パターン形成部6は、インクジェット方式によりインクQを吐出するインクジェットヘッド61を有している。これにより、加飾パターン形成部6は、シート母材M9にインクQを付与することにより加飾パターンPNを形成することができる。そして、例えばインクQがカラーインクの場合、加飾パターンPNがカラー印刷で形成されたものとなり、よって、加飾パターンPNを目立たせることができたり、シートSの審美性が向上したりする。また、例えばインクQが例えばアクリルエマルジョン系の透明インクの場合、加飾パターンPNが「透かし」のようになる。
インクジェットヘッド61は、y軸方向に往復動可能に支持されている。また、インクジェットヘッド61のインクQの吐出タイミングおよびy軸方向の移動は、搬送部7の搬送速度とともに、制御部9により制御される。これにより、シート母材M9の所望の位置に、所望の形状の加飾パターンPNが形成される。
なお、インクジェットヘッド61は、複数配置されていてもよい。また、インクジェットヘッド61は、単色のインクQを吐出するよう構成されていてもよいし、多色のインクQを吐出するよう構成されていてもよい。
また、処理装置10Bは、シート母材M9をx軸方向負側に搬送する搬送部7を備えている。搬送部7は、回転可能に支持された少なくとも1つのローラー71を有している。これにより、シート母材M9を搬送しつつ、このシート母材M9上に加飾パターンPNを形成することができる。
ローラー71がシート母材M9の搬送方向、すなわち、x軸方向に沿って複数配置されている場合、これらのローラー71のうちの1つのローラー71は、インクジェットヘッド61の下方に位置しているのが好ましい。以下、このローラー71を「ローラー71a」と言う。シート母材M9上に加飾パターンPNを形成する際、ローラー71aによってシート母材M9を下側から支持することができ、よって、加飾パターンPNの形成を正確に安定して行うことができる。
また、ローラー71がシート母材M9の搬送方向に沿って複数配置されている場合、これらのローラー71のうちの、ローラー71aとは異なる1つのローラー71は、後述する撮像部41の下方に位置しているのが好ましい。以下、このローラー71を「ローラー71b」と言う。シート母材M9上の加飾パターンPNを撮像部41で撮像する際、ローラー71bによってシート母材M9を下側から支持することができ、よって、加飾パターンPNの撮像を正確に安定して行うことができる。
なお、搬送部7では、前記複数のローラー71のうちの少なくとも1つのローラー71がローラー駆動部72に接続され、ローラー駆動部72の作動により駆動する主動ローラーであり、残りのローラー71は、従動ローラーである。ローラー駆動部72の構成としては、特に限定されず、例えば、モーターや減速機等を有する構成とすることができる。
加飾パターン形成部6の下流側には、低温加熱部3が配置されている。低温加熱部3は、一対の加熱ローラー31を有し、加熱ローラー31の間でシート母材M9を加飾パターンPNごと加熱しつつ、加圧することができる。なお、低温加熱部3における加熱の程度は、加熱部202における加熱の程度よりも小さい。そして、低温加熱部3での加熱加圧により、シート母材M9内へのインクQの浸透が促進され、よって、加飾パターンPNをシート母材M9に迅速に定着させることができる。
なお、一対の加熱ローラー31の一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。また、処理装置10Bでは、低温加熱部3を省略することもできる。
低温加熱部3の下流側には、後述する検出部4が配置され、さらにその下流側には、切断部21が配置されている。切断部21は、加飾された、すなわち、加飾パターンPNが形成されたシート母材M9を切断することができる。
切断部21は、シート母材M9の搬送方向と平行な方向に沿ってシート母材M9を切断する第1切断部211を有している。これにより、シート母材M9の両側縁部(y軸方向の縁部)の不要な部分を除去することができ、よって、シートSの幅を整えることができる。また、切断除去された部分は、いわゆる「みみ」と呼ばれる帯状の余剰分M10となり、例えば余剰分回収部28に回収される。以下、第1切断部211で切断される切断線を第1切断線CL1と言う。本実施形態では、第1切断線CL1は、2本あり、これらの第1切断線CL1のうちのy軸方向正側の第1切断線CL1を「第1切断線CL1A」と言い、y軸方向負側の第1切断線CL1を「第1切断線CL1B」と言うことがある。
第1切断部211は、シート母材M9を上下方向から切断する一対の第1カッター213を2組有している。各第1カッター213は、y軸と平行な回転軸回りに回転しつつ、シート母材M9を切断する円盤状のカッターである。なお、第1切断部211は、第1カッター213を回転駆動させる第1駆動部215を有している。そして、これら2組の第1カッター213のうち、一方の組の第1カッター213がシート母材M9の中心軸に対してy軸方向負側に配置され、他方の組の第1カッター213がシート母材M9の中心軸に対してy軸方向正側に配置されている。なお、前記2組の第1カッター213は、y軸方向に接近、離間可能に支持されているのが好ましい。これにより、第1切断線CL1Aと第1切断線CL1Bとの離間距離を調整して、シートSの幅を変更することができる。
また、切断部21は、第1切断部211の下流側に配置され、シート母材M9の搬送方向と直交する方向、特に直交する方向に沿ってシート母材M9を切断する第2切断部212を有している。これにより、シート母材M9をx軸方向の途中で切断することができ、よって、シートSの全長を整えることができる。以下、第2切断部212で切断される切断線を第2切断線CL2と言う。本実施形態では、第2切断線CL2は、2本あり、これらの第2切断線CL2のうちのx軸方向負側の第2切断線CL2を「第2切断線CL2A」と言い、x軸方向正側の第2切断線CL2を「第2切断線CL2B」と言うことがある。
第2切断部212は、シート母材M9を上下方向から切断する一対の第2カッター214を2組有している。第2カッター214同士は、互いに接近して、その際にシート母材M9を挟んで切断することができる。なお、第2切断部212は、第2カッター214を移動駆動させる第2駆動部216を有している。
処理装置10Bでは、シート母材M9に対する第1切断線CL1および第2切断線CL2の位置は、加飾パターンPNを基準として設定される。そして、この設定された第1切断線CL1および第2切断線CL2でシート母材M9を切断することにより、所望の形状、大きさのシートSが得られる。シートSは、さらに下流側に搬送されて、ストック部22に蓄積される。
なお、シート製造装置100では、余剰分回収部28に回収された余剰分M10を原料供給部11に移送して、再利用することもできる。
図4に示すように、加飾パターン形成部6は、加飾パターンPNを第1切断線CL1よりも内側、すなわち、第1切断線CL1Aと第1切断線CL1Bとの間に形成する。これにより、シートS上に加飾パターンPNをそのまま残すことができ、よって、加飾パターンPNを有するシートSが得られる。
ところで、処理装置10Bでは、例えば、処理装置10Bを構成する部品(例えばローラー71等)の個体差や、ローラー71を駆動するローラー駆動部72のモーターへの印加電圧の変化等の諸条件によっては、シート母材M9の搬送速度が設計値よりも上下して、搬送速度の設計値と実際の搬送速度との間に差が生じるおそれがある。この場合、加飾後のシート母材M9を搬送する搬送タイミングと、シート母材M9を切断する切断タイミングとの同期が取れず、その結果、例えば第2切断線CL2が加飾パターンPNと重なり、この第2切断線CL2でシート母材M9が切断されるおそれがある。このように、シート母材M9を切断する際、その切断処理を正確に行うのが困難となることが懸念される。
そこで、処理装置10Bでは、このような懸念を解消するよう構成されている。以下、この構成および作用について説明する。
図2に示すように、処理装置10Bは、シート母材M9上の加飾パターンPNを検出する検出部4と、検出部4の検出結果に基づいて、加飾パターンPNが切断部21に到達するタイミングを予測する予測部5と、を備えている。また、制御部9は、予測部5の予測結果に基づいて、切断部21の作動を制御することができる。
検出部4は、インクジェットヘッド61と第1切断部211との間に配置され、加飾パターンPNを含む加飾領域PAを撮像する撮像部41を有している。検出部4を撮像部41で構成することにより、加飾パターンPNの検出を迅速かつ適正に行うことができる。
撮像部41としては、特に限定されず、例えば、CCDカメラ等のカメラを用いることができる。撮像部41としてカメラを用いた場合、撮像部41は、シート母材M9の上面側に、シート母材M9と離間して配置されている。そして、撮像部41により加飾領域PAの濃淡画像を得、その濃淡画像を二値化処理することにより、加飾領域PAをより正確に検出することができる。
図3に示すように、撮像部41は、制御部9と電気的に接続されており、制御部9によってその作動が制御される。また、撮像部41が撮像した画像のデーターは、制御部9に送信される。
なお、「加飾領域PA」とは、図4に示すように、シート母材M9の中で、少なくとも加飾パターンPNと、その周囲の余白とを含んでいる領域のことを言い、長方形、正方形、円形、楕円形等、いかなる形状であってもよいが、図示の構成では、長方形となっている。なお、加飾領域PAは、余白を含んでいなくてもよい。このような加飾領域PAは、制御部9によって設定される。
なお、検出部4は、本実施形態では二次元の画像を取得する撮像部41であるが、これに限定されず、例えば、ラインセンサーやスキャナー等の一次元のデーターを取得するものであってもよい。この場合、いわゆる透過型、反射型のいずれであってもよい。
前述したように、搬送部7は、回転可能に支持されたローラー71bを有している。そして、予測部5は、ローラー71bの回転量を検出するエンコーダー51を有している。エンコーダー51としては、特に限定されず、本実施形態では、ローラー71bに内蔵され、ローラー71bの回転量を光学的または磁気的に検出するロータリーエンコーダーを用いている。これにより、ローラー71bの回転量を正確に検出することができる。なお、エンコーダー51は、ローラー71bに内蔵されているが、これに限定されず、例えば、ローラー71aに内蔵されていてもよいし、ローラー71aやローラー71bの他にさらにローラー71があれば、そのローラー71に内蔵されていてもよい。
図5に示すように、処理装置10Bは、加飾パターンPNを含む加飾領域PAの位置とシート母材M9の切断位置、すなわち、第1切断線CL1および第2切断線CL2との関係を示す情報を入力する入力部8を備えている。入力部8を介して入力された情報は、制御部9に送られ、処理され、処理装置10Bでの実行に供される。これにより、シート母材M9の切断位置を適宜設定して、シートSの形状、大きさを所望に設定または変更することができる。
なお、入力部8としては、特に限定されず、例えば、タッチパネルに表示され、タッチパネル上で情報を入力するものであってもよいし、キーボードやマウスを用いて情報を入力ものであってもよい。
入力部8は、シートSの用紙サイズを入力する第1入力部81と、加飾パターンPNとしての文字を入力する第2入力部82と、文字のフォントを入力する第3入力部83と、文字に対する第2切断線CL2Aのx座標の位置を入力する第4入力部84と、文字に対する第1切断線CL1Bのy座標の位置を入力する第5入力部85と、文字サイズを入力する第6入力部86と、文字を透かしとするか否か選択、入力する第7入力部87と、第1入力部81〜第7入力部87の入力条件で得られるシートSのイメージを表示するイメージ図88と、座標軸89と、を含んでいる。
本実施形態では、「文字に対する第2切断線CL2Aのx座標の位置」とは、加飾領域PAの前端FEからx軸方向正側に距離α1分だけ離間した第2切断線CL2Aの位置となる。なお、第2切断線CL2Bは、第2切断線CL2Aからx軸方向負側に距離α2分だけ離間した位置に設定される。「距離α2」は、第1入力部81での用紙サイズの全長に相当する。例えば、図5に示す入力条件の場合、第4入力部84が「20mm」となっているため、距離α1は、「20mm」となる。また、第1入力部81が「A4 210×297mm」となっているため、距離α2は、「297mm」となる。
また、「文字に対する第1切断線CL1Bのy座標の位置」とは、加飾領域PAの前端FEのy軸方向最も負側に位置する点から距離β1分だけ離間した第1切断線CL1Bの位置となる。なお、第1切断線CL1Aは、第1切断線CL1Bからy軸方向正側に距離β2分だけ離間した位置に設定される。「距離β2」は、第1入力部81での用紙サイズの幅に相当する。例えば、図5に示す入力条件の場合、第5入力部85が「150mm」となっているため、距離β1は、「150mm」となる。また、第1入力部81が「A4 210×297mm」となっているため、距離β2は、「210mm」となる。
制御部9は、第1切断部211による切断のタイミングと、第2切断部212による切断のタイミングとのうちの少なくとも一方のタイミングを制御することができる。これにより、より適正な形状、大きさのシートSを得ることができる。なお、本実施形態では、制御部9は、双方のタイミングを制御することができる。
ここで、第2切断部212による切断のタイミングについて、図4を参照しつつ説明すると、検出部4により加飾領域PAの前端FEを検出して、前端FEから距離α1分だけ離間した位置に第2切断線CL2Aを設定した場合、第2切断線CL2Aから第2切断部212までの距離α3が決定される。
また、この第2切断線CL2Aが距離α3分だけ移動するには、エンコーダー51が内蔵されているローラー71bが何回転すればよいのか、すなわち、距離α3に相当するエンコーダー51からの出力パルス数(以下「第1出力パルス数」と言う)を求める。なお、記憶部92には、距離α3と第1出力パルス数との関係を示す検量線が予め記憶されており、この検量線から第1出力パルス数を求めることができる。
そして、このような構成により、撮像部41により加飾領域PAの前端FEが検出されてから、ローラー71bの回転量、すなわち、エンコーダー51からのパルス数のカウントを開始することができる。そして、このカウント値が第1出力パルス数に達したら、第2切断線CL2Aが第2切断部212に到達したとして、第2切断部212で第2切断線CL2Aを切断することができる。
また、前述したように、第2切断線CL2Bは、第2切断線CL2Aからx軸方向負側に距離α2離間した位置に設定される。この場合、第2切断線CL2Aから第2切断部212までは、距離α2と距離α3との和となる。以下、この和を「距離α4」と言う。
第2切断線CL2Bが距離α4分だけ移動するには、ローラー71bが何回転すればよいのか、すなわち、距離α4に相当するエンコーダー51からの出力パルス数(以下「第2出力パルス数」と言う)を求める。なお、この第2出力パルス数も、例えば検量線から求めることができる。
そして、撮像部41により加飾領域PAの前端FEが検出されてから、エンコーダー51からのパルス数のカウントを開始して、このカウント値が第2出力パルス数に達したら、第2切断線CL2Bが第2切断部212に到達したとして、第2切断部212で第2切断線CL2Bを切断することができる。
なお、第1切断部211による切断のタイミングについても、第2切断部212による切断のタイミングと同様に、第2切断線CL2Aが第1切断部211に到達するまでの出力パルス数と、第2切断線CL2Bが第1切断部211に到達するまでの出力パルス数とをそれぞれ求める。そして、第2切断線CL2Aが第1切断部211に到達したときに、第1切断部211による切断を開始し、第2切断線CL2Bが第1切断部211に到達したときに、第1切断部211による切断が終了すれば、シート母材M9を第1切断線CL1Aおよび第1切断線CL1Bで切断することができる。
このように処理装置10Bは、シート母材M9を搬送する搬送タイミングと、シート母材M9を切断する切断タイミングとの同期を取ることができる。これにより、例えば前述したシート母材M9の搬送速度が設計値よりも上下した場合等のようなシート母材M9の搬送状態に関わらず、切断部21による切断をシート母材M9に対して正確に行うことができる。これにより、入力部8で入力された条件通りの、すなわち、イメージ図88に表示されているようなシートSを安定して得ることができる。
次に、制御部9の制御動作について、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、入力部8で入力された情報が制御部9に送られ、制御部9では、この情報に従って、各部を制御する。
まず、搬送部7を作動させて、シート母材M9の搬送を開始する(ステップS101)。
次いで、インクジェットヘッド61によって、加飾パターンPNを形成する(ステップS102)。
次いで、撮像部41によって、シート母材M9上の加飾パターンPNを撮像する(ステップS103)。なお、ステップS103では、搬送部7の搬送速度に応じて、撮像部41の撮像タイミングを調整するのが好ましい。
次いで、ステップS103で取得した画像から、加飾領域PAの前端FEを検出する(ステップS104)。ステップS104では、例えば、画像を任意の領域ごとに区切って二値化処理を行い、領域ごとの濃淡値(明度)が所定値以下であった場合に、加飾領域PAが存在しているとみなし、濃淡値が所定値以上であった場合に、加飾領域PAが存在していないとみなす。そして、これらの情報に基づいて、加飾領域PAの前端FEを特定することができる。
次いで、加飾領域PAの前端FEからx軸方向正側に距離α1離間した位置に第2切断線CL2Aを決定し、第2切断線CL2Aからx軸方向負側に距離α2離間した位置に第2切断線CL2Bを決定するとともに、第2切断線CL2Aおよび第2切断線CL2Bがそれぞれ第1切断部211と第2切断部212とに到達するまでのパルス数のカウントを開始する(ステップS105)。
そして、前記のように第2切断線CL2Aが第1切断部211に到達したと判断した場合に、第1切断部211の作動を開始し(ステップS106)、第2切断線CL2Bが第1切断部211に到達したと判断した場合に、第1切断部211の作動を停止する(ステップS107)。これにより、第1切断線CL1Aおよび第1切断線CL1Bでの切断がなされる。
次いで、前記のように第2切断線CL2Aが第2切断部212に到達したと判断した場合に、第2切断部212の作動を開始し(ステップS108)、その後、第2切断部212の作動を停止する(ステップS109)。これにより、第2切断線CL2Aでの切断がなされる。
次いで、前記のように第2切断線CL2Bが第2切断部212に到達したと判断した場合に、第2切断部212の作動を開始し(ステップS110)、その後、第2切断部212の作動を停止する(ステップS111)。これにより、第2切断線CL2Bでの切断がなされる。
なお、ステップS104において加飾領域PAの前端FEの検出がされない場合には、ステップS105〜ステップS111を省略して、そのままシート母材M9の搬送を継続してもよいし、シート母材M9の搬送を停止してもよい。
このような制御部9の制御動作により、シート母材M9に加飾パターンPNを形成し、この加飾パターンPNを基準として、シート母材M9を所望の箇所で切断することができる。
以上のようにして、入力部8で入力された条件通りの、すなわち、イメージ図88で示すようなシートSが得られる。
なお、入力部8からの条件が無い場合には、制御部9は、記憶部92に予め記憶されている条件、特に、第1入力部81〜第7入力部87に相当する条件に従って制御を行うことができる。
以上述べたように、処理装置10Bは、シートSとなるシート母材M9を搬送する搬送部7と、シート母材M9に加飾による加飾パターンPNを形成する加飾パターン形成部6と、シート母材M9の加飾パターンPNを検出する検出部4と、シート母材M9を切断する切断部21と、検出部4の検出結果に基づいて、加飾パターンPNが切断部21に到達するタイミングを予測する予測部5と、予測部5の予測結果に基づいて、切断部21の作動を制御する制御部9と、を備える。
このような発明によれば、前述したように、搬送部7によるシート母材M9を搬送する搬送タイミングと、切断部21によるシート母材M9を切断する切断タイミングとの同期を取ることができる。これにより、シート母材M9の搬送状態がいかように変化しようとも、切断部21による切断を、加飾パターンPNを基準として、シート母材M9に対して正確に行うことができる。
また、シート製造装置100は、処理装置10Bを備える。これにより、前述した処理装置10Bの利点を享受しつつ、シート母材M9からシートSを適正かつ効率的に製造することができる。
<第2実施形態>
図7は、本発明の処理装置の第2実施形態を示す概略側面図である。図8は、図7中の一点鎖線で囲まれた領域[B]の拡大図である。
図7は、本発明の処理装置の第2実施形態を示す概略側面図である。図8は、図7中の一点鎖線で囲まれた領域[B]の拡大図である。
以下、これらの図を参照して本発明の処理装置およびシート製造装置の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、加飾パターン形成部の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図7に示すように、本実施形態では、加飾パターン形成部6は、カレンダーローラー62で構成されている。図8に示すように、カレンダーローラー62は、外周部の一部に凸部622が形成されている。この凸部622は、カレンダーローラー62の回転に伴って、シート母材M9に上側からエンボス加工、すなわち、圧痕を形成する加工を施すことができる。このエンボス加工により、加飾パターンPNが形成される。
なお、エンボス加工による加飾パターンPNは、前記第1実施形態で述べた文字等であってもよい。また、カレンダーローラー62による加工は、シート母材M9を貫通する針状孔、ミシン目、スリット状等であってもよい。
<第3実施形態>
図9は、本発明の処理装置の第3実施形態を示す概略側面図である。
図9は、本発明の処理装置の第3実施形態を示す概略側面図である。
以下、この図を参照して本発明の処理装置およびシート製造装置の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、加飾パターン形成部の構成が異なること以外は前記第2実施形態と同様である。
図9に示すように、本実施形態では、加飾パターン形成部6は、インクジェットヘッド61と、カレンダーローラー62と、を有している。これにより、加飾パターンPNとして、インクジェットヘッド61からのインクQの付与により形成される加飾パターンPN1と、カレンダーローラー62によるエンボス加工で形成される加飾パターンPN2とをシート母材M9に残すことができる。そして、このシート母材M9から得られたシートSは、例えば、サイネージとして用いることができる。
また、加飾パターン形成部6は、シート母材M9に、加飾パターンPN1および加飾パターンPN2の双方を形成することができることの他に、加飾パターンPN1を省略して、加飾パターンPN2の方を形成したり、加飾パターンPN2を省略して、加飾パターンPN1の方を形成したりすることもできる。
インクジェットヘッド61の配置箇所としては、図9に示す構成では加熱部202と低温加熱部3との間であるが、これに限定されない。
カレンダーローラー62の配置箇所としては、図9に示す構成では加圧部201と加熱部202との間であるが、これに限定されない。
<第4実施形態>
図10は、シート製造装置の第4実施形態を示す概略側面図である。
図10は、シート製造装置の第4実施形態を示す概略側面図である。
以下、この図を参照して本発明の処理装置およびシート製造装置の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、加飾パターン形成部の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図10に示すように、本実施形態では、加飾パターン形成部6は、レーザー光L63を照射するレーザー光照射部63で構成されている。レーザー光照射部63は、x軸方向とy軸方向とに移動可能に支持されている。また、レーザー光照射部63が照射するレーザー光L63としては、特に限定されず、例えば、YAGレーザー、半導体レーザー等であるのが好ましい。
このような構成のレーザー光照射部63は、レーザー光L63により、シート母材M9に含まれる樹脂P1を溶融し、さらに炭化することができる。そして、炭化された樹脂P1は、加飾パターンPNとなる。また、この加飾パターンPNは、「透かし」のようになる。
<第5実施形態>
図11は、シート製造装置の第5実施形態を示す概略側面図である。
図11は、シート製造装置の第5実施形態を示す概略側面図である。
以下、この図を参照して本発明の処理装置およびシート製造装置の第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、加熱部の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
本実施形態は、加熱部の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図11に示すように、本実施形態では、加熱部202は、各加熱ローラー204を上下方向に移動可能に支持する移動支持部205を有している。これにより、加熱部202による加熱、加圧を要する場合には、加熱ローラー204同士を接近させて、第2ウェブM8に対する加熱、加圧を行うことができる。反対に、加熱部202による加熱、加圧を省略する場合には、加熱ローラー204同士を離間させることができる。
このような構成により、例えば、各加熱ローラー204が第2ウェブM8と接することによる摩耗等を抑制することができ、よって、各加熱ローラー204の寿命を延ばすことができる。
なお、各加熱ローラー204を上下動するタイミングは、例えば、第2ウェブM8のウェブ前端FEM8を検出して、ウェブ前端FEM8が加熱ローラー204同士の間に到達するときとすることができる。
また、加熱部202と同様に、加圧部201も、各カレンダーローラー203を上下方向に移動可能に支持する移動支持部を有していてもよい。
<第6実施形態>
図12は、シート製造装置の第6実施形態によって処理されるシート母材を示す平面図である。
図12は、シート製造装置の第6実施形態によって処理されるシート母材を示す平面図である。
以下、この図を参照して本発明の処理装置およびシート製造装置の第6実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、加飾パターンPNの形成位置が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
本実施形態では、加飾パターン形成部6は、加飾パターンPNを第1切断線CL1よりも外側、すなわち、第1切断線CL1Aに対してはy軸方向負側か、または、第1切断線CL1Bに対してはy軸方向正側に形成する。なお、図12では、一例として、加飾パターンPNは、第1切断線CL1Aに対してy軸方向負側に形成されている。
これにより、シートSは、加飾パターンPNが残らないものとなる。このように、本実施形態は、加飾パターンPNを有さないシートSを製造するのに有利である。
以上、本発明の処理装置およびシート製造装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、処理装置およびシート製造装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の処理装置およびシート製造装置は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
100…シート製造装置、10A…ウェブ形成装置、10B…処理装置、3…低温加熱部、31…加熱ローラー、4…検出部、41…撮像部、5…予測部、51…エンコーダー、6…加飾パターン形成部、61…インクジェットヘッド、62…カレンダーローラー、622…凸部、63…レーザー光照射部、7…搬送部、71…ローラー、71a…ローラー、71b…ローラー、72…ローラー駆動部、8…入力部、81…第1入力部、82…第2入力部、83…第3入力部、84…第4入力部、85…第5入力部、86…第6入力部、87…第7入力部、88…イメージ図、89…座標軸、9…制御部、91…CPU、92…記憶部、11…原料供給部、12…粗砕部、121…粗砕刃、122…シュート、13…解繊部、14…選別部、141…ドラム部、142…ハウジング部、15…第1ウェブ形成部、151…メッシュベルト、152…張架ローラー、153…吸引部、16…細分部、161…プロペラ、162…ハウジング部、17…混合部、171…樹脂供給部、172…管、173…ブロアー、174…スクリューフィーダー、18…ほぐし部、181…ドラム部、182…ハウジング部、19…第2ウェブ形成部、191…メッシュベルト、192…張架ローラー、193…吸引部、20…シート母材形成部、201…加圧部、202…加熱部、203…カレンダーローラー、204…加熱ローラー、205…移動支持部、21…切断部、211…第1切断部、212…第2切断部、213…第1カッター、214…第2カッター、215…第1駆動部、216…第2駆動部、22…ストック部、231…加湿部、232…加湿部、233…加湿部、234…加湿部、235…加湿部、236…加湿部、241…管、242…管、243…管、244…管、245…管、246…管、261…ブロアー、262…ブロアー、263…ブロアー、27…回収部、28…余剰分回収部、CL1…第1切断線、CL1A…第1切断線、CL1B…第1切断線、CL2…第2切断線、CL2A…第2切断線、CL2B…第2切断線、FE…前端、FEM8…ウェブ前端、L63…レーザー光、M1…原料、M2…粗砕片、M3…解繊物、M4−1…第1選別物、M4−2…第2選別物、M5…第1ウェブ、M6…細分体、M7…混合物、M8…第2ウェブ、M9…シート母材、M10…余剰分、P1…樹脂、PA…加飾領域、PN…加飾パターン、PN1…加飾パターン、PN2…加飾パターン、Q…インク、S…シート、S101〜S111…ステップ、α1…距離、α2…距離、α3…距離、α4…距離、β1…距離、β2…距離
Claims (10)
- シート母材を搬送する搬送部と、
前記シート母材に加飾による加飾パターンを形成する加飾パターン形成部と、
前記シート母材の前記加飾パターンを検出する検出部と、
前記シート母材を切断する切断部と、
前記検出部の検出結果に基づいて、前記加飾パターンが前記切断部に到達するタイミングを予測する予測部と、
前記予測部の予測結果に基づいて、前記切断部の作動を制御する制御部と、を備えることを特徴とする処理装置。 - 前記加飾パターン形成部は、前記シート母材にインクを付与することにより前記加飾パターンを形成する請求項1に記載の処理装置。
- 前記切断部は、前記シート母材の搬送方向と平行な方向に前記シート母材を切断する第1切断部と、前記搬送方向と直交する方向に前記シート母材を切断する第2切断部とを有する請求項1または2に記載の処理装置。
- 前記制御部は、前記第1切断部による切断のタイミングと、前記第2切断部による切断のタイミングとのうちの少なくとも一方のタイミングを制御する請求項3に記載の処理装置。
- 前記加飾パターン形成部は、前記加飾パターンを前記第1切断部で切断される切断線よりも内側に形成する請求項3または4に記載の処理装置。
- 前記加飾パターン形成部は、前記加飾パターンを前記第1切断部で切断される切断線よりも外側に形成する請求項3または4に記載の処理装置。
- 前記搬送部は、回転可能に支持されたローラーを有し、
前記予測部は、前記ローラーの回転量を検出するエンコーダーを有する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の処理装置。 - 前記検出部は、前記加飾パターンを撮像する撮像部を有する請求項1ないし7のいずれか1項に記載の処理装置。
- 前記加飾パターンの位置と前記シート母材の切断位置との関係を示す情報を入力する入力部を備える請求項1ないし8のいずれか1項に記載の処理装置。
- 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の処理装置を備えることを特徴とするシート製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018177833A JP2020049657A (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | 処理装置およびシート製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018177833A JP2020049657A (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | 処理装置およびシート製造装置 |
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JP2020049657A true JP2020049657A (ja) | 2020-04-02 |
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ID=69995238
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JP2018177833A Pending JP2020049657A (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | 処理装置およびシート製造装置 |
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JP (1) | JP2020049657A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023140341A1 (ja) * | 2022-01-20 | 2023-07-27 | 株式会社ミマキエンジニアリング | 印刷装置 |
-
2018
- 2018-09-21 JP JP2018177833A patent/JP2020049657A/ja active Pending
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WO2023140341A1 (ja) * | 2022-01-20 | 2023-07-27 | 株式会社ミマキエンジニアリング | 印刷装置 |
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